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投稿ログ45 (No.948 - No.959)

board1 - No.948

管理人さんに続き‥‥

投稿者:冒険風ライダー
1999年03月24日(水) 11時29分

 管理人さんに続き、私も田中芳樹のコメントのおかしさを指摘してみようかと思います。

<あと、『こんなこと書いて捕まりませんか』という人もいます。捕まるわけはないんですが、どうも本気で心配してくれているようでして……そう思わせるような状況があるんでしょうか?>

 「捕まるわけはないんですが」と考えていると言う事は、やはり自分の作品が発禁になるとは本気で考えていないのでしょう。こう考えているのならば、創竜伝の座談会などで、発禁がどうのこうのと主張しないでほしいものです。どうせ誰も信じていないのですから。

<案外、愛知県あたりの学校(管理教育の厳しさで有名)では、『創竜伝』が禁書になっていたりするかもしれませんね。>

 断言しても良いですが、「『創竜伝』が禁書になって」いる学校などありませんよ。私がアルスラーン戦記や水野良氏のロードス島戦記に出会ったのは、当時通っていた学校の図書館でしたし、そこには銀英伝や創竜伝もおかれていましたもの。まして日本の学校には、左翼思想が蔓延していますし。
 それと「愛知県あたりの学校(管理教育の厳しさで有名)」の(管理教育の厳しさで有名)というのは、いったいどこから聞いてきたのでしょうか。管理教育が自分の敵であるとはっきり言っているみたいですね。田中芳樹にとっては、広島県の偏向教育がさぞかし理想的に見えるのでしょうね。

<嬉しかったのは、年配の方からの『私には男の子がいないから、こういう元気な子が出てくる本は楽しい』というお手紙でした。>

 竜堂兄弟が元気なのは確かですが、あの不必要な社会評論の山と、「自分が弱者だから絶対の正義である」とでも考えているかのような行動は、何とかならないものなのでしょうか。楽しくなるよりも先にうんざりしてくるんですよね~。
 ところで、自分に対する批判は全く載せようとはしませんね(5流の罵倒文句はよく載せますけど)。この間のダイオキシン問題の時もニュースステーションが読者の手紙や意見の中から、自分たちに都合の良いものばかりを取り上げ、反対意見を黙殺していましたが、これと非常によく似ていると感じるのは私だけでしょうか。

board1 - No.949

戦場の子供

投稿者:不沈戦艦
1999年03月24日(水) 13時12分

 これは田中芳樹に限った話ではなく、巨大ロボットものもガンダムやエヴァンゲリオンを始として大概そうですから、日本のSF系の作品、漫画も小説もアニメも問わず、ほとんど病気と言ってもいい傾向でしょう。結局、なんだかんだと言っても小学生・中学生・高校生向けがほとんどですから、戦場にガキを引っ張り出したがるんでしょう。実際は戦場のガキなど邪魔なだけだし、本当に戦場にガキがいたら悲惨なだけなのに。田中芳樹に限らず、つける薬はないですね。これは田中芳樹だけの問題ではないですけど、「戦争の悲惨さや虚しさ」を強調するのが好きな田中芳樹くらい、ガキを戦場に引っ張り出さない話を書けばいいんですけどねぇ。

board1 - No.950

いろいろ

投稿者:北村 賢志
1999年03月24日(水) 13時17分

作家ー選手さん 管理人さんへ
>>“お子様キャラ”を外せません。
>>“血で血を洗う国盗り物語”にお子様は邪魔なだけ、百害あって一利なし、と思うのです。
>ライトノベルにも同様のことが言えます。特にライトファンタジーはひどいですね。

私としては
「名門の御曹司と言うだけで御輿として担ぎ上げられた世間知らずの少年が、兄ないし父親代わりの有能な補佐役の元、失敗しつつも努力を重ね成長していく」
というような話を長編でやるならそれなりにリアリティがあるかと思います(でも最近の風潮には合致しないなあ)。
ユリアンにしても「ヤンの養子」というだけで担ぎ上げられたのですからそこまではよいでしょう。でも話の都合上とはいえ周りの大人にとって「都合の良い少年」に終わってしまった感は否めません(「Vガンダム」のウッソよりはましだけど)。

Merkatzさんへ
>しかし、「銀英伝」においてはその事をしっかりと書いていた人が、
>他の作品ではそれを全く忘れてしまうなんて、信じられません。
>人は変わってしまうという見本ということでしょうか。

強いて言えば「田中氏が変わった」というよりも「自分の主張に対する距離が変わった」のではないでしょうか。
私の経験上、テーブルトークRPG(始めてからもう16年になります)において一番困るのは「プレイすればするほど言動がおかしくなる」プレイヤーです。
この手のプレイヤーは、初めの内は自分のキャラをあくまでも自分とは別個の存在と見る事ができても、そのキャラでプレイを重ねるにつれてキャラと自身との距離が縮まり「キャラクターの考えや利害」と自分のそれと混同してしまうのです。
こうなると「銀英伝」1巻よろしく「経験者は不利な部分にばかり目が行く」のでキャラの僅かな欠点にも我慢できず「自分は損をしている」とばかり考えてしまう傾向が有り。また戦闘は勿論のこと作戦会議などでも「自分が傷つかないこと」を最優先に行動してしまいます。
そんな知り合いに
「出しゃばりはラングを凌ぎ、作戦立案能力はフォーク以下、責任感はトリューニヒトにも及ばず、頑迷さはブラウンシュバイク公に勝り、文句の量は竜堂兄弟の合計に匹敵、それでいて自画像はラインハルト」
というとんでもないプレイヤーが居ました。
おっと失礼。話がそれてしまいましたが結局、「銀英伝」では田中氏はある程度、自分自身の主張、即ち「ヤンの思想」から距離を置いて考えていたのに対し、「創竜伝」では田中氏自身にとり身近な現代日本を舞台にしたことで、竜堂兄弟と自身をオーバーラップさせ過ぎたあまり、「思考の視野狭窄」に陥ってしまってるんじゃないでしょうか。

冒険風ライダーさんへ
>反日主義という一点で四人姉妹と利害が一致しているのですから、共闘してもかまわない
>と私は思うのですが。そもそも竜堂兄弟と四人姉妹って、何が理由で対立しているのか、
>創竜伝を何度読んでも私にはよく分かりません。竜種や牛種との対立というのもあまり必
>然性がないみたいに見えるのですが‥‥。主義主張ではあまり違いがないようですし。

恐らくそれは「創竜伝」における基本設定の失敗だと思われます。
そもそも、まともに読むと「四人姉妹」は日本政府に敵対する必要は全くありません。大統領すら「四人姉妹の政界代理人」であるアメリカ政府を動かせば「属国根性のしみついた日本政府」はどうにでもなるのではないでしょうか。
だとすれば最初にアメリカは勿論、日本政府をも「四人姉妹」に操られているものとしておいて(この場合、連中が日本人を蔑視しコキ下ろしていた方がかえって自然です)、しかし傀儡であることに不満を持った船津忠厳(そうしておけばあれだけ悪趣味で軽率な人物が日本の黒幕で有ることもさほど奇妙では有りません。何といっても「傀儡」に過ぎないのですから。部下をいびった後で「四人姉妹」に媚びへつらい、裏で「今に見ておれよ」なんて言ってるようなキャラにしておけばツッコミなど入れずに済んだのに)は反逆できる力を得るために竜堂兄弟に手を出して「眠れる虎ならぬ竜」を起こしてしまったので、竜堂兄弟を脅威と見なした「四人姉妹」は…という話にしていればよかったのではないでしょうか。
私が思いつくぐらいのことは当然、田中氏も考えたでしょう。
恐らくそれができなかったのは続編が出るか出ないか分からずに「創竜伝」1巻(便宜上の呼び名です)を書いてしまったのに加えて、当時は日米摩擦が顕在化した時期にあったことで「日米両政府を操っているのは同じ連中である」との設定に説得力が無かったからではないでしょうか。
でもそれだったら「属国根性うんぬん」を採り上げたりするのは矛盾しています。ましてや政治評論を入れるのは反則でしょう。

board1 - No.951

日本が滅んだ方がいいだって?

投稿者:M野
1999年03月24日(水) 15時28分

はじめまして。
いつも冒険風ライダー様の批評を読ませていただいています。

P170上段
<「他の人にも言ったことがありますけどね、日本が滅びるのは、いっこうにかまいません。むしろ滅んだほうが、他の多くの国のためかもしれませんけどね」
 続の声が、一段とそっけなさを増した。>

いやはや、日本が滅びることが、いったいどこの国のためになるというのでしょう。
具体的に国名をあげて欲しいものです。
反日の代表格である中国でさえも、反日プロパガンダでの統一ができなくなるし、
円借款という名目のゆすりたかりもできなくなってしまいます。
日本が消滅して喜ぶのは、共産主義化を切望する確信的左翼主義者くらいでしょう。

どんなに続氏が「日本が滅んでも誰も悲しまない」と言ったところで、
少なくとも私は悲しみます。
故郷の喪失を悲しまない人がいるのでしょうか。
それに、無敵の竜堂兄弟と違って、多くの人間は、国家の保護無しでは生きていけません。

あと、何巻か忘れましたが、海上自衛隊の護衛艦の名前が「つきなみ」「よこしま」
でした。無礼すぎて笑えない冗談です。

board1 - No.953

続、富士見書房D誌よりの引用

投稿者:gatu
1999年03月24日(水) 18時05分

前回に続いて、
今度は「銀河英雄伝説」について氏が語った部分の引用です。

----ここから----

この作品の前身である『銀河のチェス・ゲーム』は、典型的なスペースオペラだったんです。この冒頭の、本編に入る前の銀河の歴史という三〇枚ほどの章の中にラインハルトとヤンの戦いという記述がありまして、これが巡り巡って『銀河英雄伝説』になりました。
このタイトルは一時間で私が決めました。本当はもっとおとなしいタイトルでいくつもりだったのですが、編集さんが電話で、『銀河三国志でいきましょう!』といきなり強烈なタイトルを提案してきまして、慌てた私が時間をもらって、死にもの狂いで考えたのが、このタイトルです。緊急避難的な性格が強いタイトルなんですね。『タイトルが恥ずかしくて今まで読めませんでした』とかいったお手紙をいただくと、正直だねえ、と。
キティフィルムさんはアニメ版の方で、ファンの集いなどを利用して、アフレコに参加してもらうということをやっているようです。自由惑星同盟の国歌や、スタジアムの虐殺のモブ・シーンがそれなんですが、皆さん一発でコツを飲み込んで、ツボを押さえたアドリブを出してくれるんですね。原作者としてはうれしい試みです。

----ここまで----

わりあいマトモなことを書いているようですね。
田中氏がエキストラのモブ・シーンでの「コツ」と呼ぶものが
いったい何であるかは、わかりませんけど。
では、ネタが冷めないうちに、
「アルスラーン戦記」についてのコメントも引用してしまいましょう。
これには当時の私も、
「田中芳樹って、結構、偏った人なんだなぁ」
と感じた覚えがあります。

----ここから----

ヒロイック・ファンタジーをやりたいと思っていたんです。ところが、書いているうちにどうも本道から外れていきまして……ファンタジーというよりもチャンバラになっていく。私の場合、人を殺すシーンになると、想像力が妙に活発に働くんです。ラブシーンなんかだとさっぱりなのに。
ご覧の通り、ササン朝ペルシアの神話と歴史をベースにした物語です。ルシタニアには十字軍のイメージがありますが、読者の方のお手紙で、『この本を読んでいたら、キリスト教のある一派に入信している人が、こんな悪い本を読んではいかん、と言ってくずかごに放り込んだ』というのがありました。まあしかし、当時の記録というのは結構残っておりまして、兵士たちは別に悪いこととも思わずに、『今日は異教徒の子どもを三人殺した。これで天国に行けるだろう』とか書いてるんですねえ。黙っていればいいのに。
『マヴァール年代記』の方は、時代劇のノリで書いています。だいそれた言い方をしてしまえば、柴田錬三郎さんや山田風太郎さんの世界に近づければいいと思っています。

----ここまで----

>ご覧の通り、ササン朝ペルシアの神話と歴史をベースにした物語です。

…とはいうものの、ご覧になっても
ササン朝ペルシアのことなどは分からないのが
一般人というものでありまして(笑)
「知ってると思いますけど…」と前置きして
特殊な知識をひけらかされ、遠まわしに嘲られたような気がして
ちょっと反発を覚えましたね。

いや、それよりも問題は、ご覧の通り(笑)その後なんです。
現代の(宗派すら明記してない!)キリスト教信者の
明らかに極端で、一般的とは思えないような行動を紹介してから、
何百年も前の、現代とはモラルも文化も違っていた
十字軍の記録を併せて紹介する…という、
非常に不適当で、読者の誤解を招くような書き方に、
当時の私は「田中芳樹=偏っている」という印象を強くしました。

しかも、「まあしかし…」と切り出しておきながら、
彼がキリスト教に関して言いたかったことは
結局、最後まで不鮮明なままです。
私はそれまで田中芳樹に
「優れたストーリーテラー」という評価を持っていましたから、
このような文章にいささか驚き、幻滅したのも事実です。

board1 - No.954

雑感・没ネタ

投稿者:新Q太郎
1999年03月24日(水) 18時13分

短い感想と、ちょっと思い付いたけどきちんと書くほどでもない没ネタを少し。

>実際は戦場のガキなど邪魔なだけだし、
>本当に戦場にガキがいたら悲惨なだけなのに。

初陣のアルスラーンにダリューンが言う。
「これが、パルスが総力を挙げて編成した新型決戦軍団。殿下、これを貴方が指揮するのですよ」

アルスラーン「無理だよそんなの!!できるわけないよ!!」
アンドラゴラス「お前には失望した。帰れ」
アルスラーン「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ・・・」

(註)やめよう。
------------------
>「『創竜伝』が禁書になって」いる学校などありません

知る限り、禁書になった人は別にいましたね。実は夢枕氏でして、例の「餓狼伝」を誰かが図書委員に要望し、入ったのはいいのですが初期ノベルス版の裏表紙はなぜか本筋に関係無く数も少ない濡れ場から引用されてまして(笑)、あわれ同シリーズは陽の目を見ず言論弾圧されてしまいました。

(註)もっと酷い話として、あるアホが「某国(名を秘す)書院」の文庫本をリクエストしたことがありました。で、これは即座に選定で跳ねられたから創竜伝以上に弾圧されていたわけです。すごい。
-----------------------------

>偽装漁船

漁船ごときを偽装してどうすんでしょうね。いっそ護衛艦を偽装して、血だらけの自衛官が「北○○は、日本海を渡る全く新しい方法を考え出したらしいのだ。一刻も早く防衛庁長官に直接お会いし、状況を説明せねば・・・」といって防衛庁に入り、長官をすぐ人質にすればよかったのではなかろうか。「槿(ムクゲ)の騎士団」とかに命じてさ。

(註)それにしても敵ながらあっぱれ。まさに「敵中横断300里」じゃのう。そこでこういう誰かのセリフを思い出した。
「敵は極めて勇敢で優秀だ。だから、我々の敬意の印として彼らを二階級特進させてやろう」(笑)。

-------------------------
>ユリアンにしても「ヤンの養子」というだけで
>担ぎ上げられたのですからそこまではよいでしょう。

「司令官というのは偉いのだ!自覚しろ自覚!!」
「司令官は・・・偉い。うむ、わかった」

「私が司令官となったからには・・・3年でイゼルローン政府を、優勝の狙えるチームにして見せます!!」
「カンちがいしてる!やっぱり何か、カン違いしてる!!」

>「ナルサスのような完璧軍師は、
>作品の緊張感とバランスを著しく削ぐ」

「ダリューンさん、私は20年間、連勝を続けてきた男ですよ」
「(アル)やあ、それはすごい」
「20年間、勝って勝って勝ちまくって今の私があるのです。これからは定冠詞をつけてザ・軍師と呼んでもらいたい。『敗北をしらぬ軍師』でもよろしい」
「『敗北を忘れる軍師』の間違いだろう」

(註)もう、「究極超人あ~る」を知らない世代も多いだろうな・・・ちなみに某雑誌でホントに「究極皇太子あるすら~ん」というのがあった(笑)
------------------------
P162上段~下段
「もっとも、おれは、陰謀史観ってやつがあんまり好きじゃない。国民(読売)新聞の部数世界一にしろ、自民党の長期政権にしろ、有事法制を認める割合が増加している世論にしろ、風を送りこんだ奴がいたとしても、火は民衆の間から自然に燃えあがったと思っている。陰謀や巨人のチケットだけで歴史が動くと思いこんでいる奴らが、そう信じこむのは勝手だけどね」

-------------------
>年配の方からの『私には男の子がいないから、
>こういう元気な子が出てくる本は楽しい』と
>いうお手紙

世の流行りに安易にのっかり『竜堂4兄弟』という歌を考えようと思ったが元歌をしらないので断念。
------------------
>なんのヒネリもない勧善懲悪モノで、
>展開に緊張感が感じられない」
>「名君アルスラーンは名臣に支えられ

だから諸国漫遊でもすればいいんだよ(?)。ダリさんナルさんを従え、うっかりギーヴも仲間にしてだな。最後は黄金の兜をみせて皆をひれ伏させればいいのだ。

「手箱に刻んだ梅一輪、娘を思う親心。
笑って旅立つ殿下の旅を、お日様見守る 春の空」

(次回続く)だ。うむ、話が簡単にできるぞ。
、」
(註)>例えば水戸黄門 -- より。
------------------------

>「よこしま」

これは「魔天楼」でパクッった某作品へのオマージュでは?あ、時期がずれてるか(笑)。余談ながらあの「極楽大作戦」はノリが明るすぎるためかセルフパロディをしてしまうためか、ストーリーテリングやアイデア・設定の作成で最近の田中芳樹の30倍くらい優れているのに(匹敵するのはHUNTER*2ぐらいか)熱狂的なファンが少ない?のがかわいそうですね(例えば殆ど、同作品のサイトを見ない)。短編など見ても、実力はあるのにね。

(註)勿論トップクラスで売れてはいるのだろうが、いわゆる専門誌で騒がれたりとかは・・・それからおれ、魔天楼読んでないわよく考えたら。これの真似じゃなかったらすまん

board1 - No.955

最後の富士見書房D誌よりの引用

投稿者:gatu
1999年03月24日(水) 18時13分

ここまで書いちゃったら、もう勢いです。
「灼熱の竜騎兵」に関する氏のコメントも紹介しましょう。

----ここから----

中南米の歴史を少々かじったことがありまして、これをネタに何か書けないかと思っていたんですね。ドラゴンマガジンの創刊にあたって、惑星独立戦争というテーマで連載してみませんか、というお話があったときに、これは使える、と。だけど、革命、独立というと一般に想像されるような暗い話にはしたくありませんでした。というより、はたから見て暗い話でも、当事者たちはそう思っていただろうか、という命題ですね。
ところがドラゴンマガジンの場合、文庫の第一巻のあとがきにも書きました、ビジュアル・イメージという問題がありまして……高校の図書委員という方がインタビューにみえられたことがありまして、そのときの質問というのが、キャラクターの血液型とか星座とかいったことばかりでしたね。カタログというものがないと、イメージが湧かないのかな。
マンガなんかは、細かく決めておいた方がやりやすいのでしょうけれど、小説は違いますからね。『続の髪は長いんですか短いんですか』なんて質問には答えられないが、『なぜ続は<ぼく>で弟の終が<おれ>なんですか』といった質問になら答えられます。
さて、第三部ですが(gatu注:このD誌六月号で「灼熱の竜騎兵」は第二部最終回を迎えた)……最初の予定では二部構成の物語だったんです。ところがどうやら三部でも終わりそうにない。これからはもう少し大きい舞台の中での深紅党がメインになってくるでしょうが、そのあたりをどうやって描くか、今考えているところです。第二部まではキャラクターの数を抑えていたのですが、これも増えていくかもしれません。

----ここまで----

さて、田中氏のコメント、いかがだったでしょうか。
政治家蔑視、宗教蔑視、インテリの奢り、三国志嫌い…などなど、
「田中芳樹を撃つ!」でも批判されるような姿勢の凝縮されたエッセンスが、
小説の登場人物にではなく、田中氏自らの言葉で語られている
けっこう貴重な資料だと思います。

最後に一言だけ…。

>最初の予定では二部構成の物語だったんです。ところがどうやら三部でも終わりそうにない。

たたむ気のない大風呂敷ひろげるなぁ!!(怒)

board1 - No.956

創竜伝考察感想6

投稿者:石井由助
1999年03月24日(水) 19時11分

>P118上段
><「優越感を刺激するにつきますわね。日本人の、いわゆるエリートと自認する者たちの幸福感は、ほとんど100パーセントが優越感で成立しています…

 これについては一言。「日本人自称エリート」ってお前のことだろ。田中芳樹。
 冗談はさておき、この真理は別に日本だけの問題じゃなくて、資本主義世界全体、否、共産主義でも見られる人類全体の、人間としての大問題だと思うのですけどね。
 まあ、真のエリートはタワゴトなど聞く耳を持たないし、田中芳樹よりも寛容なので別段怒りはしないでしょう(笑)。

>P128下段
><「愛国業ってのは、よっぽど儲かる商売らしいな」>

 まあ、兵器産業の水増し請求などが実在しますから完全否定はしませんが、一部が儲かっているから全部儲かっているとするのは大きな間違い。
 それにしても、創竜伝で儲けた金を全部放棄しているならこういうことを言う権利もあると思いますが、自分は散々悪口文章で儲けているクセに、よくこういうことを言いますね。

>P138下段~P139上段
><「あんたには悪いがね…

 まあ、警官にもいろいろいますから、個々の事例では威張っていることもあるでしょうが、警察全体が威張っているとはとうてい思えませんね。
 だから、この「近代国家」ってのはどこなんだっつーの(笑) 田中芳樹の頭の中だけに存在するパラダイスなんじゃないでしょうかね。少なくとも、この件に関して日本でダメならば、世界には該当する国はまずないでしょうからね。

>P140下段~P141上段
><首相は、「政治には無知、…
>朝日の場合はなかなか特定できないように「ある大新聞」といっている辺りはさすがですね。朝日の機嫌を損ねたら、それこそ発禁ものですからね(^^;)。

 まあ、発禁かどうかは知りませんが(^_^;)、小狡い話です。

>P141上段~下段

 まあ、国民新聞は架空の新聞だ(ホントは違うけど)という逃げ口があるので、読売と比較して叩くのはやめておきます。
>「日本の社会は衆愚政治化しつつある」とかきたてるありさま
 とはよく言いましたね。自分の思うとおりに日本人がならないと「日本の社会は衆愚政治化しつつある」とかきたてるありさまのクセに。

>P142下段
><「国立大学の受験生だ」
>「ああ、かわいそうに

 多分、田中芳樹は「国立大学の受験生」に同情して書いたのだと思うのですが、それがこのような(当の当事者にとって)皮肉な文章になってしまうあたりに、田中芳樹という人間の業のようなものを感じますね。
>シン海のシンの字が見つかりません
とのことですが、蜃海ですね。ここに載せておくので辞書に登録しておくと良いと思います。

>P143下段~P144上段
><この国では…

>あと、このように日本のマイナス面だけを取り上げ、しかもなぜそうなったのかという検証もしないのは、社会評論としては最低のシロモノです。
 というのは、まったくその通りですね。更に、これが本当に日本だけの問題なのかということは、もっと問われて良いですね。

>P162上段~下段
><「もっとも、おれは、陰謀史観ってやつがあんまり好きじゃない

 いや、私はこの始の説は大したものだと思いますよ。
>おれは、陰謀史観ってやつがあんまり好きじゃない。フランス革命にしろ、ロシア革命にしろ、風を送りこんだ奴がいたとしても、火は民衆の間から自然に燃えあがったと思っている
 この説で行けば、ホロコーストも文化大革命もカンボジアの大虐殺も、すべて>風を送りこんだ奴がいたとしても、火は民衆の間から自然に燃えあがった、と言えますから。
 実はこれらは四人姉妹の陰謀でしたー、とは、間違っても主張できないはずなんですがね。

>P170上段
>P170上段~下段

 どんなに「才知に富んでいる」という設定にされても、作者がバカだとキャラクターは酷いことになるものですね。ある意味、同情します。

>P186上段~下段
><アメリカに対して属国…

 田中芳樹本人の口から出ていましたが、まさに批判ではなく悪口そのもの。便所の落書き。
 こんなのが何十何百万部も売れ、日本ノベルスの代表の一つになっている事実には愕然としますね。

>P193下段~194上段
><相手が、軍事基地建設反対の老人であったり、原子力発電反対グループの主婦であったり、公害企業糾弾の公害病患者であったりすれば、いくらでも強気になれる機動隊

 ここは、私も気になっていました。まったくおっしゃるとおりで、ひどいものです。
 それにしても、こんな事を書いている本人が、機動隊が反論してこないが判っているのを良いことにペンの暴力で書き捨てている弱いものイジメに思えるのは、私だけでしょうか。

>P204下段
><だが、現実問題として、自衛隊の出動は可能だろうか。>

 警告射撃でここまで大騒ぎする国がねぇ。

>P220下段~P221上段

 アドルフ・ヒットラーははじめ権力に投獄され(それこそ反権力だった)、その反動として支配者になったときの残虐な行動(そりまで権力だったものへの復讐)に繋がったの定説なのですが、そういうことは一切無視していますね。
>5人の人間を殺害した犯人は死刑になるが、熱処理済み血液製剤の輸入を拒否して数百人の血友病患者AIDSに感染させた厚生省の官僚は、のうのうと天下りして、何の責任もとらない。
 との事ですが、この事態を変えるのに尽力した作家が田中芳樹ではなく、タカ派の小林よしのりだった事実が笑えます。

board1 - No.957

こんな事が起こるんですねえ

投稿者:Merkatz
1999年03月24日(水) 22時05分

>何かのスキャンダルを隠すためか、国民やマスコミの目を国会からそらすためか、軍国化への法律を通すためか判らないけど、また公安の陰謀が発動したみたいですねぇ(苦笑)

左翼の連中が「絶対起きない」と主張していたことが、こうもあっさり起こるとは。
私もニュース見ながら思わず想像してしまいました。
「みんな、だまされるんじゃあない!これは陰謀なんだ。ガイドライン法案を成立させようとしている政府の陰謀なんだ!」と叫んでいる田中芳樹を。(笑)

管理人さんへ
「創竜伝」1巻、もうじき読み終わります。そうしたら感想を書きますのでよろしく。

board1 - No.958

田中芳樹の遅筆について

投稿者:冒険風ライダー
1999年03月25日(木) 09時11分

 今回は皆さんもうんざりしているであろう田中芳樹の遅筆について述べてみようかと思います。

 まず、田中芳樹がどのくらい遅筆であるか、1999年3月現在で完結していないシリーズ物の、現段階での最終巻の年月からどのくらいたったかで比較してみましょう。(年は全て西暦年です)
① アルスラーン戦記9巻 1992年7月20日初版発行  約6年8ヵ月
② 七都市物語      1990年3月15日初版発行  約9年
③灼熱の竜騎兵3巻   1993年10月25日初版発行 約5年6ヶ月
④タイタニア3巻    1991年5月31日初版発行  約7年10ヵ月
⑤夏の魔術シリーズ3「白い迷宮」(これシリーズ物なのでしょうか?)
            1994年7月31日初版発行  約4年8ヶ月
⑥地球儀の秘密シリーズ2「カラトヴァ風雲録」
            1995年6月25日初版発行  約3年9ヶ月
⑦創竜伝11巻     1997年12月5日初版発行  約1年4ヶ月

 ほかにも完結していないシリーズものがあったら教えてください。
 さて、このほかにも短編小説や中国系の小説を書いているということを差し引いても、この遅筆は異常と言わざるをえません。そもそも自分の能力でこれほどたくさんのシリーズものや、その他多くの短編小説を抱え込めば短期間で書けないことぐらい普通分かりそうなものだと思うのですが。田中芳樹は、自分が侮蔑しているであろう旧日本軍と同じように、多くのシリーズものをむやみやたらにかかえこみ、自滅していっているのではないでしょうか。

 ところで、田中芳樹の遅筆が異常なのはこれだけではありません。これほど遅れているのにもかかわらず、読者に何の事前通達も謝罪も弁明もしていない上、逆に開き直ってでもいるのか、あとがきの中で自分の遅筆を自慢しているかのような文章すらあります。私はそれらの文章を見るたびに「こいつは何考えているんだ!」と怒り狂っていましたよ。だいたい、普通自分の欠点を自慢しますかね? そこまで読者を待たせなければならないのならば、せめて読者に事情を説明すべきだと思うのですが。

 ちょっと横道にそれますが、ゲーム業界にもこれとよく似た実例があります。ついでですからこちらも指摘しておきましょう。

 ハドソンというゲームメーカーは、4年前に「天外魔境Ⅲ」をFXで出すと公約しておきながら、その後何の情報もユーザーに与えず、しかも開発すらストップをかけたらしく、事実上ゲーム開発は凍結状態になってしまいました。これが目的でFXを買ったユーザーはかなり多かったのですが。

 NECアベニュー(現NECインターチャネル)は、自社の発売ソフトを発売日直前に勝手に延期するという「荒技」を使う(その調子で2年も延期されたソフトがあります)事で有名でしたが、その中でも最もひどかったのは、発売日まで決めておいて直前に延期、という事を3回も繰り返した挙句、やっと発売されたゲーム自体もクソゲーという、踏んだりけったりな目に合わされた時ですね。あれ以来、あのゲームメーカーは全く信用していません。

 そしてNEC HEは、上記2つのゲームメーカーの得手勝手な行為にも耐え忍んでついてきたFXユーザーを、何の事前通達もなくゲーム業界から撤退する事で、ユーザーの信頼を完全に裏切りました。ゲーム業界の撤退は9月に決めたらしいのですが、ゲーム雑誌にもNECのホームページにも載らなかったためにFXユーザーの誰もがそれに気づかず、そのために様々な憶測が飛び交ったものです。ちなみにNEC HEの「ゲーム業界の撤退」は3月に裏日本茶で知りました。

少し関係ない話をしてしまいましたが、田中芳樹とこれらの例には共通点があります。それは、
① 発売を公約しながら、その後何の情報も与えない
② 発売中止の事前通達をせず、ユーザーが長々とほったらかしにされる
③ 発売が遅れた事に対する弁明がない
④ そうやって出てきたソフト(小説)の出来が非常に悪い
の4つです。最近の田中芳樹作品の出来が非常に悪いのも、この遅筆のせいなのではないかと私は考えています。

 読者に何の通達もなく何年もほったらかしにするという事がどれだけ作者に対する読者の信用を損ね、失望させ、そして読者離れを誘発するかという事が、あの作家にはわからないのでしょうか。少しは反省してほしいものです。

PS.今回は少し愚痴っぽくなってしまいましたね。申し訳ありません。次からは「私の創竜伝考察シリーズ」を再開致します。

board1 - No.959

多くの方へのお返事

投稿者:冒険風ライダー
1999年03月25日(木) 09時13分

 北村 賢志さん、私が感じた創竜伝の矛盾点についての詳細な説明、ありがとうございます。この点については考える必要がなくなってしまいましたね(^_^;)。創竜伝の社会評論はナレーションだけでなく、敵味方問わずキャラクターまでもが展開している上、その内容がそろいもそろって反日思想に汚染されているために論調が全く同じなので、どこまでが小説としての演出で、どこからが社会評論なのかという境界線が非常にあいまいでよく理解できないんですよね~。だから私は全て社会評論として取り上げていますが、そのあたりでやはり管理人さんにツッコまれてしまうようです。やはりまだまだ未熟なものです。関係ない話になってしまいましたが、これからも助言をよろしくお願い致します。

 M野さんはじめまして、いつも「私の創竜伝考察シリーズ」を読んでくださり、ありがとうございます。
 続氏のような主張は、創竜伝ではそこかしこに出てきますので私はいいかげんに慣れてしまっていますが、この記述以上にものすごい反日主張をしている個所がこの先の巻であります。いずれその主張のおかしさを指摘致しますので楽しみにしていてください。

 それと富士見書房D誌よりの引用について少しコメントを。

<当時の記録というのは結構残っておりまして、兵士たちは別に悪いこととも思わずに、『今日は異教徒の子どもを三人殺した。これで天国に行けるだろう』とか書いてるんですねえ。黙っていればいいのに。>

 田中芳樹は「当時の価値観や出来事を、今の道徳感情で裁く」というのが、いかに歴史を冒涜するものであるかという事が全く分かっていませんね。自虐史観な左翼の連中と考えが同じなわけです。

<革命、独立というと一般に想像されるような暗い話にはしたくありませんでした。>

 いったいどこから「革命、独立というと一般に想像されるような暗い話」というのを聞いてきたのでしょうか。普通に学校で歴史をやっていたら、革命や独立の話は輝かしい光の部分しか教えられないのですよ。私がフランス革命の暗部を始めて知ったのは歴史教科書からではなく、テレビの再放送でちょこっと見た「ベルサイユのバラ」というアニメからでした。一方的な部分しか教えていない現行の歴史教科書は、田中芳樹の反日論調を少し薄めたものにすぎません。

 それと管理人さん、蜃海の蜃の字を教えてくださってありがとうございます。さっそく登録させていただきました。
 それと北朝鮮を動かして領海侵犯させるとは、公安警察の力は物凄いものがありますね~(笑)。今度の創竜伝12巻で、田中芳樹がどうツッコむのかが楽しみですな。もっとも、いつでるのやら。

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