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投稿ログ222 (No.3708 - No.3723)

board4 - No.3708

ヤン・ウエンリーと新城直衛の比較(お久しぶりです)

投稿者:北海道在住佐藤
2003年02月20日(木) 15時27分

 作品中で「ヤン」は、民衆を信じていきたい(ただし、常に腐敗・堕落などの危険性を考慮するが)、とゆう態度が前面に押し出されていますが、作品の要素として扱っている市民の動向に対して異なった見方をしているように思える作品があります。
 著者は佐藤大輔で「皇国の守護者」です。
特に5巻目で、主人公の「新城直衛」の考えで「衆民を(銀英伝では市民)を明るく眺める習慣を持たない」、「個々人でどれだけ賢く、親しむべきものでも、群れてしまえばその気分は女子供と変わりがない」、
「国や(これはともかくとして)民という甘い夢を信じるためにはよほどのおめでたさがいる」、「自分を気楽な立場に置ける衆民どもを心から軽蔑」とゆう場面があります。
 田中芳樹と佐藤大輔両者の作品は、前者は「性善説」、後者は「性悪説」とゆうふうに人々を作品の中で捉えているのだろうか。

board4 - No.3710

初心者の

投稿者:よよよ
2003年02月20日(木) 19時12分

はじめましてです。緒言 FAQ等楽しく拝見させていただきました。

その上での初心者としての疑問なのですが、
管理者様の本名つきの案内状を送ったことで、田中さんから何か反応はあったのでしょうか?
これは、全部のログを見たわけではないので純粋に興味があるのと、
FAQ1で目的に掲げられていることを達成するために、この愛のある批判達を田中氏に見てもらうことが良いのではないかと思われてきたと受け取っていますが、「運動」が目的で無いとしてもリアクションがあったかどうかはとても重要だと思うからです。

仮に無かったとして、どういう理由なのか、考えてみました。
1.知っているが無視
これは田中氏に対してより失望しますが、そのことがはっきりすればこの掲示板は不滅です。こういう態度を田中氏が取っていることがはっきりする事態は、人によっては恐怖を感じるかもしれませんが。
2.届いてはいるが本人は掲示板を知らない。
近習が握りつぶす等によって、ここで批判されているのを知らない場合。本名を名乗っていない投書は一切読まないと公言していたと私が記憶している田中氏は、届いたなら一見はするだろうとの希望的観測を信じたい。
3.実は届いてもいない
2または3の場合にも備えて、書留など証拠の残る形で以前と同じようなものでも再び送ってみるのも良いかと思います。今更でしょうが、法的に訴えられて争うというときの物証(知らせるということを怠ったとみなされたときの反証)を1つでも多く確保する意味でも、「悪口はもっと大声で」的な田中氏の小説中での言動を逆手に取る意味でも、筋を通すという道義的意味でも、意義はあると考えます。また、伝説的遅筆に活を入れるため、田中氏に負けない程度に定期的に文書を送るのも良いかもしれません。

自分としては、このページの設立の目的を素直に捉えた上での身勝手な提案だと思っていますが、いかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。では

親記事No.3660スレッドの返信投稿
board4 - No.3712

Re:ワープミサイル

投稿者:古典SFファン
2003年02月21日(金) 03時30分

> さらに思いましたが、ミサイル中心の宇宙戦争だとなんだか華がないですね。
>
> 「よし亜光速ミサイルを発射だ!」
> 「2時の方向にチャフ(ミサイル)を捲け」
> 「敵が密集したぞ。ワープミサイルで攻撃して、敵陣を崩せ」
> 「今だ!レーザー水爆ミサイル全段発射」
> 「アンチ・ミサイルを撃て。敵のミサイルを全て叩き落せ」
> 「司令官。艦隊にはもうミサイルが一発もありません」
> 「クソ! 敵はまだミサイルがあるというのに……。仕方がない。全艦ビーム戦用意!」
>
> ミサイルがなくなったから、仕方なくビーム戦を挑みに接近する艦隊戦(笑)。

いやいや、あの世界じゃミサイルの遠距離誘導が難しいですから、
ビッテンフェルト:「もっと接近しろ!!これではミサイルが当たらん!!」
近づかなくてもそこそこ当たるが、あえて命中率を上げるために接近するビッテンフェルト。
オイゲン:「閣下!!これ以上接近すると、敵の零距離射撃の的になります!!!」
ビ:「分かっているさ。だがビームでは当たっても簡単に敵は沈まん。ミサイルならば一発で大物の首も取り放題だ」
オ:「閣下・・・」(敵の弾も当たるんですが・・)
ビ:「すまぬな、オイゲン。だがちまちまと戦うのは性に合わん。それに、黒色槍騎兵に後退の文字はない」
で、
ヤン:「砲撃せよ。なるべく的確に、効率的に」
ヤンの一点集中砲火の餌食になるビッテンフェルト(笑)。
ビ:「おのれ・・・我が艦隊にもっとミサイルがあれば・・・・これもオーベルシュタインが予算を寄越さんからだ(--#」
オ:「閣下・・(TT)」(違うでしょ)

スパルタニアンの例を参考にして考えてみました。
・レーザー水爆ミサイル:有効射程=長(推進剤が切れるまでは自由に動かせる)
 当たれば爆発で戦艦でも沈められるが、精密な探知を妨害する技術が発達した
 あの世界では、距離が開くと探知の誤差を軌道修正するための推進剤が切れ、
 まっすぐ飛ぶだけになって、事実上当たらなくなる(笑)。
・ビーム:有効射程=中(エネルギー中和磁場などがあるから)
 光速なのでロックオンすればおそらく回避運動に関係なく当たる。
 でも当たるだけなので(笑)一発で敵を破壊するには動力部を狙うか、
 滅多打ちにして誘爆を誘う必要がある。
・レールガン:有効射程=なし
 撃てばまっすぐ飛ぶだけ。威力は相対速度の差に依存。
 (高い相対速度で当たれば儲け、速度差がほとんどなければ大した威力がない)
 安上がりなので撃ちまくれるが、当たるも八卦当たらぬも八卦であるため、
 本当に信用できるのは零距離射撃の時くらい(笑)。
とかいうのはどうでしょう。

ビッテンはあの性格なのでミサイル大好き、幕僚はミサイル代でトランキライザーの世話になり、
ヤンは精密射撃が上手いのでミサイル・ビーム・レールガンをバランスよく使うとかw。
[妄想]
ビッテンフェルト:「ミッターマイヤー司令長官、今少し我が艦隊にミサイルを回していただきたい。これでは作戦が遂行できぬ」
ミッターマイヤー:「ううむ・・なにぶんにも予算が厳しくてな・・」
オーベルシュタイン:「ビッテンフェルト提督、それは出来ぬ相談だ。我々は卿のごとく、湯水のように軍事予算が湧き出してくる幸せな世界に居住している訳ではない。
一個艦隊だけに突出してミサイルを配備しては、帝国軍全体が作戦の遂行に支障を来たす」
ビッテン:(おのれオーベルシュタイン・・・)
(違うだろビッテン・・)

board4 - No.3713

アルスラーン

投稿者:RAM
2003年02月21日(金) 05時37分

田中先生がやってくれました!
アルスラーン戦記、カッパノベルスとして再出発です。
文庫10巻分を、2巻ずつ五冊で再刊行、
その後続きを出すと言ってます。

…何があったんでしょう?

親記事No.3690スレッドの返信投稿
board4 - No.3714

Re:呼称について

投稿者:TAC
2003年02月21日(金) 09時27分

階級呼称ならば新たな呼称はありえます。
例えば日本軍(自衛隊)や中国軍だと、階級呼称が違いますし。
あと米英独露でもちょっとずつ階級呼称が違ったりします。
だから階級呼称が違うというのはよくあります。
階級の英語呼称を知っていれば、新たな階級呼称を作るのは容易ですので。
何ヶ国か登場する時に文化圏の違いを印象付ける為に使うのが多いです。
ただし、あんまり変えると混乱するので、アレンジに留めるでしょうが。
星界軍だって名前を変えているだけです。
星界軍元帥=Fleet Admiral=元帥
大提督=Chief Admiral=大将
提督=Admiral=中将
准提督=Vice Admiral=少将
新たに階級呼称を作るのは簡単ですので、
世界観や読者層を考慮して使うかどうかを決めているだけでしょう。

なお、艦隊定数が多いのは、陸軍に脳内変換すると簡単です。
一個艦隊15000隻→一個師団15000名という事です。
ただそれだけで、艦隊編成数に深い意味は無いと言われています。

親記事No.3713スレッドの返信投稿
board4 - No.3715

Re:アルスラーン

投稿者:IK
2003年02月21日(金) 10時33分

> 田中先生がやってくれました!
> アルスラーン戦記、カッパノベルスとして再出発です。
> 文庫10巻分を、2巻ずつ五冊で再刊行、
> その後続きを出すと言ってます。
>
> …何があったんでしょう?

本日(2月21日)発売のようですね(amazon.co.jp で確認)。
すごいですねえ…カドカワにもノヴェルズはありますけどね。
文庫からノヴェルズ化されるということ自体が滅多にないこと、更に出版社をまたぐというのはよほどのことがない限りないですが…。単行本が中小の出版社から出て、それが文庫化される時、大手から出ると言うことはありますが。
先日の「灼熱の竜騎兵」の時も驚きましたが、田中芳樹さんは「新たなる道」を切り開いていらっしゃるようです。
アルスラーンの純新刊は角川文庫から出るんでしょうかねえ。判形が違うと書棚に整理しきれなくなっちゃうんですけど(笑)

親記事No.3625スレッドの返信投稿
board4 - No.3716

横レス失礼

投稿者:平松重之
2003年02月21日(金) 17時11分

<どちらも輸送艦で、前者は20万トン、後者は10万トンです。艦船の質量に関して、これ以外の記述がある場合は、どうかご教授願います。ただ、これしか記述がないのなら、読者としては、艦船の質量はおおむねその程度と推測する以外にないだろう、と考えた次第です。>

<意図的かどうか知りませんが、記載事実を曲げるのは、歓迎できないですね。>

<私は、銀英伝の本伝十篇と外伝三篇(外伝2は読んでる途中)を読み、艦船の質量に関する唯一の記述を紹介したのです。「記載事実を曲げる」とは、どういう意味でしょうか?私が数字を改変したといいたいのですか?それとも、より信頼性のある数字を見つけたのですか?>

 おそらくKenさんはノベルズ版の記述を、パンツァーさんは文庫版の記述をそれぞれ参考になさっているのでしょう。実は、ノベルズ版の後に出版された文庫版やコミック版ではこれらの数字が修正されているのです。
 例えばノベルズ版では「5000万人の180日分の食糧は1000万トン必要」だと書かれていますが、コミック版では「5000万人の90日分の食糧は50億トン必要」と修正されています。
 という訳で、別にKenさんが記載事実を曲げた訳ではないと思います。まあ、この場合は修正された数字の方を採用するべきだとは思いますけど。

親記事No.3625スレッドの返信投稿
board4 - No.3717

Re:横レス失礼

投稿者:Ken
2003年02月21日(金) 17時54分

平松さん、こんばんは。

記述内容に変更がありましたか・・・

それにしても、

5000万人の180日分の食糧は1000万トン必要 = 1人1日1.1キロ
5000万人の90日分の食糧は50億トン必要 = 1人1日1.1トン

となりますが。しごく常識的な数字から、わざわざ途方もない数字に変更されたのですね。田中氏はなにを考えたのでしょうか?

ノベルズ版と文庫版がどう違うのかよく分かりませんが、本掲示板に投稿する多くの人が、「何頁の上段」とかいう形で引用箇所を指摘しているのをみると、私が持っているのと異なるようです。私のには「上下段」はありませんので。

これからもよろしくお願いします。

親記事No.3581スレッドの返信投稿
board4 - No.3718

Re:移動要塞の技術問題について

投稿者:S.K
2003年02月22日(土) 04時40分

> S.Kさん、こんばんわ。
> これまでのやり取りの全てとは言いませんがログは読んでおります。
> 失礼ですがそれでもNightさんの質問の回答らしきものがどれなのか分からない
> んですけど…。私の読み落しでしょうか? それとも読解力がないのでしょうか?
>
> Nightさんにしても回答がどれか分からないもしくは的が外れていると感じたので
> 質問したのではないかと思います。
>
> お手数ですが、質問の回答部分がどのレス番号のどの部分かもしくはもっと
> 分かりやすくご教授頂けないでしょうか。
>
> すみませんがお願いします。
>
 RAMさん御丁寧にどうもです。
 遅くなりましてすみませんが御要望にお応えいたしましょう。
 あと肯定派意見で不沈戦艦さんのお名前を忘れておりました事をRAMさん
不沈戦艦さんにお詫び申し上げます。

 ただし一点、「的が外れていると感じた」から「回答されてない」というのはいささか受け手側の身勝手ではあるまいかと思いますのでその点御了承下さい。
 いかなる形であれ回答は回答であり「意を汲めない」から「無視された」というのは事実に反します。

> (1) イオン・ファゼカスは大質量ワープの実例ではない
(No.3635 NIGHTさんの質問)

> 「イオン・ファゼカス号はワープできなかった可能性がある」とか「ワープできても航続距離が極めて短かったかも知れない」ということを前提にしてそういうことを言うのなら、それは単に「勇気と無謀を取り違えいる」という類でしょう。「賭け」ではなく「自滅願望」としか言いようがありませんね
(No.3628 不沈戦艦さんレス抜粋)

> <「新しい技術と言うわけでもない。スケールを大きくしただけのことだろう。それも、どちらかというと、あいた口がふさがらないという類だ」言わずもがなの異論を、シェーンコップが唱える>
>
> シェーンコップでなくても、現代の我々でも、当然の予測ですね。
> 「艦船の移動」の証明が終わった時点で、「移動要塞」に関しても大半の証明が終わっているのです。
> そして、(質量を問わぬ)「物体の移動」に関する理論に、ガイエスブルグ要塞のような大質量を代入してみると、この場合も成立した。つまり、「物体の移動」に関する理論は、大質量の場合でも成立した、ということです。
>
> だから、
> 「艦船(質量数万トン以下の構造物)」であったにせよ、「物体の移動」に関する理論が構築された段階で、大質量に関しても「原理的に可能」の域に、必然的に達してしまうのですよ。
> そこに、大質量の実例としての、ガイエスブルグ要塞が、ほとんど問題もなく実現された記載が存在しています。
> 他にも、「艦船(質量数万トン以下の構造物)」よりも大質量の例としては、例の氷塊もあれば、イオンファゼカス号もありますよね。
(No.3669 パンツァーさんレス抜粋)

> また、イオンファゼカス号に関しても、Kenさんの「仮定」を用いても、少なくとも半光年くらいは移動したのだから、大質量体の移動が、「実際的に可能」とされた例となりますね。
(No.3685 パンツァーさんレス抜粋)

 補足しますとイオン・ファゼカス号が航行中事故死したアーレ・ハイネセン以下を除く第一長征世代存命中に惑星ハイネセンに到達した描写は作中にありますよ(生憎今原作は手元にないのでこれは自力で探してください。作中の同盟建国史部分です)。
「イオン・ファゼガス号が」です
 ワープ無しにどうやって?

> (2) 自給自足艦隊は実現できない
(No.3635 NIGHTさんの質問)

> > でもそれには理由があります。今回の議論に対する私のスタンスは、「恒久移動要塞が可能と断じるにも、不可能と断じるにも、銀英伝の記述は不十分」というものです。これに対して、冒険風ライダーさんのスタンスは、恒久移動要塞の現実性やそのベースとなる「無限の自給自足能力」は銀英伝世界において、存在が「立証」されている、というものです。冒険風ライダーさんは、銀英伝世界では、恒久移動要塞や無限の自給自足システムができるかもしれないという「可能性」を指摘されたのではありません。それ以外に解釈のしようがない、と言われているのです。
>
> 1「これに対して、冒険風ライダーさんのスタンスは、恒久移動要塞の現実性やそのベースとなる「無限の自給自足能力」は銀英伝世界において、存在が「立証」されている」
>
> 私は今、銀英伝全10巻を読み進めているところですが、
> 例えば、銀英伝考察3で出てきた引用も含めて、以下のような記載があります。
>
> A銀英伝1巻P190上段17行目
> <第一、それはイゼルローンの食糧生産・貯蔵能力を大きく凌駕していた>
> (生産能力を有している点に注意)
>
> B銀英伝2巻P161下段13行目
> <貴族のばか息子どもが、穴のなかにひっこんでいれば長生きできるものを、わざわざ宇宙の塵となるためにでてくるとはな>
> (穴とは、ガイエスブルグ要塞を指す)
>
> C銀英伝3巻P44上段10行目
> <―かつて帝国軍が敵の勢力範囲の奥深く侵攻しえたのは、イゼルローン要塞を橋頭堡として、また補給拠点として利用できたからである。>
>
> D銀英伝3巻P140下段7行目
> <つまり帝国軍は、今度は艦隊を根拠地ごと、ここまで運んできたわけだな。>
> (根拠地とは、ガイエスブルグ要塞を指す)
>
> A・C・Dより伺えるのは、要塞(イゼルローン要塞とガイエスブルグ要塞とを区別しないが)は、補給源として機能しうる、ということですね。
> 特に、Aでは、イゼルローン要塞で負担しきれない補給を、ハイネセンに求めています。ということは、帝国軍が焦土作戦(生活物資の撤去)を取らなかった場合、同盟の艦隊は補給に窮することはなかったと推測されます。
>
> また、Bに関連して、貴族連合軍の戦略を検討してみると、かれらは初めからオーディンを放棄して、ガイエスブルグ要塞を根拠地としているのです。もしも、ガイエスブルグ要塞が「半永久的な」補給源として機能しないのであれば、かれらは簡単に兵糧攻めを受けてしまうわけで、ラインハルト軍は、黙って待っていればよい、ということになります。
>
> 「無限の自給自足能力」は銀英伝世界において、存在が「立証」されていないとすれば、以上の「引用」と、明らかに矛盾することになります。
> 特に、「無限の自給自足能力」がないとしたら、貴族連合軍の戦略など、まったくバカですね。
>
> 2「銀英伝世界では、恒久移動要塞や無限の自給自足システムができるかもしれないという「可能性」を指摘されたのではありません。それ以外に解釈のしようがない」
> もし、これを否定するとなると、上記4つの引用は、どのように解釈するのでしょうか?
(No.3685 パンツァーさんレス抜粋)

 何をもってこれが納得の可否を問わず回答であると解釈なさらないのか理解できません。

> (3) イゼルローンを本当に移動要塞化できるのか?
(No.3635 NIGHTさんの質問)

> 1.ガイエスブルグ移動要塞は、元の位置→ヴァルハラ星系→イゼルローン要塞という移動を「作中事実」としてやってのけた。また、その歳にあれほど補給を重視するラインハルトが、エンジンの同調という技術的問題について言及してはいても、移動要塞の補給については気にもしていない。
> 2.重量としては、ガイエスブルグやイゼルローン以上の、「長征一万光年」のイオン・ファゼカス号のような「超巨大ドライアイス船」が、奴隷階級に落とされていたような連中の、帝国からの脱出に使用できたという「作中事実」がある。
>
>  で十分でしょう。帝都からイゼルローン回廊までだって、大した距離なのです。「イゼルローン回廊までは、安全な帝国内の移動だったから、補給を繰り返しながら何とか行けただけかも知れない」って説明の「作中事実が裏打ちしている根拠」は何なのですか。Kenさんは、何も示していないではないですか
(No.3611 不沈戦艦さんレス抜粋)

> 銀英伝3巻P45上段13行目
> <現在のワープエンジンの出力では、巨大な要塞を航行させることはできないので、一ダースほどのエンジンを輪状にとりつけ、それを同時作動させることになる。技術上の問題はなく、あとは指揮官の統率力と作戦実行能力の如何による・・・。>
>
> これはシャフトの台詞ですが、「移動要塞論」を否定したいがために、「技術上の問題はなく」という台詞を否定しますか?
> それこそ、銀英伝の否定ですよ。
>
> 繰り返しますが、質量が大きくなることで、加速時間を要する、ということだけが考えられる問題点です。
> 「現在のワープエンジンの出力では、巨大な要塞を航行させることはできない」
> と書いてある所以です。
>
> ☆Kenさんの「帰納」法
>
> > 恒久移動要塞を可能と帰納するための例証は、依然としてガイエスブルグしかありません。例証が一つしかないというのは、一般則を帰納する上で、重大な障害であると思います。
>
> 上で述べましたが、
> 「一つの帰納」によって、「大結論」(移動要塞論)が導かれないからといって、それは「作品の仮定の証明」ができない、ということを意味しません。
>
>
> 「物体の移動」に関する信頼性に値する理論が、(質量の異なる)「艦船の移動」による帰納により証明されて、存在する上であれば、
> 既に「質量」を問わず、原理は確立しているのです。
> 上記のシャフトの台詞「技術上の問題はなく」も、無視しますか?
>
> むしろ、ガイエスブルグ要塞という実例が存在することにより、「原理的に可能」が「実際的に可能」の段階まで高めれているのです。
(No.3685 パンツァーさんレス抜粋)

> 同盟側は「“できるかもしれないのでやってみる価値”がある」(原作6~8巻時点)が妥当な結論ですね。
 古来の戦争のセオリーで「援軍のない篭城戦は必敗する」は例外は無かったはずでかつ「防御側に対して3倍以上の戦力で攻撃した場合の勝率は高い」も攻撃側に致命的な錯誤がない限りおおむね通用します。
 そして流石にラインハルトもこの点についてはほぼ戦略的失策を犯していないのでおそらくフィッシャー戦死後の「回廊の戦い」は「ヤン艦隊壊滅(もしくは壊滅的打撃)の後回廊両側面からの艦隊砲撃か漫画版
のシトレ元帥が試みた無数の無人艦特攻などで要塞陥落」の流れに本来なっていた可能性は極めて高いと思うのですが。
 しかし逃亡できるなら話は別です。
 この時点でヤンは「無尽蔵の補給港」を持って艦隊戦力と共に逃げてこそ無用の人死にを避け勝機を待つ事ができたのです。
 これについては「駄目で元々」で移動要塞プランに着手して非難されるいわれはまずありません。
 おそらく一番あの時点で混乱が少なかったであろう「投降して帝国に釈明する」を選択できなかった時点でどうあれヤンは「戦う」選択をしたのですから「100%の敗北」を避けるあらゆる努力を試みるべきではなかったでしょうか。
(No.3610 拙文より抜粋)

 とりあえず最低限の範囲で以上ですが御納得いただけましたでしょうか。

親記事No.3581スレッドの返信投稿
board4 - No.3720

Re:移動要塞の技術問題について

投稿者:古典SFファン
2003年02月22日(土) 06時10分

・・横レスですが・・・

> > そこに、大質量の実例としての、ガイエスブルグ要塞が、ほとんど問題もなく実現された記載が存在しています。
> > 他にも、「艦船(質量数万トン以下の構造物)」よりも大質量の例としては、例の氷塊もあれば、イオンファゼカス号もありますよね。
> (No.3669 パンツァーさんレス抜粋)
>
> > また、イオンファゼカス号に関しても、Kenさんの「仮定」を用いても、少なくとも半光年くらいは移動したのだから、大質量体の移動が、「実際的に可能」とされた例となりますね。
> (No.3685 パンツァーさんレス抜粋)
>
>

あの・・・
大質量物体の航行例として挙がっているうち、氷塊はワープではありません。亜光速航行です。
むしろ、氷塊は「帝国はともかく同盟は、大質量物体をワープさせていない」例です。

純粋に作中の記述のみを元に述べます。
氷塊       ・・ワープ× 亜光速○ 通常航行?
要塞       ・・ワープ○ 亜光速? 通常航行○
イオンファゼカス ・・ワープ? 亜光速? 通常航行?

イオン・ファゼカスがワープしたとは、作中には書いていません。
要塞が亜光速航行したとも書いていません。
氷塊がワープしたとも書いていません。

これらは「大質量ワープ」の話題で横並びにするには不適当だと思われます。
パンツァーさんの並べ方は「大質量物体の航行」で、それはそれで正しいのですが、Nightさんの話題は「ワープ」に関するもので、
それに関する例として妥当とは思えないのですが?

>  補足しますとイオン・ファゼカス号が航行中事故死したアーレ・ハイネセン以下を除く第一長征世代存命中に惑星ハイネセンに到達した描写は作中にありますよ(生憎今原作は手元にないのでこれは自力で探してください。作中の同盟建国史部分です)。
> 「イオン・ファゼガス号が」です
>  ワープ無しにどうやって?

これも横レスだったので、S.KさんとRAMさんの質疑応答にはあまり関係ないのかも知れませんが・・
私は、自分なりにこれに対する回答を持っていましたし、Nightさんにも返しています。
ワープでないとしても、他の恒星系に楽に到達する手段はあの世界にはあるのです。
ヤンも使っています。

これは直接には作中には書いていない話なので、あくまで推定です。
しかし、
1.ヤンたちの時代には、要塞ほどの大質量ワープの技術は帝国が開発するまで存在しなかったはず(シェーンコップたちの台詞より)
2.作中ではイオン・ファゼカスがワープを使ったとはどこにも書いていない
3.大質量物体(氷塊)が亜光速で運動し、ヤンがそれを「アーレ・ハイネセンの故事に習った」と2巻で発言している事

特に3が重要です。
ヤンが文字通りの事を喋っているとすると、イオン・ファゼカスは亜光速航行していたという事以外の何者でもないからです。

それと、作中でイオン・ファゼカスは同盟まで航行していません。
同盟の祖先たちは、「無名の惑星の地下に潜み」50隻の船を建造しています。
イオン・ファゼカスは、作中でもあまり遠くまで航行していないのです。

イオン・ファゼカスがどのくらいの距離を航行したかという記述は作中にありません。
しかし、実は亜光速の物体にとって、そんな事は問題ではないのです。
「亜光速の物体の時間は遅くなる」
ウラシマ効果と呼ばれる物理的現象が、この世界にはあるのです。

物体は光速に近づくほど、その時間の進行が遅くなります。

光速に近づけるだけ近づいている場合、物体の時間と外界の時間の流れ方の違いは、「外界では何百年と経っているのに物体のほうでは一瞬」
という事もあり得るのです。

ワープ航法なしでも、他の恒星系に到達するまで中に乗っている人が生きている事は出来るのです。

到達に何年か、あるいは10年くらい掛かったとしても、大半が亜光速であったとしたら、他の恒星系に到達するまで、船内の時間はあまり経過しないのです。
それに、2巻でヤンが氷塊を加速するのに使った、バサード・ラムによる恒星間ラムジェットは、光速付近に達していれば燃料補給を必要としません。
楽に亜光速を保つ程度の事は出来るのです。

それから・・・
アルタイルから半光年などというところに恒星系はありません。
たしか、どこも数光年以上は離れています。
ワープなしで航行するには最低そのくらいの歳月は(外界から見て)かかるはずですが、船内でそれだけの時間が掛かったとは限りません。

あと、「アーレ・ハイネセンの事故死」についてですが・・・
亜光速の物体は、航行中より減速中が非常に危険です。
周りの物体との速度比が非常に大きいため、星間ガスの抵抗や、
前方からの短波長の強い電磁波に曝される危険があります。
減速に入ると船内時間と外界の時間は次第に同じ速さに近づいていきます(ウラシマ効果のメリットも消える)。
この期間中に何か、船外作業しなければならないような事があると、
その人物の死亡率は赤丸急上昇(死語)です。
・・・まあ、そういう記述は作中にないので、何があったのかは単なる妄想ですが・・。

親記事No.3625スレッドの返信投稿
board4 - No.3721

Re:横レス失礼

投稿者:砂倉
2003年02月22日(土) 06時12分

> それにしても、
>
> 5000万人の180日分の食糧は1000万トン必要 = 1人1日1.1キロ
> 5000万人の90日分の食糧は50億トン必要 = 1人1日1.1トン
>
> となりますが。しごく常識的な数字から、わざわざ途方もない数字に変更されたのですね。田中氏はなにを考えたのでしょうか?
>
> ノベルズ版と文庫版がどう違うのかよく分かりませんが、本掲示板に投稿する多くの人が、「何頁の上段」とかいう形で引用箇所を指摘しているのをみると、私が持っているのと異なるようです。私のには「上下段」はありませんので。
>
初めまして、ROMですが、記載関係に関して少しだけ。
これは逆では?
ネット検索で見たらファイナルバージョンらしい文庫版(徳間デュアル文庫)は、1000万トンになっているようですよ。

ちなみに私の持っている新書版(TOKUMA NOVELS)は上下のある初刷が1982年の物です。
1991年の55刷が私の所持品ですが、50億トンと記載されているので、旧版では50億トンのままなのだと思っていましたが、
平松重之氏の投稿から推測すると、初刷からしばらくは1000万トンだったのでしょうか?
或いは、私の所持品の刷より後で修正されたとか。
平松重之氏の所持しているノベルズ(TOKUMA NOVELS)の刷番か、Ken氏の所持している文庫が徳間デュアル文庫で有ることが解れば、問題はないと思います。
それに修正された数字を採用するのなら、当然一番新しい銀河英雄伝説である、徳間デュアル文庫版の1000万トンを採用することになると思いますので。

親記事No.3581スレッドの返信投稿
board4 - No.3722

Re:移動要塞の技術問題について

投稿者:古典SFファン
2003年02月22日(土) 06時32分

追伸:

要するに私は亜光速ミサイルからこっち「亜光速のオニ」になっているような感じですが(笑)、
「何でも亜光速」と主張したいわけではありません。

作中で使われた小道具と、ヤンたちの発言から推して、亜光速航行も十分に有力候補であると主張したいだけです。

以前、ワープ船を持っている相手に亜光速航行で逃げたら、たちまち追いつかれてしまうのではないかと言う話も(どこかで)あったような気もしますが、
「有効探知距離500~1000光秒の世界」
では、1000光秒ずつワープして捜索をすることになります。

1000光秒ずつワープ、1000秒以内に捜索、1000秒以内にまたワープ・・・
を繰り返さない限り、1光日を捜索するのに1日、1光月を捜索するのに1ヶ月掛かり、
しかも敵の逃走したと推定される範囲は1日ごとに1立方光日ずつ増大していきます。
数日も経過すると、捜索範囲は文字通り天文学的なオーダーに達し、人間が建造可能な数の宇宙船では到底捜索できなくなるでしょう。

相手が航路をたどっていたり、危険宙域を避けなければならず要路になるポイントが限られる場合を除いて、あの世界の探知技術では、
亜光速であろうとワープであろうと、ろくに宇宙船を追跡する事が出来ない。
(航路封鎖や捜索などもそれなりにやっている事があるので、何らかの方法があるのは確かですが、ヤンたちが捕まらなかった例を見ても、待ち伏せや捜索が容易でないのは確かでしょう)

ゆえに、イオン・ファゼカスに関してだけは、その大きさと重さ、建造された時代、登場人物たちの会話から推定して、
「ワープよりむしろ建造が容易であったろう亜光速船ではなかったのか?」
と、私は推定しています。
(ヤンはあっという間に亜光速の氷塊を準備していますし)

親記事No.3581スレッドの返信投稿
board4 - No.3723

Re:移動要塞の技術問題について

投稿者:Ken
2003年02月22日(土) 09時39分

<補足しますとイオン・ファゼカス号が航行中事故死したアーレ・ハイネセン以下を除く第一長征世代存命中に惑星ハイネセンに到達した描写は作中にありますよ(生憎今原作は手元にないのでこれは自力で探してください。作中の同盟建国史部分です)。
「イオン・ファゼガス号が」です
ワープ無しにどうやって?>

まさか意図的な「うそ」でもないでしょうが、上は作中事実の誤認です。黎明篇序章「銀河系史概略」より抜粋します。

***************************

白く輝くドライアイスの宇宙船はイオン・ファゼカス号と命名された。氷の小舟の製作者である少年の名である。四〇万人の男女がこの船に乗りこみ、アルタイル星系を脱出した。後世、歴史家によって「長征一万光年」と称されることになる長い旅路の、それが第一歩であった。

銀河帝国軍の執拗な追撃と捜索をかわして、彼らは無名の一惑星の地下に姿を隠し、そこで八○隻の恒星間宇宙船を建造すると、銀河系の深奥部に歩を踏み入れた。そこは巨星、矮星、変光星などの危険が満ちた巨大な空間だった。造物主の悪意が脱出者たちの頭上に次々と降りかかった。

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なぜ、ハイネセンたちは、時間と労力をつぎ込み、帝国軍に発見されるリスクをおかしてまで、無名の一惑星で宇宙船を作らねばならなかったのでしょうか?

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