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No. 4978 | |
初めまして | |
菅根 | 2003/12/09 21:11 |
あるきっかけから心を最近知り、ずっとROMを続けておりました。 このたび、一つ皆様の意見を伺いたく、書き込まさせて頂きます。 その謎とは 「『銀英伝』世界の植民惑星は、地球型惑星だけなのか?」 というのものです。 というのも、現実の世界に於いても地球型の天然惑星というのはそれほど見付かる物ではなく、又、テラフォーミング可能な惑星を見つけたとしても莫大な費用と100年を超える年月が必要とされるからだろうです。 果たして、そのような事が可能だったのでしょうか? 銀河帝国の方は、未だその前身である銀河連邦の遺産として、多くの天然ないし改造型地球惑星を多く有していたと仮定する事も出来なくはありません。 しかし、同盟の方は元は流民であり、銀河連邦時代に開発が及ばなかった辺境に流れ着いたはずです。 奇跡的に天然地球型惑星「ハイネセン」を見つけ出せたのだとしても、その後何時起こるか解らない帝国との戦争準備の為に国力を傾けざるを得ず、悠長に惑星改造などに手を染めている余裕などなかったと思うのです。 現実的に考えるのなら、恒星が安定していて、恒星からの距離がちょうど良く、重力も0.8〜1.2Gぐらいの惑星にドーム都市を建造して行くものだと思うのですが。 もし以前にこの話題が出ておりましたら、申し訳ありません。 |
No. 4982 | |
Re:初めまして | |
SAI | 2003/12/10 01:23 |
はじめまして > その謎とは > 「『銀英伝』世界の植民惑星は、地球型惑星だけなのか?」 > というのものです。 そうなのかもしれませんね。特にそうではないという記述はあり ませんから。 > というのも、現実の世界に於いても地球型の天然惑星というのはそれほど見付かる物ではなく、 それはまだ解ってません。太陽系に一番近い星系でも惑星そのもの を観測できてません。地球型の天然惑星はありふれた存在なの かもしれません。 > 又、テラフォーミング可能な惑星を見つけたとしても莫大な費用と100年を超える年月が必要とされるからだろうです。 > 果たして、そのような事が可能だったのでしょうか? 現実世界ではテラフォーミングなんて不可能ですが、銀英世界なら もっと簡単に早くできるかも知れません。できないという 記述は無いので。 結論としてはあの世界で地球型惑星が奇跡的な存在確率である とはいえないし、テラフォーミングが困難な事業であるとも いえない、そうであるという記述も、そうでないという 記述もありませんので。 |
No. 4987 | |
Re:初めまして | |
観察者 | 2003/12/10 15:27 |
> それはまだ解ってません。太陽系に一番近い星系でも惑星そのもの > を観測できてません。地球型の天然惑星はありふれた存在なの > かもしれません。 補足して宜しいですか? http://www.amigo2.ne.jp/~s_mouse/create/obnet2.html (1)直接観測に引っ掛かった地球型惑星はまだありません。 (2)木星型もしくはさらに質量が大きいタイプの惑星は、それが回っている恒星にも干渉するので発見できますし、幾つか発見されました。 (3)地球型惑星が観測できる(可能性のある)宇宙干渉計の研究が行われています。 要するに直接地球型惑星を観測するのは難しいので、恒星への干渉などを調べようとしているのかな。 |
No. 5007 | |
始めまして・銀英伝の銀河の大きさ | |
YUJI | 2003/12/21 01:55 |
どうも、はじめまして、YUJI と申します。 銀英伝はむか〜し読んだことがありまして、 「なんていい加減な科学考証。でも、SF風ファンタジーとしては、そこそこ面白いかなぁ」 という感想を持ってました。 (ファンタジーファンの人ごめん) でも、ファンタジーと比べるとスペオペのほうが科学考証を無視する傾向もある(金星表面がジャングルだったりとか)ので、スペオペと見た方がいいのかも。 (スペオペファンの人ごめん) それはともかく、私が銀英伝を読んでいてSFと思わなかった理由の1つは、「銀河が狭すぎる」という点でした。 歴史考証とかは、どうでもいいと思っていました。 (この台詞で、ココの参加者の大部分にけんかを売ったような気も…。でも、1000年もすれば、まともに歴史が伝わっていないような気もしたんで、気にしなかったんです) が、銀河の大きさは、勝手に変えるとまずいだろうと。 銀英伝の中だと、1万光年も移動すれば端から端まで移動できるみたいですね。 天の川銀河系の直径は10万光年です。 桁を間違えてるんじゃない? 例えば、太陽系から銀河の中心まで行くだけで3万光年くらいなんですが。 あと、銀河の恒星の数も間違っているような気がしますね。 最盛期でも人類の総人口は3000億らしいですが、恒星の数も3000億くらい。 太陽系ごとに1人? つまり、水星の人口+金星の人口+地球の人口+火星の人口+木星の人口+土星の人口+天王星の人口+海王星の人口+冥王星の人口=1人 すさまじい過疎でしょ? 居住可能惑星が少ないという設定と考えるべきなのかもしれません。 でも、そうは思えないんですよね。 イゼルローンという居住可能な人工天体の例があるし。 ガンダルヴァ恒星系のごとく、放っておかれた居住可能惑星もあるし。 理系頭のヒトはこーいうヘンなことも考えるんだなぁ。とでも思っていてください。 あっ、言い忘れていましたが、三次元移動できない宇宙だの、艦載機が無人化されないことだの、作品の都合だけで繋がったり切れたりする通信だの、現在のアメリカ軍のものより退化している補給体制だのにも納得していませんが。 では、また。 |
No. 5009 | |
Re:始めまして・銀英伝の銀河の大きさ | |
炎山丸 | 2003/12/21 22:09 |
> 銀英伝の中だと、1万光年も移動すれば端から端まで移動できるみたいですね。 > 天の川銀河系の直径は10万光年です。 > 桁を間違えてるんじゃない? > 例えば、太陽系から銀河の中心まで行くだけで3万光年くらいなんですが。 銀英伝の舞台は、銀河系全域というわけではありません。 今、手元に銀英伝が無いのですが、確か、ラインハルトが、小姓みたいなキャラ(コンラート何とかといったと思います)に語っている下りでその事が示されていた筈です。 うろ覚えで申し訳ないのですが、「人類が殺しあうのは愚かなことだ、銀河にはまだまだ進出できる場所が十分に残されているのに」とか何とかいった台詞と共に、人類の進出している地域が、銀河の五分の一にも満たないと言った様な解説があったと思います。 円の面積が五分の一ですから、直径および半径は、おおよそ二割五分と言ったところになり、(人類世界が、円に近い形だとすれば)直径二万五千光年と言ったところになります。 また、件の一万光年という数字は、端から端までの距離ではなく、帝国主星オーディンから同盟主星ハイネセンまで、もしくはハイネセン(人間のほうです)が、農奴として働かされていた星(アルタイル星系?)から、ハイネセンまでの距離であったと思われますので、辻褄は合わないことは無いのではないでしょうか。 |
No. 5011 | |
Re:始めまして・銀英伝の銀河の大きさ | |
炎山丸 | 2003/12/21 23:23 |
自己レスですけど、面積が五分の一のとき直径や半径が二割五分にはなりませんね、良く考えると。数学得意な方、出来たら計算お願いします。
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No. 5012 | |
Re:始めまして・銀英伝の銀河の大きさ | |
isao | 2003/12/22 01:43 |
> 自己レスですけど、面積が五分の一のとき直径や半径が二割五分にはなりませんね、良く考えると。数学得意な方、出来たら計算お願いします。 五分の一の平方根が正解です。 約0.447ですね。 |
No. 5013 | |
Re:始めまして・銀英伝の銀河の大きさ | |
炎山丸 | 2003/12/22 18:02 |
どうも有難うございます。 そうすると、銀英伝の舞台は、直径およそ四万五千年光年の円の面積と同じぐらいの広がりをもった世界ということになり、オーディンとハイネセンの距離一万光年(これが間違っていたかも知れません、うろ覚えですので)からすると、ちょっと大きくなってしまいますね。実際の銀河はやや膨らんだ円盤状ですので尚更です。オーディンとハイネセンは銀英伝世界のスケールからするとごく近い所に位置していたと言う事かも知れません。 |
No. 5039 | |
Re:始めまして・銀英伝の銀河の大きさ | |
新参者 | 2003/12/31 06:08 |
はじめまして。 私も理系人間ですので、銀英伝の科学的な舞台設定には初っ端で疑問を持ちましたね。 でも、この作品の本流は人間ドラマだろうと思って、気にしないことにして読んでましたが(笑) > あと、銀河の恒星の数も間違っているような気がしますね。 > 最盛期でも人類の総人口は3000億らしいですが、恒星の数も3000億くらい。 > 太陽系ごとに1人? > つまり、水星の人口+金星の人口+地球の人口+火星の人口+木星の人口+土星の人口+天王星の人口+海王星の人口+冥王星の人口=1人 > すさまじい過疎でしょ? 実はそれほど変な数字ではないと思いますよ。 第一の理由は、居住可能な恒星系の存在は非常に稀であるからです。 ハイネセン隊も居住可能な惑星を見つけるのに数十年を要しているわけですから。 現実世界でも、太陽系のように「安定した恒星・適度な距離で安定起動を描く惑星の組み合わせ」は、非常に珍しいとされてますしね。 そして第二の理由は、科学技術の発達により、特定の惑星への人口集中が起こっているためです。 科学技術の発達で、資源惑星などの作業場に人がいる必要がなくなり、大部分の人が情報・仕事・娯楽を求めて都市惑星に住んでいるのでしょう。 そのため、ガンダルヴァ恒星系のように放置される恒星系もでると。 イゼルローンは別格でしょ。あれは軍事目的の天体だし。 というわけで、私の見解では、人口3000億人・恒星系3000個というのは、あながち的外れな数字ではないと思いますよ。 ふと思ったのは、、、この時代の人口密度って「1人/恒星系」って単位になるのかな。。。と(笑) > あっ、言い忘れていましたが、三次元移動できない宇宙だの、艦載機が無人化されないことだの、作品の都合だけで繋がったり切れたりする通信だの、現在のアメリカ軍のものより退化している補給体制だのにも納得していませんが。 いまだに私には、戦闘での艦載機の意義がわかりません(笑) 無論、キャラを立てるための艦載機の存在意義は十分にあると思いますけどね。 |
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