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カテゴリー「らいとすたっふ」の検索結果は以下のとおりです。

タイタニア4巻の突然過ぎる脱稿宣言

何と、「あの」タイタニア4巻が脱稿したとの公式発表が、らいとすたっふ公式サイドによって行われました↓

https://twitter.com/adachi_hiro/status/341378408661524480
<さきほど田中さんが事務所て、原稿用紙の束を置いていきました。大変長らくお待たせしましたが、『タイタニア』第4巻、脱稿でございます!

https://twitter.com/wrightstaff/status/341387924308373508
<『タイタニア4』脱稿しました!>

2013年3月7日時点で未だ3章が終わったかどうかというラインをうろついていたタイタニア4巻が、何とまあ突然の脱稿を迎えたものですね。
その半月後の3月24日に「原稿50枚渡しました」という報告があったのを最後に、執筆状況についての情報は途絶えていたのですが、この間、田中芳樹に一体何があったというのでしょうかねぇ。
これまでのタイタニアシリーズは1巻につき8~9章で構成されているのが常だったので、「3章まで終わったところ」というのは、実のところ「半分にも到達していない」ということを意味していたはずだったのですが。
まさか、次回のタイタニア4巻は、4~5章構成だったりするとでもいうのでしょうか?
今までの鈍重な執筆速度(半年以上でやっと1章を書く等)は一体何だったのかとか、そんなに早い執筆速度を保てるのならばさっさと書けよとか、色々とツッコミどころは多々あるのですが、まあ一ファンとしては、とにもかくにも新刊を脱稿してくれたことに喜ぶべきなのでしょうね。
……シリーズ完結巻となるであろう次のタイタニア5巻は、もはや「作者が老衰死する前に書き上がれるか?」というレベルの状況になるのは間違いなさそうですが(苦笑)。
田中芳樹の次の執筆予定作品はアルスラーン戦記14巻、その次が薬師寺シリーズの新刊で、その他にも休眠状態のシリーズはまだまだあるのですから、タイタニア5巻の執筆なんて最低でも5年はとりかかれそうにもありませんし。

さてこうなると、あとはいよいよ出版社の編集作業に全てがかかっていると言っても良い状態となるわけですが、しかし最近はこれがまた異様なまでに仕事が遅かったりするんですよね(T_T)。
らいとすたっふ公式サイドの脱稿宣言から4ヶ月以上もかけてようやく出版、とかいった事例まであるのですし。
出版社側にもそれなりの「大人の事情」がありはするのでしょうが、編集作業で出版に時間がかかるというのはちょっとねぇ……。
ここはやはり、出版社側にも奮起してもらい、可能な限り早く新刊を世に出してもらいたいものです。

ちょっと旬を過ぎた田中芳樹関連ネタ2題

ファイル 958-1.jpg

既に旬が過ぎた感のある話ですが、アルスラーン戦記が講談社の別冊少年マガジン2013年8月号から、荒川弘執筆でマンガ連載されるみたいですね↓

http://megalodon.jp/2013-0526-2214-57/mantan-web.jp/2013/05/09/20130508dog00m200076000c.html
>  「銀河英雄伝説」などで知られる田中芳樹さんのファンタジー小説「アルスラーン戦記」が、「鋼の錬金術師」「銀の匙 Silver Spoon」の荒川弘さんによってマンガ化されることが9日、明らかになった。9日に発売された別冊少年マガジン(講談社)6月号で発表されたもので、7月9日発売の同誌8月号で連載がスタートする。荒川さんが講談社のマンガ誌で連載を持つのは初めて。
>
>  「アルスラーン戦記」は、架空の王国パルスを舞台に、王子のアルスラーンら英雄の戦いを描いたファンタジー小説。1980年代に出版されてヒットし、91年と92年に劇場版アニメが公開された。
>
>  同誌6月号には荒川さんが描いた主人公・アルスラーンのポスターが付いている。(毎日新聞デジタル)

アルスラーン戦記は、かつて存在していた角川系列の少女漫画雑誌「月刊ASUKAファンタジーDX」で、少女マンガ家の中村地里の手で連載されていたはずなのですが、何故また連載を決めたのですかねぇ。
二番煎じ以外の何物でもないですし、第一、本編のアルスラーン戦記自体が未だ13巻で止まったままだというのに。
角川から自分の系列会社に版権を移された講談社にしてみれば、ただでさえ出版不況で苦しんでいるところに田中芳樹お得意の遅筆で死蔵されているも同然の資源を、何とか活用したいという一心ではあったのかもしれませんが。
途中で人気不足により打ち切られるという結末に至るのでなければ、同じくマンガ連載されている薬師寺シリーズ同様に「連載中に原作に追いつく」ことが確実なのですが、その辺り、一体どうやって整合性をつけるつもりなのでしょうかねぇ。

ところで、その薬師寺シリーズもまた、原作9巻「魔境の女王陛下」のコミック版が刊行されたそうで↓

http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2013/05/post-28e6.html
>  田中さんの原作を、垣野内成美さんがコミック化して下さっている「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズ。
>  
田中さんの原作執筆のペースよりも、はるかに垣野内さんのコミック化のスピードが速かったため、しばしコミック版オリジナルのストーリーが続いておりましたが、久しぶりに田中さんの原作を題材にしたモノが単行本に。

こっちはこっちで、いいかげん垣野内成美に版権ごと薬師寺シリーズを引き渡せば良いのに、と何度考えたか分かりませんね(苦笑)。
ますます遅筆に磨きがかかっている昨今の田中芳樹の遅筆では、次の続巻がいつになるのかすらも全く見えてこないのですし、肝心の出来も全く期待できないときているのですから。
田中芳樹的には、ストレス発散の手段であろう薬師寺シリーズを手放すことはできないのでしょうし、第二次安倍内閣の発足で執筆意欲を掻き立てられてでもいるのかもしれませんが(爆)。

タイタニア4巻の2013年3月24日時点の執筆状況

https://twitter.com/wrightstaff/status/316013727931592704
<『タイタニア4』の原稿受け渡し中です。今回は50枚。乗ってきました。>

前回の原稿受け渡しから半月弱で50枚の原稿執筆というのは、一般的な作家の執筆速度としてはどんなものなのでしょうかねぇ。
他の作家など及びもつかない遅筆を誇る田中芳樹的には、確かに「早い」と言えるのかもしれませんが(苦笑)。
分量的に見ると、現在執筆中らしい4章全てが終わったわけではなく、4章の途中経過といったところになるのでしょうか?
原稿50枚と言っても、ノベルズに直すと20ページ行くかどうかといったところになるでしょうし。

ところで、過去に田中芳樹は、創竜伝文庫本の座談会などで、タイタニアの続巻を書いていることをほのめかす文章を披露していた経歴があるのですが、その際に執筆していたであろう原稿なり文章なりは全く活用していないのでしょうか?
らいとすたっふ公式のツイートを見る限りでは、どうも田中芳樹は最初から執筆を始めているみたいですし、過去に執筆していた原稿があれば、執筆スタート時点である程度まとまった原稿の受け渡しも可能だったはずなのですが。
過去の原稿やアイデア自体が、すくなくとも田中芳樹的には気に入らなかったり採用に値しなかったりでボツになっているのかもしれませんが、ならば執筆をほのめかすような発言なんて自著でしなければ良いのに、とは思わずにいられないですね。
過去にそういうことを繰り返していたからこそ、4年近くも前のタイタニア4巻執筆宣言でも、実際に執筆を始めるまではまるで信用されなかったのですし。
まあ、3年以上も経過してようやく執筆開始、という時点で既に信用も何もあったものではないのですが(爆)。

ところで、銀英伝舞台版第3章「内乱」の舞台公演が、いよいよ2013年3月31日に初日を迎えることになりますね。
ストーリー的には、銀英伝2巻の救国軍事会議クーデターをメインに扱ったものとなるみたいですが。
外伝舞台以降、ラインハルト役のキャストが二転三転してまるで落ち着かなくなった銀英伝舞台版ですが、今後も続くであろう続編は果たして大丈夫なのでしょうかね?
これでヤン役まで入れ替わり立ち代わりキャストが変更されまくったりしたら、いよいよもって舞台公演それ自体の危機的状況に直面することにもなりかねないですし。
配役が変わるだけでキャラクターのイメージがガラリと変わってしまうのですし、メインの配役は完全に固定して欲しいものなのですが……。

薬師寺シリーズに実写化のオファー?

https://twitter.com/adachi_hiro/status/315614174199808001
<先日、ある方に「薬師寺涼子は実写映像化しないのですか?」と聞かれた。「いま実写化すると、お涼は剛力さんになりそうで」と言ったら、「あー、それはありますね」と真顔で頷かれたので困った。そこは笑うところだから。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/315631495547076609
<@fukurokujyu0207 剛力さんは剛力さんで魅力的な方なんですけどね。内緒ですけど、ずいぶん前に講談社に「この子は薬師寺をやるために生まれてきたような子なんですよ」との売り込みがあったそうです。オトナの事情でお断りしてしまったようなのですが、写真だけでも見たかったです。>

せっかく実写化のオファーが来たのであれば素直に便乗しておけば良かろうに、何故わざわざ話を棒に振りますかねぇ、講談社も。
薬師寺シリーズなんて、実写化しにくい田中作品の中では比較的安い製作費で実写化しやすい部類に入るでしょうに。
「アンフェア」や「ストロベリーナイト」シリーズなどのように、女刑事が主人公の作品なんて、昨今ではさして珍しくもないのですし。
基本的に1話完結方式の薬師寺シリーズは「話の区切り」がつけやすく、その点でも実写化にはおあつらえ向きなわけで。
作品の品質だけで見れば、パクリ元たる極楽大作戦やスレイヤーズなどの方がはるかに優れているのですが、こちらは「どこら辺を実写化すべきなのか?」という問題が常に付き纏いますからねぇ。
シリーズ化するほどの人気が獲得できる保証もない以上、「いつでも終わらせられる」形にするのは、特に実写化の際には必須事項になるわけで。
もちろん、今更言うまでもなく原作からしてゴミもいいところな薬師寺シリーズは、そのまま原作を忠実に再現すれば大コケするのは確実なのですから、ストーリーなどは原型を留めないほどに改変する必要性が生じるであろうことは間違いないのですが(爆)。

薬師寺シリーズ以外で比較的安価に実写化製作が可能な田中作品と言えば、「晴れた空から突然に…」くらいしかないですからねぇ。
他の作品は、ファンタジー要素が強すぎたり、軍隊同士の衝突などの描写が頻発したりする等の問題から、下手すればハリウッド映画並の製作費や大量の配役動員が要求されるようなシロモノばかりなのですし。
銀英伝が舞台化したのだって誰も予想できなかったくらいなのですし、実写化というのは舞台化以上にハードルが高いのですからねぇ。
講談社が薬師寺シリーズの実写化オファー話を蹴った「大人の事情」とやらの実態が如何なるものだったのか、少々気になる話ではあります。

タイタニア4巻の2013年3月7日時点の執筆状況

https://twitter.com/adachi_hiro/status/309670911005560832
<今日は、田中さんが講談社の編集さんに『タイタニア』の原稿を(途中まで)渡しました。これで第三章まで終わったのかな。まだまだ先は長いけど、とりあえず「『タイタニア』を書き終えないかぎり、軽井沢の仕事場には連れて行きませんから」と言っておきましたんで、少しはペースが上がるかな。>

https://twitter.com/wrightstaff/status/309501830734442497
<本日、『タイタニア4』の原稿受け渡しがありました。三章まで。順調です。>

全体構成は8~9章程度の分量だと考えられるので、全体から見ればようやく3分の1に届いたといったところになるでしょうか。
去年の年末時点ではまだ1章が終わったばかりだったことを考えれば、それに比べれば早いと言えば早い流れではあるのでしょうが、何しろ今までが今までですし、NHK BSでの続巻執筆宣言からまもなく4年目に突入しようとしているとあっては、やはり「遅い」とのそしりは免れないでしょうねぇ(苦笑)。
田中芳樹の執筆傾向から考えると、今後の執筆速度の向上については期待することができるでしょうし、この調子でいけば、あるいは2013年内の刊行も視野に入れることができるかもしれないのですが。

しかし今回のタイタニア4巻、らいとすたっふ公式から脱稿が発表されたら、またもやYahoo!ニュース辺りで大々的に報じられることにでもなったりするのでしょうか?
確かに「20年以上もの空白期間を置いての続巻刊行」というのは、世間一般的に見ても相当なまでに稀なケースですし、ニュースバリュー的な価値もそれなりにありはするのでしょうけど。
作家としての職業倫理の観点から言えば「恥」の部類に入ることは確実なのですけどね、これって。

作品の二次利用における原作使用料の問題について

映画「テルマエ・ロマエ」の原作使用料の問題について、らいとすたっふの社長氏がツイートしているみたいですね↓

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306217132440576002
<テルマエの原作料の話。旬な作家さんが「原作料って、こんなもんだよ」と言ってくれたの正直言ってありがたい。うちの親分の作品がアニメや舞台になっても、原作者側はさほど儲からないよ。でも、親分は自分の作品が別の表現方法で広がるのが楽しみ、って言ってる。でも、これは親分個人の話だから。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306217420127891456
<私だって、「銀英伝」がアニメになって、舞台になったとき、よく知らない人から「儲かっているんでしょ。メシでも奢ってよ」って言われたもん。うちなんか原作者の、さらにその代理人だもん。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306217888249966592
<あと、ちゃんと「原作者側って儲からないですよね」って言ってくれた人がいて、あ、この人は内情を知っている人だな。と思ったら、「私があいだに入ったら、もっと原作料、ふんだくれますよ」って。うーん。そういう考えがあるのも判るんだけど、ちょっと引いてしまったのも事実。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306218273119289344
<ただ、原作者代理人という仕事をきちんと突き詰めていけば、どんな相手からも出来るだけたくさんの原作料を支払ってもらえるように交渉すべきなんだよね。それは自分でも判ってる。だけど、原作を使って何かをしよう、という人は、自分たちでリスクを背負って映画なりアニメなりを作ろうとしてる。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306218691358494723
<だから、私の考えとしては、とっかかりの部分では原作料を安くしてもいいのかな、と思う。だけど、アニメや映画がうまく軌道に乗って、続篇が作られたり、DVDや地上波での放映権料が入ってくる段階になったら、ちゃんと原作者側にも相応のものを支払って欲しい。と思うのね。>

これらのツイートを読んで思うのは、「個人としてはともかく、出版業界全体に与える影響というものを軽く考えすぎなのではないか?」ということですね。
確かに田中芳樹の性格からいえば、自分の作品を映像化してくれるのだから、気前良く自分の作品は提供するし、あまりカネを取る気にはなれないという「善意」を示すであろうことは想像に難くないですし、実際にアニメ化や舞台化の際にもそうしてきたのでしょう。
しかし世の中には、そういった「善意」すらも「悪意」に転用して私腹を肥やそうとする輩が後を絶たないのです。
つまり、田中芳樹が「善意」に基づいて自分の作品を安く提供した、という事実を逆手に取り、他の作家の作品を実写化等をしようとする際に、制作サイドから「あの田中先生でさえこの程度の額だったんですよ」という値切りの材料に使用されてしまう可能性があるわけです。
大御所でさえこの程度の金額で良いのであれば、それよりも立場の弱い新人や中堅どころの作家の場合はさらに値切ることが可能、という認識を制作サイドに植え付けてしまうのでは、結果的には他の作家の立場を窮地に追い詰めることにもなりかねないでしょう。
大御所は大御所にふさわしいギャラをもらわなければ、それが前例となり、それよりも弱い立場の同業者達もまた、「清貧な大御所」と同列もしくはそれ以下のギャラに甘んじなければならなくなるのです。
現に「テルマエ・ロマエ」の原作者は、そうやって100万円程度の原作使用料しか支払われることがなかったわけです。
のみならず、映画の宣伝のためにノーギャラで協力させられる、などという横暴まで堂々とまかり通る始末だったのですし。
その辺りの「後発への影響力」といったものが、どうも田中芳樹はまるで理解できていないのではないか、と考えずにはいられないですね。
田中芳樹が所属するらいとすたっふには、後発の新人もそれなりの数がいるはずでしょうに、何故自分自身が持つ影響力というものにそこまで無頓着でいられるのかと。

また田中芳樹の場合、自分の作品を自分が批判していたはずのパチンコに売り飛ばしたなどという前歴もあるわけですよね。
自分で「警察利権の温床」などと主張し、また「北朝鮮の資金源」との黒い噂も絶えないパチンコに、田中芳樹は一体何を期待していたというのでしょうか?
パチンコ相手に、「原作を使って何かをしよう、という人は、自分たちでリスクを背負って映画なりアニメなりを作ろうとしてる」なんて論理が通用するはずもないでしょうに。
カネ儲けが目当てでなかったのであればなおのこと、自分の作品をポルノと同等かそれ以下の存在であるパチンコに売り飛ばした理由が意味不明もいいところなのですが。
まさか、警察物である薬師寺シリーズを連載していることから自分も警察利権のおこぼれに与ることができる、などと考えたわけではないでしょうし(苦笑)。
あの当時でも、徳間書店とはとっくに縁を切っていたのですし、田中芳樹が著作権を主張してパチンコ売り飛ばしを拒否するのは簡単なことだったはずなのですけどね。

原作使用料については、映画のヒットに関わらず必要最低限支払われる額をまずは保証した上で、その額に興行収益に応じた金額を追加する、といった歩合制方式を採用し、かつそれを制度化すべきだと思いますね。
単純に制作サイドや出版社の「善意」に期待する現行のやり方では、制作サイドや出版社による値切りや中間搾取等で、作家の権利がないがしろにされることを防止することができないのですから。
というか、テレビ局等の映画の制作サイドなどはともかく、作家と緊密な仕事関係にあるはずの出版社までもが作家の権利を軽んじているというのは驚きの事実ではあるのですが。
作家と出版社って、実は敵対関係にでもあったりするのでしょうかねぇ(-_-;;)。
田中芳樹のごとき「善意の作品提供」すらも「制作サイドの悪意」に利用される世の中なのですから、作家の権利を保証し相応のギャラを確保させるための制度は必須と言えるのではないでしょうか?

タイタニア4巻の2013年2月18日時点の執筆状況

2013年2月18日に、らいとすたっふでタイタニア4巻の原稿引き渡しがあったみたいですね↓

https://twitter.com/adachi_hiro/status/303675590270144513
<今日は軽井沢に行くのだが(というか、いま行く土地なのだが)、会社では田中さんが編集さんに「タイタニア」の原稿を渡すことになっている。さて、今回は何枚くらい渡せるのかな。まだまだ先は長いのだけどね。>

https://twitter.com/wrightstaff/status/303704932803039235
<本日、『タイタニア4』の原稿受け渡しがありました。少しずつですが、着実に進んでいます。>

去年の年末にタイタニア4巻第1章の原稿を編集に渡していたとの情報がありましたから、今回は2章~3章辺りの引き渡しといったところになるのでしょうか?
未だ折り返し地点にも到達していないようで、確かにまだまだ先は長いと言わざるをえないですね(-_-;;)。
この調子では、やはり年内に新刊が刊行されるのは難しい状況であるのではないかと。
何しろ、最近は田中芳樹の執筆速度の問題だけでなく、脱稿してから出版されるまでについても相当な時間がかかるみたいなのですし。
過去には、脱稿から初版発行まで4ヶ月近くも費やした、などという事例まであったくらいですからねぇ。
何か出版社の経営的な事情でも絡んでいるのでなければ、田中芳樹の担当編集が相当なまでに無能であるとしか言いようがないのですが。
年内に刊行できるためのタイムリミットがあるとすれば、それは今年の9月一杯ということにでもなるでしょうか。
正直、とてもそれまでに田中芳樹がタイタニア4巻を脱稿するとは思えないところなのですけど……。

オリジナルな展開を本格的に始動させたコミック版の薬師寺シリーズ

垣野内成美が連載しているコミック版の薬師寺シリーズで、完全なオリジナルストーリーを元にした巻が出版されています。
月刊連載に対する田中芳樹の桁外れな遅筆ぶりに、連載側がついに見切りをつけざるをえなくなった形ですね↓

http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2013/01/post-dcf9.html
>  田中さんの『薬師寺涼子の怪奇事件簿』を原作に、垣野内成美さんがコミックを描いてくださっております。
>  田中さんも、毎月、雑誌「アフタヌーン」が届くたび、垣野内さんの筆により活き活きと活躍する涼子の姿を楽しみに読んでおります。
>  で。
>  垣野内さんのコミック版は月刊連載。田中さんの原作は、不定期…と言えば聞こえは良いのですが、いささか停滞気味。
>  
ついにコミック版が追いついてしまいました。
>  そこで、「アフタヌーン」編集部の担当N氏が考えたのがコミック版オリジナル・ストーリー。
>  
もともと田中作品を愛読してくださっていた脚本家の植竹須美男氏の手によってストーリーが作られ、これを垣野内さんがコミックに仕立てて下さいました。
>  私はストーリーの段階からチェックさせていただいたのですが、さすが植竹さん。しっかり「お涼」の世界になっておりました。もちろん、
田中さん本人もすっかりお気に召したようで「これはいいなあ。これから先も原作がなくても大丈夫だ」などと口走り、担当さんに白い目で見られておりました(笑)。

いや、冗談抜きで原作者の存在意義は皆無なのですし、もう原作者はいらないのではないかと結構本気で思えてならないのですが(笑)。
田中芳樹が原作を書いたところで、原作の品質はひたすらに下がる一方でしかないのですから(爆)。
まあ、講談社その他出版社の担当者にしてみれば、そんなことをされたら自社の売上や自分の評価などに響くわけですから必死にならざるをえないのでしょうけど。
加えて、現在執筆中のタイタニア4巻に、次に執筆予定のアルスラーン戦記14巻が控えている事情を鑑みると、次の薬師寺シリーズの新刊が出るまでには、早くても3年以上はかかることになるでしょうし。
連載を完全に打ち切るか、田中芳樹を完全に除外した連載継続の体制を本格的に構築するかしないと、これ以上のコミック版の連載は出版社の視点から見ても不安定要素が大きすぎるでしょう。
今回のオリジナルストーリー作成だって、今後も永続的に続いていくという保証はどこにもないわけなのですから。
というか、オリジナルストーリーの方が原作よりも人気になった場合、原作者の面目は丸潰れもいいところなのではないですかねぇ(苦笑)。
かつてのシェアードワールド作品と異なり、薬師寺シリーズは原作の品質が悪すぎるのですから、そういう事態も充分にありえるわけですし。
コミック版の薬師寺シリーズの今後については、連載継続にせよ打ち切りにせよ、田中芳樹界隈にとっては何とも笑える喜劇的な展開が待っているような気がしてなりませんね(^_^;;)。
もちろん、自業自得な田中芳樹はともかく、原作者の職務怠慢に振り回される周囲の人間にとっては、何とも気の毒な話ではあるのですが。

実は田中芳樹はマイナー映画の愛好家だった?

http://twitter.com/adachi_hiro/status/292834969280192512
田中芳樹さんがマイナー映画が好きって言う話。同じような感覚を持つ人たちを集めて、それぞれが自分の推薦する映画のビデオを持ち寄って鑑賞する会を開いたら面白そう、と思ったけど、立ちあわされるのは私だと気付いて辞めた。>

田中芳樹って、実は映画そのものが嫌いなのではないかとすら私は考えていたくらいなのですけどね。
何しろ、過去にはこんなタワゴトをくっちゃべっていた経緯もあるわけで↓

イギリス病のすすめ・文庫版 P185
<田中:
 政権交代があることを当然と思ってるところと、現実にないところではね、意識が全然違う。
ぼくは映画の「インディペンデンス・デイ」に見られるようなアメリカ人のセンスをなにかと言うと笑い話のネタにしてるけども……。(笑)
土屋:
 うん、ぼくもそうだから。(笑)>

アメリカの1映画、それも全体的な傾向を代表しているわけでもない作品を論って「アメリカ人のセンス」なるものを嘲笑っている人間のどこに、映画に対する理解や愛情などといったものが存在するのかと、何度も私は考えざるをえなかったくらいなのですが。
ディズニー映画についても、「既存作品の借り物」「独創性がない」などと散々な評価を叩きつけまくっていましたし。
田中芳樹は映画というものが大嫌いで、極端なことを言えば「映画のポスターを見ただけで映画批評をやっている」レベルの人間であろうとすら、私は偏見混じりに見做していたくらいだったのですけどね(苦笑)。
田中芳樹の映画評というのは、映画を観賞する手間すら惜しむ人間が、巷に溢れる俗説的な映画レビューをコピー改変しながら適当に殴り書きしたようなシロモノでしかなかったのですから(爆)。
そんな田中芳樹が実はマイナー映画の愛好家だったとは、逆の意味で驚きですね。
一体どんな映画が好みだったのやら。

田中芳樹が「神様のカルテ」文庫版の解説を担当?

2013年最初の記事となります。
いささか遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

さて、年明け早々、田中芳樹が「神様のカルテ2」文庫版の解説を書いたという情報が飛び込んできました。

http://a-hiro.cocolog-nifty.com/diary/2013/01/post-54b6.html
>  新年最初のニュースは、田中さんが文庫の解説を書かせて頂いた、という話。
>
>  シリーズ累計258万部突破……って、ちょっと想像もつかないほどのヒット作、
夏川草介さんの『神様のカルテ』第2巻が小学館文庫に収められ、その解説を田中さんが書かせて頂きました。
>  信州の病院に勤務する内科医、栗原一止と、その周りの人間模様を描いた本シリーズは、前作と本作、二年連続で本屋大賞にノミネートされるヒット作となりました。
>  さらには、このたび櫻井翔さん、宮崎あおいさん、藤原竜也さんで映画化されることが決まったとのこと。

しかしまあ、田中芳樹と「神様のカルテ」って、これ以上ないほどに水と油な関係ですね(苦笑)。
「戦争か妖怪を出さなければ話が前に進まない」などと評されることすらあるほどに戦争物や非日常系な小説ばかり世に出している田中芳樹が、そのどちらも全く出てこない医療現場の日常風景や登場人物達の葛藤を描いた作品の解説をするというのですから。
田中芳樹が好きらしい推理物ミステリー系の話というわけでもないのですし。
田中芳樹と「神様のカルテ」で唯一関連がありそうな縁と言えば、銀英伝舞台版第二章の同盟編でシドニー・シトレ役を演じた西岡徳馬が、映画「神様のカルテ」でも主人公をスカウトしようとする信濃医大教授・高山秀一郎役として出演していたことくらいでしょうか。
一体どんなしがらみから田中芳樹が「神様のカルテ2」の解説などをすることになったのか、その経緯は大いに興味をそそられますね。
まあそれ以前の問題として、現在タイタニア4巻を執筆しているらしい田中芳樹が、余所様の小説の解説などを書いているヒマがあるのかと、いつものごとく嘆かざるをえないところではあるのですが(-_-;;)。

ちなみに「神様のカルテ」の続編映画については、現時点ではまだ製作が決定したばかりで公開予定までは明らかになっていないようですが、公開されたら私は確実に観に行くことになると思います。
シリーズの主人公夫婦役である櫻井翔&宮崎あおいに加えて、「デスノート」「カイジ」シリーズの藤原竜也が出演するとなれば、内容にも充分に期待できるものがあります。
ストーリー的にも、前作のラストで妊娠が発覚した主人公の奥さんや主人公自身の動向がどうなるのか、気になるところですし。
こちらは続報を期待して待つことになりそうですね。

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