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投稿ログ218 (No.3675 - No.3684)

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board4 - No.3675

Re:徹底反論3-2前

投稿者:a-ru
2003年02月16日(日) 23時11分

私の理論に対する考え方はおおむね理解いただけていると思うのですが、一番肝心なところがズレていると私は思ってしまったので私の議論の姿勢を説明し、それを埋める努力をしたいと思います。

まずはじめに「銀英伝」は歴史書です(作者談)。しかし、科学的、技術的記述についてはこの歴史書の著者(作者)が知識不足や認識不足のため信用度が若干落ちているものです。これがおそらくは、後世の人(読者)の評価ではないかと思います。
しかも、当時の技術レベルなどに関しては不明な部分が多く、後世の技術史家の悩みの種です。
この書がおもに取り扱っている内容は、政治史、戦史の他に、当時軍事的成功を収めた二人の英雄とその周辺人物について詳細な記述がある珍しい書です。そして我々(読者)は「当時の事実を知る唯一の手がかりである歴史書を元に議論を進める」という前提で進めます。

何故このような当たり前のことを述べているのか?
S.Kさん、あなたは前々回のレスで三択を出されましたが、私の答えはどれも違います。私の答えは「過去の出来事」です。そして、読者の立場とは「後世の人」である。つまり、過去のことは不変であることから、新事実(証拠)が発見されない限り変えることは出来ません。
このことを納得いただける前提で進めます。

次に、理論の進め方として帰納法(逆算)と演繹法(順算)があります。例として、
「ガ要塞・移動計画」を帰納法で考えると
「イ要塞をガ要塞砲で攻撃する(設計目的・思想)」+設計計画(書)+N+ラインハルトの承認+ガ要塞+エンジン+工事開始=「ガ要塞・移動計画」となると考えています。この「N」には設計書作成の時間、模型実験など「希望的観測」を入れてもいいのですが、入れなくてもいいのです。Nが分からなくても、答えは既に出ているのですから。つまり、事実・存在とはこれほど強力な事なのです。
次に演繹法を使うと「ガ要塞・移動計画」というものが仮定となります。つまり、帰納法では無視できた「希望的観測」が無視できなくなるのです。当然でしょう。仮定の結論に対して、いくら「希望的観測」を積み重ねても答えがですはずも無いです。
また、演繹法を用いる場合に注意しなければならないことは「風が吹いたら桶屋が儲かる」のことわざの様に「自分の希望的観測」に沿いすぎて、他の重要な要素が無視され、正しい答えが出ないことを予想しなければなりません。つまり、演繹法では結果を導くことは出来ないのです。

この前提を元に、冒険風ライダーさんが提唱した『移動要塞存在論(仮)』について述べます。結論を先に述べると、彼の言う「移動要塞」と言うものは作中(事実)には全く書かれていない、存在していないのです。
氏の提言する「移動要塞」なるものは、「無限の自給自足システムと要塞の強力な主砲と外壁によって、拠点、補給、攻撃能力をもつ要塞が自由に移動する」という設計目的・思想です。
「ガ要塞・移動計画」は違うことは先の例でも述べました。

<「戦闘空母」という単語を使ったのですが。>と言われますが「戦闘」という言葉を加えただけで重なる部分があるものの、設計目的・思想、運用方法が変わるということをご理解いただきたいと思います。

話しを戻します。つまり、事実ではない以上「移動要塞」とは氏の妄想の産物ではないでしょうか。私は「移動要塞」が存在できた可能性は少ないながらもあったとは思いますが、諸事情で無かったと考える事が事実に沿っていると思います。

 私は「銀英伝」という歴史書は一度しか読んでませんけど、「二人の英雄を中心に歴史が展開している」という大きな柱を中心に、「機能不全の民主主義制VS機能改善した専制君主制の興亡」「補給の重要性(意味は弱められましたがまだフォローできる可能性はあり)」などありますが、全体を通して、「人間というものが描写されている」ということで、良い歴史書ではないかと思います。
 しかし、「二人の英雄を中心に歴史が展開している」ということに触れる事柄は、一番意味のある「人間というものが描写されている」と言うことに重大な影響を与えます。よって繊細に取り扱わなければならないところであることをご理解いただきたい。
下手すれば「銀英伝」の意義自体が無意味になります。

当たり前と言えばそうですが、つい忘れ勝ちになりやすいことなので一応述べました。

では、次の3-2で逃亡編の可能性を論じます。
徹底抵抗編は、3672のNightさん、3674の八木あつしさんの意見に賛同し、支持します。お二人のほうが私が書くよりも明快で分かりやすいのも理由の一つですが。(笑)
P.S もしS.Kさんの都合が宜しければ、
メールで意見をまとめるというのはどうでしょうか。

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board4 - No.3676

Re:亜光速ミサイルシステム

投稿者:SAI
2003年02月17日(月) 08時21分

防御側の提示した条件をクリアすることは可能ですけど、
そうすればまた新たな防御手段が出てくるでしょう。
結局兵器は矛盾なんですな。矛が進歩すれば盾も進歩する。
無敵の兵器なんて無いんですね。

ではちとお遊びを。

あなたは同盟のフェザーン回廊方面防衛司令官です。
時は宇宙暦798年12月、帝国によりフェザーンが占領されたとの
知らせが入りました。帝国艦隊がこちらに向かってくるのは確実です。

だが手元にある戦力は星系防衛艦隊1000隻とスパルタニアン、
偵察衛星、そして亜光速ミサイル1000発、これだけです。
クーデターからわずか1年、これでも精一杯です。

ミサイルの性能は演習では戦艦への命中率は80%とでました。

この状況の元、帝国の艦隊の同盟侵攻をあきらめさせる、もしくは
第一艦隊と第13艦隊が合流し、迎撃の準備が整うまでの時間を
かせがねばなりません。さてあなたならどうしますか?

私の回答は、800隻沈めても普通は大勢に影響はない。だがその
800隻のなかに艦隊旗艦が含まれていれば別。よって亜光速ミサイル
による、ラグナロック作戦に参加したラインハルト以下の将帥達を
ピンポイントで撃破する。

これは一例です。使えるものは上に記したものだけだというのさえ
守れば後は自由です。みなさんの回答お待ちしております。

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board4 - No.3677

Re:亜光速ミサイルシステム

投稿者:八木あつし
2003年02月17日(月) 08時54分

> だが手元にある戦力は星系防衛艦隊1000隻とスパルタニアン、
> 偵察衛星、そして亜光速ミサイル1000発、これだけです。
> クーデターからわずか1年、これでも精一杯です。
>
> ミサイルの性能は演習では戦艦への命中率は80%とでました。
>
> この状況の元、帝国の艦隊の同盟侵攻をあきらめさせる、もしくは
> 第一艦隊と第13艦隊が合流し、迎撃の準備が整うまでの時間を
> かせがねばなりません。さてあなたならどうしますか?

亜光速ミサイルが、大気圏を突破できるだけの装甲を持っているのなら、帝国軍の将帥がフェザーン地表に降り立ったのを見計らって、惑星フェザーンへの無差別攻撃を仕掛けます。
上手く艦隊の防衛網をミサイルが突破できれば、地上でラインハルトの抹殺も可能かもしれません。その代わりユリアンと無辜の民衆が巻き添えになりますが・・・。
もしくは帝国軍主力が回廊を突破するまでどこかに潜み、やはりフェザーンへ攻撃を仕掛けに行きます。補給拠点を潰します。

ミサイルの大気圏突破が無理なら…………。しっぽを巻いて逃げます(笑)。
艦艇へ攻撃をしたところで数の差から勝ち目はありません。旗艦を狙おうにも、1万隻以上の艦艇の中から旗艦を打ち落とすのは、無理な気がします。あまりにも速すぎて前衛艦に全てが当たりそうですね。
もしくは旗艦を敢えて狙わず、補給艦や病院船に工作船を遠距離から攻撃する。こちらの方が亜光速ミサイルなら必中でしょう。
といっても結局、戦力差から逃げ出すしかないかなぁ。

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board4 - No.3678

Re:亜光速ミサイルシステム

投稿者:古典SFファン
2003年02月17日(月) 12時21分

> 防御側の提示した条件をクリアすることは可能ですけど、
> そうすればまた新たな防御手段が出てくるでしょう。
> 結局兵器は矛盾なんですな。矛が進歩すれば盾も進歩する。
> 無敵の兵器なんて無いんですね。
>
そんなとこです。
実は私もあの後、いろいろ考えてみましたが、亜光速ミサイルの一番優れた特質は「加速が完了するとほとんど防御不能になる」と言う点と、命中時の威力の非常な大きさでしょう。
裏腹に、誘導がしにくく、小型軽量にはしづらく、目標到着前にラムスクープ場を失ったら自滅するなど、もう物理的性質に依存する欠点を背負っています。
つまるところ魅力的な点を生かす戦術家の登場を待っている兵器と言えるのかも知れません。

> ではちとお遊びを。
>
> あなたは同盟のフェザーン回廊方面防衛司令官です。
> 時は宇宙暦798年12月、帝国によりフェザーンが占領されたとの
> 知らせが入りました。帝国艦隊がこちらに向かってくるのは確実です。
>
> だが手元にある戦力は星系防衛艦隊1000隻とスパルタニアン、
> 偵察衛星、そして亜光速ミサイル1000発、これだけです。
> クーデターからわずか1年、これでも精一杯です。
>
> ミサイルの性能は演習では戦艦への命中率は80%とでました。
>
> この状況の元、帝国の艦隊の同盟侵攻をあきらめさせる、もしくは
> 第一艦隊と第13艦隊が合流し、迎撃の準備が整うまでの時間を
> かせがねばなりません。さてあなたならどうしますか?
>
この辺は、指揮官の意見が分かれるところでしょう(笑)。
私は「亜光速ミサイルは固定目標には良く当たるが、艦隊相手にはあまり信用できない」
(カタログデータで80%なら、その半分か1/3当たればいいとこだと考える)
と思っているので、艦隊を引き付けるだけ引き付けた後、
亜光速ミサイルを一斉射撃して中央突破、艦隊が混乱している間に
スパルタニアンを出して輸送艦を破壊できるだけ破壊、
温存しておいた星系防衛艦隊でスパルタニアンを拾って逃げます。
歴史上(笑)は、フェザーン侵攻後の帝国軍の勢力は10万隻単位、
1個艦隊でも2万隻前後。
亜光速ミサイルを数に入れても、撃破できる艦の数は最大800。
これはもう、死兵となっても足止めできるような戦力比ではない。
足止めの命令を出した司令部が狂っている(笑)ので、逃げる行き掛けの駄賃でしか命令を守りません。
もちろん、あるものは全部使わないと損なので、ミサイルは全部撃ちます。
(誘導中に多少センサー役を務める艦がなくなるのは致し方ない)
ラインハルトもしくは帝国軍首脳部が一部でも片付いてくれれば御の字、片付かなくても混乱はしてくれるのを当てにして、撃ったら一目散に逃げます。

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board4 - No.3679

Re:亜光速ミサイルシステム

投稿者:古典SFファン
2003年02月17日(月) 12時38分

>
> ミサイルの大気圏突破が無理なら…………。しっぽを巻いて逃げます(笑)。
> 艦艇へ攻撃をしたところで数の差から勝ち目はありません。旗艦を狙おうにも、1万隻以上の艦艇の中から旗艦を打ち落とすのは、無理な気がします。あまりにも速すぎて前衛艦に全てが当たりそうですね。

まさに横レスですが、
物理的に申しますと、亜光速ミサイルにとって、1気圧の大気は大山脈も同然です(--;;;。
もっと遥かに薄いガスでも、間違いなくラムスクープ場が支えきれる限界を遥かに超え、ミサイル自身がプラズマ化して消滅します。

あの世界にあるもので、亜光速ミサイルが狙える最も良い的は「要塞」でしょう。
要塞は図体が大きく重く、かなり遠距離から探知できますし、ヒットした時貫通してしまう可能性も低い(突破するまでに速度が落ちきるでしょう)です。
艦隊戦だと、上手く使うタイプの指揮官が現れたら、芸術的なまでにヒットすると思いますが、なかなかに癖のある兵器として、使う人間を選ぶんじゃないでしょうか(笑)。

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board4 - No.3680

Re:亜光速ミサイルシステム

投稿者:古典SFファン
2003年02月17日(月) 13時41分

>
> 小型ではうまくゆかない、加速距離がいる。弾頭ではうまくゆかない。
>
> その問題は、まず大型にする。大型の場合、コストの問題上、敵艦隊
> すべての撃破するわけには行かないので、艦隊と組み合わせて、
> 敵旗艦の撃破、膠着状態の打破、突撃前の制圧攻撃というふうに
> 使うことになるでしょう。
> 小型でもうまくゆくくらいに速度を
> 落とす。別に亜光速まで速度を上げることが目的なわけではなく
> ようは敵を撃破できればいい。速度を上げればあげるほど回避率
> 迎撃率は下がるけど、困難も増える。困難と回避率と迎撃率を
> 天秤にかけてちょうど良いところにすればいいんです。

ちなみに・・・・
回答過程で、私も、「理想的な亜光速ミサイル」を考えてみました。

亜光速ミサイルは
[長所]
・速く/重く/大きくするほど迎撃不能に近づく
・ヒットしてエネルギーが上手く解放された時の威力は絶大
[短所]
・助走距離が大きい(加速に時間が掛かる)
・軽く小さくしすぎると目標を貫通してしまって威力が減る
・光速付近では誘導が困難
・光速付近でラムスクープ場による遮蔽を失うとたちまち自滅する
・狙撃は無理だが、ラムスクープ場を探知できれば前面に機雷を放出して防げる(かも知れない)。
とまあ、威力はあるが癖もある兵器だというのが、当方の認識です。

ヤンは巨大な氷塊を亜光速ミサイルとして使用しました。
これは、制宙権を奪取し、固定目標に対して発射する場合、理想的なタマです。
助走距離を大きく取れる事、ほぼ光速付近まで速度を上げきっている事、質量が非常に大きいことなど、
絵に描いたような「迎撃不能」のミサイルという事になります。

が、SAIさんとレスのやり取りをする中で思いついたのですが、
あの世界には、宇宙船ならやたらと一杯あるので、
・戦艦
・重巡洋艦
など、廃艦寸前で、重く大きく(あの世界の戦艦は軽く数百メートルはある)、
コスト償却が終わっている船に、スラグなどを積んで(あえて爆弾を積まなくてもいい)重量を増すだけ増し、バサード・ラムを積んで
無人の亜光速ミサイルにし、艦隊の中に伏せておきます。
・・・で、要塞や、大気のない衛星に作られた基地などを攻撃したい
時、わざとミサイルだけを艦隊の後ろにワープアウトさせ、助走させて決戦時に突入してくるようにプログラムする、と。

輸送艦を使わないのは、・・使いどころになるまでもたせられない可能性がある。加速が完了しないうちに撃たれて爆発されては意味が無いので、
ある程度耐久力のある戦艦か重巡洋艦を使ったほうがいいかと。

何しろ突っ込んできた時には光速近いので、やはり艦隊戦には向かず、
(敵味方のFTLも探知も混乱している乱戦中に突っ込まれたらたまったものではない)
固定目標に対して、加速しきった段階で突っ込ませるのが最も破壊力を生かせる使い方ではなかろうかと。

大気がある星に当てようとしても自滅するので、やはり狙うのは要塞か防衛衛星。
対イゼルローンか移動要塞だと、良い働きをするはずです。
トゥールハンマーを斉射すれば初撃は避けられるかも知れませんが、
流石に光速付近に達した物体を二度も三度も偶然に頼って撃破できる
ものではないですから。

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board4 - No.3681

Re:すくなくとも冒険風ライダーさんに謝罪を

投稿者:Ken
2003年02月17日(月) 14時11分

正直なところ、今回の恒久移動要塞論争を通じて、自分の説明能力に、少なからず自信を喪失しています。またしても無用の誤解を招いて、せっかく私との議論につきあってくださるパンツァーさんに迷惑をかけたくないので、先手をうって補足説明を加えます。

私が

>新規スレッドを立ててまで

自分の考えを発表したのは、私が発した質問に冒険風ライダーさんがまともに答えてくださらなかった、と思っているからです。もしもこの点が私の誤解と判明したら、そのときこそ私は平身低頭で謝ります。

私たちの論争は必要以上に錯綜しましたが、ポイントは単純なものです。それをまとめたのが#3579の投稿です。そこへ至るまでに、冒険風ライダーさんは、恒久移動要塞が可能と証明する作中事実を、5つ挙げられました。

1.イオン・ファゼカスの前例がある
2.宇宙船が、長期に無補給で活動できる
3.イゼルローンが、無補給で50年は活動できる
4.(短工期であったことも含めて)ガイエスブルグの実績がある。
5.ラインハルトやシャフトをはじめ、誰もエネルギーを問題にしない

これらの作中事実を説明しうる唯一の解釈として、冒険風ライダーさんは、「無限の自給自足能力」をもつ恒久移動要塞を提唱されました。

対する私は、#3579で、5点のそれぞれにつき、冒険風ライダーさんが提唱されたのとは異なる解釈が可能であることを指摘しました。それに対して冒険風ライダーさんは、回答をされなかったのです。いえ、正確に言うと回答はされました。しかし、私の論点を否定する理由とされたのは、私が現実世界の物理法則を持ち出している、というものでした。

でも、これっておかしくないでしょうか?

私は#3579で、ライダーさんの解釈自体を否定したのではありません。同じ作中事実に別の解釈をしただけです。もちろん別の解釈を加えることは、恒久移動要塞が「唯一の」解釈とする論旨の否定にはなります。それでも、ライダーさんが5つの作中事実に与えた解釈自体を直接否定したわけではありません。

そうである以上は、私が既知の物理法則を前提に話を進めても、問題はないでしょう。銀英伝世界が、私たちが知る物理法則が成立する世界だ、という記述はありません。しかし、そうではないという記述もないのです。両方の前提に優劣はない。だとすれば、既知の物理法則を前提にしていることを理由に私の仮説を排除するのは、既知の物理法則と矛盾することを理由にライダーさんの仮説を排除するのと、不当さにおいて等価であります。立場を逆転しただけで、やってることは「空想科学読本型の突っ込み」とかわりません。

自分とは異なる仮説をまともに検証することを拒否するなら、自分の仮説を立証する方法はひとつしかありません。他者の仮説を一切問題にせず、自己完結的な証明をすることです。それこそが「ピタゴラスの定理」型の証明を、ライダーさんに求めた理由であります。

繰り返しますが、冒険風ライダーさんは、無限の自給自足システムに基づく恒久移動要塞を、「ひとつの」可能性として提唱されたのではありません。「唯一」の可能性として提唱されたのです。そして、そのことを根拠にして、銀英伝の二人の英雄を「愚か者」呼ばわりされたのです。このような主張をされる以上は、自分の仮説が銀英伝の記述と矛盾しないことを論ずるだけでは不十分です。自分以外の仮説が決して成立しないことまでも立証する責任があります。

今回の投稿は以上です。

親記事No.3660スレッドの返信投稿
board4 - No.3682

Re:亜光速ミサイルシステム

投稿者:SAI
2003年02月18日(火) 04時21分

うーむ、どうやら逃げるしかないようだ。この時点での同盟の
衰勢はハードウェアは覆しようが無いみたいですね。
魔術師がもう一人いれば、あるいは何とかなるかもしれないけど
どうやらいないようだ(笑)

理想の亜光速ミサイルがあれば、戦術の幅がずいぶん広がりますね。
自力でワープできるならば、いろいろ使えそうだ。
移動要塞を狩るには最適ですね。数も万の単位でそろえられるし。

亜光速ミサイルの前には大きくて高価で、発見されやすく、機動性
が悪いものほど危険なので、艦艇も小型軽量で発見されにくく
機動性が高いものが将来的には主流になるでしょうね。
そうなればミサイルの方も、威力よりは機動性や誘導性を重視する
ことになり、戦術も変わってゆく。

イゼルローンのような人工天体や大気圏外の基地は、敵の攻撃に
さらされる前線では危なくて使えなくなるので、艦隊の基地は
大気圏内になる。それとともに戦略的要地も変わり、戦略も変わる。

技術の進歩によりこうして戦術戦略が変わってゆくのでしょう。

親記事No.3581スレッドの返信投稿
board4 - No.3683

Re3674:諸々レス

投稿者:冒険風ライダー
2003年02月18日(火) 13時37分

<すでにラインハルトとヤンの行動を全否定して不当に貶めていた冒険風ライダーさんから、まさか「キャラクターを不当に貶めることに繋がる」などという言葉が出るとは思いもしませんでした。>

 その実例ならば、これまで私に対して「作中記述に基づかない現代世界の物理法則」とやらに拠って銀英伝を「擁護」しようとしてきた人達の言動の中にイヤというほど示されているでしょう。彼らのやってきたことは「作品擁護」と称しながら、実は銀英伝の作品設定と銀英伝という存在そのものを嘲笑しながら全否定し、かつ「作中キャラクターが支離滅裂なトンデモ電波言動に基づいた戦略構想を立てていた」と断じているも同然だったのですから。これが「作品やキャラクターを不当に貶めることに繋がる」以外の何であるというのでしょうか?
 これに比べれば、最初からずっと一貫して「批判」を行っている私の方が、はるかに「正当な」評価を「銀英伝という作品とキャラクター」に対して与えていると自信を持って断言できますね。たとえそれが、どんなに作中キャラクターの行動に対して全否定的な評価を下し、そのような行動を行っているキャラクターを「無能」「愚か」と断定するものであったとしてもです。

<5巻でヤンがユリアンに語った場面が、全くむなしくなりますね。冒険風ライダーさんにとっては、帝国の民衆を気に掛けるヤンは、むしろ惰弱が偽善だと映るのでしょうか。しかしヤンの言葉は紛れもない作中事実です。>

 もちろん私は、本来他国民でしかないはずの帝国の国民を気にかけるを気にかけるヤンの言動は惰弱かつ偽善だと思いますし、さらに付け加えれば「無責任」であるとすら考えていますよ。そもそも前にも述べたように、一国の政治家や軍人が自国の主権の及ばない他国の国民を守る義務など、法的にも道義的にも全く存在しないのですし、一国の政治家や軍人が本来守るべき「自国」および「自国の国民」が危機に直面している非常時に際して、自国や自国民の命運以上に他国民に対する配慮を示すなどという行為は、自国の国民と自らの職業に対して著しく無責任であるばかりか、下手をすれば「裏切り行為」とすら見なされるものでしかないのです。
 極端な事を言えば、自国の国民ひとりを救出するために他国の人間を全て皆殺しにしたとしても、民主主義の理念にも、国家が果たすべき責任と義務にも全く反しないばかりか、むしろそちらの方が正しいことでさえあるのです。その実例ならば、現実世界にもいちいち例示する必要もないほど無数に転がっていますよ。
 そしてヤン自身、民主主義を守るという目的のために、他国の国民を犠牲にする策をあえて考えて実行に移している「前科」が立派に存在するのです。たとえば銀英伝4巻では、「帝国のフェザーン侵攻に備え、フェザーン国民を扇動して帝国侵攻の防波堤の道具として利用する」などという「非人道的な」謀略構想を、ヤンはユリアンに話して(結果的に何の意味もなかったとはいえ)一部実行させてすらいましたし、銀英伝5巻のバーミリオン会戦時に際しても、ヤンはラインハルトを殺すことによって帝国が内戦状態に陥り、その結果帝国の民衆がどれほどまでの辛酸を舐めさせられることになるかを充分承知の上で、ラインハルトを直接対決で戦死させるための軍事作戦を遂行していたのです。
 もちろん、上記2つの事例は実行段階で失敗に終わったがために、「結果として」他国の国民が実際に犠牲となることはありませんでしたが、それは言うまでもなく「ヤンの行ったことが(他国の国民に対して)非人道的なものではなかった」事を意味するものでは全くありえません。もちろん私は「ヤンが考え出した謀略構想は、『民主主義および自国の国民を守るためには』当然かつ正しい選択であった」と考えていますが、そのヤンが今更、他国の国民を犠牲にすることによって民主主義を守る事を拒否するというのであれば、ヤンは偽善・惰弱かつ無責任、さらにはダブルスタンダードのご都合主義者であるとさえ評価されたとしても、文句を言われる筋合いなど全くないと思いますけどね、私は。

<敬愛する姉上が無事ならば、帝国民衆が少々死んだところであまりかまわないんじゃないですか。あとで少しばかり反省をして、自分にも責任はあるが、より多くの責任はヤンにある!とパフォーマンスでもすれば大丈夫でしょう。>

 それでは結局のところ、ラインハルトはルドルフ・フォン・ゴールデンバウムと同じでしかない、ということになってしまいますね。たかだかヴェスターラント200万人の民衆の虐殺を黙認した程度のことをアレほどまでに後悔する必要性など、全くなかったのではありませんか?

<イゼルローン移動要塞が帝国領の惑星を1つ攻撃するたびに、旧同盟領の惑星を1つ攻撃されたらどうするのですか? 帝都オーディンに照準を向けたとき、ハイネセンに帝国艦隊の照準が向けられたら。もはやどうしようもありません。互いに動けなくなるだけです。それともラインハルトが罪もない民衆を攻撃しないと信じて、移動要塞はオーディンを攻撃してみますか。
冒険風ライダーさんは、旧同盟領が報復攻撃にさらされても民主主義存続のためには必要最低限の犠牲だと言われるのでしょうか。ヤン側にとっては、旧同盟領を中心に民主主義体制を残さないといけないのに、これでは旧同盟市民にお前たちのせいで帝国軍の無差別攻撃を受けた、とむしろ恨まれるだけです。気まぐれな民衆とはそういうものでしょう。>

 すっかり忘れ去られているようですが、同盟崩壊後は旧同盟領といえども法的にも道義的にも立派な「帝国領」であり、旧同盟市民にもまた「帝国民」としての権利と義務が認められます。そして帝国政府には、旧同盟領と旧同盟市民を統治する権利と共に、領土と国民を守る義務もまた新たに課せられるのです。そんなところでわざわざ「自国民」を人質策の同等報復として虐殺するなどという選択は、今後の旧同盟領統治や旧同盟市民の人心掌握の観点から見て明らかに自殺行為でしょう。追い詰められた旧同盟市民側が各地で叛乱と武力闘争を頻発させることによって、今後の統治に重大な支障をきたすことにもなりかねません。帝国が旧同盟領を統治するのではなく、何もかも全て破壊するつもりなのであれば話は別でしょうが。
 それに、実は移動要塞側にとっては、帝国領はもとより旧同盟領でさえも、最悪の場合は切り捨てても一向にかまわない対象でしかありえないのですよ。「民主主義を擁護する」という観点から言えば、極端なところ移動要塞内に居住する人間を除く全ての人類を滅ぼし、誰もいなくなった荒野に改めて民主主義を再建しても、それで充分に目的は達成されるのですから。旧同盟領に対してはひたすら帝国に対する憎悪を煽る宣伝を行い続け、帝国と旧同盟市民を対立させ続ければ、帝国側もそうそう簡単に同等報復に出ることはできないでしょうし、やれば自殺行為となります。仮に帝国側が移動要塞を滅ぼしたところで、前述のように旧同盟領の今後の統治に重大な支障が生じるのは確実ですからね。
 また、仮に万が一そのような事情を黙殺してまで帝国側が「自国民」に対して同等報復を仕掛けてくるというのであれば、予め「旧同盟領の惑星に対して同等報復が行われたことが認められた場合、交渉を行う意志はないものと見なし、我々はすぐさま惑星攻撃を遂行するものとする」といった類の条件を、脅迫する際に一緒に提示しておけば済むことです。そうすれば、移動要塞側が惑星攻撃を行うことになる責任の全てを帝国側に押しつけることも可能となりますし、場合によっては帝国政府内や帝国の国民などから和平を求める声が出てくる可能性すらも出てきます。
 最終的には移動要塞のみを国家として機能させていけば良いだけの「身軽な」移動要塞側と、旧同盟領をも含めた広大な領域を全て「統治」していかなければならない帝国との差がここで出てくるわけです。この差は、彼我の戦力差や戦略的格差などを全て覆すだけの巨大かつ圧倒的な政治的格差たりえるのではないでしょうか。

<それではオーディンへの無差別攻撃を示唆して、対等?な和平交渉をしたとしましょう。果たしてどのような和平を結ぶのですか?
「旧同盟領の全面返還。フェザーンの中立化。移動要塞はこちらがそのまま保有する。不可侵条約の締結」 仮にこれで和平調印をしたとします。
といってもバーラトの和約を半年で破った帝国です。しかも脅しによって無理やり結ばされた和平条約を守る必要など、どこにもありません。準備が整い次第、すぐに復讐戦を挑む方が自然です。それとも不可侵条約を結べば、それをラインハルトが守ると思いますか?
そしてひとたび、同盟領に移動要塞が戻ればその戦略的価値は激減します。帝国領をゲリラ攻撃するからこそ、この上ない力を発揮できたのです。同盟領内に入れば、もはや防御拠点でしかありません。
また旧同盟軍はすでに壊滅しています。宇宙戦力は、移動要塞に収容できた2万隻だけです。
それに対して帝国軍は正規艦隊だけで10万隻以上の戦力です。
しかも本国の星系警備隊など雑多な戦力を合わせるとこれまた10万隻になります。イゼルローン・フェザーン両回廊の帝国側出口に、その戦力を各5万隻ずつ布陣させれば、エンジンに弱点を持つ移動要塞の回廊突破は不可能です。あとは、正規艦隊を再編成して第三次ラグナロック作戦を発動し、旧同盟領に雪崩れ込むだけです。
バーラト自治区だろうが、同盟領全域だろうが関係ありません。民主主義の苗床は、それこそ帝国の心次第でどうにもなります。もっとも皇帝の温情による和平と脅しによって押しつけられた和平。どちらがすぐに破れるかは火を見るよりも明らかですね。>

 そうですね、どちらも力の裏付けがなければ一瞬で破られる類の「和平」でしかないと思いますよ。しかし、一旦「和平」が破られた後、どちらが簡単に滅亡させられるのかに関しても、それこそ火を見るより明らかでしょう。もちろん、「皇帝の温情」に拠ってのみかろうじて成立していた民主主義体制は、その瞬間になす術もなく自動的に滅亡確定です。
 しかし力の裏付けがあるのであれば、たとえ「和平」が破られても自らを守ることは可能です。帝国側が「和平」を破って再び同盟領内に侵攻してくるのならば、銀英伝本編でも行われた「正規軍によるゲリラ戦」を移動要塞付で再び展開し、徹底抗戦を行う構えを全宇宙に見せつければ良いのです。徹底破壊ではなく、あくまで同盟領の占領・併合にこだわり続ける限り、帝国側は手足を縛られた戦いを余儀なくされることでしょう。またゲリラ戦に備えて首都機能を移動要塞内に移し、惑星ハイネセンの人口も各地に分散させてしまえばより効果的です。
 また、それほどまでに抵抗の激しい地域を無理矢理に併合して、一体何の利益が得られるのかという政治的・経済的問題もあるでしょう。銀英伝本編で「バーラト自治区」が認められた理由のひとつに、惑星ハイネセンで頻発した災厄を目の当たりにした帝国内務省が「難治の地」と評価していたという事情がありましたし、統治で得られる利益と統治にかかる手間と費用を天秤にかけて「マイナスになる」と判定されれば、それもまた敵の侵攻を断念させる理由のひとつにはなります。単に戦力を整えるだけでなく、徹底抗戦の意志を示すこと「自体」もまた、敵の侵攻を思い止まらせる極めて有効な武器となりえるのです。
 もちろん、これもかなりの無理と犠牲と問題が生じることはほぼ間違いないでしょう。しかしそれでもやらなければ、せっかく勝ち取った独立を守り、民主主義を温存していくことなどできないですから、どんなにきつくても防衛体制を整えなければならないはずでしょう。それがイヤなのであれば、最初から無駄な抵抗などせずにとっとと帝国に降伏でもしてしまえば良かったのです。それならば帝国の庇護下で安全は保障され、かつ一切の犠牲が生じることはなかったはずなのですから。その選択を捨て、戦う事を選んだ以上は、いかなる犠牲を払ってでも徹底的に戦い続けることこそが、民主主義と国民に対する責任および義務というものです。
 他者の力に依存せず、自らの力で自立すること。これこそが民主主義に限らず、国家が存続するためには最低限必要不可欠なことなのです。それもせずに「皇帝の温情」などを当てにする時点で、すでにそれは「敗北主義」であると評されても文句は言えないでしょうね。

 まあ個人的には、移動要塞を使った和平条件としては「我々は第二の長征一万光年を行うので、帝国側は一切の追撃を行わないこと」とするのが、一番話が手っ取り早く、かつ双方共に満足する和平条件になるとは思いますがね。これならば帝国側もあっさり飲むでしょうし、移動要塞側も長征先に未来への可能性を見出すことができます。
 これでも、あの勝算ゼロ・100%必敗確実だった「回廊の戦い」およびそれ以降の戦いをイゼルローン陣営が行うよりもはるかにマトモな選択だったことは間違いなかった、そう私は断言できますけどね。

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board4 - No.3684

「詭弁」「言いがかり」であることの明らかな根拠

投稿者:パンツァー
2003年02月18日(火) 13時50分

> 演繹:
> 銀英伝の記述を前提とし、そこから「それ以外には到達しようのない」結論へ到達する。
>
> 帰納:
> 銀英伝の記述から、恒久移動要塞の信憑性を増大させる記述を集めてくる。

ここに、Kenさんは二つの証明方法を提示しているわけですね。

☆Kenさんのいう「演繹」について

「演繹」の方ですがね、この証明方法が妥当だというのであれば、銀英伝に登場するテクノロジー一般について、「演繹」による証明ができることを、Kenさんが実証してみせる必要があるのですよ。
銀英伝に登場するテクノロジー一般について、Kenさんのいう「演繹」による証明ができなければ、それはすなわち、銀英伝そのものが「証明」できないものとなるのです。これも何度も言いますが、この立場は、銀英伝の全面否定なのですよ。
Kenさんは、銀英伝の全面否定には、賛成していないのでしょう?

何度も聞いていますが、未だ、一度として、「艦船の移動」に関する「演繹」による証明がなされないですね。
(少なくとも現時点では)この証明ができない以上、Kenさんは、証明方法として妥当でない方法を、しかも自分自身で妥当でないと(現時点での私の推測では)承知している方法を、冒険風ライダーさんに、強いたのですよ。

これを、「詭弁」で言わず、「言いがかり」と言わないで、なんと言いましょうか。
早く、自分の否を認めてください。

これが私の今回の一連の投稿における主要な目的でもあります。
作品の仮定の論証における方法論として、こんな方法が適用できるなどという結論が一人歩きされたのでは、たまったものではありません。このように考えている次第です。

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