銀英伝考察3−BH

銀英伝の戦争概念を覆す「要塞」の脅威

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コンテンツの総収録投稿数626件の内、528〜553件目の投稿を掲載

収録投稿528件目
board4 - No.6514

Re:お返事

投稿者:不沈戦艦
2005年06月18日(土) 14時54分

>銀英伝には、未知スペースを経由して敵の追撃を逃れた例はない。
>ハイネセン率いる共和主義者たちは、未知スペースを経由して敵の追撃を逃れることができたが、この場合は、質量体の密集地帯を横切ることで、達成したものである。つまり、質量体の密集地帯を横切ることなく、未知スペースを経由して敵の追撃を逃れた例は、銀英伝には、ない。
>
>実例のないことをできると主張するには、それなりの根拠が必要です。

 私は「移動要塞論」を元にして、「移動要塞なら、『既知のスペース』で帝国軍の追撃を振り切って行方を眩ますことは可能である。その後で、『未知のスペース』へ乗り出せば良い」と主張しています。それに対する反論に、全然なっていませんね。既知のスペースですら行方が分からなくなってしまうのに、その後未知のスペースで、どうやってイゼルローン移動要塞を発見できると言うのでしょうか?

 それと、「質量体の密集地帯」って、一体どこのことなんでしょうか。パンツァーさんは「天の川(銀河系中心部、核恒星系のことなのですよね)」と考えているようですが、ハイネセン一党が居たアルタイルは地球から17光年弱。そこから「長征一万光年」したところで、天の川(銀河の中心部は地球から三万光年)には、全く届かないんですが。

>「なぜ同盟軍は宇宙戦艦ヤマトのような波動砲を使わなかったのだ!そうすれば、帝国軍など、一撃であったのに」と主張したとします。
>これに対する反論は、単に、「波動砲など銀英伝には登場しない。波動砲が使えないのはあたりまえだ」で十分でしょう。

 言ってもいないことを、他作品から勝手に取り込まないで下さい。私はそんなことはやっていませんよ。仮定自体が無意味です。

>「質量体の密集地帯を横切ることなく、未知スペースを経由して敵の追撃を逃れた例がない」以上、
>実例は存在しないのです。実例がない以上、単純に考えれば、「できない」とするのが妥当です。

 上記で反論済みなので、繰り返しはしません。私が何を言っているのかを、早く理解して頂きたいですね。

>第二次世界大戦の艦隊の追撃戦の常識

 何ですか、これは。「第二次大戦の例(二次大戦に限った話でもないですが)として、『現世』には駆逐艦より高速な商船など存在しない」ということと、「敗北して逃げる艦隊は、損傷艦なども抱えているし、指揮系統に混乱も来しているので、追撃された場合は逃げ切れないことはある(これはあくまで銀英伝の話)」ということは確かに主張しました。それを自分の都合の良いように一部を切り取った上で勝手に組み合わせて、言ってもいないことを主張していると捏造するのは、止めてくれませんかね。自分が、極めて失礼なことをやっているということが、分かっていますか?

>作品設定にないこと(「第二次長征一万光年」)を「可能である」と言い張る

 何度も言っていますが「第一次長征一万光年」は「作品設定」です。「質量体の密集地帯を横切ることなく、未知スペースを経由して敵の追撃を逃れた例がない」については反論しています。

>銀英伝中に登場する「神出鬼没」の実例は、ヤン艦隊による「連戦」における「神出鬼没」の行動でしょう。冒険風ライダーさんは、イゼルローン要塞を移動要塞化した場合にも、これと同じことができると、考えているのです。それで、「神出鬼没」ということが出てくるのです。私もこの点で同意です。

 これについて私が反対意見を持っているということではありませんよ。

>その意味では、イゼルローン要塞は、よほど必要の無い限り、敵の「光年単位」の索敵を受けるような宙域に、わざわざ出向く必要はないのです。ですから、イゼルローン要塞は、ヤン艦隊に補給を与えることさえできればよく、必要が無い限り、質量体の密集地帯に潜んでいればよいのです。

 それで「第二次長征一万光年にあたって、航路を探す」為に、同じことをやって何か問題でもありますか?その間に逃げる先を探せばいいではありませんか。「第二次長征一万光年」というのは、「ひたすら逃げるだけで一切交戦しない」のではないんですよ。「逃げる為の状況を作り出す」のに、帝国軍を適当に叩いておく場合も、当然発生するのですから。非武装だったハイネセン一党とは違って、ヤン一党には武力があるんですからね。また、別に何が何でも帝国領に出戦しなくてもいいんじゃないかとも思います。同盟領内から未知のスペースを目指すという手段もありますし。

>身を隠す質量体群もないまま、ワープも満足に行い得ない状況

 これって一体根拠は何でしょうね。単なる「想像」でしょ。

 それと、一つ思ったんですけど、パンツァーさんって「銀英伝世界の人類は、銀河系のほとんどを版図にしている」と誤解していませんか?だから、「既知のスペース」以外に出ると星がまばらにしかないので、直ぐに見つかってしまうと。ハイネセン一党の路程は「長征一万光年」ですので若干は誤差があるにせよ大差はないだろうし、「イゼルローン−ハイネセン間が一万光年」でもあるのですから、直径十万光年、厚さ一万五千光年の銀河系の、一部しか「銀英伝世界の人類の版図」になっていないということが、分かっていないんじゃないですかね。「人類の版図の領域外の銀河系」に出たところで、いくらでも「質量の密集地帯」を見出し、そこに隠れることは可能ではないかと思いますが。「既知のスペース以外の銀河系」に「質量の密集地帯がない」と、何をどうやって判断したのでしょうか?それがさっぱり分からないです。

 それともう一つ。星がまばらな空間に出た場合は、当然「航行の困難さ」も解消されるのではないのですか?質量体があまり存在しないのに、航行が困難になるって一体どういうケースを想定しているんですかね。それと、一旦帝国軍を引き離して、質量体があまり存在しない空間に出ることができた場合(想定としては銀河系の外に出た場合)は、居場所が見つかってしまってもさほど問題はないです。その場合、帝国軍が追撃艦隊を差し向けて来た場合でも、そのまま逃げればいいんですよ。「補給の問題」で追撃艦隊は引き返さざるを得なくなりますが、イゼルローン移動要塞に「補給の問題」は存在しないので、宇宙の果てまででも逃げることは可能です。私が「イゼルローン移動要塞で第二次長征一万光年が可能」と言っていることの主眼は「無補給で航行できるので、補給が必要な追いかける側より圧倒的に有利」ということがあるんですが、そのこと分かっていますか?

>「未知のスペースへの航路を発見すること」がいかにも簡単なように不沈戦艦さんは主張していますが、なんら作品中の根拠に基づいていませんよね。

 そうでないのであれば、「第一次長征一万光年」も不可能であった筈です。パンツァーさんは「作中事実」である「第一次長征一万光年」を否定するのでしょうか?でしたら、パンツァーさんの結論は「銀英伝という作品は存在しない」ということで、「銀英伝という作品は存在する」という立場の私との議論は終わりですね。

>一旦通過した航路は、既知スペースといえるでしょう。
>
>逃げるイゼルローン要塞は、一つの航路に沿ってしか移動できませんが、追撃する帝国艦隊は、10の異なる航路でも、20の異なる航路でも選択できるわけです。多数の航路を移動していけば、当然、他より効率のよい航路も存在します。そうすれば、

 そうですか。イゼルローン移動要塞がどういう航路を取ったのか、追撃側には簡単に判明するんですか。しかもそれさえ掴んでいれば、もっと有利な航路を他にいくらでも発見できると。「未知のスペースでの航路確定は非常に困難」という主張をしている人が言っていることとは、到底思えないですね。自分で言っていて、二重基準だとは思いませんか?ダブスタには敏感なパンツァーさんとして。

>そうすれば、逃げるイゼルローン要塞が、なんらかの質量体群に引っかかって、大きく迂回などせざるを得なくなった際に、

 質量体があった場合は、そこに隠れれば発見不可能になるんじゃなかったんでしたっけ?あまり、自分の都合の良いように、論理を使い分けないで下さいね。「ダブスタに敏感」なパンツァーさん。

>追撃する帝国艦隊への援軍は、既知スペースをワープすることで追いつけるので、どんどん援軍の数を増やすことができるのです。この援軍には、当然補給船も含まれますから、補給切れの心配もありません。

 そうですか。帝国軍はどんな遠方にでも、無限に補給艦隊を派遣できるんですか。「既知のスペースですら、遠距離になると補給困難になる」ということは、「銀英伝の常識」かと私は思っていたのですが、パンツァーさんは違ったようです。

>銀河系の深奥部(つまり天の川)

 勝手に断定しないで下さい。銀河系の深奥部=天の川って、いつ確定したんですか?何が根拠なんですか?「アルタイルから一万光年では核恒星系には届かない」と、私は示しましたよ(銀英伝作中には一万光年とあって、「現世」の話ではアルタイルから核恒星系には一万光年では届かないということです)。

>自分の誤読を得意げに、「ハァ?」とかいってる場合か、おい!

 頭を冷やすことをお勧めします、としか言えませんねぇ。本当に、大丈夫ですか?

>これについては、(1)で述べたので省略いたします。

「距離が長くなると補給困難になる」という「銀英伝の常識」を弁えるようにして下さいね。

>「無傷の高速巡航艦一隻を追撃して仕留めろと命令された場合、そんなことが可能だと思いますか?」
>あのねえ、不沈戦艦さん自身、移動要塞論を巡る討論では、ファンタジーと思ってみてはどうか、という提案をされましたよね。

 なるほど。パンツァーさんは「無傷の高速巡航艦であっても、追撃された場合は簡単に捕捉されてしまう」と「ファンタジー」としてお考えなのですか。そういうことは分かりました。

 艦隊が追撃されると、簡単に捕捉されて全艦が餌食になると、一体銀英伝のどこに書いてあるのでしょうか。「同盟軍の惨敗」であったアムリッツァでも追撃はされていますが、全艦撃滅された例はないのでは。ボロディン中将の第十二艦隊は全滅していますが、これは逃げていません。「急襲されて旗艦の他残り八隻になるまで戦い、戦闘も脱出も不可能になった」と書いてあります。損害を受けて戦場から逃走した艦隊はもちろん追撃戦で損害は受けますが、全艦が捕捉され撃滅された訳ではないです。損害を受けていない艦隊に対して、追撃して捕捉可能だという説が、どこから出てくるのか示して頂きたいものです。

>追撃側の帝国艦隊は、光年単位の索敵能力を生かして、既知スペースのみを通行しながら、イゼルローン要塞の概略の位置を特定できるのですよ。一旦位置が特定できたなら、艦隊を不必要に分散させる必要など無く、そのまま追撃させればよいのです。

 ところで、その「光年単位の索敵能力」というのは、どの程度なんでしょうか?それを確定して頂かないと、議論にならないと思いますが。例えばですが、5光年以内だった場合と、千光年でも二千光年でも索敵可能な場合では、相当なまでに結論が違ってくるのではないですかね。それを確定できずに「光年単位の索敵が可能なのだから、簡単に発見できるのだ」と主張するのは、あまりに乱暴なのではないでしょうか。

>まず、同盟成立以来、数百年をかけて得られた成果が、イゼルローン要塞の脱出行に際しては、あっという間に得られるとでも言うのですか? 明らかに作品設定に反することを主張していませんか? これは、あくまで作品に基づく話なのですから、作品から遊離したことを前提に主張されても、なんの説得力もないのですよ。

 先ずは「第一次長征一万光年などということが、銀英伝の作中事実として起こる筈がなない」と主張されてみたらいかがでしょうか。

>あの〜、宇宙に存在する質量体は、恒星だけではないんですけどね。

 これは一例として出しただけです。

>恒星の周りを公転する衛星もあれば、ブラックホールのような光を発しない質量体(正確には質量体ではないかもしれないが、航行の危険物には変わりない)もあるわけですよ。

「光年単位の索敵が可能である(要塞だけではなく、戦闘艦レベルでも)」なのに、質量体の発見は難しいんですか。光年単位の索敵が可能(既知のスペースであっても未知のスペースであっても)ならば、その範囲内にある質量体の発見が難しいというと同時に主張するのは、ちょっと無理があるとしか言えませんね。自分で「ダブスタ」だとは思いませんか?

>不沈戦艦さんは田中芳樹氏の設定に矛盾を感じるのかもしれませんが

「田中芳樹の設定がおかしい」だけを金科玉条にするのなら、最初から「移動要塞論」支持なんかしませんって。

>不沈戦艦さん、あなたにしたことろで、討論相手と冷静に議論できている場合がすくないではありませんか。今回などは、冒険風ライダーさんに対しても、挑発的言動を含めてヒートしていたではありませんか。

 今回のパンツァーさんには、他人にそんなことを言う資格はないと思います。先ずは、自分の言動を省みましょう。

>不沈戦艦さんは、これまで私(パンツァー)が論敵に回ることが無かったから気が付かなかっただけで、私の論敵達は、私の主張にそうとう不愉快感を持っていただろうと思いますよ。

 程度の違いはありますが、これは「恥ずかしい自画自賛」の類ですよ。自分の姿を「立派なもの」として見たい心情は分からないでもないですが、そういうことはなるべく止めましょうね。みっともないから。

>つまり、既知スペースでの「神出鬼没」の移動とは、そもそも「敵の追撃を受ける状況に追い込まれない」という前提条件が入っている、ことです。

 目的が「第二次長征一万光年」だろうと「移動要塞によるゲリラ戦」だろうと、「既知のスペース」内で実行することは同じです。「移動要塞によるゲリラ戦」で可能なことが、目的が「第二次長征一万光年」になった途端、不可能であると主張するようなことは止めて下さいね。

収録投稿529件目
board4 - No.6516

Re:お返事2

投稿者:不沈戦艦
2005年06月18日(土) 15時52分

>質量体の有無が索敵に影響することを根拠にしています。つまり、作品中の根拠に基づいています。

 これについては諒解しました。

>「銀河帝国によるハイネセン一党追撃の手が早く、航行が危険な天の川方向以外、アッという間に塞がれてしまった。ハイネセン一党は、仕方なく天の川方向に逃げることにした」

 これは単なる「想像」です。そうであることを、最初から認めています。

 問題は「質量体のある方向に逃げたこと=帝国軍の追撃をかわす為」であると、確定できていないということです。ここが、パンツァーさんの意見も「想像」だと言っているのです。「想像」同士に優劣はないと私は言っているのですよ。

>銀河帝国軍の執拗な追撃と捜索をかわして、彼らは無名の一惑星の地下に姿を隠し、そこで80隻の恒星間宇宙船を建造すると、銀河系の深奥部に歩を踏み入れた。

 という記述ですが、「銀河帝国軍の執拗な追撃と捜索をかわして」というのは、「無名の一惑星の地下に姿を隠し」で終わってませんか。「銀河帝国軍の執拗な追撃と捜索をかわして」が「銀河系の深奥部に歩を踏み入れた」にかかるのなら、

>彼らは無名の一惑星の地下に姿を隠し、そこで80隻の恒星間宇宙船を建造すると、銀河帝国軍の執拗な追撃と捜索をかわして、銀河系の深奥部に歩を踏み入れた。

 とならないとおかしいと思います。つまり、「銀河系の深奥部」を目指した理由が、「銀河帝国軍の執拗な追撃と捜索をかわす為」であるとは、「銀英伝の記述」からは言えないんです。

>未知スペースで、艦船(移動化要塞を含む)が通行可能な航路を探すという作業は、要は航行上の障害物を探す、という点については、不沈戦艦さんも同意されていますよね。「恒星の観測だったら簡単にできる」という趣旨の反論を6489でも述べていましたから。そうすると、これは、索敵の一種に等しい作業になるわけですよ。バーミリオンの会戦では、偵察艇を使って光秒単位の索敵をヤンおよびラインハルトの艦隊が行っていましたが、このような細かな索敵をしないと、質量体の正確な位置を特定することができないのでしょう。

「光年単位の索敵が可能」との整合性について説明願います。

>伊能忠敬は北海道から九州まで歩いて全国の測量をやりましたが、

「ファンタジーと考えるべき」を再度持ち出してくる人が、こういうことを平然と書きますか。伊能忠敬と銀英伝と、何の関係があるんですか?地球上の土地調査事業と、宇宙観測との関連性は何ですか?「ファンタジー」的に、「光年単位の索敵」が可能な世界なのではなかったのですか。ひょっとして、パンツァーさんは「田中芳樹氏の設定に矛盾を感じるのかもしれませんが」なのでしょうか?

>恐らく、そうだろう、と思って、「いわゆる「天の川」のことなんでしょうが」と書いているのです。

「恐らく、そうだろう」で「作中事実」として確定するんですか。スゴイですね。「恐らく、そうだろう」で決めつけるようなことは止めて下さい。

>現代の我々の持っている銀河系に関する知識からして、「天の川」であることは、まず間違いないと思いますけどね。

 前のレスにも書きましたが「アルタイルから一万光年では天の川に届かない」と「現在の我々の持っている知識から」、それは間違いであることを示しました。パンツァーさんの主張が「現在の我々の知識から」を根拠にしているのなら、この件については貴方の方が「劣」です。

 ということなので、「(銀河系内の)未知のスペース」であっても、「隠れることの可能な質量体の密集地帯」が存在する可能性は否定できません。「パンツァー説」を全肯定したところで、隠れ場所がある以上、十分に「イゼルローン移動要塞」は逃げられることになりますが、その結論でよろしいですか?

>未知スペースでの逃避においては、質量体の密集地帯という隠れ蓑から離れて、敵の探索を受けやすい空間上に長く留まることになるので、必然的に発見されることになるだろう、と主張しています。

「未知スペースでの逃避においては、質量体の密集地帯という隠れ蓑から離れて」とは決めつけられないので、パンツァーさんのこの主張は肯定できません。これを「銀英伝作中から導き出される当然の結論」としたいのなら、「質量体の密集地帯(イゼルローン回廊やフェザーン回廊のある場所)というのは核恒星系であって、銀河系には他にそのような場所は一切ない」ということを、銀英伝の記述から証明して下さい。話はそれからです。

>ゲリラ戦に関してですが、
>これについても、質量体の密集地帯から離れていれば発見されてしまうし、質量体の密集地帯に潜んでいれば、発見されないで済む、ということです。

 これ、パンツァーさんが言っていることとしても、整合性があまりないんじゃないですか。「パンツァー説」によれば、質量体の密集地帯って銀河系中心部のイゼルローン回廊やフェザーン回廊のあるところなんですよね。とすると、銀河帝国のどこでも攻撃できるという訳ではなさそうです。移動要塞の隠れ場所のイゼルローンやフェザーンのあるエリアに隣接する宙域以外では、「ゲリラ戦」も難しいんじゃないですか?それにこれでは、発進してくる艦隊の場所さえ分かれば(エリアも限られていますし)、割と簡単に「移動要塞の隠れ場所」が判明してしまいそうです。これでは、冒険風ライダー氏の「移動要塞論」からは、かなり隔たってしまっているのではないかと思うんですが。

「移動要塞論」って、「移動要塞が帝国領に進出した場合、無限の補給能力を生かしてどこを攻撃することもできるので、必然的に帝国軍は兵力を分散させた防衛的な体制を取らざるを得ず、動き回っている移動要塞を大艦隊で包囲して叩くようなことはほとんど不可能になる。だから、移動要塞側が圧倒的に有利」というようなことであったと私は理解していたんですが。

 これは冒険風ライダー氏に聞きたいところですが、移動要塞論って「移動要塞はイゼルローン回廊やフェザーン回廊のある質量体の密集地帯に隠れたまま動かず、駐留艦隊だけをそこから発進させて帝国軍を叩く」ということだったんでしょうか?ご本人に裁定して貰いたいところです。

>ワープも通常エンジンでの移動もままならないほど、移動が困難な領域に入った場合だろうかと思いますが。

 こういう場合は、「質量体が多い場所なので、索敵も困難になり、発見される可能性は低い」としか思えませんね。今までのパンツァーさんの主張を総合すると。

収録投稿530件目
board4 - No.6517

Re:お返事3

投稿者:不沈戦艦
2005年06月18日(土) 22時11分

>私自身は、同盟がまだ健全な段階で「第二次長征一万光年」のような脱出行が企画できるとはとても思えません。

 一々断らなくても、こんな想定はしていないことは明白でしょう。

>私が考えている状況は、イゼルローン要塞およびヤン艦隊が、ほとんど唯一の同盟軍(もしくはヤンウェンリー軍)の戦力となった状況下で、イゼルローン要塞およびヤン艦隊が「第二次長征一万光年」のような脱出行に参加したなら、たちまち同盟領が帝国の進駐を受けてしまうような状況です。

 同盟再降伏間近の状況では、イゼルローン回廊帝国側通路の封鎖にあたっているのはメックリンガー艦隊だけでしたよね。その状況で、唐突にやってきた移動要塞と駐留艦隊からの攻撃に、対処できるものでしょうか。艦隊戦力が対等としても、イゼルローン要塞の主砲や砲塔群による攻撃能力によって、ヤンたちが有利であることは先ず間違いないところです。というか、この場合「突然移動要塞が襲いかかってきた」という心理的な面も含めて、メックリンガー艦隊が敗北するのはほぼ必至と見て良いでしょう(もちろん、イゼルローン側は少なくともメックリンガー艦隊が組織的な行動を取れない程度までには、徹底的に叩くことになります。この後、追撃されないようにするには、それしかないので)。

 この後、イゼルローン移動要塞の行動を掣肘する存在は、帝国領内には全くありません。敗北の連絡を受けた帝国軍が同盟領から急遽引き返してきたところで、相当な時間があります。その間、どこに行こうと、どこを攻撃しようと、イゼルローン側の自由です。その状況で、一体誰が「イゼルローン移動要塞の行方」を把握できるのでしょうか?「既知のスペース」ですら、捕捉はほとんど不可能でしょうよ。その後、「既知スペースのどこに行ったかすら分からない状況で、更に未知のスペースに逃げ出す」ということになった場合、一体どうやったらイゼルローン移動要塞を発見できるんでしょうね。こうなってしまった場合は、奇蹟のような僥倖以外では、事実上捜索することは不可能なのでは。

収録投稿531件目
board4 - No.6524

Re:矛盾

投稿者:不沈戦艦
2005年06月25日(土) 10時39分

 パンツァー氏の反論で訳が解らないのは、

1.質量体多数が存在する場所では敵艦(移動要塞も)の探知は困難
2.光年単位の探知能力がある
3.未知のスペースを調査し、新航路を発見するのは極めて困難

 これらが「同時に成立する」と言っている点です。どうやら、ご本人はこれらの主張が矛盾していることに全く気付いていないようですが。

「1」から言えることとしては「銀英伝世界の敵艦探知は、質量探知」ですね。でなければ、「質量体多数が存在する場所」での探知が困難になるということはあり得ません。質量体を探知しているので、他に紛らわしい質量体が多数あるから、どれが目指す敵艦の質量なのか判別できないということに、必然的になる筈です。

 そういう条件に「2」を重ね合わせれば「光年単位の質量体探知能力」を銀英伝世界では有しているということに当然なります。それと「3」は完全に矛盾してしまうではないですか。「光年単位の質量体探知能力」があるというのに、何で未知のスペースではその能力が発揮できないんですか?「光年単位の質量体探知能力」があれば、未知の恒星だろうと惑星だろうと小惑星だろうと隕石だろうとブラックホールだろうと、たちどころに判別できなければ変です。少なくとも「質量いくらの物体が空間座標のこの位置にある」ということは分かる訳です。「光年単位の質量探知能力」によって。それが分かっていれば、その空間を進んでいくことに、何も問題はないと思いますがね。

 まさか、「探知できる質量は艦や要塞のような人工物だけであって、自然の存在である星は探知できない」なんて、訳の解らないことは主張しませんね?少なくとも、貴方は「未知のスペースであっても、移動要塞は光年単位の探知能力によって追撃する帝国軍に直ぐに居場所を知られてしまう」ということと、「質量体多数が存在する空間に隠れれば、移動要塞は発見されない」ということは主張していた訳です。後者からは「紛らわしい星が探知に引っかかる」と言えるし、前者からは「未知のスペースであっても光年単位の探知は可能」と言える訳ですから、総合すると「未知のスペースの星(質量体)の位置(質量体密集地帯ではない)」は当然探知できる筈です。

 未知のスペースにおける星(質量体)の位置は光年単位で探知できるのに、それを避けて行く航路の発見ができないというのは、全く理解に苦しむ主張と言わざるを得ません。是非、この点について合理的な説明をして頂きたいと思いますね。

収録投稿532件目
board4 - No.6525

Re:矛盾

投稿者:よこやり
2005年06月25日(土) 12時01分

よこやりですが、

2と3でサイズのギャップがある可能性があります。

例えば、
戦艦程度のサイズならば、光年単位で探知できるが
車サイズでは探知可能な距離はぐっと縮まる。
航路として利用するには、椅子ひとつ分の質量体でも
障害となる。

上記仮定について、銀英伝世界では肯定的な見解も、
否定的な見解もなされていません。
但し、実世界では往々にして、利用目的毎に精度のギャップが存在します。

収録投稿533件目
board4 - No.6527

Re:矛盾

投稿者:不沈戦艦
2005年06月26日(日) 01時32分

>よこやりですが、
>
>2と3でサイズのギャップがある可能性があります。
>
>例えば、
>戦艦程度のサイズならば、光年単位で探知できるが
>車サイズでは探知可能な距離はぐっと縮まる。
>航路として利用するには、椅子ひとつ分の質量体でも
>障害となる。
>
>上記仮定について、銀英伝世界では肯定的な見解も、
>否定的な見解もなされていません。
>但し、実世界では往々にして、利用目的毎に精度のギャップが存在します。

 上記の主張を是だとすると、「既知のスペース」の航行にも問題が出てきませんか?

 何しろ、車サイズの質量体になると探知可能距離が極めて短くなって、しかもそのサイズでも航行を阻む障害となるというのなら、既知のスペースでどうやってそれを避けているんでしょうね。恒星や惑星、小惑星クラスなら既知のスペースでは場所と軌道が判明しているから避けられるとしても、いくら何でも隕石程度の質量体について、全ての位置と軌道を把握しているというのには無理があるでしょうよ。特に、それらが大量に存在するであろうイゼルローン回廊のような「質量体の密集地帯」なら尚更です。だいたい、あなたの主張では「車クラスの大きさの質量体の探知距離は短い」となっているのですから、既知のスペースについても「航行を阻む小さな質量体がどこにあるのか分からないし、相当なまでに近くに行かないと探知することもできない」ということになって、航路は危険だらけで宇宙船が走破することは困難、ということになってしまいます。

 着眼点は面白いのですが、「人類によって観測済みであるという以外に、既知のスペースと未知のスペースの条件が違う」となってしまうのは、主張として無理があるのではないかと思いました。未知のスペースで航行を阻害する要因を考え出すだけでなく、それが既知のスペースに適用された場合にはどうなるかを、十分考慮した上で反論するようにお願いしますね。

収録投稿534件目
board4 - No.6528

Re:矛盾

投稿者:よこやり
2005年06月26日(日) 11時36分

宇宙船単体で考えると既知も未知のスペースもリスクが
あることに同意します。

私の提案は、スペースは3種類あるという想定を導入したら
いかがでしょう。
 1.未知
 2.既知
 3.航路(既知)

航路とは、既知のスペースの中で障害物等々の
影響を受けないようにしてある部分であると想定します。

よって航路部分においては隕石程度質量体も管理されている
と想定しております。

(航路に影響の無い段階の隕石が管理されているか否かは想定をしません)

 障害物の危険が高い部分では、除去、探知、通報をするシステムが配置されていて宇宙船単体の探査能力の不足を補う。
つまり、実世界での灯台や、ブイ、あるいはそういったものの
運用する海上保安庁の管理化にある部分が航路となると推論
します。

 逆説的な問いになりますが、ラインハルトがフェザーンで
航路情報を押さえる必然性があるのは何故か?

航路とは光年単位で観測可能なデータ以外の何がしかがあると
想定することに無理は無いと考えますが
いかがでしょうか。

収録投稿535件目
board4 - No.6531

Re:矛盾

投稿者:不沈戦艦
2005年06月26日(日) 18時37分

>宇宙船単体で考えると既知も未知のスペースもリスクが
>あることに同意します。

 そうですね。私も同意見です。

>私の提案は、スペースは3種類あるという想定を導入したら
>いかがでしょう。
> 1.未知
> 2.既知
> 3.航路(既知)

 なるほど。

>航路とは、既知のスペースの中で障害物等々の
>影響を受けないようにしてある部分であると想定します。
>
>よって航路部分においては隕石程度質量体も管理されている
>と想定しております。

 そこが分からないところではないかと。何しろ、「銀英伝世界における航路の管理」というものが、一体どうなっているのかは、さっぱり分からないですから。そういう細かいことまで、作中にはないですからね。ということで、これについては「書いていないから分からない。よって、何も確定しない」という結論になるのでは?

> 障害物の危険が高い部分では、除去、探知、通報をするシステムが配置されていて宇宙船単体の探査能力の不足を補う。
>つまり、実世界での灯台や、ブイ、あるいはそういったものの
>運用する海上保安庁の管理化にある部分が航路となると推論
>します。
>
> 逆説的な問いになりますが、ラインハルトがフェザーンで
>航路情報を押さえる必然性があるのは何故か?
>
>航路とは光年単位で観測可能なデータ以外の何がしかがあると
>想定することに無理は無いと考えますが
>いかがでしょうか。

 ここで問題になってくるのは、「何故ハイネセン一党が、航路データもない未知のスペース、しかも障害物である質量体が多数散在するイゼルローン回廊を通り抜けることができたのか?」ということではないでしょうか。この「銀英伝作中の実例」からすれば、「未知のスペースであっても航路として使用することは、決して不可能ではない」と言えるのではないかと。

 あなたとの議論の結論としては、「『銀英伝世界の航路データとはどのようなものか?』について作中で詳細に記述していない以上、確定的なことは何も言えない。お互い、想像によって補っている部分が多すぎるので、どちらが正しいとも言えない」ということでいいんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

収録投稿536件目
board4 - No.6533

Re:矛盾

投稿者:よこやり
2005年06月26日(日) 21時48分

>  あなたとの議論の結論としては、「『銀英伝世界の航路データとはどのようなものか?』について作中で詳細に記述していない以上、確定的なことは何も言えない。お互い、想像によって補っている部分が多すぎるので、どちらが正しいとも言えない」ということでいいんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

同意します。

収録投稿537件目
board4 - No.7092

イオン・ファゼカス号の能力

投稿者:uma
2006年09月28日(木) 20時43分

ども、失礼致します。umaと申します。
銀河英雄伝説を面白く読み、アニメも面白く視聴し、
ここの文書も面白く読んだ者であります。ちなみに銀英伝以外は
一部アニメを見た程度。

ところで
http://tanautsu.la.coocan.jp/kousatsu02_03_af.html
以降のイオン・ファゼカス号の性能についての議論ですが

銀英伝1巻 P15下段
<動力部や居住部からの熱を遮断させることさえできれば、かなりの長期間にわたって飛行が可能である。そしてその間に、星間物資や無人惑星に恒星間宇宙船の材料を求めればよいのだ。何も飛び立った船でそのまま飛び続ける必要はない。>

の「星間物資や無人惑星に恒星間宇宙船の材料を求めればよいのだ。」を読むにイオン・ファゼカス号そのものは恒星間宇宙船では無いのではと思いました。ワープ能力も無いのではと。帝国軍の追撃と捜索をかわして潜り込んだ無名の一惑星はアルタイル系のアステロイドベルトだかカイパーベルトだかの小天体ではないでしょうか。

惑星地下で80隻の恒星間宇宙船を建造して銀河系の深奥部に向かったとの事。いて腕方面に行ったようです。その際の危険は巨星、矮星、変光星などで「造物主の悪意」。どうも無名惑星に潜った時点で帝国軍は脱走者を完全に見失ってたようです。

恒星間宇宙船はアニメ版ではたしかダイダロス号みたいな形
http://en.wikipedia.org/wiki/Project_Daedalus
でしたがどんなものなのやら。一隻あたり5000人乗せにゃならん。しかも何時までかかるか不明で結果的に50年間乗ることに。普通に乗せるとなると小型スペースコロニーの如き世代宇宙船になろうかと。
とりあえず大半の乗員をコールドスリープとか人工冬眠でもさせれば建造運用コストが下げられるかなとも思いました。

収録投稿538件目
board4 - No.7107

Re:イオン・ファゼカス号の能力

投稿者:不沈戦艦
2006年10月06日(金) 01時00分

> の「星間物資や無人惑星に恒星間宇宙船の材料を求めればよいのだ。」を読むにイオン・ファゼカス号そのものは恒星間宇宙船では無いのではと思いました。ワープ能力も無いのではと。帝国軍の追撃と捜索をかわして潜り込んだ無名の一惑星はアルタイル系のアステロイドベルトだかカイパーベルトだかの小天体ではないでしょうか。

「移動要塞論争」についてのログを全部読まれましたか?例えば、冒険風ライダー氏のこれとか。

---------------------------------------------------------------------------------------------------
 いいですか、私が「イオン・ファゼカス号亜光速航行論」の欠陥として挙げている「銀英伝世界における索敵の実態」というのは、「特定の星系に入った『後』の索敵」ではなく「特定の星系に入る『前』の航行予測」とでも言うべきものなのですよ。例の貧弱な索敵システムで敵を探すより前に、まずは敵が必ず通行するであろう星系そのものを特定することから始めなければ、例の索敵システムで敵を全く発見することができないばかりか、下手をすれば敵が自軍を素通りして後方の首都や戦略拠点を襲撃する「滑稽な事態」さえ発生しかねないではありませんか。
 私が前の投稿で挙げた「宇宙空間の特定星系における艦隊決戦」「軍艦による宇宙船の臨検」「宇宙船や艦隊同士の偶発的遭遇」などといった事例は、「索敵」以前に、宇宙船や艦隊の航行路や行動パターンなどがある程度推測できることや、遭遇予測星系や宇宙船が集結しやすい宙域などをある程度事前に特定できることを意味するのです。そして、そのような星系や宙域の特定が行われた後で、初めて「索敵」が開始され、最終的に敵なり臨検する宇宙船なりを発見する、これが銀英伝世界における「索敵の実態」であると私は述べていたわけです。
 Kenさんが挙げられているバーミリオンの例で言うならば、大規模な索敵活動を行う以前に、そもそもヤンは一体どうやってラインハルトがバーミリオン星域を通行するであろうことを予測しえたのか? そして、なぜラインハルトがバーミリオン星域を通行することがあたかも当然であるかのようにバーミリオン星域「のみ」の索敵に専念しているのか? 私が提示した疑問の本質はまさにここにあるわけです。これは明らかに「事前予測」として敵軍が特定星域を通行することが予め判明していることを意味するのです。事前予測で敵が通行する星域が予め特定されているのであれば、その時点で遭遇予測や索敵範囲も限定されるのですから、例の貧弱な索敵システムをもってしても、銀英伝の作中描写自体が示しているように、敵を発見するのはそれほど困難なことではないでしょう。
 そして、このようなことが「ワープを使った艦船」に対してさえ大々的に行われているのであれば、亜光速航行しか行えない宇宙船などはなおのこと、事前の宙域特定でいとも簡単に網を張られて捕捉されてしまうであろうから「イオン・ファゼカス号亜光速航行説」は成立しえない、と私は主張しているのです。だから星系が特定された「後」に行われる「索敵」についてなど、私は前の投稿では一言半句たりとも述べてなどいないわけで、この時点であなたの反論は前提そのものが完全に的を外しており、反論としては完全に問題外なシロモノでしかないのです。
---------------------------------------------------------------------------------------------------

 そもそも、ワープもできない宇宙船で逃げ出すってのがおかしな話(ワープ可能な宇宙船を山ほど持っている帝国軍の追跡をかわし、脱出に成功する可能性が低すぎる。しかもその宇宙船の図体はイゼルローン要塞よりでかい巨大サイズで目立つことこの上ない)ですし、それが「作品解釈として正しい」とした場合は、「アルタイルの奴隷たち」は「勇気と無謀の区別がつかない愚か者ども」以外の何でもないとしか言えませんね。前にも、同じようなこと書きましたけど。

収録投稿539件目
board4 - No.7109

よく見りゃ「アルタイル星系を脱出」って書いてますね。失礼しました〜。

投稿者:uma
2006年10月12日(木) 01時20分

ところで何処までを星系と呼ぶのか、隣接恒星と重力が平衡するとこまで星系なのか、それともヘリオポーズ(アルタイルポーズ?)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%9C%8F
までなのか。
前者なら2-3光年ぐらいはあるだろう。後者であれば太陽で50-160天文単位と言うしアルタイルは太陽の10倍明るいそうだから21-67光時程度でしょうか。この場合はオールトの雲は星系外になりましょう。その辺りだと通常航行でも逃げられるかも。

イオン・ファゼカスが通常艦艇に捕捉された状態での追いかけっこで逃げ延びれるとも思えないので帝国の初動の遅れをついてレーダーから隠れたり小惑星に偽装したりしながら逃げるしかないと思われる。幸いアルタイルは若い星で小惑星が多いと推定されるのでその点は隠れるのに有利かも。

イオン・ファゼカスの如き巨体が地表から浮上し、飛び去るのを取り逃がしたということからみてもアルタイル第七惑星やアルタイル星域の監視システムは穴だらけと見えます。監視艇をイオン・ファゼカスに貼り付けることすら出来なかった。どうも宇宙船を建造して逃げ出すケースを全く考慮してなかったようで。
それ以前に建造を許してしまうぐらいですからリンチの入ってた捕虜収容所以上の放置プレイっぷりですが。

エル・ファシルからリンチ司令官が逃げ出した際には恐らく高機動力のワープ艦であったろうし後方星域に一発ワープすれば逃げ出せたろうに捕縛。ワープもなかなか面倒なようで追われているからと下手に発動すると行方不明になるらしいし。準備万端であればワープ艦であっても逃れるのは難しいらしい。
一方その隙をついたヤンは300万人を引き付けて脱出成功。予想外の行動に出られると対応し辛いようです。

あと、ワープアウトもかなり危険かも。というのもレーダー透過装置などの対索敵装備は船があって始めて稼動しうるものであり、何もない空間にワープアウトする際に発生する時空震に対してはそれを抑えるのは無理と思われるので。
その規模たるやガイエスブルクの場合で9000万km(地球-太陽間の60%)離れて戦艦が危険な状態になるほど。
時空震が光速度で伝わる重力波なら冥王星公転軌道を11時間で横断する。行方を眩ませたいならワープアウトしたら急いでその場を逃れたほうがよさそうです。

収録投稿540件目
board4 - No.7122

はばたくガイエ

投稿者:ろくでん
2006年11月03日(金) 14時20分

「銀英伝考察3」、興味深く拝見させていただきました。恥ずかしながら補給の問題については全く気がつきませんでした。私が「はばたくガイエ」で気になったのはラインハルトが先にケンプとミュラーを送り、後にロイエンタールとミッターマイヤーに出征を指示している点です。これは用兵学の最も戒めるところ「兵力の逐次投入」以外の何物でもないでしょう。これが戦争の天才のすることでしょうか?兵を起こすのであれば動員可能な艦隊を全て投入するなり、超イゼルローン要塞を建造してから送り込むなりするべきでしょう。
もう一点、ロイエンタールの「大艦巨砲主義の復活にすぎない」発言。撃墜王のケンプが言うのならともかく、宇宙戦艦乗りのロイエンタールが口にするのは矛盾していませんか?人格が劣るからといって(当のロイエンタールもあまり優れた人格者とも思えませんが)その業績まで否定するのは人間としての器が小さいと言わざるを得ません。そこがラインハルトとの格の違いなのでしょうね。

収録投稿541件目
board4 - No.7126

Re:エンジンはそこらに転がってたんかい?

投稿者:ろくでん
2006年11月03日(金) 19時39分

umaさまはじめましてろくでんです。

> それ以前に建造を許してしまうぐらいですからリンチの入ってた捕虜収容所以上の放置プレイっぷりですが。

無茶な話ですね。船の建造で先ず必要なのがエンジンの調達です。戦艦や空母のような大型艦の建造では船体より先にエンジンの製造予算が要求されます。惑星間エンジンならハイネセンらの手の届くところに転がっていたという真に信じられない事態なのですが。

余談ですが米アイオワ級戦艦5、6番艦はエンジンの製造が終わってから肝心の戦艦の建造が中止されてしまい、戦後20年近くが過ぎてからサクラメント級高速戦闘支援艦にエンジンだけが流用されてしまいました。従がってイリノイ、ケンタッキー、両艦の登場する『エヴァン下痢オン』世界にはサクラメント級は存在できないことになります。

収録投稿542件目
board4 - No.7131

Re:エンジンはそこらに転がってたんかい?

投稿者:不沈戦艦
2006年11月08日(水) 23時13分

> 無茶な話ですね。船の建造で先ず必要なのがエンジンの調達です。戦艦や空母のような大型艦の建造では船体より先にエンジンの製造予算が要求されます。惑星間エンジンならハイネセンらの手の届くところに転がっていたという真に信じられない事態なのですが。

 この場合は戦艦や空母どころではなく、イオン・ファゼカス号のサイズはイゼルローン要塞より大きい訳で、これが「可」であるということは(銀英伝世界では実現している)、銀英伝世界の「宇宙船用エンジン」は、「無」からでも知識と材料(どこにあったんだろ?)さえあれば、簡単に建造できるという結論にならざるを得ないですねぇ。その後の、80隻の恒星間用宇宙船の建造も問題はなかったようですし。

収録投稿543件目
board4 - No.7132

Re:はばたくガイエ

投稿者:不沈戦艦
2006年11月08日(水) 23時23分

>超イゼルローン要塞を建造してから

 金と時間がかかり過ぎるので実際問題として無理でしょうね。それより、「適当な大きさの小惑星にエンジンを取り付けて移動させ、イゼルローン要塞に衝突させる」方が、よっぽど現実的かつ簡単な「イゼルローン攻略方法」ではないかと。

>兵力の逐次投入

 つまり、ラインハルトとしては、「真面目にやる気がなかった」ということなのでは。「シャフトの移動要塞案で攻略できればいいし、できなくても別に構わん」という程度の。いくら「戦争の天才」であっても、真面目にやる気がないのなら、テキトーなことをすることもあるでしょう。

>大艦巨砲主義

 艦載戦闘艇の存在意義が何なのか、何だかよく分からない世界ですからね。運が良ければ巡航艦くらいは撃破できるようですが、装甲の厚い戦艦に通用する訳でもなさそうですし。大艦巨砲の最たるものとして、一撃で千隻以上吹っ飛ばしてしまうような「要塞砲」があるんですから、それの否定発言はおかしいですねぇ。まあ、このあたりも田中芳樹の設定がいい加減だからとしか言えないんでしょうけど。

収録投稿544件目
board4 - No.7140

銀河英雄伝説第10巻、P.147

投稿者:ろくでん
2006年11月09日(木) 19時25分

>ミッターマイヤーとしては再反論する余地を失って、沈黙するしかなかった。

疾風ウォルフの作戦ミスですね。自ら望んで玉座に座った以上、ラインハルトには国家、国民の未来に対する責任があります。いたずらに玉体を危険にさらすのは無責任です。

収録投稿545件目
board4 - No.7141

Re:カイザー戦いを楽しむ

投稿者:ろくでん
2006年11月09日(木) 19時29分

>  つまり、ラインハルトとしては、「真面目にやる気がなかった」ということなのでは。

それで死んだ将兵はたまったもんじゃありませんね。道楽で戦争するのと少女をかどわかすのとどっちが高尚な行為だと認識しているのでしょう?ラインハルトが兵を動かすことで発生した婦女暴行も少なくないのでは?

収録投稿546件目
board4 - No.7142

Re:こういうのもありました

投稿者:不沈戦艦
2006年11月09日(木) 22時34分

> それで死んだ将兵はたまったもんじゃありませんね。道楽で戦争するのと少女をかどわかすのとどっちが高尚な行為だと認識しているのでしょう?ラインハルトが兵を動かすことで発生した婦女暴行も少なくないのでは?

 もっと先の話ですが、反対する周囲に「フロイライン、私は戦いたいのだ」と宣言して、イゼルローンに追いつめられたヤンとの一戦をあくまで望み、しかも途中で病気で倒れた結果「夢枕でキルヒアイスが諫めに来た」と、自分で望んだ戦いをそのまま続ければ勝てるにもかかわらず、中途で打ち切ってしまう。「回廊の戦い」が起こったのは、ラインハルトの「一度でいいから、ヤンに戦術的に勝ちたい」って願望だけが理由ですからね。しかも膨大な犠牲(ファーレンハイトやシュタインメッツも戦死)を出しつつ、ようやく勝ちかけたら勝手に止めてしまう訳ですし。

 とまあ、作中記述から十分「道楽で戦争する困った人」であると言えますよ、ラインハルト・フォン・ローエングラムという人物は。それで「高尚」ってのも、おかしな話でしょう。

>兵を動かすことで発生した婦女暴行も少なくないのでは?

 それよりも、「必要のない戦争で味方の兵士を大量に殺してしまった」ことは、用兵家としては落第なのでは。

収録投稿547件目
board4 - No.7144

Re:銀河英雄伝説第10巻、P.147

投稿者:不沈戦艦
2006年11月09日(木) 22時41分

> 疾風ウォルフの作戦ミスですね。自ら望んで玉座に座った以上、ラインハルトには国家、国民の未来に対する責任があります。いたずらに玉体を危険にさらすのは無責任です。

 いや、ラインハルトははっきりと「無責任」でしょう?「自分を背中から撃って全てが手に入ると思っているのなら、実行してみればいいのだ」と広言しているんですから。つまり、

>国家、国民の未来に対する責任

 なんざ、ほとんど感じていないのでは。「子供を作って跡継ぎとし、王朝を安定させる」責任も、全く持っていない(ヒルダとの間に跡継ぎが出来たのは、奇跡のような偶然によるものですしねぇ)ようですし。こういう主君は、早死にしたのが正解なんじゃないでしょうか。世の中が安定して長生きした場合、平和に退屈してロクでもないことを始めるのではないかと。

収録投稿548件目
board4 - No.7147

Re:こういうのもありました

投稿者:幽霊船
2006年11月10日(金) 03時04分

作中の平民兵士にはラインハルトがハイネセンに上陸した折に涙を流すほどの感動を示した者もいました。
ゴールデンバウム貴族の暴政に耐えてきた彼ら平民にとってラインハルトは降って湧いた神の子です。
彼は公平で、さらに奢侈や淫蕩に耽らず、人生の多くを戦陣や役所で過ごしました。
その清冽な生き様に深く傾倒し、或いは崇拝する者も多かったのでしょう。
彼の抜けている部分に死の間際に気づく者もいたでしょうが、それを恨むのは筋違いです。
ラインハルトという身体だけ大きくなった少年を見誤っているのです。
戦死した兵士は哀れですが、他人を無制限に信仰したことによる不幸は受容するしかありません。

ラインハルトは冒険主義的で感情的で軍人としても皇帝としても不完全なのは確かです。
彼は陣頭に自ら立つことで、彼の国民が彼の為に死地に付き合うのも当然の義務と解釈したのでしょう。
自分に厳しくする者が他人にもそれを要求するのは無理からぬことです。
でなければ貴族も平民も彼の唾棄する種類の人間と同じです。

少なくともローエングラム朝において兵士は前王朝と比べれば愛国心に溢れた人間でした。
貴族の矮小な自尊心を満たす為に使い捨てられる哀れな家畜ではないのです。
あの時代に於いて奇跡的なレベルでマシな皇帝の為に共に戦い彼の為に死ぬことに喜びを感じない者はそもそも軍人に向いていません。
自分の適性を見極められない者にそれ相応の報いがあるのもまた自然の摂理です。

また現代ではともかくあの時代においてはラインハルトの国民は彼の慈悲と寛大によって与えられた権利に報いる義務があるでしょう。
我々が当然だと思っている権利は我々の時代と政体だから当然なのです。
あの作品のあの当時の人間としてはラインハルトは不完全でも十分すぎるほど高尚で高潔です。
同盟も帝国も民度が低すぎて彼とキルヒアイス以上の傑作は生まれ得ないと言うべきでしょうか。
彼らが馬鹿だと仰るのは判りますが、馬鹿だから駄目だと言うのは納得できません。

不沈戦艦氏の見識の広さと深さには感銘を受けることが多々ありますが、
作品への接し方には疑問の念を禁じえないのですが。

収録投稿549件目
board4 - No.7153

Re:こういうのもありました

投稿者:不沈戦艦
2006年11月11日(土) 00時31分

> 彼らが馬鹿だと仰るのは判りますが、馬鹿だから駄目だと言うのは納得できません。

 えーと、一体コレ、拙稿のどの部分が「馬鹿だから駄目」と言っているということになるのでしょうか?

 ラインハルトは「ヤンに勝ちたいから戦う」と言い張って必要のない戦争を始めた→その結果として、有力な提督二人を含む大勢の犠牲者を味方に出した→それなのに、病臥したら唐突に戦闘を止めてしまった→これでは用兵家としては落第だし、道楽で戦争する困った人である

 こういう主張は確かにしましたが、「馬鹿」だの「駄目」だの、書いた覚えは全くないんですがね。それに、作中から判断すべき事実関係について、何か誤りでもありましたか?

>作中の平民兵士にはラインハルトがハイネセンに上陸した折に涙を流すほどの感動を示した者もいました。
>ゴールデンバウム貴族の暴政に耐えてきた彼ら平民にとってラインハルトは降って湧いた神の子です。

 別に、こういう部分の否定をした覚えもありませんし。

 あなたが仰りたいことは、つまりはこういうことですか?

「銀英伝世界のラインハルトは、ゴールデンバウム王朝やら大貴族たちに比べて、遙かに立派な君主になっているのだから、その業績を批判することは許されないのだ」

「銀英伝に対する批判」を見たくないのなら、「田中芳樹を撃つ!」などという名前の、批判サイトなんぞは最初から見ない方がよろしいのではないでしょうか?

>ラインハルトは冒険主義的で感情的で軍人としても皇帝としても不完全なのは確かです。

 こういうことを書いているのですから、私の主張の論旨が全く理解できていないとも思えないんですがね。

>彼は陣頭に自ら立つことで、彼の国民が彼の為に死地に付き合うのも当然の義務と解釈したのでしょう。

 まあ、これは問題ないにしても、

>自分に厳しくする者が他人にもそれを要求するのは無理からぬことです。

 そのはずのラインハルトが「ヤンに戦術的に勝ちたいから」という理由で、「回廊の戦い」を挑むのは、「自分に厳しくする者が・・・」という前提条件を裏切ってはいませんか?「回廊の戦い」は、「帝国の国民やら人類社会全体の為」の戦いじゃないんですよ。単に、「ヤンに戦術的に勝ちたい」という、ラインハルトの自己満足(名誉欲)というだけのものです。イゼルローンに籠もったヤンたちは、自分たちから出戦する訳にはいかない(そんな戦力はない)んですから、回廊の両側を艦隊で封鎖(何なら要塞を持ってきてもいい)してしまえば、手も足も出せずに「イゼルローンだけの平和」に甘んじるしかなくなるんですから。

「自らの精神の満足の為には、味方を大量に殺しても構わない」なんてことをやる人間と、「ゴールデンバウム王朝の大貴族たち」の間に、何か違いがありますか。「同じ穴の狢」ではないですかね。私はあなたとは違って、「批判してはならない聖域」なんてものを、田中芳樹作品中に大事に持っておこうなんてつもりは全くありません。「高尚で高潔」と作者によって設定されているはずのラインハルトが「作中で実際にやっていること」が「否定されているはずの大貴族なみの低俗かつ愚劣なこと」であるなら、遠慮なく批判しますよ。それの何が問題なのでしょうかね。

収録投稿550件目
board4 - No.7156

Re:こういうのもありました

投稿者:幽霊船
2006年11月11日(土) 03時01分

「自らの精神の満足の為には、味方を大量に殺しても構わない」
それを肯定すればこその意見です。
ローエングラム王朝は所詮彼を頂点とした人治支配。
兵隊は使い捨てです。ゴールデンバウム王朝と同じ消耗品です。
ですがあのピューリタンみたいな性格が道楽戦争による人的被害以上の公益を国民に与えているように思いますが。
確かにラインハルトは矛盾しているし貴方の言うとおりゴールデンバウムの貴族と大差ありません。
ですが自らは腐敗しているのに他人に犠牲と献身を要求する輩とは支配者として一線を画しているでしょう。
その一点だけで十分彼は弁護に値するかと。
そして彼の支配者としての身分の保障はただ戦争による名誉だけです。

「回廊の両端を封鎖して無力化せよ」
貴方はよくそれを仰るが軍事戦略的には非常に有効でも政治的にはとても画期的な名案には思えないのです。
バーミリオンでの恥はラインハルトの権威を損なうものでした。
その上ヤンを恐れて戦わなければイゼルローン回廊が脅威として残るだけでなく、
旧同盟領もそれを頼りに発生する反乱やテロが後を絶たないでしょう。
これが統一(=平和)を望む支配者の行うことですか?
ヤンにしても政治に於いて無力だったのではなく無為無策だっただけです。
彼に伍する民主政の政体に於いてもヤンは望む望まぬに関わらず非常に巨大な政治力を既に持っていたのですから。
それどころか彼の緩い統制を好む配下の大半を隠匿するのだから挑戦状を叩き付けるのと同じことです。
降伏を勧めて受けない敵は政体の維持の為に倒すのが結果的に効率的です。

また死地に飛び込んで不利な戦争の戦端を開いたのはビッテンフェルトです。
回廊封鎖案をラインハルトに検討させるにはファーレンハイトの戦死だけでなく黒色槍騎兵の全滅が必要でしょう。
それをやるにしても本隊到着まで突破を許さないだけの戦力を回廊の両端に置くだけでなく、
反乱鎮圧に備える兵力まで用意しなければなりません。
それらの編成と維持コストはさっさと戦って勝てば解消される訳ですがそのことについてどう思いますか?
行政に於ける非効率なリスクはより最小限に取り除くべきです。
貴方が文句を言うべき点は「寛大な処置を許すとしても、何故レンネンカンプに命じてヤンを謀殺しなかったのか」では?
回廊の戦いをやるのははバーミリオンで降伏したヤンを処刑しなかった時点でしょうがないと思いますよ。

「批判してはならない聖域」
批判しても無駄なことを批判するのは感情と時間の無駄ではないですか?
早く反銀英伝を書いてください。

収録投稿551件目
board4 - No.7158

Re:ふむ

投稿者:不沈戦艦
2006年11月11日(土) 13時08分

> 「自らの精神の満足の為には、味方を大量に殺しても構わない」
> それを肯定すればこその意見です。
> ローエングラム王朝は所詮彼を頂点とした人治支配。
> 兵隊は使い捨てです。ゴールデンバウム王朝と同じ消耗品です。
> ですがあのピューリタンみたいな性格が道楽戦争による人的被害以上の公益を国民に与えているように思いますが。
> 確かにラインハルトは矛盾しているし貴方の言うとおりゴールデンバウムの貴族と大差ありません。
> ですが自らは腐敗しているのに他人に犠牲と献身を要求する輩とは支配者として一線を画しているでしょう。
> その一点だけで十分彼は弁護に値するかと。
> そして彼の支配者としての身分の保障はただ戦争による名誉だけです。

>貴方の言うとおりゴールデンバウムの貴族と大差ありません。

 ご理解がいただけたようで何よりです。これ以上、申し上げることもないようですが。

> 「回廊の両端を封鎖して無力化せよ」
> 貴方はよくそれを仰るが軍事戦略的には非常に有効でも政治的にはとても画期的な名案には思えないのです。
> バーミリオンでの恥はラインハルトの権威を損なうものでした。
> その上ヤンを恐れて戦わなければイゼルローン回廊が脅威として残るだけでなく、
> 旧同盟領もそれを頼りに発生する反乱やテロが後を絶たないでしょう。
> これが統一(=平和)を望む支配者の行うことですか?
> ヤンにしても政治に於いて無力だったのではなく無為無策だっただけです。
> 彼に伍する民主政の政体に於いてもヤンは望む望まぬに関わらず非常に巨大な政治力を既に持っていたのですから。
> それどころか彼の緩い統制を好む配下の大半を隠匿するのだから挑戦状を叩き付けるのと同じことです。
> 降伏を勧めて受けない敵は政体の維持の為に倒すのが結果的に効率的です。

 では、「キルヒアイスが諫めに来た」と言って止めてしまったのは明らかに失敗ですね。それと、封鎖を続けた場合、どちらが有利になると思いますか。イゼルローン側は完全に外界と切り離され、情報も得られなくなります。逆に、旧同盟領側にしても、封鎖されたイゼルローンがどうなっているのか全く分からない状況です。この状態で、イゼルローンを含む反帝国勢力が「心が折れず」に抗戦を続けられるでしょうか?極めて難しいと私は考えますがね。秀吉に囲まれた小田原城のようになったりしないとあなたは断言できるのですか。また、場合によっては敢えて偽情報を流すことで、反帝国勢力を混乱させることもできるでしょう。時間はかかりますが、無駄な犠牲を出さずに済みますので、私としてはこの選択の方がマシと判断します。あなたが「どうしてもそれは駄目だ。自分はその意見を支持しない」と主張するのは「ご勝手にどうぞ」としか言いようがないですがね。

> また死地に飛び込んで不利な戦争の戦端を開いたのはビッテンフェルトです。
> 回廊封鎖案をラインハルトに検討させるにはファーレンハイトの戦死だけでなく黒色槍騎兵の全滅が必要でしょう。
> それをやるにしても本隊到着まで突破を許さないだけの戦力を回廊の両端に置くだけでなく、
> 反乱鎮圧に備える兵力まで用意しなければなりません。
> それらの編成と維持コストはさっさと戦って勝てば解消される訳ですがそのことについてどう思いますか?
> 行政に於ける非効率なリスクはより最小限に取り除くべきです。
> 貴方が文句を言うべき点は「寛大な処置を許すとしても、何故レンネンカンプに命じてヤンを謀殺しなかったのか」では?
> 回廊の戦いをやるのははバーミリオンで降伏したヤンを処刑しなかった時点でしょうがないと思いますよ。

「キルヒアイスが諫めに来たと言って戦いを止めてしまったこと」を全く取り上げようとしないのはなぜでしょう。私は「回廊の戦いを始めたこと」と「戦いを始めたにもかかわらず、大きな犠牲を払いつつ有利になったのに、中途で打ち切ってしまったこと」の両方を批判しているのですが。また、「バーミリオンでと、レンネンカンプに命じてヤンを抹殺しなかったこと」は、もちろんラインハルトの失敗ですが、それがどうかしたのでしょうか。

> 「批判してはならない聖域」
> 批判しても無駄なことを批判するのは感情と時間の無駄ではないですか?

 では、あなたは何故私に対して反論しているのでしょうか?何の為の批判なのです?「批判しても無駄」ではないのですか。批判など無駄だと思われるなら、批判サイトの存在自体を無視するようにされた方が、あなたの精神衛生上好ましいのではないかと考えますが。「批判しても無駄」との考えを持ちながら、批判サイトに批判意見に対する批判を書き込みに来るのは、自己矛盾していると思いませんか。

 それと、あなたは根本的に勘違いをしているようですが、「だから銀英伝は駄目、小説としてもくだらない。ラインハルトもヤンもクズ」というような「結論」は私は一切言っていません。というか、そういうつもりも全くないですね。「是々非々」で作中でキャラクターのやったことを論じて、「駄目な部分はここ」と取り上げているだけなんですが、何がそんなに気に障ったのか、理解できないですね。

> 早く反銀英伝を書いてください。

 拙作の「大逆転!リップシュタット戦役」はとっくの昔に終わっていますが、それがどうかしましたか。「田中芳樹を撃つ!」からのリンクしかごらんになっていないのかも知れませんが、最後の部分は不特定多数向け公開の対象としていないだけです。リンクが貼られている私のHPをちゃんとごらんになられてはいかがでしょうか。

収録投稿552件目
board4 - No.7160

Re:ふむ

投稿者:幽霊船
2006年11月11日(土) 19時12分

「大逆転!リップシュタット戦役」
これは失礼。完全に当方のミスです。
催促のようになってしまって申し訳ない。いずれ読ませて頂きます。

「銀英伝が作品として駄目」
私も貴方がそんなことを仰ったのは見たことがないですな。
貴方は私が大好きな作品を貶されて忘我状態で貴方に食いかかってくる輩と同一視しているようです。
恐らく私が言った馬鹿と駄目という言葉に何か気に障る点があるようなので弁解させてもらいます。
「ラインハルトや彼の率いる帝国軍全体のナルシスティックで好戦的な雰囲気が”馬鹿”」というのが私の意見です。
そして「そのような馬鹿な彼らが自己満足の為に戦争するのが”駄目”だ」と仰るのが貴方の批判だと私は思っています。
そしてそれに対する私の弁護が「それはそうだが、その戦果として”馬鹿”なりの公正で清廉な政権を作った」です。

「何の為に批判か」
もう5、6年前くらいから貴方の言ってることは知っています。そして全く変わっていない。
初めて貴方の意見に目を通した時は目から鱗が落ちるほどの衝撃でそのまま鵜呑みにしましたが、
時が経ってその意見に対する疑問が出たので、納得出来る反論を貴方からお聞きしたいのです。
まあ煩わしいでしょうがお付き合い願います。

「高尚と高潔」
言葉というのは実に難しい。
私の望まない貴方の誤解と疑念を招くようなので撤回させてもらいます。
かって私はラインハルトが高尚、ゴールデンバウム貴族は凡俗で、
平民は貴族以上に無力で取るに足らない存在だと思っていました。
つまり「ラインハルト>ゴールデンバウム貴族>>>>>>>>>>>>>>平民」の構図です。
しかしこのサイトの論客諸賢の意見、特に貴方の意見を聞いてるうちに大分考えが変わりました。
それは「ラインハルト、ゴールデンバウム貴族>平民」という実にシンプルなものです。
ラインハルトは高尚だったからゴールデンバウム貴族に勝った訳でなく、
ただ多数の平民や軍人の支持を得るような”奇異奇特”な人間だったから勝ったのだと。
私の為に働くことはラインハルトはゴールデンバウム貴族に到底及びません。
ですが公の為に政体を利用することに関してラインハルトは貴族に比べ物にならない天才でした。
貴方の言うとおりゴールデンバウム貴族とラインハルトは同根です。
ですが支配者として咲かせた花は多くの平民にとって有益なものでした。
そしてその香ばしい花粉が手入れをする軍人の一部を殺すことに文句を言ってもしょうがないのではないですか?
専制政という根を断ち切るしかないと思いますが。

「皇帝と専制政」
ラインハルトは最低評価を下せば、
「偶然姉が後宮に奪われた為に、恐ろしい凡暗支配者たちとの競争を志した結果、
 宇宙で最も金と命を道楽で使える座にカッコ付けて偉そうに立っている、喧嘩っ早い利発で健康な美少年」に過ぎないです。
私にはラインハルトがあれ以上の成長をすることは無いと思います。
自分の意思で行った戦争を後悔することも無さそうですしね。
彼は常に自分のベストを実に感情的にそして少々効率的に尽くしたのですから。
貴方が強く主張するようにラインハルトとゴールデンバウム貴族は支配者の横暴さという面で大差ないです。
ですが軍人皇帝が、自分の地位を守り汚名を雪ぐ為に戦争を行って何が悪いのでしょう。
またヤンが懸念していた専制政の欠点とはそういうものではないでしょうか。
貴方は皇帝の不完全性を否定し彼の個人的な性格に基づく善政は別に分ける。
ヤン(田中芳樹)はラインハルトを認めつつ専制政の横暴を恐れる。まったく逆ですね。
この点において若き日の田中芳樹もそう捨てたものではないかと。
また貴方が作品に聖域を作らないと言いながらラインハルトに対しては支配者としての完全な神性を求めるのは何故です?
私はそれこそ時間と感情の浪費だと不思議に思うのです。彼は所詮人間です。

「キルヒアイスが諌めに来た」
あの馬鹿げたシーンを私は嫌いだからです。
死者への感傷で止めるくらいなら最初からしないほうがマシというのも判ります。
そのことに対しては弁護の仕様が無いですね。
私としてはオーベルシュタインがその役を担うべきだったかと。

「犠牲は払ったが有利になった」
フィッシャー提督の戦死を知らなかったはず。
戦前では敵を過小評価も過大評価もしていないですが、あの時点では間違いなく過大評価でした。

「篭城戦に於ける問題について」
無限に補給出来るイゼルローンに対して小田原城を持ち出すのは不適当では?
ヤンという好ましい指揮官の下で母国の民主主義の為という戦う理由がある最大で10年は粘れるでしょう。
私が知りたいのは、
1情報遮断がどの程度出来るか。
2同盟市民がヤンの義戦に呼応して援軍足り得るか。
3ラインハルトが大金を掛けて要塞を新設し、それをぶつけてイゼルローン自体が無力化すればどうなるか。
その三点です。
ヤンがヤンである限り離反者は出ないでしょうし、ラインハルトに匹敵する政治的脅威は無くならないと思うのですが。
私にその可能性をシミュレートする能力は全く有りません。
だから貴方に出来るかどうかお聞きしたい。
出来ないなら納得できるように教えて欲しいのですが。

「最後に」
虚構の人間のどうにもならない人間性を批判することは無駄だと思っても、
尊敬する貴方と対話することが私の人間的な成長の損になることはないと思うのでここにいるだけです。
まあこれは些か失礼だったことへの弁解ですが。

収録投稿553件目
board4 - No.7166

Re:ふむ

投稿者:不沈戦艦
2006年11月13日(月) 02時13分

> 「銀英伝が作品として駄目」
> 私も貴方がそんなことを仰ったのは見たことがないですな。
> 貴方は私が大好きな作品を貶されて忘我状態で貴方に食いかかってくる輩と同一視しているようです。
> 恐らく私が言った馬鹿と駄目という言葉に何か気に障る点があるようなので弁解させてもらいます。
> 「ラインハルトや彼の率いる帝国軍全体のナルシスティックで好戦的な雰囲気が”馬鹿”」というのが私の意見です。
> そして「そのような馬鹿な彼らが自己満足の為に戦争するのが”駄目”だ」と仰るのが貴方の批判だと私は思っています。
> そしてそれに対する私の弁護が「それはそうだが、その戦果として”馬鹿”なりの公正で清廉な政権を作った」です。

> 彼らが馬鹿だと仰るのは判りますが、馬鹿だから駄目だと言うのは納得できません。

 気に障る云々ではないです。「彼らの問題点」について指摘したことに対して、「馬鹿だから駄目」呼ばわりで返されては、「大好きな作品を貶されて忘我状態で貴方に食いかかってくる輩と同一視」されても、仕方ないんじゃないですか?

> そしてそれに対する私の弁護が「それはそうだが、その戦果として”馬鹿”なりの公正で清廉な政権を作った」です。

 それは私が指摘した「馬鹿な点」についてのフォローになってはいますまい。「馬鹿な点」に対する反論でも何でもないですからね。「他に美点があるから、許されるのだ」と言っているだけなことは、あなたも理解していますよね。実際やっていることは、「大好きな作品を貶されて忘我状態で貴方に食いかかってくる輩」と変わりはしませんよ。私でなくても、そう解釈するのではないかと思いますが。

> 「何の為に批判か」
> もう5、6年前くらいから貴方の言ってることは知っています。そして全く変わっていない。
> 初めて貴方の意見に目を通した時は目から鱗が落ちるほどの衝撃でそのまま鵜呑みにしましたが、
> 時が経ってその意見に対する疑問が出たので、納得出来る反論を貴方からお聞きしたいのです。
> まあ煩わしいでしょうがお付き合い願います。

 はて、何を仰りたいのですかね。「その意見に対する疑問」を具体的かつ明確にしていただきたいところですな。

> 「高尚と高潔」
> 言葉というのは実に難しい。
> 私の望まない貴方の誤解と疑念を招くようなので撤回させてもらいます。
> かって私はラインハルトが高尚、ゴールデンバウム貴族は凡俗で、
> 平民は貴族以上に無力で取るに足らない存在だと思っていました。
> つまり「ラインハルト>ゴールデンバウム貴族>>>>>>>>>>>>>>平民」の構図です。
> しかしこのサイトの論客諸賢の意見、特に貴方の意見を聞いてるうちに大分考えが変わりました。
> それは「ラインハルト、ゴールデンバウム貴族>平民」という実にシンプルなものです。
> ラインハルトは高尚だったからゴールデンバウム貴族に勝った訳でなく、
> ただ多数の平民や軍人の支持を得るような”奇異奇特”な人間だったから勝ったのだと。
> 私の為に働くことはラインハルトはゴールデンバウム貴族に到底及びません。
> ですが公の為に政体を利用することに関してラインハルトは貴族に比べ物にならない天才でした。
> 貴方の言うとおりゴールデンバウム貴族とラインハルトは同根です。
> ですが支配者として咲かせた花は多くの平民にとって有益なものでした。
> そしてその香ばしい花粉が手入れをする軍人の一部を殺すことに文句を言ってもしょうがないのではないですか?
> 専制政という根を断ち切るしかないと思いますが。

> ですが支配者として咲かせた花は多くの平民にとって有益なものでした。

 これについて、私が否定したことはないはずですね。そんな覚えは全くありませんので。

>香ばしい花粉が手入れをする軍人の一部を殺すことに文句を言ってもしょうがない

 ここへ続く論理展開が、前とつながっていますか?

「ラインハルト支配体制はそれ以前より平民にとって有益だった」→「だからその指導者のわがままで多少の人死にが出たくらいでグダグダ文句を言うな」

 結局、あなたが言いたいのはこういうことにしかなりません。論理がどうのこうのではなく、「自分の思い入れのあるキャラに対する甘やかし」でしかないんじゃないですか?でしたら、あなたはラインハルトを甘やかしたい、私はそんなつもりはないということで、「両者のラインハルトに対するスタンスの違い」で話は終わりです。「お互い意見が違うということですね」という結論でよろしいですね?

> 「皇帝と専制政」
> ラインハルトは最低評価を下せば、
> 「偶然姉が後宮に奪われた為に、恐ろしい凡暗支配者たちとの競争を志した結果、
>  宇宙で最も金と命を道楽で使える座にカッコ付けて偉そうに立っている、喧嘩っ早い利発で健康な美少年」に過ぎないです。
> 私にはラインハルトがあれ以上の成長をすることは無いと思います。
> 自分の意思で行った戦争を後悔することも無さそうですしね。
> 彼は常に自分のベストを実に感情的にそして少々効率的に尽くしたのですから。
> 貴方が強く主張するようにラインハルトとゴールデンバウム貴族は支配者の横暴さという面で大差ないです。
> ですが軍人皇帝が、自分の地位を守り汚名を雪ぐ為に戦争を行って何が悪いのでしょう。
> またヤンが懸念していた専制政の欠点とはそういうものではないでしょうか。
> 貴方は皇帝の不完全性を否定し彼の個人的な性格に基づく善政は別に分ける。
> ヤン(田中芳樹)はラインハルトを認めつつ専制政の横暴を恐れる。まったく逆ですね。
> この点において若き日の田中芳樹もそう捨てたものではないかと。
> また貴方が作品に聖域を作らないと言いながらラインハルトに対しては支配者としての完全な神性を求めるのは何故です?
> 私はそれこそ時間と感情の浪費だと不思議に思うのです。彼は所詮人間です。

> ラインハルトは最低評価を下せば、

 私がそういう評価を下しているという訳ではありませんよ。分かっているとは思いますが。

>若き日の田中芳樹もそう捨てたものではない

 ここは違うと思いますよ。このサイトでも、そう解釈している人が多かったと記憶しています。そうだったら、田中芳樹ももっと高く評価されたでしょうね。「ラインハルトが大貴族なみになって堕落していることについては、田中芳樹は意識して書いているのではなく、結果的にそうなってしまっているのに、書いている本人が全く分かっていないのでは」と見ている人が多かったはずです。私も同意見ですが。

> また貴方が作品に聖域を作らないと言いながらラインハルトに対しては支配者としての完全な神性を求めるのは何故です?

「作中で行われた戦闘に対する批判」が「支配者としての完全な神性を求める」に何故すり替えられるのでしょうか。

> 「キルヒアイスが諌めに来た」
> あの馬鹿げたシーンを私は嫌いだからです。
> 死者への感傷で止めるくらいなら最初からしないほうがマシというのも判ります。
> そのことに対しては弁護の仕様が無いですね。
> 私としてはオーベルシュタインがその役を担うべきだったかと。
>
> 「犠牲は払ったが有利になった」
> フィッシャー提督の戦死を知らなかったはず。
> 戦前では敵を過小評価も過大評価もしていないですが、あの時点では間違いなく過大評価でした。

 難攻不落の要塞を力攻めで落とそうとするのなら、日露戦争の旅順方式しかありますまい。敵より多大な兵力を用いて、消耗戦に持ち込むことです。それを正しく実行していたのに、途中で止める(総指揮官が病気なら、代行を立てればよろしい。ミッターマイヤーでもロイエンタールでもちゃんとこなすでしょう)のは愚行と言えるでしょう。

> 「篭城戦に於ける問題について」
> 無限に補給出来るイゼルローンに対して小田原城を持ち出すのは不適当では?
> ヤンという好ましい指揮官の下で母国の民主主義の為という戦う理由がある最大で10年は粘れるでしょう。
> 私が知りたいのは、
> 1情報遮断がどの程度出来るか。
> 2同盟市民がヤンの義戦に呼応して援軍足り得るか。
> 3ラインハルトが大金を掛けて要塞を新設し、それをぶつけてイゼルローン自体が無力化すればどうなるか。
> その三点です。
> ヤンがヤンである限り離反者は出ないでしょうし、ラインハルトに匹敵する政治的脅威は無くならないと思うのですが。
> 私にその可能性をシミュレートする能力は全く有りません。
> だから貴方に出来るかどうかお聞きしたい。
> 出来ないなら納得できるように教えて欲しいのですが。

 小田原城は「鳥取城並みに兵糧が尽きて飢餓地獄となって開城」したのではないですよね。まだまだ、十分抗戦能力はあったのに、周囲を封鎖した秀吉軍がいくら時間が経っても平然としている様子に狼狽して、内部崩壊した訳で。もちろん、小田原城が「無限補給」できた訳ではないですが、戦国期の籠城戦としての能力的には、それに近いものであったとは言えませんかね。上杉謙信が囲んだ時は、諦めて撤退していますし。「例」として持ち出したことが、不適当であるとは私には思われませんが。

> ヤンという好ましい指揮官の下で母国の民主主義の為という戦う理由がある最大で10年は粘れるでしょう。

 って、この根拠は一体何なのですか?「当然の前提条件」のように書いていますが、これって単なるあなた一人の感想ではないですかね。

> ヤンがヤンである限り離反者は出ない

 これだって、何かの根拠がある訳でも何でもないではないですか。上と同じく「あなたの感想」でしかない。「作中記述から確定していないこと」を「当然の前提条件」の如く扱うのは、止めていただけないでしょうか。「いや、根拠はある」と仰られるのなら、それを示して下さい。

> 1情報遮断がどの程度出来るか。
> 2同盟市民がヤンの義戦に呼応して援軍足り得るか。
> 3ラインハルトが大金を掛けて要塞を新設し、それをぶつけてイゼルローン自体が無力化すればどうなるか。

 この根拠を私に求めるのは何故ですか?命題を立てたのはあなたなのだから、自分の考えを先ず明らかにすべきでしょう。

> 私にその可能性をシミュレートする能力は全く有りません。

 最初から「逃げ」に徹するのは、止めてくれませんか。

> 「最後に」
> 虚構の人間のどうにもならない人間性を批判することは無駄だと思っても、
> 尊敬する貴方と対話することが私の人間的な成長の損になることはないと思うのでここにいるだけです。
> まあこれは些か失礼だったことへの弁解ですが。

>虚構の人間のどうにもならない人間性を批判することは無駄

 これ、本気で考えているのなら、何であなたは「田中芳樹を撃つ!」なんぞを閲覧なさっているのでしょうか。「あなたが考える無駄なこと」を嬉々としてやっている暇人が集っているところなんですよ?まさか、そのことが分かっていないのですか?「虚構の人間のどうにもならない人間性を批判することは無駄だ」と言ったところで、「我々は、それが面白いからやっているのだ。あんたが無駄だと思うのは勝手だが、それを我々に押しつけないでくれ」で話は終わりです。

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