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投稿ログ219 (No.3685 - No.3692)

親記事No.3625スレッドの返信投稿
board4 - No.3685

細部までにわたる今回の回答

投稿者:パンツァー
2003年02月18日(火) 13時51分

☆以下のKenさんの記載に関して。

> でもそれには理由があります。今回の議論に対する私のスタンスは、「恒久移動要塞が可能と断じるにも、不可能と断じるにも、銀英伝の記述は不十分」というものです。これに対して、冒険風ライダーさんのスタンスは、恒久移動要塞の現実性やそのベースとなる「無限の自給自足能力」は銀英伝世界において、存在が「立証」されている、というものです。冒険風ライダーさんは、銀英伝世界では、恒久移動要塞や無限の自給自足システムができるかもしれないという「可能性」を指摘されたのではありません。それ以外に解釈のしようがない、と言われているのです。

1「これに対して、冒険風ライダーさんのスタンスは、恒久移動要塞の現実性やそのベースとなる「無限の自給自足能力」は銀英伝世界において、存在が「立証」されている」

私は今、銀英伝全10巻を読み進めているところですが、
例えば、銀英伝考察3で出てきた引用も含めて、以下のような記載があります。

A銀英伝1巻P190上段17行目
<第一、それはイゼルローンの食糧生産・貯蔵能力を大きく凌駕していた>
(生産能力を有している点に注意)

B銀英伝2巻P161下段13行目
<貴族のばか息子どもが、穴のなかにひっこんでいれば長生きできるものを、わざわざ宇宙の塵となるためにでてくるとはな>
(穴とは、ガイエスブルグ要塞を指す)

C銀英伝3巻P44上段10行目
<―かつて帝国軍が敵の勢力範囲の奥深く侵攻しえたのは、イゼルローン要塞を橋頭堡として、また補給拠点として利用できたからである。>

D銀英伝3巻P140下段7行目
<つまり帝国軍は、今度は艦隊を根拠地ごと、ここまで運んできたわけだな。>
(根拠地とは、ガイエスブルグ要塞を指す)

A・C・Dより伺えるのは、要塞(イゼルローン要塞とガイエスブルグ要塞とを区別しないが)は、補給源として機能しうる、ということですね。
特に、Aでは、イゼルローン要塞で負担しきれない補給を、ハイネセンに求めています。ということは、帝国軍が焦土作戦(生活物資の撤去)を取らなかった場合、同盟の艦隊は補給に窮することはなかったと推測されます。

また、Bに関連して、貴族連合軍の戦略を検討してみると、かれらは初めからオーディンを放棄して、ガイエスブルグ要塞を根拠地としているのです。もしも、ガイエスブルグ要塞が「半永久的な」補給源として機能しないのであれば、かれらは簡単に兵糧攻めを受けてしまうわけで、ラインハルト軍は、黙って待っていればよい、ということになります。

「無限の自給自足能力」は銀英伝世界において、存在が「立証」されていないとすれば、以上の「引用」と、明らかに矛盾することになります。
特に、「無限の自給自足能力」がないとしたら、貴族連合軍の戦略など、まったくバカですね。

2「銀英伝世界では、恒久移動要塞や無限の自給自足システムができるかもしれないという「可能性」を指摘されたのではありません。それ以外に解釈のしようがない」
もし、これを否定するとなると、上記4つの引用は、どのように解釈するのでしょうか?


> そして私は、私が「証明できない」と思う仮説を「証明できる」という人に、「それでは証明をお願いします」と言ったのです。

それが、例の「ピタゴラスの定理の証明」的な証明方法の要求でしたよね。
冒険風ライダーさんをはじめ、この掲示板の誰も展開しないような「議論の前提条件」を突き崩すような論旨だったのですから、話にならないではありませんか。

私の他投稿<「詭弁」「言いがかり」であることの明らかな根拠>
で述べたように、まず、Kenさんの展開する「ピタゴラスの定理の証明」的な証明方法が、実用的であるかどうかを、示して欲しいものです。
自分で何も証明できないような方法論を、人に押し付けるなど、言語道断ですよ。

☆「物理法則の適用を否定」って何?

> 証明方法としては、物理法則の適用を否定される以上、

これも具体的には、何を言っているのか、定かではありませんね。
「物理法則の適用」とやらによる「艦船の移動」の証明を、まずやって欲しいものです。

私は例えば、「無補給」=エネルギー保存則の違反、したがって、「無補給」はありえない。といった論理展開に反対するだけです。
例えば、星間物質の取り込みや、観察中・・・さんとの議論からの推論からならば、工作艦によるヘリウム3の捕獲なども可能性として検討できると考えています。
いずれにせよ、「無補給」を可能とするテクノロジーや方法は、存在すると考えられるのです。

☆「演繹」について

> 演繹:
> 銀英伝の記述を前提とし、そこから「それ以外には到達しようのない」結論へ到達する。

これに関しては、私の他投稿<「詭弁」「言いがかり」であることの明らかな根拠>で述べているので、ここでは省略します。

☆作品の仮定の証明方法について

> 帰納:
> 銀英伝の記述から、恒久移動要塞の信憑性を増大させる記述を集めてくる。

冒険風ライダーさんをはじめ、私も含め、この討論に参加している多くの討論者は、一つの「帰納」から、「結論」を導いているわけではありません。「帰納」によって導かれた「結論」を前提として、複数の「帰納」による「小結論」を「前提」として、「大結論」を導いているものです。これらの「小結論」の導出に際しては、「演繹」的に導かれている部分もあるでしょう。

「一つの帰納」によって、「大結論」(移動要塞論)が導かれないからといって、それは「作品の仮定の証明」ができない、ということを意味しません。
Kenさんが勝手に、根拠なく、一つの「帰納」により「結論」を導け、といっているだけです。

だから、「帰納法で証明するにはデータ不足」とか、いうことになりません。

☆「・・・かもしれない」式の疑義

<そこまでできなくても、せめて私が「再度整理しました」とタイトルをつけた#3579でいろいろ挙げた「・・・かもしれない」式の疑義の存在を一切許さない証明をです。>

これも前に述べたと思いますが、「・・・かもしれない」式の疑義を認めるということは、「艦船の移動」に関しても、「・・・かもしれない」式の疑義を認める必要がある、ということです。

銀英伝の作中での「艦船の移動」は、特殊事情により成立した特例であった「・・・かもしれない」と、することになりますよ。

そうすると、「艦船の移動」が一般に成立するとはいえない、となって、「銀英伝における仮定の一切」が否定されることになります。
「銀英伝における仮定の一切」が否定されれば、作中人物の行動も、仮定の許されないものとなって、前にも述べましたが、ヤンもラインハルトも台本に従って行動する舞台役者に過ぎなくなるのです。天才も愚劣も論じようがありません。

☆信用できないKenさんの態度

パンツァーの記載
> >ちなみに、艦船が(質量数万トン以下の構造物)であるっていうのは、作品中のどこかに記載されていますか。

Kenさんの記載
> どちらも輸送艦で、前者は20万トン、後者は10万トンです。艦船の質量に関して、これ以外の記述がある場合は、どうかご教授願います。ただ、これしか記述がないのなら、読者としては、艦船の質量はおおむねその程度と推測する以外にないだろう、と考えた次第です。

意図的かどうか知りませんが、記載事実を曲げるのは、歓迎できないですね。

<「物体の移動」に関する信頼性に値する理論が存在する上で、「質量」に関する一変数が相違する>に関して

> >したがって、単純に考えれば、「物体の移動」に関する信頼性に値する理論が存在する上で、「質量」に関する一変数が相違するだけなのです。
>
> その「信頼性に値する理論」が、要塞の質量に至るまで通用するという証明はどこにあるのでしょうか?
>
> パンツァーさんの理論を展開すると、「ハンググライダーからエアバスまで、航空機には多種多様な質量があるから、10万トンの航空機でも飛ばせる」と言っているように思われます。

また、このような不適切な比較を用いて、反論を展開していますね。
航空機は、重力の影響をもろにうけるのですから、話が異なるでしょうが。
航空機は動力を用いて飛行するわけですよね。動力を用いないと、そもそも浮かんでいることすらできませんよね。
(静止)要塞は、墜落しますか?
まったく、ばかばかしい比較ですね。

もし比較するなら、せめて地上の構造物(例えば戦車とか)、海上の構造物ですね。

例えば、通常の艦船よりも大質量の浮きフロートなどが適当ですね。
正確な引用はできませんが、以前、砂漠の緑化を実現するための手段として、北極もしくは南極の大氷塊を、複数の船で牽引して、アフリカまで搬送するなどという計画がありました。
コストが見合うかどうか知りませんが、海上において、大質量の物体を船で牽引するというのは、原理的に不可能な話ではありません。

宇宙での話にもどりますが、宇宙では墜落や沈没の心配はないのです。
これだけでも、空中、海上との比較よりも、問題が容易化されるというものです。
そして、質量が重ければ、それに対応して、出力が必要となるだけです。
出力が不足すれば、加速に時間を要するというだけの話です。
こんなことは、あたりまえのことですよね。

銀英伝3巻P45上段13行目
<現在のワープエンジンの出力では、巨大な要塞を航行させることはできないので、一ダースほどのエンジンを輪状にとりつけ、それを同時作動させることになる。技術上の問題はなく、あとは指揮官の統率力と作戦実行能力の如何による・・・。>

これはシャフトの台詞ですが、「移動要塞論」を否定したいがために、「技術上の問題はなく」という台詞を否定しますか?
それこそ、銀英伝の否定ですよ。

繰り返しますが、質量が大きくなることで、加速時間を要する、ということだけが考えられる問題点です。
「現在のワープエンジンの出力では、巨大な要塞を航行させることはできない」
と書いてある所以です。

☆Kenさんの「帰納」法

> 恒久移動要塞を可能と帰納するための例証は、依然としてガイエスブルグしかありません。例証が一つしかないというのは、一般則を帰納する上で、重大な障害であると思います。

上で述べましたが、
「一つの帰納」によって、「大結論」(移動要塞論)が導かれないからといって、それは「作品の仮定の証明」ができない、ということを意味しません。

「物体の移動」に関する信頼性に値する理論が、(質量の異なる)「艦船の移動」による帰納により証明されて、存在する上であれば、
既に「質量」を問わず、原理は確立しているのです。
上記のシャフトの台詞「技術上の問題はなく」も、無視しますか?

むしろ、ガイエスブルグ要塞という実例が存在することにより、「原理的に可能」が「実際的に可能」の段階まで高めれているのです。

また、イオンファゼカス号に関しても、Kenさんの「仮定」を用いても、少なくとも半光年くらいは移動したのだから、大質量体の移動が、「実際的に可能」とされた例となりますね。

☆「北朝鮮のミサイル」は比較例として適当か

> 40兆トンの質量を動かすことですか?40兆トンの質量を帝国本土からイゼルローンまで動かすことですか?それとも40兆トンの質量を恒久的に動かすことですか?
>
> 初めの二つが(ある条件のもとで)できたことをもって、三つ目も可能である、と断言できるのでしょうか?私が#3579で例に挙げたように、北朝鮮のミサイルが日本を攻撃できることを誰も疑わないことをもって、同じミサイルがアメリカまで届くことを自明であるとできるのでしょうか?

これも、「物体の移動」に関する信頼性に値する理論を、飛行機の場合で比較しようとするのと同じく、相手の論旨を貶めることが目的だけの愚劣な比較ですね。
(飛行機の場合:「ハンググライダーからエアバスまで、航空機には多種多様な質量があるから、10万トンの航空機でも飛ばせる」と言っている)

ミサイルは、積んでいる燃料の分しか飛べないのは明らかではありませんか。
燃料満タンにした自動車が、燃料分走行したら、それ以後、二度と走行できないということになりますか?
自分の比較が、あまりにも馬鹿馬鹿しいことを、自覚してください。

飛行機を用いた愚劣な比較があり、上での艦船の重量に関する虚偽があります。こんなことをやっていると、相手を意図的に騙そう、としていると思われても、仕方がないでしょう。

例えば、太陽電池を積んだ電気自動車などが、比較の対象として適切でしょうね。
これも、「・・・かもしれない」式、で否定しますか?
太陽電池を積んでいるからといって、半永久的に走行させることはできないって。
(もちろん、自己修復機能のない太陽電池つき電気自動車では、装置が破損した時点で停止することにはなりますが。これに対して要塞は自己修復機能も有している)

「・・・かもしれない」式の否定を使うなら、上で述べたように、Kenさんの主張が、銀英伝の否定にあると、結論します。

☆Kenさんの「演繹」の論理展開の説明

>1の論理の展開が、まったくわかりません。これまでにも私は、演繹法は「前提」に対する「結論」が真であるのだから、まず「前提」が必要だ、と述べましたよね。
> どうやったら、そういう都合のよい「前提」が見つけられるのですか?
>
> 「前提」となるのは、銀英伝の記述でしょう。例えば、
>
> *ヤンはフレデリカよりも年長である。
> *フレデリカはユリアンよりも年長である。
> *ゆえに、ヤンはユリアンよりも年長である。
>
> というような形で証明ができれば、完璧です。

こんなこと、言われなくても、分かりますよね。

これまでの投稿で、「銀英伝の銀英伝に登場するテクノロジー一般」の話をしているのですから、例えば「艦船の移動」に関する証明が適切でしょう。

何度も何度も、「艦船の移動」に関する「演繹」(「ピタゴラスの定理の証明」的)による証明方法に関して、回答を求めていますが、未だ回答がないですね。
できないのだったら、できないで、さっさと、冒険風ライダーさんに対する「詭弁」「言いがかり」を認めたらいかがです。まあ、これは他投稿でも述べているので、ここまでにしておきます。

☆前回の投稿におけるKenさんの最後の主張

> もっとも、私個人に限っていうなら、とりあえず#3579で挙げた点を、完璧に論破していただければ、それでもかまいません。

「それでもかまわない」ということは、とりあえず、このスレッドで展開されている議論を優先する、という意味ですよね。
私は、Kenさんの投稿内容に関して、細部まで漏らさず回答したのですから、ぜひとも、私が納得いくような回答を期待しますよ。

「とりあえず#3579で挙げた点を、完璧に論破していただければ、」

こんな風に、直前の投稿に対する回答をすることなく、次々、あたらな問いを設定されるのには、もはや閉口しています。
是非とも、この私の投稿に対する回答を期待します。

それに今回の私の投稿も、部分的には、#3579に関する回答にもなっているでしょうし。

親記事No.3625スレッドの返信投稿
board4 - No.3686

とりあえず

投稿者:パンツァー
2003年02月18日(火) 14時23分

この投稿に関しては、改めて回答することにします。
こればかりやっているわけにはいかないので。
とりあえず、以下に関して

繰り返しますが、冒険風ライダーさんは、無限の自給自足システムに基づく恒久移動要塞を、「ひとつの」可能性として提唱されたのではありません。「唯一」の可能性として提唱されたのです。そして、そのことを根拠にして、銀英伝の二人の英雄を「愚か者」呼ばわりされたのです。このような主張をされる以上は、自分の仮説が銀英伝の記述と矛盾しないことを論ずるだけでは不十分です。自分以外の仮説が決して成立しないことまでも立証する責任があります。

「このような主張をされる以上は、」っていうのは、「銀英伝の二人の英雄を「愚か者」呼ばわり」することですよね。

しかし、主張の内容は関わりがないはずですよ。

Kenさんが、「銀英伝の二人の英雄」を擁護したいのはわかりますが、だからといって、論理をすりかえてもよい、ということにならないでしょう。
客観的な議論を放棄するのですか?

自分の動機は動機でもっていればよいだけの話です。自分の世界観に対する脅威だからといって、あまり無理な反論は止めたほうがよいのではありませんか?
「詭弁」だの「言いがかり」だのいうのは、きつい表現であることを承知していますが、はっきりいってKenさんの主張は、論理のすりかえにしか聞こえないのですよ。

それでも、「移動要塞論」を大筋では認める式の意見をKenさんが提示しているところから見て、大分態度は軟化したのではないか、と推測しています。

ですが、私も、「この種の言い逃れ」を許容したくないので、あくまで客観的に評価できる議論を前提として、反論を展開させていただきます。
もしも私の主張に、恣意的なものがあったならば、容赦なく指摘してください。非があれば、それは認めなければなりません。

「このような主張をされる以上は、自分の仮説が銀英伝の記述と矛盾しないことを論ずるだけでは不十分です。自分以外の仮説が決して成立しないことまでも立証する責任があります。」

この主張などは、Kenさんの「思い」を表明しただけで、なんの根拠があるわけでもないでしょう。

例えば、「このような主張」をしない場合は、
「自分以外の仮説が決して成立しないことまでも立証する責任」
がないのですか?

主張の内容によって、「立証する責任」の中身が変化するわけはないでしょう。

ともかく、無茶な反論を展開すれば、その矛盾を突かれて、よりいっそう困難な立場に自らを置く可能性があるということを、意識してみてください。

親記事No.3625スレッドの返信投稿
board4 - No.3687

意義あり(逆転裁判風)

投稿者:RAM
2003年02月18日(火) 15時30分

こんばんは。RAMです。

すいません。無限の自給自足能力が立証されているとは思えませんので
書かせてください。

> 1「これに対して、冒険風ライダーさんのスタンスは、恒久移動要塞の
> 現実性やそのベースとなる「無限の自給自足能力」は銀英伝世界におい
> て、存在が「立証」されている」
>
> 私は今、銀英伝全10巻を読み進めているところですが、
> 例えば、銀英伝考察3で出てきた引用も含めて、以下のような記載があります。
>
> A銀英伝1巻P190上段17行目
> <第一、それはイゼルローンの食糧生産・貯蔵能力を大きく凌駕していた>
> (生産能力を有している点に注意)
>
> B銀英伝2巻P161下段13行目
> <貴族のばか息子どもが、穴のなかにひっこんでいれば長生きできるもの
> を、わざわざ宇宙の塵となるためにでてくるとはな>

> (穴とは、ガイエスブルグ要塞を指す)
>
> C銀英伝3巻P44上段10行目
> <―かつて帝国軍が敵の勢力範囲の奥深く侵攻しえたのは、イゼルローン
> 要塞を橋頭堡として、また補給拠点として利用できたからである。>

>
> D銀英伝3巻P140下段7行目
> <つまり帝国軍は、今度は艦隊を根拠地ごと、ここまで運んできたわけだな。>
> (根拠地とは、ガイエスブルグ要塞を指す)
>
> A・C・Dより伺えるのは、要塞(イゼルローン要塞とガイエスブルグ要塞と
> を区別しないが)は、補給源として機能しうる、ということですね。
> 特に、Aでは、イゼルローン要塞で負担しきれない補給を、ハイネセンに求めて
> います。ということは、帝国軍が焦土作戦(生活物資の撤去)を取らなかった
> 場合、同盟の艦隊は補給に窮することはなかったと推測されます。
>
以上の点だけで「無限の自給自足能力」があるといえるでしょうか?私はそうは
思いません。A・C・Dからもそうでなくても要塞が補給源として機能できる
とは思います。

しかし、現実世界での言葉の修辞としても例えば軍港は艦船にとっての補給地
(補給源)です。ですが、日本の場合は燃料を無限に供給することは出来ません。
石油自体が有限の物資だからというのであれば、仮に100年間補給出来るかと
いえば、日本自体が輸入をしなれば100年間は備蓄量から考えて無理でしょう。
結局、A・C・Dはレトリックでしかありません。本質的には日本における
輸入=要塞における生産能力によります。でしたら、生産能力が使用量と
同等もしくは凌駕しているという記述はあるのでしょうか?

補給を行ったという「記述がない」ことをもってそれを証明する事はできません。
記述が無いことは分からないと言うことであって、銀英伝世界の当時において
当たり前の事は記述しない可能性もあるからです。私達が日記に3食の内容を
書かなかったからと言って食事を取らないことの証明にはならないのと同様です。

> また、Bに関連して、貴族連合軍の戦略を検討してみると、かれらは初めから
> オーディンを放棄して、ガイエスブルグ要塞を根拠地としているのです。もし
> も、ガイエスブルグ要塞が「半永久的な」補給源として機能しないのであれば、
> かれらは簡単に兵糧攻めを受けてしまうわけで、ラインハルト軍は、黙って
> 待っていればよい、ということになります。
>
> 「無限の自給自足能力」は銀英伝世界において、存在が「立証」されていない
> とすれば、以上の「引用」と、明らかに矛盾することになります。
> 特に、「無限の自給自足能力」がないとしたら、貴族連合軍の戦略など、
> まったくバカですね。
>
ガイエスブルグの貯蔵量にもよると思いますけど…。Aの記述によると
イゼルローンの備蓄量は5000万人×180日より大幅に少ないと言うことです。
大雑把に半分の能力と考えて、篭った人員を500万人とすると約2年半ほど
篭城できます。

当時のラインハルトの戦略として同盟側にクーデターを起こしての時間稼ぎ
を行っていました。つまり、ラインハルト側には時間の制約があります。
ですので、ラインハルト側は兵糧攻めは出来ません。

また、その事を知らなくても2年半の時間が稼げれば攻城側の士気が落ちる
事も予想されるので貴族側にとって篭城戦は至極もっともな戦術になります。

つまり、時間制約のあるラインハルトが責め急ぐのは当然のことであり、
無限の自給自足能力がなくても貴族側が篭城する事は当然と考えられます。
勝手に打って出た貴族軍が愚かなのです。

Bの言葉は何もしなければ2年半は生き長らえたものを死に急いだな程度の
言葉でしかないと思います。

> 2「銀英伝世界では、恒久移動要塞や無限の自給自足システムができるかもし
> れないという「可能性」を指摘されたのではありません。それ以外に解釈のし
> ようがない」
> もし、これを否定するとなると、上記4つの引用は、どのように解釈するので
> しょうか?
>
以上の指摘ができるのですがこれでも「無限の自給自足能力」を持つとしか
考えられないのでしょうか?

board4 - No.3690

呼称について

投稿者:ドミニオン
2003年02月19日(水) 05時20分

銀英伝に限らず、多くのSF宇宙戦争モノの軍が海軍の呼称に習っているのはどういうわけだろうか?
特に銀英伝は何万隻もの数で行動するのだから、艦隊よりも、師団や軍と分けたほうが分かりやすいと思う。それはそれで、艦長の階級が少尉でもいいことになってしまう。
やはり、誰が呼び始めたのかは不明だが、『宇宙船』という名称のせいだろうか? 将来、宇宙文明が花開いたときの呼称も海軍式なのだろうか?
今更、新たな呼称を考えることはないだろうが。

親記事No.3581スレッドの返信投稿
board4 - No.3691

Re:Re3661:勝算について

投稿者:Night
2003年02月19日(水) 07時01分

>  その「病気」だの「夢」だのといった「ラインハルトに和平を決断させた要素」自体が、「戦術レベルの勝利を重ねることによってラインハルトを交渉の場に引きずり出す」などという、「戦略構想」と呼ぶことすらおこがましいヤンの杜撰な発想とは全く無関係かつ想定外なところから出てきたものだからこそ「事前予測としてヤンに勝算はない」と評されるのだということがまだ分からないのですか? 「類稀なる僥倖」が起こった「結果」から逆算してヤンを過大評価しても、それは「ほめ殺し」となって却ってキャラクターを不当に貶めることに繋がるだけです。

 私が言いたい事は以下の通りです。

”ヤンは、以下のように事前推測した。
『帝国側にとって、この戦いに勝って得られるものは少ないのだから、自軍に多大な被害が生じれば、本来は暗愚な君主でない皇帝は、より良い事態解決のために講和を申し出てくる(もしくはこちらからの講和申し出を受け入れる)可能性が高い』”

 私は、このヤンの推測をおかしなものとは思いません。むしろ、ラインハルトの為人を良く分析した、妥当な推測と思います。
 勿論、ラインハルトは頑固な性格ですから、犠牲が出ても頑なさを固持して、講和にならない可能性だって充分ある。だから、あくまで「可能性が高い」なのだし、「それは賭けだ」とも前回申し上げました。
 ですが、その賭けの勝率は冒険風ライダーさんが言うところの0%ではなく、もっと高い確率です。それは、実際にヤンがこの賭けに勝ったことからも明らかでしょう。

 むしろ、冒険風ライダーさんが何故「病気」や「夢」にそんなにこだわるのか分かりません。それは単にきっかけに過ぎないと書いたつもりですが。
 重要なのは、ヤンの善戦の結果、ラインハルトが置かれた状況でしょう。ファーレンハイトとシュタインメッツを失い、数百万の将兵を死なせ、なお戦闘の推移はいつにない鈍重なものである。優秀な戦略家なら、講和を考えてもおかしくない状況です。
 そこでラインハルトが講和を決断するきっかけが何であるかなど、ヤンにとってどうだって良いわけです。それは、ラインハルトがペンダントをいじっていて、『キルヒアイスならどう言うだろうか』と考えることかもしれませんし、かつて自分が誓った『無益に兵士たちを殺すようなことはしない』という誓いを思い出すことかもしれません。ヒルダや双璧からの再度の諫言を受け入れるという形かもしれません。単にコーヒーを飲んだりトイレに行ってリラックスするという形かもしれません。他にもいくらだってあります。病気も夢もたまたまその内の一つだったと言うに過ぎません。
 もし、ラインハルトが夢を見ることがなく、上に書いたさまざまな形で講和を決断していたとして、その時も冒険風ライダーさんは批判されるわけですか。『ラインハルトがペンダントをいじって故人に想いを馳せるということなど、ヤンに予測できたはずが無い。全く類稀なる僥倖で、ご都合主義だ』『ラインハルトが過去の誓いを思い出すことなど、ヤンに予測できたはずが無い』『再度の諫言がなされるということなど、予測できたはずが無い』『コーヒーを飲むことなど予測できたはずが無い』『トイレに行くことなど……』
 このような批判に意味が無いことは明らかです。

>  そもそも、ラインハルトはバーミリオン会戦時に自軍がヤン艦隊に追い詰められて敗色濃くなった状況に陥った時でさえ、「一旦シャトルで脱出して再起を図るべき」という部下の助言を退けていましたし、かの「回廊の戦い」の時でさえ、ラインハルトは出征の際に「ヤンとその一党を討たない限り、オーディンにもフェザーンにも帰らない」などと堂々と宣言すらしていたではありませんか。ラインハルトは最初からヤン一党と「対等の交渉」を行うつもりなどさらさらなく、しかも自らの個人的矜持とプライドのために戦うこと自体が「楽をして勝つ」「自分や部下の身の安全」「帝国の安定」などといったことよりもはるかに優先されるべき最優先事項とすら化している始末だったのです。このような人間に対して「戦術レベルの勝利を重ねることによってラインハルトを交渉の場に引きずり出す」などという「戦略構想」を打ち立てること自体、すでに考え方の根本から誤っていると言わざるをえないでしょう。

 それはあまりにラインハルトの為人を曲解しています。はっきり言えば、不当に貶めているとしか思えません。
 確かに、ラインハルトには「皇帝の為人、戦いを嗜む」という一面や、頑固に意地を張り通して判断を誤るような一面がありました。しかし、それだけがラインハルトという人物の全てではないでしょう。
 ラインハルトが部下たちを信頼し、大切にしていたこと。それゆえ、彼らから常にない忠誠心を寄せられていたこと。帝国の安定と繁栄のために非常に精力的に働いたこと。それゆえ、民衆からも絶大な支持を受けていたこと。これらのことは、銀英伝全てにおける無数の作中事実から明らかです。(というか、どうしてそういう作中事実の方はまるっきり無視しちゃうんでしょうか)

>  また、これは以前にも述べたことなのですけど、「戦術レベルの勝利を重ねることによってラインハルトを交渉の場に引きずり出す」という戦略構想では、ヤンはバーミリオン会戦における唯一の勝機であった「ラインハルトを殺す」という選択肢を全く取ることができず、常に手足を縛られて戦わざるをえないのに対し、ラインハルトはヤンを殺す事もイゼルローン軍を壊滅させる事も可能という状況が出現してしまいます。この格差は、はっきり言って彼我の戦力差と戦略的格差以上に巨大かつ絶望的です。この状況ではヤンの側に一発逆転の可能性すらありえず、彼我の戦力差と戦略的格差によって押し潰される運命が待っているだけであるというのは誰の目にも明らかなのです。これではますますもって「対等の交渉」が行われる可能性は存在しえません。

 流れ弾が当たるなり何なりでラインハルトが死んでしまっても、ヤンは特に困らないと思います。帝国軍は体制建て直しのために一時撤退し、後はバーミリオンの時の仮想シナリオの展開になるでしょう。

 あと、冒険風ライダーさんはしきりに「対等の交渉」という言葉を使っていますが、そもそも交渉というものは、両者が対等でなければ全く成立しないものなんですか。現実世界でも、強大な組織/個人と弱小な組織/個人が交渉や取引をすることなどざらにあると思うのですが、その場合も冒険風ライダーさんは、弱小な勢力は強大な勢力にただ一方的にいいようにされるしかないという御意見なのでしょうか。
 ヤンは「同盟領を全部返せ」というような無茶を言いたいのではありません。「弱小勢力は弱小なりに宇宙の片隅で勝手にひっそり生きていきますので、その許可を頂きたい」というような、言うなれば彼の立場からして、おそらく「分相応」と思われる願いを聞いてもらいたいだけです。
 何故、ここでラインハルトと対等の立場に立たなければならないのか、私には全くわかりません。

>  しかも、仮に万が一その戦略でラインハルトが民主主義の価値を理解してくれたとしても、それによってラインハルトが自動的に和平を結んでくれると考えるのは、ヤンが全否定しているはずの一種の希望的観測ないしは精神論とでも評するべきものでしょう。ラインハルトにしてみれば、和平を結ばずにイゼルローンを陥落させればラインハルトの悲願である銀河統一が達成されるのであり、たかが「民主主義の価値を理解した」などという理由程度でその利益を放棄してヤンと和平を結ぶという事態は、普通ではとても考えられたものではありません。ラインハルト以外の人間であれば絶対和平に応じることなどありえなかったでしょうし、そのラインハルトでさえ、何度も言うようにヤンの杜撰な構想とは全く無関係かつ想定外なところから出てきた「類稀なる僥倖」が勝手に発現するなどという「ご都合主義的な事態」が起こらなければ、そのままヤンを一方的に葬り去っていたことでしょう。

 戦いを進めたとしても、ラインハルトは無償で銀河統一を得られる訳ではありません。さらに数十万、数百万の将兵の命と、おそらく数名の提督の命を支払わなければなりません。そして、実質的に得られるのは自己満足だけです。
 ラインハルトが停戦を申し出たことが、本当に「類稀なる僥倖」「ご都合主義的な事態」であるかどうかについては、もう上で説明したので繰り返しません。
 また、ヤンはラインハルトと戦ったのであり、他の誰と戦ったのでもありません。『ラインハルト以外の人間であれば絶対和平に応じない』(というのも怪しいと思いますが)というような批判は全く的外れです。
 敵がラインハルト以外の誰かであれば、ヤンはその誰かに応じた作戦を立てていたでしょう。それだけのことです。(というか、そもそもラインハルトでなければ、こんな親征は最初からしないでしょう)

>  さらに言えば、そもそもラインハルトがわざわざ回廊内に侵入して戦うなどという、あの時点で取りえた策の中でも一番の愚策としか言いようのない戦略など取らず、たとえばエル・ファシル本星を包囲・占領してヤンを回廊外へ誘い出すといった類の戦略を取ったりしたら、ヤンが前提としている「ラインハルト軍を回廊内に誘い込む」という戦略構想自体までもが破綻してしまい、バーミリオン会戦の二番煎じみたいな結末に陥った可能性は極めて高いでしょう。それを「結果として」ラインハルトがやらなかったのは、ラインハルト自身が愚かだったからであってヤンが懸命だったのではありません。そして、これに関する対策を何ら立てなかったこと自体、ヤンは愚かであったと評されて然るべきなのです。

 ですから、無防備の惑星を包囲占領してヤンを脅すと言うような作戦をラインハルトが良しとするなら、そもそもこんな親征は最初から不要なんです。
 ラインハルトは、堂々と実力で勝利を得たいのです。バーミリオンの時の二番煎じのような「卑怯な」手段で得た勝利など、何の意味もないんです。
 そういう固定観念に縛られたラインハルトは、確かに愚かです。ですが、そういうラインハルトの心理を読んだ上で作戦を立てたヤンまで愚か者にされてはたまったものではありません。

>  そして、これほどまでに最悪な状況で仮に万が一ラインハルトが交渉に応じたとしても、彼我の戦力差と戦略的格差のために、ヤン側はラインハルト側の要求を全て受け入れざるをえない状況に追い込まれることは火を見るよりも明らかですから、交渉は決して対等なものになどなりえず、最悪交渉が決裂する可能性も濃厚に存在します。たとえば「将兵全員を助命してやるから、今後二度と民主主義思想を掲げないこと」という提言が和平条件として出されたりしたらどうするのでしょうか? 断れば再び絶望的な戦いを行わなければなりませんし、受け入れれば民主主義は滅亡です。これではどちらにせよ、ヤンの目的が達成されることはありえません。こんな要求でさえ、生きるためには受け入れなければならないほどに、ヤンの力は圧倒的に弱小なのです。

 「対等の交渉」について書いたことの繰り返しになるかもしれませんが……
 交渉というのはそれを行うことによって両者に益があるから、行われるのです。少なくとも、それは強者が弱者に一方的に要求を押し付けて終わりというようなものではない。
 上のような会話が行われた結果、交渉決裂、再戦となった時、ヤンも死ぬかもしれませんが、ラインハルトもまた少なからぬ人命を支払わなければならない。しかし、それは、二人のどちらにとっても好ましくない事態でしょう。
 であればこそ、双方それなりに納得のできる妥協点を見つけあうわけです。その時、ヤンが提出する「内政自治権を有する民主共和制の一惑星の存在を認めて欲しい」という妥協案について、ラインハルトが妥当と思うか否かが、交渉の最大のポイントになるわけですが、これについては10巻でユリアンが交渉成立させているという作中事実もあるわけですから、それから考えれば、全くお話にならないということはないでしょう。というか、交渉成立になった可能性は、充分にあると思いますが。

>  上でも述べたように、ヤンの戦略構想の中には「ラインハルトが病で倒れ、夢の中でキルヒアイスに諌められる」などという予測などどこにも存在しなかったのですし、「病気」や「夢」のような要素は、ラインハルトの脳内妄想で自己完結的に出現したものでしかなく、ヤンの戦略構想とは全く無関係なものでしかありません。「結果」を逆算してヤンを過大評価するのは止めていただきたいですね。
>  これがヤンによってもたらされたと言うのであれば、「魔術師ヤン」が実は本当の魔術師で、何らかの魔術を使ってラインハルトの健康状態や深層心理をはるか遠方から操ってラインハルトを動かしていた、などといった類のトンデモ裏設定でも作成するしかないでしょう。もちろん、そんなものが一切成立しないことに関しては今更言うまでもないでしょうが。

 これについては、上で説明しました。
 別に、ヤンは『皇帝は中途で病に倒れるだろう。すると、夢の中にキルヒアイス提督が出てきて、皇帝を諌めてくれるだろう』などと推測したわけではありません。『この戦の意義を鑑みるに、戦況によっては、皇帝は講和を考えるだろう』と推測しただけです。

>  上記で挙げたようなことは、事前予測でも充分に把握することができるものです。ヤンの戦略構想や事前予測とは全く無関係かつ想定外の「類稀なる僥倖」がなかったら、絶対にヤンが敗北していたことは間違いなかったでしょう。だからこそ、事前予測として、ヤンには勝利できる可能性も、民主主義を残すことができる可能性も全くありえなかったと言わざるをえないのです。

 もう一度繰り返したいと思います。
 ヤンが事前予測したことは、『この戦の意義を鑑みるに、戦況によっては、皇帝は講和を考えるだろう』ということです。
 そして、ヤンの善戦により、その予測は現実になりました。また、ヤンは途中で暗殺されて実現こそしませんでしたが、会談の席上での交渉で、ヤンの提出する妥協案で交渉成立となった可能性も充分ありました。
 以上を考慮すれば、回廊の戦いの勝算は、決して0%ではないと言えます。

親記事No.3660スレッドの返信投稿
board4 - No.3692

Re:亜光速ミサイルシステム

投稿者:古典SFファン
2003年02月19日(水) 11時57分

> うーむ、どうやら逃げるしかないようだ。この時点での同盟の
> 衰勢はハードウェアは覆しようが無いみたいですね。
> 魔術師がもう一人いれば、あるいは何とかなるかもしれないけど
> どうやらいないようだ(笑)
>
そりゃ、10万対1000でどうしろと(笑)。
それで敵の急所を直撃できたら文字通り魔術です。

> 理想の亜光速ミサイルがあれば、戦術の幅がずいぶん広がりますね。
> 自力でワープできるならば、いろいろ使えそうだ。
> 移動要塞を狩るには最適ですね。数も万の単位でそろえられるし。
>
大型ミサイル(戦艦級や重巡洋艦級)はそんなに数をそろえられないでしょう。
(戦艦と言うのは帝国じゃ将官のステータス・シンボルですしねえ♪
数万の1個艦隊の中に何百も居ないんじゃないでしょうか)
やはりこういう場合、財布の中身が(--;;;。
盛大にミサイルとしてぶっ放せるほど戦艦を抱えていたら、もろそれで艦隊戦に勝てそうな。
が、中・小型ミサイル(軽巡洋艦や駆逐艦級)なら、おそらく数を揃えられますし、何なら専用に建造したって良いんじゃないでしょうか。

移動要塞に関する限り、長距離の探知や追跡が困難なあの世界では、
追いかけて狩るのはかなりしんどいでしょうが、この種のインスタントな
「対要塞ミサイル」
なら、およそ防衛隊が居る全ての恒星系に、あっという間に拝眉可能でしょう。
(何しろ、ある程度大きくて重くて無人化可能な宇宙船と、バサード・ラムがあれば何とかなりますから)
・・そして、移動要塞に関する限り、撃破する必要はなく、
「エンジンを1つか2つ、潰せばいい」
作中では12基のエンジンに、9万人の工兵が1ヶ月以上掛かっています。
その計算なら、1個破壊されたら数日は足止めできる。
必要なら動けなくなった要塞に、小型のミサイル(駆逐艦の10や20)を使って追い討ちをかけて置けば、効果的に修理を妨害できるかも。
あとは艦隊が大量の亜光速ミサイルと、必要なら小惑星を携えて来る
のを待ち、要塞主砲の射程外から、撃って撃って撃ちまくれば済むと。

足止めした移動要塞を破壊するのと、固定の要塞を破壊するのは基本的には同じ方法です。
要するに、要塞主砲は怖いし、装甲が分厚いので、
「主砲の射程外から撃てて、装甲を突破できるミサイル」
を使えばいいという事ですね。

防御側としては、逆に「その手を使わせない」のが防御戦術のメインとなるでしょう。
艦隊を使って要塞を防衛し、要塞主砲で惑星を狙うも良し。
先に艦隊を出して制宙権を奪っていれば、500~1000光秒の
探知距離で亜光速ミサイルを探知し、FTLで通報出来るでしょう。
(FTLを妨害する防衛隊や艦隊を先に掃除して置けばよい)
いかに光速近いとは言え、位置が判っていれば要塞主砲を自動照準で発射し、撃破できる可能性は大いにあります。
レーダーを探知機とFTLに、機関砲を要塞主砲に変えた、宇宙スケールのファランクス・システムというわけです(笑)。

ただ、こういうところでは本当に、
「技術の進歩は戦術を変える」
「ハードウェアに頼り過ぎた戦術は盲点を生む」
という事情が相補的に効いてくるでしょう。

亜光速ミサイルと要塞は、ちょうど「矛と盾」のような関係とも言えます。
「それを使った戦術を非常に得意とする指揮官」が出て来ると脚光を浴びる類のもので、
便利と思って迂闊な使い方をすると、弱点を衝かれて足をすくわれると(笑)。
なかなか、面白い小道具を出して来てくれた事に感謝します:SAIさん。

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