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投稿ログ10 (No.211 - No.223)

親記事No.19スレッドの返信投稿
board3 - No.211

反銀英伝 大逆転! リップシュタット戦役(48)

投稿者:不沈戦艦
2000年12月22日(金) 16時56分

「ところで、閣下は今後の方針は、いかにお考えなのでしょうか。帝都を制す
る事はできたものの、貴族連合軍の総力を結集できた訳ではありませぬし、金
髪の孺子、いえローエングラム侯の勢力も未だ強大です。我らが最終的な勝利
を得るには、今のままでは条件的に厳しいと思うのですが」

 シュリーフェン准将が述べる。准将はかなり理知的な人物で、物事を数学的
に処理することが得意であり、「優秀な参謀将校」という評判を得ていた。タ
ンネンベルク伯より三つ上の28歳、焦げ茶の髪と黒い瞳を持つ。痩せ気味だ
が身長は198cmもあり、鋭い目つきと相まって、准将を見る者には精悍な
印象を与えている。「飢えた狼」と評されたこともあるくらいだ。用兵に関し
ては、若干現実より理論を優先する傾向が強い。

「もちろん、そう言うからには、卿にも何をどうすべきかは解っているのだろ
うな?」

 レープ准将が訊ねる。こちらはシュリーフェン准将とは正反対で、短躯の小
太り、といった風体だった。年は30になったばかりで、高音気味の声の抑揚
が独特な、一見コミカルな印象のある人物だが、さすがに伯爵らしい上品さは
備えている。どちらかと言うと前線向きの陣頭指揮型司令官で、参謀将校型の
シュリーフェンとはタイプが違う。対立している、という程ではないのだが、
二人の意見が衝突し、論争になることもまた多い。

「もちろん、5万隻とは結構な戦力なのですが、今のままでは戦力不足であり、
ほぼ倍の戦力を持っているローエングラム侯相手に最終的な勝利を得ることは
難しい、ということは今更ここにおられる方々には申し上げるまでもない話で
しょう。小官が気にしているのは、ガイエスブルグのブラウンシュヴァイク公
麾下の戦力を、どうやってこちらに取り込み、なおかつオーディンまで持って
くるか、についての具体的方策でして」

 シュリーフェンならずとも、「ガイエスブルグの戦力を味方に引き入れなけ
ればならない」ことはよく承知している。リッテンハイム=タンネンベルク軍
とガイエスブルグの戦力と合わせれば、軽く15万隻には達するところだ。そ
の全力をタンネンベルク伯が率いれば、10万隻程度のローエングラム侯軍を
撃破できることは先ず疑いない。

「そうだな。ガイエスブルグには敢えてシュヴェーリン伯爵、リュトヴィッツ
子爵、マントイフェル男爵、エーゼベック男爵を残してある。説得は彼らにや
ってもらうつもりだ。欲張りで感情的なブラウンシュヴァイク公のことだ、リ
ッテンハイム侯の帝国宰相就任も侯爵令嬢サビーネ様の即位も、絶対に認めは
せぬだろうが、それ以外の貴族たちはそういうことはあるまい。切り崩すのは
そうは難しくないだろうな。サビーネ様の即位の模様と、リッテンハイム侯と
私の演説を全帝国に放送すれば、『盟主と仰ぐ相手を間違えた』と激しく動揺
しよう。何かきっかけさえあれば、雪崩をうって陣営を変えようとすることに
なる。ブラウンシュヴァイク公が地団駄を踏んで悔しがろうとも、こちらに付
こうと考えてガイエスブルグから脱出する者が激増し、形成は逆転するのだ。
我らとしては、彼らがオーディンへ無事たどり着けるよう手配をすればよい」

「と、すると、きっかけを作ることと、ガイエスブルグからオーディンへの連
絡線の構築ついては、すでに閣下には腹案がおありなのですね?」

 カーレンベルク大佐が質問する。カーレンベルクは32歳、赤毛のがっちり
した体格の勇将で、ラインハルト陣営のビッテンフェルトに相当するような人
物である。しかし、カーレンベルクはビッテンフェルトのように「攻勢一本槍」
というようなところはない。一旦攻勢に出た場合は火の玉のように攻め掛かり、
相手を完膚無きまでに叩きのめしてしまうが、防御に回った場合の粘り強い戦
いぶりにも定評がある。「我慢できる」ところはビッテンフェルトとは明らか
に違う。タンネンベルク伯は「カーレンベルク大佐はミシェル・ネイ元帥の再
来のようだ」と評しているが、ナポレオンの将軍の話をされても、旧地球世紀
の歴史に興味がある者にしか意味が解ろうはずもなく、あまり周囲には理解さ
れていなかった。歴史家志望だった自由惑星同盟のヤン提督なら、即座に合点
がいくかも知れない、といったところだろうか。

「そうだ。連絡線は迂回ルートにはなるが、5本を確保することで策定済みだ。
さすがのローエングラム侯も、その全てを潰すことは適わぬ。彼も兵力をふん
だんに持っている訳ではないのでな。問題はガイエルブルグ-オーディン間の
直進ルートからは外れるので、艦隊の移動に時間がかかることくらいか。それ
と、分散してオーディンへ向かう味方を、各個撃破されてしまわないこと。き
っかけの方は、貴族連合軍総司令官のメルカッツ提督を説得すること、これに
尽きよう。彼に『新皇帝陛下への忠誠を果たす為、ガイエスブルグから退去す
る』と言わしめればよいのだ。本来は私が直接ガイエスブルグに乗り込みたい
ところだが、今はオーディンを空ける訳にはゆかぬので、それはできない。よ
って、私の親書をメルカッツ提督に渡そうと思う」

 タンネンベルク伯は、オーディンとガイエスブルグを結ぶ「連絡線」を、す
でに何本も確保している。直進ルートにはラインハルト軍がいるので、兵力の
移動には使えないが、迂回ルートならそういうことはない。仮にラインハルト
軍が迂回ルートの全てを封鎖しようとすると、兵力分散の愚を犯すことになる
ので、そのような行動をとるとは思えない。

(以下続く)

親記事No.167スレッドの返信投稿
board3 - No.212

Re197/207/209:「反創竜伝」あれこれ

投稿者:冒険風ライダー
2000年12月22日(金) 19時24分

>画聖マニの再来(自称)さん
>  竜堂民主主義自由共和国(仮称)の政治とは・・・?
> 1.反抗者は力をもって制圧
> 2.法律(この場合は国際法や条約等)より家訓(自国の法)が大事
> 3.敵対する相手には何をしてもよい
> 4.政策の評価基準はダブルスタンダードで(まちがっても日本を誉めない、自国や友好国の評価は甘い)
> 5.諸悪の根源は大資本家、特に日本とアメリカ
> 6.政策決定には感情がかなりのウェイトを占めている

 まだこんなのがありますね。

7.竜堂兄弟に対する批判は内容如何を問わず一切認められない。違反者は最高刑で死刑
8.家訓(自国の法)が自国の国益や人道に反すると判断された場合、
  家訓は破ってもかまわない
9.最高法規は改訂版ハムラビ法典(恩は2倍にして返せ、仇は10倍にして返せ)
10.武道の伝道と宗教の布教活動は全面的に禁止
11.主戦論を唱える者は自らが戦地に赴かなければならない
12.国有・私有を問わず、全ての財産は外部に対して常に無料で公開しなければならない。
  費用は全て国費でまかなう

 ……私だったら、頼まれてもこんな国に住みたくはないですが(笑)。

>・・・そういえば中国って殷周革命以降は竜種の支配下にあったんですよねぇ・・・。う~ん、意味深だ・・・。

 正確には少し違います。中国は殷周革命以前も以降も天界および仙界の支配領域で、竜種は天界の主・玉皇大帝の家臣という設定になっています。西洋世界は牛種の支配領域で正しいのですけど、東洋世界の方は非常に分かりにくくなっているんですよね。第一「日本は一体誰の領域に属するのだろう?」という深刻な疑問がありますし(笑)。
 天界および仙界は地上の人界に対して絶対中立・不干渉主義の建前を掲げていますが、実際には自分達の利益に沿った干渉行為をしばしば行っています(創竜伝8巻&12巻参照)。連中には法治主義の精神が全くないと私が批判する理由のひとつがこれなのですけど。

>Merkatzさん
>竜堂兄弟ってようは「あいつが嫌い」という感情で全てを決めているような感じじゃないですか。
>日本の政治家は嫌いだが、牛種と四姉妹はもっと嫌いだ、みたいな感じで。
>だから、政治を良くするために権力を行使してみてはと、嫌いな相手から言われて引き受けるだろうかと思ったわけで。
>だから幼稚な彼らのこと、「そもそもこんな提案をする彼らこそ諸悪の根元ではないか!」と悟って(笑)牛種退治にいそしむ方が自然に思えたんです。

 竜堂兄弟が何の理由もなしにあの提言を拒絶してしまったら、連中は自分達が語る社会評論に思想的正当性が全くないということを、自ら公言することになってしまうではありませんか。ただでさえ説得力が全くない破綻だらけの社会評論は、竜堂兄弟自らの手によってトドメを刺されることになってしまいます。
 それにあの提言には「竜堂兄弟の無責任性」を責めたてる材料にするというもうひとつの意義があるのです。もしあの提言を断ってしまったら、その時点で竜堂兄弟は四人姉妹や牛種に対抗するための政治的正当性すら失ってしまうことになるのです。いかに竜堂兄弟が四人姉妹や牛種の世界支配体制を批判したところで、提言した側が、

「すくなくとも我々は自分達が行ってきた政治に責任と誇りを持っている。政治参加の道がありながら政治の責任を取ろうとすらせず、他人に政治の責任を転嫁して平然としていられるお前らに我々の政治を云々する資格はない」

と返してしまったら、竜堂兄弟は何も返答することができなくなってしまうのですから。この場合、たとえ竜堂兄弟が唱える社会評論の内容がいかに正鵠を射たものであったとしても、自己責任の差という一点だけで、連中の主張には完全に説得力がなくなってしまうのです。
 そもそも私が目的としているのは「竜堂兄弟を思想的・精神的に屈服させる」ことであり、「竜堂兄弟に権力を掌握させる」というシミュレーションも、最終目的はそこにあるわけですから、連中があの提言を拒絶することによって、連中が持つ政治的・思想的正当性を自らの手で破壊させたら、過程こそ違えど、その時点で私の目的は達成されたも同然です。まああの連中に、自分達の思想的・政治的正当性が完全に破壊されてしまったことをマトモに自覚できるだけの知能があるとは思えませんが(笑)。

>恵さん
>確かに、物事の筋の通し方からすれば、あれだけ激しく社会評論をまき散らす竜堂兄弟は、たとえ敵側からとはいえ、政治への参加の呼びかけを訴えられれば応えなければならないはずですが、果たして自分たちの平和しか考えていない利己的な竜堂兄弟が、その手の誘いに乗るとも想像しにくくないですか?

 ホントに連中が「自分たちの平和しか考えていない利己的な」性格を有しているのであれば確かに誘いに乗ることは考えにくいかもしれませんが、実際には連中、そこまで割り切った考え方など持ってはいないのですよ。証拠は創竜伝本編の中にいくらでも転がっています。
 たとえば創竜伝7巻では、赤ん坊を食べようとした小早川奈津子のペット・大蛇の「白虎丸」に対して、竜堂続と竜堂終が例によって例のごとく下らない能書きを長々と述べた挙句に殺してしまいましたが、なぜわざわざそんなことをやったのでしょうか? 「白虎丸」に赤ん坊が食べられてしまったところで、別に竜堂兄弟の動向には全く何の関係もないではありませんか。むしろ「竜堂兄弟の平和」という観点から見ると、この「白虎丸」との戦いが小早川奈津子との初めての対立だったのですから、連中は自分達の方から積極的に「平和」を捨てる選択肢を選んでいたわけで、これは自己矛盾もいいところです。
 また四人姉妹が推進していた「染血の夢」計画も、アレは別に竜堂兄弟に対して害をなすものではありませんでしたし、竜堂兄弟の故郷である日本も救われる事になっていました。ならばこれが完璧に実行されたところで、これまた「竜堂兄弟の平和」とは全く何の関係もないものであったはずです。にもかかわらず連中はロクなアンチテーゼや政治的な代案を用意することすらないまま「染血の夢」計画を阻止しようとしています。
 つまり竜堂兄弟は、口では「自分たちの平和しか考えていない」と言っておきながら、実際にはそこまで利己主義に徹することができておらず、自分達と全く関係のないことについても無用な口を挟まずにはいられないのです。この言行不一致が存在する限り、連中を思想的・政治的陥穽に突き落とすのは極めて容易なことです。
 いっそ徹底して利己主義を貫いていたのであれば、私はむしろ竜堂兄弟を絶賛したかもしれないのですけど。

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board3 - No.213

そうそう、それなんです

投稿者:Merkatz
2000年12月24日(日) 11時17分

>まああの連中に、自分達の思想的・政治的正当性が完全に破壊されてしまったことを
>マトモに自覚できるだけの知能があるとは思えませんが(笑)。

私が冒険風ライダーさんの論理的な実験に敢えて意義を差し挟んだのもそれを思ったからでして。
そもそも竜堂兄弟が盛大に論理破綻をやらかしているのは、自分たちの論理が破綻していることに気付いていない無神経さにあるわけで、
どんなにこちらが理路整然と思考の陥穽について指摘しても、「それがどうした」(byアッテンボロー)という風に返されてしまうのではと思ったんです。
さすが竜だけあって、人間とは別次元の思考をしているようで(笑)。

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board3 - No.214

竜の耳に念仏

投稿者:本ページ管理人
2000年12月24日(日) 15時44分

> >まああの連中に、自分達の思想的・政治的正当性が完全に破壊されてしまったことを
> >マトモに自覚できるだけの知能があるとは思えませんが(笑)。
>
> 私が冒険風ライダーさんの論理的な実験に敢えて意義を差し挟んだのもそれを思ったからでして。
> そもそも竜堂兄弟が盛大に論理破綻をやらかしているのは、自分たちの論理が破綻していることに気付いていない無神経さにあるわけで、
> どんなにこちらが理路整然と思考の陥穽について指摘しても、「それがどうした」(byアッテンボロー)という風に返されてしまうのではと思ったんです。
> さすが竜だけあって、人間とは別次元の思考をしているようで(笑)。

 現実世界の人間(それもまがりなりにも知識や評論の世界に身を置いている人間)にも結構いますからねぇ。
 普段自衛隊に反対している人間が震災の時に自衛隊の出動が遅れたのを「人災」だと怒ってみたり、容疑者の人権第一の弁護士が同僚の弁護士を殺したオウムに対しては「死刑にしろ」と言ってみたり。
 当時は連中の矛盾撞着があらわになって限界を見せたように思われたものですが、今じゃすっかり何食わぬ顔で言論活動してますから。恥ずかしげも無く。
 竜堂兄弟に正当性を説いたところで、自分を一市民だと思っている彼らには馬の耳に念仏でしょうね(「竜王」だったらまだ責任感はあるかも知れないですが)。

 結局、彼らは「ちゃんと投票している」という代議制民主主義の欠陥的な権利・責任意識(選挙民の責任なんて問うことが出来ない)を拠り所にしているため、何を言われようと平気なんじゃないかと思います。

 とまあ、竜堂兄弟に政治参加して貰いたいと来れば、やはり現実世界の「とうちゃん」にその卓越した政治意識を見せてもらいたいなぁ(笑)
 ちょうど、同じ作家で同じ思想傾向で同じ名字の某氏が知事になったことだし……

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board3 - No.215

更に別の『反創竜伝』

投稿者:本ページ管理人
2000年12月24日(日) 16時08分

 仙界の連中が「彼らだったら人間であっても権力者と対立しただろう」と言われる竜堂兄弟ですが、彼らに超人的な力がなかったらどうなったでしょうか?
 彼らの言っていることの正当性なんてものは、超人的な力という虚飾と暴力装置を取り除いてはじめて真価が測れるはずです。

 一応、超人的な力がなければ船津老や四人姉妹に狙われることはないですけれどねぇ。別に権力者が目の敵にするほどの危険思想(笑)なんて持ち合わせていませんし、敵対しようがなさそうなもんですが。

 むしろ、人格形成過程で対人関係がまったく変わるでしょうから(超人の時には感じなかった「威嚇」というコミュニケーションが発生する)、全くの別人格になる方が正しそうですね(笑)。

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board3 - No.217

今の私があるのは連中のおかげ&架空都知事選シミュレーション

投稿者:モトラ
2000年12月24日(日) 17時11分

>  現実世界の人間(それもまがりなりにも知識や評論の世界に身を置いている人間)にも結構いますからねぇ。
>  普段自衛隊に反対している人間が震災の時に自衛隊の出動が遅れたのを「人災」だと怒ってみたり、容疑者の人権第一の弁護士が同僚の弁護士を殺したオウムに対しては「死刑にしろ」と言ってみたり。
>  当時は連中の矛盾撞着があらわになって限界を見せたように思われたものですが、今じゃすっかり何食わぬ顔で言論活動してますから。恥ずかしげも無く。

立て続けに発生したこの二つの事件と、それに関する進歩的な人々の発言の数々は、私を左翼的洗脳から解き放ってくれました。その点については感謝(大笑)

>  とまあ、竜堂兄弟に政治参加して貰いたいと来れば、やはり現実世界の「とうちゃん」にその卓越した政治意識を見せてもらいたいなぁ(笑)
>  ちょうど、同じ作家で同じ思想傾向で同じ名字の某氏が知事になったことだし……

仮に田中芳樹が「右傾化を煽る風潮に風穴を」と次期都知事選に立候補、二期目を目指す石原慎太郎と一騎撃ち…という事態になったとして、どのような結果が待ちうけているのでしょうか。
今でも「銀河英雄伝説」「創竜伝」を盲目的にバイブルとする人々の票数だけではムリでしょうね。一般的な認知度が石原慎太郎や田中康夫どころか、今や切手の図柄になるほど市民権を得たアニメの総監督にも及ばず、論壇で保守に攻撃されることも、左翼に褒めちぎられることもないと言う現状では(その点では小林よしのり以下…)。まず「一騎撃ち」の状況を作るには、左翼政党や市民団体に所属する田中芳樹ファンが動いて、政党幹部に候補者擁立を断念させ実質的支持を取りつけ(川田悦子戦法)、市民団体に「田中芳樹的思想」を説いて回り、勝手連的運動を展開させる…いかん、田中知事実現を目指してどうする(^^;)

親記事No.167スレッドの返信投稿
board3 - No.218

Re213/214/217:「反創竜伝」第二の強攻策&知事選シミュレーション

投稿者:冒険風ライダー
2000年12月25日(月) 14時11分

>Merkatzさん
> 私が冒険風ライダーさんの論理的な実験に敢えて意義を差し挟んだのもそれを思ったからでして。
> そもそも竜堂兄弟が盛大に論理破綻をやらかしているのは、自分たちの論理が破綻していることに気付いていない無神経さにあるわけで、
> どんなにこちらが理路整然と思考の陥穽について指摘しても、「それがどうした」(byアッテンボロー)という風に返されてしまうのではと思ったんです。
> さすが竜だけあって、人間とは別次元の思考をしているようで(笑)。

>管理人さん
> 結局、彼らは「ちゃんと投票している」という代議制民主主義の欠陥的な権利・責任意識(選挙民の責任なんて問うことが出来ない)を拠り所にしているため、何を言われようと平気なんじゃないかと思います。

 う~ん、やっぱり難しいですかね。あの「お前が戦争に行け論」の社会評論バージョンは、竜堂兄弟の思想面における致命的な欠陥を的確に、しかも連中では絶対に回避不可能な形で突くことができるので相当に有効な戦法だと思ったのですが、竜堂兄弟にそれを理解できるだけの知能と識見がなければ確かに意味を成しませんわな。
 連中は人様をアレほどまでに説教まがいの社会評論を使って非難しているのですから、逆に他人から非難された時、少しは自分達の主張を顧みるぐらいの「自律」や「自省」ぐらいあるのではないかと「若干の期待」をかけてしまった私がどうも間違っていたようですね。普通一般の常識と識見さえあれば私の理論的説得は完璧な効力を発揮するはずですが、やはり感情と病的なプライド意識の暴走で発狂しているようなキチガイ連中相手にそんなものは通用しないか(笑)。
 まあ交渉が成功しようが失敗しようが、交渉によって竜堂兄弟の思想的・政治的正当性を連中自身の手によって完全に破壊させることができますし、「すくなくとも最初の段階では四人姉妹ないし牛種は竜堂兄弟に対して極めて友好的であったにもかかわらず、連中は一方的にこちらの手を振り払って敵対した」という「事実に基づいた宣伝」を展開することによって竜堂兄弟にある程度の思想的ダメージを与えることも可能ですから、ダメもとでも交渉を行ってみる価値は充分にあるとは思いますけど。

 それとアレはまだ「第一の理論的説得策」であって、一応私のシミュレーションの中でも、連中がこちらの主張内容を全く理解することすらなく拒絶してくることは計算の内に入っております。それに基づいてNo.185では「第二の強攻策」も同時に作成しておいたのですが、こちらについての成功率はどうなのでしょうか?
 連中に対して四人姉妹ないし牛種の政治力と経済力に基づいた強大なまでの世界支配戦略の一端を披露しつつ、それを竜堂兄弟に対する強力な脅迫・交換条件提示としての外交カードとして使うという戦法は、むしろ連中が感情に基づく行動原理を持っているからこそ却って有効な戦法たりえるのではないですか? そしてさらに、万が一にも自分達に刃向かってくる場合は、自分達の力で全世界を滅亡させると「脅し」をかけておけば、四人姉妹に対抗できるだけの政治力も経済力も全く持たない竜堂兄弟は、むしろその自分達自身の安っぽいヒューマニズム的な感情によって四人姉妹ないし牛種に逆らうことができなくなってしまいますし、それによって四人姉妹ないし牛種の安全まで確保することすらできるようになるのです。
 連中は「自分達はただ権力者の攻撃に対する正当防衛を行っているだけだ」と口では公言しているものの、実際にはその「正当防衛」の流れに反した行動ばかり取っているのは、創竜伝本編の流れを見れば一目瞭然です。そして連中の感情的発作(笑)の源泉には「安っぽい3流以下のヒューマニズム」というシロモノが確実に存在します。「第二の強攻策」は竜堂兄弟が持つこの思想的破綻を逆手に取ったものであり、竜堂兄弟が思想的に転向するか、連中にイキナリ四人姉妹ないし牛種に対抗できるだけの強大な政治力・経済力が備わったりしない限り、連中にこの「第二の強攻策」を無視・拒絶することはほぼ不可能です。
 しかもこの方法は竜堂兄弟側が政治的・経済的に無為無力である限り、何度でも使用することができます。拒絶すれば人類は四人姉妹ないし牛種の政治力と経済力とによって完全に滅亡させられることになるのですから、力しか能のない竜堂兄弟にはどうすることもできません。この状況ではさすがの竜堂兄弟も少しは政治意識に目覚めざるをえないでしょう。これに先だって「第一の理論的説得策」を実行していればさらに効果的です。
 四人姉妹ないし牛種の竜堂兄弟に対する要求内容は別に何でも良いのですが、「連中に権力を掌握させる」以外にも「天界と仙界に攻めこませ、連中を天界において孤立させる」というのが結構有効な選択肢として存在しますね。そもそも牛種の最終目的は「人界・天界の完全支配」にあるのですし、竜堂兄弟と仙界・天界とを噛み合わせれば、自分達が手を下すこともなしに敵対勢力を弱体化させたり、竜堂兄弟を完全に孤立させたりすることすらできるのです。
 実は創竜伝本編においてもこの策は充分に使用することが可能だったはずなのですが、四人姉妹ないし牛種側の思考水準が、低能な竜堂兄弟のそれをすらはるかに下回っていたために立案されることさえなかったんですよね。ただ単純かつストレートに「染血の夢」計画を竜堂兄弟にバラすのではなく、それを有効な交渉のカードとして使って連中に自らの政治面における無力さを思い知らせてやれば、自分達の安全を確保しつつ、キズひとつ与えることすらなしに連中を屈服させる事だってできたかもしれないのに。
 さすがにこの「第二の強攻策」が竜堂兄弟の知能不足によって失敗することはありえないでしょう。これは理論ではなく感覚的に理解させることができるのですし、「脅迫」という手段は感情で動く連中の方がむしろ簡単に引っかかるような方法なのですから。

>モトラさん
>仮に田中芳樹が「右傾化を煽る風潮に風穴を」と次期都知事選に立候補、二期目を目指す石原慎太郎と一騎撃ち…という事態になったとして、どのような結果が待ちうけているのでしょうか。

 元々が熊本県出身の田中芳樹は、東京都知事ではなく熊本県知事に立候補した方が良いのではないでしょうか? 「地元出身の有名作家」というキャッチフレーズが相当有効な武器として使用できます。東京都で石原慎太郎氏と勝ち目のない選挙戦など展開するよりもはるかに勝算のある方法だと思いますけど。
 熊本県は「保守王国」などと呼ばれる自民党の勢力基盤のひとつでもありますからね~。ここで勝てば、田中芳樹が激しく憎んでいるであろう自民党にも一矢報いることができるわけですから、是非とも本人に立候補してもらいたいところなのですが(笑)。

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board3 - No.220

Re: 知事選シミュレーション

投稿者:不沈戦艦
2000年12月25日(月) 16時11分

> >仮に田中芳樹が「右傾化を煽る風潮に風穴を」と次期都知事選に立候補、二期目を目指す石原慎太郎と一騎撃ち…という事態になったとして、どのような結果が待ちうけているのでしょうか。

> 元々が熊本県出身の田中芳樹は、東京都知事ではなく熊本県知事に立候補した方が良いのではないでしょうか? 「地元出身の有名作家」というキャッチフレーズが相当有効な武器として使用できます。東京都で石原慎太郎氏と勝ち目のない選挙戦など展開するよりもはるかに勝算のある方法だと思いますけど。
> 熊本県は「保守王国」などと呼ばれる自民党の勢力基盤のひとつでもありますからね~。ここで勝てば、田中芳樹が激しく憎んでいるであろう自民党にも一矢報いることができるわけですから、是非とも本人に立候補してもらいたいところなのですが(笑)。

 あの田中芳樹に、知事になるような勤勉さを求めるのは酷なのでは?勤労意欲は相当薄そうですからね~。

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board3 - No.221

Re^2: 知事選シミュレーション

投稿者:日傘
2000年12月25日(月) 17時44分

>
>  あの田中芳樹に、知事になる
> ような勤勉さを求めるのは酷なのでは?勤労意欲は相当薄そうですからね~。

 ま、まさか、ここ最近の著作量の多さは、政界進出に先駆けて出版界に大量にたまっている空手形を清算しようとしているのでは(笑)!?

 田中芳樹知事ですか。でもアノヒト、私のイメージ的ではノンポリっぽいですからねえ。現実に直面すれば意外とあっさり転向するかも……

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board3 - No.222

反銀英伝 大逆転! リップシュタット戦役(49)

投稿者:不沈戦艦
2000年12月26日(火) 16時21分

「親書を手渡すとなると、誰かがガイエスブルグまで行かねばならぬ、という
ことになりましょうか?」

 エターリン大佐が質問した。エターリン大佐は31歳。金髪碧眼だが、容貌
は十人並みである。大きな鷲鼻が特徴だった。しかし性格は派手で、目立ちた
がりなところがかなりある。パーティー好きで、帝都にいる時は連日連夜のよ
うに舞踏会に顔を出し続け、自分でも主催する事が多いのだが、さすがに今回
は非常時なのでそうはいかないようだ。性格からすれば攻勢の方が得意のよう
な気がするのだが、何故か正反対の防衛戦の名手として知られている。

「いや、卿らをガイエスブルグにまで派遣するつもりはない。私の親書は、巡
航艦一隻に運ばせれば充分だ。というか、もう手配は終わっている」

 タンネンベルク伯は言い切り、更に続ける。

「しかし、ガイエスブルグを脱出した部隊の集結地が要る。それの整理と誘導
は必要だろう。レープ准将、それは貴官に依頼する」

 話を向けられ、レープが驚いたような顔をした。

「集結地、と言いますと?」

 意味があまり解っていないようで、問い返すレープであった。

「いや、彼らを直接オーディンへ召集する訳ではないのだ。私としては、挟撃
作戦を行うつもりなのでね。単純化して説明すると、オーディンの兵力でロー
エングラム侯の兵力を引きつけておき、後背からガイエスブルグ脱出部隊が襲
いかかるという寸法だよ。その為には、敵に悟られぬよう、かつオーディンか
らあまり遠くない距離に、ガイエスブルグ脱出部隊を一旦集結し、戦力を再編
しておく必要がある」

 ここで初めて、タンネンベルク伯は自分の構想を告げた。オーディンを囮に
した挟撃作戦、それがタンネンベルク伯の勝利への戦術デザインである。それ
を聞いて周りの幕僚たちは、一斉にどよめいた。かなり危険な要素もある作戦
だ、ということは言うまでもない。後背から襲いかかるガイエスブルグ組が遅
れた場合は、オーディンのタンネンベルク軍は倍の敵と戦い続けることになる。
救援が遅れた時は、タンネンベルク軍は壊滅してしまうこともあり得るのだ。
あるいは逆に、敵が後背の戦力に先に気付くような展開になった場合、ガイエ
スブルグ組の方が単独で戦うことも考えられる。こちらは戦力的に互角とはい
うものの、「戦争の天才」が相手である以上、自分たちの方が有利と云える訳
ではない。いずれにせよ、タイミングが大問題になることは間違いないだろう。

「それはあまりにも危険ではありませぬか?挟撃が上手く行ったら万々歳とは
いうものの、少しでもタイミングが狂った場合、双方が各個撃破される可能性
が高いと思うのですが。もう少し、堅実に戦うべきではないかと。充分な戦力
をオーディンへ集結させてからの方が安全確実です」

 シュリーフェンが異論を挟む。准将は「理を優先する傾向がある」とは言っ
ても、現場を無視するような性格ではない。精緻に組み上げられた作戦が、実
行段階では予定通り行かず、脆いこともあることは充分承知している。

「いや、それは承知しているのだ。短期間に戦役を終結させないと、状況が悪
化する可能性が高いので、やむなくそうするのだよ。何しろ我が貴族連合軍は、
統制が取れているとは言い難い。戦役が長期化した場合、一度や二度でなく分
派騒動が起こり、内部抗争が始まるやも知れぬ。そうなっては我らの敗北だ。
故に、早期に決戦を行って、一気にかたを付けねばならぬのだ。ガイエスブル
グの戦力が全部オーディンに来てしまった場合、ローエングラム侯は決戦を避
け、空になったガイエスブルグを占領して籠もってしまうかも知れぬだろう。
それでは、戦役が長期化するのは必定。そうなれば人心も惑うだろうし、最悪
叛乱軍、いや自由惑星同盟軍の介入まであり得る。その状況では戦局が複雑化
してしまい、どう転ぶか何とも解らぬようになろう。戦いは可能な限り、単純
化せねばならぬのだ。予測不能な因子はなるべく入れてはならぬ。よって、『戦
力が少ないオーディンのタンネンベルク軍に攻め掛かれば、勝てるかも知れな
い』という敵の唯一の希望を絶ってはならぬのだよ。とにかく、撒き餌は美味
である必要がある、ということだな」

 タンネンベルク伯の説明に、シュリーフェンは、更に疑問を投げかける。

「とは言っても、グリューネワルト伯爵夫人がこちらの手にある内は、ローエ
ングラム侯は手も足も出ないのではありませぬか?いかに戦えば勝てると思わ
せたとしても、それ以前の段階で、彼は姉の身を案じて、攻め掛かるのを断念
するのでは、と愚考しますが」

 シュリーフェンには、ローエングラム侯爵が姉の命を無視して攻撃してくる
とは思えなかった。現に、タンネンベルク伯はグリューネワルト伯爵夫人の命
を盾に、ミッターマイヤー艦隊を退却させたではなかったのだろうか。シュリ
ーフェンには、それを無視するようなタンネンベルク伯の物言いが解せなかっ
たのである。

(以下続く)

board3 - No.223

悪役列伝(名無しの男/創竜伝最強の悪役)

投稿者:優馬
2000年12月29日(金) 09時52分

どうも、ご無沙汰しておりました。優馬です。

 たまさか「創竜伝」第一巻を入手できたので、思いついたネタが「悪役列伝」。田中芳樹ワールドの悪役さんたちについて、みなさんと一緒に論じれたらいいな、と思って企画しました。
 「悪役」の定義は、基本的に「やられキャラ」。従って銀英伝のラインハルトとかは除きます。使い捨てにされる消耗品のザコキャラにも、それなりの視点で解析すれば、思わぬ発見があるやもしれません。
 お好みの悪役キャラについてスレッドを立てていただいて、それについてさらにコメントがある方はレスしていただくといいと思っております。
では、とりあえず拙文を。

名無しの男/創竜伝最強の悪役

創竜伝第一巻に登場。全巻を通じて「竜堂兄弟に言うことをきかせた」たぶんただ一人の悪役。「三十代半ばの、石のような質感をもった男」

>「御前のご命令で、あなたさまを賓客としておむかえにあがりました。
>自動車が用意してございます。どうぞ私とご同道いただきたく存じます
>が」
>「いやだと言ったら?」
> そう始が言ってみると、男は石のような顔に笑いに似た表情をたたえ
>た。
>「この場で私は割腹します。御前のご命令をはたせなかった以上、真正の
>日本人として当然のこと」
>「くだらない死にかただな」
> むしろ怒りをこめて始はつぶやいたが、相手の、いわば静かな狂気とも
>呼ぶ態度に、いささか気おされて、皮肉を言う気になれなかった。

 この人、船津忠巌の「次席執事補」なのですが、どうしてどうして、親分より貫禄がある。「御前」に対しては皮肉の言いたい放題の竜堂始が、この人には「気おされて」るんですから。
 「強い子分」を出して「親分はもっと強い」と言わせるのは、バトルものの常道ですが、その点、このキャラは良くその役割を果たしている。名前もつけてもらっていないワリには、やけに存在感があります。
 問題は、ここまで盛り上げてもらった船津忠巌が、あれよあれよと底を割ってしまうこと。というわけで、もう一つ、「悪役列伝(船津忠巌/田中芳樹にもっとも憎まれた男)」というのを書かせてください。
 それでは、みなさん、良いお年を!

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