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2010年08月の記事は以下のとおりです。

熊本の地震情報&福岡県西方沖地震の思い出話

2010年8月29日21時31分頃、熊本県熊本市を中心に震度1~3の地震が発生しました。
震源の深さは10㎞で、マグニチュードは3.4、地震による津波の心配はなし。
地震が起こる直前、前兆となる振動音がどこからともなく聞こえ始めたので「もしや地震か?」と身構えていたら、その直後に「ドーン!」という音と共に揺れ始め、15秒ほどで収まりました。
大した地震でなくて幸いでした。

私のこれまでの人生で一番大きな地震に遭遇したのは、2005年3月20日10時53分頃に発生した福岡県西方沖地震。
当時の私は福岡に在住していた上、当日は所用で福岡市の中心地にいたため、震度5強~6弱クラスの地震に遭遇する羽目になったわけです。
あの時は私の周囲だけでも、建物の壁にヒビ割れが入ったり、携帯電話が不通になったり、西鉄が全線ストップしたりと、地震の脅威の片鱗をまざまざと感じざるをえないトラブルが頻発したものでした。
しかもその1ヶ月後の4月20日の朝には再び震度5強の余震に見舞われ、交通機関がまたしても麻痺するという事態に直面していたりします。
福岡県西方沖地震が起きるまでは、福岡をはじめとする九州北部は「地震がほとんど起こらない地域」とさえ言われていたくらいですし、あの地震ほど「大地震はいつ起こるか分からない」と痛感させられたことはなかったですね。

この福岡県西方沖地震以降、地震というものについてかなり敏感になってしまったものです。
あれ以上の揺れを感じる地震には、今後もできれば遭遇したくはないものですね。

Answer×Answer Live!の「夏休み横断!ウルトラクイズ」決勝最終戦績

8月27日~29日の3日間にわたって行われている、ネットワーク対戦クイズゲーム「Answer×Answer Live!」のコラボレーション企画「夏休み横断!ウルトラクイズ」決勝大会。
その決勝大会の最終戦績は以下の通りとなりました↓

最高到達階 108F(ワシントンD.C.エリア)
対人戦績  44勝85敗11分(勝率34.10%)
暫定ランキング 1037位

9月4日に行われるというクイズ王決定戦に出るためには上位300位内に入らなければならないので、残念ながらその圏内には入りきれていないですね(T_T)。
まあ、今回の大会の特典としては、他にも

<最終順位が4000位以内のプレイヤーには
「ウルトラクイズの効果音」(早押し解答音、正解音、不正解音)を
最終順位が2000位以内のプレイヤーには
上記の「ウルトラクイズ効果音」に加え「ウルトラクイズ出題音」が贈られます。
※「ウルトラクイズ効果音」、「ウルトラクイズ出題音」を設定するにはAn×An.NET会員になる必要があります。>

というのがあるとのことで、このまま行けば、上位2000位圏内というのは達成できそうではあるのですが、そちらは一体どうなることやら。

それにしても、今回の「夏休み横断!ウルトラクイズ」決勝大会では、最初からセミプロアンサークラス以上の人達と戦うことが多かったですね。
予選大会では通常のアンサーランクと戦うことが多かったのですが、今回は対戦相手の7割ほどがセミプロアンサークラス以上だったような……。
それでも100F突破までは結構快調に階を上げていけたのですが、101FのワシントンD.C.エリア到達以降は連戦連敗続きで全く上の階に上がれない始末(T_T)。
やはり、普段からクイズの腕を磨いている人達は強いよなぁと、ここ最近はすっかり「Answer×Answer」とはご無沙汰していてブランクも長かった私としては、今更ながら己の実力と身の程を痛感させられた次第です。

追記:
8月30日0時にランキングを確認したところ、1274位となっていました。
上位2000位圏内には何とか入ることができたようです。

唐沢俊一検証blogの「西理研」サークル呼び込み問題雑感

コミックマーケット78における「西理研」の呼び込み問題が紛糾しているようですが、それについての私の考えを少し。
該当スレッドはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100824/1282678958
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100826/1282801388
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100827/1282906803

まず、猫遊軒猫八氏の「近在のサークルさんに何度も確かめた」という発言
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100824/1282678958#c112440768
について。

この「近在のサークルさん」というのは、O-39bに配置されていた「綾波書店」ではなく、逆隣のO-38bまたはO-38aの可能性が高いのではないでしょうか?
コミケ3日目当日、猫遊軒猫八氏が「西理研」の呼び込みをする際に立っていたのは、通路側から見て左側、つまり、O-38側寄りでした。
「西理研」から見てO-39b側にはホールの出入口があり、同人本購入目当ての一般参加者がやってくる方向になりますので、それを受け止める形でO-38側寄りに立って呼び込みをしていた、というわけです。
また、猫遊軒猫八氏と一緒に売り子をしていた古賀氏宛に送信されたメールの中にも、「左隣の人に何度も聞きました」というメッセージがあるとのことですが、

http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100824/1282678958#c112455539

「西理研」の通路側に立っていた猫遊軒猫八氏の視点から見ると、「西理研」の左隣はO-39bではなくO-38bになります。
そうなると、「近在のサークルさんに何度も確かめた」の「近在のサークルさん」というのは、立ち位置から考えてもほとんど至近距離となるO-38bまたはO-38aのサークル、ということになるのではないでしょうか。

次に猫遊軒猫八氏の対応について。

コミケで八百屋の叩き売りのような呼び込みを行う行為がどのようなものなのかについては、今回も含めて2回しかコミケに来たことのない私からは何も言うことはありません。
ただし、そのことで他の人に迷惑をかけたので謝罪するというのであれば、以下のようなコメントは明らかに有害無益です↓

http://d.hatena.ne.jp/london2008/20100816#c112442041
>るりるりさん
コメントどもです。
>呼び込みが普通であるところもあると聞きます
では普通です、悪しからずご了承下さい。

一方で普通に謝罪しておきながら、他方でこのようなコメントが書き込まれると、それを見た人間は「謝罪は上っ面だけのものでしかない」「イヤイヤ謝罪しているだけで全然反省していない」と解釈してしまいますし、実際、このコメントが一連の問題がこじれる大きな原因にもなっています。
過去にタナウツでも似たような問題がありましたし、そもそも検証が本格化する発端となった唐沢俊一の漫棚通信クレーマー発言にも言えることですが、「不誠実に見える謝罪」というのは炎上クラスの大騒動を引き起こす大きな要因になりえます。
唐沢俊一検証blogのkensyouhan氏も述べられておりますが↓

http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20100824/1282678958#c112455735
自分は猫八さんの話を聞かずに独断で謝罪しましたが、猫八さんは綾波書店さんの言い分が事実と異なるというのならちゃんと主張したほうがいいと思います。

この意見に私も賛成です。
自分が悪かったから謝罪すべきだと考えるのであれば「不誠実に見える謝罪」はすべきではありませんし、逆に「自分は悪くない」と思うのであれば、最初から謝罪などせず徹頭徹尾自分の正当性を主張すべきです。
しかも今回の場合は猫遊軒猫八氏ひとりの問題に留まるものではなく、「西理研」サークル主催のkensyouhan氏にも責任が及ぶことになるわけなのですから、今後の唐沢俊一検証およびkensyouhan氏のことを考えるのであれば、なおのことそうすべきだったと思います。
kensyouhan氏を応援しているにもかかわらず、そのkensyouhan氏の足を引っ張るようなことがあっては本末転倒もいいところではありませんか。

件の「綾波書店」側にも「唐沢寄り的なスタンスの保持者」という事実が判明したこともありますし、今回の問題でkensyouhan氏および猫遊軒猫八氏に100%全面的な非があるとまでは私個人は考えておりません。
ただ、猫遊軒猫八氏の事後対応には問題があると考えておりますし、それが唐沢俊一検証blogおよび2ch唐沢俊一スレッドの炎上騒動を招いたことは事実です。その部分については改めて対処する必要があるのではないでしょうか。

私の考えは以上です。

ハリウッド映画は「アメリカ万歳」ばかりなのか?

ハリウッド映画について述べられる際、「アレはアメリカ万歳映画ばかり」的な評価がよく聞かれます。
確かに1996年公開映画「インディペンデンス・ディ」や1998年公開映画「アルマゲドン」、2001年公開映画「パール・ハーバー」など、その手の作品がハリウッド映画の中に存在し、かつ興行的には大ヒットして大きな成功を収めているのは事実です。

しかし、実際のハリウッド映画は、巷でよく言われているほどに「アメリカ万歳映画」で溢れかえっているのでしょうか?
私は色々なハリウッド映画を観てきましたが、ハリウッド映画の中には逆にアメリカの政府や社会を批判する意図で製作されたものも少なからず存在します。
たとえば、1980年代に映画公開された「ランボー」「ランボー 怒りの脱出」は、ベトナム戦争から帰還した兵士達の視点から、自分達を冷遇したり罵倒を浴びせたりするアメリカ社会に対する批判が、主人公ランボーによって展開されています。
初期の「ランボー」シリーズには「アメリカ万歳」的な雰囲気は微塵もなく、むしろアメリカ社会は一種の「敵」として描かれてすらいるのです。

また、映画「ロボコップ」シリーズでは、近未来のアメリカ社会のあり方をブラックユーモア的な暗さで描いていますし、「ロボコップ」1作目の監督を担っていたポール・バーホーベンは、1997年にアメリカ帝国主義を皮肉ることを目的にした映画「スターシップ・トゥルーパーズ」を製作しています。
「ロボコップ」で描かれているあの荒廃した犯罪都市デトロイトの描写のどこをどう見たら「アメリカ万歳」的な解釈ができるというのでしょうか?

アメリカが国家組織の総力を挙げて一個人を陥れていく恐ろしさを描いた1998年公開映画「エネミー・オブ・アメリカ」という作品もあります。
この映画では、犯罪とテロの撲滅を目的に、政府による全国民に対するプライバシーの侵害を合法化する「通信の保安とプライバシー法」という法案の成立をめぐり、NSA(アメリカ国家安全保障局)が暗殺・盗聴・冤罪のなすりつけ等のありとあらゆる手段を使って一個人の人生を破滅させるストーリーが描かれており、悪役にされたNSAにしてみればこれほど不愉快な映画もないでしょう。
また、アメリカでは同時多発テロ事件後に「アメリカ愛国者法」という法律が成立しているのですが、この法律は作中に登場する「通信の保安とプライバシー法」と主旨が同じだったりします。

21世紀に入ってからも、アメリカCIAの暗部を描いた「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」の3部作映画が大ヒットを記録していますし、イラク戦争開戦の発端である大量破壊兵器問題を批判的に扱っている映画「グリーン・ゾーン」も公開されています。
特に「グリーン・ゾーン」は実際の歴史的事件を映画の舞台にしているだけに、政治イデオロギー的な要素がかなり強い作品です。

繰り返しになりますが、確かにハリウッド映画には「アメリカ万歳」的な映画「も」ありますし、それが興行的に大きな成功を収めていることも事実でしょう。
しかし、ハリウッド映画にはそれと同じくらいにアメリカの政府や社会に対する懐疑的・批判的な作品も少なからず存在しますし、またそれ以前にアメリカ社会のあり方とは何の関係もない純粋な娯楽作品も多いのです。
色々な主旨の映画があって、結果的にバランスが取れている。その懐の広さこそがハリウッド映画の大きな魅力であると言えるのではないでしょうか。
にもかかわらず、何故ごく一部の映画のみをクローズアップして「ハリウッド映画はアメリカ万歳ばかり」などと評価されなければならないのか、私はそこが以前から疑問に思えてならないんですよね。
巷のハリウッド映画評にはおかしな予断と偏見でも入っているのではないか、そう思えてならないのですが。

Answer×Answer Live!の「夏休み横断!ウルトラクイズ」決勝大会進出

ネットワーク対戦クイズゲーム「Answer×Answer Live!」のコラボレーション企画「夏休み横断!ウルトラクイズ」の予選大会を無事通過しました。

最終ランキングは1113位。
予選通過ボーダーラインは7000位だったとのことで、結果的には余裕で突破したことになりますね(^_^;;)。

「夏休み横断!ウルトラクイズ」の決勝大会は8月27日~29日の3日間。
この決勝大会の上位300位に入ったAn×An.NETの会員から抽選で2名が選ばれ、9月4日に渋谷ロフト汐留日テレタワーテレビバ(1F大屋根広場奥)で行われる「クイズ王決定戦」への参加権が与えられます。
……上位300位というのはさすがにきつい条件ですし、そこから抽選で選ばれるとなるとほとんど天文学的な確率になってしまいますが、まあできるところまではやってみましょうかね。

Answer×Answer Live!の「夏休み横断!ウルトラクイズ」予選最終戦績

ネットワーク対戦クイズゲーム「Answer×Answer Live!」のコラボレーション企画「夏休み横断!ウルトラクイズ」。
大好きな「アメリカ横断!ウルトラクイズ」の公認ということもあり、私も参加してみたのですが、その予選最終戦績は以下の通りとなりました。

最高到達階 113F(グァムエリア)
現在の階  110F
ランキング 1024位(暫定)

ランキングはゲームを終了してゲーセンから引き上げる直前に確認したものなので、現在はもっと落ちているでしょうね。
どの付近から決勝進出圏内になるのか分からないのですけど、さて、これで一体どうなりますかねぇ。

銀英伝舞台版の「同盟編」が「帝国編」の半年後に公開予定

どうやら銀英伝舞台版の「同盟編」が2011年7月頃に公開されるとのこと。

http://twitter.com/adachi_hiro/status/21652810564
<来春の舞台は「帝国編」で、その半年後に「同盟編」が予定されてます。ご縁があると嬉しいです。RT @HOZMIX その舞台、出たかったなあ。 RT @adachi_hiro: 舞台版「銀河英雄伝説」の帝国軍の紋章の設定が届いた。>

「帝国編」舞台公開から半年で「同盟編」をやるということは、すでに同盟側のキャスティングもある程度は決まっている、ということになるのでしょうか?
帝国側と違い、同盟の方では特にヅラが必要そうなキャラクターはいませんが、こちらも一体どうなるのやら。

同盟側で配役の選定に一番難航しそうなのはユリアン役でしょうね。
序盤のストーリーをベースにするのか、中盤以降のストーリーを軸にするのかで、年齢設定や身長が大きく変わってしまうわけですし。
原作のユリアンは、ヤンと出会ってからヤンが8巻で死ぬまでの間に身長が35㎝も伸びていますからねぇ(ヤンが死ぬ18歳時点で179.5㎝)。
舞台が原作の10巻完結までやるというのであれば、この飛躍的なまでに伸びていく身長問題は決して無視できないのではないかと思うのですが、「同盟編」とその後の舞台向けに2人の配役を選ぶことにでもなるのでしょうか?

あと、「帝国編」は帝国のキャラクターだけ、「同盟編」は同盟のキャラクターだけで物語を構成するとなると、銀英伝1巻の話は一体どうやって処理するのか、という問題もありますね。
どのように舞台を構築するにしても、銀英伝1巻の話は避けて通れませんし、銀英伝1巻は帝国・同盟どちら側の人間が欠けても成り立ちません。
「帝国編」がアンネローゼの後宮入りからリップシュタット戦役終結までやるとなった場合、銀英伝1巻の処理は特に無視できない問題になりますし、一体どうやって解決するつもりなのやら。

映画「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」感想

ファイル 123-1.jpg

映画「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」観に行ってきました。
アメリカの超有名TVドラマのリメイク作品。

今回の映画は、部下のフェイスを救うために単独でメキシコに潜入したコマンド部隊を指揮するハンニバル・スミス大佐が、B.A.バラカスとマードックに出会い、四人からなるAチームが結成されるエピソードから始まります。
もうこの時点で明白なのですけど、この映画、過去の「特攻野郎Aチーム」とは何の因果関係もないため、過去作品との繋がりを気にすることなく単独で充分に楽しむことができます。

数年後、イラクでアメリカ紙幣の原版を持って逃亡しようとしていたゲリラから原版を奪還するようモリソン将軍から命令されたAチームは、ハンニバルの作戦で見事任務を達成するものの、直後にモリソン将軍が爆死。
現場に駆けつけたアメリカ軍により、Aチームは濡れ衣を着せられ、軍法会議で10年間の懲役を言い渡され、4人バラバラにされて別々の刑務所に収監されてしまいます。
この辺りのストーリーは、ベトナム戦争を背景に繰り広げられていた原作のエピソードを現代版に置き換えたもののようで、いかにもリメイク作品という感じですね。

ハンニバルをはじめとするAチームの一行が次から次に奇策と巧みな駆け引きでミッションを遂行し黒幕を追い込んでいくストーリーは、アクション映画が好きなら普通に楽しめますね。
また、以前放送されていたTVドラマのAチームを知る人であれば、作中エピソードの元ネタを探してみる、というのも良いかもしれません。
ちなみにこの作品、エンドロール後にワンシーンが存在しますので、興味がある方はスクリーンが明るくなるまで席を立たないことをオススメしておきます。

映画を身近なものにしたシネコンの功績と今後の課題

21世紀に入ってからの映画の発展を語る際にシネマコンプレックス、通称「シネコン」の存在を外すことはできないでしょう。
シネコンとは、同一の施設に複数のスクリーンがある映画館のことで、日本ではワーナー・マイカル・シネマズ、TOHOシネマズ、シネプレックスなどが主な代表格です。

往時は2億5000万人を数えた日本の映画人口は、テレビやレンタルビデオなどの普及およびそれに伴う映画産業自体の衰退などにより、1990年代には半分以下の1億2000万人にまで落ち込んでいました。
ところがシネコンは、それまで「高嶺の花」だった映画をより身近でかつ手軽に観賞できる娯楽に昇華させると共に映画人口を1億6000万人にまで回復させ、映画の衰退と映画人口の減少に歯止めをかける存在となりました。

特に市街地郊外にショッピングモールと並んで併設されるシネコンには、移動の手間と交通費の負担が軽くなるという大きな利点があります。
市街地中心にある映画館の場合、移動だけでも少なからぬ時間と手間がかかる上に駐車代等の交通費が無視できず、これが客離れを起こす大きな原因となっていました。
それに対し郊外型シネコンは、市街地中心に比べて手軽に行ける距離にあり、また駐車代に至っては無料で済ませられるところも少なからず存在します。
都市圏と異なり、周囲に映画館というものがない上に鉄道網があまり発展していない車社会の地方において、このメリットは非常に大きなものがあり、それまで映画に興味がなかった人をも映画に引き込めるようになったわけです。

またシネコンの大きな特徴として、売店の存在は無視できません。
従来の映画館にあった売店は、映画グッズとスナック菓子が適当に置かれただけの、規模が小さい上に品揃えも品質もお粗末なシロモノでしかありませんでした。
そのため、以前は映画館に入る前にわざわざコンビニに入って買い物をし映画館に入る、などということすら行っていたほどです。
しかしシネコンの売店は映画グッズも飲食類も品揃えがはるかに豊富。
特に映画観賞の際の定番となるポップコーンに至っては、それ単品の店を作っても充分に儲かるのではないかとすら思えるほどの一品だったりします。
個人的にはワーナー・マイカル・シネマズで売られていたポップコーンが一番美味しかったですね。

映画を「より」身近で手軽に観に行けるものへと進化させ、売店をも充実させることで相乗効果的な売上アップと集客を行う。
この点においてシネコンは既存に映画館を大きく引き離しており、都市部に集中していた既存の映画館がシネコンに取って代わられてしまったのも必然かつ時代の流れというものだったでしょう。

一方でシネコンの今後の課題としては、その便利さと集客性故にあちこちに乱立され過剰競争が発生している問題についてどのように対処するか、ということがまず挙げられますね。
若干微増しているとはいえ、最盛期に比べればやはり少ない映画人口に対して、映画観賞が行えるスクリーン数はその最盛期と同等以上にまで増えている状態。
結果、映画館同士で客を取るための過剰競争が発生した挙句、1スクリーン辺りの利益が減ってしまい、採算割れを起こす危険性が懸念されるわけです。

熊本でも、2004年に熊本市の東隣にある菊池郡菊陽町にTOHOシネマズ光の森、熊本市ダイエー熊本店横にシネプレックス熊本がオープンしたのを皮切りに、2005年、2006年にも郊外型シネコンが立て続けに開館し乱立状態に。
熊本はシネコンの激戦地と言われており、シネコン同士が互いにシノギを削る一方、市街地にあった従来の映画館はシネコン群に客層を食われ、衰退傾向にあります。

シネコンが映画の発展に大きく寄与する存在であると共に、消費者にとっても便利なものであることはまず間違いありません。
シネコンには集客や採算性の問題をクリアしてもらった上で、今後も少なからぬ映画ファン達に数多くの映画を提供し続けてもらいたいものですね。

往年のクイズ番組とクイズゲームとのコラボレーション

2010年7月22日頃から新バージョンとして生まれ変わり、全国のゲームセンターで配置転換が進んでいるネットワーク対戦クイズゲーム「Answer×Answer」シリーズ第3弾「Answer×Answer Live!」。

その「Answer×Answer Live!」で、8月16日~22日までの間、往年のクイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」予選大会を楽しむことができます。
8月27日~29日に決勝大会が行われ、そこで勝ち抜いた成績優秀者から抽選で選ばれた2名が、9月4日に渋谷ロフトで開催される「クイズ王決定戦」に出場し、クイズ王の座を賭けて雌雄を決するとのこと。
果たしてクイズ王の座は誰の手に?

アメリカ横断ウルトラクイズも「Answer×Answer」シリーズも好きな私にとって、これはたまらないコラボレーションですね。
最近はまたも「Answer×Answer」と疎遠になっていましたが、これは久々に熱中してみる価値がありそうです。

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