3代目掲示板過去ログ

WEBRANKING テキストサイト部門 サイトランキング 文学・小説・童話部門 mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

投稿ログ52 (No.1034 - No.1051)

親記事No.978スレッドの返信投稿
board3 - No.1034

Re^3: 国家と思想について

投稿者:てんてんdwp
2001年04月11日(水) 21時18分

てんてんdwpです。

> 単なる入力ミスで、「創アは」は「そうは」と書きたかったんでしょう。
ああ、なるほど。創竜伝関係の略号かと思いました(^^;
>
> 1~10巻には出てきませんでしたが、外伝(螺旋迷宮だったか?うろ覚え)には過去にいた人物として出て来ます。
それは知りませんでした。外伝読んでないし・・・。

てんてん dance with penguin

親記事No.978スレッドの返信投稿
board3 - No.1035

Re^3: 国家と思想について

投稿者:てんてんdwp
2001年04月11日(水) 21時21分

>  細かい事ですが、ガリレオとコペルニクスは逆じゃありませんか?確かコペルニクスはガリレオが生まれる前に既に死んでいたと思いましたが。
そのとおりでした。失礼しました。訂正します。

>彼以外に記述がないからといって他に思想的に亡命した人間がいないとは断言は出来ないのではないでしょうか。
そうですね、しかしそれ以前にそもそもリアリティのありなしに対して架空の世界における例を示しても説得力とはなりません(同様に反証にもそれはいえます)。ということでちょっとまとめなおします。

親記事No.978スレッドの返信投稿
board3 - No.1037

Re^2: 国家と思想について

投稿者:てんてんDWP
2001年04月12日(木) 00時11分

自己レスになってしまいますが、ちょっとまとめなおします。

> >国家が、本気になると思想が消滅させるのは不可能ではありませんが、実際消滅した思想は創アはありません。ガリレオだってキリスト教だって弾圧されましたが生き残りました。
消滅してしまった思想に関しては語ることはできないのでは?消滅してしまったのですから。ただし、国家の消滅と共にわからなくなったものはあります。例えばモアイ島、例えばマヤ、例えばアステカ。そんなところを出さなくてもピラミッドが何故建てられたかの本当の目的(これも思想ですね)はいまだに新説が出ている状態です。
思想が永久不滅なら伝わっているはずだし、世の中に不思議なんて一つも残らないはずなんですけれど、現実はそうではない。つまり思想は永遠ではないことの証拠です。

> ガリレオというのは地動説のことですか?であるなら私の記憶では一度絶滅していますよ。記録だけ残って。のちにコペルニクスが科学的な証明をしたことで逆転するまで。そして今度は逆説的ですが、天動説は消えましたね?あれも思想なんですが。
これは私の勇み足でした。そこで天動説に焦点を当ててみたいと思います。
現在、天動説という思想は死滅したと言ってもいいでしょう。それは何故でしょうか。天動説が死滅したのは地動説が正しいからではありません。地動説が勝ったからです。実際、地動説は一度負けています。間違っているからではありません。天動説が勝ったからです。つまり、勝ったほうが正しく、負けたほうは間違っていて消える、それだけのことです。
銀英伝のように民主主義と帝国主義という二大国家がぶつかり、片方の国家が破れた状況では、同盟は民主主義だから破れた、間違った思想だったから破れた。天動説が地動説に破れたように。そういう思想世界になることはおかしなことではありません。
これはマルクスレーニン主義が消滅した経緯と似ています。ソ連とアメリカ、共産主義(突っ込まれないようにあえて注を入れますがソ連は厳密には共産主義とは異なる思想でした)と資本主義という二つの思想がぶつかり、ソ連が崩壊しました。このとき、世界はどう感じたでしょう。あれは間違った思想だったから崩壊した、資本主義が正しいんだ、と思ったと思いませんか?
これは純粋にパワーゲームです。共産主義と資本主義が殴り合って資本主義がたまたま勝った。しょせんはパワーゲームなんですよ。その証拠にソ連以外の共産主義国家が次々と資本主義に鞍替えしたでしょう。思想なんてのはは勝った、つまり生き残った強いほうに変わるのです。

なぜパワーゲームなのかという点をもう少し補強しますと、パワーゲームに敗れた思想というのは結果的には机上の空論だったことになるからです。その思想を持つ国家のまったくない世界でその思想を幾ら唱えようと、それは机上の空論であり、理想論であって現実的ではないことになります。これは実際にソ連崩壊時に言われたことです。

てんてん dance with penguin

親記事No.1020スレッドの返信投稿
board3 - No.1038

Re: 御初で御座います

投稿者:てんてんDWP
2001年04月12日(木) 00時22分

てんてんdwpです。ウェイン姐さんはじめまして。

> さて、ここで皆さんに質問なのですが・・・
> 皆さん、マンガ版銀英伝をどう思っているのでしょうか?
> ひょっとして過去ログに入ってたりするかもしれませんが、
> ザ・ベストを見た限りではあまり話題になっていません。
> というわけで皆様の感想を聞かせてもらえれば幸いです。
ザベストでは一ジャンルしかない理由は、ここが「銀英伝を切る!」ではなく、「田中芳樹を切る!」だからだと思います。
アニメってあまり作者の意向を反映しないんですよね。私が知っている限り原作者がきっちり脚本に目を通して原作を忠実に再現させたというのは「美味しんぼ」だけです。

> では、拙い文章の上、職探し中の現在、そう頻繁には来れないとは思いますが、
> 以上、撤収!
職探しがんばってください(^^;

てんてん dance with penguin

親記事No.1027スレッドの返信投稿
board3 - No.1039

Re: 創竜伝、私の意見

投稿者:てんてんDWP
2001年04月12日(木) 00時31分

てんてんdwpです。なおみさんはじめまして。

> 「あぁ言われてみればそうだな
> 」と思う点もいくつかあります。でも、管理人さんなどの意見を見ると、もし
> かして創竜伝買ってる私ってバカ?と思ってしまいます。これは、私の読みが
> 足りな いのでしょうか?田中氏の、エッセイまがいの物も私は気づきません
> でした。日本の政治については、子供の意見ですが作中に書かれている物に同
> 感です。正義の味方と悪人という見方になるのは仕方ないと思います。だって
> 実際敵は、すごい悪人という感じで書かれているんですから。それ以外どうも
> 見れません。
ここは別に「田中芳樹氏の洗脳から目を覚まさせる正義集団」(笑)というわけではないと思います。ですから、そういう意見でも構わないと思います。
私はそれをバカだとは思いません。ただ、実際に大人になったときに当時は若かったからわからなかったけど田中芳樹氏の言っていたことは何かおかしいのはないのか?そう思うときが来るかも知れません。
そのときにその自分の疑問がなぜ起こったのか、どうしておかしいと感じたのかその違和感の一つの回答としてここがあると私は個人的に思っています。

> 内容としましては、人間が沢山死ぬのでそこはあまり
> 好きではないです。けれど、私が読むぶんにはおもしろいです。他の方から見
> れば、つまらない批判したくなるような小説でも。
ここの文章、書き方に気をつけないとつまらないがどこにかかるかによって意味が大きく変わります(^^;;
これは以下の三通りの意味が考えられます。
・創竜伝はつまらない。だから批判したくなるような小説
・つまらないという批判をしたくなるような小説
・批判内容がつまらない

私は初めに一番下と読んで文脈が読めず、頭の中がクエッションマークでうまりました(笑)。

てんてん dance with penguin

親記事No.1020スレッドの返信投稿
board3 - No.1040

あれれ?

投稿者:ウェイン姐さん
2001年04月12日(木) 01時03分

> てんてんdwpです。ウェイン姐さんはじめまして。
>
> > さて、ここで皆さんに質問なのですが・・・
> > 皆さん、マンガ版銀英伝をどう思っているのでしょうか?
> > ひょっとして過去ログに入ってたりするかもしれませんが、
> > ザ・ベストを見た限りではあまり話題になっていません。
> > というわけで皆様の感想を聞かせてもらえれば幸いです。
> ザベストでは一ジャンルしかない理由は、ここが「銀英伝を切る!」ではなく、「田中芳樹を切る!」だからだと思います。
> アニメってあまり作者の意向を反映しないんですよね。私が知っている限り原作者がきっちり脚本に目を通して原作を忠実に再現させたというのは「美味しんぼ」だけです。

え~と・・・
とりあえずアニメ版ではなくてマンガ版なのですが・・・
道原かつみ・画の。
己的には絵や細かい追加点なども相まって結構高い評価なんですけど・・・
アンネローゼ関連の追加イベント、特にキルヒアイスへの気持ちをラインハルトに問われたときはお気に入りなんですが。

更に細かいツッコミを入れると「田中芳樹を切る」ではなく「撃つ」では?

では以上、撤収!

親記事No.998スレッドの返信投稿
board3 - No.1041

Re: 辮髪問題

投稿者:
2001年04月12日(木) 02時28分

> 恵様。いつも楽しく御論の展開愉しませていただいてます。どもです。

宣和堂さん、レスありがとうございます(^-^)。
初めてタナウツ(笑)にお邪魔させてもらったとき、今は亡き「田中芳樹7つの大罪」を拝見させていただいたことがあります。わたしの中国史の知識はお恥ずかしいくらい貧弱なんですが(涙)、興味だけは人一倍あるものですから、宣和堂さんの論評を毎回楽しみにさせてもらっているんです。

>  とは言え、たかが“天然辮髪”という一言に対して、これだけ註を加え無ければ説明出来ないことも事実ですし、不快に思う方がおられても又当然ですね。まして、自分の掲示板でもないところに書くにしては、配慮が欠けていたコトもご指摘の通りだと思います。

“天然辮髪”という宣和堂さんの発言の中に、明確な悪意がなかったことは最初からわかっていました。ただ、ご自身でもおっしゃっているように、ネットのような公共性の高い場所では少し不用意な発言ではないかと思ったものですから。特に、初めてここに来られた方に誤解を与えかねない危険もありましたし。(言いたくなるお気持ちは、なんとなくわかる気もするんですけど(^-^;)

>   正直、説岳に興味ない人にはオススメできません。今回あまり話が面白いわけではないので…。ただ、『隋唐演義』よりは些かましであると言うことは付け加えておきます。いずれWeb上の全訳と比べて何を入れて何を削ったのか?と言うこともやりたいんですが、あまり意欲がかき立てられなかったことだけは付け加えておきます(まあ、可もなく不可もなかったと言うことです)。

う~ん、そうなんですか。『隋唐演義』は2巻の李世民のところまでで挫折してしまったので、買わない方が無難かもしれませんね。今度、書店で少し内容を確認してから最終的な判断をしてみようと思います。貴重なアドバイスをどうもありがとうございました、宣和堂さん☆

親記事No.1020スレッドの返信投稿
board3 - No.1042

Re: あれれ?

投稿者:てんてんDWP
2001年04月12日(木) 02時47分

> とりあえずアニメ版ではなくてマンガ版なのですが・・・
> 道原かつみ・画の。
> 己的には絵や細かい追加点なども相まって結構高い評価なんですけど・・・
失礼しました。私の勘違いです(^^;

> アンネローゼ関連の追加イベント、特にキルヒアイスへの気持ちをラインハルトに問われたときはお気に入りなんですが。
そういえばつい最近、この話題出ましたねぇ。
ところで、漫画版って現在何巻まで出ているのでしょう・・・

> 更に細かいツッコミを入れると「田中芳樹を切る」ではなく「撃つ」では?
まったくもってそのとおり(^^;もうしわけないm(__)m

親記事No.969スレッドの返信投稿
board3 - No.1043

オズマさんへ

投稿者:天喪由仁
2001年04月12日(木) 03時18分

うんうん、頷きながらご意見拝見しました。
 なにか、反論、付け足しをして話を膨らましたいのですが、
 全てそのとおりなので言う事がありません。
 人と共感を得られると嬉しいものですね。

 でも、人と共感しても気味が悪い場合があります。
 それは、太宰治について、批評家が言っていた事なんですが、
 「わたしは太宰が基本的に嫌いだ。特に人間失格は読んだ後、二、三日気分が悪かった。しかし、駆け込み訴え、これは秀作である」
 まったく同じ感想を以前から抱いていたので、気味が悪くなりました。

 また、なにかあったら仲良くしてやってください。

親記事No.1020スレッドの返信投稿
board3 - No.1044

名前を確認しました。

投稿者:S.Inoue
2001年04月12日(木) 03時37分

S.Inoueです。今日は。

> > ルドルフの時代はまだ出来なかった、だから逃亡させられた、とみるべきだと思います。実際、銀英伝中で帝国内で同盟に思想的な理由から亡命した人もいませんし
> 1~10巻には出てきませんでしたが、外伝(螺旋迷宮だったか?うろ覚え)には過去にいた人物として出て来ます。

> 名前を忘れた・・・・

同盟に思想的な理由で亡命した人はマルティン・オットー・フォン・ジークマイスターです。
但し、彼は同盟に来て民主主義の現状を見て絶望したんだっけ?(うろ覚え)

しかし、人数が少ない(お話に例が1人しか出て来ない)からやはり、殆ど絶滅したとはいえるのかな。

確か、彼の父親は帝国の共和主義者(民主主義者?どう違うかようわからんす。)たちを弾圧しました。

親記事No.1020スレッドの返信投稿
board3 - No.1045

Re^2: あれれ?

投稿者:ウェイン姐さん
2001年04月12日(木) 04時17分

> > とりあえずアニメ版ではなくてマンガ版なのですが・・・
> > 道原かつみ・画の。
> > 己的には絵や細かい追加点なども相まって結構高い評価なんですけど・・・
> 失礼しました。私の勘違いです(^^;
>
> > アンネローゼ関連の追加イベント、特にキルヒアイスへの気持ちをラインハルトに問われたときはお気に入りなんですが。
> そういえばつい最近、この話題出ましたねぇ。
> ところで、漫画版って現在何巻まで出ているのでしょう・・・
>

マンガ版は確か11までだったと思います。
流れ的には小説版の二巻までの部分です。
そういえばマンガ版ではビッテンフェルトが
「例えどんな敵が相手だろうが戦って勝つべきだ!」
みたいなこといってました。
おいおい、ビッテンそこまでバカじゃねぇだろ?
とか思いましたねぇ・・・
そういえばもう春なのでそろそろ次の巻が発売されると思います。
あれは年に一冊ペースですから。

> > 更に細かいツッコミを入れると「田中芳樹を切る」ではなく「撃つ」では?
> まったくもってそのとおり(^^;もうしわけないm(__)m

「いちいち細かい事で突っ込むな!」
とか言われるかと思いましたよ(-_-;)。

では以上、撤収!

親記事No.1027スレッドの返信投稿
board3 - No.1046

Re: 創竜伝、私の意見

投稿者:優馬
2001年04月12日(木) 07時26分

優馬です。なおみさん、いらっしゃい!

> 私は今中3です。創竜伝についていろいろ考えました。

中3ですか・・・。
小6のうちの娘より少しお姉さんなんですね(^^;)。
ということは、私はお父上とほぼ同世代(?!)

さて。
「いろいろ考え」て文章にすることは、とても良いことです。
そしてこうしていろんな人に見てもらって意見を聞くことは、さらに素晴らしいことです。自分の「思っていること」をひとに伝える技術(人間にとって、とても大切な「わざ」です)を磨く、またとない機会です。

>私は、まだ3巻までしか読んでませんけど面白いと思います。

恵さんもおっしゃっていましたが、どこが面白いと思われたのか教えていただけませんか?
どこの部分が面白くて、どこの部分はサーッと読み流されましたか?
そういうことを教えていただければ、とても参考になります。

(管理人さんへ)
 中3というと、当掲示板でも最年少の参加者では? 過去にもっと若い人が来られたことはあるのでしょうか?

親記事No.1020スレッドの返信投稿
board3 - No.1047

Re^3: あれれ?

投稿者:てんてんDWP
2001年04月12日(木) 08時02分

> マンガ版は確か11までだったと思います。
> 流れ的には小説版の二巻までの部分です。
ということは完結は60巻!?

> そういえばもう春なのでそろそろ次の巻が発売されると思います。
> あれは年に一冊ペースですから。
あと48年・・・私が生きている間には完結しそうもないですねぇ。

> 「いちいち細かい事で突っ込むな!」
> とか言われるかと思いましたよ(-_-;)。
いや、タナウツがタナキルになっちゃしょうがないですから・・・

てんてん dance with penguin

親記事No.1020スレッドの返信投稿
board3 - No.1048

Re^4: あれれ?

投稿者:S.Inoue
2001年04月12日(木) 12時36分

S.Inoueです。今晩は。

> ということは完結は60巻!?

コミックスはフェザーンの黒狐が女だから、ルパート・ケッセルリンクはどうなる?
道原先生は途中で描くのをやめちゃうんだろうか?

拙者はアドリアナ・ルビンスカヤの色っぽさが結構好きです。

board3 - No.1049

邪コラム~私はこうして成功した~

投稿者:V/C
2001年04月14日(土) 06時17分

~前略~

 私の作家としての才能は1980年代の中頃にはすでに尽き果てていた。少なくとも、私はそう判断していた。 しかし、私にはそれまでの著作で得た多数のファンがついているし、ヒット作を出した実績もあるから出版すること自体は簡単だ。
 ならば、田中芳樹というネームバリューを合理的に管理運営することで、作家として生きて行くことは十分に可能ではないのかと考えた。いまさら、作家以外の職業を選択する気にはなれないのだ。私は作家として生きるすべを模索し、成功した。

 まずは顧客としての読者を想定してみた。今までに得たファンを「原資」として運用することになるから、必然的にティーン向けのライトノベルに居続けることになるだろう。当時はいわゆる「フジテレビ的」文化が猖獗を極めていたが、それは私の得意分野ではないからそれに乗ることはできない。しかし、それを苦々しく見る様な層の 「自分はあんな軽薄なのは好みではない」 という自尊心をすくいあげるような作品ならば、私の得意とする分野であり、既存のファンをそのまま運用することができる。一石二鳥だな。
 できれば、本格歴史小説なんか書いて偉そうにしてみたかったが、それは既存読者が大人になる、将来のことになるだろうと考えた。
(実際には読書層のまま大人になった読者は離れてしまうことが多く、これは成功しなかった)

 次に取りかかった作業は、想定した読者が好みそうな小説とはなにか。を分析し、造文システムを構築することだった。
 そもそも商業出版というのは、読者の読みたいものを提供することが第一義であって、それを満たしていれば非生産的であろうが、多少の事実誤認があろうが問題とならない。しかも私の主戦場は未熟な読者が大多数を占めるライトノベルである。思想的にも染まっていないし、知識が少ないから、もっともらしい、青臭い正論を並べていれば、それを真に受けてくれる。作者である私を崇めてくれるかもしれない。

 これに気づいたとき、私は成功を確信することができた。もっともらしいことを並べるのは主観的な記述で十分であり、膨大な労力を要する綿密な取材が不要になる。これなら、私の既存の知識で作品を量産することが可能になる。
 要は、現実を運営している大人や既存権力を、安っぽいが故にわかりやすい理想を持って叩きつづければいいのだ。未熟な彼らは、甘い菓子が大好きでそれを健康と発育に良いと思っている。
 それがいかに非生産的で思考停止的なことか、読者もいつか気づくだろうが、そのころには私も本格歴史小説にシフトしているだろうから、問題はない。

 このころは、読者が大人になるまでが私にとってのモラトリアムだと考えていた。「待ってろよ司馬遼!」と、原稿用紙の隅に殴り書きしたことを覚えている。よもや後発の作家からネタを戴くことになるとは、当時は思いもしなかった。

~中略~

 魅力的なキャラクター造形は私にとって難しくなってしまった。しかし、既存フォーマットにのっとったキャラクター造形ならば才能など要しない。どうせ人気キャラクターの構成要素など十年一日なのだ。少女の好むキャラクター開発に余念のない少女マンガやジャニーズが参考にもなるだろう。
 なにより人気イラストレーターに挿し絵を描いてもらえることが一番重要かもしれないな。

~中略~

 小説家というよりはルーチンワークの事務作業に近いものがあるのは重々承知の上だが、作家として経済的に成功することが最大の目的である以上、最低の目的合理性はあったと今でも思っている。架空歴史作家としてはともかく、純粋作家としてのリソースは銀英伝ですでに使い果たしてしまっていた。

~中略~

 我々の世代にとって背骨であった共産主義の理想社会 (私にとって、それは中共であったが) が否定されてしまったためだ。反動保守になった同世代は数多かったが、私はそれができるほど実社会にもまれていなかった。そのため、新たな資質を獲得することは叶わなかった。純粋小説家としては、資質を使い果たした後も職業作家として安住し得たことが仇となった。

~中略~

 おかげで私は経済的に恵まれた人生を送ることができた。その点には素直に感謝している。
 裏切られた・騙された。好きだったのに。というファンもいるだろうが、若年層の方々にはこれを教訓として欲しい。と言ってはあまりに傲慢だろうか。自分の頭でちゃんと考えることを覚えてもらえたと思うのだが。
 20歳を過ぎても真面目に読んでくれた方々にも感謝の念はもちろんあるが、そういう方のクレームはまじめに聞く気がしない。

~中略~

「冷静で知的な若者はそんな行動をしない」と日本テレビの社長が言ったことがありますが、これは「信じるヤツはバカ」 という意味です。

親記事No.833スレッドの返信投稿
board3 - No.1050

掲示版移行のお知らせ

投稿者:本ページ管理人
2001年04月14日(土) 13時25分

新掲示板立ち上げました。
この掲示版はしばらく存続しますが、サービス停止に伴い、いずれ無くなりますので、新規投稿は極力新掲示板の方にお願いします。

親記事No.19スレッドの返信投稿
board3 - No.1051

反銀英伝 大逆転! リップシュタット戦役(58)

投稿者:不沈戦艦
2001年04月14日(土) 13時30分

 タンネンベルク侯爵は、キルヒアイス・ミッターマイヤー両艦隊の撤退を見
届けると、麾下艦隊に後退を命じた。

「我が艦隊の将兵諸君、私は総司令官のタンネンベルク元帥である。我々は勝
ったのだ!これから、我が軍はオーディンへ凱旋する!!」

 タンネンベルク侯はマイクを取り、全艦に勝利を告げる放送を行う。それと
同時に各艦のあちこちで、圧倒的な歓声が起こった。紛れもない大勝利である。
喜ぶなと言う方が無理というものだ。やはり、兵士にとっては、主義主張云々
言う以前に、戦いに強い司令官が理想なのである。そうでなければ、自分が生
き延びられる可能性が低くなってしまう。いかに立派な理想を述べようと、死
んでしまっては何にもなりはしないのだ。そういう意味では、兵士というもの
は正直なものであった。

「酒保を開いてやれ。兵士たちにも、存分に戦勝の喜びを味わわせるのだ。酒
と食料をふんだんにな」

 艦隊がヴァルハラ星系内に入り、オーディンに接近したところで、タンネン
ベルク侯は命じた。侯爵は、兵士の士気の維持を決して軽く見てはいない。規
律で押さえつけるだけでは、兵の戦意を昂揚することはできないのだ。飴と鞭
の適切な使い分けが必要なのである。

「やれやれ、戦闘自体は勝つには勝ったが、どうも詰めが今ひとつだったな。
シュタイナー少将とカーレンベルク大佐がミッターマイヤー艦隊を蹴散らした
ところで、相手の戦力はもうなくなったものと早計してしまったが、あれがな
ければキルヒアイス提督を旗艦ごと葬り去ってしまうことが可能だったかも知
れぬ。まあ、仮定の話ではあるが、その可能性は相当高かったと思うぞ」

 従兵が持ってきたワイングラスを傾けながら、タンネンベルク侯はシュリー
フェン准将に話しかけた。もちろん、シュリーフェンの手にも同じワインのグ
ラスがある。

「さようですな。理論的にいうのならば、艦隊が潰走状態に陥ったところで、
戦力見積もりから除外されるのは当然の話なのです。元の戦力の一部とはいえ、
あれだけ早く再編を行い、逆襲してくるなど通常の相手であれば論理的にはあ
り得ませぬ。小官としては、最後のあれは極めて理不尽な攻撃を受けたような
気がしました」

「やはりローエングラム侯とその部下たちは、甘く見てはいけないということ
なのだろう。今回は、最小限の犠牲でその戦訓を得ることができた訳だから、
却って儲けものだったかも知れぬ。勝った上で戦訓も得られる機会など、なか
なか無いものだぞ。これは詳細を戦闘レポートの形でまとめ、全員に周知させ
るようにせねばならぬな。何しろ、ローエングラム侯との戦いの正念場は今後
なのだから」

「全く以てその通りでしょう。それにしても常識外の戦法への対処まで考えて
おかねばならないとは、厄介な敵ではありますな。やり甲斐は確かにあります
が」

 シュリーフェンもグラスを傾け、ワインを軽く口に含む。赤ワインの芳香が
口中に広がった。

「どうだ。ヨハネスベルガー、薔薇色封タイプの463年ものだ。戦場用に持
ってきたものなので、極上という訳ではないが、それでもなかなかのものだろ
う。ちょうど私が生まれた年のものだが、聞いた話では463年の葡萄のでき
は、中の上といったところであったそうだ。まあ、私はさほどワインには詳し
い方ではないのだが」

「これは・・・・そうですな侯爵閣下。戦場で味わうものとしては、香りも芳
醇な味わいも贅沢過ぎるほどです。酒保のワインなどとはレヴェルが違う!」

「まあ、さすがにそういうレヴェルのものとは比べて欲しくない代物だが・・・・」

 しばらく二人は、無言でワインの味と香りを楽しむ。グラスに鼻を寄せて芳
香を楽しみ、口の中で転がすように、充分に味わうのだ。

「ところで、先ほどの戦闘でミッターマイヤー提督がこちらの艦隊へ後背から
攻撃を加えるのではなく、委細構わずオーディンに直進した場合、我々として
は相当困ることになったと思うのですが、彼はなぜそうしなかったのでしょう
か?」

 シュリーフェンが疑問を投げかけた。タンネンベルク艦隊はオーディンから
全力出撃していたのだから、ミッターマイヤーが再編した戦力でオーディンを
突いた場合、無防備な帝都はあっさり陥落してしまうところだった。せっかく
人質にしたアンネローゼを奪い返されてしまうばかりか、逆に皇帝サビーネと
帝国宰相リッテンハイム公を捕虜にされてしまうだろう。その場合、情勢が完
全にひっくり返ってしまうのだ。

「ふむ、その理由は二つある。一つは、ミッターマイヤー提督が、どちらかと
いうと単純な武人だ、ということだ。目の前の戦闘に、どうしても気を取られ
てしまうタイプのな。もし、ローエングラム侯の陣営でも、ミッターマイヤー
提督ではなくロイエンタール提督や参謀長のオーベルシュタイン中将が司令官
だった場合は、オーディンを突く方がより望ましい戦略だ、ということを考え
てみたことだろうが」

「なるほど。それで、もう一つは?」

「我々が、キルヒアイス艦隊を殲滅しつつあった、ということだろう。あの時、
ミッターマイヤー提督が後背から攻撃して来なければ、キルヒアイス提督を旗
艦とともに葬り去ることは十分可能だった。そのような事態は、ミッターマイ
ヤー提督としては、到底座視し得ぬ。戦友を助ける為、矢も楯もたまらず突入
してきたのだろうな。有力な味方を助けるという観点からは、それはそれで間
違った選択をした訳ではないと思うぞ、ミッターマイヤー提督は。おそらくロ
ーエングラム侯も、その決断を責めるような真似はすまい」

 もちろん、タンネンベルク侯としては、あの時ミッターマイヤーにオーディ
ンへ急進された場合は、相当困ったことになったであろうことは理解している。
後ろから攻撃されたこと自体も、完全に想定外の事態で驚きだったくらいなの
だから。むしろ、ミッターマイヤーが単純な武人タイプで助かった、というべ
きところであろう。

「つまり、我々は相手がミッターマイヤー提督だったから助かった、というこ
となのですな?楽に勝ったのかと思っていたのですが、実は結構危ない橋を渡
っていた訳ですか」

「とはいえ、あそこまでの速さは、『疾風ウォルフ』、ミッターマイヤー提督
でなければ為し得ないだろうな。短時間で、潰走したはずの艦隊を建て直して
再編成する手腕といい、その後に後背から少数の艦で襲いかかってきた勇気あ
る決断といい、そしてその際の尋常ならざる移動速度といい。他の提督には、
そのようなことをやってのけることはできなかっただろう。あの攻撃は、ミッ
ターマイヤー提督でなければ不可能な彼の優れた能力と、その思考における彼
の限界を如実に顕わしていると言えるな。まあ、いずれにしてもこの戦闘のレ
ポートは、後で卿がまとめてくれ。私がチェックした後、皆に配ることとする」

 タンネンベルク侯は、「結果良ければ全て良し」と考えている訳ではない。
勝った戦いだろうと負けた戦いだろうと、得られた戦訓は全員に周知し、共通
の知識と化すべし、と考えている。本質的に、思いこみや過誤などでいつ何時
状況が急変するか解らないものが艦隊戦闘である。敵とはいえ、ミッターマイ
ヤー提督のような優秀な司令官でさえも、その例外ではない事を目の前で見た
ばかりなのだ。そういう危険は、なるべく潰しておくに越したことはない。そ
の為の戦訓の共通化なのである。

「諒解しました。レポートはなるべく早くまとめ、閣下に提出することとしま
す」

 シュリーフェンの答に、タンネンベルク侯は頷いた。目の前には、帝都オー
ディンの姿が見えてきている。旗艦「カール・フォン・クラウゼヴィッツ」は、
そのまま味方艦の小集団とともに、オーディンへ降下していった。宇宙港には
リッテンハイム公爵が出迎えに来ることになっている。更に、凱旋する「クラ
ウゼヴィッツ」と、艦から降り立って帝国宰相の祝福を受けるタンネンベルク
元帥の姿を収めるべく、テレビクルーが待機しているはずだ。もちろん、これ
は侯爵が予め連絡し手配しておいたことであった。

「帝国国営放送局より臨時ニュースを申し上げます。帝国軍務省の発表によれ
ば、本日行われたヴァルハラ星系外縁部会戦にて、帝国軍最高司令官タンネン
ベルク元帥率いる帝国軍艦隊は、賊軍司令官キルヒアイス提督の艦隊戦力を撃
破。敵二万隻余りを撃滅し、味方の損害は極めて軽微、大勝利を収めたという
ことです。それでは、帝都宇宙港に凱旋するタンネンベルク元帥と、それを出
迎えられた帝国宰相リッテンハイム公爵閣下の模様をご覧下さい」

 アナウンサーが原稿を読み上げている画面が切り替わり、先ずは宇宙港に降
下してくるタンネンベルク侯爵の旗艦「カール・フォン・クラウゼヴィッツ」
の映像になった。降下して近づいてきた「クラウゼヴィッツ」が、テレビの画
面一杯に膨れ上がってゆく姿はさすがに迫力がある。そして、宇宙港に着陸し
た「クラウゼヴィッツ」からタラップが降り、その上を帝国元帥の軍服を着た
タンネンベルク侯爵が、軍楽隊の演奏と拍手で出迎えるリッテンハイム公爵一
行に向かって進んで来た。リッテンハイム公の目の前にやってきたタンネンベ
ルク侯は敬礼すると、笑みを浮かべながら手を差し出してきた公爵と固く握手
し、二言三言言葉を交わす。

「次に、軍務省報道官による公式発表をお知らせします」

 一旦カメラがアナウンサーの画面に切り替わってから、更に軍務省内の記者
会見場にもう一度切り替わる。

「帝国暦488年8月2日、銀河帝国軍務省発表。銀河帝国軍最高司令官エー
リッヒ・フォン・タンネンベルク元帥指揮下の銀河帝国軍部隊は、ヴァルハラ
星系外縁部宙域で行われた戦闘にて、キルヒアイス上級大将及びミッターマイ
ヤー大将指揮下の賊軍部隊三万八千隻のうち、二万隻余りを撃滅した。タンネ
ンベルク元帥直率の艦隊戦力の被害は一千隻程度と極めて軽微、交換比で二十
倍以上の敵を撃滅し、銀河帝国軍部隊の圧勝に終わっている。この戦闘を『ヴ
ァルハラ星系外縁部会戦』と命名する」

 いかつい顔をして、八の字髭をたくわえた恰幅の良い中年の報道官が淡々と
原稿を読み上げた。さすがにタンネンベルク艦隊の実戦力を明かしはしないし、
キルヒアイス・ミッターマイヤー艦隊に与えた損害は若干水増しし、味方の損
害も減らして発表してはいる。しかしそれは宣伝というものであり、報道官が
言っていることが大筋で違っている訳ではない。タンネンベルク元帥の艦隊が
キルヒアイス提督の艦隊を破った、ということは間違いのない事実であった。

「なお、すでにこの帝国軍の勝利以前から、オーディン近隣の星系の駐屯部隊
より、タンネンベルク元帥統帥の帝国軍部隊への参加を希望する者が続出して
おり、現在オーディンの帝国軍部隊の戦力は日を追うごとに増大している状態
である。銀河帝国宰相リッテンハイム公爵閣下及び銀河帝国軍最高司令官タン
ネンベルク元帥は、駆けつけた帝国軍部隊の勇気と忠誠を賞賛し、麾下部隊へ
の参加を認められた」

 これは実際、近隣の星系へ駐屯していた帝国軍部隊のうち、オーディンに移
動しタンネンベルク軍の指揮下に入ろうとする者がじわじわと増えている、と
いう事実を宣伝しているものである。「来る者は拒まず」の姿勢であることを
明言しているので、オーディンから近い星系では、タンネンベルク軍に参加し
た方が有利であるし安全だ、という意識が相当強くなっていた。ヴァルハラ星
系外縁部会戦の勝利は、その意識を更に後押しすることだろう。タンネンベル
ク軍に参加してくる者が、更に増えていくであろうことは疑いのないところだ。

(以下続く)

WEBRANKING テキストサイト部門 サイトランキング 文学・小説・童話部門 mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加