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投稿ログ142 (No.2590 - No.2608)

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board4 - No.2590

Re:救国軍事会議を考える

投稿者:イッチー
2002年08月30日(金) 16時59分

> イッチーさん、どうも八木です。イッチーさんの問題提起で勉強疲れの頭が久々に回転しました。
>

それはなによりでしたお勉強をがんばってください。

> 救国軍事会議に未来はあったのか。それはやはり無いでしょう。
> ヤンやビュコックが味方に付けばまだしも、彼ら二人はクーデター派に妥協しないはず。というより、民意を無視したクーデター派に妥協するぐらいなら、どこかで民意によって選ばれた政府に妥協していたはずです。それが出来ないヤンにはまずクーデター派との妥協は無理。
> またドーリア星域会戦で唯一の宇宙戦力第11艦隊も敗れました。結局、救国軍事会議がクーデターを成功させるには、バグダッシュ中佐のヤン暗殺しかなかったでしょう。
> しかし自由惑星同盟に救国軍事会議による軍事政権が誕生したとして、同盟の国防体制を本当に強化・整備できたのでしょうか?
> ヤンを暗殺しても、ヤン艦隊は残ります。ヤンの意志を受け継ぎ、あくまでもクーデター鎮圧に向かえば、第11艦隊との決戦です。ヤンがいなければ多分第11艦隊が打ち破るでしょうが、第11艦隊にもある程度の被害が残ります。
> さらに全体主義型の無理な統制経済を行い、フェザーンへの同盟の負債を徳政令のごとく棒引すれば、フェザーンからの貿易・支援も無くなります。国力の疲弊した同盟にこれは大打撃になり、経済は完全に麻痺するでしょう。そうなれば艦隊再建の遅れは必死です。
> 要塞対要塞決戦も同盟敗北の可能性が高いです。フェザーンにも侵攻され、2方向から帝国軍15万隻の大艦隊による同盟領侵攻作戦が発動。
> 同盟軍事政権が帝国軍を迎え撃つには焦土作戦しかないでしょう。最後はアルテミスの首飾りを最終防衛戦に同盟残存艦隊と帝国艦隊のバーラト星系会戦が。最後に残るのは、焦土と化した同盟領と自決した軍事政権の軍人達。(笑)
>
> ならばどうすれば良かったのか。グリーンヒル大将が一命を賭けて、軍部の反乱分子を押さえ、憲兵に引き渡すしかないですね。つまりクーデターをなんとしても起こさないこと。
> ランテマリオ星域会戦で同盟軍に足りなかったは時間と兵力でした。もしその時、第11艦隊が無傷で残っていれば、同盟軍は約5万隻で戦えたでしょう。それならば、ヤン艦隊が帝国軍の後背に出現するまで戦線を維持でき、ランテマリオの戦いは変わったでしょう。
> クーデターを起こした時点で、救国軍事会議だけでなく同盟の未来は決まったのかもしれません。

私の真意が伝わっていないようですが、私は救国軍事会議がクーデターを時限的なものとし、同盟憲章秩序の維持を標榜していたらということです。私がモデルとしたのは「ガサラキ」というアニメで、このアニメでは特務自衛隊という自衛隊の一部が近未来の日本でクーデターを起こしますが、クーデターを3年の時限的なものとし、内閣制を否定していません。クーデター派は安全保安部という新設の役所を根城にして政治の実権を握ろうとします。クーデター派の狙いは対日穀物禁輸を通告したアメリカに対して日本の金融資産を使って、アメリカの経済を破壊し、アメリカを日本の道連れにすることでした。そして、経済が破壊された貧しさの中から日本精神を復活させるというものでした。
救国軍事会議もクーデターを時限的なものとすることや人権・政治制度の保障を約束して、国民やヤンらの支持を集めることに成功していたら・・・というのが私のそもそもの問題提起だったのですが。

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board4 - No.2591

Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道

投稿者:竜神
2002年08月30日(金) 23時03分

> 憂国騎士団の存在は一般国民にも認知されていました。にもかかわらず、その存在に目をつむったこと。ジャーナリズムが御用機関に成り下がっていたこと、それ自体が同盟国民の腐敗と堕落を表すものです。国民の責任は免れないと思います。

>状況は異なりますが、いまの日本にもいえることですよね

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board4 - No.2592

Re:八月の新装刊

投稿者:IK
2002年08月30日(金) 23時17分

>ああ、それにしても栗本薫の爪の垢を田中芳樹に飲ませたい。

栗本さんと較べるのはいくらなんでも気の毒というものですよ(笑)。栗本さんは前代未聞の超高速執筆マシーンと化しています。あれでは挿絵画家はたまるまい(笑)。それどころか、私は前のを読み終わらないうちに「あ、もう新刊が出ている!」ということをグインサーガについてはもうここ二年近く味わい続けています(爆)。

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board4 - No.2593

Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道

投稿者:IK
2002年08月30日(金) 23時34分

どれがどのスレなのかプレーンで読んでいるとこんがらがってしょうがないです(笑)。
えーと、有力者の子弟が後方勤務に回されることはよくある話です。アメリカの例で言えば、反戦運動に身を投じることでそれなりにリスクを犯したクリントン氏はともかく、前回の大統領選挙で泥仕合を演じたアル・ゴア前副大統領にしても、ジョージ・ブッシュ現大統領にしても、明らかに父親のコネクションを利用して徴兵を逃れています。
アメリカもその前の世代の政治指導者は前線で戦った人も多かったのですけれどね。この辺り、確かに衰亡の兆しが見て取れます。
トリューニヒトの件ですが、私は何も彼を好いているわけではないのです(こういうとラインハルトみたいですが)。ただし、彼は自由惑星同盟の国家元首である。彼の性格すべてを乗り越えて、元首という属性を最重要視しているのです。そのような卑怯な男が元首になれる国家となってしまった責任はトリューニヒト氏ひとりにかぶせる訳にはいかないと思います。
トリューニヒトのありようを含めて、それが同盟のありようならば、そこを突付かなければどうにもならないと思うのですが。いつの時代にもトリューニヒトは存在するのですから。
ジェシカについて思うのは、まず自分のことを省みて欲しいということです。軍人の父親を持ち、軍人の婚約者を持ち、軍人を慕っている。決して軍人を敵視するものではないですが、彼女の生活費、教育費は軍事機構の出費の上に成り立ってきたのではないでしょうか。
ジャン・ピエールの戦死ではたまたま彼女は遺族になりましたが、これまでその膨大な数の遺族を生み出してきた機構によって彼女は生かされてきたのではないですか。
まあ、きっとおそらくジェシカ自身は内部でそのような自省もし、ゆえに決意も固めたのでしょうが、内面は少なくとも小説には描かれていませんね。そこがない限り、ただ他人を批判するだけでは正直鼻白んでしまいます。

board4 - No.2594

創竜伝に思うこと

投稿者:トキオ
2002年08月31日(土) 03時57分

私は昔はかなりの田中芳樹信奉者でした。(高校生時代。)
創竜伝を読んで、その内容を鵜呑みにし、公務員や日本の社会に対してかなりの嫌悪感を持っていました。その為、社会に出るのも嫌で嫌で仕方ありませんでした。
しかし、いざ社会に出てみると、田中氏の小説でも出るような人(悪役)は意外に少なく、良い人が多かったんです。
田中氏は日本に対して悲観しているようですが、それはごく一部の人を見てのことで、全体を見て統計をとった訳でもなにもなくて、私はまだまだ捨てたものではないと思います。(私の周りでもボランティア活動に頑張っている人も沢山いますし)
特に高校時代の多感な時期に読んだ創竜伝の影響は私にとってはかなりのものでした。そのころは日本人を馬鹿にしていましたし。(自分も日本人のくせにね(苦笑))
竜堂兄弟の掛け合いは好きなんですけどね~。(ほのぼのとする所のみ。毒舌(?)部は除く。)
このサイトを見た時は、うなずく所沢山ありました。
私の一番の関心は執筆速度ですね。一本の木から沢山の葉が出すぎて、収集がつかなくなってますからね~。いくら何でも手を広げすぎでしょう。忘れさられようとしているもの多数・・・・。

board4 - No.2595

銀英伝のダメなところ

投稿者:深草の少将
2002年08月31日(土) 05時57分

銀英伝を評価している人が結構多いみたいだけど、オレに言わせればあの作品も矛盾だらけの欠陥だらけだね。
銀英伝の数ある矛盾や欠陥の中で、まず第一に本質的におかしいのは、同盟が首都を落とされたくらいであっさり降伏してしまうことだ。
限られた領土しか持たない地球上の国家ならともかく、宇宙空間ならいくらでも逃げるところはあるわけだから、どこかの辺境に逃れてそこで亡命政権を作ってそこでしぶとく抵抗運動を続ければ、10年や20年くらいはもつだろうによ。
地球連邦相手に10年以上も戦い続けたジオン軍をちょっとは見習えっつーんだ。

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board4 - No.2596

Re:ヨブ・トリューニヒト氏・権力への道

投稿者:准提督
2002年08月31日(土) 06時57分

はじめまして。そして横レス失礼いたします。

> 私は武力を持つからこそ戦争が起こると思うのです。

ケセラセラさま、一般的に、戦争の目的って何だと思いますか?武力を使いたいから戦争を起こすのではありませんよ(人類史上、そんな戦争聞いた事ない)。ある主体(だいたい国家)が自らの欲求を実現するための手段して戦争を選択するのです。武力はその戦争を実行するための手段に過ぎません。
つまり、欲求という根が存在する限り、いくら武力という枝を切っても無駄です。

> また自陣が武装しておいて、戦争を止めようというよりもまず自陣が
> 武装を放棄し、お互いに歩みより、話し合いをしようと呼びかけるほうが説得力、大義名分ともに高いと考えているからです。

相手が歩みよってこなかったら?こっちが武装放棄したのをこれ幸いと攻めこんできたら?そしてその結果自国の国民の生命・身体・財産が害されたらどう責任をとるんです?

>  この論旨をよく聞きます。現実の例では日本の自衛隊の話で、
> 自衛隊に反対したら朝鮮が責めてきたらどうするとよく言われます。
> でもまずなぜ対立しているか、これは思想、信条の違いからでしょう?

違います。思想・信条の違いだけで起きた戦争はむしろ少数ですよ。
米ソ冷戦だって例外ではない。経済的な問題を含め、様々な対立要素がある。しかしそれらは口に出して言うには生生しすぎるから「思想」を全面に押し出していたに過ぎません。
そもそも戦争や対立の原因は一つであるなどと考える事自体が間違っているのです。

> 思想、信条は命をかけてまで守るべきものなのですか?
> 私はどうしてもそうは思えません。思想とは人間の生き方、つまりは
> どのようにすれば自分が(そして皆が)幸福になれるかというためにこそあるべきだと考えています。私は戦争をする前に、なぜぶつかるかを
> 徹底的に話し合い、そして武力の行使にまでいたらないうちにお互いを理解するべきだと申しているのです。

まず一つ。あなたが「思想とはこうあるべきである」と考えている事と、一般的に「思想とはこういうものである」という事は全く別です。
思想は命を賭けて守るべきものではない、とおっしゃる。ならばあなたは銃を突きつけられナチズムを信奉しろと言われたときどうしますか?
命を守るためにナチズムを信奉しますか?
それから、理解したとして、戦争が回避できるとは限りませんよ。湾岸戦争の時誰もがイラクがクウェートを領有したがっていることは理解していましたし、イラクも多国籍軍諸国がクウェートの領有を認めるつもりが無い事を理解していました。で、実際に戦争は回避されましたか?

>  持っていますよ。ただし、話し合いではどうにもならないとあきらめるのは本当の最終手段にするべきであるといっているのです。知った風に話し合いでは解決できないなんて言って、話し合いで解決する努力を放棄する事は私はしたくないといっているのです。

戦争を始める前に、基本的にはどこの国も話し合いで解決する努力はしていますよ。実際にドンパチやるより話し合いで解決した方が往々にして安上がりですから。諦めるのは最終手段?当たり前です。
では努力するのはいいとして、それで解決できなかったら?戦争はだからこそ起こるのですよ。

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board4 - No.2597

Re:銀英伝のダメなところ

投稿者:蜃気楼
2002年08月31日(土) 10時48分

> 銀英伝を評価している人が結構多いみたいだけど、オレに言わせればあの作品も矛盾だらけの欠陥だらけだね。
> 銀英伝の数ある矛盾や欠陥の中で、まず第一に本質的におかしいのは、同盟が首都を落とされたくらいであっさり降伏してしまうことだ。
> 限られた領土しか持たない地球上の国家ならともかく、宇宙空間ならいくらでも逃げるところはあるわけだから、どこかの辺境に逃れてそこで亡命政権を作ってそこでしぶとく抵抗運動を続ければ、10年や20年くらいはもつだろうによ。
> 地球連邦相手に10年以上も戦い続けたジオン軍をちょっとは見習えっつーんだ。

 ジオンと同盟の違いは逃げ場のあるなしです。銀河系はすでに開発され尽くしていたので同盟にはジオン軍残党にとってのアステロイドベルトはありません。そもそも、帝国の目が届かないところへと多大な犠牲を払って脱出したのが同盟の始まりです。

 それに個人的には1年戦争後のジオン残党は不自然に強くてリアリティを感じません。いや、デラーズフリートなんか大好きなんですけどね。

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board4 - No.2598

Re:銀英伝のダメなところ

投稿者:吉良国 育生
2002年08月31日(土) 11時19分

 矛盾なら、ガンダムにだってたくさんありますよ、たとえば「ホワイトベースは重力制御もないのになぜ大気圏内飛行ができるのか」とか、「光と同じ速度のビームがなぜ見えるのか」など放送当時、物議をかもした物です、でも今は「ホワイトベースが飛べるのはミノフスキークラフトのお陰」「ビームが見えるのはエネルギーCAPで説明できる」等の公式設定があります、しかしこの設定はサンライズやバンダイが作った物ではありません、ファンの人たちが設定をつくり作品の穴を一つずつ埋めていったのです、そしてその設定は公式の物になりました。
 あなたは銀英伝が好きですか、読んでいて面白いと感じませんでしたか、もし面白いと感じたなら、矛盾が有るからダメだなどとは言わずに、その矛盾を埋めるための設定を考えてみませんか、その方がずっと楽しいですよ。

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board4 - No.2599

Re:救国軍事会議を考える

投稿者:通りすがり
2002年08月31日(土) 11時19分

横レス失礼します。

> 私の真意が伝わっていないようですが、私は救国軍事会議がクーデターを時限的なものとし、同盟憲章秩序の維持を標榜していたらということです。私がモデルとしたのは「ガサラキ」というアニメで、このアニメでは特務自衛隊という自衛隊の一部が近未来の日本でクーデターを起こしますが、クーデターを3年の時限的なものとし、内閣制を否定していません。クーデター派は安全保安部という新設の役所を根城にして政治の実権を握ろうとします。クーデター派の狙いは対日穀物禁輸を通告したアメリカに対して日本の金融資産を使って、アメリカの経済を破壊し、アメリカを日本の道連れにすることでした。そして、経済が破壊された貧しさの中から日本精神を復活させるというものでした。
> 救国軍事会議もクーデターを時限的なものとすることや人権・政治制度の保障を約束して、国民やヤンらの支持を集めることに成功していたら・・・というのが私のそもそもの問題提起だったのですが。
>

イッチーさんの「国民やヤンらの支持を集めることに成功していたら」という問題提起に対し、皆さんは「問題提起の前提条件自体が絶対にありえない事だ」と言っているのでは?私も無理だと思いますし。

そもそも、救国軍事会議は「このままでは同盟は駄目になる。国民は解ってくれないかもしれないが、我々が起たねば・・・」という意志の元に発生したはずです。その彼等が、国民の支持を第一に考えた声明を発表するとは、考え難いです。
また、それを抜きにしてイッチーさんの提案と同じ事を救国軍事会議が行ったとしても、やはり国民の支持が集まったとも思えません。銀英伝を読む限りでは、国民間にそれほど政府に対する不満があったように思えず、軍のクーデターが支持される地盤はありません。今の日本で自衛隊が時限的なクーデターを起こしても、国民の大多数が納得することなどありえないだろうというのと同じことです。軍事クーデターが成功、それどころか支持されるには、それなりの理由があるものです。

纏まり無く書いてしまいましたが、「救国軍事会議が国民に支持されたら、それは銀英伝の世界では無くなるだろう」ということで、イッチーさんの望むような議論に転がっていかないのではと思います。

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board4 - No.2600

Re:銀英伝のダメなところ

投稿者:吉良国 育生
2002年08月31日(土) 12時29分

>  ジオンと同盟の違いは逃げ場のあるなしです。銀河系はすでに開発され尽くしていたので同盟にはジオン軍残党にとってのアステロイドベルトはありません。

 銀英伝の世界では、人類の活動範囲は銀河系の3分の1程度だったような・・・、これは記憶だけで書きましたので間違っていたらごめんなさい。
 さて、それとは別に本当に同盟に逃げ場はなかったのでしょうか、私は逃げ場所はあったと考えています。
 まず新書の5巻、93ページには「フェザーン回廊の出口からバーラト星系近くにいたる、人口希薄だが広大な地域に」また新書の1巻、16ページには「彼らは危険地帯を脱し、安定した壮年期の恒星郡を前途に見出した。中略 新天地の恒星郡には古代フェニキアの神々の名が与えられた。バーラト、アスターテ、メルカルト、ハダドなどである。」と書かれています。
 前記は、フェザーンから首都ハイネセンのあるバーラト星系の間に重要な恒星系がない証拠であり、後記は、バーラト星系がイゼルローン回廊の極めて近くに位置することの証である。
 以上のことを踏まえれば、バーラト星系よりも奥にそれなりの人口を持つ恒星系が複数存在してもおかしくないと思います。
 逃げる気があれば逃げられたんですよ同盟軍は、ただバーラト星系、十億の民間人を見捨てることが出来なかったんだと思います。

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board4 - No.2601

Re:救国軍事会議を考える

投稿者:イッチー
2002年08月31日(土) 15時30分

通りすがりさま、レスありがとうございます。

> イッチーさんの「国民やヤンらの支持を集めることに成功していたら」という問題提起に対し、皆さんは「問題提起の前提条件自体が絶対にありえない事だ」と言っているのでは?私も無理だと思いますし。
>
> そもそも、救国軍事会議は「このままでは同盟は駄目になる。国民は解ってくれないかもしれないが、我々が起たねば・・・」という意志の元に発生したはずです。その彼等が、国民の支持を第一に考えた声明を発表するとは、考え難いです。
> また、それを抜きにしてイッチーさんの提案と同じ事を救国軍事会議が行ったとしても、やはり国民の支持が集まったとも思えません。銀英伝を読む限りでは、国民間にそれほど政府に対する不満があったように思えず、軍のクーデターが支持される地盤はありません。今の日本で自衛隊が時限的なクーデターを起こしても、国民の大多数が納得することなどありえないだろうというのと同じことです。軍事クーデターが成功、それどころか支持されるには、それなりの理由があるものです。
>
> 纏まり無く書いてしまいましたが、「救国軍事会議が国民に支持されたら、それは銀英伝の世界では無くなるだろう」ということで、イッチーさんの望むような議論に転がっていかないのではと思います。

この議論がかみあわなかった原因は通りすがりさんのおっしゃるとおりだと思います。
で、私が疑問に思うのは、同盟が現在の日本以上に社会の閉塞化がすすんでおり、現在の与党に代わる政治勢力が存在しない(おそらく反戦派は万年野党)にもかかわらず、国民の不満がそれほどないというのはどういうわけなんだろうということです。ああいう状態の場合、社会の行き詰まりを打破するような強力な指導者を求めるような情勢になると思うのですが・・・。

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board4 - No.2602

Re:銀英伝のダメなところ

投稿者:蜃気楼
2002年08月31日(土) 15時36分

> >  ジオンと同盟の違いは逃げ場のあるなしです。銀河系はすでに開発され尽くしていたので同盟にはジオン軍残党にとってのアステロイドベルトはありません。
>
>  銀英伝の世界では、人類の活動範囲は銀河系の3分の1程度だったような・・・、これは記憶だけで書きましたので間違っていたらごめんなさい。

 気にしなくていいですよ。私はイメージで書いただけですから。(笑い)しかし3分の一しか開発されていないとすると新たな矛盾が、、この点については暇があったら書きます。

>  さて、それとは別に本当に同盟に逃げ場はなかったのでしょうか、私は逃げ場所はあったと考えています。
>  まず新書の5巻、93ページには「フェザーン回廊の出口からバーラト星系近くにいたる、人口希薄だが広大な地域に」また新書の1巻、16ページには「彼らは危険地帯を脱し、安定した壮年期の恒星郡を前途に見出した。中略 新天地の恒星郡には古代フェニキアの神々の名が与えられた。バーラト、アスターテ、メルカルト、ハダドなどである。」と書かれています。
>  前記は、フェザーンから首都ハイネセンのあるバーラト星系の間に重要な恒星系がない証拠であり、後記は、バーラト星系がイゼルローン回廊の極めて近くに位置することの証である。
>  以上のことを踏まえれば、バーラト星系よりも奥にそれなりの人口を持つ恒星系が複数存在してもおかしくないと思います。
>  逃げる気があれば逃げられたんですよ同盟軍は、ただバーラト星系、十億の民間人を見捨てることが出来なかったんだと思います。

 同盟領占領後、極秘裏に艦隊を再建するための場所がないと言う意味で逃げ場がないと書きました。要するに同盟はアクシズを作れないという意味です。もっとも銀河系が開発され尽くしているという前提での話ですが。
 同盟占領完了以前でバーラト星系、十億の民間人を見捨てることが出来るなら、同盟軍の逃げ場はあります。でもその場合はヤンがラインハルトを倒してくれるので逃げる必要がないと思いますが。

 しかしハイネセンってずいぶんと危ない場所にありますね、オーディンとはえらい違いです。オーディンがハイネセンのような場所にあればラインハルトも焦土作戦などできずに正面から戦わざるを得なかったでしょうね。

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board4 - No.2603

Re:銀英伝のダメなところ

投稿者:イッチー
2002年08月31日(土) 15時47分

深草の少将さま、初めまして。

> 銀英伝の数ある矛盾や欠陥の中で、まず第一に本質的におかしいのは、同盟が首都を落とされたくらいであっさり降伏してしまうことだ。
> 限られた領土しか持たない地球上の国家ならともかく、宇宙空間ならいくらでも逃げるところはあるわけだから、どこかの辺境に逃れてそこで亡命政権を作ってそこでしぶとく抵抗運動を続ければ、10年や20年くらいはもつだろうによ。
> 地球連邦相手に10年以上も戦い続けたジオン軍をちょっとは見習えっつーんだ。

ラインハルトの同盟領侵攻第1回目
同盟はヤン艦隊がラインハルトを戦死させること(後継者がさだまっていないので撤退する)に全てを賭けていた→ヤンが戦死した場合はビュコックが帝国軍を迎え撃ち、アイランズらがハイネセンを脱出するという方向に話がすすんでいたかもしれないが、ヤン艦隊はブリュンヒルトを捉えた→同盟を切り捨て、帝国で権勢を得るというフェザーンの計画に乗る決意をしたトリューニヒトによって同盟指導部は拘束され、無条件降伏が命令された→命令に律儀にヤンが従ったために、同盟の抵抗はそこで終了

ラインハルトの同盟領侵攻2回目
同盟元首レベロは精神崩壊→軍部の忠誠心はレベロではなく、ビュコックに向けられた→一方、ヤン艦隊はエル・ファシルに逃亡→ビュコックは帝国軍を迎え撃つために出撃。軍人たちはビュコックに殉じる。(レベロを省みるものなし)→ビュコック戦死。残りの残存部隊はエル・ファシルに逃亡
この時点で事実上、同盟軍はエル・ファシルを同盟の亡命政権とみなしており、レベロ政府は実権を失っていました。ロムスキーが同盟正統政府を名乗ろうとしていたことからもわかるように、変則的ながら同盟政府はエル・ファシルに移転して抵抗を続けたといえなくはありません

以上のことから、深草の少将さんが問題にしている箇所はそれほど矛盾しているとは思いませんが・・・。

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board4 - No.2605

Re:救国軍事会議を考える

投稿者:八木あつし
2002年08月31日(土) 16時19分

イッチーさん、どうも。八木あつしです。私の前回のレスは自分の救国軍事会議論を書いただけでしたね。
今度はできるかぎりイッチーさんの前提で、私なりにシミュレートして成功の可能性を探ってみます。

まず救国軍事会議を成立させることですが、結局ヤンとビュコックが妥協して協力、そして民衆の支持ですね。これがなければ、イッチーさんが指摘したような政策をぶち上げても最後は失敗します。
ヤンは民主主義原理派(笑)ですので、理性では軍事会議の政策の利点に納得しても本能が拒否するでしょう。
ビュコックは、頑固だから政策の利点は認めてもグリーンヒルの説得ではやっぱり拒否しそう。
最後に民衆ですが、どうも同盟国民はその時の雰囲気と気分で動くので読みにくいところがあります。しかし1つだけ問題が。史実では救国軍事会議が支持を失った理由に同盟憲章停止・経済統制失敗・第11艦隊敗北・スタジアムの虐殺がありますが、それだけではないと思います。
救国軍事会議議長グリーンヒル大将です。彼は同盟軍最大の軍事作戦、帝国領侵攻作戦において遠征艦隊総参謀長の重職でした。そして見事に大敗北。2000万人以上の将兵が死亡しました。国民から見れば、現在の国力疲弊を招いた張本人の1人と見られても仕方ありません。その張本人がクーデターを起こして、いかに魅力的な政策・路線で正当性を訴えても、「何を今更」と国民は思うでしょう。この点があったので、史実でも最初から支持者が少なかったのではないのでしょうか?

 そこで救国軍事会議の政策・路線はイッチーさんの考え通りにして、いかにして平和理にクーデターを成功させるか。
それは議長をグリーンヒル大将ではなく、前統合作戦本部長シドニー・シトレもと元帥に就任してもらうことで全て解消できるのではないかと思います。つまりグリーンヒルは、クーデター前に救国軍事会議の思想と利点でシトレを口説き落とし、表ではなく裏方に回る。シトレが議長就任を承諾すれば、元軍人とはいえ、一応民間人を首班に出来ます。またアニメ版からシトレとレベロは幼馴染みということなのでで、レベロやホワンの説得・協力も期待できます。そうすれば、軍民一致の挙国内閣が成立します。
 シトレは軍内には支持者が多いかったので、第1艦隊も最初から取り込めるかもしれません。帝国領遠征作戦の失敗ゆえに軍トップとして責任を取り辞任しましたが、最初から一貫して反対していた良識派なので、国民の人気も高いでしょう。シトレ議長で、軍事会議にある程度の正当性があれば民衆の支持も得られると思います。
 次にビュコック説得ですが、グリーンヒルだけでなくシトレやレベロも説得に加われば妥協を引き出せる気がします。ここは微妙?
 最後にヤンです。しかしこれはビュコックよりも楽かもしれません。ヤンは1対1の正面からの論争や相手の高圧的な態度には、理論や屁理屈で論破するか逃げるでしょう。しかし、搦め手や複数の人からヤンも利点を認めざるをえない提案をされると意外と折れています。ヤンの性格を熟知しているシトレなら、始めにキャゼルヌやシェーンコップ辺りに根回しをするでしょう。元々ヤンはシトレに頭が上がらないので、救国軍事会議の考えに利点があると分かり、ビュコックも参加したら、あくまでもイゼルローン方面軍の指揮官としてなら妥協するかも。

 帝国の手先になったリンチの存在、エベンス大佐やクリスチアン大佐など軍国主義者の存在といった問題点も残ります。
あー、ジェシカ・エドワーズ議員もどう動くか分かりませんねぇ。クーデターによる反民主化はあくまでも反対の立場を取るかも。
しかしまぁ、グリーンヒル議長ではなくシトレ議長でなら何とか成功を見るのではないかと。
とりあえず長いですが、私なりのシミュレートでした。

board4 - No.2606

はじめまして

投稿者:カリプトゲナ
2002年08月31日(土) 17時13分

はじめましてカリプトゲナと申します。
数週間前にこのHPを発見し、以来何度も拝見していますが書き込むのは初めてです。
私は1996年以前に発売された田中作品はほとんど読んでいると思います。
はっきり言って大ファンでした。創竜伝の社会評論も全く気になりませんでした。
なぜなら当時自分は朝日新聞とニュースステーションに完全に洗脳されたサヨク高校生だったからです。
当時はなんで自民党に投票するような「こいつらがただの悪人でしかないということが理解できない馬鹿な大人」がこんなにもたくさんいるのか不思議でした。
だから田中芳樹の社会批判は痛快でこそあれその信憑性を疑うなどということは微塵もありませんでした。
しかし大学生になり世の中には自分の想像以上にさまざまなものの見方がるんだということを知り、田中芳樹の一面的で無党派左翼的な社会批判が懐疑的に見えてきました。
僕はそういうことに遅まきながら気づいたので良かったのですが、今でも田中作品は多数売れているようですから、それらの作品が昔の僕のような若者を作っているのかと思うと不安でなりません。
したがって、もしこのHPが過去の私のような盲目的な田中ファンに対して多面的なものの見方ができるきっかけとなっているならば非常にいいことだと思います。

でも銀英伝はそこそこ好きです。
田中作品は銀英伝に限らず的を得た評論も結構あるとおもいます。
戦術と比べたときの戦略の重要性云々のくだりは今でも心に残っています。
銀英伝の中で好きなキャラはミュラー、嫌いなキャラはジェシカです。

創竜伝の新刊に神の国発言の批判がのっているらしいですね。
それを読むためだけに久々に読みたくなりました。
ご存知の方もいるかと思いますが神の国発言はマスコミが作り上げた嘘の問題発言で、その発言内容の中にスキャンダル性がないことはどちらかというと左の論客である田原総一郎も認めていることです。

なんか日本と北朝鮮との問題になぞらえた「戦争と話し合い」に関する話が書かれていましたが僕の意見はこうです。
戦争とは話し合いの延長線上にあり、戦争が起きるときはたいがいその前に話し合いが幾度となくおこなわれます。
しかしこのとき片方の国が戦争の準備をしていなかった場合その国は戦争という手段を断たれた状態で話し合いを行わなければならないので、話し合いが非常に不利になります。
そういった意味で軍事力を持つことはそれを行使せずとも非常に意味のあることだと思います。またそれは巨大であればあるほど意味が大きくなります。
これを抑止力という。
大きな武力を持っていれば他国から戦争を吹っかけられることはないのです。
そういう意味で小泉の「日本は軍事力を背景にした外交をしない」という発言はナンセンス極まりないでしょう。
それにしてもジェシカは軍事力なくして平和が訪れると思っていたのだろうか?戦争が慢性的に起きている国の議員の見識としてはお粗末なような気がします。

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board4 - No.2607

Re:銀英伝のダメなところ

投稿者:八木あつし
2002年08月31日(土) 17時32分

>  しかしハイネセンってずいぶんと危ない場所にありますね、オーディンとはえらい違いです。オーディンがハイネセンのような場所にあればラインハルトも焦土作戦などできずに正面から戦わざるを得なかったでしょうね。

蜃気楼さま>
 ハイネセンが危ないところにあったというのはちょっと違うと思います。同盟軍は、常にイゼルローン回廊からの帝国軍の侵攻を想定していました。多分イゼルローン=ハイネセン間の航路には、帝国に幾つかあるような小規模要塞のような防衛拠点があったと思われます。
 しかしフェザーン方面は防衛研究こそしていたものの、まず攻めてくることはないと考えていました。また予算不足もあり、まず来ないと思われるフェザーン=ハイネセン間には防衛拠点は何も造っていなかった。だからあっさりと、帝国軍はハイネセンへ進撃できたのでは。これはアニメ版やゲーム版の同盟領の概略図ではなく、漫画版銀英伝の後半の巻に描かれている銀河系概略図を見てもらうと分かりやすい思います。
 またオーディンを中心に帝国領内のいたるところに拠点となる小要塞があるのは、帝国一国時代の全盛期に地方貴族の叛乱を想定して造ったからではないかと思います。
 もし蜃気楼さんの意図したことと違うことで、私が意見を言っていましたらお許し下さい。

>深草の少将さま
 私もガンダムのジオンは好きですよ。特に好きなのはギレン総帥! ネオ・ジオンのシャアなぞ眼じゃないですね。またPSゲーム「ギレンの野望 ジオンの系譜」は大好きです。ジオンが1年戦争に勝利し、未来を切り開く……最高です。できればゲームの銀英伝でも、同盟・帝国の叛乱イベントで、救国軍事会議や貴族連合軍をプレイできるようにして、ヤン艦隊やラインハルト軍を打ち倒せば、そのままIFシナリオとしてゲームが進行出来るようになれば最高なのですが。
 話が脱線しました。銀英伝の銀河を舞台にした艦隊決戦による宇宙戦争と、太陽系の地球と月とコロニーなど一部の空間だけのMSによる戦争を同列視するのは間違いだと思います。もしガンダム世界が銀河に広がり、惑星が腐るほどあれば、連邦軍は一惑星に立て籠もったジオン軍なぞ、惑星を破壊するまでミサイル攻撃でもすればあっさりと全滅させることができます。根性も何もあったモンではありません。人道を捨てれば、軍隊は何でも出来ます。
 銀英伝を比較対照して批評するなら、森岡浩之氏の「星界の紋章・戦旗」や羅門祐人氏の「星間興亡史シリーズ」などでお願いします。
 あ、同じ艦隊決戦のSFでも庄司卓氏の「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」だけは勘弁してください。以前に私はそれで友人と討論して見事に玉砕したので……。

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board4 - No.2608

Re:銀英伝のダメなところ

投稿者:深草の少将
2002年09月01日(日) 01時27分

皆さんいろいろと貴重な意見をアリガトウ。
俺も昔は銀英伝好きだったけど、今になって思うのは、あれは図らずもあの小説の原題が示すように「銀河のチェスゲーム」なんだな。
宇宙を舞台にするとはいっても限られた空間の中で、お互いに決められたルールにのっとり、あたかもチェスの駒を動かすがごとく艦隊戦を行う。
要するにあれはスペース・オペラであると同時にそれ以上に「ゲーム小説」なんだよ。

ちなみに銀英伝の比較の対象としてガンダムを持ってきたのは多少俺の軽はずみな面もあったけど、でもね、ガンダムなんてそれこそ矛盾だらけなんだけどいつ見ても色あせないのに比べて、銀英伝は年を追うごとに作品の戦略的・戦術的な矛盾とか登場人物の偽善者振りとかが鼻につくようになってくるんだよね。この違いは何なんだろう。

最後に田中大先生、外伝でもいいから、貴族連合軍の残党がゴールデンバウム朝最後の皇帝エルウィン・ヨーゼフ2世をいただき、巨大要塞とともに宇宙空間の彼方から舞い戻ってくると言う話を是非書いていただけませんかねえ(銀英伝Zとかいってね)。あっしからのささやかなお願いでさあ。

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