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投稿ログ259 (No.4219 - No.4234)

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board4 - No.4219

かんじぼくめつれんめいそうさい かつおかかんた について

投稿者:IK
2003年06月11日(水) 00時17分

先のどなたかが挙げられておりましたが、高島俊男氏の言うように、日本語においては抽象語が発達する以前に漢字が流入したので、漢字を排除して現代的な言語生活を送ることは不可能です。
また、音素が絶望的なまでに貧弱な日本語の特性上、同音異義語が増えるのは避けられず、これがかろうじて混乱をきたさないでいられるのは、音を発する時、漢字という「絵」が脳内において直結しているからに他ならず、その点からも漢字を廃止することは限りなく不可能に近いことです。
数々のローマ字表記運動が挫折したのもそのせいですし、情緒的なことしか書いていない「啄木日記」においてさえ、しばしば意味理解の混乱が生じるのもそのせいです。まして抽象的な文章を扱ったならば、表記するのはともかくそれを読み解くのはかなりの修練と想像力が必要になります。
実は、戦後、ほぼハングル表記一本になった韓国でも同様の現象が生じており、戦後世代は抽象表現を苦手とする、ということは抽象思考が出来ないという問題が指摘されています。結果、漢字復興運動がかの国でもそれなりの勢いを持ちつつあるのですが、ひとたび失った漢字教養を取り戻すのはなかなか難しいようです。
韓国語は音素が多い分、日本語よりも完全表音文字化がまだ容易であるにも関わらず、です。

「かんじぼくめつれんめいそうさい」という単語がすべて漢語から構成されていることからも解るとおり、この程度の抽象性さえ、純粋日本語、つまり「大和言葉」で表記するのは困難なのです。
しかし漢字を撲滅しようとすれば「大和言葉」で表記する以外に意味の混乱を避ける方法はなく、その場合、単語は単語ではなく「文章」になってしまうしか、現状では難しいでしょう(仮に出来たとして、ですが)。
「かんじぼくめつれんめいそうさい」を敢えて大和言葉で表記すれば「しなのもじをほろぼすあつまりのかしら」とでもせざるを得ないでしょうが、国粋主義を言うならば、漢字を排斥するだけは不十分で漢語そのものを排斥している分だけこちらの方がまだ筋が通っています。

ただしその場合、膨大な発音処理を強いられます。日本語は、漢字があるおかげで文字にした場合、情報量は圧縮され、例えば同じ本でも英語版と日本語版では日本語版の方がおおむね薄くなります(環境に優しい言語ですね^^)。
しかし母音が多いため、時間的には日本語は同じ情報量を表現しようとすれば英語と比較すれば時間を食います。
シェイクスピア劇で英語で演じれば1時間程度のものが、日本語で演じれば1・5倍から2倍かかるのもざらです。
ほとんど不可能ですが、仮に日本語を完全大和言葉化できたとして、本はとてつもなく分厚くなり、演劇の上演時間は長くなり、映画の字幕は読みきらないうちに切り替わることになるでしょう。

board4 - No.4220

竜堂続は孟子を読むべし。

投稿者:蜃気楼
2003年06月11日(水) 10時05分

 竜堂続が「春秋に義戦なし。」を「正義の戦争などない」という意味で使っていますが、これは間違いです。(同じ間違いを犯している人はいっぱいいます。)

 孟子は春秋時代には義戦がなかった。といっているのですがこれは他の時代には有ったと言っているような物です。
 また、義戦を「正義の戦争」と定義するのも問題です。

 孟子曰く、春秋に義戦なし。
 彼、之より善きは、即ち之有り。
 征とは、上、下を伐つなり。
 敵国は、相征せざるなり、と。

 孟子は「義」という物を明確に定義していませんが、
 上の文章を読む限り、「義戦」=「征」です。
 孟子の言う「義戦」は独立国家間では起こりえません。
 例えそれが「正義の戦争」であってもそれは「義戦」では有りません。
 逆に言えば「不正義」の「義戦」というのも有り得ます。

 PS 孟子による「義」は正義や大義と言うよりも忠義の「義」であると思います。孟子曰く、
 「未だ義にしてその君を後にする者は有らざるなり」
 「義の実は、兄に従うこと是なり。」

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board4 - No.4221

読んでないです

投稿者:佐々木公彦
2003年06月11日(水) 18時00分

> もう二の句がつけられません。
> 後書きで「バグダード博物館の遺跡盗難アメリカ陰謀説」を展開していました。さらに、普通に訳せば「新保守主義」としかならないネオコン(ネオ・コンサヴァティヴ)を「狂信的帝国主義」とまで書いています。何が何でも反米なんですね、田中芳樹先生は。

まあ,今更この辺は言ってもネット資源の無駄です・・・

> >摂政・関白・太政大臣・征夷大将軍小早川奈津子。素晴らしいです。
>
> 個人的に気になったんですが、現在日本に存在する今上天皇(天皇制)の存在を無視してを摂政や関白や征夷大将軍になっていいんでしょうか?
> 以前の『創竜伝』でもそうでしたがやっぱり天皇制の問題を避けたのでしょうか?

摂政は,皇室典範によって,明確に資格,順位が決められています。
皇太子,皇太孫(いずれも成人であること,なお天皇,皇太子,皇太孫の成人は18歳)、皇太后,太皇太后,後は皇位継承順のはず。
おそらく女性ですよね。
少なくとも,一度は皇后にならないと,今の日本の摂政にはなれません。

> 同感です。なんかいつ頃書いたのかすぐ分かる内容でした。横目でTVのワイドショーやイラク戦争を見ながら楽しそうに書いていたんだなあって気がしました。だって社会批評にすっごく力を入れて書きまくっているんですもの。

まあ,若王子さんの誘拐は,リクルートが公になるのを防ぐ目的だったという人ですから・・・

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board4 - No.4222

ラップが帝国に寝返るのはいやだなぁ

投稿者:佐々木公彦
2003年06月11日(水) 18時15分

というわけで,ラップがクーデター計画に乗った(ふりをした)のは、同盟はこのままではだめだ,強い指導者がいる,それはヤンだ,本人がどう思おうとヤンは独裁者になるべきだ,俺が引っ張り出してやる。

というわけで,ヤンじゃなきゃ収拾出来ないような状況を作り出すため,クーデターって,だめ?

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board4 - No.4223

反銀英伝・ラップ寝返る

投稿者:イッチー
2003年06月11日(水) 19時01分

 おちゃわんさま、初めまして。ご考察、大変興味深く拝見させていただきました。ラップ寝返るのストーリーですが、こんな感じではいかがでしょうか。

 アスターテ会戦において、ラップが参謀をつとめる第6艦隊司令官は帝国軍の猛攻をうけ、部下を見捨てて、自分のみが助かろうとした。その見苦しさに激昂したラップは司令官を射殺し、部下もろとも帝国軍に降伏する。「私の身はどうなってもかまいません。その代わり、部下にたいしては寛大なご処置を」
 ラップの潔い態度はラインハルトの耳に届き、会戦後、特別に謁見を許された。
 「叛乱軍の中にも卿のような器の人物がいたとはな」
 「ラインハルトさま、この者はヤン・ウェンリーの親友とのことです」キルヒアイスが耳打ちする。
 「ほお。面白い。卿の部下に対しては寛大な処置を約束しよう。その代わり、余のそばに仕え、ヤン・ウェンリーの話を聞かせてくれぬか」ラインハルトのそばに控えるうち、ラップは同盟の卑小な上官たちとははるかにスケールの違うラインハルトの人格に惚れこむようになっていた。「果たして、同盟が帝国を打倒することは人類にとって幸福なことなのだろうか?」ラップがラインハルトの客員幕僚としてその名を連ねるのに時間はかからなかった。
 同盟では戦没者慰霊祭で、トリューニヒト国防委員長がラップを口汚くののしっていた。「このような人物は同盟軍人の面汚しであり、国防委員会は早速このようなやからの位階を剥奪し・・・」むっとしたヤンが委員長につっかっろうとしたとき、一人の女性が歩みだした。ジェシカである。「国防委員長!私の婚約者であるジャン・ロベール・ラップはそのような卑怯者ではありません!きっと、ラップは帝国軍によって拉致され、非人道的な洗脳を受けたに違いありません!」その日から、ジェシカはトリューニヒト以上の対帝国強硬派となった。マスコミは「悪逆非道な帝国軍によって婚約者を洗脳された悲劇の女性」としてジェシカを持ち上げ、ジェシカはテルヌーゼン惑星区の与党候補として担ぎ出され、圧倒的大差で同盟議会に代議員として選出された。国防委員会広報官として、日夜帝国打倒を唱えるジェシカをヤンは遠く見つめるしかなかった。
 やがて、ヤンはイゼルローンを落として、同盟は活気付くが、帝国領侵攻作戦ではラップの献策もあり、同盟軍は大敗。それに対して、ジェシカはついにラップとの絶縁宣言を発表し、ますます政治活動にのめり込んでいった。
 そのころ、ラインハルトは対貴族連合との戦いの準備をすすめていた。ラインハルトはまずリンチに命じて、フォーク准将の説得を試みた。リンチでは説得力が薄いと見たラインハルトは、クーデター計画をフォークの発案とすることにして、同盟軍首脳を説得させようとしたのである。リンチにうまくのせられたフォークはクーデター計画を自分の発案と思い込み、グリーンヒルや首脳に持ちかけた。一方、ラインハルトはラップをヤンのもとに向かわせた。ハイネセンでクーデター阻止のために動き回るヤンの前にラップが現われる。「聡明な君は今度のクーデター計画を察知していると思うが・・・。目をつぶって欲しい。それが人類のためなんだ・・・」果たして、ヤンの答えは・・・?

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board4 - No.4224

Re:反銀英伝・ラップ寝返る

投稿者:おちゃわん
2003年06月12日(木) 12時38分

レスどうもありがとうございます。
まさかジェシカが帝国強硬派になってしまうとは思いませんでしたが、続編をご提案させていただきます。

ヤンは言った。
「ラップ、こんな形で君に会うとは思わなかったよ。いや、こんなことが言いたいんじゃないんだ。まいったな、もう二度と会うことはないと思っていたから、心から喜びたかったよ・・・。しかし、僕は君の提案を受け入れることはできない。

確かに、来たるべき帝国の内戦はラインハルト フォン ローエングラムの勝利に終わるだろう。それは彼のこれまでの才幹とその陣容を見れば、予測というより確信に近い。
その後、彼が全銀河統一を目指すのかはわからないが、その前に僕はローエングラム体制と同盟との間に共存の道があるかもしれないと思っているんだ。
同盟もローエングラム体制もゴールデンバウム王朝の圧政に対する反発という点では共通の認識をもてる。そこに彼が・・・いや同盟の政治家たちが気づけば、一定の善隣条約が結ぶことができるかもしれない。
しかも、同盟は先のアムリッツァの大敗北で戦力が激減している。
彼らも今、戦端を開きたいと思うほど、愚かではないはずなんだが・・・。
だから今、同盟の戦力がさらに減ってしまうということは、新たなローエングラム体制に、新しい戦いを生むエサを与えてしまうことになるのさ。
と、今僕がいくら言ったって、同盟の政治家たちが聞いてくれるとは思えないけどね、しかしこれも給料のうち、やれることはやらないとね。
それに同盟が滅びたら、年金がもらえなくなってしまうしね。」

「ヤン、お前のいうことはわかる。その予測もその通りかもしれない。しかし、帝国と同盟はもう100年以上対立している。同盟は専制からの解放をうたいながら、何千万人という人命を損なっている。どうしてだ、それは上司や指導者たちが無能であったり私利私欲に走ったり、無理や利己的な政策を推し進めるからじゃないのか。
それは民主主義でも専制主義では変わらないじゃないか。
確かに専制による害悪は大きいかもしれない、かつてルドルフがそうだったように・・・。しかし少なくともラインハルト フォン ローエングラムが専制者だからといって、ルドルフの再来の可能性を論じるのは、現実的ではないとは思わないか?
それより、良い指導者がいるならその下で平和と建設に協力することが・・・。」
さらにたたみかけるラップにヤンが珍しく口をはさんだ。

「無能な指導者に民衆や苦しめられる・・・・。だから民衆は指導者を選べなくてはいけないんだと僕は思う。」

「ヤン、分かったよ・・・。俺は教師には不向きだと思っていたけど、やはりそうだったな・・。しかし、ヤン、最後に覚えておいてくれ、民衆はお前ほど民主主義・・・政治に価値をもっていないんだ。」

ラップの言葉は、ヤンの目を曇らせた。
「民主主義政体の最大の加害者は実は政治に無関心な民衆にあるのだ」ということを示唆していたからである。ラップは同盟と帝国の両方の民衆を知り、そう確信したのだろう。その民衆が政治屋を生み、自らを傷つける、それは政治に無関心の民衆もそうでない民衆も・・・。
民衆がそのようになってしまうとき、民主主義は閉塞状態に陥る。しかし、昔の西洋の小国で民主主義がうまれて数千年、民主主義はつまるところそのような民衆を生み出しつづけてきたのだ。

背を向け立ち去ろうとするラップに、ヤンは問い掛けた。

「彼女とは・・・ジェシカとは会わないのか・・・。」

「ジェシカか・・・。会いたいなあ、会って一度あやまりたい・・・。
しかし、会わないほうがいいだろう、彼女のためにも、俺のためにも。
懐かしいなあ、3人でダンスをやった夜のことを・・・、あのころに戻りたいなあ。
知ってるか、あの時、おそらく彼女はお前のことが好きだったんだぞ。
あの後、キスを迫ったとき彼女は拒絶したんだ・・・。
次の次のデートだったな、初めてキスしたのは。
だけど、あの時お前には一歩踏み出す、勇気がなかった。
今回もだ、お前は自分の行動に制限ばかり作っている、どうせ同盟とローエングラム体制との和平などと言ったって、それを実現するのは政治家の役目、軍人は政治に関与するべきじゃないとでもいうのだろう。
おっと、すまん、この話はおしまいにしよう。彼女によろしく伝えておいてくれ、じゃあな、もう二度と会うことはあるまい」

ラップが去った、その広場にはヤンのトレンチが風に揺らめいていた。

・・・・・

「ジェシカ、君はそのう・・・。彼が・・・ラップが洗脳されたと本気で思っているのかい?」

正直、ヤンがこの時期ジェシカに会う理由はなかった、帝国最強硬派の一人と目される彼女は、ヤンの考える帝国との共存路線の支持者になりえるはずもなく、政治運動にのめりこんでいく彼女にヤンはむしろ冷ややかな視線を送っていたからだ。
しかしビュコック提督にクーデター計画への懸念を告げた帰り道で彼女の事務所が近くにあること、彼女の強硬路線に違和感を感じていたこと、クーデター計画に対する懸念だけは伝えておいてもよいこと、何よりラップと話したことなど、いろいろな要素が重なって、ジェシカと話してみたくなったのだ。
彼はアポを入れないで、彼女の事務所のインターホンを鳴らした、ここで彼女がいなければ、または来客中であれば、まっすぐに帰ろうと思っていたのだ。
しかし彼女は丁重にヤンを迎え入れてくれた。

「あなたは、紅茶がすきだったわよね、すぐ淹れるわ」

副官のグリーンヒルと異なり、ジェシカは自然にヤンに対して精神的に少し優位にたった話し方をする。もちろんヤンの方も、なんとなくそれを受け入れてしまうところがあり、つまるところそれは恋愛とかと別の次元でこの二人が相性がいいことを示している。

「あなたがここに来てくれるとは思わなかったわ、あなたは私の今の政治姿勢を面白く思っていないんでしょう。アスターテの時以来かしら、こうして会うのは?
慰霊祭のときの洗脳の話?懐かしいわね、そうよ、渡しはあの時は本当にそう思っていたわ。だってあの人が帝国将官なんて信じられなかったもの、でも今は違うわ。あの人が洗脳されるはずないもの。恐らく、あの人なりの正義があるのよ、私にはわからないけど」

ジェシカはつづけた
「アスターテ会戦であの人が死んだと聞かされて、私は絶望の底にたたき落とされたわ、あの時の私はあの人を死に追いやった戦争が・・・軍人が心から憎かった。そしてそれを後押しする政治家たちも。
ところが、あの人が帝国の客員幕僚として生きていると知ったとき、こう思ったの。正直、うれしかった・・・でも愕然としたわ・・・。
みんな平和や正義や色々なことをいうけれど、所詮戦うことが好きなんだって。
だってそうでしょう。せっかく命が助かったのに、私になんにも知らせないで、私のことを忘れて、今度は帝国の軍人さんになってまた正義のため戦っているのよ。そう思ったとき、私の中での彼への愛がすっと消えていってしまったの。一番そばにいる人も幸せにできない正義、そんなの人間として認めないわ。
だから、みんな戦えばいいのよ・・・民主主義国家が戦うということは少なくとも多数の国民が戦うことを選択しているということなのよ。それは戦争を賛美し煽動する卑劣な政治家のせいでもあるけれど、ラップのように自分の正義を信じる人や彼らを当選させる国民がいるからこんなふうになるんじゃない。」

徐々に厳しくなっていくジェシカの口調にヤンは悲しい目をしていた。

「彼がジェシカのことを忘れてるとは思えないよ・・・。彼なりに色々と考えているんじゃないかな」
ジェシカのラップに対する批判を聞くと、昔を知るだけに辛く、それ故に根拠があるわけではないが、どうしてもラップをかばうような台詞が口についてしまうのだ。

「いいの、あの人の話はやめて、それに・・・そんなに今思うとそんなに好きじゃなかったもの。
私はあのダンスの日、あなたが誘ってくれると思っていたわ、少しうぬぼれてたのね。あなたは私を見てくれているって、でもあなたは私が彼と婚約しても、私を見てくれなかった、それどころか「おめでとう」っていたのよ。覚えてる?
だから、私はこれからは気持ちを表に出して生きることにしたの。
ふふふ、なんか懺悔してるみたい。
それで、今日わざわざ来てくれたのは、わけがあるんでしょう?」

本当の意味での訪問理由はこれまでの会話で終わってしまったのだが、今後予想される帝国の内戦と同盟内部のクーデター計画について、ヤンの予測と協力を訴えた。

ジェシカは少し驚いた様子で答えた。
「同盟にクーデターが起こるっていうの?それは考えられないわ。だって、現在の軍部の主な役職は国防委員会の意向が強く反映されているのよ。あなたには面白くない部分かもしれないけど、トリューニヒト政権では、むしろ軍部のほうが自発的に国防委員会にお伺いを立てているっていうのが実情よ。
それに実戦部隊を所管する統合作戦本部議長のクブルスリー大将も宇宙艦隊司令長官のビュコック大将もクーデターを国防委員会が常時監視をつけているから、それも考えられないわ。
あとは査閲部長のグリーンヒル大将くらいかしら、でもあの方の人となりと娘さんがあなたの副官でいるのに考えられないわ」

むしろ帝国に内戦が起こるのなら、それを機会に帝国に再侵攻をかけることはできないのかしら・・・。」

ジェシカの考えは強硬派と呼ばれる政治家たちに共通するものであるのだろう。ヤンはそれがわかっていたからこそ、この予測に話すのに躊躇したのだ。
しかしラップが極秘にヤンに接触した事実がある以上、同盟内のどこかにクーデターを企図する集団があるのは確かであり、ヤンはどうしてもそのことを強く警告せざる終えなかった。
今、思うとラップに説得されたフリをして、クーデターのグループの情報を探るべきだったかもしれない、という考えがヤンの頭をかすめたが、しかしおそらく自分にはそれは出来なかったであろうと、考え直していた。

「いや、クーデター計画の危険はあると見るべきだよ、あの英邁なラインハルト フォン ローエングラムが同盟への対応を考えないはずはないからね」
「ラップが工作員としてハイネセンにいる」といえればどんなに楽だろうな、ヤンは心の中でつぶやいた。しかしそれは、できない。理性で正しくないことが分かっていても、時に私情で身動きが取れなくなるところがヤンらしくもあり、それは偽善でもあるのだが・・・。

ちょっと時間がなくなったので、また書きますね。

でわでわ

board4 - No.4225

なんとなく

投稿者:曽呂利
2003年06月12日(木) 12時58分

なんとなく、迷い込んでしまいました
 面白そうなので、あるいはもう無意味かもしれませんが、悪名名高き「創竜伝」へ。
 「創竜伝」における武道に対する認識の甘さについてのご指摘がたくさんありました。
 ごもっともだと思います。
 そこで思い出したのが、最近極度に劣化している伝説の格闘漫画、「バキ」。
 オリンピック3連覇のアスリートも、1tのシロクマも、中国4000年の拳法も、合気の神妙も、すべて「範馬の血」が覚醒さえすれば、敗れ去ってしまう。
 そう、それは「竜の血」と同じ。ばりばりスポーツ系の、こういっては何だが頭が余りよろしくないだろう格闘漫画家・板垣恵介と、文化人きどりな田中君、同レベル?

 でも、「創竜伝」の刊行が遅いのって、そろそろ自分でも嫌気さしてるんじゃないですか?特に最新刊なんて、やけくそみたいに時事ネタ取り入れてるみたいだし(性懲りもなく数ページめくってしまい、自爆した--;)。
 以上、「銀英伝」に感動した身として、ささやかながらフォローしておきます。

board4 - No.4226

創竜伝13巻の内容について

投稿者:北海道在住佐藤
2003年06月12日(木) 16時16分

今回の内容に出てくる「京都幕府」についてですが、SF作家小松左京しの本で、現代に「南朝」の「天皇家」が復活、現代の「日本政府」と「関ヶ原」で決戦を挑み「引き分け」となり、「利根川」を挟んで「東西」に分断、「東西朝」となってしまうとゆう短編があったのを思い出します。
内容を読むと「異星人」が敗れた「南朝」側に同情し、時間が遅く流れる空間を作ってもらい、その中で味方の救援を待ち、再起を図ろうとしたところ、予定が大幅に狂い、現代に復活してしまうとゆうものでえした。
しかも、「異星人」のテクノロジーの産物を使い、その力を見せつけ、民衆を味方にし、自衛隊と一戦交えた後は、既成事実を積み上げ、国家承認にまでこぎつけてしまうから驚きです。
小早川奈津子の場合、そんなことがものがなくても一から十までやってのけるかもしれませんが。
最後に付け加えると、この話の中で、「京都の一部の人々は、未だに日本の首都を京都と考える人がいる」「天皇が東京へ行くとき、暫く離れるが留守をよろしく頼む」とゆう話が真偽はともかくつたわっているとゆう部分がありました。
案外現実に京都が首都になっても抵抗はないような気がします。

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board4 - No.4227

Re:反銀英伝・ラップ寝返る

投稿者:イッチー
2003年06月12日(木) 17時11分

まさかジェシカが帝国強硬派になってしまうとは思いませんでしたが、続編をご提案させていただきます。

会戦の直後に相手の指揮官の名前などがわかっているところから、帝国・同盟は互いに相手の通信を傍受していると思われます。すると、ラップが降伏した場合、その事実はすぐに同盟の知るところとなり、ラップ戦死の誤報が出ることはあり得ないと思います。そこへ、ジェシカが反戦運動を始めようものなら、ジェシカとラップが共謀していると見られると思います。ならば、ジェシカが生き残り、なおかつラップの名誉を守るには、ラップが拉致され、洗脳されたと主張して、自らは強硬派となるしか道はないと思います。この設定は北朝鮮に逃亡したとされているジェンキンスさん(曽我さんの夫)の親族を念頭に置きました。

 おちゃわんさまの続きを考えてみました。

 ヤンからクーデターの可能性を示唆されたジェシカはトリューニヒト議長にそのことを報告した。
 「なるほど。それは考えられることだな」トリューニヒトも議長に上り詰めただけあって、鋭い判断力を有している。トリューニヒトは早速、憲兵隊に命じて、クーデター計画の可能性を洗わせた。数日後、ベイ大佐という軍人が憲兵隊に密告してきた。「実は、病気療養中のアンドリュー・フォーク准将にクーデターに参加するよう誘われました」早速、フォークは憲兵隊に拘束され、厳しい取調べを受けた。フォークはあくまでも計画を自分の発案と主張したが、フォークの家を内偵していた憲兵隊にリンチが逮捕され、リンチが帝国の命を受けて、フォークに知恵を授けていたことが明らかとなった。フォークとリンチは軍法会議で死刑を宣告された。外患誘致罪ということで、フォークには精神疾患による減刑は実施されなかった。グリーンヒル大将はフォークの計画を聞かされても通報しなかったとして、退役を命じられた。
 ラップは逮捕されず、ひとまず帝国に帰還した。
 「申し訳ありません。私がヤンに計画を漏らしたために、クーデターは失敗してしまいました」ラップはラインハルトに頭を下げた。
 「よい。私もリンチやフォークのような小物にクーデターが出来るとは思っていなかった」ラインハルトは怒らなかった。「卿の力量を見込んで、別の任務を与える。今度は失敗は許されんぞ。来る帝国の内戦で同盟が門閥貴族を支援しないよう同盟軍指導部を説得せよ。ヤン・ウェンリー、ジェシカ・エドワーズ、卿の人脈をフルに活用するのだ。同盟が我らに味方するようなら、余の覇権が成就したあかつきには、帝国は同盟との共存を考えても良い。だが、もしも説得が不調に終るようだったら・・・」「終るようだったら?」「ヤン・ウェンリーを暗殺せよ」「・・・!」

 ヤンはトリューニヒトに呼ばれていた。傍らにはジェシカが控えている。
 「帝国による工作を事前に見抜いてくれてありがとう。国民への衝撃を考えて、ことは表ざたに出来ず、君をおおぴらには表彰できないが」
 「いえ。私は同盟の危険が回避されれば、それで十分です」
 「無欲だな。君は」トリューニヒトは笑った。「君を呼び出したのは他でもない。今後、帝国は同盟に対してどのような工作を仕掛けてくるか、聞きたいのだ」
 「帝国はラインハルト陣営と門閥貴族陣営の内戦に突入します。ラインハルト陣営は同盟に対して中立でいることを求めてくるでしょう」
 「同盟は帝国の内戦に突入すべきだろうか。それとも、中立であるべきだろうか?」
 「それは・・・」ヤンは議長に自らの考えを述べ始めた・・・。

つづく?

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board4 - No.4228

Re:なんとなく

投稿者:どーもさん
2003年06月13日(金) 00時51分

>  そう、それは「竜の血」と同じ。ばりばりスポーツ系の、こういっては何だが頭が余りよろしくないだろう格闘漫画家・板垣恵介と、文化人きどりな田中君、同レベル?

「強い(偉い)理由:貴種だから」は世界中にありますが。

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board4 - No.4229

Re:反銀英伝・ラップ寝返る

投稿者:おちゃわん
2003年06月13日(金) 02時21分

レス、ありがとうございます。

確かに第6艦隊降伏の通信は、速やかに同盟の知る所となるでしょうね、ラップの生存→捕虜になったことはジェシカもすぐ知ってしまいますね。
それから、数ヶ月してラップがラインハルトの客員幕僚になったことが伝わって、慰霊祭(戦後処理に時間がかかり、半年後に行われた)で、トリさんのラップ批判→ジェシカの弁護→強硬派路線
っていう流れなら、筋がとおりますね。
個人的にはヤン崇拝者のフレデリカより、強硬派ジェシカとの恋愛関係それに対するラップの嫉妬っていう展開のほうがリアルかな。と思いますが・・・(どうもヤンは恐妻家の方が似合う気がする、モデルの田中芳樹はどうなのでしょうか?)

つづきの設定
ヤンはラインハルト側について、内戦に干渉すべきと主張するでしょうし、フェザーンの陰謀も設定すべきですね。
イッチ-さんの展開だと、トリさんとヤンが結構いい関係なので、私的にはこのゴールデンコンビができてしまうと、同盟は楽勝してしまうんですよね。
トリさんは田中芳樹的にはひどい奴ですが、現実社会ではやはり敏腕政治家だと思いますよ。
とすると、あくまでトリさんとヤンの意見対立を作るとすると、トリさんには同盟による全銀河統一を真剣に考えてもらわなければならないなあ。
しかし、アムリッツァでの敗北を予見できる、視野を持っているトリさんが、そんな妄想を抱くかなあ?

ではでは

board4 - No.4230

一部の人達だと思いますが…

投稿者:雪子
2003年06月13日(金) 02時48分

田中芳樹を批判するのは自由なことです。
けれども、どういったわけか矛先を間違えて
「エンターテインメントとして田中芳樹を読む人達」を
糾弾しかねない勢いの内容の書き込みが他サイトの掲示板で見受けられました。

読書の楽しみ方は人それぞれなのですから、それは少々間違っていると思います。
↑の私のような発言をした人にまで矛先を向けていたのも疑問でした。

また、その書き込みの内容はこのサイトの管理人様と非常に似た意見でしたが、
管理人様の文章は抵抗なく読めるのですが、その人の書き込みは正直読むのが苦痛でした。

どのような意見や思想も、結局は主張する人の人間性が影響するのだな、と感じました。

それにしても創竜伝は現実に無理矢理リンクさせることによって
行き当たりばったりな小説になってきてしまいましたね。
プロットどころか箱書きから書き直さなければ収集がつかなくなることは目に見えます。
「箱書き小説」だった銀英伝から考えると驚くべき変化です。

とりあえず私は内容うんぬんはともかく田中芳樹の「文章の扱い方」が好きですね。

board4 - No.4231

色々な人が・・・

投稿者:おちゃわん
2003年06月13日(金) 06時03分

「エンターテイメントとしての田中芳樹を読む人達」ですら糾弾する人たちもいれば、そういう糾弾を批判する雪子さんもいるわけで・・・。

これはそれぞれのスタンスで仕方ないと思うんですよね、ただ私にも読んでいて苦痛な糾弾の書込みもあります。
そういうのは管理人がその権限で削除されればよいと思いますし、それに不満な場合にはその理由を明確にして書き込みをすればよいと思います。
このサイトでも以前、そんな争いがありました。
管理人がその手間を惜しめば、人が離れていくだけだと思います。

私は創竜伝は読んでおりませんが、みなさんがボロクソに批判するので、正直どんなものなのか読んでみようかと思います。

話を戻しますが、せめて、その糾弾した書き込みを教えてもらいたいですね、でないとなんとも言い様がありませんが・・・。

親記事No.4231スレッドの返信投稿
board4 - No.4232

Re:色々な人が・・・

投稿者:雪子
2003年06月13日(金) 06時57分

> 「エンターテイメントとしての田中芳樹を読む人達」ですら糾弾する人たちもいれば、そういう糾弾を批判する雪子さんもいるわけで・・・。

その通りです。人それぞれだと思うのです。
ただ、批判や議論とは無縁に作品を楽しみたい人達からしたら、
どんなに正しい意見も迷惑にしか感じないと思い、批判させていただきました。

> 管理人がその手間を惜しめば、人が離れていくだけだと思います。

確かに、そのとおりです。そのための管理人(主催者)ですよね。
けれど管理人任せになって掲示板マナーが失われていくのも悲しいですね。

> 話を戻しますが、せめて、その糾弾した書き込みを教えてもらいたいですね、でないとなんとも言い様がありませんが・・・。

残念ですが、私はロムっていただけですし、書き込みをした掲示板がわかれば、
書き込みをした方も特定されます。誰かが迷惑を被るかもしれないので控えさせていただきます。

もっとも、サーフィン中に見かけたのでどこのサイトだったか覚えていないというのが最大の理由です(苦笑)

田中芳樹氏の作家としての能力の低下には嘆いていますけど、
私はエンターテインメント派です。

親記事No.4213スレッドの返信投稿
board4 - No.4233

Re:反銀英伝・ラップ寝返る

投稿者:イッチー
2003年06月13日(金) 16時22分

おちゃわんさま、レスありがとうございます。

ここで、ラップが寝返ったことによる変化をまとめてみます。

同盟…ラップによる司令官射殺・第6艦隊降伏の報が伝わる→それだけで反逆罪→慰霊祭でラップ批判→ジェシカ、強硬派へ→皮肉にもジェシカがヤンとトリューニヒトの橋渡しとなる→クーデター失敗→しかし、トリューニヒトとヤンが組んでも、アムリッツア会戦で同盟軍の戦力は激減しているので、同盟の維持がやっと

帝国…ラップを同盟とのパイプとして利用出来る→しかし、クーデターは失敗→ラインハルトの覇権成就とのためには同盟との強力が不可避

フェザーン…ヤン=トリューニヒト同盟の成立によって、同盟が勢いを盛り返し、帝国・同盟均衡政策を継続

 トリューニヒトに対してヤンが説いた戦略は次の通りだった。
 「門閥貴族連合を助けるという選択肢もありますが、到底、同盟国民の支持を得られません。ある程度、進歩的な装いを持つラインハルト陣営に条件付で協力するしかありません」
 「条件付といっても、ラインハルト陣営とどうやって交渉するんだ?」
 「実は、ラインハルト陣営から密命を帯びた使者がハイネセンに来ているのです」
 「まさか・・・ラップ!?」ジェシカが叫ぶ。
 「・・・ああ。しかし、居場所を明かすことは出来ない。彼は身柄を拘束されることを恐れているからね。これが、ラインハルト陣営から示された条件です」
 「・同盟は門閥貴族連合を支援しない。
  ・見返りにラインハルト陣営が勝利した暁には、帝国は同盟の存在を認め、休戦協定を結ぶ」
 「とりあえず、これで妥協をはかるしかないか・・・」
 「しかし、これでは国内の強硬派は黙っていないでしょう」ジェシカが口を挟んだ。
 「それについては私に策があります」ヤンはある秘策を口にした。

 場末の喫茶店でヤンはラップと会った。
 「トリューニヒト議長はローエングラム候の提案を飲むそうだ」
 「そうか・・・。これで少なくとも、帝国250億の民は救われる。同盟にも平和が訪れるだろう」
 「ジェシカに会わなくていいのか」
 「・・・私には使命がある。私情は禁物だ」
 一体、どうしてこうなってしまったのだろう・・・ヤンは思った。若いころは楽しかった。あの日に戻ることは出来ないのだろうか・・・。

 「ラップからの報告だ。同盟はこちらの提案を飲むそうだ」
 「ラップをそんなに信用していいのですか?」キルヒアイスが尋ねる。
 「同盟に他に選択肢はない。帝国に再侵攻する力はないし、門閥貴族と手を組むという選択肢は国民の支持を得られない。それより、門閥貴族との戦争の準備をすすめることだ」
 ブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム候はリップシュタットの盟約を結び、メルカッツ提督を強引に司令官に担ぎ上げて、ガイエスブルク要塞に立てこもった。ラインハルト陣営と門閥貴族との戦争が始まった。そこへ帝国を揺るがす衝撃が起こった。同盟軍がフェザーンに侵入したのである。

 ビュコック元帥率いる同盟宇宙艦隊は「帝国の内戦に際して、フェザーン領内の同盟居留民を保護する」という名目でフェザーンに侵入した。フェザーンに駐留した同盟艦隊は間接統治制をとり、統治は自治領主府に任せた。しかし、同盟軍は一方でフェザーン系企業が押さえている門閥貴族側の貴族の資産凍結を布告した。この布告は門閥貴族側の貴族の切り崩しに功を奏した。門閥貴族側についていた帝国高等弁務官レムシャイド伯も中立を宣言した。
 「フェザーンは自治領とはいえ、帝国の領土である。フェザーン解放を我らの手でおこなわなくてはならない!」ブラウンシュヴァイク公は味方の離反を食い止めるためにもフェザーン解放戦を提唱した。
 「わが軍にそのような余裕はありません!叛乱軍は幸い内戦への介入は避けるようですし、ローエングラム候との戦争に専念するべきです!」メルカッツは反対した。
 「臆病者に用はないわ!卿を総司令官から解任する!」ブラウンシュヴァイク公はシュターデン提督とフレーゲル男爵にフェザーン解放を命じた。
 総司令官を解任されたメルカッツは副官のシュナイダーとともにガイエスブルク要塞を離脱した。「これからどうしようか。いまさら、ローエングラム陣営にはせ参じるわけにもいくまい」「キルヒアイス提督を頼りましょう。キルヒアイス提督は温厚な人柄で知られていますし、ローエングラム候にもとりなしをしてくれるかもしれません」メルカッツはキルヒアイス艦隊のもとに向かった。

 「叛乱軍がフェザーンを占領するとは思いませんでしたな」オーベルシュタインが少々非難の気持ちをこめて、ラインハルトに話しかける。
 「叛乱軍の戦力では、フェザーンの恒久占領は不可能だ。おそらく、反乱軍ひいてはヤン・ウェンリーの狙いは、内戦終結後にフェザーンからの撤退と引き換えに、なんらかの条件を我々につきつけるのと国内の強硬派を満足させるのが目的だろうな。まあいい。フェザーンの叛乱軍の存在は今のところ、我らに有利だ。いざとなったら、キルヒアイスに排除させればいい」ラインハルトは冷静だった。

 フェザーン自治領主府では、ルビンスキーが対応に追われていた。「まさか、同盟軍が侵入してくるとは・・・。ヤン・ウェンリーの知力、恐るべしだな」
 そこへ、ルパート・ケッセルリンクが入室して来た。「長老会議はあなたの無能さにあきれています。本日、あなたは自治領主を解任されました。後任はニコラス・ボルテック氏です。私が補佐官として新自治領主を支えます。あなたにはここから出て行ってもらいましょう」
 「これで私に意趣返しをしたと思うなよ」ルビンスキーはケッセルリンクをにらみつけながら、部屋を出て行った。

 イゼルローン要塞ではヤンがテレビのニュースを見ていた。「フェザーンではアドリアン・ルビンスキー氏が自治領主を解任され、ニコラス・ボルテック氏が後任に選出されました」
 「帝国の内戦も混迷化していますし、今後宇宙はどうなるのでしょう」傍らに控えるフレデリカがつぶやく。
「平和な方向に進んで欲しいね。それしか言えないな・・・」実はヤンにも確実なことは何も言えなかったのだ。

つづく・・・?

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board4 - No.4234

Re:読んでないです

投稿者:TAC
2003年06月13日(金) 16時30分

それ以前に、関白と摂政にはその定義からいって同時に就任出来ないんですが。
関白は成人した天皇を後見する役職。
摂政は未成年の天皇を代行する役職。
しかも、どちらも天皇となった時点で任命される役職です。

つまり現在の天皇がお隠れになった時に、新帝陛下の関白というのは可能でしょう。
でも皇太子殿下は成人しておりますので、摂政にはなれません。

また関白、摂政と同時に、太政大臣や征夷大将軍の職は兼ねられません。
というよりも関白、摂政は大元帥としての統帥権を持っているのに、
何故に征夷大将軍という一般制服軍人の最高位職になる必要があるんでしょう?
これは太政大臣も同様です。
関白になった後に、太政大臣や征夷大将軍の役職を空席にしておけば良いのに。

何だかもう、意味も知らずにただ単に偉そうな役職を並べただけですねぇ。

あと、皇室典範に関しては気にするだけ野暮でしょう。
明治以降の皇室には関白なんて役職、存在しませんし。旗もありません。
皇室典範なんて単なる法律ですから、変えてしまえば良いので。

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