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投稿ログ83 (No.1328 - No.1345)

board2 - No.1328

久しぶりに更新です

投稿者:本ページ管理人
2000年08月28日(月) 14時33分

ザ・ベストとトピックスを更新しました。
新Q太郎さんには毎回ながら感謝です。
ありがとうございます。

親記事No.1005スレッドの返信投稿
board2 - No.1329

Re: 反銀英伝 「大逆転! リップシュタット戦役」(34)

投稿者:不沈戦艦
2000年08月28日(月) 15時27分

更に続き。

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 アンネローゼを虜囚の身にしたタンネンベルク伯に対する怒りは沸騰しているが、ラインハルト最大の弱点を相手に握られてしまったのでは、全くなんともしようがない。

「卿らはどう思う?どうも我らが想定したのとは、違う局面になってきたように思えるのだが・・・・」

 ここはレンテンベルク要塞の中の一室、高級将校向けに充てられている慰安施設である。慰安とはいっても特殊な意味はなく、有り体に言えば個室付きの酒場だった。ロイエンタール大将は、ワインのグラスを傾けながら、誰とはなしに集まってきた諸提督たちに話しかける。

 集まってきたのは、ロイエンタール、ビッテンフェルト、ミュラー、メックリンガー、ケンプの5名。今回のリップシュタット戦役では、アルテナ星域会戦でミッターマイヤーがシュターデン提督を破り、レンテンベルク要塞攻略戦では、オフレッサー上級大将の常人離れした肉弾戦闘に苦戦したものの、罠によってオフレッサーを捕らえるという奇策で、要塞の攻略に成功。しかも奮戦したオフレッサーを、貴族連合軍自身に処刑させるというオーベルシュタインの謀略も成功し、順調に勝利を積み重ねてきたっはずだった。もちろん最後まで気は抜けないが、このまま順当にいけば、最終的な勝利はラインハルト軍のものになるはず、と思われたのである。しかし、盟主と副盟主の諍いによって分裂した相手の行動が予想外の結果を生み、こともあろうに帝都オーディンを貴族連合軍の一部に占拠されるという事態に陥ってしまった。いかに戦力的には空にしていたとはいえ、オーディンを貴族連合軍に制圧される、という事態はラインハルト軍麾下の将帥たちにとっても想定外である。不和の多い貴族連合軍に、そのような意志の統一がないと不可能なはずの作戦が行えるとは、夢にも思っていなかったというのが実状であった。すなわち、相手を甘く見すぎた、ということであろうか。

「敵将はエーリッヒ・フォン・タンネンベルク提督、甚だしく厄介な相手ですな。彼と一戦して一勝しろ、などと言われたら、むしろ戦いを避ける方法を選びたく思います。直接の戦闘で叩き伏せるより、戦略的に追い詰める方法を考案する、などのように」

 メックリンガーの述懐に、何人もが頷いた。さすがに、将官の位を得ている者ばかりなので、誰もがそこそこ長い軍歴を有しており、数年前までのタンネンベルク伯の活躍を、よく知っていたからである。

「しかし、強力な敵との真っ向勝負は、武人の誉れではないのか?タンネンベルク伯がいかに強敵とは言え、奴の戦力はリッテンハイム侯爵軍の5万隻だけだ。我が軍が全力で掛かれば、撃破できない戦力でもないと思うが」

 ビッテンフェルトが異議を唱える。

「いや提督、我が軍が全力で帝都を目指せば、ガイエスブルグの敵が後背から迫ってくる危険性がありましょう。前後から挟撃された場合、負けるとまでは言えないものの、苦戦は必至ではないでしょうか?この対策も考えずに、闇雲に帝都の敵に攻撃を仕掛けるのも、いかがなものかと思います」

 ナイトハルト・ミュラーが、ビッテンフェルトの強硬論に疑念を呈した。前門の虎、後門の狼。いかにビッテンフェルトとはいえ、このような状況になっても主戦論を展開できる訳ではない。それでも面白くはなさそうなビッテンフェルトだったが、ミュラーの言っていることが間違っている訳ではないので、舌打ちしただけで静かになった。

「それよりも何より、問題はローエングラム侯爵閣下の姉君を、敵の虜囚にされてしまったことでしょうな。これでは、オーディンの敵と戦うことすらできませぬ。我らが参謀長どのなら、グリューネワルト伯爵夫人の命を無視してでもオーディンの敵を排除せよ、とでも言うのでしょうが、それはいくら何でもあまりと言えばあまりの沙汰でしょう」

「ふん、確かに奴ならそう言うだろう。人心というものをまるで考えない、効率が全ての男だからな」

 ケンプの懸念に、ロイエンタールはオーベルシュタインに当てこするように返した。もちろん、ロイエンタールはオーベルシュタインを嫌っている。いや、その場にいる全員が、基本的に義眼の参謀長を好いてはいないが、中でもロイエンタールのオーベルシュタイン嫌いは徹底していたのだ。もっともこれは、ロイエンタールと似たような形質を持っているオーベルシュタインに対し、感覚的に反発している面がかなりあることは否めない。

----------------------------------------------------------

<以下続く?>

親記事No.1245スレッドの返信投稿
board2 - No.1330

Re1322/1327:う~ん、苦しい……(T_T)

投稿者:冒険風ライダー
2000年08月28日(月) 17時40分

>不沈戦艦さん
<偽物のラインハルトですか?少なくとも、本物らしくする為には、小道具としてブリュンヒルトは必要ですよね。新領土に巡幸する時に。果てさて、そんなこと本物のラインハルトが許しますかね?仮にその時、本物は病臥していて、オーベルシュタインが好き放題できたとしても、「ロイエンタールを引っ掛ける為に、偽者のラインハルトをブリュンヒルトに乗せ、新領土へ行かせるのに勝手に使った」と後で回復した本物にバレたら、オーベルシュタインがただで済むと思います?何か知りませんけど、話の設定では、ラインハルトは異常なまでにブリュンヒルトが気に入っている、ってことだったと思いましたが。そのお気に入りのブリュンヒルトを、オーベルシュタインの勝手な謀略に使われて(しかも、ラインハルトとしてはその謀略に必要性は感じていない。「「これは必要なことだった」と、オーベルシュタインがラインハルトを説得できるとも思えません)、許すラインハルトでしょうか。いくら何でも、その場合は厳罰が待っているだけではと思いますけどね。>

 これはすくなくともオーベルシュタインにとっては大した障害でもないでしょう。むしろオーベルシュタインの性格と志向から言えば、ラインハルトの処断を承知の上であえてブリュンヒルトを持ち出してでも自分の意見を貫き通し、「全ての責任を自分が負う」という形でロイエンタールを処断しようと謀ってもおかしくありません。オーベルシュタインには「自己保身」の発想がないですし、銀英伝8巻でもヤンを処断するために自ら「死間」の人質役を申し出たような人物です。そのような事例の数々を常に身近で見てきたロイエンタールが必要以上にオーベルシュタインの「特攻精神」を警戒しても不思議ではありません。
 ましてや、ロイエンタールは元々「オーベルシュタインがラインハルトをないがしろにしているのではないか」と考えてもいましたし、流言によってその考えが補強された形になっています。したがってロイエンタールは、
「ラインハルトの意向をあえて無視し、場合によってはラインハルトを拘束・幽閉してでも、オーベルシュタインは自らを犠牲にして自分を葬る策をなりふりかまわず強行してくるのではないか」
と考えていたのではないでしょうか。

<また、現場レベルでも、ブリュンヒルトの艦長が素直にオーベルシュタインの指示を聞くかどうか。「皇帝の偽物を乗せて、新領土へ行け。総督のロイエンタール元帥を引っ掛ける為に」なんて言ったら、「皇帝陛下の勅命がなければやらない」と抵抗するのでは、と思いますが。また、偽物のラインハルトを「これが本物の皇帝陛下だ」と言って出したとしても、皇帝が常用している旗艦の艦長あたりが簡単に騙されるかどうか。>

 このあたりはやはり「皇帝の権威」と「ハイネセン行幸の勅命」を盾にしてハイネセンまで騙し騙し航行させるしかないでしょうね。特に「勅命」さえあれば、仮にラインハルトを「偽者ではないか」と疑ったとしても、艦長や乗員を黙らせる事は充分に可能でしょうし、そもそも皇帝と軍務尚書相手に、艦長クラスの人間が直接疑問を述べるというのはかなり難しいのではないでしょうか。「納得しないが黙って任務に従う」という結果で落ちつくのではないかと思いますけど。
 まあこれは影武者の素質によってもある程度左右される問題ではあるのかもしれませんが。

<冒険風ライダーさんの意見では、「ロイエンタールは謀略に疎い」のではなかったのですか?その謀略に疎いロイエンタールが、「オーベルシュタインが皇帝の偽物を使用するかも」と思いつく、ってのはおかしな話だと思います。>

 いえ、私は「ロイエンタールが謀略に疎い」とは一言も言っておりません。おそらくこの発言の根拠はNo.1251のこの引用からのものだと思うのですけど。

銀英伝9巻 P103上段~下段
<ロイエンタールは、かなり辛辣な政略的観察のできる男ではあったが、ラングがロイエンタールに「知らせる」ため、誇張と捏造をおこなっているとは気づかなかった。彼は本来、武人であって、叛乱が支配者にとってはマイナス要因であるという観念があった。最初から鎮定を条件とした叛乱の誘発――という発想はなじみにくいのである。そもそも、ロイエンタールは用兵には自信があったし、皇帝と自分との信頼関係を損ねようとする動きに平静でいられようもない。さらには、ラングという人物に対する先入観もある。ラングは皇帝を内心で尊敬してもおらず、ロイエンタールに対して害意をいだいている、という先入観である。しかも、その先入観は正しかった。ラングの策に、結果としてロイエンタールが乗せられたゆえんであった。>

 この引用から私は、
<ロイエンタールには「叛乱が勃発する事は支配者にとってはマイナス要素にしかならない」という考え方があって、そのために「ラングによる『意図的な叛乱の誘発』という陰謀を見抜く事ができなかった」>
 と述べていたのであって、これは「ロイエンタールが謀略に疎い」という事を意味しているわけではありません。
 ロイエンタールが危険視していたのは「自分に叛逆を誘発させる謀略」ではなく「自分が『叛逆者』としてのレッテルを貼られて一方的な理由で処断されてしまう」ことなのであって、オーベルシュタインを必要以上に警戒していたのも、そのような事態に陥る事を恐れての事なのです。前者は実際に叛乱が勃発するのに対して、後者は言いがかりによる粛清です。そしてロイエンタールの謀略対策は全て後者の警戒から出発しており、前者については「マイナス要因である」という発想から全く考えてはいないのです。これは「謀略に疎い」のではなく「相手との発想が違う」ことによって生じた問題でしょう。
 また、この考え方からいくと、ロイエンタールは「実際に叛逆を起こす」という手段を、むしろ「オーベルシュタインの謀略に対する最後の切り札」であるとさえ考えていた可能性もあります。だからこそ、ロイエンタールがマイナスであると考えている「叛乱の誘発」を意図していたラングの策に引っかかってしまったのではないでしょうか。

<あのー、この中ですら矛盾している、って気付いています?ロイエンタール軍はミッターマイヤー軍の通信を好きに妨害出来るのに、何でロイエンタール軍はフリーパスで通信できるんでしょうか?どっちかと言うと、銀英伝の艦隊戦では、「互いに妨害波を放つから、下手をすると戦場で下級指揮官に連絡するにも、通信が使えずシャトルを使用することもある」のが一般的だったのでは。冒険風ライダーさんの案では、交戦するまでは超光速通信で何とか連絡は付くでしょうけど、一旦交戦に入ったら、その後は通信途絶になる筈でしょう。その場合、後方からの指揮統制は不可能です。結果、兵力の少ない方が順当に負ける、という結果になると思いますね。>

 確かにその通りで、戦場内においてはミッターマイヤー軍も相手軍に対する通信妨害を行う事が可能ですから、ロイエンタールが指揮統制できるのは各部隊に戦闘開始命令を下すところまでで、一旦戦闘が開始されたら、戦っている部隊が安全圏まで撤収を完了したという報告を受諾するまでロイエンタールは何も情報を把握できなくなってしまいます。そのあたりにやや問題がないわけではありません。
 これを打開する方法としては、あらかじめゲリラ戦を行う諸部隊に本格的な交戦を避けるように徹底的に叩きこんでおく事、連絡用シャトルを大量に用意して部隊間連絡をやり取りする事、ミッターマイヤー軍を監視している別の待機部隊から戦況を報告させる事などが考えられますが、報告にタイム・ラグが生じたりシャトルが撃墜されたりする危険性もありますから、どれも決定打とは言えないのが実状ですね(T_T)。
 ゲリラ戦に関しては、とりあえず無能ではないであろう戦術指揮官の手腕に期待するしかなさそうな所が、この作戦最大の弱点であると言えますね。部隊間連携が取れるかどうかは非常に微妙な所です。

<それと1.ですが、単純に「攻撃側」「防御側」と切り分けているようですけど、この場合「攻撃3倍の原則」が当てはまると思いますか?宇宙空間に隠蔽された防御陣地があるでもなし、地雷原がある訳でもなし、鉄条網もない。要塞だったらイゼルローンのようなものはありますが、同盟領内にはありませんよね。銀英伝の艦隊戦は「歩兵がお互いの姿を認めつつ、無防備で撃ち合うだけ。但しその歩兵の防御甲冑の厚さと火器の威力、移動力に差があるもの」と捉えた方がいいと思いますよ。その場合、「攻撃3倍の原則」は通用しないと思いますけどどうでしょう。2.については、まあ有利な条件でしょうけど、補給基地の場所は、帝国軍も承知していると思われますので、ミッターマイヤー軍も同じように使用できますよね。優位なのは通信基地使用だけでしょう。3・4.は前に言った条件(一旦戦闘が始まったら、通信不能になる)であまり意味がありません。とすると、5.も実質不可能で、結局有利な条件はほとんどなくなると思いますわ。>

 同盟領を掌握している側がある程度有利に立てる例としてはマル・アデッタ会戦の事例があります。いくら航路図を掌握しているとはいえ、迎撃側があらかじめ自分にとって有利なところで待ち構えていたら、地の利は迎撃側に傾くという事をあの会戦は証明しています。特に「待ち伏せ」攻撃などについてはロイエンタール軍の方が先手を打つことができるのではないかと。ミッターマイヤー軍に「待ち伏せ攻撃」を警戒させれば、それだけである程度行軍を遅らせる事も可能ですし。
 補給基地についても同様で、あらかじめ先に掌握している側の方が補給物資を始めに使う事ができますし、相手側が補給基地を奪取しようとすれば、事前に補給基地を爆破して相手側に補給をさせないという事だってできます。
 ロイエンタールが行おうと考えていた作戦はゲリラ戦中心で行われるものですから「同盟領内における星系の地形を利用する事ができる」という事が重要なのです。ただ通信に関しては前述の通り「一旦戦闘が開始されたら間接把握までが限界である」という弱点があるのが実状なのですが。

>平松さん
<ロイエンタールもこの叛逆は無謀であったとは思っていたようです。九巻(ノベルズ版)のP150からP152にはエルスハイマーに彼が叛逆への荷担を拒否した事を明記した書状を手渡していますし、その後に自分でも「度しがたいな、吾ながら……」と言っています。いわば明哲な理性で押さえつけられていた激しい感情が「ウルヴァシー事件」を発端とする一連の事件で一気に開放されたという事であり、この図式は「人間が心の内部に抱え込んでいる矛盾の発露」の表現として受け入れられるのでは?単なる阿呆と決め付けるのはどうかと思いますが。>

 それだけではダメなのですよ。不沈戦艦さんがこのスレッドにおいて何度も言っているように、ただ単にロイエンタールが自らの個人的感情だけで周囲の状況を顧みず暴発したという理由だけでは「阿呆」と決めつけられてもやむをえないところです。私自身、ラインハルトの感情に基づく行動原理や、ラインハルトの感情をアテにしたヤンの「不確かな戦略」などを批判しているくらいですから、その点に関してはむしろ不沈戦艦さんと同意見なのです。
 ただしラインハルトの行動と違って、ロイエンタールの叛乱に関してはそれ以外の要素でもある程度の説明ができるのではないかと考えるからこそ、私と不沈戦艦さんとの間で論争が展開されているわけです。
 つまり一連の論争は「個人的感情に基づく暴走という動機だけではロイエンタールは阿呆でしかない」という前提のもとに、「それだけが動機ではないし勝算もある程度はあった」という事を論点として争っているわけですから、失礼ながら平松さんの仰っている事は少々見当ハズレなものではないでしょうか。

親記事No.1074スレッドの返信投稿
board2 - No.1331

遅れましたが

投稿者:本ページ管理人
2000年08月29日(火) 23時00分

>(管理人さま、この話題は続けてよいものでしょうか?)

著しく他の話題の妨げになるのでなければ、構いませんよ。

親記事No.1245スレッドの返信投稿
board2 - No.1332

Re: 議論は難しいです

投稿者:平松重之
2000年08月30日(水) 03時35分

 冒険風ライダーさん

> それだけではダメなのですよ。不沈戦艦さんがこのスレッドにおいて何度も言っているように、ただ単にロイエンタールが自らの個人的感情だけで周囲の状況を顧みず暴発したという理由だけでは「阿呆」と決めつけられてもやむをえないところです。私自身、ラインハルトの感情に基づく行動原理や、ラインハルトの感情をアテにしたヤンの「不確かな戦略」などを批判しているくらいですから、その点に関してはむしろ不沈戦艦さんと同意見なのです。
 ただしラインハルトの行動と違って、ロイエンタールの叛乱に関してはそれ以外の要素でもある程度の説明ができるのではないかと考えるからこそ、私と不沈戦艦さんとの間で論争が展開されているわけです。
 つまり一連の論争は「個人的感情に基づく暴走という動機だけではロイエンタールは阿呆でしかない」という前提のもとに、「それだけが動機ではないし勝算もある程度はあった」という事を論点として争っているわけですから、失礼ながら平松さんの仰っている事は少々見当ハズレなものではないでしょうか。

 うーむ、したたかな横レスを喰らってしまいました(;_;) 。自分は不利を承知しているロイエンタールを「”単なる”阿呆と決め付けるのはどうか」と言っただけで「ぜんぜん阿呆ではない」とは言っていません。むしろそのロイエンタールの愚かさとそれを苦く認識しつつも前に進もうとする彼の理性の不整合がロイエンタールの人格表現に深みを与えていると思っています。自分としては「名将と呼ばれる人物は常に最終的な成功者・常に理知的であるとは限らない」という考えを前提としていたので、どうも「個人的感情に基づく暴走という動機だけではロイエンタールは阿呆でしかない」というお二方の前提とはうまく噛み合わなかったみたいですね。難しい…。

親記事No.1074スレッドの返信投稿
board2 - No.1333

Re: 遅れましたが

投稿者:とっしー
2000年08月30日(水) 14時01分

本ページ管理人さんは書きました
> >(管理人さま、この話題は続けてよいものでしょうか?)
>
> 著しく他の話題の妨げになるのでなければ、構いませんよ。

 お返事ありがとうございます。
 というわけで、celetaro さん、『大艦巨砲主義』や『ヤン敵前逃亡論』の関連の方でもよろしければレス下さい。
 他の方へのレスで回答済みであるならその箇所のご指摘をお願いします。

 # 移動要塞ていうと白色彗星帝国を思い出してしまうなぁ・・・

board2 - No.1334

艦艇数

投稿者:佐原十郎
2000年08月31日(木) 15時41分

今回3度目投稿の新参者の佐原十郎です
宜しくお願いします。

過去ログの読み漏れかもしれないのですが、
ちょっと疑問が出て来たので。

銀河英雄伝説で、1個艦隊の艦艇数はだいたい
1万2千隻~1万5千隻。多い時に2万隻程度
だと記憶しています。そして複数艦隊で協同行動
する場面も多かったと思いますが、
そんな多数の艦艇をどうやって有効に指揮したのか?
と言う事なんですが、数万隻を指揮をしての艦隊戦なんて
混乱するばかりでないの?と思った訳でして。

例えば。
ジュトランド海戦はまさしくお互いの艦隊の艦艇数が多い為
イギリス・ドイツ共に混乱し決定的な結果を出せなかったと
聞いたりしたもので、銀英伝はどうなのかなと思い、整合性
のある説明を考えたのですが、思いうかびません。

どうにも気持ちがすっきりしないので、おこがましいのですが、
皆さんの意見をお聞かせねがえればと思い投稿しました。
よろしくお願いいたします。m(ーー)m
(さらにおこがましいのですが私文系なので、できるだけ
やさしくしていただければありがたいです。)

親記事No.1334スレッドの返信投稿
board2 - No.1335

Re: 艦艇数

投稿者:松緒耕治
2000年09月01日(金) 04時54分

佐原十郎さんは書きました
> 銀河英雄伝説で、1個艦隊の艦艇数はだいたい
> 1万2千隻~1万5千隻。多い時に2万隻程度
> だと記憶しています。そして複数艦隊で協同行動
> する場面も多かったと思いますが、
> そんな多数の艦艇をどうやって有効に指揮したのか?
同じく新参者の松緒と申します。私も初めて銀英伝を読んだとき、あの数字には度肝を抜かれました。確かこの点に関しては(失礼ながらどなたの意見かは忘れましたが)「1艦=1兵士」という扱いになっているという意見があったと思うのですが、私もそのように考えました。つまり銀英伝での戦闘は海戦より、現代の感覚で言うところの陸戦に近いものがあるのではないでしょうか。そして実際の運用では一個艦隊が現代の陸軍の一個師団に相当し、大隊や連隊、最小の単位では小隊に相当する集団があったと思います。例えばガイエスブルク要塞に最初に遭遇した偵察隊などは数隻でありましたが、これなど小隊レベルの単位での行動だったのでしょう。また、あの数が運用に支障をきたすかどうかについてということですが、あの時代の通信技術とコンピュータの性能からするとさほど問題はなかったのではないでしょうか。身も蓋もない意見かもしれませんが。
ただこの理屈では一隻の損失は一兵卒の戦死に等しいわけですから、司令官は一隻単位の損失まで把握する必要はないし出来もしないと思うのです。しかし実際は「戦艦○○通信不能」「巡航艦○○破壊されました」というオペレーターの報告もあるので、そこらへんが食い違ってしまいます。
またもう一つの難点として「階級」のことがあげられます。例えばユリシーズのニルソン艦長は中佐で彼の部下は200人に満たなかったと思いますが、少なくとも准将になると数百隻の艦を率いることになりますよね。(査問会からイゼルローンに向かうヤンへの援軍としてそれくらいの数の艦隊を率いる准将が二人いたと思います。)すると佐官と将官との間には統率する兵力に数百倍という著しい差があるわけですがこれは軍隊としては問題ですよね。さらに艦長クラスから司令クラスへの昇進はかなり困難でしょうから士気の点からみてもあまり宜しくないでしょう。ニルソン中佐なんてあれだけ頑張って昇進なしですからねえ。
このへんに関しての説明・意見など是非お聞かせ下さい。

親記事No.1305スレッドの返信投稿
board2 - No.1336

Re: 田中芳樹って左翼か?

投稿者:ぬふらぬ屋
2000年09月01日(金) 11時43分

芥郎さんは書きました

>小説家として続きを待ち望んでいる読者に対する対応では
>「グイン・サーガ」の栗本薫先生の方が誠意があると思い
>ます。(でも100巻まで無事たどり着けるもかちょっと不安・・・)
下らない事ですいません、グインの場合は100巻で本当に終るのか?と言う方が不安です。
最近は作者も150巻くらいかな?とか言ってますが(^^;

親記事No.1305スレッドの返信投稿
board2 - No.1337

Re: 田中芳樹って左翼か?

投稿者:とっしー
2000年09月01日(金) 12時28分

ぬふらぬ屋さんは書きました
> 芥郎さんは書きました
>
> >小説家として続きを待ち望んでいる読者に対する対応では
> >「グイン・サーガ」の栗本薫先生の方が誠意があると思い
> >ます。(でも100巻まで無事たどり着けるもかちょっと不安・・・)
> 下らない事ですいません、グインの場合は100巻で本当に終るのか?と言う方が不安です。
> 最近は作者も150巻くらいかな?とか言ってますが(^^;

 最近のグインサーガを見ていると栗本薫が田中芳樹より誠意があるとは思えないですね(苦笑)
 銀英伝で7巻くらいからラインハルトとオーベシュタイン(こいつもいきなり前触れなく美形になる)のホモホモ物語になって皇帝不予の際に『おお、姫。私のかけがえのない姫がなんということだ!』とかいうオーベルシュタインの独白が延々2ページにわたって展開するとかに耐えられるなら別ですが。
 また(笑)とか(爆)が異常なまでに頻出する作者あとがきもイヤ過ぎです。私はネットで見てる分にはそんなに気にならないんですが、ペーパーで見るとホントに嫌気がさします。まだしも創竜伝の座談会のほうが私は楽しめますね(^^;

親記事No.1245スレッドの返信投稿
board2 - No.1338

同感

投稿者:Merkatz
2000年09月01日(金) 13時30分

平松重之さんは書きました
>  うーむ、したたかな横レスを喰らってしまいました(;_;) 。自分は不利を承知しているロイエンタールを「”単なる”阿呆と決め付けるのはどうか」と言っただけで「ぜんぜん阿呆ではない」とは言っていません。むしろそのロイエンタールの愚かさとそれを苦く認識しつつも前に進もうとする彼の理性の不整合がロイエンタールの人格表現に深みを与えていると思っています。自分としては「名将と呼ばれる人物は常に最終的な成功者・常に理知的であるとは限らない」という考えを前提としていたので、どうも「個人的感情に基づく暴走という動機だけではロイエンタールは阿呆でしかない」というお二方の前提とはうまく噛み合わなかったみたいですね。難しい…。

理性と感情の不整合という指摘に同感です。
まさにロイエンタールはそこにこそ特徴があったと思います。
エルフリーデの件もそうですね。
理性では馬鹿げたことだと分かっている。
しかし感情面で止められない。自分で自分を貶めることを敢えてやってしまう。

まあ、謀叛に関しては「戦うからには全力を尽くす」と言っているので、
それが本当だったのかという検討になりますね。

親記事No.1305スレッドの返信投稿
board2 - No.1339

やおいよりも

投稿者:ぬふらぬ屋
2000年09月01日(金) 14時01分

とっしーさんは書きました
>最近のグインサーガを見ていると栗本薫が田中芳樹より誠意が
>あるとは思えないですね(苦笑)

ここ十数巻の発売後のグインの小部屋でのファンの悲鳴の数々に大体同感なんですけど、作者が見ているのは称賛以外は書き込まれないというNifのフォーラム・・・。

>また(笑)とか(爆)が異常なまでに頻出する作者あとがきも
>イヤ過ぎです。

まぁ、私はナリスとヴァレリウスのうだうだがうっとおしい以外はヤオイ的なもんはそれほどは気にならないんですがね。時代背景的に納得できるし。
それよりストーカーと言う言葉とか作者がイシュトを多重人格と本文中で(!)診断したりする様な、文章の軟化が気になります。

後は、作者が外伝一巻の改訂版を出すのを期待してます(^^;

あ、管理人様。こっちでは始めまして(^^;

board2 - No.1341

ちょっとタナウツとは関係ない話なんですが

投稿者:石井由助
2000年09月01日(金) 16時32分

表題の通り、うちのサイト関係の話ではないのですが(すんません)、2chに夏目房之介氏が出没されているのをご存じでしょうか?

ttp://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=comic&key=964631820

 おそらく9割方ホンモノだと思います。
 エンターテインメントに対する評論、と言うことに関して、学ぶことや参考になることが多いので、興味のある方にはお勧めです。

#2chって、この種の匿名掲示板では、もっともこういう「掃き溜めに鶴」率が高いからついつい見てしまうんだよなぁ(^^;)…

親記事No.1275スレッドの返信投稿
board2 - No.1342

田中芳樹は末広まきこを笑えるか!?

投稿者:本ページ管理人
2000年09月02日(土) 17時10分

やまださんは書きました
> 「創竜伝は12巻で完結」というのは、たしか本編を12巻分であったんじゃないでしょうか。現在外伝のほうもひっくるめて12巻としているだけで、あまり公約違反という気はしないですが。

ちょっと調べてみました。問題の箇所はノベルス六巻の座談会ですね。

余 だいじなことを忘れていたよ。「創竜伝」は何巻で完結するの?
始 そうそう、だいじなことだな。いちおう一〇巻完結だそうだ。
終 発禁にならなければ、だろ。
続 発禁になればそれまで。ならなければしかたないから一〇巻まで本編を書いて、そのあと二巻ぐらい番外篇を書く。それで本当におしまいだそうです。

本当は一〇巻で完結していない時点でとっくに公約違反だったんですが、みんな外伝が入っているからそれを含めると一二巻完結かな、と寛容に我慢していたんですよ。
いよいよ、いかなる言い訳も不可能な事態に突入したというわけです。

それにしても、何度読んでもまったくひどい文章ですね。だらしなくヘラヘラと一二巻で完結できなかったクセに、な~にが発禁だか。
政治家の責任を問う前に、自分の作家倫理の責任をとれっつーの。
山奥にでもこもってとっとと大好きな仙人にでもなってください。

親記事No.1275スレッドの返信投稿
board2 - No.1343

発禁どころか

投稿者:本ページ管理人
2000年09月02日(土) 17時19分

日本はつくづく甘いというか、幸せというか…
まあ、何を望むのも勝手ですけどね。
ttp://ns.31rsm.ne.jp/~doragon/ryusenkyo/tanomi.htm

親記事No.1275スレッドの返信投稿
board2 - No.1344

ようやく読んだのですが

投稿者:本ページ管理人
2000年09月02日(土) 18時31分

> > 昨日、創竜伝12巻を購入しました。
> > 詳しくは書きませんが、相変わらず無茶苦茶な理屈をこねくり回しておりまして、仙人と西洋の吸血鬼の話(P153~155)とか、宋と戦前の大日本帝国について(P162~163)など、比較の対象にならないものを強引に比較して、中国を褒めちぎっています。

その割にはなんか勘違いしているような気がしました。
老荘に基づいて仙人の世界があるとすれば、それは文化人類学で言うところのアジールであり、現世とはまったく異なるルールで動いている世界であると私は思うんですよ(「人、能く遊ぶこと有れば、且た遊ばざるを得んや」(荘子外物篇)なんかがそれっぽいかな。無学なものですから、勘違いしていたらご指摘下さい)。
 しかし、田中芳樹が語っている仙人や道士の世界は、まるでユートピアです。これこそ、西洋思想のネガでしかないと思うのですが。
 これに関しては宮崎駿が「もののけ姫」でタタラを描くに当たって同様の勘違いをしていましたね。

 あと、あいかわらず悪役が卑小にしか書けない描写が下手だな、という感を受けました。
 殺人祭鬼たちが、死の邪神を祀っていながら、その餌食になるのを嫌がったり、死を恐れたりするのは妙な話だと思うんですけどね。よしんば、下っ端信者がそういう俗性を持っていたとしても、リーダークラスがそれじゃヘンでしょう。この人の頭の中では、どうしても「サディスト=自分は嫌だけど他人には出来る俗物」という図式があるようですね。
 確かに、これは健全ではあるんですが、作家としては狭いかな、と思います。
 現代日本人の文化からすると理解できない事であっても、南米で生贄にされる人間は喜んでいたとか、インドで未亡人が旦那の後追いをするために嬉々として自ら火の中に身を投じるという話が文化人類学で良く見受けられるんですけどね。

> 何だかんだ言って定価で購入しました(笑)。
> まだパラパラめくっただけですが。
> ある程度予想されたことですけど、なんか今回も拍子抜けする程評論が少なそうな感じです。
> ある意味この作品らしさが失われていってるんですけど・・・(^^;;)。
> どんな理由が考えられるでしょうか。
> ①日本が没落したことで叩き甲斐がなくなった&読者の反発が強まった。
> ②文庫化されることが既定路線となったので、時事ネタは控えるよう出版社から要望された。
> ③かつて竜王かぶれした世代が社会人になってよしきん思想の欺瞞に気づきだしたことを敏感に察知し、デタラメな評論を徐々にフェードアウトさせることでバックレを図った。

 それにしても、その分最終章やら座談会が凄かったと思います。
 首相が交代するわ、神の国発言が出てくるわ、私には時事ネタのオンパレードに見えました。
 それにしても、蜃海さんがテレビ速報よりも速い情報をインターネットで探していましたが、どこを見ていたんでしょうか(笑)

board2 - No.1345

創竜伝のファンなのですが、、、

投稿者:若大将
2000年09月03日(日) 09時09分

はじめまして。若大将といいます。
このページを拝見しまして、ちょっと気になったことがあったので
書きこませていただきます。
実は僕は、小三のころから創竜伝を愛読しており、
それからギンエイ伝、アルスラーンなどを読破しつつ
続巻を待つうちにはや中三になってしまったものです。
このページで、創竜伝が数々の矛盾、というか、不条理な点など
(語彙の不足をお許し下さい)を抱えていることを知りました。
また、田中氏の経歴で、なんだか思想色がつよそうな人だと感じました。
ちなみに当時(今も)愛読していた理由は、
「単純に娯楽小説としてオモシロイと感じた。」
「三国志(この際田中氏のそれに関する考えはぬきで)が好きだったので、中国風の味付けが気に入った」
「喧嘩が弱かったので、悪を弁舌で倒すシーンにあこがれた
 (これらの科白は小学校時代にいちゃもんをつけられたとき、
  ここぞとばかりに愛用していました。)」
というものです。
はっきりいって、ずいぶん危険なことをしていたのかなあ
とおもいました。
で、石井由助さま及びこの掲示板に出入りする方への質問
(と、いうか意見をもとめるといったほうが適切でしょうか)
なのですが、中学生が創竜伝を読むにあたって、
なにか気をつけておくべきことや、こんなことも考えたほうがいい
ということはありますでしょうか。
なにせ、ココの記事を読んでいたら心配になってしまって。
(でも新しい事実に気づかせてくださったことには感謝しています)

若輩者ですが、今後ともヨロシクお願いいたします。
では、失礼いたしました。
(もしかしたら、書きこみに失敗しているかもしれません、、
そのときは申し訳ありません。)

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