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投稿ログ57 (No.1091 - No.1111)

親記事No.1025スレッドの返信投稿
board4 - No.1091

Re:ヤンを弁護…できるかな?(まとめてレス)

投稿者:涼
2001年10月28日(日) 23時59分

まとめてレスしますね。

> > イゼルローン奪取
> (S.Kさん)
> これについては「給料取りは辛い」で同情しますが。

たしかに、士官学校に入ってからこの方、ヤンは給料取りの
悲哀を味わっていたのかもしれません。
しかし、「今回のように5桁の艦隊戦に参加した事は無かったが」
とアスターテで述べられていますから、イゼルローン奪取計画
こそが、ヤンがはじめて国家の大方針に関わるかどうかの選択を
迫られた場面だったのです。しかも、その選択はヤンが自由に
YESとNOのどちらでも選べるものでした。

そこで彼が
> (クロイツェルさん)
> 本人的には「最後のご奉公」とやるつもりだった、と。
> 大功を立てれば辞められると思うあたり、軍組織をかなり甘く
> 見てますが、本人の思考の流れ的にはおかしくないですね。

なんて考えでOKするのは自殺行為でしょう。
「エル・ファシルの英雄」なんて持ち上げられている今の自分を
見れば、これ以上尋常ではない功績を立てればどうなるかくらい
分かりそうなものです。

「権力を握る事で自分が変わるかもしれない」という恐れを
持っており、しかも「君子は危うきに近寄りたくない」と
思ってる人が、なぜそのくらいの「権力を持たされる危険性」
に気づかなかったか理解不能ですよ。

「これで平和になる」と期待してたなら、
> > 計画立案してシトレにイゼルローン奪取をやらせる

これで良かったはずです。

ここで、
> (S.Kさん)
> 「コツ」とか「ひらめき」までは計画書に落とせないという懸念

イゼルローン奪取計画にヤンしか出来ないコツや閃きが
必要かどうかはわかりませんけど、その懸念があったと
しても、それならなおさらヤンが実行するのはヤバイんじゃ
ないでしょうか。

なぜかというと、
> (S.Kさん)
> やはり「最後は個人のセンス」という領域はあるのでしょう。

だからです。ヤンが自分で艦艇率いて動けば動くほど、他人
からすればそういう評価を与えるしかないではないですか。
それで成功したらますます「責任ある立場」に首まで浸かって
いくのは自明だと思うんですけど。

そこまで行ってしまったら、それから逃げるためには、まさに、
> (S.Kさん)
> 「義理を果たして、正にその為により不本意な境遇に追い込まれた」
> というのは多少は同情しますが(そうならないためにはどこかで
> 戦死して実は無能でしたと証明する他ないんですから)。

と仰るように、可哀想にも死ぬしかありませんよ。

仮に、他人に自分が立案した作戦をやらせて失敗したら、作戦
実行者やその部下が死ぬでしょうね。それは嫌だから自分で
実行して責任を取らなくてはならないと思ってイゼルローン作戦
を実行したとしたら、それはダブルスタンダードとすら言えるでしょう。
そういった点では「高官としての責任」を発揮しながら、
犠牲を最小限にするためには「高官としての責任」を発揮
しないんですから。

で、まあ、ヤンが思いっきり楽観的予測でイゼルローン奪取計画に
OKして泥沼にはまったとして、

> > イゼルローン奪取以後
> (S.Kさん)
> 「確かに全力は尽くしていなかったろう。

ヤンの高官としての行動は、「確かに全力は尽くしていなかった」
で済むレベルではないと思いますが。

救国軍事クーデターが勃発した時に「この私だって、もっと
責任の軽い立場にいれば、形勢の有利な方に味方しよう、と
思ったかもしれない」などと高官としての責任に従って行動
しながら、ヤンは高官としての責務である、「被害を最小限
に抑える」ための行動は全然してないのですよ。
これでは高官として片手落ちもいいところでしょう。

しかも、もし、
> (クロイツェルさん)
> 私は、ヤンが無責任だったというより、ヤンにあれ以上の
> 行動を取る能力そのものが欠けていたのだと思っています。
> はっきりいって、指揮官としてのヤンには、艦隊指揮官以上
> の職は不可能です。それ以上は、決断を迫られる範囲が大きく
> なりすぎ、彼の能力では十全な対応ができません。
> ヤンは「与えられた材料を上手に料理する」事は上手でも

このようにヤンにはそもそも能力が無いとしても、それは
「ヤンの思想的矛盾」や「シビリアンコントロールの実態」で
示されたように、彼の思想的・心理的理由によるものです。
「単なる戦術家ではなく戦略家」で「謀略をする才幹はあった」
のですから、本来の能力はただの艦隊司令官よりはるかに上と
言えるでしょう。

ですので、責任は周囲ではなく、大人になれないモラトリアム
青年ヤンの方にあります。彼は同盟軍部に多かった無能の人材
でもなく、フォークのように精神に病があったわけでもありません。
周囲が、シトレのように「君にも才能相応の苦労をしてもらわんと、
第一、不公平と言うものだ」と思うのは当然ではありませんか。

それなのに変わる気も無く、様々な事を予見しながら犠牲を最小限
に減らす努力もせず、「給料分の働きはした」などと言ってる
ヤンは無責任の極みと非難されても仕方ありますまい。

さらに、どうしても変わる気が無いなら、
> (S.Kさん)“滅私奉公”
> まで本人の自発的意図によらず強要していいものだろうか」

> (クロイツェルさん)
> 「一から献立を組み、客を満足させる」事はできないタイプ
> だと思います。そんな彼が、いちから献立を組まねばならない
> 立場に追い込まれたわけですから、そりゃあ献立の中身が
> 保守的になってもおかしくはないと思いますが、どうでしょう?

そもそも、「民主主義の擁護」なんて分不相応なことをする
のが間違っており、無責任の極みでしょう。しかも、これは
ヤンが自ら選んだ滅私奉公です。私心では一日中ゴロゴロ
していたいのですから。

それなのに、その「民主主義の擁護」のために有効な策は取らず、
犠牲を無意味に増やしているのでは、そんなヤンに巻きこまれた
ヤン艦隊や旧同盟や帝国の人々こそいい迷惑で、「疫病神」と
思われても仕方ないと思いますが?

board4 - No.1093

はじめまして

投稿者:時任
2001年10月29日(月) 03時49分

初めて書き込みをさせていただく者です。
どうぞよろしく。

私は銀英伝ファンです。
で、少し気になることがあったので「間違いの指摘」のほうに書くべきか迷ったのですが、こちらにしました。
「田中作品タイムカウント」の中で、『銀河英雄伝説外伝』の最終予定巻数が6巻となっていました。しかし、私の記憶では4巻完結で、すでに終わっていると思っていました。
筑摩書房あたりから出版された『銀河英雄伝説読本』というところに本人談として載っていたと思ったのですが…。記憶が不確かです。
はなはだ曖昧で申し訳ないです。

管理人さんへ
この書き込みが掲示板の内容に沿っていないと思われたら、削除してください。お願い致します。

親記事No.1025スレッドの返信投稿
board4 - No.1094

Re:いかに帝国を乗っ取るか

投稿者:lulu
2001年10月29日(月) 04時08分

> そうそう何度も繰り返されるとは思ってなかったんじゃない
> でしょうか。どう見てもヤンが生き延びたのはラインハルト
> が病気で撤退したっていう運がカギですし。

このことでもだいぶ一般兵から皇帝への信頼感が薄れたでしょうね。
皇帝への信頼感というのは、未だラインハルト個人の武勇によって
支えられた、危なっかしいものですから。

> そういえば、シルヴァーベルヒに代表されるテクノクラート
> たちは、カール・ブラッケのような開明派の政治家とあわせて
> トリューニヒトにとっては上手く利用できそうですね。
> 初期の帝国は明らかに軍部中心型の政治ですから、それに
> 対する反発が↑の発言なのでしょうし。実は軍以外はすでに
> ある程度の人脈を作っていた?

旧地球教勢力が影響力を持っていたのは旧支配層です。
ラインハルトが権力を握り、新進の人間が多く登用される中、
それは力を失い、それらを基盤とした政治力を振るうことは
難しくなっていったでしょう。とるべき手段として、
新規の人間の中に多くの部下を引き入れることがあります。
作品中にトリューニヒトが帝国内に人脈を作り始めていたことが
示唆されていましたので、そう言った新旧支配層にまたがる
人脈がすでにある程度存在していたのではないかと考えられます。

> さすがにミッターマイヤーあたりが政治家に転身してきたら、
> トリューニヒトにとっては強力な政敵になりますね。
> しかもトリューニヒトより15歳は若いですし。先に立憲君主制
> の行政最高位に就かれたら、相手が死ぬのを待つのすら無理っぽい。
> 同盟時代にしただろう、「ヤンが政治家に転身したら」という予測
> を思い出すだけで、トリューニヒトには十分過ぎるくらいその危険
> はわかるでしょうし。

トップの人間が十分若く、しばらく引退することがないのならば、
その下で働く人間のモチベーションは大幅に低下するものと
考えられます。出世の望みが薄いのですから。
それはトリューニヒト一人に限ったことではありません。
彼らをその地位から引き摺り下ろしたいという陰謀を企んだり
それを心情的に望む声は次第に大きくなるものと考えられます。
それを自らの勢力伸張の土壌に使えるかもしれませんね。

> そこまで予想して有能な司令官たちを全員軍隊内で飼い殺しに
> するためにわざとヤンを生かしておいたのだとしたら、
> トリューニヒトの政略への見識は言葉が出ない程の凄さです。

いやこれは偶然の結果でトリューニヒトの演出ではないでしょう。

> すでにテクノクラートやカール・ブラッケのような文官と、
> 七元帥を筆頭にする武官の軋みが聞こえてきそうです。
> 文官派の最高実力者シルヴァーベルヒは暗殺されましたが、
> 逆にいえば自分たちの期待の星を失った事で文官たちの
> 武官への対立感情は強まるかもしれません。
> 併合したフェザーンや同盟の反帝国感情もありますし。
> 立憲君主制というアイディアに賛同した帝国のトリューニヒト
> 閥メンバーや、経済支配を目指したルビンスキー閥の中から、
> 次の野心家が生まれてくるかも。

上で書いたように、武官の時代が終わって文官の時代が来ると
思っていた人間にとって、ミッターマイヤーの政治家への
転身はかなりの反発をもたらすと考えられます。

> 急速に膨張した大帝国の2代目というのは、たいていは先代が
> 未整備のまま放置した内政システムを構築するのに忙殺され
> ますが、アレク皇太子やヒルダはそれができるかなぁ…

考えてみればトリューニヒトもルビンスキーもいないですが、
ラインハルトの旧臣側にもそれに匹敵する人間がいません。
唯一対抗できそうなオーベルシュタインも死んでしまいましたし、
リヒターやブラッケでは少々役者不足です。
所詮は開明派貴族と言うだけで、経済専門家というわけでは
ないでしょう。ルビンスキー以外のフェザーンの専門家に
好い様にされてしまうだけのような気がしてきました。

> やはり、複雑怪奇なパワーポリティックスを操って様々な
> 利益集団を纏め上げる事が出来るトリューニヒトの能力が
> 失われたのは、かなり痛かったかもしれませんね。

ここで帝国の金融制度に関しての疑問が出てきます。
まず、帝国の基本的な経済システムがフェザーン成立前に
確立していたことに留意する必要があります。
そして経済のシステムチェンジは帝国の根幹を揺るがしかねません。
従って、フェザーン成立以後も大幅な変更はなかったでしょう。

まず帝国が近代的な金融制度の整った国家であったとします。
幾ら、後にフェザーンが経済分野において大きな力を持つことに
なったにせよ、 帝国独自の金融政策がなかったはずがありません。
帝国中央銀行が銀行券を発行し、市中銀行への融資を行い、
通貨、および経済市場の安定を図っていたはずです。
フェザーン成立以後でもユーロ、円、ドルの3通貨しかないような
世界ですが、 現実に交易が行われている以上、為替取引きや
株式の売買は 両国にまたがって行われていたことでしょう。
しかしその場合、貴族が多くの資産を独占し、経済界の発言力が皆無
という帝国の貴族政治の状況が説明できなくなります。

次に帝国が実際の中世の国家のごとく、主要な惑星以外は
農奴制がしかれているとしたらどうでしょう。
これもまたありえない話です。まず経済活動のできる市場が
発展しません。植民地をどんどん広げて「拡大するパイ」の上に
成立していた中期からの中世経済へは、銀河帝国には海外の豊かな
市場 が存在しないために、その段階へと進むことができません。
中世初期の収奪経済を続ける限り、同盟との戦争などという
巨大な消費活動を行えば、早急に経済が破綻します。
農奴の統制では、銀河帝国の星間国家であるという特殊性を考えても、
惑星から脱走は 難しいかもしれませんが、各惑星内に隠れ里を作り
隠れる、又は隠し田を作り生産を過小に報告するなどの余裕は
あるでしょうし、地方領主の中央への不服従も進むことでしょう。
この結果中央集権態勢の確立は難しくなります。
交易による富の独占、地方領主の勢力の衰退、これが絶対王政の
成立の条件です。銀河帝国が連邦の遺産を基に作られた点を加味して
元々の連邦にここまで強い中央集権態勢があったかどうかも疑問です。だいたいこの制度では通貨が意味を持ちません。それを使う人間が
いないですから。

ルドルフの作った経済システムとは一体どのようなものだったので
しょうか。貴族制であり、共和制へと進むことなく、巨大国家を
維持することのできる経済システム。

ナポレオン時代のごとく、金融制度の整った中世国家が、
拡大するパイの上以外に成立する可能性、しかもそれが近代的な
発展を妨げられたままで、というのはとても思いつきません。
銀河帝国成立から100年もしないうちに革命が起きて
再び連邦復活と言ったことになりそうな気がするのですが。

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board4 - No.1095

Re1093:銀英伝外伝の完結巻数について

投稿者:冒険風ライダー
2001年10月29日(月) 12時14分

<「田中作品タイムカウント」の中で、『銀河英雄伝説外伝』の最終予定巻数が6巻となっていました。しかし、私の記憶では4巻完結で、すでに終わっていると思っていました。
筑摩書房あたりから出版された『銀河英雄伝説読本』というところに本人談として載っていたと思ったのですが…。記憶が不確かです。>

 銀英伝外伝に関しては、田中芳樹自身が銀英伝10巻のあとがきで「長編4冊と短編をいくつか、合わせて全6冊分出す」と明言しています。現在のところ、長編4冊は全て刊行されていますが(少し調べてみましたが「銀河英雄伝説読本」に書かれていたという巻数情報というのは長編についてのものです)、短編の出版に関してはファンや出版社の間で様々な解釈が乱れ飛んでいるため(これに関してはザ・ベスト「職業倫理の問題2」参照)、正確な情報がほとんど分からないというのが正直なところです。何しろ、巻末に書かれている銀英伝外伝の巻数情報自体が、出版されている版によって「全4巻」と「全6巻」に別れているくらいですから。
まあ短編自体は件の「銀河英雄伝説読本」(「ダゴン星域会戦記」「白銀の谷」「朝の夢、夜の歌」「汚名」)と、田中芳樹の短編集「夜への旅立ち」(「黄金の翼」のみ)で読むことはできるのですけどね。「銀河英雄伝説読本」の方は現在絶版になっているかもしれませんけど。
そのような事情から、とりあえずタイムカウントの方でも銀英伝外伝は「6巻完結」としているわけです。現実問題として、銀英伝外伝の短編は1つの単行本ないしはノベルズ本としてまとめられていないですしね。いくらあの御大でも、まさか上記2つの本の出版をもって「外伝完結」などという詭弁を弄するようなことはないと思いたいのですが……。

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board4 - No.1096

涼さんへ

投稿者:lulu
2001年10月29日(月) 13時09分

すみません、調子に乗って段々暴走気味になってきましたし、
これじゃファンサイトの様のような話題の進め方ですので
もうそろそろ止めることにします。
他の皆さんも引いていらっしゃる様ですし。

結論としては
1.同盟は民主主義の名を冠した共産主義国家らしい。
2.ホワンがトップになっても、その後の筋が変わることは考えにくい

ということにしておいてよろしいでしょうか。

board4 - No.1097

ヒルダの能力についての疑問

投稿者:ビンス・マクマホン三世
2001年10月29日(月) 13時34分

初めまして、このサイトは、随分前から見ていましたが
今回初めて書きこみます。
ベストの田中芳樹の女性描写の件を見て思ったのですが、
ヒルダってどれ位の能力の持ち主だったのでしょうか?
作中には聡明だの「その知略は一個艦隊に匹敵する」
などと書かれているのですが、どう見てもそうは思えません。
評価できるのは、リップシュタット戦役前に
ラインハルト陣営につくよう進言したくらいです。
(ちなみにこの時のやり取り、官渡の戦いの前に
曹操につくよう進言した。カクと張繍にそっくりですね)

「こんな時代に生んでくれて感謝します」
なんて台詞を言うのだからもっと野心家であってもいいと思うのに
そんな印象を受けないし
なんだかキルヒアイスの死後新しい相談役
にするためだけに作ったキャラがあるのですが。

親記事No.1025スレッドの返信投稿
board4 - No.1098

Re:涼さんへ

投稿者:
2001年10月29日(月) 14時13分

> すみません、調子に乗って段々暴走気味になってきましたし、
> これじゃファンサイトの様のような話題の進め方ですので
> もうそろそろ止めることにします。
> 他の皆さんも引いていらっしゃる様ですし。

そうですね(^-^;;
こちらこそ、いささか暴走気味でした。1094の帝国の経済システム
とか興味あるので、宜しければメールでもしてください。

掲示板をご覧になってるほかの皆様も申し訳ありませんでした。

> 結論としては
> 1.同盟は民主主義の名を冠した共産主義国家らしい。
> 2.ホワンがトップになっても、その後の筋が変わることは考えにくい
>
> ということにしておいてよろしいでしょうか。

そうですね。1は完全にそうというわけではなくて、システム的に
かなり共産主義国家に近いというのが妥当な所なのでしょうけど。

親記事No.1025スレッドの返信投稿
board4 - No.1099

ヤンを弁護…だいぶ苦しくなってきた

投稿者:クロイツェル
2001年10月29日(月) 17時37分

> 「権力を握る事で自分が変わるかもしれない」という恐れを
> 持っており、しかも「君子は危うきに近寄りたくない」と
> 思ってる人が、なぜそのくらいの「権力を持たされる危険性」
> に気づかなかったか理解不能ですよ。

 これはもう、ヤンが「お馬鹿さん」だったとしか思えませんね(苦笑)。先にも書いた通り、ヤンは軍組織を甘く見すぎていたのでしょう。同盟内部に関しては、ヤンは異常な程の理念主義者ですから、自身の「職業選択の自由」が無視されるなどとは考えなかったのかもしれません。ま、どちらにしても、彼は自分の甘さのつけを支払う羽目になった訳です。

> 「これで平和になる」と期待してたなら、
> > > 計画立案してシトレにイゼルローン奪取をやらせる
>
> これで良かったはずです。

 まあ、あの場合はイゼルローン攻略の命を受けたのはヤンな訳ですから、それをシトレに返すのは不可能だったでしょう。その前に計画立案しなかったのは、彼の愚かさゆえでしょうね。やらせればなんでもやれるけど、自分からはやろうとしない。全く、困った御仁です。

> ですので、責任は周囲ではなく、大人になれないモラトリアム
> 青年ヤンの方にあります。彼は同盟軍部に多かった無能の人材
> でもなく、フォークのように精神に病があったわけでもありません。

 しかし、「大人になれないモラトリアム青年」というのは、十分指揮官失格の判断材料になると思いますけどねえ。指揮官なんて要職は、才能だけでできるような甘い物じゃありませんし。
 ヤンが責任を果さなかったのは事実ですし、それについて弁護する気は毛頭ありません。が、責任を果たせない人間をそうと判断できずに高級指揮官にしてしまった同盟高官の責任も、やはりある様な気もしますね。
 イゼルローンからアムリッツァまでの彼を見てそう判断するのが難しくとも、クーデター時のいいかげんさを見れば、適性不足は明らかです。少なくとも、彼を参謀部に配置転換するぐらいの事なら、アムリッツァ以降でも不可能じゃない筈でしたが。

 もっとも、あのアンドリュー・フォークを事前に排斥できなかった彼等にそれを期待する方が、間違っているのかもしれませんが。

> さらに、どうしても変わる気が無いなら、
> そもそも、「民主主義の擁護」なんて分不相応なことをする
> のが間違っており、無責任の極みでしょう。しかも、これは
> ヤンが自ら選んだ滅私奉公です。私心では一日中ゴロゴロ
> していたいのですから。

 まあ、この辺についてはおっしゃられる通りですね。ただ、ヤン自身が変わる必要性を認識していなかった以上、「変わろうともせず」なのは当然だと思うのですが。むしろ、いつまでたっても変わろうとしないヤンに対し、シェーンコップやキャゼルヌがなぜついていったか、の方が不思議なくらいです。

> それなのに、その「民主主義の擁護」のために有効な策は取らず、
> 犠牲を無意味に増やしているのでは、そんなヤンに巻きこまれた
> ヤン艦隊や旧同盟や帝国の人々こそいい迷惑で、「疫病神」と
> 思われても仕方ないと思いますが?

 ヤン艦隊の兵士にとって、ヤンが疫病神か?と言われるとちょっと違う様な気がします。
 作戦などにタッチできない兵士にしてみれば、自分が参加しなければならない戦闘で生き延びる確率をもっとも高めてくれる指揮官として、ヤンは理想だった筈ですから。確かにヤンが真面目にやっていれば、彼らが参加しなければならない戦闘の数は減ったでしょうが、そんなことは一回の兵士にわかる筈もありませんし。
 むしろ彼を疫病神と思わなければいけなかったのは、彼の無責任さのせいで仕事が増える羽目になった軍高官達ですからね。嗜好の方向が違ったとはいえ、彼を厄介物として諮問会まで行った政府高官のほうが、この点では正しかったとさえいえましょう(笑)。

 結論としては、「ヤンは高級指揮官として不適当な人物であり、彼が末期の同盟の軍事、及びぞの後の同盟残党の指揮をとっていたがゆえに、銀河には不要な血が流れる結果となった。しかし、これは彼のみの責任ではなく、彼を重用した軍幹部や、彼を制することのなかった側近達にも大いに責任がある所である。同盟は、自らの愚かさによって敗れたのだ」てなところでしょうか。

親記事No.1093スレッドの返信投稿
board4 - No.1100

Re.1095 ナルホド!

投稿者:時任
2001年10月29日(月) 23時56分

はなはだ曖昧な疑問に応えてくださって、ありがとうございます。
とてもよくわかりました。

『外伝』完結巻については、当初6巻で改訂を重ねてから4巻に修正されたと記憶しています。
終わったのか終わらないのかはっきりしていないようですが、後から巻数を少なく修正したということは、本人はもう書く気がないということではないでしょうか。
銀英伝のファンとしては残念なことです。
もっとも、このところの田中芳樹の作品を見ていると、『銀英伝』の世界を使って新刊を出したとしても、面白いモノになるかどうかは疑問だとは思います。
ともあれ、冒険風ライダーさんホントにありがとうございました。

親記事No.1055スレッドの返信投稿
board4 - No.1102

Re:KLANⅡについて

投稿者:平松重之
2001年10月30日(火) 06時35分

<田中芳樹が最近オカシイ
KLAN2が出てるのでかおうと思ったらデカデカと原案田中芳樹となっているじゃあ-りませんか。いつからあんたは自分の作品を自分で書かなくなったんじゃ-!!って感じです。>

 昨日本屋で確認したのですが、25日にスーパーダッシュ文庫(集英社)からKLANⅡ-逃亡編-が出ていました。で、原案・田中芳樹、文・霜越かほるとなっていました(イラストもいのまたむつみに変わっている)。で、後書きとかでの田中氏からのコメントはなし(小説の内容自体は確認する気になれなかったので未読)。
 …何と言うか、田中氏本人が健在で、しかも一旦完結もしていない作品を他人に委ねてしまうというのは確かにどうかと思います…。
 まあ、こうなってしまった以上はKLANは田中作品タイムカウントから外してもいいのではないでしょうか?そうでないと野望円舞曲とかもタイムカウントの中に加えなくてはならなくなりますし。

board4 - No.1103

過去ログ更新のお知らせ

投稿者:冒険風ライダー
2001年10月30日(火) 11時54分

HP「過去ログ資料館」に、
「田中芳樹を撃つ!」4代目掲示板の投稿701~1100番
「ノイエ・ラント light board掲示板」の投稿871~940番
までをアップデート致しました。
 過去ログをまとめて閲覧したい方は上記URLリンクからどうぞ。

board4 - No.1104

いっそのこと社会風刺専門の本一冊書けばいいのにね。

投稿者:大橋小泉
2001年11月03日(土) 08時29分

テロ防止への協力は当然としても、
わざわざ押しかけて忠勤を押し売りする必要はまったくありませんよ。
ジャイアンのご機嫌とりに必死なスネ夫じゃあるまいし、みっともないから
やめてください。
歴史上初めて在任中に自分の写真集を出し、息子を芸能界にデビューさせた首相さま。
現実世界のことですから、キレイゴトだけではすまない、というのはもっともです。
でも「日本人も血を流すのが当然、批判するやつは平和ボケ」という一部マスコミの
論調に賛同するのはちょっと待ちましょう。
マスコミの経営者、重役が自分自身の血を流すを待ってからも遅くありません。
これまでに最前線や過去の責任をとって自殺したマスコミの経営者、重役さんが
いれば教えてください。
  講談社文庫 田中芳樹・土屋守「イギリス病」のすすめ
  文庫版あとがきより

創竜伝13巻は期待できないっぽい。

親記事No.1104スレッドの返信投稿
board4 - No.1105

Re:いっそのこと社会風刺専門の本一冊書けばいいのにね。

投稿者:モトラ
2001年11月03日(土) 16時10分

このHPが、その最終目標「存続理由の消滅による自己否定」をなし遂げる日はまだまだ遠い…てか、田中芳樹の将来はプチ大江健三郎化?

board4 - No.1106

小泉首相

投稿者:スタードくん
2001年11月06日(火) 05時01分

ども、スタードです。

さて今回は創竜伝のコトなんですが、
現在の現実の首相は小泉さんですが、
彼が創竜伝に登場することはあるんでしょうか。
作中では日本の政治家は銀英伝の貴族のように(それ以下?)無能者です。
しかもいかにも嫌ってくれといわんばかりの性格です。
そこにあのさわやか系の小泉さんが登場することは可能なのでしょうか?

1、とりあえず登場せず
あの世界にそんないい政治家なんていません。
したがってそんなキャラ登場しません。

2、登場するけど性格改変
世の中にそんな政治家いるわけありません。
さわやかに見えるが実は極悪政治家である。
裏ではとんでもなく醜悪です。

3、性格そのままだが・・・
偉いとか何とか言われてるが、やってることは普通のこと。
特別褒める事ではないし、そもそもその当然の事が凄く見えてしまう
今の日本の状況が間違ってる。(以下日本罵倒文が三ページくらい)

と、こんなトコでしょうか。
皆さんはどうお考えでしょうか。

board4 - No.1107

どうもはじめまして。

投稿者:ひかる
2001年11月06日(火) 07時29分

なににたいしてかけばよいのか解らないながら、徒然なるままに書かせていただきます。私がこのペ-ジをみてみたいとおもったのは、私に、強く影響を及ぼした田中さんを、別な目で見てみたいと思ったからです。私は、(熱狂的)ファンであるからこそ、なにかしら盲目的になりがちなので、あ-、こういう見方もあるのかという程度で楽しませていただきたいと思っています。

親記事No.1106スレッドの返信投稿
board4 - No.1108

Re:小泉首相

投稿者:
2001年11月06日(火) 17時53分

> ども、スタードです。
>
> さて今回は創竜伝のコトなんですが、
> 現在の現実の首相は小泉さんですが、
> 彼が創竜伝に登場することはあるんでしょうか。
> 作中では日本の政治家は銀英伝の貴族のように(それ以下?)無能者です。
> しかもいかにも嫌ってくれといわんばかりの性格です。
> そこにあのさわやか系の小泉さんが登場することは可能なのでしょうか?
>
> 1、とりあえず登場せず
> あの世界にそんないい政治家なんていません。
> したがってそんなキャラ登場しません。
>
> 2、登場するけど性格改変
> 世の中にそんな政治家いるわけありません。
> さわやかに見えるが実は極悪政治家である。
> 裏ではとんでもなく醜悪です。
>
> 3、性格そのままだが・・・
> 偉いとか何とか言われてるが、やってることは普通のこと。
> 特別褒める事ではないし、そもそもその当然の事が凄く見えてしまう
> 今の日本の状況が間違ってる。(以下日本罵倒文が三ページくらい)
>
> と、こんなトコでしょうか。
> 皆さんはどうお考えでしょうか。

どうも槍です。

4最高の政治家として・・・・・
一番笑えるのが流星の如く参上して、アメリカの陰謀(12巻の最後にでた政権交代劇)打ち崩すヒーローとして登場(爆笑)。
そして竜堂兄弟の良き理解者となる。

と言うかこうならない事を祈りますが・・・。
先ず無いでしょうけど・・・。

親記事No.1106スレッドの返信投稿
board4 - No.1109

Re:小泉首相

投稿者:備前宰相
2001年11月07日(水) 13時42分

> あのさわやか系の小泉さんが登場することは可能なのでしょうか?

週刊ポスト連載の某マンガでは
改革を連呼するが実行が伴わない
国民の人気優先のパフォーマンス宰相とこき下ろされていますが・・・
創竜伝においても似たような設定になるのではないでしょうか

個人的なことを言うと何故あの方が大人気なのか、よくわからないのですが

親記事No.1106スレッドの返信投稿
board4 - No.1110

Re:小泉首相=

投稿者:優馬
2001年11月07日(水) 15時00分

> > あのさわやか系の小泉さんが登場することは可能なのでしょうか?
>
> 週刊ポスト連載の某マンガでは
> 改革を連呼するが実行が伴わない
> 国民の人気優先のパフォーマンス宰相とこき下ろされていますが・・・
> 創竜伝においても似たような設定になるのではないでしょうか
>
> 個人的なことを言うと何故あの方が大人気なのか、よくわからないのですが
>
>

親記事No.1106スレッドの返信投稿
board4 - No.1111

Re:小泉首相=トリューニヒト

投稿者:優馬
2001年11月07日(水) 15時06分

優馬です。お久しぶりです。
久しぶりに書き込みしたらミスりました。
1110は内容を書き込む前にリターンキーを押してしまうお粗末。
失礼いたしました。

> > あのさわやか系の小泉さんが登場することは可能なのでしょうか?
>
> 週刊ポスト連載の某マンガでは
> 改革を連呼するが実行が伴わない
> 国民の人気優先のパフォーマンス宰相とこき下ろされていますが・・・
> 創竜伝においても似たような設定になるのではないでしょうか
>
> 個人的なことを言うと何故あの方が大人気なのか、よくわからないのですが

「改革を叫ぶ見栄えの良い愛国者」という点では、小泉さんはトリューニヒトにそっくりです。今、銀英伝を書けば、トリューニヒトがなぜ人気があるのかもう少し説得力ある描写ができたかも?

現実の小泉さんがトリューニヒトなのか本物なのか、そろそろ判明する時期かもしれんと思う昨今です。

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