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コミックマーケット78の参加サークルチェック

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7月上旬に、コミックマーケット78の参加サークルチェックのために注文していたコミケ78のCD-ROMカタログが、本日無事自宅に届きました。
前回のコミケ77の時は冊子を入手していたのですけど、アレは大き過ぎて使いにくい上に持ち運ぶには重く、コミケ終了後は粗大ゴミと化す始末とまるで良いとこなしだったので、今回はCD-ROM版の注文にしたわけですね。
早速、8月のコミケ78、およびタナウツオフ会絡みで関連してくるであろうサークルをチェックしてみました。

まずは「唐沢俊一」で検索。
すると引っかかったのが、kensyouhan氏の運営サークル「西理研(東2ホール O-39a)」と、執筆者欄に「唐沢俊一」の名前が書かれている「NO&TENKI商会(東2ホール O-46a)」。
サークルカットの画像に、唐沢なをき的なタッチの唐沢俊一絵(?)が描かれているところから考えても、今回のコミケ78に唐沢俊一が参加することは確実と見て良いでしょう。
前回と同様、今回のコミケでもkensyouhan氏の検証本贈呈に立ち合わせてもらおうかなと考えているのですが、今回の検証本贈呈、一体どうなりますかねぇ。
まさか唐沢俊一も、またもや「コレハコレハ」と敵前逃亡を敢行したり、鉄砲豚玉ことドラゴン山崎その他「と学会」の下僕達を刺客として差し向けてきたりするような「二番煎じ」を演じるようなことはさすがにないだろうと思いたいところなのですが(爆)。
あと、確かに山本弘のサークル「心はいつも15才(東2ホール O-29b)」はkensyouhan氏のサークルにほど近い所にありますね。

続いて「安達屋」で検索。
すると、こちらも出てきましたねぇ、「らいとすたっふ」社長氏運営のサークル「安達屋」。
コミケ3日目の「東5ホール へ-15a」に出店する予定とのこと。
奇しくも今回は、kensyouhan氏のサークル参加と同じ日のようですね。
前回は1日違ったので、わざわざこのサークルのためだけに2日目のコミケに行くことになったのですが。

これまでのコミケでは、コミケの抽選が終わった直後辺りに、社長氏のブログでコミケの当選発表と参加表明の記事がアップされていたのですが、今回のコミケ78では、2010年7月26日現在、ブログでもTwitterでも全くその手の言及がないんですよね。
これまでの傾向から考えればあまりにもおかしな話だったので、正直「今回のコミケはひょっとして参加を見合わせるつもりなのではないか?」という懸念と不安もあったのですが、杞憂に終わって何よりですね。
全く、社長氏は一体何をもったいぶってコミケの当選発表&参加の公式発表を出し渋っていたのやら(苦笑)。

他にも「革萌同(東2ホール N-17a)」「PRIDE-0(東2ホール P-40b)」の所在を確認。
あと、今回はコミケそれ自体も楽しみたいところなので、試しに「田中芳樹」や「銀英伝」で検索をかけてみたのですけど、やはりというべきか、出てくるのはヤオイ系同人本関連のサークルばかりですね(T_T)。
できれば、政治や謀略をメインにした二次創作や作品検証などを扱っているサークルを見てみたかったのですが、田中芳樹絡みでこれって高望み過ぎなのでしょうかねぇ(-_-;;)。

映画「インセプション」感想

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映画「インセプション」観に行ってきました。
レオナルド・ディカプリオ主演のSFアクション作品。

この映画の冒頭はいきなりわけの分からないストーリー進行から始まります。
実は冒頭部分の話の繋がりは物語終盤付近で明らかとなるのですが、序盤はあえて観客に何も分からせないまま、次のシーンへと向かいます。
そこでいよいよ主人公コブが生業としている、人が見る夢(潜在意識)の奥深くに入り込んでアイディアを盗む、一種の産業スパイまがいの駆け引きと抗争が展開されます。
この場面が、映画の宣伝などでもよく使われていた部分なのですが、実はこの一連のシーン、映画全体から見たら5分の1程度もあるかどうかの長さしかないんですよね。
しかもそのミッションにしてからが、渡辺謙が扮する依頼主サイトーが主人公に課した試験のようなもので、試験に合格した後にやってくる次の依頼こそが本当の目的となるわけです。

サイトーの真の依頼内容。
それは、サイトーのライバル企業の御曹司ロバートに「自分で父親の会社を潰す」というアイディアを植えつけること。
この「植えつける」という行為が作中では「インセプション」と呼ばれており、これが映画のタイトルにもなっているわけです。
映画の宣伝を素直に信じて映画を観ると、ここで早くも「おや?」「おお!」となってしまうところですね。

依頼内容が「アイディアを盗む」よりもはるかに至難の業であることから、主人公は様々な特技を持つ仲間を集め始めるのですが、その過程で主人公の前にしばしば現れ、仕事を妨害する主人公の妻モルの問題が浮上します。
実は主人公の本当の妻はとある理由ですでに死んでおり、夢の中に出てくるモルは、妻の死に深刻な罪悪感を抱いた主人公が生み出した偽りの存在だったりします。
何故主人公が妻の死に対して罪悪感を抱いているのか?
これも物語終盤で明らかとなるのですが、これを見ていく過程も真相もなかなか面白かったですね。
ちなみに、主人公が妻と子供を愛し、かつ妻の死について葛藤と罪悪感を抱くというパターンは、「インセプション」と同じくレオナルド・ディカプリオが主演していた映画「シャッターアイランド」にも全く同じものが存在します。
その葛藤と罪悪感の内容と真相は当然ながら全く異なるのですが、この「妻と子供を巡る主人公の葛藤」って、最近のレオナルド・ディカプリオ作品があえて狙っているテーマなのでしょうか?

この映画、CGメインで頭脳戦ばかり強調していたような宣伝に反して、ハリウッド映画のスタンダードである派手なアクションシーンも少なからず存在しますし、ミステリー的な謎の解明と手に汗握る緊張感も相まって、なかなか秀逸な出来に仕上がっています。
映画「タイタニック」以降、レオナルド・ディカプリオ作品は「泣かず飛ばず」「どうもパッとしない」的な印象が多々ありましたし、私が以前に観た「ワールド・オブ・ライズ」「シャッターアイランド」も今ひとつな出来というのが感想だったのですが、「インセプション」はそのネガティブなイメージと評価を見事に覆した作品と言えるのではないでしょうか。
映画「インセプション」は、洋画部門における今年度最優秀候補作品として数えられることになりそうですね。

「社会派くんがゆく!」の村崎百郎こと黒田一郎が死去

唐沢俊一と共に「社会派くんがゆく!」の連載を担当していた村崎百郎こと黒田一郎が、自著の読者によって刺殺されました。

【毎日jp】殺人:作家の村崎百郎さんを刺殺 32歳の男を容疑で逮捕
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100724k0000m040154000c.html#

当のご本人は鬼畜を自称していましたから、刺殺という死に方もある意味では本望なのかもしれないのですが、それでもまさか本当に殺されてしまうとはさすがに思ってもみなかったことでしょう。
心より、ご冥福をお祈り致します。

しかしこれで、「社会派くんがゆく!」の相方だったP&Gの大家は一体どう出てきますかねぇ。
何しろ、村崎百郎の死によって「社会派くんがゆく!」の連載も先行き不透明になってしまったわけです。
長いこと連載を続けていた割には人気も知名度も特になかったわけですし、今更代役なんて立てようがないでしょうから、今後「社会派くんがゆく!」が打ち切られる可能性は極めて高いと言わざるをえません。
唐沢俊一にとっては思いもよらない形での痛手でしょうね。
ただでさえ今年は、長年の資金源だったであろう「フィギュア王」の連載コラムが打ち切られてしまっているというのに(T_T)。

ただまあ、相方に逝かれてしまったはずの当のP&Gの大家サマは、相方の死を悲しむどころか、嬉々として追悼ならぬ「追討」をやらかしてくる可能性も否定できないんですよね(-_-;;)。
「社会派くんがゆく!」の行方も含め、唐沢俊一周辺の今後の動向が注目されます。

男女平等をグロテスクに表現した映画「スターシップ・トゥルーパーズ」

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1997年(日本では1998年)公開映画「スターシップ・トゥルーパーズ」。
「ロボコップ」「トータル・リコール」などの製作で知られるポール・バーホーベン監督が手がけたこの作品は、地球に侵略してきた昆虫型宇宙生物(アラクニド・バグズ)と戦う全体主義政権下の人類社会が皮肉たっぷりに描かれています。

この作品の大きな特徴のひとつとして、作中のあちこちで何度も展開されるニュース・CM等のTV番組の存在が挙げられます。
これは、作品世界内で起こった事件や出来事が作中世界のマスメディアでどのように報じられているかを表現するもので、作品内の世界観や未来世界のあり方をブラックユーモアも交えて解説する手法として、特に近未来世界が舞台となるポール・バーホーベン監督作品ではよく多用されています。
ところが、この作品のそれは全体主義的な軍事政権が人類社会を支配しているためか、やたらと過激でプロパガンダ的だったりするんですよね。
地球が襲撃されたことで国民の怒りを煽り、戦争に駆り立てていく報道などはまだ大人しい部類。
昆虫そのものに対する敵愾心を植えつけるためなのか、学生が学校の授業で砂カブトムシの解剖実習をするシーンが放映されたり、ラストでは勝利のプロパガンダとして、捕獲したアラクニド・バグズのボスキャラ的存在のバグにドリルを突っ込んで解剖するニュース報道が流されたりと、まあとにかくやりたい放題。

また、どう見ても重装甲で固められているとしか言いようのない見た目のバグ達に対し、ほとんど軽機関銃だけを武器に第二次世界大戦レベルの銃剣突撃を、しかも空(宇宙)からの支援もなしに敢行する、あまりにも非合理的な地球連邦軍の兵士達。
案の定、敵のバグ達に兵士達は次々と簡単にやられていくのですが、バグに兵士達が血祭りにされていくシーンはとにかく悲惨で残虐の一言。

作品製作側としては、あえてそういう手法を用いることで、全体主義、とくに「アメリカ帝国主義」に対する皮肉と風刺を意図していたとのこと。
そのためなのか「スターシップ・トゥルーパーズ」は、製作されたアメリカよりも日本の方が大ヒットしていたのだそうです。
実際、確信犯的に描かれたその手の報道描写や戦争描写のバカっぷりは、下手な反戦映画よりもはるかに「戦争の愚劣さ」というものを上手く痛烈に表現していますね。

ところで、この作品で地球を支配している政権下の社会では、完全な男女平等が実現されているという設定があります。
完全な能力主義が採用されており、女性であっても能力があれば高い地位に上れるし、そうでなければ男性でも最前線の平隊員。
実際、作中でも軍のトップは女性ですし、機動歩兵である男性主人公よりも、艦隊アカデミーに配属されたヒロインの方が軍内では地位が高かったりします。

しかし、この作品はそれでも男女平等を上手く表現できないと考えたのか、更なる「男女平等」を描写していきます。
男女の身体格差など無視して同一プログラムの軍事訓練が、しかも男女混合で行われる。
軍内の寝食も男女の区別は一切設けられず全て共同。
挙句の果てには複数の男女が「一緒かつ同室で」シャワーを浴びているシーンが、男女共に恥らう様子もなく当然のように描写される徹底ぶり。
特に男女同室のシャワーシーンは、作中で皮肉交じりに描かれている滑稽なプロパガンダ報道などよりも、「そこにある事実」と言わんばかりに否定も肯定もなく淡々と描写されているため、却って奇妙な迫真性が加わって衝撃的でしたね。

何でも監督であるポール・バーホーベンは、件のシャワーシーンを撮影するにあたり、裸になるのを嫌がる俳優達の前で自ら服を脱いでスッポンポンになり、俳優達に喝を入れたのだとか。
監督が何を意図していたかはともかく、「男女平等」という概念が抱える負の側面を最もグロテスクに表現するという点で、あのシャワーシーンは他に並ぶものがない秀逸な描写であると言えます。
私はあのシャワーシーンから、「男女平等」というものに対してこれ以上ないほどの気持ち悪さを覚えましたし、「ひょっとするこんな未来が本当に実現してしまうかもしれない」という奇妙なリアリティまで感じてしまったほどです。

何しろ日本には、「男女性差全否定」を掲げるジェンダーフリーなる過激で愚劣な思想を持つ勢力が、しかもよりによって小中高校の教育現場に実在し辣腕を振るっているわけですからね。
連中は男女混合名簿をはじめとする「男女性差全否定」を実施したり、また身体測定を男女混同で行ったり、体育の授業などの際に男女同室で着替えをやらせたりするなど、まさに「スターシップ・トゥルーパーズ」のシャワーシーンの実現が最終目的としか思えない教育指導を「実際に」行っています。
ジェンダーフリー教育がこのまま推進されれば、最終的には「スターシップ・トゥルーパーズ」におけるシャワーシーンが本当に日常生活の一部として現出する未来が実際にありえるわけです。
全く、あのシャワーシーンを「今後もありえない架空の絵空事」として一笑できるものならどんなに良かったか…。

かくのごとく、作中のあちこちに散りばめられたブラックユーモア&グロテスクな描写と、純粋な戦争アクションシーンの迫力を売りにして大ヒットした映画「スターシップ・トゥルーパーズ」。
この作品、一応続編も作られてはいるのですが、製作予算の規模が1に比べてあまりにも小さく、これといった話題にもなっていません。
1は色々と面白かっただけに、続編にも力を入れて欲しかったところです。

銀英伝舞台版のフリードリヒ四世役は「長谷川初範」を抜擢

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銀英伝舞台版におけるフリードリヒ四世役が公式サイトにて発表されました。
キャストは「長谷川初範」。

銀英伝舞台版公式サイトのキャストページ
http://www.gineiden.jp/teikoku/cast.html
長谷川初範の紹介ページ
http://www.kdash.jp/profile/kdash/hasegawa/index.php

プロフィールによれば、1955年6月21日生まれの55歳。
スポーツ歴があり、数々の映画やTVドラマにも出演しており、知名度はまずまずの模様。
ネット上に転がっていた画像などを見た限りでは、全体的に「ガタイが良い」「精悍」といった類の印象を受けるのですが、「奇妙に疲れきった印象を与える老人」という役柄はさて一体どのように演じることになるのでしょうか?

あと、配役の人は黒髪のようなのですが、アニメ版のフリードリヒ四世は白髪だったので、その辺りが一体どうなるのかも気になるところです。
まあ、アレが地毛ではなく「あえて黒く染めている」ものであれば、ヅラなどを用意する手間も省けるのでしょうけど(苦笑)。

さらに、銀英伝舞台版公式サイトのスペシャルインタビューコーナーでは、梶尾真治の公式コメントが掲載されています。

作家 梶尾真治インタビュー
http://www.gineiden.jp/teikoku/special/fan-s-kajio.html

ところで梶尾真治というのは、有限会社「らいとすたっふ」の出資者のひとりであり、「らいとすたっふ」も積極的に支援している立派な「らいとすたっふ関係者」だったりします。
スペシャルインタビューの主旨は「著名人の銀英伝ファンにその思いを語ってもらう」というものですが、「無関係の第三者的なファン」ならともかく、直接的な利害が絡む会社関係者に意見を聞いても「あからさまな身内贔屓」としか解釈されないでしょう。
会社関係者ならば、内心がどうであろうと表面的には礼賛&宣伝するのが当たり前なのですから。
仮に梶尾真治が公正無私に銀英伝舞台版について語っているつもりであっても、立場的な観点から見れば却って逆効果でしかないインタビューとしか評しようがないのではないでしょうか。

それと、銀英伝舞台版の公式ブログについてなのですが、あそこもようやくレイアウトの不具合を修正したようですね。

http://megalodon.jp/2010-0721-2122-52/gineiden.jp/gedblog/

あの公式ブログでは、サイト全体のレイアウトに合わせるためか、黒の背景色に白の背景画像を上重ねするという手法が使われています。
ところが、ブログ記事を下に辿っていくと、背景画像が途中で終わってしまっているために、下方にある記事の文字色が黒の背景色とカメレオンのごとく同化してしまい、マウスで文字色を反転させないと全く見えなくなってしまっていたんですよね。
仮にもカネを払って作成しているであろう公式サイトとしてはあるまじき失態ですし、一体いつ直すつもりなのかと半ばせせら笑いながら見ていたのですが、どうやらブログのトップページに掲載される記事数を2つまでに制限することで対応した模様。

まあ所詮は小手先の修正でしかなく、今度は大きな背景画像による不必要なまでに広大かつ下に長い空白地帯が画面下部に出現することになってしまい、レイアウト的にはやはりどうかと思わずにはいられないシロモノだったりします。
見た目のことをあまり考えていないのは相変わらずのようで(苦笑)。
サイトオープン時や前回のキャスティング発表における公約失敗の件もありますし、あそこもいいかげん、サイトの管理運用体制およびサイトレイアウトの全面的な見直しを一度行ってみた方が良いのではないかと、部外者として余計なお節介ながらも考えずにいられませんね。

サーチエンジン「bing」のTDP問題

サイト&ブログのSEOを推進していく際、最悪のダメージを被る現象として最も恐れられるトップページ・ダウン・ペナルティ。
略称「TDP」と呼ばれるこの現象が発生すると、上位にランクされたトップページの検索順位が大幅に下落してしまい、最悪、サイト&ブログがサーチエンジンの検索結果に全く反映されなくなります。

サイトやブログのトップページというのは、基本的に一番アクセス数が多く、玄関口的な役割を果たしていることから、サイト&ブログ内全ページの中で最も高い評価をサーチエンジンから与えられるケースがほとんどです。
その検索順位が下落するのは、サーチエンジンを活用して集客しているサイト&ブログおよびその運営者達にとっては致命的な事態です。

TDPが発生する理由は様々で、サーチエンジンの検索アルゴリズムの変更、特定キーワードの大量埋め込みなどの過剰なSEO対策によるスパム判定など色々なものが考えられます。
そのため、特にこれといった特効薬はなく、サイト&ブログの地道な見直しが迂遠であっても一番の対策となるわけです。

実はタナウツでも過去に一度、このTDP現象が発生したことがあります。
2009年10月頃、Microsoft運営の旧MSNサーチエンジン「bing」で、それまで「田中芳樹」検索で3位表示されていたタナウツのトップページが突然100位以下にまで一挙に転落し、検索結果から事実上完全消滅。
検索結果から消失したのがトップページのみで、タナウツ内のサブページが引き続き上位10~20位内を維持していたことから、TDPが発生したと推察されました。
これを修正するには長い時間が必要でした。

bingは当時の日本におけるサーチエンジンのシェア的にはたかだか2%以下の勢力でしかなく、そこでTDPが発生しても、一見すると大した影響はないかのように見えます。
しかし、2009年7月末頃にMicrosoftとYahoo!が提携し、将来的にYahoo!がbingの検索システムを導入するという情報が大々的に報じられていました。
そのため、bingのTDP問題は「将来のYahoo!サーチエンジンになるかもしれないシステムの問題」として無視することはできなかったのです。

googleやYahoo!では特に問題が発生していないにもかかわらず、何故bingでのみTDPが発生したのか?
その原因について調べてみたところ、bingに登録されているトップページのURLがおかしいことが判明しました。

タナウツのトップページURL:https://www.tanautsu.net/
bingに登録されていたURL:http://tanautsu.net/

上記URLを比較すると分かるように、bingに登録されていたURLには先頭にWWWがありません。
この2つのURLは共に「同じサイト&同一ドメインのトップページ」にアクセスするのですが、サーチエンジン的には「別サイトOR別ドメインのURL」として認識してしまいます。
同じ理由で、URLの末尾に「index.html」があるかないかでも、両者は同じページのURLであるにもかかわらず、サーチエンジンでは別URLとして認識することがあります。
当然サーチエンジン側は、上記2つのURLにおけるアクセス数のカウントや評価を、2つのURLでそれぞれ別々に行ってしまいますし、それはSEO的にも大きく不利になります。
そのため、サイトのトップページURLを1つに統合し、かつそのことをサーチエンジンに認識させる必要が生じたわけです。

そこで私は「.htaccess」ファイルを使って301リダイレクト(強制移動)設定を行い、トップページのURLをひとつに統合。
具体的には以下のプログラムを「.htaccess」に書き込んだわけですね↓

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^tanautsu\.net
RewriteRule (.*) https://www.tanautsu.net/$1 [R=301,L]

これは、WWWのないトップページURLでアクセスした場合、自動的かつ強制的にWWWのあるトップページに移動させるというもの。
ついでに以下のプログラムも書き足し、URLの末尾に「index.html」が存在するURLについても同様に強制移動するように設定しました↓

RewriteCond %{THE_REQUEST} ^.*/index.html
RewriteRule ^(.*)index.html$ https://www.tanautsu.net/$1 [R=301,L]

これで、「WWWのあるなし」と「index.htmlのあるなし」で実に4種類もの組み合わせが存在したタナウツのトップページは全て1つに統合されたわけです。

しかし、bingの検索結果でタナウツのトップページをようやく正しく反映されるようになったのは、TDP発覚から8ヶ月以上も経った2010年6月という遅さ。
しかもその時は5位という順位で、元の3位に返り咲くには7月初頭まで待たなければなりませんでした。
bingは元々サイト&ブログのページを登録してから検索結果に反映されるまでの時間が長い上に反映率も低いことで「使い勝手の悪いサーチエンジン」ではあったのですが、googleやYahoo!だと数日で変更が反映されることも珍しくないだけに、bingの評価はさらに下落の一途を辿りましたね。

タナウツのTDP問題は原因もはっきりしていましたし、発生したサーチエンジンもbingのみ、それもYahoo!提携前の小さなシェアの時に発覚したのが幸いして大勢に影響はほとんどありませんでした。
しかし、もしこれがgoogleやYahoo!で発生していたら……。
そう思うとぞっとせずにはいられなかった事件でしたね。

TwitterのOAuth認証不具合に伴う外部連携アプリ停止

本日早朝より、TwitterでOAuth認証が全く機能しなくなる不具合が発生。
OAuth認証はTwitter関連アプリのAPI認可を司っているため、今回の不具合によって、HootSuiteやアスク!リツイートなどといったTwitter外部連携アプリ提供サービスが軒並み機能不全状態に陥りました。
その他、Twitterの基本機能である「プロフィールの更新」「お気に入りに登録」などについても同様に使用できなくなりました。
不具合は昼過ぎ頃には解消され、現在は通常通りの処理が行えるようになっています。

最近は深夜帯にアクセス不能になる不具合も少なくなり、検索機能も一時期の惨状からは回復基調にあって、完全とは言い難いながらも何とか問題を克服したかと思えばこの不具合。
これほど頻繁に使用されながら、これほど頻繁に事故や不具合が発生するシステムも珍しいのではないかと思うのですが。
いいかげんどうにかならないものなのですかね、Twitterに慢性不具合発生病は。

最近「露出」がない唐沢俊一の名前があるマイナー雑誌

たまたま知ったのですけど、メディアファクトリーから刊行されている「幽」という雑誌に、ここ最近これといった「露出」がない唐沢俊一の名前がありました。

雑誌「幽」の紹介ページ
http://www.mf-davinci.com/yoo/

一応この雑誌は、唐沢俊一検証blogで並べられていた雑誌連載リストにも名前が上がっているのですが↓
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20090917/1253219097
検証としてはブログ「トンデモない一行知識の世界2」で若干ネタにされている程度で、他で大々的に取り上げられた記憶がないですね。
私自身、件のリストで一度名前が挙がっていながら存在自体失念していたほどでしたし。
まあ、年2回の刊行ペースでは話題になりようもないのでしょうけどね。

何でも雑誌「幽」は、最新号が今月2日に発売されているとのこと。
すっかり引き籠ってしまった今の唐沢俊一の近況を知るには良いサンプルなのではないでしょうか?
もっとも、物凄くマイナーな雑誌ですし、手に入れるどころか立ち読みすらも至難の業でしょうけど。

映画「エアベンダー」感想

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映画「エアベンダー」観に行ってきました。
中国的な世界観を舞台にした冒険アクション物。
この映画、元々は「Avatar:The Last Airbender」という名前のTVアニメ作品だったのですが、実写映画化する際、ジェームズ・キャメロン監督製作映画「アバター」が先に公開されたために「The Last Airbender」に作品名が改名されたという経緯があります。

映画「エアベンダー」の世界には、少林寺拳法を想起させる構えと踊りで気・水・土・火それぞれの力を操る「ベンダー」という存在がいます。
そして、4つの力全てを操る能力を持つものは特に「アバター」と呼ばれ、何度も転生を繰り返す上、精霊と会話し、世界を調和する「唯一の」存在であるとされています。
これから分かるように、作品的に重要な位置付けになっているのはあくまでも「アバター」の方で、「エアベンダー」というのは単に「気の力を操るベンダー」という意味しか持ち合わせていません。
作中では主人公を除き絶滅状態で文字通り「ラスト」な存在になってしまっている「気(エア)」は除外するにしても、「ベンダー」ならば作中には水・土・火の力を操る者がたくさん存在しているわけですし、「気」単体にはことさら他の力を圧倒できるだけの要素が特に秘められているわけでもないのです。
にもかかわらず、変に名前が他作品とかぶってしまったために、サブ的な位置付けに過ぎない「エアベンダー」を作品名として強調しなければならなくなったわけで、作品的には何とも不幸な話ですね(T_T)。

気・水・土・火それぞれの力を操るベンダー達の構えと踊りの描写は、少林寺拳法のそれがすぐさま連想されるようなシロモノ。
力が発動される描写も相まって確かに派手といえば派手ではあるのですが、ハリウッド映画的なスピード感&迫力という点では今ひとつでしたね。
まあ、ある意味スローモーションで流暢な動きを売りにしているような中国系の描写に、ハリウッド映画的なものを要求するのは酷なのかもしれませんが。

ストーリーは、100年前に突然アバターがいなくなった混乱に乗じて好き勝手やりはじめた火の国の侵略行為を、アバターである主人公の力を使って撃退するというもの。
実はその「100年前のアバター」というのはまさに主人公自身のことで、主人公はアバターの責務に耐えられなくなって逃亡し、自らを氷で固めて100年以上もの眠りについていたという設定だったりします。
そのせいで火の国の侵略行為が始まり、世界が混乱することになったわけですから、作中の世界的な混乱はまさに主人公のせいである、という論理も実は成り立ってしまうんですよね。
実際、そのせいで主人公の師匠的な人物も敵に殺される非業な結末を迎えたりしているわけですし。

物語後半の城塞戦はどことなく映画「ロード・オブ・ザ・リング」のそれを髣髴とさせるものがありましたね。
あれを中国的な建造物に変更し、かつ少林寺拳法を導入した感じ。
ラストは火の国の王が自分の娘に時間稼ぎを命じるところで終わっており、明らかに続編が作られることを前提にしています。

Wikipediaで調べてみた限りでは、どうもこの作品は3部作構成のようなのですが、この不況のご時世にちゃんと続編が製作できるのか、不安に駆られるところはありますね。
何しろ映画「エアベンダー」は、前評の高い映画「借りぐらしのアリエッティ」と同日の公開なわけですし、他にも「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」「トイストーリー3」といった人気映画を相手取って客の争奪戦を勝ち抜かなければならない立場です。
作品の出来を見ても、何とも間の悪い時期に公開された映画、という感は正直言って拭えませんね。

銀英伝舞台版のメルカッツ役が「ジェームス小野田」に確定

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銀英伝舞台版におけるメルカッツ役が公式サイトにて発表されました。
キャストは「ジェームス小野田」。

銀英伝舞台版公式サイトのキャストページ
http://www.gineiden.jp/teikoku/cast.html
ジェームス小野田の紹介ページ
http://www.international-culture.co.jp/onoda/onoda.html

プロフィールによれば、1959年11月8日生まれの50歳で、年齢的にはまずまずの適役ですね。
ただ、原作の記述では特に見当たらないものの、アニメ版およびエンサイクロペディア銀河英雄伝説におけるメルカッツには髪が描かれており、すくなくともスキンヘッドではなかったはずなのですが、その辺りの調整が一体どうなるのか、気になるところではあります。

ところで、件の発表は2010年7月17日午前1時前頃に行われたもののようですね。
正直、あと1時間発表が早ければ「公約失敗」呼ばわりされることもなかったでしょうに、銀英伝舞台版公式サイトのスタッフ達も愚かな失態を演じたものです(苦笑)。
おそらく私が送信したトラックバックの存在に気づいて慌てて対処したのでしょう、トップページを見ると、セコいことに7月16日付の更新日時が明記されており、「公約通りにきちんと対処したこと」にされてしまっているようです↓

http://megalodon.jp/2010-0717-0206-35/gineiden.jp/

すくなくとも私は、午前0時時点の魚拓をしっかり取った上でトラックバックを発信していたのですから、そんな上っ面だけを綺麗に装ったところで全く無意味なのですけどね(笑)。

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