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投稿ログ70 (No.1139 - No.1153)

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board2 - No.1139

無理矢理理屈を付けると

投稿者:北村賢志
2000年07月06日(木) 12時57分

本ページ管理人さんは書きました
>  銀英伝で私が疑問なのが、あの世界で何故に共産主義が存在しない
>のか、ということです。

理屈をつけるとすると元来「キリスト教の『天国』を地上に造る」という発想から共産主義の大元である空想的社会主義が生まれたわけであり、キリスト教が滅び去ってしまったらしい(ご存じのように1巻において「13が不吉である」理由が伝わってませんでしたね)銀英伝世界では共産主義的な発想が生まれなかったのではないでしょうか。

>  そもそも、ハイネセン一行の共和主義者が判を押したようにアメリ>カ型(?)の民主主義者というのも奇妙な話です。

これは恐らくハイネセン一行のいた流刑地が「アメリカ型民主主義者」を集めたところだったということなんでしょう。
だとすると帝国内には各種民主主義者別の流刑地が有ることになりますね。アムリッツァの時に同盟とかけ離れた民主主義者の流刑地を解放して『しまった』 という話が出来そうです。

board2 - No.1140

小説における実名使用について

投稿者:速水右近
2000年07月07日(金) 03時53分

ご無沙汰しております。
田中芳樹(作品)についてではありませんが、少々発言したいことが出来、乱入させていただきます。ご興味のない方は、飛ばして下さい。

先日、航空自衛隊のアクロバットチームの機体が遭難。三名のパイロットが、亡くなられました。
六月、メンバー全員に挨拶してきた矢先の出来事に、呆然自失。この数日は、仕事もほとんど手につきませんでした。
この一年、知人の死が相次ぎ、精神的に参っていたのですが……。

さて、その亡くなられた知人のなかに、進藤三郎氏がいます。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、零戦の名隊長の、進藤氏です(正確に述べるなら、お会いする前に亡くなられたのですが)。
実は進藤氏、亡くなるまで、かなり気にされていたことがあります。それは架空戦記に、氏の名前が無断使用されていたことです。
なにもこれは、進藤氏に限ったことではありません。名隊長のS氏、戦後地方政界に転進されたK氏など名前も、見受けられます。
無論、進藤氏をはじめ、全員が、作家に許可など出しておりません。それどころか、面識もなければ、取材さえ受けていないのです。
柳美里女史の判例を見るまでもなく、進藤氏が訴訟を起こせば、100%勝てたでしょう。このようなことをしている人間が、「作家」と名乗る資格があろのでしょうか?
彼らとその読者たちは、「架空の進藤氏」たちの活躍を楽しみながら、実は「本物の進藤氏」たちの人権を踏みにじっているのです。彼らに想像力があるとは、絶対に言わせません。
それとも彼らは、他人が楽しむのなら、自分の人権が踏みにじられてもいいというのでしょうかね?

最後にこの場をお借りして、三名のパイロットのご冥福を祈らさせていただきます。

追伸1 「バーチャル芳樹」の企画、いいですね。
似たような書籍に、「大川隆法の霊言」(JICC)という、すごいのがあります。

追伸2 霧島「なっちゃん」のHPを覗いたのですが……。初期構成メンバー同士(若桜木けんと松井永人)で、罵り合いをやってます。もう、処置なしだぁ。

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board2 - No.1141

Re: 小説における実名使用について

投稿者:ビュコック
2000年07月07日(金) 04時46分

はじめまして、いつも拝見させてもらっています。

速水右近さんは書きました
> さて、その亡くなられた知人のなかに、進藤三郎氏がいます。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、零戦の名隊長の、進藤氏です(正確に述べるなら、お会いする前に亡くなられたのですが)。
> 実は進藤氏、亡くなるまで、かなり気にされていたことがあります。それは架空戦記に、氏の名前が無断使用されていたことです。
> なにもこれは、進藤氏に限ったことではありません。名隊長のS氏、戦後地方政界に転進されたK氏など名前も、見受けられます。

> 彼らとその読者たちは、「架空の進藤氏」たちの活躍を楽しみながら、実は「本物の進藤氏」たちの人権を踏みにじっているのです。彼らに想像力があるとは、絶対に言わせません。
> それとも彼らは、他人が楽しむのなら、自分の人権が踏みにじられてもいいというのでしょうかね?

これと同じ批判は、如月東氏が『架空戦記の実戦力』で書いてました。
過去ログでの速水右近さんの発言を見ていて以前から気になっていたのですが、
ひょっとして、速水右近さんは如月東氏と同一人物なのではないでしょうか?

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board2 - No.1142

Re: 反銀英伝 「大逆転! リップシュタット戦役」(14)

投稿者:不沈戦艦
2000年07月07日(金) 15時38分

更に続き。

------------------------------------------------------------------------------

 賞賛よりも、悪態や面罵も先に出ようというものだ。

 シュタイナー艦隊の嫌がらせのような足止め攻撃は、当分止みそうになかった。キルヒアイスとしては、苛立たしい限りだが、リッテンハイム艦隊が遠ざかっていくのを歯がみしながら見送り、シュタイナー少将が退くまで、諦めて受けて立つしかなさそうである。

「なに?エーリッヒ・フォン・タンネンベルクだと!?いつの間に、奴が門閥貴族軍に参加したというのだ!!」

 総旗艦「ブリュンヒルト」にて、ラインハルト・フォン・ローエングラム侯爵は、形のいい眉を吊り上げた。ジークフリード・キルヒアイス上級大将からの報告が、ようやく届いたのである。蒼氷色の瞳が、時ならぬ炎に燃え、苛烈な光を放つ。その光は、明らかにパウル・フォン・オーベルシュタイン中将を責めていた。「タンネンベルク伯爵の参加」という要素に関しては、情報担当のオーベルシュタインからは、何も聞かされていなかったからだ。

「タンネンベルク伯爵は確かに盟約には参加しませんでしたが、全くノーマークという訳でもなく、一応動静を監視させてはいました。しかし、戦役勃発後、何もせずにオーディンから自領へ帰ってしまったので、それ以上手出しをする訳にもいかず、きゃつの領地へは調査員が潜入できなかったので、それ以降の動静は不明でした。しかも・・・・・」

「言い訳はいい、オーベルシュタイン。卿の言いたいことは結局、『見張らせてはいたが、不穏な動きがなかったので、それ以上手出しはできなかった』ということだな?」

「御意。むしろタンネンベルク伯は、今回の戦役に関して、大貴族連合には勝ち目がない、と踏んで大人しくしているのか、と考えておりました」

 義眼の参謀長の言いように、金髪の若者は苛立たしげに舌打ちした。オーベルシュタインならずとも、リップシュタット盟約に参加しておらず、目立った敵対行為もない貴族が、戦役が勃発した後「領地へ帰る」と申し立ててオーディンから退去しようとした場合、拘束などしようがないことを理解できないラインハルトではない。マリーンドルフ伯爵家のようにラインハルトに与しはしないものの、戦役の行方を判断できず、どっち付かずの態度を取る貴族家も、決して少なくはなかったのである。それらを拘束しようにも、理由がないのではどうしようもなかった。タンネンベルク伯の裏の動きは、ラインハルト陣営では全く察知できなかったので、これは致し方ない。これについては、オーベルシュタインの無能というよりも、タンネンベルク伯の動きが慎重かつ巧妙だった、ということであり、オーベルシュタインを責めるのは酷である。相手の方が一枚上手だった、ということだ。

----------------------------------------------------------

<以下続く?>

board2 - No.1143

「大逆転! リップシュタット戦役」を纏めました

投稿者:不沈戦艦
2000年07月08日(土) 15時16分

 せっかくなので、自分のHPに今までのものを纏めて掲載しました。最初からお読みになりたい方は、下記URLへどうぞ。

ttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/2681/han-gineiden1.html

board2 - No.1144

創竜伝12巻

投稿者:末次紀子
2000年07月09日(日) 02時24分

創竜伝12巻が8月発売予定だそうです!うーん、実に2年半以上ぶりですね。
ある意味結構楽しみにしていたのですよ、この時を。今更どんな社会批評もどきをどの面下げてしてくれるのかって。もちろん自分で買ったりはしませんが、皆さんの評価も楽しみです。
しかし3年以上前に1巻目を読んだあたりでは本当の意味で読んでて楽しかったのですがね…。読み進むうちに気分が悪くなってしまって。
私も数ヶ月前に挨拶のカキコをして以来、ここの論議には加わることができませんでしたが、ずっと見てましたよ。レベル高いです。
銀英伝なんて、私の保守派の父も好きなぐらいなのになあ。

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board2 - No.1145

Re: 小説における実名使用について

投稿者:速水右近
2000年07月09日(日) 05時38分

ビュコックさんは書きました
> はじめまして、いつも拝見させてもらっています。

> 過去ログでの速水右近さんの発言を見ていて以前から気になっていたのですが、
> ひょっとして、速水右近さんは如月東氏と同一人物なのではないでしょうか?

初めまして。
「正体は知っている」に、とどめておきます。正確に言うと、「一人ではない」のだそうです。

インパルス事故の続報。
行きつけの店に、亡くなられたパイロットの元上司がよく来られるのですが……。初めて部下を亡くしたということで、かなり落胆されていたそうです。
状況からみると、「空中接触ではなく、別の原因らしい」とのこと。詳細は教えてはくれなかった、と。どちらにせよ、やりきれなさは残るのですけども。
とりあえず、早めに時間を作って、お花だけでも捧げてきます。
某国航空博物館からの、「是非、わが国に来て、飛んで下さい」とのメッセージを伝えたばかり(皆さん、「遠いけど、行きたいですねぇ」と、おっしゃてました)だったのに……。本当に、残念です。

佐藤大輔&架空戦記ファンの人へ
『レッド・サン・ブラック・クロス』に、桜花特攻で亡くなられた野中五郎さんが、なにかの隊長で出てきますね?
小生、野中氏の海兵同期で、鹿屋で見送った方の、インタビューを以前に取りました。
死ぬ間際の人間の、切なる訴えというものを間接的にでも聞くと、所詮、作り物に過ぎない架空戦記など読めないですよ。
無論、「だから、読むな」とは言いません。ただ「実像の野中氏」の気持ちも、少しは汲んであげて下さい。
架空の戦争で自分たちだけ喜ぶのではなく、そこまで察するのが、本当の想像力というものです。
いくら虚構のなかで、大活躍させても……彼らは決して、浮かばれないでしょう。少なくとも、小生はそう思います。

とりあえず、また休眠へと入ります。では……。
最後に、「もう当分、知人の悲報は聞きたくない!」

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board2 - No.1146

場違いでは?

投稿者:不沈戦艦
2000年07月09日(日) 14時42分

速水右近さんは書きました
> ビュコックさんは書きました
> > はじめまして、いつも拝見させてもらっています。
>
> > 過去ログでの速水右近さんの発言を見ていて以前から気になっていたのですが、
> > ひょっとして、速水右近さんは如月東氏と同一人物なのではないでしょうか?
>
> 初めまして。
> 「正体は知っている」に、とどめておきます。正確に言うと、「一人ではない」のだそうです。
>
> インパルス事故の続報。
> 行きつけの店に、亡くなられたパイロットの元上司がよく来られるのですが……。初めて部下を亡くしたということで、かなり落胆されていたそうです。
> 状況からみると、「空中接触ではなく、別の原因らしい」とのこと。詳細は教えてはくれなかった、と。どちらにせよ、やりきれなさは残るのですけども。
> とりあえず、早めに時間を作って、お花だけでも捧げてきます。
> 某国航空博物館からの、「是非、わが国に来て、飛んで下さい」とのメッセージを伝えたばかり(皆さん、「遠いけど、行きたいですねぇ」と、おっしゃてました)だったのに……。本当に、残念です。
>
> 佐藤大輔&架空戦記ファンの人へ
> 『レッド・サン・ブラック・クロス』に、桜花特攻で亡くなられた野中五郎さんが、なにかの隊長で出てきますね?
> 小生、野中氏の海兵同期で、鹿屋で見送った方の、インタビューを以前に取りました。
> 死ぬ間際の人間の、切なる訴えというものを間接的にでも聞くと、所詮、作り物に過ぎない架空戦記など読めないですよ。
> 無論、「だから、読むな」とは言いません。ただ「実像の野中氏」の気持ちも、少しは汲んであげて下さい。
> 架空の戦争で自分たちだけ喜ぶのではなく、そこまで察するのが、本当の想像力というものです。
> いくら虚構のなかで、大活躍させても……彼らは決して、浮かばれないでしょう。少なくとも、小生はそう思います。
>
> とりあえず、また休眠へと入ります。では……。
> 最後に、「もう当分、知人の悲報は聞きたくない!」

 如月東氏の件はまあどうでもいいと思いますし、速水さんのモノの考え方にケチを付けるつもりはありませんが、あまりに場違いではありませんか?ここは「田中芳樹を撃つ!」であって、架空戦記掲示板じゃありません。田中芳樹はいわゆる二次大戦モノの架空戦記など書いてはいないし、現代物もない。そういう主張をされるのなら、MURAJI氏の掲示板(ご存じでしょうけど載せておきます。ttp://www.tcup3.com/306/muraji.html)などが適当なのでは?あそこは「佐藤大輔ファン」のたまり場ですから。あるいは、前に速水さんが大喧嘩した霧島那智氏の掲示板とか。例えばわたしゃ架空戦記は結構好きですけど、それほど佐藤大輔氏は好き、という訳じゃないです。記述がくどい感じがして、読んでいて疲れるもので。レッドサンブラッククロスも結局読んでいないですしね。田中芳樹ものは、「架空世界の架空歴史」の話や、「古代中国モノ」がメインで、じゃなかったら「現代物」ですけど、これには直接の戦争は出てこない。ですから、速水さんの主張をここでやられても、みんな困惑するだけじゃないかと思いますけどいかがでしょうか?

 あと、場違いだとは思いますけど、一応言っておきますね。速水さんの考え方と、架空戦記ファンの考えは合わないでしょうね。「今もなお続いているもの」と見るか、「すでに過去の歴史の中の話」と見るか、という違いですから。「架空戦記」と並んで最近結構多い「架空戦国戦記」もありますけど、これに関して「その時代の人たちの気持ちを考えろ!負けて滅びた家(豊臣家や武田家など)を大活躍させたって、その人たちの無念は浮かばれない」とは、速水さんは言わないでしょう?私としては、「じゃあ、何年経ったら使っていいの?」と逆に速水さんに聞いてみたいところですが。それと、速水さんの考えだと、「この人、結局『架空戦記』という分野を、潰したいのかな?」と思わずにはいられませんけど。「まだ生きている人がいるから、そんなもん書くな」って結論以外、何か出てきますか?確か前は「架空戦記の健全な発展」を望んで霧島那智氏に突っかかっていって、相手のあまりの情けない反応に絶望したのではなかったのでしょうか?何だか以前と主張が異なっている(「架空戦記分野の健全な発展」、から「架空戦記など絶滅させるべき」へ)ように思えますが。

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board2 - No.1147

Re: 反銀英伝 「大逆転! リップシュタット戦役」(15)

投稿者:不沈戦艦
2000年07月10日(月) 15時08分

更に続き。

------------------------------------------------------------------------------

 相手の方が一枚上手だった、ということだ。

「起こってしまったことを今更どうのこうの言っても仕方あるまい。それよりも、タンネンベルク伯にオーディンを押さえられる訳にはゆかぬ。大至急、帝都へ戦力を戻さねばならぬだろう」

「御意。帝都を門閥貴族軍に押さえられてしまいますと、皇帝エルウィン・ヨーゼフ二世の身柄、及び閣下の姉君、グリューネワルト伯爵夫人も貴族どもに・・・」

 オーベルシュタインがそこまで言った時、ラインハルトは激昂する。

「もし姉上に指一本でも触れて見ろ、タンネンベルクだろうが誰だろうが、生まれてきたことを後悔するような目に遭わせてくれる!!」

 グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼは、ラインハルトの唯一の弱点と言ってもいい。姉に対するこだわりは、ラインハルトの「少年」の部分がどうしても譲れない点である。

「大至急かつそれなりの艦隊戦力を帝都に戻す、となるとやはりここはミッターマイヤー中将の出番となりましょう。ミッターマイヤー提督をここへ呼びますか?」

「それはまあよいが、私が行かずしては話にならぬ」

「閣下!!」

 オーベルシュタインは、非難がましい目でラインハルトを見た。

「今ここで閣下が旗艦とともに、オーディンへ下がってしまった場合、我が軍将兵の士気は地に堕ちてしまいましょう。『ローエングラム侯は、姉の為に自分たちを見捨てるのか』と。その場合、戦わずして我が軍が崩壊することになりかねません。閣下も、その程度のことは弁えておられるはずだ。判りきっていることであるのに、それでも自らオーディンへ向かう、とおっしゃられるのか」

----------------------------------------------------------

<以下続く?>

親記事No.1005スレッドの返信投稿
board2 - No.1148

より巨大な謎ですね

投稿者:本ページ管理人
2000年07月10日(月) 15時44分

北村賢志さんは書きました

> 理屈をつけるとすると元来「キリスト教の『天国』を地上に造る」という発想から共産主義の大元である空想的社会主義が生まれたわけであり、キリスト教が滅び去ってしまったらしい(ご存じのように1巻において「13が不吉である」理由が伝わってませんでしたね)銀英伝世界では共産主義的な発想が生まれなかったのではないでしょうか。

もっと巨大な謎が出てきてしまいましたね(^^;)
逆に言えば、人類史上最も苛烈に宗教を否定した共産主義でさえ、実は釈迦の手の上の孫悟空でしか無かったわけですし。
私には、あれほどの宗教が崩壊する原因や過程が考えつかない…
それこそ聖書級大崩壊でも起きない限り無理そうですが、そりゃ銀英伝じゃないしなぁ…

> これは恐らくハイネセン一行のいた流刑地が「アメリカ型民主主義者」を集めたところだったということなんでしょう。
> だとすると帝国内には各種民主主義者別の流刑地が有ることになりますね。アムリッツァの時に同盟とかけ離れた民主主義者の流刑地を解放して『しまった』 という話が出来そうです。

隠れキリシタンが元のカトリックとは全く別のものになってしまった、みたいなことはあるかも知れませんね。

ただ、典型的なアメリカ型民主主義(フェミニストとか)が共産主義的志向を帯びているように、「平等」を軸に置く限り、民主主義過激派は必ず「左」的様相を帯びるでしょう。
まあ田中氏の思想傾向によるものでしょうけど、銀英伝ではリベラル系の問題点が(意図的に、か?)ありませんね。
そのあたりの民主主義内での左右保革の確執なんかがあると、帝国との比較や民主主義の問い直しというテーマもより映えると思うのですけれど。

board2 - No.1149

13巻も出るぜよ

投稿者:ビュコック
2000年07月11日(火) 08時11分

本屋で発見した『夏の魔術』改訂版。そのあとがきにで田中芳樹が
「『創竜伝13』も講談社から出す」と書いていた。
あれほど「12巻で完結させる」と言っていたのに・・・・・・
この言葉、読者に対する宣戦布告と受け止めた(笑)

P.S.今度出る『創竜伝』楽しみですねえ。どんなネタで攻めて来るんだろう?
新ガイドライン・有事立法・石原都知事「三国人発言」・森首相「神の国発言」
・『戦争論』etcネタはいろいろありますな。

board2 - No.1150

○岡信勝?

投稿者:平松重之
2000年07月11日(火) 09時07分

 魔天楼(講談社ノベルズ)P16~17

 壇上でふんぞりかえっていたおっさん、というのは、この夜に開かれたパーティーの主賓であった。名を梶岡信勝という。(中略)梶岡という人は警察庁次長、警視監であったが、昨年末に退役した。今度の参議院選に出馬することになって、おべっか使いの誰かが、「警察全体で応援しよう」といいだしたわけだ。警察官僚の派閥は、政治家の派閥と結びついて、たがいに足を引っぱりあっている。そう簡単に「警察全体で」というわけにはいかないのだが、梶岡氏が「覚醒せよ日本人」などという気恥ずかしいタイトルの本を書いたので、出版記念パーティーという名目で、会が開かれることになった。(中略)何やかやで、この夜、梶岡氏のフトコロにはざっと五〇〇〇万円の選挙費用がころがりこむことになっていた。

 経歴はともかくとして、名前のモデルはやはり…あの人でしょう。まさか偶然ではないでしょうし(^^;)。南京事件肯定派の田中氏は当然某氏に好意を持っているはずもないので、こういった形でおちょくったという事なのでしょうか?だとしたらちょっと…。ユーモアのつもりだとしたら「センスがない」の一言に尽きますね。

board2 - No.1151

田中流安保論の欺瞞

投稿者:デスザウラー/平成の一軍人
2000年07月11日(火) 13時28分

 銀伝三巻において、ヤンはハイネセン召還される途中の艦内で、次のように論述して居
ます。(p115)
1 国防には二種類の途がある。相手国より強大な軍備を保有することが、その一であり、
その二は、平和的手段によって相手国を無害化することである。

2 前者は単純で、しかも権力者にとって魅力的な方法であるが、軍備の増強が経済発展
と反比例の関係にあることは、近代社会が形成されて以来の法則である。自国の軍備増強
は、相手国においても同様の事態をまねき、ついには経済と社会のいちじるしい軍事偏重
の畸形化が極限に達し、国家そのものが崩壊する。こうして、国防の意思が国家を滅亡さ
せるという、歴史上普遍的なアイロニーが生れる。

 これらは、近現代の安全保障及び経済を見る限り、全くの誤りといえます。極めて単純
化されたモデル上でしか成立し得ない架空の現象を、あたかも普遍的かのごとく主張して
いる。以下、詳述します。

1について
 このような主張は、均質なニ大国のみが存在するという、例えばゾイドや一年戦争後の
ガンダム・ワールド(地球連邦及びジオン共和国)といったような架空のモデル内におい
てのみ、成立します。実際の国際関係のモデルは、これほど単純ではありません。まず、
国際関係は複数の主権国家によって構成されています。また、各構成国は、それぞれ国力
も地政学的条件も国民性も程度の差はあれ、異なっていることが普通です(近代欧州では
まだこの差は小さいのですが、現代の極東では全然違います)。
 仮に対立関係にある二国中、一方当事国が数値的に相手を凌駕する軍事力を備えたとしても、相手国に更に有力な同盟国があれば、簡単にこの理論は覆されます。第一次大戦時、
独の正面戦力は仏を凌駕するものでしたが、英・米・露という同盟国をえることで仏は独
に対抗し得ました。
 次に、相手国を無害化し得る「平和的手段」が何であるか、具体論がない点が、非常に
ずる。まるで、日本社会党(現在の社民党も変わらない)の主張です。世界の革命化を公
式のテーゼとする共産国のような、国にとっては資本主義国家からの「平和的手段」とは、
まさに「反革命工作」に他ならず、秘密警察をもって阻止・弾圧されたのです。逆に、資
本主義国家を弱体化せしめるための工作としては、常套化されて来ました。現在でも中国
や北朝鮮では、日本や韓国に対して常にこの種の工作を継続しています。田中氏が自信を
もってこの主張を為したのであれば、中国や北朝鮮を「無害化」する「平和的手段」が何
であるかを明らかにする義務があります。
 近代以降の戦争を見ると、起きた戦争のの殆ど、いえ全ては平和的手段で回避できた可
能性はありません。現代の国際社会よりも遥かに均質的な二〇世紀初頭の欧州ですら、第一次大戦は発生してしまった。多くの必然性の元で発生するのが戦争であり、「平和的手
段」による国防などとは、作家の夢想論に過ぎません。

2について
 まず、「前者(相手国より強大な軍備を保有すること)は単純で、しかも権力者にとって
魅力的な方法である」でありましょうか?
 間違いです。軍事力の強化は、単純どころか非常に困難な作業であり、スターリンや金
親子のような民意を殆ど無視できる独裁者であればあるいは正しい。しかし、曲がりなり
にも議会政治の存在する国であれば、洋の東西を問わず、非常に難しい。まず、予算を獲
得できない。日清戦争の後ですら、帝国議会は軍事予算の増額に非常な抵抗を示し、遂に
は官吏の俸給を一部返上し、更には皇室から御下賜金を頂いてようやく凌いだのです。総
理を退任後、伊藤博文公爵は政友会を設立して自ら党首に着きますが、これは予算承認権
を持つ議会を掌握しない限り、いかに元老であっても国政を動かし得ないということを学
んだからでしょう。
 予算を獲得しても、これを効果的に使えるかがまた問題です。折角作った8・8艦隊を
軍縮条約で自ら放棄した大正の海軍を見れば良く分る。軍備は作ることも去ることながら、
維持するにも非常に金がかかり、為政者としてはできるならば程々にしておきたい問題で
す。特に田中氏の憎悪する日本の権力者は、戦後徹底して低関心を装って来ました。そん
な金があるなら、選挙民の望む高速道路や土地改良に回す方が、権力者にとっては魅力的
なオプションです。
 このように、軍事力の増強は、為政者にとっては必ずしも単純もなければ、魅力的でも
ありません。

 次いで、
「軍備の増強が経済発展と反比例の関係にあることは、近代社会が形成されて以来の法則
である」
 こんな法則は、実在しません。
 軍備の増強が必ずしも経済発展にとってプラスにならないことは確かです。しかし、で
は逆に軍縮が必ず経済発展にプラスする(反比例関係にある)とは限りません。軍事的負
担が軽くても経済が停滞し崩壊する国もあれば、逆の例もある。冷戦期、ワルシャワ条約
機構内のソ連以外の国々は、どれも同時代の日本より、
・国防費の対GNP比
・財政支出に占める国防予算の割合
・国防予算の絶対額
 が低かったのです。これは、東欧諸国にとっては「軽い軍事負担が経済発展にプラスし
なかった」と同時に、日本にとっては「軍事負担が(今日より)重くても、高度経済成長
が可能であった」という史実を裏書しています。経済発展は、非常に多くの条件によって
左右されるものであって、他の条件を考慮しないで「軍備を増強すると必ず経済がダウン
する」という主張は、歴史を知らぬ者の台詞です。
 経済と軍事の関係は、専門的な研究書が非常に少ないのですが、数少ない文献としては
日本評論社の『防衛の経済学』(サンドラー、ハートレー共著)があります。第八章の「経
済成長と軍事支出」によれば、目下の研究として言えるのはせいぜい『国防が成長に与える純効果は(大きくはないが)マイナスであると結論せざるを得ない。私たちの見解では、
軍事への資源再配分は、経済成長への望ましい経路ではないという結論になる』(p22
2)つまり、「(大きくはないが)マイナスである」程度です。
 分りやすく言えば、五代君はセコムのホームセキュリティを導入しても破産しかねませ
んが、面堂終太郎はF15戦闘機やレオパルド2を装備した私設軍隊を維持しても屁でも
ないのと同じです。
 私の対論は「反比例に似た相関関係が存在する可能性はある。しかし、多くの要因に
左右されるので時には全く当てはまらない結果も発生する」
 というものです。
「自国の軍備増強は、相手国においても同様の事態をまねき、ついには経済と社会のいち
じるしい軍事偏重の畸形化が極限に達し、国家そのものが崩壊する」
 確かに、ソ連は極端な軍事優先の経済体制を抱えたまま崩壊しました。同じ道を、今北
朝鮮は辿ろうとしています。しかし、軍事支出が膨大だったのは同時代の米国においても
同じであり、ソ連と同時に米国も、またその同盟国であるNATO諸国も日本も、韓国も
崩壊しなくてはなりません。しかるに、全然そんな結果にはならなかった。現代、IT革
命の効果で空前絶後の好景気を博しているのは、一体どこの国でしょうか(一方で、軍産
複合体が生き残りのために見境なしになっているのも事実ですが)。一頃、韓国もIMFシ
ョックで経済が窒息寸前でしたが、これは韓国経済の後進的体質に原因があったからです。
 ソ連や北朝鮮が崩壊するのは、過大な軍事支出も去ることながら現実と乖離した計画経
済故です。後者がエイズであれば、前者はカリニ肺炎です。

「こうして、国防の意思が国家を滅亡させるという、歴史上普遍的なアイロニーが生れる」
 この仮説が正しければ、全ての地球上の国家は滅亡を免れないことになります。
 田中氏の大好きな中華人民共和国は、さしずめその最有力候補でしょう。
 しかし、歴代支那王朝を初め、カルタゴ、ローマ帝国、更には近代のオーストリア・ハ
ンガリー帝国、ロシア帝国、南ベトナム、更にはソ連等、滅びた国々の滅亡した原因を具
体的に検討して見れば、「国防の意思」故に滅亡した国がどれだけあるか、それによって田
中氏の持論が正しいか、分るでしょう。

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board2 - No.1152

法に詳しい人に聞いていますけど・・・

投稿者:不沈戦艦
2000年07月11日(火) 15時37分

速水右近さんは書きました

> この一年、知人の死が相次ぎ、精神的に参っていたのですが……。
>
> さて、その亡くなられた知人のなかに、進藤三郎氏がいます。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、零戦の名隊長の、進藤氏です(正確に述べるなら、お会いする前に亡くなられたのですが)。
> 実は進藤氏、亡くなるまで、かなり気にされていたことがあります。それは架空戦記に、氏の名前が無断使用されていたことです。
> なにもこれは、進藤氏に限ったことではありません。名隊長のS氏、戦後地方政界に転進されたK氏など名前も、見受けられます。
> 無論、進藤氏をはじめ、全員が、作家に許可など出しておりません。それどころか、面識もなければ、取材さえ受けていないのです。
> 柳美里女史の判例を見るまでもなく、進藤氏が訴訟を起こせば、100%勝てたでしょう。このようなことをしている人間が、「作家」と名乗る資格があろのでしょうか?

 さて、普通に考えても、「進藤氏が訴訟を起こせば100%勝てる」とは到底思えないのですが。と、いうのは、もし速水氏の言う通りだとするのなら、あれだけ氾濫している現役の政治家やら、プロ野球選手やらをおちょくりまくった、パロディや風刺の4コママンガなどは一体どうなるんだ?ということです。あれも、モデルにされた人間が訴えれば、100%勝てるのですか?ナガシマさんやら、土井おたかさんやら、大魔人ササキやら、マツイくんやら、嫌と言うほどありますよ。それを考えると、速水説はかなり疑問です。それに、速水さんは「真剣に政治やプロ野球に取り組んでいる人たちに対する侮辱だ!」とは怒らないんでしょうか。だったら単なるダブスタではないですかね。

 柳美里氏の件は、「個人のプライバシーを赤裸々に描いたから」訴訟になって、発行差し止めやら損害賠償やらという話になったのではなかったのですか。少なくとも、私はそう理解していましたけど。進藤氏は、架空戦記で個人のプライバシーを暴露でもされたのでしょうか。そんな架空戦記など、先ずあり得ないと思いますけど。

 それと厳しいようですけど一言。速水さんが精神的にどうこうという事まで、インターネットに持ち込まれても困ります。自分で解決してください。「癒し」を求められても、そこまで面倒見切れませんよ。はっきり言ったら「あなた個人の事情まで知ったこっちゃないです。甘えるのは止めて下さい」ということ。「田中芳樹」と無関係に架空戦記の話題を振って、同意を求めるのはいい加減にされるべきでしょう。論争がしたいのなら架空戦記サイトへ行けばいい訳だし、慰めてもらいたいのなら、親兄弟や友人知人、恋人など個人的関係のある方にやって貰って下さい。架空戦記サイトの、速水さんの理想に対する無理解に絶望(するのは速水さんの勝手ですが)して、ここへ「自分の考えは間違っていないだろ、みんな賛同してくれ」と逃げてきてアジるのは、みっともないとは思いませんか?

 私も石井さんも、その他の常連さんたちも精神科医か何かではないのです。精神的に疲れた人の、癒しまでやってはいられません。もちろん、「田中芳樹を撃つ!」の趣旨に合う投稿なら、みんな歓迎すると思いますけど。「佐藤大輔を撃つ!(若しくは『架空戦記を撃つ!』)」をやりたいのなら、自分でサイトを作られた方がいいと思いますよ。

親記事No.1140スレッドの返信投稿
board2 - No.1153

Re: 早速ですけど、聞いてみた結果です

投稿者:不沈戦艦
2000年07月11日(火) 16時00分

> > さて、その亡くなられた知人のなかに、進藤三郎氏がいます。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、零戦の名隊長の、進藤氏です(正確に述べるなら、お会いする前に亡くなられたのですが)。
> > 実は進藤氏、亡くなるまで、かなり気にされていたことがあります。それは架空戦記に、氏の名前が無断使用されていたことです。
> > なにもこれは、進藤氏に限ったことではありません。名隊長のS氏、戦後地方政界に転進されたK氏など名前も、見受けられます。
> > 無論、進藤氏をはじめ、全員が、作家に許可など出しておりません。それどころか、面識もなければ、取材さえ受けていないのです。
> > 柳美里女史の判例を見るまでもなく、進藤氏が訴訟を起こせば、100%勝てたでしょう。このようなことをしている人間が、「作家」と名乗る資格があろのでしょうか?
>
>
>  さて、普通に考えても、「進藤氏が訴訟を起こせば100%勝てる」とは到底思えないのですが。と、いうのは、もし速水氏の言う通りだとするのなら、あれだけ氾濫している現役の政治家やら、プロ野球選手やらをおちょくりまくった、パロディや風刺の4コママンガなどは一体どうなるんだ?ということです。あれも、モデルにされた人間が訴えれば、100%勝てるのですか?ナガシマさんやら、土井おたかさんやら、大魔人ササキやら、マツイくんやら、嫌と言うほどありますよ。それを考えると、速水説はかなり疑問です。それに、速水さんは「真剣に政治やプロ野球に取り組んでいる人たちに対する侮辱だ!」とは怒らないんでしょうか。だったら単なるダブスタではないですかね。
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>  柳美里氏の件は、「個人のプライバシーを赤裸々に描いたから」訴訟になって、発行差し止めやら損害賠償やらという話になったのではなかったのですか。少なくとも、私はそう理解していましたけど。進藤氏は、架空戦記で個人のプライバシーを暴露でもされたのでしょうか。そんな架空戦記など、先ずあり得ないと思いますけど。
>

 やはり速水さんの見解には無理があります。柳美里事件は、「名誉の他にプライバシー侵害が相当に深刻で、また当事者間に小説不公表の合意がなされているので、損害賠償に加えて公表差し止めが認められている」、ということだそうです。下はその事件の判例の解説。

「モデル小説の創作性ないし虚構性と名誉毀損等の成立との関係についての近時の事例としては、小説「名もなき道を」に関する東京地判平7・5・19が、当該小説が実在の人物を素材としても、一般読者に小説全体が作者の芸術的想像力の生み出した創作で虚構と受け取らせるに至っている場合には、実在の人物に対する名誉毀損・プライバシーの侵害に当たらないとして、当該小説の出版中止、謝罪広告の掲載及び損害賠償請求を棄却したが、小説『捜査一課長』に関する大阪地判平7・12・19及び大阪高判平9・10・12は、いずれも、素材事実と虚構事実が揮然一体となって区別できないモデル小説において、その素材事実に関係した個人にとってみだりに公開されることを欲しない私生活上の事実が摘示された場合にはプライバシー侵害となり、社会的評価を低下させるような事実である場合には名誉毀損となるとし、作家及び出版社に対する損害賠償請求を認容する判断を示し、最一判平11・2・4もこれを支持した。」

 架空戦記で名前を使われた、ということだけではプライバシー侵害には該当しないし、架空戦記が最初から虚構であることは明らかなので、被侵害法益としては名誉感情だけになり、まあ普通の場合は受忍限度の範囲内ということで損害賠償とかは無理だ、ということになるだろう、との事でした。訴訟を起こしても、逆に進藤氏の方が100%負けてしまう、ということになりそうです。

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