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投稿ログ274 (No.4505 - No.4523)

board4 - No.4505

僕の田中小説遍歴

投稿者:I.G
2003年08月24日(日) 10時28分

親記事No.4500スレッドの返信投稿
board4 - No.4506

Re:ゴールデンバウム王朝暗黒史観

投稿者:イッチー
2003年08月24日(日) 10時47分

> 本当にものは言いようですね。ルドルフが何となく好きな私には楽しく読めました。
> 個人的には体制は善悪ではなく、現状にあっているかどうかで評価されるべきだと考えています。成果さえあげていれば、他はどうだていいです。
> ローエングラム王朝の潔癖さには、うさんくささというよりはむしろ作者の意図を感じます。そうすることによって、ヤンが思い悩み、道を模索する姿を描こうと考えているのでしょう。

ドミニオンさま、感想ありがとうございます。昔は、私は「ルドルフは悪い奴だ」と単純に思っておりましたが、だんだんルドルフはその時代の人類にとっては必要悪の存在で、むしろ、その出現を許し、民衆の支持をつなぎとめられなかった民主共和主義者なる者達のほうが大きな責任があるように思うようになりました。理想的な専制政治という概念は、民主主義者に反省を促す意味でのものと私は思いましたが、実際には存在しえないですね。
>
>
> この歴史観への反論意見の一例。恐らくは最も過激な。
>
> 近年、旧帝国史を見直すという試みが行われている。現在の銀河帝国において彼らが悪し様に描かれ過ぎているというのが、その理由である。つまり、現政権のために歴史を歪曲しているというのだ。
> だが、私は彼らの意見こそが歴史を歪曲し、人民を騙す犯罪行為であると考えている。
> 旧帝国末期における彼らの体たらくを鑑みれば、それは自ずと明らかになります。
> だいたい、旧帝国成立時の人口二千億が王朝末期にはその十分の一に減っていることからして、彼らの無能と失政、残虐性は明らかである。そこからリップシュタット戦役における、ブラウンシュヴァイクによるヴェスターラントへの核攻撃へと繋がっていくのです。
> このような無能で無思慮な彼をを盟主と仰ぐ、当時の貴族たちの精神構造の土壌を築いたのは、紛れもなくルドルフの悪政にあるのです。従って、ルドルフは、旧帝国は人類社会史上最も多くの人々を殺戮し、社会を停滞させた、まぎれもない人類史上の汚点である、と結論付けます。

 最近、上記のような反論が私の『新銀河帝国史』に対して出されているという。ゴールデンバウム王朝の悪政を象徴するものとして、急激な人口減があげられるが、少し統計資料を見れば、ゴールデンバウム王朝成立後、泰平の世が続いたことによって急激に出生率が低下し、少子高齢社会が500年続いたことに原因が求められることが容易にわかりそうなものである。
 ブラウンシュヴァイク公が無能な政治家であったことは確かである。しかし、彼の悪逆非道は小説のなかで過度に描かれすぎている。平時にあっては、彼は領民のために善政を敷いており、旧ブランシュヴァイク公領において、彼の人気が未だ高いところからもそのことは伺える。
 確かに、ブラウンシュヴァイク公がヴェスターラントを熱核攻撃したのは事実である。しかし、それは彼の特権意識の故というよりも、ローエングラム候の策謀によって、領民暴動が相次いでいたため、領民の動揺を抑えるために断固たる措置を取らざるを得なかったという側面があった。さらに強硬派のフレーゲル男爵など一部の若手貴族が独断専行で核攻撃を指示していたという事実も明らかとなっている。
 そもそも、内乱を早期に終結させるために、ヴェスターラントを見殺しにするというローエングラム陣営の判断は、最近では歴史家の間からも異論が出されている。もしも、門閥貴族連合の悪逆非道さを明らかにしたいのなら、攻撃直前にそれを阻止し、計画を明らかにするだけで十分ではないか。なぜ、200万もの人々が焼き殺される様子を映像に記録している必要があったのだろう?
>
> ふと思ったんですが、実際の貴族はどんな感じなんでしょうね?
> 私のイメージは決して強情ではなく、どちらかというと近衛文麿みたいに強く反論されると受け入れてしまう性格なんだと思っています。

 貴族=悪人というのは非常に短絡した見方だと思います。(何となく、銀英伝とベルばらの見方が似ていると思うのは、気のせいか)実際には、高貴なる義務を意識して、戦場に向かっていって、戦死する人が多くなるような気がします。あの状況では。さらに戦争の遂行のためには民衆の協力も必要ですから、百数十年も戦争をしている間に、民衆の発言権も高まって、貴族たちもあまり無体なことを民衆に対して出来なくなるような気がするのですが・・・。

親記事No.4343スレッドの返信投稿
board4 - No.4507

Re:ちと訂正

投稿者:平松重之
2003年08月24日(日) 12時12分

<4376のシーカーさんの発言>

 4346の間違いでした。

親記事No.4447スレッドの返信投稿
board4 - No.4508

Re:軍事オタクの戯言

投稿者:通りすがりの人
2003年08月24日(日) 13時01分

通りすがりの者です。
興味を持ったので、初めてレスして、書き込みます。

田中芳樹さんの小説はむかし、好きだったのですが
最近になって読み返してみると「?」なところが多いですね。

この軍事的な知識の点がとくにひどいのは同感です。
ほんとうに、ちゃんとリサーチしているのかな?という
感じですね。
すぐに挙げられるものだけでもかなりありますが…。

例えば陣形について。
田中芳樹さんの戦記モノで、よく騎兵を中央に、歩兵を
左右におく、といったものが登場しますが。
あまりよろしくありませんね。
逆ですね、逆。
ふつう歩兵を中央、騎兵を左右におくもんです。
田中さんの陣形だと、
ほんらい軽快な機動力をもって動きまわる騎兵が、歩兵の壁の
中で身動きとれず、翼側に弱点をかかえている歩兵は、
まさにその弱点をさらけだしています。
さらに騎兵が突撃すると、歩兵の陣形には間隙ができてしまい、
敵のつけいるもとになりますね。

「歴史、歴史」と田中さんは連呼しますが、
歴史書の簡潔な記述だけみて、あとは想像というか、空想で
うめているような感じです。
もう少し、基本的なリサーチをしてほしいものですね。

board4 - No.4509

はじめまして

投稿者:I.G
2003年08月24日(日) 13時11分

4505のレス失礼いたしました。
今日インターネットを始めまして、このページを見つけました。
単なる中傷や礼賛に陥らずに、冷静な批評を続けていることは、すばらしい事だと思います。
さて、銀英伝の設定で皆様にお聞きしたいことがありますので、もしよろしければ返答を、お待ちします。

1.最高評議会について
いったいこれは、どのような組織なんでしょうか。
多分、行政府だと思うのですが、日本やアメリカの場合、行政府にこんな名称がついているのを聞いたことがありません。
日本でいう閣議のようなものかとも考えましたが、すると元首を最高評議会議長というのとつじつまがあわないと思いました。
思い当たるのは、イギリスで内閣を枢密院と呼ぶことぐらいです。
田中氏は、同盟の行政組織についてどこの国を参考にしたのでしょうか。

2.どうも帝国と同盟が何百年もほぼ互角に戦争を続けていたというわりには、同盟軍の兵力は少ないし、(アムリッツア会戦時に、同盟12個艦隊、帝国18個艦隊だったかと)総力戦を遂行するための国力も、帝国にくらべてかなり低いように感じます。
作者の都合で考えれば、「同盟を負けさせるため」というので説明がつけられそうですが(笑)これらに、納得のいく説明はつけられるのでしょうか。

長々と駄文を失礼いたしました。あとまだメールの設定をしていないのでアドレスを書くことができませんでした。お許しください。

親記事No.4343スレッドの返信投稿
board4 - No.4510

Re:この辺りで…

投稿者:Ken
2003年08月24日(日) 15時33分

まずは丁寧な書き込みをいただき、ありがとうございます。

>ご多忙ゆえに対応が遅れてしまっていると推測出来ますので、「管理人が何も言って来ないから、田中芳樹論と関係なくとも続けてもいいのだろう」とお考えになるのは早計かと思われます。

言われるとおりの事情かもしれません。でも、そうではないかもしれませんよ。

じつは昨年の10月頃、私は、まさしく「田中芳樹の田の字も出ない」論争を、管理人氏の承認を得てやっているのです。

きっかけは、他の人がやっていた自由惑星同盟における差別論争でしたが、その中に現実世界の米合衆国が、社会的弱者の権利がふみにじられる、正義も公正もない社会である、というたぐいの発言がありました。私は「なにをいうか」と反論し、かの国における人種問題、社会的流動性、移民問題、ひいては企業活動の健全さにいたるまでが論争対象になり、そもそもの論点だった自由惑星同盟は、ふっとんでしまいました。

当時の私は、この掲示板を知って間もなく、はたしてこのような議論をやってよいのかと懸念し、管理人氏に尋ねたところ、

> 銀英伝のテーマの一つである「民主主義は果たして正しいのか?」というテーマを、はからずも原作者の田中氏が意図しなかった方向から照らし出す面白い議論だと思います。是非続けてください。
(#2988)

という回答をいただいております。おかげで、論争はとどこおりなく行われ、その後、「ザ・ベスト」にも収録されました。(反銀英伝・設定検証編2-E)

では、今回の「メディア論争」はどうか、ということになりますが、私は#4472で、

>本掲示板で田中氏が批判される理由の一つは、氏が日本の汚点を描く点にあるのですから、作家であれマスメディアであれ、自国を悪しざまに書く姿勢を論じてもよい、という考えも成り立つのでは?想像ですが、この掲示板で朝日新聞を批判する人の多くは、朝日と田中芳樹を、ある種の「同じ勢力」に属する存在とみているのではありませんか?

と書きました。

昨年の「米社会に関する論争」と、今回の「自国の汚点を報じるメディア論争」は、田中氏との関連性において、まず同じようなものではないか、というのが、現時点での私の考えです。

>まあ、いずれにせよ、メディア論については皆さん撤退されておられますし、

もちろん、相手がいなくては議論はできませんから、今回のメディア論争は終わっているのかもしれません。ただ、個々の参加者が自分が撤退するのと、他者に向かって「やめれ」というのでは、まったく異なると思います。すくなくとも、管理人氏以外に、やめれ、と言われる筋合いはありません。

親記事No.4509スレッドの返信投稿
board4 - No.4511

Re:はじめまして

投稿者:イッチー
2003年08月24日(日) 15時38分

はじめまして、イッチーと申します。

> 1.最高評議会について
> いったいこれは、どのような組織なんでしょうか。
> 多分、行政府だと思うのですが、日本やアメリカの場合、行政府にこんな名称がついているのを聞いたことがありません。
> 日本でいう閣議のようなものかとも考えましたが、すると元首を最高評議会議長というのとつじつまがあわないと思いました。
> 思い当たるのは、イギリスで内閣を枢密院と呼ぶことぐらいです。
> 田中氏は、同盟の行政組織についてどこの国を参考にしたのでしょうか。

 私は、最高評議会と聞いて、旧共産主義国家と思いうかべました。旧共産主義諸国では、プロレタリア独裁と言って、ブルジョワジー(資本家)の勢力が完全に駆逐され、理想の社会が実現するまで、プロレタリアート(労働者)が全権を握るべきだと考えられていました。そのため、西側民主主義国のような三権分立の考えはなく、労働者の代表に権力を集中させました。たとえば、旧ソ連では、最高ソビエト(最高会議)が全権を握り、ソビエト閉会中は最高ソビエトによって選出された最高会議幹部会が職務を代行しました。そして、最高会議幹部会の議長が対外的に国家元首の役割を果たしました。他の共産主義国では最高会議幹部会を最高評議会と言っている国もありました。実際には、最高ソビエトに議員を送れるのは共産党に限られたため、共産党の書記長が実権を握っていたわけですが、自由惑星同盟では反戦派にも政治活動が認められており、複数政党制が認められているものと思われます。そのため、旧共産主義諸国で象徴的な地位に過ぎなかった最高評議会議長が実質的な国家元首となっているのでしょう。その意味では、日本の議院内閣制にも似ています。
 そのため、共産主義体制と議院内閣制のミックスが自由惑星同盟の政治体制と思われます。ただし、複数政党制が認められているとは言っても、サンフォード議長のセリフによると、同盟には、与党・反戦派・強硬派の3つしか政治勢力しかなく、反戦派と強硬派を足して、初めて与党と拮抗するということなので、おそらく自由選挙が認められながら、単一政党が長期にわたって政権を担う一党優位体制なのでしょう。(すなわち、限りなく日本に近い)
>
> 2.どうも帝国と同盟が何百年もほぼ互角に戦争を続けていたというわりには、同盟軍の兵力は少ないし、(アムリッツア会戦時に、同盟12個艦隊、帝国18個艦隊だったかと)総力戦を遂行するための国力も、帝国にくらべてかなり低いように感じます。
> 作者の都合で考えれば、「同盟を負けさせるため」というので説明がつけられそうですが(笑)これらに、納得のいく説明はつけられるのでしょうか。

 帝国・同盟の戦争はおそらく総力戦ではなく、局地戦なのでしょう。両国でちゃんとした徴兵制が敷かれているのかどうかもあやしいものだと思います。人口規模に比べて、軍隊の規模が小さすぎます。私は選抜徴兵制度(くじに当たった者だけが軍隊に行く)をとっているのではないかと最近、考えているのですが・・・。
 帝国・同盟戦争が長引いたのは、同盟が建国当初から帝国の襲来を想定して軍隊の準備をしてきたのに対して、帝国は当初、同盟の存在に気づかず、長い泰平の世をむさぼっている間に戦争の実戦経験を忘れて、軍隊が飾りになっていたため、帝国が国力・軍事力ともに圧倒的だったにもかかわらず、帝国が同盟を倒すことが出来なかった原因ではないかと考えられます。さらに、帝国軍は皇帝直轄領から徴収された将兵と大貴族の私兵の混成部隊で、全体の統率力にも問題があったと思われます。そのため、帝国と同盟は帝国が同盟の2倍の人口を持ちながら、こう着状態が続いていたと思われます。このこう着状態を打破したのが、ラインハルトの存在であり、ラインハルトが現われなければ、帝国はヤン率いる同盟軍によって不利な講和を結ばされて、両国並存状態が続いたと思います。ただし、ラインハルトが現われなければ、ヤンの出世は遅れたと思いますが。

board4 - No.4512

更新のお知らせ

投稿者:本ページ管理人
2003年08月24日(日) 16時43分

田中作品タイムカウント」の創竜伝カウント対象を13巻に変更したほか、ザ・ベストを更新しています。

親記事No.4343スレッドの返信投稿
board4 - No.4513

なんでこんなにこじれているんでしょうか

投稿者:本ページ管理人
2003年08月24日(日) 16時53分

こじれるような問題ですか?これが?
このサイトは投稿者があらゆる評価を自分で引き受けることを前提にし、極力管理人削除をなくす方針で運営しています。
各々が他人からどう評価されるかに、頓着するかしないかはおまかせします。
ただし、あまり掲示板の本旨と外れた議論を長期にわたって行った場合には、警告にいたる場合があります。
それぞれ、もう一度考えて投稿下さい。

board4 - No.4514

はじめまして

投稿者:I.G
2003年08月24日(日) 17時04分

イッチー様。ありがとうございました。
僕は今まで、同盟の政治機構をアメリカ式のものだときめてかっかていましたが、再考が必要ですね。
とりあえず未だに共産主義国家の中国をモデルに考えると、
同盟議会=全国人民代表大会(全人代)
最高評議会=常務委員会+国務院
最高評議会議長=首相+国家主席

となりますか。
これなら、同盟議会が異常なまでに存在が希薄なこともせつめいできます。(全人代のように拍手するだけが役割なんでしょう。)
でも、もしこの仮定が正しいとすると、同盟は恐ろしい独裁国家ですね。中国でさえお飾りにすぎないにせよ、常務委員会という掣肘機関をおいているのに、同盟には飾りすらないようです。
違うところといえば、イッチー様の言うように一党独裁でないところでしょうか。
とすると、だれが行政府の独走を止めるのでしょうか。だれもとめられないんでしょうね。これではルドルフを生んだ銀河連邦の政治機構のほうが、よほどまともに思えてきます。

2の点について
「帝国はハイネセンを占領できるが、同盟はオーディンを占領することはできない。」
昔どこかで読んだ日米戦ものの、せりふを変えてみました。(帝国をアメリカに、同盟を日本にかえてみてください)
帝国は、思いついた時に同盟に侵攻し、同盟はそれを迎撃するだけ、というふうに何百年も続けていたのでしょうか。
帝国の戦略はアメリカのオレンジ計画の程度の低いものに思えてきました。

>を使った引用はどうやってするのでしょうか。教えていただければ幸いです。

親記事No.4514スレッドの返信投稿
board4 - No.4515

Re:はじめまして

投稿者:イッチー
2003年08月24日(日) 19時28分

> でも、もしこの仮定が正しいとすると、同盟は恐ろしい独裁国家ですね。中国でさえお飾りにすぎないにせよ、常務委員会という掣肘機関をおいているのに、同盟には飾りすらないようです。
> 違うところといえば、イッチー様の言うように一党独裁でないところでしょうか。
> とすると、だれが行政府の独走を止めるのでしょうか。だれもとめられないんでしょうね。これではルドルフを生んだ銀河連邦の政治機構のほうが、よほどまともに思えてきます。

田中芳樹さんは、どうも左翼思想にシンパシーを感じている方のようなので、一党独裁でない共産主義体制=理想的な政治体制とでも考えたのではないでしょうか?行政府に歯止めをかけるのは、おそらく議会内での反戦派が旧社会党のように与党と裏取引でもして、一定の妥協を引き出すとか、与党内の穏健派(レベロのような)が政府に注文をつけるとかしかないのではないでしょうか。そもそも、ハイネセンらが逃亡したのは、銀河連邦滅亡から164年も経っており、民主主義思想はかなりゆがんで伝えられていたと思われます。すなわち、我々が想定する英米流の民主主義思想に、共産主義的な革命思想(帝国政府に対抗するため、かなり過激な)が交じり合って、自由惑星同盟の思想となったのではないでしょうか。
>
> 2の点について
> 「帝国はハイネセンを占領できるが、同盟はオーディンを占領することはできない。」
> 昔どこかで読んだ日米戦ものの、せりふを変えてみました。(帝国をアメリカに、同盟を日本にかえてみてください)
> 帝国は、思いついた時に同盟に侵攻し、同盟はそれを迎撃するだけ、というふうに何百年も続けていたのでしょうか。
> 帝国の戦略はアメリカのオレンジ計画の程度の低いものに思えてきました。

ダゴン星域会戦のときは、「唯一人類の政体である銀河帝国が他の政体を認めるわけにはいかない」というそれなりにまっとうな理由が同盟侵攻作戦にあったのですが、いかんせん、帝国軍の将兵が泰平の世に慣れすぎていて大失敗しました。(元禄時代の武士と戦国時代の武士が戦うようなものです)その後のコルネリアス1世の親征も首都での政争で中止され、その後は同盟への攻撃中に帝位を奪われることを怖れた皇帝たちが同盟併合を断念して、国境線での戦いでお茶を濁す。一方、帝国領に侵攻する力のない同盟も局地戦での勝利でお茶を濁すという無意識的な両国の馴れ合い状態が百年も続いたのでしょう。
 そう考えると、帝国領侵攻作戦は同盟軍の実力も考えない大愚策としか言いようがありません。イゼルローン要塞を占拠した後、周辺星域をちょっと荒らすか、フェザーン侵攻作戦をおこなえば、同盟有利で講和が結べたと思えます。トリューニヒトですら、そこまで考えがまわらなかったとは・・・。
>
> >を使った引用はどうやってするのでしょうか。教えていただければ幸いです。
>
「 この話題へのレスはここをクリック!上の書き込み欄は”新規ツリー”用! 」と書いてあるところをクリックすると、全文に>がついて、上の書き込み欄に現われます。不必要な部分を削除して、引用した部分だけを残せば良いです。

親記事No.4514スレッドの返信投稿
board4 - No.4516

Re:はじめまして

投稿者:I.G
2003年08月25日(月) 05時45分

> > でも、もしこの仮定が正しいとすると、同盟は恐ろしい独裁国家ですね。中国でさえお飾りにすぎないにせよ、常務委員会という掣肘機関をおいているのに、同盟には飾りすらないようです。

> 田中芳樹さんは、どうも左翼思想にシンパシーを感じている方のようなので、一党独裁でない共産主義体制=理想的な政治体制とでも考えたのではないでしょうか?行政府に歯止めをかけるのは、おそらく議会内での反戦派が旧社会党のように与党と裏取引でもして、一定の妥協を引き出すとか、与党内の穏健派(レベロのような)が政府に注文をつけるとかしかないのではないでしょうか。そもそも、ハイネセンらが逃亡したのは、銀河連邦滅亡から164年も経っており、民主主義思想はかなりゆがんで伝えられていたと思われます。すなわち、我々が想定する英米流の民主主義思想に、共産主義的な革命思想(帝国政府に対抗するため、かなり過激な)が交じり合って、自由惑星同盟の思想となったのではないでしょうか。

確かに創竜伝には、老人に「天安門までは、中共を信じていた」
とか言わせていましたね。(多分田中さん自身の考えでしょう)
たしか銀英伝は、天安門以前の著作なので当時田中さんは、小田実
か本田勝一のように「地上の天国」だと思っていたんでしょうか。

同盟の政治機構にやたらと「委員会」とつくことや、ハイネセンらの逃亡を「長征」(中共のように粛清はあったのでしょうか)ということからも社会主義に憧れをもっていたことが推察できますが、まさか同盟に「チェーカー」(全ロシア非常委員会)はないですよね。あったらそれこそ社会秩序維持局の権限の強い帝国の恐怖政治とかわらなくなりますから。

> > 「帝国はハイネセンを占領できるが、同盟はオーディンを占領することはできない。」
> > 昔どこかで読んだ日米戦ものの、せりふを変えてみました。(帝国をアメリカに、同盟を日本にかえてみてください)
> > 帝国は、思いついた時に同盟に侵攻し、同盟はそれを迎撃するだけ、というふうに何百年も続けていたのでしょうか。
> > 帝国の戦略はアメリカのオレンジ計画の程度の低いものに思えてきました。
>
> ダゴン星域会戦のときは、「唯一人類の政体である銀河帝国が他の政体を認めるわけにはいかない」というそれなりにまっとうな理由が同盟侵攻作戦にあったのですが、いかんせん、帝国軍の将兵が泰平の世に慣れすぎていて大失敗しました。(元禄時代の武士と戦国時代の武士が戦うようなものです)その後のコルネリアス1世の親征も首都での政争で中止され、その後は同盟への攻撃中に帝位を奪われることを怖れた皇帝たちが同盟併合を断念して、国境線での戦いでお茶を濁す。一方、帝国領に侵攻する力のない同盟も局地戦での勝利でお茶を濁すという無意識的な両国の馴れ合い状態が百年も続いたのでしょう。
>  そう考えると、帝国領侵攻作戦は同盟軍の実力も考えない大愚策としか言いようがありません。イゼルローン要塞を占拠した後、周辺星域をちょっと荒らすか、フェザーン侵攻作戦をおこなえば、同盟有利で講和が結べたと思えます。トリューニヒトですら、そこまで考えがまわらなかったとは・・・。

まったくそのとうりだと思います。

親記事No.4509スレッドの返信投稿
board4 - No.4518

Re:はじめまして

投稿者:モーグリ
2003年08月25日(月) 06時32分

I.Gさんはじめまして、モーグリと言います。

>  帝国・同盟の戦争はおそらく総力戦ではなく、局地戦なのでしょう。
以前、この掲示板で古参の常連の北村賢志さんという方が「ラインハルトやヤンが登場するまでの帝国・同盟間の戦闘は年間双方100万人程度のKIA(戦死者)が出る程度だった。同盟軍の人口を現代の日本に置き換えると年間1万人程度のKIAで、両軍はそれほど激しい戦争をしていたわけではない」と書いていました。
ただ『銀英伝』は未来世界の話なので、医療技術が現代より進んでおりWIA(戦傷者)の比率がKIAより圧倒的に高いのかもしれません(あくまで想像です)

イメージとしては第一次大戦の西部戦線や朝鮮戦争後期の膠着した塹壕戦のような感じなんだと思います。

ちなみに史上初の総力戦となった第一次大戦では、主要国では総人口の10パーセントまで動員されています。(もしやる気になればここまで総動員できる、という話です)

親記事No.4343スレッドの返信投稿
board4 - No.4519

Re:これ以上続けても…

投稿者:平松重之
2003年08月25日(月) 15時00分

<じつは昨年の10月頃、私は、まさしく「田中芳樹の田の字も出ない」論争を、管理人氏の承認を得てやっているのです。>

 管理人さんは、
『銀英伝のテーマの一つである「民主主義は果たして正しいのか?」というテーマを、はからずも原作者の田中氏が意図しなかった方向から照らし出す面白い議論』
と書いておられますよね?つまり、件のアメリカ論は「あくまでも」田中芳樹論の一環となり得ると管理人さんは判断された訳で、『「田中芳樹の田の字も出ない」論争』と管理人さんが判断され、許容された訳ではないと思うのですが。

<では、今回の「メディア論争」はどうか、ということになりますが、私は#4472で、

本掲示板で田中氏が批判される理由の一つは、氏が日本の汚点を描く点にあるのですから、作家であれマスメディアであれ、自国を悪しざまに書く姿勢を論じてもよい、という考えも成り立つのでは?想像ですが、この掲示板で朝日新聞を批判する人の多くは、朝日と田中芳樹を、ある種の「同じ勢力」に属する存在とみているのではありませんか?

と書きました。

昨年の「米社会に関する論争」と、今回の「自国の汚点を報じるメディア論争」は、田中氏との関連性において、まず同じようなものではないか、というのが、現時点での私の考えです。>

 上で述べられたアメリカ論は、当初「自由惑星同盟の差別論争」から派生し、銀英伝の「民主主義は果たして正しいのか?」というテーマを掘り下げるのに寄与し得る(つまり田中芳樹論に寄与し得る)と判断されたから続行の許可が得られた訳ですが、今回のメディア論は、4346でシーカーさんが朝日新聞を『欧米で「宗教新聞」と呼ばれている』と語り、それにkenさんが反応したのが発端で、始まりにしてからか田中氏及び田中作品と何ら関係が見出せません。4472で田中氏と朝日新聞の因果関係についてkenさんが始めて言及されたのは、4418の不沈戦艦さんの「やめれ」発言の後ですので、正直な所メディア論を語りたいが為に、後になって田中氏の名前を持ち出したのではないか?という感が禁じ得ません。本当に田中氏や氏の作品と絡めたメディア論を論じたいのなら、議論の当初からその旨を明言するべきだったのではないでしょうか?更にはアメリカ論の時と同じように、管理人さんにメディア論を議論してよいかどうかお聞きになられるべきだったのでは?「アメリカ論が許されたからメディア論も許されるだろう」とお考えになられるのは、これまた早計というものだと思います。
 後、『本掲示板で田中氏が批判される理由の一つは、氏が日本の汚点を描く点にある』というご意見ですが、これは少し四捨五入し過ぎではないかと。管理人さんや常連さんが、田中氏が「日本の汚点を描く」事自体を批判していましたか?その「汚点」が正しい知識・認識で描かれていれば、管理人さんや冒険風ライダーさんは何もおっしゃらないでしょう。田中氏の場合、日本の「汚点」を不充分な知識・認識で描いている場合が往々にしてある事が批判される理由の一つになっているのだと思いますけど。

<もちろん、相手がいなくては議論はできませんから、今回のメディア論争は終わっているのかもしれません。ただ、個々の参加者が自分が撤退するのと、他者に向かって「やめれ」というのでは、まったく異なると思います。すくなくとも、管理人氏以外に、やめれ、と言われる筋合いはありません。>

自分は別に上位者の立場から「やめろ」と「命令」している訳ではありません。自分はあくまでここの掲示板の一参加者として「やめにした方がよろしいかと」と、「意見」もしくは「忠告」申し上げているだけです(無論それを受け入れるかどうかはkenさんのご判断次第です。それにしてもそんなに命令的な文章に見えましたでしょうか?)。不沈戦艦さんの4418の書き込みも同じ事だと思うのですが。それとも一参加者として「意見」や「忠告」を他の参加者に申し上げるのも駄目という事なのでしょうか?

 さて、「やめにした方がよろしいかと」といった本人がこれ以上スレッドを伸ばすのも矛盾していますので、こちらからの「意見」「忠告」はここまでにさせて頂きます。4513を拝見した限りでは管理人さんもこれ以上この話題が続く事を好ましく思っていらっしゃらないようですし、いい加減他の方々にとってもこの辺りが退き際ではないかと(あくまでも「意見」もしくは「忠告」です。念の為)。

親記事No.4514スレッドの返信投稿
board4 - No.4520

Re:はじめまして

投稿者:イッチー
2003年08月25日(月) 18時54分

> 同盟の政治機構にやたらと「委員会」とつくことや、ハイネセンらの逃亡を「長征」(中共のように粛清はあったのでしょうか)ということからも社会主義に憧れをもっていたことが推察できますが、まさか同盟に「チェーカー」(全ロシア非常委員会)はないですよね。あったらそれこそ社会秩序維持局の権限の強い帝国の恐怖政治とかわらなくなりますから。

たしか、一時期、同盟にも憲章擁護庁という役所があって、親帝国的な言動を取り締まっていたそうです。ドイツに憲法擁護庁という日本の公安調査庁にあたる役所があり、名前がにているところから憲章擁護庁というのは公安調査庁にあたる役所で、社会秩序維持局ほどの力は持っていなかったと思いますが、いろいろ考えると、同盟もかなり窮屈な社会のような気がします。

 これまでの考えを総合すると、同盟は旧共産主義諸国よりは人権が保障され、政治活動の自由も認められているが、限りなく共産主義国に近い政治体制ということになります。(日本も昔は唯一成功した共産主義国家とか言われましたから、同盟と日本は案外似ているのでしょう)
 一方、帝国は暗黒の専制政治のように描写されている割には500年も続いているので、かなり柔軟な専制政治であったと思われます。私は日本の江戸時代が一番近いと思うのですが・・・。
 すると、帝国と同盟の間の戦争って、江戸時代が日本がそのまま現代化したような国と戦後の日本が戦争していたようなもの(あるいはロシア革命直前のロシア帝国とゴルバチョフ時代のソ連の間の戦争とでも例えるべきか)で、当時の人類にとってはどちらも大して選びたくなくなるような国ではなかったわけですね。1960年代の朝鮮半島で、金日成独裁下の北朝鮮か朴正熙独裁下の韓国を選べと迫っているようなもので、不毛な選択だなあ。(苦笑)

 こう考えると、積極的に同盟を守ろうとしなかったヤンの気持ちがわかってくるから不思議です。やはり、あの小説世界では専制政治も自由な共産主義も止揚して、ローエングラム王朝のもとで立憲君主制を樹立するというのが、もっともまともな政治体制をうちたてる選択肢だったのでしょうか?

親記事No.4514スレッドの返信投稿
board4 - No.4521

Re:はじめまして

投稿者:I.G
2003年08月25日(月) 19時25分

> たしか、一時期、同盟にも憲章擁護庁という役所があって、親帝国的な言動を取り締まっていたそうです。ドイツに憲法擁護庁という日本の公安調査庁にあたる役所があり、名前がにているところから憲章擁護庁というのは公安調査庁にあたる役所で、社会秩序維持局ほどの力は持っていなかったと思いますが、いろいろ考えると、同盟もかなり窮屈な社会のような気がします。
>
ところで同盟憲章とはどのような憲法なのでしょうか。教えていただければ幸いです。

>  これまでの考えを総合すると、同盟は旧共産主義諸国よりは人権が保障され、政治活動の自由も認められているが、限りなく共産主義国に近い政治体制ということになります。(日本も昔は唯一成功した共産主義国家とか言われましたから、同盟と日本は案外似ているのでしょう)

日本と共産主義国家が似ているというのは、累進課税制度による過酷な税金の取立てが、ブルジョワを毛嫌いする(というより殺されていますが)ところによく似ていると、ゴルバチョフ氏が語ったことだと記憶しています。
この場合、日本と同盟の共通点は、他力本願的な反戦平和思想が横行しているところだとおもいます。

>  すると、帝国と同盟の間の戦争って、江戸時代が日本がそのまま現代化したような国と戦後の日本が戦争していたようなもの(あるいはロシア革命直前のロシア帝国とゴルバチョフ時代のソ連の間の戦争とでも例えるべきか)で、当時の人類にとってはどちらも大して選びたくなくなるような国ではなかったわけですね。1960年代の朝鮮半島で、金日成独裁下の北朝鮮か朴正熙独裁下の韓国を選べと迫っているようなもので、不毛な選択だなあ。(苦笑)
>  こう考えると、積極的に同盟を守ろうとしなかったヤンの気持ちがわかってくるから不思議です。やはり、あの小説世界では専制政治も自由な共産主義も止揚して、ローエングラム王朝のもとで立憲君主制を樹立するというのが、もっともまともな政治体制をうちたてる選択肢だったのでしょうか?

帝国側にたつと、明治期の大日本帝国
同盟側にたつと、君主の戻ってきた東欧諸国(少し違いますが)
を連想しました。
夜な夜な居間のPCの前に座って打ち込んでいます。(昼間だと怒られるので)

board4 - No.4522

道を失った者

投稿者:ドミニオン
2003年08月26日(火) 11時23分

中国武将列伝を一通り読んだ。あの語り口調が気になったものの、作者の膨大な知識には圧倒された。彼ならマイナーなインドの歴史についても素で全文出てくるのではないか? と思うほどだった。この知識量のみを鑑みても、尊敬の念を禁じえません。
しかし、これだけの知識がありながら、なんで今のように歪んでしまったのか残念でなりません。あれだけの知識があれば、かなり公平な世界観と、多面的な人物を描くことも出来るでしょうに。
なんというか、アナキン・スカイウォーカーがダースヴェーダ―になったような気分です。

親記事No.4522スレッドの返信投稿
board4 - No.4523

Re:道を失った者

投稿者:I.G
2003年08月26日(火) 13時22分

> 中国武将列伝を一通り読んだ。あの語り口調が気になったものの、作者の膨大な知識には圧倒された。彼ならマイナーなインドの歴史についても素で全文出てくるのではないか? と思うほどだった。この知識量のみを鑑みても、尊敬の念を禁じえません。
> しかし、これだけの知識がありながら、なんで今のように歪んでしまったのか残念でなりません。あれだけの知識があれば、かなり公平な世界観と、多面的な人物を描くことも出来るでしょうに。
> なんというか、アナキン・スカイウォーカーがダースヴェーダ―になったような気分です。

「怪物と闘う者は、自分自身が怪物となることのないよう気をつけねばならない。深淵を覗き込むとき、深淵もこちらを覗いているのだから。」
僕の好きな「ツアウストラはこう語った。」という本の一説にある言葉ですがこの言葉で説明することができるとおもいます。
田中さんは、たくさんの中国の本を真摯に読み、自らの知識の向上に努めたと思うのですが、あまりに中国を愛しすぎた結果、視野狭窄をおこしてしまったのでしょう。(日本の中国史研究家によくあることだと聞いたことがあります。)

だから、中国を征服したモンゴルや、日本が嫌いになり「坊主にくけりゃ」の心理で、創竜伝で日本を全否定することになったのではないでしょうか

じつは、僕自身もかつてそのような中華思想に毒されていました。
それを救ってくれたのは、井上靖の「蒼き狼」という本でした。
田中さんも今からでも遅くはない、自分が怪物となってしまったことに気づいてほしいと考えています。

長々と、失礼しました。

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