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投稿ログ186 (No.3314 - No.3328)

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board4 - No.3314

Re:ウィンザー議長の帝国領侵攻作戦

投稿者:僧侶T
2002年12月03日(火) 12時00分

 どうも、僧侶Tです。
> ラインハルトはヒルダからの手紙を読んでいた。
 ラインハルトとヒルダの初対面はリップシュタット戦役の直前なので、まだ知り合っていないのでは?それに、マリーンドルフ伯爵家の当主はフランツであって、ヒルダではありません。マリーンドルフ伯フランツは穏健な人ですし、彼は和平に賛成するのではないでしょうか。まだ会ってもいない上に、あくまでも身分は伯爵令嬢、となればヒルダが独自に強硬派のラインハルトと提携することはないと思うのですが。
 帝国が同盟との和平を決定し、全権代表の人選まで決まっているのであれば、明白な敵対行為であるイゼルローン要塞奪回作戦は中止され、ラインハルトは首都に呼び戻されているはずですので、交渉の席にはラインハルト本人が行けばいいと思います。

 それから、いくらなんでも「和平派のリヒテンラーデ侯と強硬派のブラウンシュバイク公が突然手を結んだ」などということは信じてもらえないと思います。やはりラインハルトが手を結ぶべきは、同じ強硬派のブラウンシュバイク公でしょう。確かにフレーゲル男爵など、ブラウンシュバイク公のとりまきの若手貴族はラインハルトを嫌っていますが、それをねじ伏せるために「リヒテンラーデ侯とリッテンハイム侯の密約」(もちろんでっち上げ)を持ち出せばいいと思います。その内容は、同盟との和平が成立した直後に皇帝フリードリヒ4世を暗殺し、その罪を強硬派のラインハルトとブラウンシュバイク公になすりつけて粛清し、その後リッテンハイム侯の娘サビーネを皇帝に立て、リッテンハイム侯が摂政、リヒテンラーデ侯が宰相になる、とすればよいでしょう。
 ただこの密約、実際に結ばれてもおかしくない気はします。武力を持っていないリヒテンラーデ侯が、武力を持っているラインハルトとブラウンシュバイク公に対抗するために、誰か武力を持つほかの有力者と結ぶのはありえることですし。

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board4 - No.3315

Re:ウィンザー夫人のモデル

投稿者:ソルジャー大佐
2002年12月03日(火) 19時39分

お久しぶりです。
またまた横レスで失礼いたします。
小官はとしましては、ウィンザー女史のモデルはサッチャー+土井たか子ではいか?と推測します。
「好戦」オバタリアン(苦笑)と「反戦」オバタリアン(嘲笑)。
この2人を中途半端にまぜこぜにすると、ああいう変なキャラになるのでは?(どちらも、お近づきにはなりたくないな・・・)
特に高尚ぶって空理空論を振りかざすところなんぞ、どこかのお馬鹿さんそっくりだと思ったのは、小官だけではありますまい!!

それでは、今回の横レスはこれにて<(_ _)>

親記事No.3292スレッドの返信投稿
board4 - No.3316

Re:ウィンザー議長の帝国領侵攻作戦

投稿者:イッチー
2002年12月03日(火) 19時58分

>  どうも、僧侶Tです。

僧侶Tさん、たびたびレスありがとうございます。

> > ラインハルトはヒルダからの手紙を読んでいた。
>  ラインハルトとヒルダの初対面はリップシュタット戦役の直前なので、まだ知り合っていないのでは?それに、マリーンドルフ伯爵家の当主はフランツであって、ヒルダではありません。マリーンドルフ伯フランツは穏健な人ですし、彼は和平に賛成するのではないでしょうか。まだ会ってもいない上に、あくまでも身分は伯爵令嬢、となればヒルダが独自に強硬派のラインハルトと提携することはないと思うのですが。

 ヒルダが自分たちの私兵をラインハルトに差し出して、忠誠を誓うという場面が3299にあります。ですから、このあと、ヒルダとラインハルトは顔見知りと考えてください。また、ヒルダの父親は基本的に自分の考えを抑えて、娘の政治センスに賭けるタイプなので、彼自身は和平派でも娘が強硬派を唱えれば。強硬派に転じるでしょう。

>  帝国が同盟との和平を決定し、全権代表の人選まで決まっているのであれば、明白な敵対行為であるイゼルローン要塞奪回作戦は中止され、ラインハルトは首都に呼び戻されているはずですので、交渉の席にはラインハルト本人が行けばいいと思います。
>
和平協定が結ばれたわけではありませんから、ラインハルトに撤退命令が出るはずがありません。和平成立まで同盟軍と対峙していよと命ぜられるだけでしょう。

>  それから、いくらなんでも「和平派のリヒテンラーデ侯と強硬派のブラウンシュバイク公が突然手を結んだ」などということは信じてもらえないと思います。やはりラインハルトが手を結ぶべきは、同じ強硬派のブラウンシュバイク公でしょう。確かにフレーゲル男爵など、ブラウンシュバイク公のとりまきの若手貴族はラインハルトを嫌っていますが、それをねじ伏せるために「リヒテンラーデ侯とリッテンハイム侯の密約」(もちろんでっち上げ)を持ち出せばいいと思います。その内容は、同盟との和平が成立した直後に皇帝フリードリヒ4世を暗殺し、その罪を強硬派のラインハルトとブラウンシュバイク公になすりつけて粛清し、その後リッテンハイム侯の娘サビーネを皇帝に立て、リッテンハイム侯が摂政、リヒテンラーデ侯が宰相になる、とすればよいでしょう。
>  ただこの密約、実際に結ばれてもおかしくない気はします。武力を持っていないリヒテンラーデ侯が、武力を持っているラインハルトとブラウンシュバイク公に対抗するために、誰か武力を持つほかの有力者と結ぶのはありえることですし。

この考えいただきました。(笑)

 ラインハルトはヒルダからの手紙を読んでいた。
「和平交渉の全権には国務尚書リヒテンラーデ候が選ばれました。彼は和平派の中心物で、戦争の終結によって軍部の発言権を抑えようと考えているようです。ただし、彼には武力の裏づけがないので、リヒテンラーデ候に近づいているようです。ブラウンシュヴァイク公は和平反対で、配下の青年貴族と不満をもらしていますが、行動力に欠けるようです」
 「私の権力が確立するまでに、同盟との戦争が終結することは非常に困る。ここはブラウンシュヴァイク公と組むしかないか・・・」ラインハルトはイゼルローン方面をメルカッツとキルヒアイスをまかせ、自らは一部の部隊を率いて首都に密かに帰還した。
 ブラウンシュヴァイク公の山荘では和平に不満を持つ若手貴族たちが現体制への不満の声をあげていた。
 「皇帝陛下も腰抜けよのう。イゼルローンを奪われ、帝都への侵入を許し、フェザーンを奪われ、ついには和平交渉に応じるとは・・・」酒で顔を赤くしたフレーゲル男爵が叫んだ。
 「卿らの会話。不敬罪に問われるぞ」そこへ一人の金髪の貴族がはいってきた。ラインハルトだった。
 「金髪の孺子!」貴族たちは口々に叫んだ。「ここに何しに来た」「そもそも卿はイゼルローン方面軍司令官ではなかったか?持ち場を離れてもいいのか?」ブラウンシュヴァイクが尋ねた。「閣下の危機を知り、参上いたいしました」「なに?私の危機と名?」そう言うがはやいが、オーベルシュタインは連れてきた一人の兵士を公の前に差し出した。「おまえがなにをしたか、公爵様の前であらいざらい話すんだ」「わ、わたしはリヒテンラーデ候からの手紙をリッテンハイム候に渡して欲しいと命令されただけで・・・」「これがこの男が持っていた密書です」ラインハルトはブラウンシュヴァイク公に手紙をさしだした。そこには、和平成立後はフリードリヒ4世を退位させ、ザビーネを皇帝とし、リッテンハイム候を摂政、リヒテンラーデ候を帝国宰相にするという内容だった。そして、ブラウンシュヴァイクとラインハルトは反逆罪で粛清される旨が書かれていた。「う~む。許せん」単純なブラウンシュヴァイクは密書の内容を信じ込んだ。(密書も死者も実は捏造)
 「帝国の栄光を取り戻すには、ブラウンシュヴァイク公以外にありません」ラインハルトは心にもないことを言った。「伯父上、ローエングラム候の目を見ましたか。この純粋な目。これこそ真の帝国貴族の目です。ここは伯父上、ローエングラム候を信じて、決起くだされ!」今までラインハルトを毛嫌いしていたフレーゲル男爵も国家の栄光などと演説されると弱い・・・。
 「わかった!ローエングラム候とともに決起しよう」ブラウンシュヴァイクはついに決断した。
 翌朝、オーディン付近に固まっていた部隊は一斉に首都に上陸した。ラインハルト指揮でまず新無憂宮を制圧し、フリードリヒ4世にむりやり「譲位証明書」に署名させられ、後継者もブラウンシュヴァイクの娘エリザベートとさだめられた。リヒテンラーデ候もリッテンハイム候の逮捕され、国家を叛乱軍に売り渡そうとした反逆罪として処刑された。なお、エリザベート即位翌日、和平交渉は一方的に破棄された。

イゼルローン要塞ではヤンがもの思いにふけっていた。「これでようやく銀河にも平和が来る」そこへアッテンボロー少将が駆け込んできた。「先輩大変です。帝国でクーデターが起きました。和平派の貴族は失脚し、前の皇帝の孫にあたるエリザベートとかいう少女が皇帝となり、ブラウンシュヴァイク公が摂政・ローエングラム候ラインハルトが帝国宰相だそうです。そして、和平交渉は白紙に戻すと発表されました。
 「やれやれつかのまの休戦だったな」椅子から立ち上がったヤンの動きはにぶかった・・・

board4 - No.3317

なんとも幼稚な「朝日新聞キラー」

投稿者:カトー
2002年12月04日(水) 16時07分

いったい「朝日新聞キラー」というHNを使っている輩は、日本語の文学を読解する能力があるのだろうか。
反日的キーワードのいくつかを、馬鹿のひとつ覚えのように記憶し、それに該当したら反日という短絡的思考。まったく、この人物の分裂した主張といわざるをえない文章には目を覆うばかりだ。
果たしてこの人間(とも思えないほど低俗な生き物)はどれだけくだんの「朝日新聞」を読んでいるのか、聞いてみたい。
朝日新聞の社史において、イデオロギーにどのような変革があり、主張はどのように変わって来たのか、あるいは変わらないと主張するのであればどう変わらないのか、明言してほしい。
どこかの掲示板でたたかれたら、余所へ逃げてわめくという、負け犬弱者の典型のような態度。歴史認識はあまりにも稚拙で、右寄りな私でも呆れてものが言えないほどだ。
おそらく十代の子供と察するが、もし違っていたらあまりにも成長が遅れている。愚かしい。
ネット上に生息する勘違いのなかでも最も知性の低い「朝日新聞キラー」。今後、自身が辱めを受けないだけの最低限の知識だけでも学習していただくことを祈るのみだ。

board4 - No.3318

灼熱の竜騎兵を撃つPART2

投稿者:八木あつし
2002年12月04日(水) 19時39分

はい、どうも。エニックス版の灼熱の竜騎兵を購入してしまい、田中芳樹の印税に貢献してしまった八木です。
新装版「灼熱の竜騎兵」は、本当に帯に書かれているように、「大幅な加筆修正」をしているのか? 自己満足のために前回に続き、文庫版2巻と新装版第2部の比較にいきたいと思います。
ところで富士見書房は、今となっては笑い話ですが「灼熱の竜騎兵」でメディアミックス展開を狙っていました。1巻・2巻が発売されてから、約1年後にはカセットブックが発売されています。
もしかしたら、アルスラーン戦記Ⅱ・サイレントメビウス2・風の大陸の3作品で公開された角川アニメNEO英雄伝説の中に、灼熱の竜騎兵が加わっていた可能性もあったわけです。まぁアルスラーンが決まっていたために、竜騎兵も入れると田中作品が2つになってしまいます。そのため例え連載が続いていても、難しかったかもしれませんが……。
風の大陸は、作品のストーリー的に幅広く受け入れられるのが難しく映画のみ。アルスラーンも9巻以降が長期間執筆されず、アニメはOVAに移行したものの、第1部が全て映像化されることなく終わりました。結局、富士見書房(と角川書店)のメディアミックス展開の成功は、神坂一の「スレイヤーズ」まで待たれることになります。
 あぁ、富士見文庫の方では、OVAくりぃむレモンシリーズの一部をノベライズ化ということだから、ある意味メディアミックス展開といえるかな(笑)。

灼熱の竜騎兵PART2 惑星ザイオンの嵐
初版1989年10月20日 富士見書房 富士見ファンタジア文庫(以下=旧版)

灼熱の竜騎兵1 第二部 惑星ザイオンの嵐
初版2002年9月13日  エニックス EXノベルス (以下=新版)

第1章 報復のトランペット
<旧版>10P 1行目
 西暦2405年にはいって、
<新版>170P 上段13行目
 西暦2505年にはいって、
<旧版>17P 13行目
 西暦2405年9月。
<新版>175P 上段12行目
 西暦2505年9月。
<旧版>18P 1行目
 この前年、2404年に、
<新版>175P 下段1行目
 この前年、2504年に、
<旧版>23P 1行目
(前略)、2405年1月のことである。
<新版>179P 上段9行目
(前略)、2505年1月のことである。
<旧版>25P 10行目
 ネッドたちが2404年9月まで所属していた「ザイオン青年党」は、
<新版>181P 上段9行目
 ネッドたちが2504年9月まで所属していた「ザイオン青年党」は、

はい。年が100年分変更されただけです。コメントのしようがありません。

<旧版>31P 11~12行目
 地球軍最高司令官デリンジャー元帥は、6500万キロ離れた司令部から、ザイオンにいる部下を叱咤した。一語ごとに200秒をこす時差があるので、(後略)
<新版>187P 上段5~7行目
 地球軍最高司令官デリンジャー元帥は、3億キロ離れた司令部から、ザイオンにいる部下に叱咤した。一語ごとに20分をこす時差があるので、(後略)

地球-ザイオン間の距離が6500万キロから、3億キロに延びたことで、遠距離通信の時差が200秒から20分に変更されています。銀英伝と違い、まだまだリアルタイム通信にはなっていません。変なところは細かいですね。

<旧版>33P 3行目
「200秒以上も待たせて、(後略)」
<新版>188P 上段8行目
「20分以上も待たせて、(後略)」

ここも通信距離が延びたことによる時間の修正です。ちなみに指向性レーザー・ビーム通信だそうです。

<旧版>39P 14行目
 2404年の「ザイオン百日事件」に際しても、(後略)
<新版>192P 下段4行目
 2505年の「ザイオン1ヶ月紛争」に際しても、(後略)

本当にコメントしようがないですね。年月と紛争名の修正です。第1章の修正点はこれだけです。

第2章 赤と白の構図
<旧版>44P 1行目と4行目
 2405年当時の惑星ザイオンがそうだった。
「2405年のザイオン」
<新版>198P 上段2行目と6行目
 2505年当時の惑星ザイオンがそうだった。
「2505年のザイオン」

はい、年月の修正です。

<旧版>49P 5行目、52P 4行目、53P 12行目
 880名の歩兵部隊をひきいて、
 800名をこす兵力を
 地球軍の戦死者59名、負傷者114名。これに対し、深紅党の戦死者ゼロ、負傷者17名。
<新版>202P 上段3行目、203P 上段16行目、204P 下段8~9行目
 880人の歩兵部隊をひきいて、
 800人をこす兵力を
 地球軍の戦死者59人、負傷者114人。これに対し、深紅党の戦死者ゼロ、負傷者17人。

もの凄く細かい変更です。人数表記が「名」から「人」に変更されています。いったいなぜ、「名」から「人」に変更したのでしょうか? 私はどちらでもあまり変わらない気がするのですが……。さっぱり分かりません。田中芳樹よ、こんな小さなところを修正するぐらいなら、新作部分を書いてくれ。

<旧版>59P 10行目
 「ザイオン百日事件」の際、
<新版>209P 上段11行目
 「ザイオン1ヶ月紛争」の際、
<旧版>74P 12行目
 6500万キロをへだてて、
<新版>221P 上段17行目
 3億キロをへだてて、

はい。いつもの修正ですね。第2章の修正変更はこれだけです。修正だけで新作加筆はありませんね。

第3章 爆撃
<旧版>98P 9行目
 連隊長クラス以上の高級士官40名を集めると、
<新版>240P 下段2行目
 連隊長クラス以上の高級士官40人を集めると、

名でも人でも変わらないと思いますがね~。神経質ですね。第3章はここだけ。

第4章 陰謀の間奏曲
 変更点はありませんでした。基本的に灼熱の竜騎兵の修正は、年月と設定変更に伴う修正がほとんどを占めています。ここは、それがなかったわけです。

第5章 急斜面のダンス
<旧版>143P 13行目
 2、3日はおとなしくしているしかなさそうであった。
<新版>276P 下段14行目
 しばらくはおとなしくしているしかなさそうであった。

 「2、3日」が「しばらく」に変更になりました。この文は、大やけどをした陰謀家の少年が自嘲するシーンです。さすがに大やけどが2、3日では回復するはずがないので、しばらくに変更したのでしょうか。実際、少年は深紅党地下アジトに「しばらく」やっかいになっていますし(笑)。

<旧版>156P 3~9行目
 宇宙港は軍の最大級の警備対象であったが、旧ZWA方面に主力が配置されたのと、彼らが戦闘員と武器をべつべつに運びこむという奇策を用いたこと、よくあることだが周囲ばかりかためてかえって中心部の守りがおろそかであったこと、などから、まんまと成功されてしまったのである。
 この奇策を案出したのはネッドだった。武器は「軍政本部御用達」ということで、そのまま悠々と検問を通過し、ネッドとリュー・リンは先日入手したIDカードを偽造して軍人として宇宙港入りした。他のメンバーは作業員や旅客をよそおってはいった。
<新版>285P 下段14~16行目 286P 上段1~7行目
 宇宙港は軍の最大級の警備対象であったが、旧ZWA方面に主力が配置されたのと、彼らが陽動部隊と実動部隊の動きを完璧に連動させたこと、よくあることだが周囲ばかりをかためてかえって中心部の守りがおろそかになったこと、などから、まんまと成功されてしまったのである。
 この奇策を案出したのはネッドだった。陽動部隊は作業員や旅客をよそおって宇宙港にはいった。一方、ネッドとリュー・リンたち実動部隊は、地球軍が思いもよらない方法で宇宙港にはいりこんだ。

文庫第2巻部分において、唯一の加筆修正と言える部分ですね。1巻部分比べて減ったと言えますね。
まず、旧版にある「軍政本部御用達」が削除されたのは、地球軍が惑星ザイオンで製造された武器を使うはずがないからです。これまで読んだ限り、地球軍は地球製の武器を使っています。気位が高い地球人将兵が、ザイオン人が造った武器を使うことはないでしょう。
次に旧版で、ネッドとリュー・リンが地球軍の軍人に変装して宇宙港に入りこんだ部分です。これも旧版においての間違いの部分です。第6章で、宇宙港潜入について詳しく説明していますが、そこの説明だとネッドやリュー・リンたち実動部隊は、冷凍車に乗って潜入したとあるのです。冷凍車内部で極限環境防護服に身をつつみ、赤外線反射膜にくるまり、ドライアイスの山にひそみ監視網を突破しています。(旧版・新版ともに同じ) そのため新版の修正では、「思いもよらない方法で宇宙港に入りこんだ」と修正されているのです。

<旧版>157P 7行目、9行目
(前略)、60名の完全武装兵が(後略)
 やがて60名の兵士の前に(後略)
<新版>286P 下段11行目、14行目
(前略)、60人の完全武装兵が(後略)
 やがて60人の兵士の前に(後略)
<旧版>164P 9行目
 不幸な地球軍兵士8名が(後略)
<新版>292P 上段8行目
 不幸な地球軍兵士8人が(後略)

え~、「名」から「人」への変更です。ここまでくるとしつこいのか、几帳面なのか、なんで文庫版で「名」としたのか小一時間問い詰めたいですね。第5章はここまでです。

第6章 激流
<旧版>166P 1行目
 西暦2404年10月は、
<新版>296P 上段1行目
 西暦2504年10月は、

お馴染みの月日の修正です。

<旧版>184P 4行目
 つい4、5日前には予想できるはずもなかった。
<新版>308P 下段14行目
 ほんの一週間前には予想できるはずもなかった。

前章で「2、3日」を「しばらく」に修正していますが、今回は「4、5日」を「一週間」に修正しました。これは、予想できなかった事柄が起きた日と「予想もしなかった」と思った日を計算すると、4、5日前だと既に起きている可能性が高く、文章が成立しなくなります。そのための安全策として、1週間に延ばしたのだと思います。

<旧版>189P 9行目
 2405年11月13日、
<新版>313P 上段2行目
 2505年11月13日、
<旧版>192P 4行目
 6500万キロの虚空をへだてた
<新版>315P 上段6行目
 3億キロの虚空をへだてた
<旧版>196P 4行目
 ……西暦2405年11月。
<新版>317P 下段1行目
 ……西暦2505年11月。

最後の3個所の修正は、月日と距離でした。これで文庫2巻においての加筆修正は終わりです。

灼熱の竜騎兵において加筆修正・変更点は以上の通りです。私が2巻こそは、大幅な加筆修正があると信じていましたが、結果は月日と距離と単位の変更がほとんどでした。
実際のところ2巻においては、宇宙港に潜入する部分のみが新作の加筆です。ここは字数にして223字でした。あとは1文字単位になっていまうので今回は数える気がしません。
多分、文庫1・2巻の修正された部分の文字を全て合わせると、400字詰め原稿用紙3枚に収まるのではないかと思います。私は作家でも編集でもないので、どのくらいの分量が「大幅な加筆修正」にあたるのかは分かりません。しかし、出版社と田中芳樹の勝手な都合で設定を変えて、ほとんどの修正点が月日と距離。新惑星製造法が変わり、惑星の配置も変えたのに、完全新作の部分が無いに等しく、本編で活かせられていません。本当にシェーアードワールズ化のためだけの変更と言えます。それでよくも、「大幅な加筆修正」などどほざけたものだなぁと感心してしまいました。

作品への感想も書こうと思っていたのですが、何か気力がなくなってしまったので、次の機会に書きます。ルビなど細かい部分が旧版と新版で違っていましたので、その点も次回に書きます。
最後に。文庫3巻の修正変更点はもう調べる気力がありません。1・2巻分を調べた限りでは、期待がもてないからです。新書版・灼熱の竜騎兵の「3巻」が出ることがあれば行いたいと思います。今回はこのへんで!

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board4 - No.3319

Re:灼熱の竜騎兵を撃つPART2

投稿者:IK
2002年12月04日(水) 22時58分

いや、物凄い情熱、執念ですね。圧倒されました。
この研究は将来、田中芳樹文学が研究されていく上で貴重なデータになるのではないですか。
3巻についても期待しています(他力本願だなあ)

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board4 - No.3320

Re:あのー

投稿者:不沈戦艦
2002年12月05日(木) 15時51分

> いったい「朝日新聞キラー」というHNを使っている輩は、日本語の文学を読解する能力があるのだろうか。
> 反日的キーワードのいくつかを、馬鹿のひとつ覚えのように記憶し、それに該当したら反日という短絡的思考。まったく、この人物の分裂した主張といわざるをえない文章には目を覆うばかりだ。
> 果たしてこの人間(とも思えないほど低俗な生き物)はどれだけくだんの「朝日新聞」を読んでいるのか、聞いてみたい。
> 朝日新聞の社史において、イデオロギーにどのような変革があり、主張はどのように変わって来たのか、あるいは変わらないと主張するのであればどう変わらないのか、明言してほしい。
> どこかの掲示板でたたかれたら、余所へ逃げてわめくという、負け犬弱者の典型のような態度。歴史認識はあまりにも稚拙で、右寄りな私でも呆れてものが言えないほどだ。
> おそらく十代の子供と察するが、もし違っていたらあまりにも成長が遅れている。愚かしい。
> ネット上に生息する勘違いのなかでも最も知性の低い「朝日新聞キラー」。今後、自身が辱めを受けないだけの最低限の知識だけでも学習していただくことを祈るのみだ。

 この間、このサイトの趣旨と関係ない「松岡圭祐」という作家に対する罵倒を、何度もしつこく行っていたので叱りつけた後は、彼のここへの投稿はなくなっていると思いますけど。今になって、ここでそういうことを言っていても、あまり意味がないのではないでしょうか。今、彼は「日本茶掲示板(ttp://www.nc4.gr.jp/nihoncha/nihoncha.cgi)」によく出没していますから、そっちでもの申された方が、よろしいのではないでしょうか?

 なお、確か学生さんだったと思いましたよ。彼はね。

親記事No.3317スレッドの返信投稿
board4 - No.3321

不沈戦艦さんがうまくフォローしてくれていますが

投稿者:本ページ管理人
2002年12月05日(木) 16時49分

No.3076で朝日新聞キラーさんに警告しています通り、ここは田中芳樹氏について議論するサイトです。
掲示板の趣旨に反する議論はご遠慮下さい。
例えば、朝日新聞キラーさんが田中芳樹に対して批判をしていて、それについて「批判に対する批判」だったら良いんですけれど、批判対象の朝日新聞キラーさんが田中芳樹の批判をしてないですからねぇ、、、
この掲示板の趣旨としてログ削除せずに残してはありますが、理解の程お願いいたします。

親記事No.3318スレッドの返信投稿
board4 - No.3322

Re:灼熱の竜騎兵を撃つPART2

投稿者:本ページ管理人
2002年12月05日(木) 16時52分

田中芳樹への批判というと、どうしても思想的な側に寄りがちではありますが、このような作家としての批判もとても重要だと思います。
細かい調査、おつかれさまです。

board4 - No.3323

お知らせ(結構重要)

投稿者:本ページ管理人
2002年12月05日(木) 16時58分

この掲示板をレンタルしているOTD掲示板で、広告としてワードナビという機能が追加されました。
ぶっちゃけた話、ここの利用者の方には邪魔だとは思いますが、掲示板維持のために必要な措置になりますので、ご容赦下さい。
☆念のために付け加えておきますが、この広告は無料掲示板という性質上ついているものであり、私個人が金儲けしているだとか、そういうことは一切ありません。

 ワーズナビとは皆様のお役に立つ情報をお知らせするもので、掲示板に
書き込まれたメッセージ文中にリンクの形で書き込まれます。リンクは
特定のキーワードに対し自動的に挿入されます。投稿したメッセージに
覚えのないリンクが付いてしまっている?と思われるかもしれませんが、
これがワーズナビ機能です。
ワーズナビのリンク先はパートナー企業の広告やOTD BBSからのお得情報
の提供などです。

親記事No.3318スレッドの返信投稿
board4 - No.3324

Re:灼熱の竜騎兵を撃つPART2

投稿者:Ken
2002年12月05日(木) 21時58分

八木あつしさん、

私もアニメ銀英伝の間違い探しをしたり、人名の綴りを調べたりするのに熱中しますが、短期間にここまで集中的なチェックはできません。おそらく、あなたは、一度読んだ文章を忘れないのでしょうね。他人が書いたものをここまで綿密にチェックできるとは・・・。今年ご卒業とのことですが、もしかして弁護士のたまごですか?

ところで、田中芳樹氏は、どうも算数が苦手なのでしょうか?

>地球軍最高司令官デリンジャー元帥は、6500万キロ離れた司令部から、ザイオンにいる部下を叱咤した。一語ごとに200秒をこす時差があるので、
>地球軍最高司令官デリンジャー元帥は、3億キロ離れた司令部から、ザイオンにいる部下に叱咤した。一語ごとに20分をこす時差があるので、

距離が4.6倍になっているのに、時間は6倍のようですね。

>指向性レーザー・ビーム通信

ということは、真空中を秒速30万キロで走る光を利用した通信ですね。すると、6500万キロ先に届くのに216秒、3億キロ先では1000秒(=17分)ということになります。旧版は正しく新版は誤り、といいたいところですが、ここでいう「時差」が、

>「200秒以上も待たせて、(後略)」
>「20分以上も待たせて、(後略)」

というように、自分が話してから相手の応答を聞くまでの時間のことであるなら、通信波は両者を隔てる距離を往復する必要がありますから、旧版では512秒(=8分半)、新版では34分の「時差」を生じるはずです。もしも、「20分なら間に合うけど、34分では間に合わない」ような場面がストーリーにあれば、面白いですね。

ところで、太陽から地球までの距離の平均は1億5000万キロですから、新版ではザイオンを太陽を挟んだ反対側へ置いたことで、地球との距離が3億キロになったのでしょうね。すると「指向性レーザービーム」は太陽を貫通して相手に届くのかな?まさかそんなことはできないから、できるだけ太陽に近い位置に中継ステーションを置いているのでしょうね。でも、それでは「時差」はさらに大きくなりますね。

本当の「加筆修正」をするなら、こういう点を直してほしいですね。八木さんの前回の発言を読んだときも、「せっかく木星には、地球の15倍の質量の固体部分があるのだから、核融合で重金属を作った、などと訳の分からないことをいうよりも、固体部分を取り出して、15個の地球型惑星を作ればよいのに」と思いました。次回の加筆修正では、直してくれるのでしょうか?

board4 - No.3325

政治評論についての質問

投稿者:ケスラセラ
2002年12月06日(金) 04時50分

 以前から何度も議論、および主張されていることを
繰り返すことになり申し訳ないのですが、少々お聞きしたいことが。
皆様の批判されている昨今の田中小説における「政治評論」
これはこの「評論」があまりに具体的でありすぎ、それゆえ小説の範囲を超えていると。
こういうことですね?
どのあたりが風刺と評論の分かれ目になるか、おそらく個人の
とり方しだいというところが大きいとは思いますが、このあたりをお聞きしたい。
私個人の受け取り方について述べておきます。
創竜伝や薬師寺シリーズにおける「政治評論」は強烈な風刺であり、
はははと笑える。こんな感じですね。
私にとってはこれはこれで楽しめます。

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board4 - No.3326

Re:政治評論についての質問

投稿者:TAC
2002年12月07日(土) 00時46分

私も風刺は真っ当な社会にとって必要不可欠だと思います。
風刺を権力を持つ者を批判しこき下ろす事だとすれば、
それを許さないというのは言論弾圧ですから。

ただ、田中芳樹が作中で行っているのは風刺ではありません。
風刺というからにはありとあらゆる対象をパロディにし、
笑い飛ばす事によって批判する必要があります。
対立している二者の内、片方をだけを批判するのは、
風刺ではなくプロパガンダの類に分類されるべきでしょう。

よって田中芳樹が作中で行っているのも、
風刺ではなくプロパガンダの類と考えるべきではないでしょうか。
アメリカ合衆国は笑い飛ばされるが、中国には触れない。
日本の右派政治家は笑い飛ばされるが、左派政治家には触れない。
それに天皇家を笑い飛ばす事もしません。暴漢に刺されますから。

例えばアメリカなどでは現在の対テロ戦争に対する風刺が、
沢山存在しています。向こうでは主に一コマ漫画という形です。
ここで笑い飛ばされるのは、
ウサマ・ビン・ラーデンやフセインだけではありません。
ブッシュ大統領も当然笑い飛ばされています。
双方を笑い飛ばす事によってバランスを採っています。

他にはナチス時代にあるドイツのコメディアンが、
空軍元帥ヘルマン・ゲーリングを面と向かって風刺し笑い飛ばしたために、
収容所に送られる事になりました。
これくらいの覚悟があってやるのも、社会風刺です。

田中芳樹にそんなバランス感覚も覚悟もありません。
日本で自民党あたりだけを批判するのは一番楽ですよ。
何せ、何のペナルティもありませんから。
これが共産党や創価学会あたりになると覚悟が要りますけども。

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board4 - No.3327

Re:政治評論についての質問

投稿者:八木あつし
2002年12月07日(土) 09時52分

創竜伝の竜堂兄弟の行動自体が、普通にはあり得ないような力を使って、現在の権力者たちをこき下ろすので風刺画のようなモノですね。
創竜伝の社会評論は、評論と言うには「ある国」「ある政治家」「ある官僚」と伏せ字が多すぎます。及び腰・逃げ腰のためかとも思えてしまいます。
また、出てくるデータや話も本当に真実かどうか判断が付きません。何せ創竜伝は「フィクション小説」なのですから。仮にデータが正しいとしても、評論自体が客観性に乏しく田中氏の主観を含みすぎかな。

私は、竜堂始や竜堂続が反日・反米・左翼的思考でも構いません。作中で政治家や日本をこき下ろすのもいいでしょう。
ただ作中のキャラクターが反日や反体制の台詞や思考が多くある中、作中キャラクターの独白や思考部分以外の、第三者的な神の視点の部分まで左翼的な評論を書かれると嫌気がします。
どうせだったら、始や続を左翼ではなく極左思考にまで踏み込ませたら、別の意味でバランスが取れるかもしれませんね。
まぁ田中氏には作者として客観性のある3人称の文章を書いて欲しいです。

次回の創竜伝で是非とも入れて欲しい社会評論があります。先日、早朝のニュース番組で見たのですが、英国でブッシュ大統領を風刺した(イラク問題に関してバカにした)テレビCMを作ったら、米英同盟関係に傷が付くとして放映中止になったそうです。
日本でももし同じことがあれば、田中氏は喜び勇んで作中で必ず作中で使うと思います。「日帝もとい、日本の政府と官僚が圧力をかけて、自由なはずのメディアを弾圧した」ってところですかね。
英国崇拝者である田中氏が、もし英国でのことを知ったら、作中で「あの英国が言論弾圧を」と書くかどうか気になりますね。

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board4 - No.3328

Re:政治評論についての質問

投稿者:IK
2002年12月07日(土) 23時50分

最近もろもろのニュースを聞くにつけ、「官僚めー!」と田中芳樹さんの主張に似てきてしまって、困惑することしきりですが、TACさんのご意見はまったくその通りだと思います。
現代日本で自民党、官僚を批判することほどたやすいことはありません(実際そうされるだけのことを彼らがやっているにしろ)。ただ、日本政治の根幹の問題点はそういう部分にではなく、もっと別のアンタッチャブルな面にありますね。なまじ良識派の仮面をつけているだけに批判しづらく、敢えてそれをすれば物理的な報復もしばしばあった(ある)と聞き及んでおります。どうせ斬るならばその辺りを斬って欲しいものですが、それは本職であるはずのジャーナリストと称するマスコミ屋もやれていないのですから、一作家にはなかなか難しいかも知れません。ならば小さくなってろ、と言いたいところですが、そう言えば己に帰ってくるのでそこまではようよう言えません(^^)
と言いますか、その辺りの構造に田中芳樹さんはどうも無頓着であるようです。功なり名を遂げた氏にとって、「良識派」というポジションはアクセサリーとしては上等に感じるのかも知れません。私に言わせれば大橋巨泉氏と同じです。
英国についても中国についてもいいところだけをつまみ食いしているなあと感じますね。
ただ、むかしはこういう「知識人」が多かった。洋行帰りだけが売りで、「あちらでは~」というのが口癖のお方。表面的な一部の現象を拡大して全体に敷衍するお歴々ですね。どちらにしろ子供騙しですが、田中芳樹さんの場合はメインの読者が少年なので本当に子供を騙しかねないところ(笑)がやや問題ですか。
どちらにしろ批判というのはニュートラルに行わねばならぬものです。そこの部分で田中芳樹さんは批判者として適正を欠くところがあるのではないでしょうか。作家だからしょうがないかも知れないですけどね。

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