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投稿ログ12 (No.233 - No.247)

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board3 - No.233

それは誤解です

投稿者:本ページ管理人
2001年01月09日(火) 10時56分

> でもひとつだけ。作品理論をぶち壊す創竜伝の時間構成において、ソ連とロシアがいつのまにか変化していることはおかしいとのことでしたが(少し文意と異なるといわれそうですが)そりゃしょうがないでしょう。

これは誤解されていますね。

> 作品を書き始めた当初、または六巻の辺りでも、歴史家でも専門家でもない田中氏にソ連崩壊を予期して作品構成しろと言うのが無理な注文だと思いますが。

 これはまったくその通りなのです。ソ連は崩壊しても不思議ではなかったのですが、崩壊そのものを予測することは無理難題です。私はそれを予測しろとは言いません。
 問題はそのあとです。
 創竜伝の作品世界が現実とはまったく別である以上、また「二〇世紀の終わりを数年後にひかえた」世界にソ連を登場させた以上、創竜伝では作品の整合性を保つためにソ連を九一年八月二四日以後も存在させるべきだったのです。一歩譲ってソ連の崩壊を使った話を書きたかったならば、現実とは違った状況・年月で崩壊させればよかったのです。

 そこを、創竜伝はソ連をストーリーに絡ませるでもなく、ただ、しょうもない社会評論をカマしたいがためだけに、作品の因果律や整合性を破壊したわけです。私があそこで批判したのは、そういうことです。

 それにしても、こういうときこそ、「この作品はフィクションであり…」という断りを存分に利用するべきではないですかねぇ…

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board3 - No.234

Re: 悪役列伝(謎のコーリャについて)

投稿者:日傘
2001年01月09日(火) 18時42分

 あけましておめでとうございます。日傘です。
 面白そうなスレッドですのでカキコさせていただきました。

>  「悪役」の定義は、基本的に「やられキャラ」。従って銀英伝のラインハルトとかは除きます。使い捨てにされる消耗品のザコキャラにも、それなりの視点で解析すれば、思わぬ発見があるやもしれません。

 創竜伝の悪役は作者の意向からか、どれもあまりに画一的で魅力を感じないものが多いです。たいてい国粋主義者の俗物か、その腰ぎんちゃくの俗物。印象に残るとすれば、田母沢くらいでしょうか? でもこいつ、巻を隔てて生き延びてますから、ボツですかね。

 私が田中作品でもっとも好きな悪役は、優馬さんの定義からは多少外れるでしょうが、田中芳樹初期の「白夜の弔鐘」の謎のコーリャです。設定こそベタベタなものの、徹底してピカロに徹する姿勢にあの独特の田中節がマッチして、なかなか味のあるキャラクターに仕上がっています。しかも珍しく主人公が誉める! もちろんラインハルトやらとは別の意味ですが。

 古き良き(笑)時代に、純粋に少しでも魅力的な悪役を作ろうと苦心している田中先生の姿が浮かびます。これに限らず、初期作品には敵役といえどもナイスなキャラが数多存在しますし。いい悪役が書けなくなったのは、幾度もこの場で書かれてきたことですが、作家田中芳樹の衰弱なんでしょうね。
 あの頃は良かったなあ……

親記事No.201スレッドの返信投稿
board3 - No.235

なるほど、そうでしたか。

投稿者:画聖マニの再来(自称)
2001年01月09日(火) 20時30分

 冒険風ライダーさん、とっしーさん、丁寧なレスありがとうございました。恥ずかしながら、私はその事件をまったく知らなかった(覚えてないだけかも(^^;))ので、てっきり平沢氏がらみの疑惑と思っていました。まさかこうもいい加減なシロモノだったとは…。(この掲示板の方々にとっては『何を今更』といったところですか(--;))しかも例によって単なるキャラクターとしても存在理由が皆無ですし。嗚呼・・・・・・・っ!

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board3 - No.236

悪役列伝…中国系は宝庫かも?

投稿者:
2001年01月10日(水) 08時45分

優馬さん、あけましておめでとうございます!今年も優馬ワールド(笑)とも呼べるあなたの独特な視点とご意見で私たちを楽しませてくださいね!(^-^)

>  たまさか「創竜伝」第一巻を入手できたので、思いついたネタが「悪役列伝」。田中芳樹ワールドの悪役さんたちについて、みなさんと一緒に論じれたらいいな、と思って企画しました。
>  「悪役」の定義は、基本的に「やられキャラ」。従って銀英伝のラインハルトとかは除きます。使い捨てにされる消耗品のザコキャラにも、それなりの視点で解析すれば、思わぬ発見があるやもしれません。
>  お好みの悪役キャラについてスレッドを立てていただいて、それについてさらにコメントがある方はレスしていただくといいと思っております。

面白いアイデアですね♪
ただ、田中氏の現代物の悪役さんって、ホントに三流以下の俗物で、魅力薄すぎのキャラが多いですよね?(近年の作品は特に!)
恵としては、中国物に登場する敵役はけっこう味がある人物が多いように感じるので、(暴君である隋の煬帝でさえ、それなりに魅力を感じますし)今度、ちゃんと読み返して“悪役列伝”(笑)に載せられるような人物を調べてみまーす♪

親記事No.146スレッドの返信投稿
board3 - No.237

Re: へっぽこ実験小説『反創竜伝』への2

投稿者:本平桟九寸尺
2001年01月10日(水) 12時19分

どーも。はじめまして。

>  実験への2『鳥羽茉理を男の子にしてみよう!』
鳥羽茉理(18歳:男)青嵐学院1年生 竜堂姉妹の従兄弟
 特技:家事全般 「美女揃いだがそろって家庭科の成績は悪い」竜堂四姉妹の通い妻ならぬ通い主夫。
> 1.性格:残念ながら、性格はまるで別物になるでしょう。我らがスーパーヒロイン鳥羽茉理の面影は痕跡も残さず消滅します。
> 理由>女の子ならまだいいけど、男で「竜の威を借る狐」やられるのはちょっとねぇ…。やっぱり「男の子」ならば『好きな女を守ってあげたいが、女の方が圧倒的に強いのでむしろ自分が守られる立場』とゆーものに無意識にせよコンプレックスを抱くくらいの気概が欲しいですね。(例えるなら、クリリンX18号みたいなモノかな?)よって…

 以前「闇医者バロン」なる漫画で『自分が守られる立場』の男の子がいましたっけ。その後中年暴走族に散々な目にあわされ…(これ以上書けない!!)

>性格はちょい気弱 ってとこでしょう。女性をたてるのが創竜伝の心意気。哀れ茉理君、ご主人様から一転家来になってしまいました。(合掌)あと、毒舌家は間に合ってるのでむしろ宥め役に回って欲しいものです。泉田純一郎君みたいに。総合すると、『ちょっとたよりないけど優しいお兄さんor弟みたいな関係』と言う感じでしょうか。何か浦島K太郎(仮名)のような性格になってしまいました。(爆)せめて能登耕平君くらいにはアグレッシブにしないとダメですね。セールスポイントは『誠実さと優しさ』強さは二の次。

 でもこれって「新世紀~」のシンちゃんや「ゆんゆん☆パラダイス(フランス書院ナポレオン文庫)」の坂本睦月ですねえ。(どっちも同居人が女ばっかでおまけに主夫)

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board3 - No.238

Re^2: 檜山良昭氏からの意見について

投稿者:北村 賢志
2001年01月10日(水) 12時37分

久方ぶりの書き込みです。

> 第二に、日本軍の蛮行については「アメリカ本土作戦」という作品で取り上げており、
> 「ワシントン・ポスト」で大きく取り上げられたことがあります。

これについては以前に目にしたことがありますが、ワシントン・ポストでは
「日本軍の蛮行」云々よりも「アメリカが本土まで侵攻され女性兵士を出す
まで追いつめられる」というところに重点を置いて取り挙げていたはずです。
しかしあの当時、友人たちと「檜山氏の『アメリカ本土決戦』は補給の事を考
えてないからリアィティがないなあ」とツッコミを入れていたのが今となって
は幻のようです(笑)

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board3 - No.239

Re: それは誤解です

投稿者:不沈戦艦
2001年01月10日(水) 14時33分

> > でもひとつだけ。作品理論をぶち壊す創竜伝の時間構成において、ソ連とロシアがいつのまにか変化していることはおかしいとのことでしたが(少し文意と異なるといわれそうですが)そりゃしょうがないでしょう。
>
> これは誤解されていますね。
>
> > 作品を書き始めた当初、または六巻の辺りでも、歴史家でも専門家でもない田中氏にソ連崩壊を予期して作品構成しろと言うのが無理な注文だと思いますが。
>
>  これはまったくその通りなのです。ソ連は崩壊しても不思議ではなかったのですが、崩壊そのものを予測することは無理難題です。私はそれを予測しろとは言いません。
>  問題はそのあとです。
>  創竜伝の作品世界が現実とはまったく別である以上、また「二〇世紀の終わりを数年後にひかえた」世界にソ連を登場させた以上、創竜伝では作品の整合性を保つためにソ連を九一年八月二四日以後も存在させるべきだったのです。一歩譲ってソ連の崩壊を使った話を書きたかったならば、現実とは違った状況・年月で崩壊させればよかったのです。
>
>  そこを、創竜伝はソ連をストーリーに絡ませるでもなく、ただ、しょうもない社会評論をカマしたいがためだけに、作品の因果律や整合性を破壊したわけです。私があそこで批判したのは、そういうことです。
>
>
>  それにしても、こういうときこそ、「この作品はフィクションであり…」という断りを存分に利用するべきではないですかねぇ…

 そもそも、創竜伝にソ連の記述って必要なんですかね?竜堂兄弟がシベリア
で暴れ回ったり、クレムリン宮殿を壊したりとかしてませんよね。例えば日本
から近くても朝鮮半島は出していないんだから、ソ連など出す必要はあります
まい。竜堂兄弟が暴れるのは日本国内やヨーロッパ、アメリカ、中国香港など
の話なんですから。

 かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」も、同じように途中で説明無しにソ連がロ
シアに変わってしまっていますけど、これは「やまと」Vs「α級原潜」の対決
などもあったことですし、ロシアの大統領も出てくるし、とまだ「出てくる必
然性」があるだけマシでは、と思いますが。創竜伝の本筋に、ソ連の何が関わ
っているんでしょうか。どっかに関係ある記述ありましたっけ?

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board3 - No.240

うろ覚えですが♪

投稿者:
2001年01月11日(木) 02時43分

>  かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」も、同じように途中で説明無しにソ連がロ
> シアに変わってしまっていますけど、これは「やまと」Vs「α級原潜」の対決
> などもあったことですし、ロシアの大統領も出てくるし、とまだ「出てくる必
> 然性」があるだけマシでは、と思いますが。創竜伝の本筋に、ソ連の何が関わ
> っているんでしょうか。どっかに関係ある記述ありましたっけ?

不沈戦艦さん、はじめまして!(^O^)
えっと、うろ覚えの知識で申し訳ないんですが、ソ連が創竜伝の本筋に直接絡んだことはないと思います。ただ、何巻かは覚えていないのですが、アメリカの日本大使とソ連の日本大使(なぜか、エセ関西弁のロシア人!そういえば、田中作品にはちょくちょくそういうキャラが登場しますね。関西に憧れがあるんでしょうか?)の二人が漫才のようなやりとりをしていた場面があったと思います。社会評論を除けば、私が覚えている限りではソ連との絡みはそれぐらいだったと思いますよ~。
ここは、冒険風ライダーさんの出番ですね!(笑)ぜひ、他にも記述がないか、探していただきたいところですね~!

P.S. 恵も、ソ連→ロシアとする「必然性」はないと思います!それと、他の作家も同じことしてるよッ、っていうのは田中氏の弁護になってないとも思います。「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」じゃあるまいし、それじゃあ小学生並みの思考レベルじゃないですかぁ?

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board3 - No.242

Re^2: それは誤解ですへのお返事

投稿者:ジャコ-
2001年01月11日(木) 04時13分

どうも、私の無礼な書きこみにこんなに速く反応頂き感謝に絶えません。ありがとうございます。

> > でもひとつだけ。作品理論をぶち壊す創竜伝の時間構成において、ソ連とロシアがいつのまにか変化していることはおかしいとのことでしたが(少し文意と異なるといわれそうですが)そりゃしょうがないでしょう。
>
> これは誤解されていますね。

 ごもっともです。すいません。でも、あの書き方だと少し言葉足らずで、私のように捉えてします人も少しいるかもしれません。
>
> > > 作品を書き始めた当初、または六巻の辺りでも、歴史家でも専門家でもない田中氏にソ連崩壊を予期して作品構成しろと言うのが無理な注文だと思いますが。
> >
> >  これはまったくその通りなのです。ソ連は崩壊しても不思議ではなかったのですが、崩壊そのものを予測することは無理難題です。私はそれを予測しろとは言いません。
> >  問題はそのあとです。
> >  創竜伝の作品世界が現実とはまったく別である以上、また「二〇世紀の終わりを数年後にひかえた」世界にソ連を登場させた以上、創竜伝では作品の整合性を保つためにソ連を九一年八月二四日以後も存在させるべきだったのです。一歩譲ってソ連の崩壊を使った話を書きたかったならば、現実とは違った状況・年月で崩壊させればよかったのです。
> >
> >  そこを、創竜伝はソ連をストーリーに絡ませるでもなく、ただ、しょうもない社会評論をカマしたいがためだけに、作品の因果律や整合性を破壊したわけです。私があそこで批判したのは、そういうことです。

 この管理人さんのご意見を私なりにまとめると、
①ソ連を登場時点で、存在させている以上、変化させたいなら、作品の時間の流れの中で変化させるべきであり、バックボーンとしての時代背景を無視して変化させるべきではない。(つまり、銀英伝で言えば、ルドルフ大帝をいきなり、別のヤツににしてしまうみたいな)歴史的事実として設定、作中に言及したものを変えるな。
②しかも、とりあえず現在において(創竜伝十二巻までにおいて)ソ連及びロシアそのほか史実にもとづいたソ連崩壊以降の歴史的変化は作中、本旨とは関係がないので、無理に変化させることが必要ない。うんざりする政治評論のネタでしかない。

 という二点に集約すると考えてよろしいのでしょうか。

 ソ連崩壊とそれに続く時代の歴史的変化は、多分人生で遭遇することはめったにないことです。その渦中にいた同時代人(私や管理人さんを含めて)として、田中氏が、近未来小説に、たとえ設定を一部壊すことによっても取り込もうとすることがそんなに批判されうることなのでしょうかと、私はお聞きしたいのです。
 私も一応大学生として、学問をしています。学問の世界では、ある時常識であったものがいきなり次の時点では非常識になることなど、日常茶飯事です。ある日、最新の論文としてもてはやされたものが、わずかの実験設定の不良により、1週間後にはいっこだにされません。じゃあ、そんな論文を出したやつは何か言われるか。いや別に批判されてそれで終わりです。(適切な例ではないかもしれませんが)。そんな現状を反映して、教科書はかなりあやふやで接合性がありません。でもみんなぶちぶち文句言いながらも、その現状を受容しています。消して望んではいないにせよ。

 仮定の話で申し訳ありませんが、管理人さんは、もし田中氏が、創竜伝に少し手を加え、ソ連をロシアにして、改訂版を出せば納得されるのでしょうか。これで作品の接合性は保たれることになります。

 私も嫌いな押し付けがましい政治評論にしか使われていないじゃないかという意見は確かに最もです。でもまだ、創竜伝は完結していないのです。こんごロシアをどのように作品で登場させるかは、作者の胸にあります。もちろんないかもしれません。管理人さんがおっしゃるように、ただ、インチキくさい政治評論がしたいだけのタメに彼は作品の設定を変えただけなのかもしれません。でも、それは、あくまで数ある推論の中のひとつに過ぎないのではないでしょうか。

> >
> >  それにしても、こういうときこそ、「この作品はフィクションであり…」という断りを存分に利用するべきではないですかねぇ…

 近未来小説および現代小説において、この言葉は、「あれは俺の話から取っただろう」的な意見に対する法的な保障として使われます。まあ、現実にない組織や人物を登場させ、それが現実にある組織や人物と関係するのだから、矛盾は常に付きまといます。作者には、現実に対する確実な知識と分析、違和感なく空想と現実を接合させる想像力が必要とされます。それは、作者の力量ですが、ときにそれを超えることがあり、作者は二つの選択を強いられます。それを作品に取りこむことを断念するか、あえて、矛盾を承知で取りこむかです.

 つまり、総論として、私の言いたかったことは、自己崩壊する田中氏の世界だなどというほど仰々しいタイトルうをつけられにゃならんほど、ロシア変化はたいした問題なのかということです。世の中には、様々な無住や不確実があります、でもいちいちそれを取り上げる人はいません。
 田中氏の小説の対する、批判はもっと大きなものがいくらもあります。その最大のものは、女性の一元的書き方やインチキ社会批評でしょう。

 つまり、はっきり言って、私には 上げ足取りにしか読めなかったということです。見解の相違とおっしゃるならそれまでなのかもしれません。田中氏に力量がないということでしょう。私も、彼に近未来小説を書く才能はないと思います。

 おなじようなことを、管理人さんだけだなく、浮沈戦艦さんや、恵さんも思っておられるようでしたが、一応文中における二人称は、管理人さんで統一しました。複数の人に対する意見に対する返答は難しいということで。
 では、他の方のご意見に。

恵さんへ
 今までの、私の書き方で分かっていただけたと思いましたが、「赤信号をみんなでわたると怖くないこと」と、「近未来小説において、設定を変更する」こととは全く非なることです。前者は、無理にやらなくて良いこと(青になるまで待てばイイ)をあえてやっていることで、筆者は現実と仮想という本来矛盾する概念を接合させる努力の中、やむなくリスクを覚悟して行うことです。1ランク上の志望校を滑り止めなしで受けなきゃならんみたいなものです。そういう受験生が結構いるのとおなじように、(いやならランクを下げる=書かなきゃイイ)、近未来小説および現代小説作家は、事の大小はあれ、それを目立たぬようにしながらもやらなければならない。そのことを私は言いたかったのです。
 多分、あなたも、そういう経験があると思います。最善ではないけど、リスクもあるし、人に迷惑をかけるけど、自分の考えを貫こうと思えばやらにゃきゃならなかったことが。それは、みんなが目的や方法は違うけど、やっていることです。それぞれの悩みや不安の中で。そのとき「赤信号・・・」と考えることが小学生レベルでしょうか。きつい言い方にみえますが、別に私はなんとも思わず書いているので、怒らないで呼んでください。そういうある種の思いやりみたいなものを、みんなに田中氏にも持ってくれないかな、てのが本当に私の言いたかったことなのかもしれません。

 もちろん、プロであり、素人でなく代金を対価として受け取っている以上作品に対する責任があり、それを田中氏は取るべきだといわれりゃそれまでですが、それなりゃ今後買わなきゃいいのであるし、別に強要されたのでなく、星の数ほどもある出版物の中でそれを買ったのはあくまで自分の責任でしょう。
タイタニア書け!!! 私の心からの叫びです。

 駄文、乱文申し訳ありません。

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board3 - No.244

悪役列伝(纐纈城の城主/纐纈城奇譚より)

投稿者:
2001年01月11日(木) 05時08分

早速、列伝に載せられそうな悪役さんを探してみましたッ!

〈纐纈城の城主/纐纈城奇譚より(このヒトもラスボスなのに、名無しの男です(笑)〉

以下、P166より抜粋

「善は悪、悪は善」
城主は半ば笑い、半ば歌っていた。
「生は死、死は生、明は暗、暗は明。現世にひとつてして確かなものがあろうか」
そういったのは問いかけではなかったらしく、すぐに城主は語をつづけた。
「人は人を喰うて生きるもの。ただ形を変えておるゆえ気づかぬだけではないか。官は税という形で民を喰い、富める者は貧しき者を喰い、貧しき者はさらに貧しき者を喰う。それが人の世と申すものではないか」
「だから、きさまが人を殺し、血を搾って布を染めてもよいとでもいうのか」
李績が烈しく睨みつけたが、城主は痛痒を感じたようすもなかった。
(中略)
「では汝らに問おう。善といい悪という。何をもって善といい、何を指して悪というのか、明快に答えられるか」
「無辜の民を殺すのは悪だ」
「何と単純な」
城主は笑った。嘲笑である。

纐纈城奇譚というお話は、「宇治拾遺物語」を素材にした中国・唐の時代の冒険活劇です。この物語の最大の悪役は「纐纈城の城主」とだけしか記されていない魔人なのですが、人の血を搾って布に染めて売り、さらにすの死体を食料にするという呪われた一族の首領でもあります。

以前、このサイトでも「人間の原罪」をテーマに議論されたのを記憶しているんですけど、纐纈城の城主は主人公たちにそれをストレートにぶつけているのが、それが今までの田中作品にない悪役キャラだなぁ、と少し感心したんです。あと、主人公の「無辜の民を殺すのは悪だ」という言葉も、「○○が正義だ!」ではなかったので、ほっとした覚えがありますね。(^^;)

でも、この「では汝らに問おう。善といい悪という。何をもって善といい、何を指して悪というのか、明快に答えられるか」をぜひ竜堂兄弟にも投げかけてみたいものですね~。たぶん、速攻で
「おれたちの敵は悪だッ!」
なんて恐ろしい返事が返ってきそうですケド♪

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board3 - No.245

ジャコ様、それは違うと思いません?

投稿者:
2001年01月11日(木) 07時32分

> 恵さんへ
>  今までの、私の書き方で分かっていただけたと思いましたが、「赤信号をみんなでわたると怖くないこと」と、「近未来小説において、設定を変更する」こととは全く非なることです。前者は、無理にやらなくて良いこと(青になるまで待てばイイ)をあえてやっていることで、筆者は現実と仮想という本来矛盾する概念を接合させる努力の中、やむなくリスクを覚悟して行うことです。1ランク上の志望校を滑り止めなしで受けなきゃならんみたいなものです。そういう受験生が結構いるのとおなじように、(いやならランクを下げる=書かなきゃイイ)、近未来小説および現代小説作家は、事の大小はあれ、それを目立たぬようにしながらもやらなければならない。そのことを私は言いたかったのです。
>  多分、あなたも、そういう経験があると思います。最善ではないけど、リスクもあるし、人に迷惑をかけるけど、自分の考えを貫こうと思えばやらにゃきゃならなかったことが。それは、みんなが目的や方法は違うけど、やっていることです。それぞれの悩みや不安の中で。そのとき「赤信号・・・」と考えることが小学生レベルでしょうか。きつい言い方にみえますが、別に私はなんとも思わず書いているので、怒らないで呼んでください。そういうある種の思いやりみたいなものを、みんなに田中氏にも持ってくれないかな、てのが本当に私の言いたかったことなのかもしれません。
>
>  もちろん、プロであり、素人でなく代金を対価として受け取っている以上作品に対する責任があり、それを田中氏は取るべきだといわれりゃそれまでですが、それなりゃ今後買わなきゃいいのであるし、別に強要されたのでなく、星の数ほどもある出版物の中でそれを買ったのはあくまで自分の責任でしょう。
> タイタニア書け!!! 私の心からの叫びです。
>
>  駄文、乱文申し訳ありません。

ジャコさん、はじめまして!(^^)
あのP.S.部分は直接あなたにあてて書いたものではありませんが、ご指名いただきましたので、(笑)反論させていただきましょう♪

「多分、あなたも、そういう経験があると思います。最善ではないけど、リスクもあるし、人に迷惑をかけるけど、自分の考えを貫こうと思えばやらにゃきゃならなかったことが。それは、みんなが目的や方法は違うけど、やっていることです。それぞれの悩みや不安の中で」

なるほど~、学生さんらしい文章でかわいいですね。私は社会人ですケド、あなたの言いたいことは何となくわかりますよ。でも、結論から言わせていただきますと、(田中氏にもジャコさんにも)
「甘えてはいけません!」

「多分、あなたも、そういう経験があると思います」ということですが、確かに私も、そういう経験がまったくなかったと言いません。しかし、「1ランク上の志望校を滑り止めなしで受けなきゃならんみたいなものです」というあなたのたとえ方のほうが明らかに間違っていると思いますよ。なぜなら、「仕事」としてプロでやっている以上、それがどんな仕事でも「責任」が生じるからです。学生のあなたにはまだピンとこないかもしれませんが、仮に私(グラフィックデザインを仕事にしてます)が仕事上で何らかのミスを犯したとき、「そういう経験はみんなもしてると思います」なんて口が裂けても言えませんし、言うつもりも毛頭ありません。ミスはミスとして、自分や事務所の責任において対処し、最悪の場合はペナルティを受けます。これは別に、私の仕事だけではありませんよ。
ましてや、「小説」ともなれば不特定多数を対象としたメディアであるだけに読者に与える影響力だって少なくないでしょう。しかも、創竜伝はベストセラー本ですし、ジャコさんは、そのプロ作家としての「責任」が「1ランク上の志望校を滑り止めなしで受けなきゃならんみたいなものです」などという、あくまで個人的な自己責任と覚悟だけで済む問題だと本気でお考えですか?私程度の、一デザイナーの立場でもリスクを覚悟するだけでなく、常に「ペナルティ」も覚悟して仕事してるんですよ。(実際、受けたことありますし)それを、「筆者は現実と仮想という本来矛盾する概念を接合させる努力の中、やむなくリスクを覚悟して行うことです」とおっしゃるのは、「覚悟」さえしていれば明らかに作品世界の設定を意味なく破壊する行為を「多分、あなたも、そういう経験があると思います」として何の「ペナルティ」もなく肯定しろと言うのですか?
肯定してあげもいいですケド、それを管理人さん風に言えば「作家の全面敗北」でしかないと思いますよ。

最後に、
「人に迷惑をかけるけど、自分の考えを貫こうと思えばやらにゃきゃならなかったことが。それは、みんなが目的や方法は違うけど、やっていることです。それぞれの悩みや不安の中で。そのとき「赤信号・・・」と考えることが小学生レベルでしょうか」
と、ジャコさんはおっしゃってますが、田中氏の問題をまるであなた自身や人間が抱える葛藤などの問題にすりかえてはいけませんよッ。
じゃあ、仕事で失敗するたびに「それぞれの悩みや不安の中で…」なんて言えば許されるんですか?学生のあなたなら許されるかもしれません。でも、田中氏は職業作家としての「誇り」と「自覚」、そして「責任」を感じて「ペナルティ」を受ける「覚悟」があるなら、そんな言い訳する前にすべきことがあるでしょう。(非を認めて読者に謝罪するとか。ご自身の評論では他人に相当なあてこすりをしてるんですから→「私の創竜伝考察シリーズ」をぜひ読んでみてください!)

もう一度言います。
「甘えてはいけません!」
私も田中作品のファンですし、エンターテイメントとして作品を楽しませてもらっていますが、「多分、あなたも、そういう経験があると思います」という同情心は持ち合わせておりません。田中氏がプロ作家の看板を下ろすなら話は別ですケドね。ファンとして田中氏を弁護したい気持ちもよくわかりますが、田中氏は常に責任とリスクを背負った「プロ作家」なのですよ?それを「1ランク上の志望校を滑り止めなしで受けなきゃならんみたいなものです」という、まるで学生さんの自己責任で済むような小さな問題とすり変えるのはやめましょうね。

P.S.「小学生並みの思考レベル」と書いたのは、私の方も適当な表現ではなかったかもしれません。しかし、傷を舐め合えば問題が解決するような(沈黙の艦隊の引用)ジャコさんの意見に納得できなかったものですから。一応、私なりに根拠があって反論させていただきましたが、もちろん、田中氏もジャコさんも中傷する意図はまったくないので、悪しからず、ご了解をお願いいたしますッ!

親記事No.232スレッドの返信投稿
board3 - No.246

Re240:創竜伝におけるソ連関連の記述について

投稿者:冒険風ライダー
2001年01月11日(木) 08時29分

>えっと、うろ覚えの知識で申し訳ないんですが、ソ連が創竜伝の本筋に直接絡んだことはないと思います。ただ、何巻かは覚えていないのですが、アメリカの日本大使とソ連の日本大使(なぜか、エセ関西弁のロシア人!そういえば、田中作品にはちょくちょくそういうキャラが登場しますね。関西に憧れがあるんでしょうか?)の二人が漫才のようなやりとりをしていた場面があったと思います。社会評論を除けば、私が覚えている限りではソ連との絡みはそれぐらいだったと思いますよ~。
>ここは、冒険風ライダーさんの出番ですね!(笑)ぜひ、他にも記述がないか、探していただきたいところですね~!

 何やらリクエストされたようでしたので(笑)、こちらでも少し調べてみました。
 実は創竜伝におけるソ連関連の記述は意外に多く存在します。主なものを紹介していきましょう。
 まず、創竜伝で最初にソ連とかかわることになる記述が出てくるのは、創竜伝3巻・P188~P189とP211~P212で、これは恵さんが仰っていたソ連駐日大使関連の記述です。
 次の描写は創竜伝4巻・P151~P153で、竜に変身して空母「覇王(ダイナスト)」を海水ごと取り込んで重力制御飛行を行い、自分からソ連領カムチャツカ半島に侵入してきた竜堂始に対し、ソ連側が当然のごとく迎撃機(ミグ戦闘機)を発進させ、これまた当然のように一方的に叩き潰される描写があります。
 しかしただこれだけの記述しかないというのであれば、創竜伝におけるソ連記述はそれほど問題になることもないのですが、問題なのはソ連が崩壊した後に出版された創竜伝8巻におけるこの2つの記述です↓

創竜伝8 P109下段~P110上段
<始は息ぐるしさをおぼえた。吐息まじりに西王母に問いかける。
「牛種は竜王一族などより、人間の本質をよく知っていたのでしょうか」
「彼らは人間の一面をよく知っていましたよ。それはたしかです」
 西王母はやさしく答えた。始の息ぐるしさをさとり、彼の心に通風口をあけるように。
「でも人間には他の一面があります。他人を支配し、虐待して喜ぶ者もいれば、他人の不幸を軽減することに生命をかける人もいます。青竜王は、人間は全て愚かだと思いますか」
「いえ、そうは思いません」
 始は頭を振った。
「言論が自由な国で滅びた例はまだありません。二〇世紀にはいって滅びたのは、ナチス・ドイツ、軍国日本、ソビエト連邦、東ドイツ……いずれも言論を弾圧し、ただひとつの思想を宗教化して国民に押しつけ、野党の存在を認めず、密告を奨励した国です。それらを思うと、歴史の流れ、人間の賢さを信じたいという気がします」>

創竜伝8巻 P164下段~P165上段
<つまり牛種の支配システムは限界に近づきつつあり、それを承知しているからこそ、彼らはあえて五〇億人殺戮という暴挙に出た。旧来のシステムをたたきこわし、一から構築しなおそうとしている。それが始の見解だった。
「牛種の人界支配システムが限界に近づいているという証拠は何?」
「ソビエト連邦の崩壊だ。たしか昨日、君の母上にも申しあげたと思うが」
 あらためて始は考えてみる。二〇世紀にはいって滅びた国家といえば、いずれも言論を弾圧し、軍事力によって周辺諸国を圧迫した国だ。それらが破滅したのは牛種の人界支配の道具に使われ、用ずみになってすてられたからだが、もうひとつ理由がある。こういった国々のありようが、人類から拒否されたからだ。まがりなりにも言論の自由が保証されているような国は、滅びた例がない。牛種が好むような、言論弾圧・思想統制の国家が滅びるというのは、人類の意識が、牛種のコントロールをときとして排するまでに高まっているという見方もできるのではないか。>

 この妄想的な記述が「ストーリーの後付け」で「社会評論を語りたいだけのため」に作成されたものであるということは、創竜伝のストーリー全体の流れを見ればすぐに分かることです。前述のように創竜伝4巻では竜王と「ソ連軍」とが直接対決していますし、上記で言及されている「五〇億人殺戮という暴挙」というのは「染血の夢」計画のことですが、この計画が初めて創竜伝に登場したのは創竜伝6巻で、その初版発行は1990年6月15日となっていますから、これはまだソ連が存続していた時代に出てきたものです。これから考えると、いかに田中芳樹が創竜伝のストーリーを「デタラメ」かつ「その場しのぎ」で作成しているかが一目瞭然ではありませんか。
 オマケに上記の社会評論、政治理論を全く無視した説得力ゼロの駄文でしかないのですけど、それに関しては「私の創竜伝考察26」で言及していますからここでは省略します。

 さらに追加すると、上の方で言及した、創竜伝3巻登場のソ連駐日大使は創竜伝9巻・P42~P43にも登場するのですが、何でこの時点でわざわざこの(元)ソ連駐日大使を登場させなければならなかったのかも全く理解不能です。
 創竜伝3巻と9巻の間の時間経過は、最大に見積もってもせいぜい2~3ヶ月程度。にもかかわらず、創竜伝3巻ではいかにも「大国の外交を担う金持ち大使」と描かれていたのが、創竜伝9巻では「部下に対する給料の支払いもままならない貧乏大使」にまで落ちぶれているわけです。たったの2~3ヶ月の間に、この大使に一体何が起こったというのでしょうか(笑)。
 しかもストーリー的に見ても、特にこの(元)ソ連駐日大使を登場させなければならない必然性があったわけでもないのです。この時の描写は、ただ例の大使に「部下に対する給料の支払いもままならない貧乏大使」の役を演じさせるだけで、前後の繋がりも全くないままに終わってしまっているのですから。
 創竜伝9巻の初版発行は1994年11月25日ですから、この記述が過去の描写と矛盾を引き起こし、ストーリー構成を破綻させることになるであろうことを予測するのは極めて容易なことであったはずです。にもかかわらず、平然と矛盾に満ちた小説記述を行っているのですから、これもまた田中芳樹が創竜伝のストーリーをデタラメに書いている証拠と言えるのではないでしょうか。

 私が調べた範囲で分かったソ連関連の矛盾はこんなところですが、いかがだったでしょうか。>恵さん

親記事No.232スレッドの返信投稿
board3 - No.247

やっぱりね…(--;)

投稿者:
2001年01月11日(木) 09時05分

>  創竜伝9巻の初版発行は1994年11月25日ですから、この記述が過去の描写と矛盾を引き起こし、ストーリー構成を破綻させることになるであろうことを予測するのは極めて容易なことであったはずです。にもかかわらず、平然と矛盾に満ちた小説記述を行っているのですから、これもまた田中芳樹が創竜伝のストーリーをデタラメに書いている証拠と言えるのではないでしょうか。
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>  私が調べた範囲で分かったソ連関連の矛盾はこんなところですが、いかがだったでしょうか。>恵さん

冒険風ライダー様、いつもありがとうございますぅ!
やっぱり、ちゃんと調べたらソ連の記述だけでもそんなに矛盾がありましたかぁ。しかし、こういう調査はあなた様の大得意分野ですね、ホントにいつも感心させられます♪

でもね、これだけ罪状がはっきりしてるのに田中氏を弁護できる方がおられるものですから、いくらファンとはいえ、もぅ私もちょっとその論法の凄さに目を白黒させてしてしまいました。(@_@;)

P.S.ついでに、あのジャコさんの田中氏弁護に対する冒険風ライダーさんのご意見もお伺いしたいものです♪

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