銀英伝のSF兵器理論
5−A

銀英伝世界の艦隊運用論(1)

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コンテンツの総収録投稿数19件の内、1〜4件目の投稿を掲載

収録投稿1件目
board2 - No.1334

艦艇数

投稿者:佐原十郎
2000年09月01日(金) 00時41分

今回3度目投稿の新参者の佐原十郎です
宜しくお願いします。

過去ログの読み漏れかもしれないのですが、
ちょっと疑問が出て来たので。

銀河英雄伝説で、1個艦隊の艦艇数はだいたい
1万2千隻〜1万5千隻。多い時に2万隻程度
だと記憶しています。そして複数艦隊で協同行動
する場面も多かったと思いますが、
そんな多数の艦艇をどうやって有効に指揮したのか?
と言う事なんですが、数万隻を指揮をしての艦隊戦なんて
混乱するばかりでないの?と思った訳でして。

例えば。
ジュトランド海戦はまさしくお互いの艦隊の艦艇数が多い為
イギリス・ドイツ共に混乱し決定的な結果を出せなかったと
聞いたりしたもので、銀英伝はどうなのかなと思い、整合性
のある説明を考えたのですが、思いうかびません。

どうにも気持ちがすっきりしないので、おこがましいのですが、
皆さんの意見をお聞かせねがえればと思い投稿しました。
よろしくお願いいたします。m(ーー)m
(さらにおこがましいのですが私文系なので、できるだけ
やさしくしていただければありがたいです。)

収録投稿2件目
board2 - No.1335

Re: 艦艇数

投稿者:松緒耕治
2000年09月01日(金) 13時54分

佐原十郎さんは書きました
> 銀河英雄伝説で、1個艦隊の艦艇数はだいたい
> 1万2千隻〜1万5千隻。多い時に2万隻程度
> だと記憶しています。そして複数艦隊で協同行動
> する場面も多かったと思いますが、
> そんな多数の艦艇をどうやって有効に指揮したのか?

同じく新参者の松緒と申します。私も初めて銀英伝を読んだとき、あの数字には度肝を抜かれました。確かこの点に関しては(失礼ながらどなたの意見かは忘れましたが)「1艦=1兵士」という扱いになっているという意見があったと思うのですが、私もそのように考えました。つまり銀英伝での戦闘は海戦より、現代の感覚で言うところの陸戦に近いものがあるのではないでしょうか。そして実際の運用では一個艦隊が現代の陸軍の一個師団に相当し、大隊や連隊、最小の単位では小隊に相当する集団があったと思います。例えばガイエスブルク要塞に最初に遭遇した偵察隊などは数隻でありましたが、これなど小隊レベルの単位での行動だったのでしょう。また、あの数が運用に支障をきたすかどうかについてということですが、あの時代の通信技術とコンピュータの性能からするとさほど問題はなかったのではないでしょうか。身も蓋もない意見かもしれませんが。
ただこの理屈では一隻の損失は一兵卒の戦死に等しいわけですから、司令官は一隻単位の損失まで把握する必要はないし出来もしないと思うのです。しかし実際は「戦艦○○通信不能」「巡航艦○○破壊されました」というオペレーターの報告もあるので、そこらへんが食い違ってしまいます。
またもう一つの難点として「階級」のことがあげられます。例えばユリシーズのニルソン艦長は中佐で彼の部下は200人に満たなかったと思いますが、少なくとも准将になると数百隻の艦を率いることになりますよね。(査問会からイゼルローンに向かうヤンへの援軍としてそれくらいの数の艦隊を率いる准将が二人いたと思います。)すると佐官と将官との間には統率する兵力に数百倍という著しい差があるわけですがこれは軍隊としては問題ですよね。さらに艦長クラスから司令クラスへの昇進はかなり困難でしょうから士気の点からみてもあまり宜しくないでしょう。ニルソン中佐なんてあれだけ頑張って昇進なしですからねえ。
このへんに関しての説明・意見など是非お聞かせ下さい。

収録投稿3件目
board2 - No.1347

Re: 艦艇数

投稿者:とっしー
2000年09月03日(日) 23時39分

松緒耕治さんは書きました
> 佐原十郎さんは書きました

> ただこの理屈では一隻の損失は一兵卒の戦死に等しいわけですから、司令官は一隻単位の損失まで把握する必要はないし出来もしないと思うのです。しかし実際は「戦艦○○通信不能」「巡航艦○○破壊されました」というオペレーターの報告もあるので、そこらへんが食い違ってしまいます。

 この辺り、私も以前気になったんです。
 ですが国民軍登場以前の軍事システムを田中芳樹がモデルにしたのならば、納得できます。
 確か駆逐艇の個艦単位での喪失や動向が艦隊司令部まで報告されたことは無かったと思うんです。これを前提にしますと(つまり例があると崩壊する程度の仮説です)

 戦艦/空母/巡航艦 → 侍大将、騎士
 駆逐艇      → 足軽、雑兵

 でイメージすれば雰囲気は理解できます。もともと士官が貴族の寡占下にあった設定の帝国軍はともかく、同盟軍がこれでは考証上ちょっと拙いだろうとは思いますけど(^^;
 (ちなみに、これだと軍艦の格付けがまるきり帝国海軍です)

> またもう一つの難点として「階級」のことがあげられます。例えばユリシーズのニルソン艦長は中佐で彼の部下は200人に満たなかったと思いますが、少なくとも准将になると数百隻の艦を率いることになりますよね。(査問会からイゼルローンに向かうヤンへの援軍としてそれくらいの数の艦隊を率いる准将が二人いたと思います。)すると佐官と将官との間には統率する兵力に数百倍という著しい差があるわけですがこれは軍隊としては問題ですよね。さらに艦長クラスから司令クラスへの昇進はかなり困難でしょうから士気の点からみてもあまり宜しくないでしょう。ニルソン中佐なんてあれだけ頑張って昇進なしですからねえ。
> このへんに関しての説明・意見など是非お聞かせ下さい。

 同盟全体の総人口は130億だそうです。 で、このうち軍隊が確保している人的資源はどれくらいでしょうか?
 アムリッツァ戦役時、同盟軍は3000万の将兵を動員しています。8個艦隊を動員し(他の傍証から推察するに推定兵力1200万強)、その支援要員として2000万弱が必要になったとします。軍隊における後方要員の全体に占める割合は増大の一途を辿っていますので、まぁ同盟軍の組織としての構成もこんなものでしょう。
 この仮定ですと、同盟は12個艦隊の兵力を維持していましたので同盟軍全体でおよそ4800万。各星系固有の警備隊(陸戦要員含む)、星間巡視隊など全て含めても、同盟軍の確保している人的資源は最大限に見積もってもせいぜい1億弱というのが妥当なところでしょう。
 これは総人口の1%にも満たない数字です。
 いつの時代でも軍隊は若い兵、精気あふれる士官を欲しますし、この程度の規模の組織ならば人的供給面で困難にあるとは思えません。
 前置きが長くなりましたが、兵や士官の現役は案外短いのではないのでしょうか?
 イスラエル軍のように上級士官以外は30代〜50代程度で退役し、一般社会で第二の人生を送るというシステムになっていると考えれば、佐官級と将官級の員数における極端な違いは説明できるものと思います。
 おそらく准将にも(自衛隊の将クラスが大将級と中将級の二階級に分けられているように)何段階かあって、クラスが低いと十数隻程度の小部隊しか与えられず、高クラスの准将の指揮下に入るとかあるんじゃないでしょうか?

収録投稿4件目
board2 - No.1353

参考になります。ありがとうございます。

投稿者:佐原十郎
2000年09月04日(月) 07時57分

松緒さん、とっし−さんありがとうございます。
参考になります。

銀英伝での艦隊戦はやはり陸戦のイメ−ジなんですねえ。
やはり我々の考える海軍のイメ−ジだと混乱してしまうの
でしょうか。
書き忘れてたんですが、(バ−ミリオン会戦の時帝国軍の
記述だったと思いますが)敵の通信妨害対策の為にボ−ト
(だったかな)を多数用意した話なんかを読むと、複数艦隊
を即時指揮して迅速な艦隊戦と言うより、
第一次大戦以前の陸軍(今でもある程度そうなのかな)のよ
うに事前に時間を決めといて時間が来たら一斉攻撃みたいな
雰囲気がします。

階級については私も少ないんではないかと思ってました。
とっし−さんのおっしやる「准将にも何段階かあって」と言う
のが合理的なのかなと思います。

(関係ないんですが思い出しました、いしいひさいち氏の
鏡の国の戦争と言うマンガで、元帥をたくさん任命した国
の話なんですが、
・将軍「なんでこんなに元帥を作ったんだややこしくてしょうがない」
・副官「それについては対策を考えてありますです、ハイ」
数日後高級士官室にて。
・元帥1「○○1等元帥殿、△△二等元帥はかわやにいってまいります。」
・元帥2「オウ」
・元帥1(敬礼して)「失礼します」
・将軍「だめだこりゃ」
失礼しました。)

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