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投稿ログ71 (No.1288 - No.1307)

board1 - No.1288

失礼!

投稿者:宣和堂
1999年05月26日(水) 16時09分

 下の記事、俺さまライダーさまではなく、俺さまランチさまの間違いでした。すいません。

board1 - No.1289

お知らせ

投稿者:本ページ管理人
1999年05月26日(水) 16時19分

 更新と言うほどではありませんが、ケアレスミスで消えていたリンク集に手を加えて復活させました。

 宣和堂さんの「運命」論は非常にわかりやすくオススメです。

board1 - No.1290

まとめれす

投稿者:水野忠右衛門
1999年05月26日(水) 16時26分

No.1279 satokoさん

>>田中氏大好きな中国小説は(結構売れてるはずですが)ほとんど、講談社ではないんですね~。不思議な解釈ですね~。

 これは私のNo.1278「なぜか講談社のシリーズだけが順調に出ているのはどういう事なんでしょうね。不思議だ。」に対するレスでしょうか。
 中国物でシリーズ物は無かったので言及してません。(隋唐演義は小説ではないので、これも言及外)
 単発物も結構だけど、(講談社以外の)シリーズ物もはやく書いてくれ~! という心の叫びなのです。

No.1283 管理人さん
>>水野さんの反発はちょっとあんまりかな

No.1285 小林損三郎さん
>>私もこれについては田中芳樹氏に同感なんですが・・・

 私が言いたかったのは、「Aさんを批判する事でBさんを推薦する事になるか?」って事です。
 ちなみに私のスタンスは、歴史小説である以上「ビジネス三国志」も「歴史の悠久に思いをはせる三国志」も両方アリだと思ってます。これが時代小説なら「ビジネス影武者徳川家康」とか「ビジネス藤沢周平」はナンセンスな気がしますが。……そもそもそんなの無いか。

board1 - No.1291

お返事です。

投稿者:satoko
1999年05月27日(木) 00時07分

小村さんへ
「あれで2冊分なのか・・・(汗)」は、実は私もう~んと、思うのですが(^^;たしか、編集者の方か田中事務所の方が(ごめんなさい、はっきりおぼえていません)言及なさってたので公式発表と考えていいと思います。もちろん田中氏が「やっぱかこう。」と思って突然書かれる事がないとは言い切れないかもしれないですが(ないだろうな、現状を考えると(笑)

「運命が講談社から・・・。」
は、前回「ほとんど」という表現を使ったとおり、まったく出てないとはいってないので一冊でてるといわれましても・・・。とりあえず、中国小説の割合からいってみれば完全に講談社は出遅れていると思うのです。

水野さんへ
やり玉に挙げるような失礼な言い方をして申し訳ありませんでした。本心まで読めず、軽々しく書いてほんとにすいません。ただ、水野さんへのレスというよりは、ここにある「田中氏と講談社の癒着(そこまでいってないか)」に関する批判に反発を感じてましたので、つい嫌みな言い方になってしまいました。ごめんなさい。

でも基本的に中国ものは短編ですが、全体としてシリーズと括っていいのではないかと私は思います。その意味で、「別に講談社ばかりに偏ってるわけでもないじゃん。ただたんに、講談社のが人気シリーズが多いってだけなきがする。本来書きたくてしょうがない中国小説を他社で書いてる(もちろん売れると考えてんだろうし)って事を考えれば、そこまで言う必要もないのでは。」と思ってしまいます。

話は変わって、田中氏の遅筆(意欲がない?)にはファンの一人としていらいらするのは本音ですが、私の母が翻訳本を書いてたりしていたのを身近で接してる事もあって、言葉を扱う仕事ってそう予定通りには進まないし、まして母のように原本があるにもかかわらずなかなか進まない所から考えると、よほど意欲がないと小説は書けないと思うのです。無条件に許すのは田中氏のためにはならないと思うのですが、事務仕事ではないので予定通り進まないからといって責めるのではなく、楽しみに待ってるというのもファンのとしての礼儀かなと。全世界が待ってたスターウォーズでさえ、16年も待たされたのだし・・・。すいません戯れ言です。

board1 - No.1292

中国シリーズ?

投稿者:水野忠右衛門
1999年05月27日(木) 14時44分

No.1292 satokoさん、ども。

>>「田中氏と講談社の癒着(そこまでいってないか)」

 確かにそこまではひどくはないでしょうが、徳間や角川の担当編集者は気の毒な気がします。

>>でも基本的に中国ものは短編ですが、全体としてシリーズと括っていいのではないかと私は思います。

 ちょっとそれは乱暴じゃないですか? 中国物は1冊でストーリーが完結してるし、他の作品との連続性はありませんよ。アル戦やタイタニアは「いよいよこれから盛り上がる!」ってところで中断してるんですよ。さんざん豪華なオードブルでその気にさせておいて、いざメインディッシュというところでおあずけを喰らってるようなもんです。
 私には、中国物と他シリーズを同一視することは到底できませんね。
 また、仮に中国物がシリーズだとしても、一部のシリーズのみ続刊を書いて他をないがしろにしてるって事には変わりないでしょう。そういう姿勢は批判されてもやむを得ないと思いますが。

 別件ですが、銀英伝外伝について。

>>ちなみに銀河英雄伝説の外伝は「銀河英雄伝説読本」の中にある短編4編と「黄金の翼」で2冊分のため、田中氏が公言なさってた6巻
 <以下略>

 これがもし田中芳樹サイドから出た公式な話だとしたら、これまた読者をナメているとしか思えないですね。
 今までの外伝は、帝国側ストーリーと同盟側ストーリーに別れています。帝国側の方が分量が多いのは、まぁ我慢できるとして、帝国側のストーリー自体が完成していないように思うんですが……。。
 外伝の帝国側ストーリーは、ラインハルトの初陣からローエングラム家相続までが描かれていますが、同時にラインハルトvsベーネミュンデ侯爵夫人の戦いのストーリーでもあります。しかし、今までに書かれた外伝には「ヘルダー大佐にしたたかな懲罰のひと鞭をくれる」話が描かれていません。(「白銀の谷」から「黄金の翼」へ至るまでの話)
「汚名」「朝の夢、夜の歌」「ダゴン星域会戦記」「ユリアンのイゼルローン日記」「螺旋迷宮」は、本来の"外伝"的性格を持った小説で、無ければ無いで問題ない話なのですが、その他の外伝はストーリー的に連続性を持っており、むしろ「本伝」の一部分としてもいいくらいの性格を持っています。それだけの内容でありながら、一部が抜けた状態で完結宣言をするというのは……納得がいかないというか、半端な感じがするというか、田中先生が言う「小説ではなく小言」という状態の様に思うのですが……。この辺りに疑問を持つ方はいらっしゃらないですかねぇ。

board1 - No.1293

>騎兵問題の謎が解けた?

投稿者:小村損三郎
1999年05月27日(木) 15時25分

>(答)「アルスラーンの登場人物は皆30cmくらい、馬は50cmくらいなのだ」

だとすると・・・
実はあの(アルスラーンの舞台の)惑星はアノ“ソロ星”で、彼らは“第6文明人”の祖先だったのかああああっっ!!!!(爆死)

>「田中人脈」
「田中金脈」と書くと別人である。

board1 - No.1294

しまった、間違えた

投稿者:小村損三郎
1999年05月27日(木) 16時00分

“第6文明人は地球人の2~3倍の背丈の巨人”でした(さらに爆)。

board1 - No.1295

言葉足らずで申し訳ありません

投稿者:satoko
1999年05月27日(木) 16時52分

水野さんへ
私が中国小説をひとくくりとしてもいいと思っているのは内容に関してという事ではなく、講談社の人気シリーズとの経済戦略的に見たという意味で、言葉足らずで誤解させてしまい申し訳ありませんでした。

銀英伝の外伝に関する事なのですが、本当の所は田中氏の口から聞いたわけではないのでわかりません。でも、水野さんがおっしゃるほど外伝の裏に「ラインハルトVSベーネミュンテ」という者があるとは思わないんですよ。だって実際にそれがあるのって、外伝一巻と「白銀の谷」(だったかな)だけで、外伝3巻なんかは関係ないとは言えないでしょうけど、別の事がメインで書かれてるわけですし、もし仮にその対立の事が半端でと思っても、少なくとも「女優退場」の章で結果が書かれてるわけですから、欲求不満になるほどじゃないんです。もちろん、ファンの大半がもっと続きをと望む気持ちはあると思いますが、あれで終わりだとしても別にそれはそれで仕方ないのかなと思うんですが。他のファンの人と疎の事に疑問もって話した事ないので、ちょっと私の意見が大多数に属するかどうかは分からないのですが。

本当にすいませんが本当に忙しくて、もし何かレスいただいたとしても、2週間ほどお返事できないと思いますがお許しください。

失礼します

board1 - No.1297

勘違いでした。すいません。

投稿者:水野忠右衛門
1999年05月28日(金) 12時56分

No.1295 satokoさん、ども。こちらも勘違いがありましたので、とりあえず謝罪です。二週間後まで見られないとの事ですが、一応早いほうがいいでしょうから。

>>だって実際にそれがあるのって、外伝一巻と「白銀の谷」(だったかな)だけで、外伝3巻なんかは関係ないとは言えないでしょうけど、別の事がメインで書かれてるわけですし

 大変失礼しました。確かに外伝3巻は、リューネブルクやシェーンコップメインの話でしたね。私が勘違いしてました。

 ただ、「白銀の谷」と「黄金の翼」の間の話が存在していれば、ラインハルトの初陣から崩御までのほとんどの時期が描かれることになるのは間違ってないと思いますが(確か……)
「白銀の谷」や「黄金の翼」で、妙に思わせぶりに描かれているので、どうしても読みたくてたまらんという気になるんですよ。

 他にも、外伝2巻「ユリアンのイゼルローン日記」の七九六年一二月二二日の部分に、「去年の夏のように名探偵ヤン・ウェンリー氏の登場する余地」なんて記述があります。七九五年の夏といえば、外伝1巻のレグニツァ上空遭遇戦の直前にあたる時期ですが、これもまだ描かれていないエピソード(のはず?)です。
 せっかくそれとわかる伏線を張っているのですから、是非とも読んでみたいんですが。

>>あれで終わりだとしても別にそれはそれで仕方ないのかなと思うんですが。

 確かに、作者に書く気がないんだったら、仕方ないんですが……それにしても釈然としないなぁ。騙されたような気分ですよ。約束の二冊があんな形とは……。

「戦略および戦術の最上なるものは、敵を喜ばせながら罠にかけることだろうね」(ヤン・ウェンリー)

board1 - No.1298

秦檜問題

投稿者:冒険風ライダー
1999年05月30日(日) 14時12分

 秦檜・岳飛のネタ、結構続いていますね。このネタを出した時には、これほど秦檜否定評価が来るとは思いもしませんでしたよ。
 まあそんな風潮だからこそ秦檜評価論は面白いだろうなと考えて投稿したのですけど。

 私も以前の論争で、秦檜とオーベルシュタインがよく似ているとは言いましたが、さすがに秦檜に全く欲がなかったとは考えていません。そもそも秦檜にオーベルシュタイン並の「公正無私」ぶりを要求するのは酷というものですから。
 ただ、「紅塵」に書いてあるような「エゴイストで岳飛を無実の罪で殺した。だから売国奴だ」ではあまりにも不当な評価でしょう。エゴイストと売国奴というのは全く関係ありませんよ。「自らの欲望を満たすために国を裏切った」と言うのならばともかく、秦檜はそうではないのですから。秦檜にしても、自分のエゴイズムを満たすためには宋に存続してもらわなければならないわけですし、そのために「宋と金の和平」という命題を成し遂げたのでしょう。たとえそれがどれほどエゴイズムな動機であったとしても、それによって宋を金から守ったという実績があるのですから、秦檜を「売国奴」とまでいうこともないだろう、と思うのですけどね(田中芳樹は「妖怪」と評しているようですけど)。
 それにアルスラーン戦記や銀英伝、マヴァール年代記であれほど謀略というものを描いていた田中芳樹が「無実の罪で殺したから悪い」と主張するのもちょっとな~……。

 「紅塵」における「無実の罪で岳飛を殺したから悪」という秦檜評価は、新Q太郎さんが言うように「秦檜の和平案と経済的繁栄に対するアンチテーゼ」として書かれた、というのが一番事実に近いでしょう。しかし何と説得力のないアンチテーゼであることか。「そんなもの、政治・権力闘争では当たり前に行われている事じゃないか」というのが私の感想だったのですけどね。おそらく田中芳樹は「宋が金に屈してはならない。金を滅ぼせ!」というのをアンチテーゼにしたかったのでしょうけど、これは国力・軍事力の差などからいっても無理な上に非現実的ですし、しかも非常に右翼的な叫びですしね(^^;)。それに和平当時、金が一時的に政治的混乱を引き起こしていたとはいえ、それが治まればまた宋に対する「侵略」を展開する事も可能だったわけですし、仮に一時の政治的混乱に乗じて岳飛たちが金に逆侵攻しても、それによって金が団結して迎撃に出る可能性の方が高いでしょうから、どう見ても宋の方が圧倒的に不利なわけです。だから秦檜も、金に相当譲歩した「屈辱的和平条約」を結ばざるを得なかったわけで(生半可な和平では、金が条約を破る可能性が高い)、これは秦檜が無能というよりも、宋という国の限界だったのでしょうね。そもそも中国では「対等の和平条約」なんて概念自体なかったでしょうし。
 そもそも「紅塵」では、「秦檜が岳飛を無実の罪で殺したから民衆に憎まれたのだ」なんて書き方をしてますけど、本当にそうなんでしょうかね? 秦檜が、宋にしてみれば蛮族でしかない金に対して屈辱外交をしたために、それが中華思想を信棒している大多数の庶民のプライドを逆撫でしたから、そのアンチテーゼとして岳飛が賞賛され、秦檜が否定されたのではないでしょうか。秦檜夫婦の銅像が唾を吐きかけられたとかいうエピソードも、それが原因ではないかと思うのですけど。「紅塵」には、どうもこのあたりの事情が抜けているんですよね。これまた物凄く右翼的だったからでしょうけど(^^;)。

 それから「紅塵」を読んでいると、秦檜の悪行がまるで秦檜特有の現象であるかのごとく書かれていますけど、「国政を自分の権門で固めた」のも「歴史書の改竄」も、中国歴代王朝のほとんどが多かれ少なかれやっているんですよね。それが王朝公認であるというだけの違いで。特に南宋以降の「歴史書の改竄」では、秦檜の方こそ「悪」を誇張して書かれている可能性が高いし。これは隋の煬帝や金の完顔亮にも言える事ですが、この二人についてはきちんとそういう補記をしているくせに、何で秦檜になると何のフォローも無いんでしょうかね。

 「紅塵」の記述については、新Q太郎さんの投稿が一番説得力を持っているでしょうね。変な言い方ですけど、「私がなぜ田中芳樹が秦檜を不当評価したと感じたのか」という疑問がこれでだいたい分かりましたから。アンチテーゼの問題は創竜伝でも出てきていますから、いずれその問題についてもふれる事にしましょう。
 ただ、やはり秦檜弁護をする人まで「悪」というレッテルを貼るのはやりすぎでしょう。これは間違いなく田中芳樹の方に非がありますね。秦檜を弾劾するのもひとつの考えでしょうけど、世の中は田中芳樹と同じ考えばかりではないのですから。

 それにしても、歴史上の人物評価というものは難しいものです。同一人物に対してこんなに評価が分かれるんだもんな~。まあそれが歴史の面白さなのでしょうけど。

board1 - No.1299

トゥラーン軍の騎兵問題

投稿者:冒険風ライダー
1999年05月30日(日) 14時21分

 騎兵問題といえば、トゥラーン軍がもっと問題ですね。アルスラーン戦記5巻で彼らは16万もの騎兵部隊(先遣隊6万、トクトミシュ親征軍10万)でぺシャワール城を囲んでいるのですが、一体どれほどの広さをともなうのでしょうね。16万の騎兵部隊に囲まれた城のてっぺんから見た光景ってどんなものなのでしょうか。あたり一面騎兵だらけという光景も一度見てみたいものですが。
 それと、いくらナルサスの巧妙な策略に引っかかったとはいえ、13万もの騎兵が戦死したというのも変です。6巻ではたった3万しか残っていないんですよね。これは戦死率80パーセント以上です。しかもパルス軍は10万ほどしかいないのにどうやってそんなに殺したのでしょうか。
 まあこれは多分トクトミシュ親征軍の10万を忘れていたのでしょうけど。親王イルテリシュが「一万をこす死体を、異国の野に残しただけで、手ぶらで帰るのか」なんて言ってますから。
 それとトゥラーン軍のバシュミル将軍って名前だけしか出てきていないんですが、彼はどうなったのでしょうか? 知らないうちに戦死してしまっているようですけど(笑)。

 あと、死体の処理問題もありますね。アトロパテネといい、このトゥラーン軍の戦死者といい、相当な数の死体がありますからね~。放っておくと疫病のもとになりますし、「七都市物語」のジャスモード平原のように白骨だらけになるでしょうから、このあたりにも興味がありますね。
 まあこちらはどうでもいい問題ですけど。

PS.管理人さんへ
  少し早いでしょうけど、40000アクセス&掲示板1300投稿、おめでとうございます。

board1 - No.1300

田中と酒見と司馬

投稿者:河嶋瑞軒
1999年05月30日(日) 17時47分

どうも初めてかきこませていただきます。
以前ありました田中芳樹と酒見賢一のアニメージュでの対談ですが、
現物が手元にないのであれですが、たしか二人してシバリョーのことを讃えてましたよ。
元々司馬ファンの酒見は「坂の上の雲のヨーロッパの部分が面白かったので今度ナポレオンとか書いてほしい」と言ってましたが、
田中は「今後もアジアものを書いて一般人にアジアを広めてほしい」とか言ってました。
田中芳樹が司馬を嫌うようになったのは、この後書いた司馬の作品が
「街道をゆく台湾紀行」「草原の賦」とアジアものはいいけれど明確に反中共だったためでしょう。
どこかは忘れましたが、田中芳樹は将来台湾は中国に復帰するとか言ってましたし、
中共政府の悪口言うヤツはゆるせないんでしょう。

board1 - No.1301

歴史の人物の評価

投稿者:Merkatz
1999年05月30日(日) 22時58分

秦檜評価を巡っては意見が大変分かれましたね。マキャヴェリは政治は結果がすべてである、「善悪の彼岸」で行動する君主は手段ではなく結果で評価すべきだ、と言っています。
すべては結果で語られることこそ、歴史上の人物に対するもっとも客観的な評価だと私は思います。
例えば真田幸村は、いかに大活躍をしたといえども、何の「結果」も残せなかったわけですから、大衆に受けても政治的評価はゼロといわざるを得ません。
秦檜も似たようなもので、手段がえげつなかった為、大衆には嫌われたでしょうが「結果」は残したわけですから評価できると言えるでしょう。
銅像につばを吐きかける人がいるから評価できないなんて、感情論でしかない。大衆の感情、つまり「善悪」というものを超えたところに、歴史上の人物の評価を求めることが出来るのではないでしょうか。

三國志なんてそういう大衆感情と歴史評価が攻めぎあっている見本ですよね。

まあ小説家が大衆感情に訴えかける歴史小説を書くのは当たり前のことですから、私は特に田中芳樹が偏っているとは思いませんけど。
彼も「大衆感情に訴えかける岳飛」に惹かれて「紅塵」を書いたのではないでしょうか。

board1 - No.1302

「歴史に学ぶ」の解釈

投稿者:俺様ランチ
1999年05月31日(月) 15時43分

> 「ヤンは戦略を過去の歴史に学んでいるのに、どうして田中先生は経営戦略を歴史に学ぶことを嫌うのだろう?」というのは、私がファンであったときですら消えなかった疑問でした。

 ちょっと前の書き込みですが、管理人さんの言っていたこと、ちょっと違うと思うんですよ。

 他の作品はおいといて、銀英伝でヤンの言う「歴史に学ぶ」ってのは、あくまで「歴史のある状況でこんな事をした人は大失敗したから、違うことをすれば少なくとも失敗はしない」みたいな「歴史を反面教師的にする」って意味だと思うんです。
 で、田中大先生がナスと同じくらい嫌いな「ビジネス書的に歴史に学ぶ」ってのは「この偉人がやった事をマネすれば経営もうまくいく」って態度を嫌っているんだと思います。
 最近思い出したんですがヤンの台詞にも「常人が偉人のマネをするなんてバカな事だ」なんてありましたし。

 つまり、田中芳樹は「歴史に学ぶ」と「偉人に学ぶ」は別物なんだって事をきっちり分けていたんじゃないでしょうか?ヤンが戦略を歴史から学んだから、ってのも「昔の軍事的天才のマネをすれば勝てる」というよりは「その軍事的天才に負けた相手の轍を踏まない」って事だったんじゃないでしょうか。

 まあプレジデント史観がそういう方法も取っている、というのならごめんなさいですが、見た所は「信長的人材管理法に学べ」ってのがやっぱ主流みたいですし。

 「偉人に学ぶことのどこが悪い。田中芳樹は自分の価値観を押しつけるな」ってのには確かに一理ありますが、この場合の管理人さんの「ヤンの主張と芳樹の主張違うじゃん」ってのは、ちょっと履き違えてる気がしたので。

 例によって、芳樹にかなり好意的な解釈をしてる点は否定しませんので、その辺はお好みでさっ引いて下さい。

board1 - No.1304

田中芳樹とプレジデント系歴史観

投稿者:本ページ管理人
1999年06月01日(火) 16時32分

>俺様ランチさん

>他の作品はおいといて、銀英伝でヤンの言う「歴史に学ぶ」ってのは、あくまで「歴史のある状況でこんな事をした人は大失敗したから、違うことをすれば少なくとも失敗はしない」みたいな「歴史を反面教師的にする」って意味だと思うんです。
> で、田中大先生がナスと同じくらい嫌いな「ビジネス書的に歴史に学ぶ」ってのは「この偉人がやった事をマネすれば経営もうまくいく」って態度を嫌っているんだと思います。
>まあプレジデント史観がそういう方法も取っている、というのならごめんなさいですが、見た所は「信長的人材管理法に学べ」ってのがやっぱ主流みたいですし。

うーん、この両者装いが違うだけでベクトルは同じような気がするんですけど。見た目ほど、本質に差はないと思います。
 私がつっこみたかった本義の方は、
>近視眼的な実利など求めない読者、過去からの語りかけを実感し、歴史の悠久に思いをはせる
の方なんですよ。
 成功に学ぼうと、失敗に学ぼうと、『近視眼的な実利など求めない』姿勢からは程遠いんじゃないかなぁ。

 いつか本論に使おうと思っていたんですが、ちょうど良い実例を挙げましょう。
『民主主義には抵抗権という考え方がある。権力者が国民の人権を侵害したとき、それに抵抗する権利である。また、古代中国の思想家孟子は、いまから二〇〇〇年以上も昔に、権力者の不正と暴虐をただすためには、実力行使が必要であると明言している。始が好きな中国の思想家は、孟子と墨子である。墨子はこれまた紀元前に、「強大国が弱小国を侵略するのは悪で、弱小国がそれに抵抗するのは正義だ」と明言しているのだ(創竜伝2 P61)』

 皮肉を承知で言えば、「中国は2000年前に民主主義を見つけていたんだぞー」といういつもの中国エラいかよ、と言いたくなってしまいますね。
 しかし待ってください。別に孟子や墨子は民主主義の宣伝がしたくて、フランス革命よりも2000年近く前にこんな言葉を残しているわけではないですよ。孟子や墨子の思想は、「自由・平等・友愛」を軸にした民主主義とは全く別の思想です。具体的に言えば、民主主義の抵抗権と孟子や墨子の革命思想は全く違います。民主主義の抵抗権は国家制度に保証された国家へ抵抗する権利ですけど、孟子や墨子は国家に抵抗するのに国家に保証された「権利」をよりどころにするという選択をとりません。
 ともかく、思想の固有性を無視して「抵抗」の一語で民主主義と孟子を結びつけることがOKなら、「戦略」の一語で武田信玄と経営戦略を結びつけることも是であるはずです。

><歴史や人物をダシにして現代人にビジネス上の教訓をお説教するような「中国もの」から、私は何ひとつ学んだことも感じることもない。
>近視眼的な実利など求めない読者、過去からの語りかけを実感し、歴史の悠久に思いをはせる読者がこんなにもいるというのは、うれしいことだ。>

 私はあえてこの言に賛意を表したい。そのとおりです。歴史小説によけいな説教やら評論を付け足して、その説教やら評論があるから高尚な小説だとか、ためになる小説だとか、面白い小説だなんて風潮はまっぴらですよ。歴史は歴史として味わいたいし、小説は小説として楽しみたい。私は以上の宣伝文句をこのように受け取りましたけど、間違っていませんよね?
 まぁ、プレジデント史観に対する批判が全部創竜伝に当てはまってしまうところが田中センセのユニークなところですが。

 創竜伝だって<歴史や人物をダシにして現代人にイデオロギー上の教訓をお説教するような「中国もの」>じゃないですか。

>冒険風ライダーさん
>少し早いでしょうけど、40000アクセス&掲示板1300投稿、おめでとうございます

 お返事遅れましたが、ありがとうございます。

board1 - No.1305

歴史の解釈

投稿者:Kan
1999年06月01日(火) 18時29分

 どうもはじめまして。銀英伝に影響を受けて,歴史学(の,類いを)専攻している学生です(笑)。

>成功に学ぼうと、失敗に学ぼうと、『近視眼的な実利など求めない』姿勢からは程遠いんじゃないかなぁ。

 もともと歴史学の目的の一つに,歴史を学ぶことによる「実利」が存在するのは自明です。実利(経済的な範疇を越えるかもしれないが)が何もない学問が,存在するはずないですから。ですから,「実利を求めない」というのは決して歴史学の視点にはなり得ないと。「近視眼的」の部分だって,歴史のダイナミズムを考えれば,長期的な視点なんて持ちようがない。本来,歴史学と言うのはそんなもんです。
 にっちもさっちもどうにもならなくなったとき,藁にもすがる思いで過去から参考になる事例を探す。そのときだって歴史は過去の蓄積でしかないし,そこに何らかの正解が存在するものではない……というのが一番真実に近い形でしょうか。
 この点で,プレジデント系の歴史解釈も,田中芳樹氏の故事の利用形態も「歴史信者」という同一の次元にあると申せましょう。過去の真実を現在の真実と同一の地平に置いた時点で,同じ誤謬を犯していると言うことです。この点で田中氏の批判は,ある種の近親憎悪とも解釈できますね。基本的には自分と異なる楽しみ方をする歴史ファンに対する,感情的ないちゃもん……という感じがしてならないのですけど。

board1 - No.1306

はじめての参加でボケるかも・・・

投稿者:ハル
1999年06月03日(木) 13時25分

管理人さん、常連のみなさま、はじめまして。
ハルと申します。
みなさまほど理論的に論議ができるような人間ではないので、もっぱらROMで通すと思いますが、たまにでしゃばるかもしれません。今日もボケ覚悟で書いていますので、よろしくご指導ください。

№1292 水野さま
>>ちなみに銀河英雄伝説の外伝は「銀河英雄伝説読本」の中にある短編4編と「黄金の翼」で2冊分のため、田中氏が公言なさってた6巻
 <以下略>

> これがもし田中芳樹サイドから出た公式な話だとしたら、これまた読者をナメているとしか思えないですね。

おっしゃる通りだと思います。

>一部が抜けた状態で完結宣言をするというのは……納得がいかないというか、半端な感じがするというか

田中先生は外伝あと2冊分を読本の短編などでごまかしてチャラにするつもりはないそうです(今のところ)。私も、あまりに次が出ないので「読本の短編云々」のつもりなのだろうかと満足できずにいたんですが、そうではないようです。もちろん先生本人から直接お聞きしたわけではありませんが。ただ徳間さんには今田中先生の担当者が存在しないらしく、その辺も理由なんだろうかと思います。

>アル戦やタイタニアは「いよいよこれから盛り上がる!」ってところで中断してる

アルスラーンは現在間違いなく執筆されておられるようです。タイタニアも忘れられてるわけではなくて、これから書く順番の中には入っているそうです。その「順番」というのがクセモノなんでしょうが、一応そこに入れてるということですから、

>一部のシリーズのみ続刊を書いて他をないがしろにしてる

とは言い切れないんじゃないかと思います。もっともそういうことが公に知らされなければ、水野さんのように思うのは当然でしょう。

ひとつ分からなかったのは、水野さんの「そういう姿勢は批判されてもやむを得ない」というコメントが、田中先生個人に向けられたものなのか?ということです。
たしかに、先に出されたシリーズを読んで続刊を待っている読者の心理としては、「新しいものにばかりかまってないで、早く続きを出せ」
となるのですが、それって作家業にはありがちなことだと思うんです。私は田中先生が平凡な作家だなどとは思っていませんが、神がかりな作家だとも思っていません。だからいくつもの小説を一度に進めるのも難しいだろうし、書きたいとインスピレーションが湧いてくるのを抑えて既刊シリーズから順番に書けというのも辛かろうと思うのです。
もしあのコメントが作家全体に対してのものであって「なんで客のほうが商売人に気を遣わなきゃならないんだ」と言われればそれまでなんですが、作家のほうだって、そこまで創作意欲をコントロールできるものならやりたいと思っているでしょう。
まあ、〆切健忘症だのプレッシャーかかると書けないだのとしょっ中言い訳しながら、それで暗に許してくれーと訴える姿は、どの作家にもあるというものでもないし、本気でそこまで甘えいるとしたらそれこそ批判されて然るべきだと思います。

うまく書けなくて言葉足らずだとは思いますが、お許しください。

board1 - No.1307

ついに!

投稿者:ラインバック
1999年06月03日(木) 16時02分

アルスラーン戦記の新刊発売だそうです。
発売日は7月25日の予定らしいですんで、10月くらいでしょうか。
まさか出すはずがないと思ったので驚いてます。
ちなみに情報源はここです。>ttp://www2.sega.co.jp/bbs/c/comic/50_osmkdr_ALL.shtml

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