創竜伝のエンターテイメント性
3−B

キャラクター描写の構造的欠陥(2)

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コンテンツの総収録投稿数57件の内、8〜12件目の投稿を掲載

収録投稿8件目
board3 - No.87

あの三人組は今…

投稿者:
2000年11月14日(火) 15時00分

最近、冒険風ライダーさんの「創竜伝考察シリーズ」を何度も読み返してます。時間があるからあれだけの量の批評ができるのでしょうケド、その学識と労力には素直に敬意を覚えました。私も創竜伝の評論部分にはかなりのいかがわしさを感じていたので、(評論や主義・思想を取り払った個々のキャラクターは好きですけどネ)今後も冒険風ライダーさんの執筆を応援したいと思います、頑張ってくださいネ。 \(^〜^)/

 ところで、創竜伝といえば評論やストーリー・設定破綻の批判が多いのですが、(ホントに、ザルみたいに穴の多い小説です)以前からおかしいと感じていた設定上の疑問をお一つ紹介します。
 竜堂兄弟の味方に、蜃海・虹川・水池という三人組がいますよね?この三人、脇役キャラクターとしてはなかなか魅力的ですが、(水池などは外伝で立派に主演できるのでは?と感じるくらいキャラクターが「立って」いると思います)彼らは確か、天界においては竜種の一族という設定だったと記憶しています。最新刊では、「南海紅竜王」である竜堂続クンが「後は“三将軍”に任せましょう」という風な発言をしていましたし。
 ところが、人界において転生したこの三人は虹川と水池が「人間にしてはそこそこ強い」という程度の実力にすぎず、蜃海に至っては非戦闘員というような有様です。(鳥羽茉理のような特殊能力もないようですしネ)同じように転生した「王」である竜堂兄弟や鳥羽茉理の能力と比べると、(彼らの転生の経緯がまったく描写されていないので、今後うまく説明してくれるのかナ?)「将軍」の彼らが人界の一般ピープルの延長線上の能力しか出せないのは「?」ではないでしょうか。

 個人的な意見ですケド、どうせなら彼ら三人組が実は竜種の一族だったというようなこじつけ的設定にしない方が良かったと思います。冒険風ライダーさんの考察を読んだ後なので先入観もかなりありますが、あの三人の職業設定にも著者の「(読売)新聞・警察・自衛隊を批判するため」という意図が丸見えで、今にして思えば疑問を感じます。
 まあ、職業設定は抜きにしても、「竜種の一族」という設定を消してしまった方が、非力なりにも「人界の協力者」として十分に存在していけますし、元天界の住人(しかも将軍!)と考えるとどうしても竜堂兄弟との相対的な能力の差に納得いかなくなってしまいます。ひょっとして、スーパーサイヤ人と亀仙人を比べた以上の差があるのでは…?(この掲示板の方々、ジャンプネタ好きでしたよね?)しかも、登場したての頃の三人は個性派として活躍したものですが、(特に水池は、個人的には銀英伝のポプラン、アルスラーンのギーヴに匹敵する個性派だと思ってました)最近では、ちょっとだけ登場した蜃海or虹川あたりが「そういえば、〜なんてことがあったよな」と日本の時事ネタを提供して、水池が「そんなものさ、ヤツら(批判の対象)のやり口は」などと結論づける展開がパターン化してしまい、彼らの存在意義がわからないばかりか「ひょっとして、それ(批判)を言わせたいからちょっとだけ出してるの?」と思いたくなる場面しか記憶にありません。水池びいきの恵としては、かなり悲しい状況です〜。(TT)
 創竜伝はあまり読みこんでいないので、どなたか三人組の設定をうまく解説してくださる方はおられませんでしょうか?

…以上デス。

収録投稿9件目
board3 - No.89

Re87:創竜伝における「あの」3人組の存在意義

投稿者:冒険風ライダー
2000年11月14日(火) 18時44分

>最近、冒険風ライダーさんの「創竜伝考察シリーズ」を何度も読み返してます。時間があるからあれだけの量の批評ができるのでしょうケド、その学識と労力には素直に敬意を覚えました。私も創竜伝の評論部分にはかなりのいかがわしさを感じていたので、(評論や主義・思想を取り払った個々のキャラクターは好きですけどネ)今後も冒険風ライダーさんの執筆を応援したいと思います、頑張ってくださいネ。 \(^〜^)/

 ありがとうございます。
 それにしても、あのシリーズは一応創竜伝が完結するか廃刊になる(笑)まで続けるという方針なのですが(当初予定していたところまで一応たどり着いたのでしばらく休んでいますけど)、田中芳樹は創竜伝を一体いつまで書き続けるつもりなのでしょうかね? これ以上書き続けても、読者にトンデモ本的お笑いネタを提供して嘲笑われるのがオチでしかないように思うのですけど。
 創竜伝12巻も、ストーリー・社会評論共にツッコミどころがいっぱいありますしね〜。

>竜堂兄弟の味方に、蜃海・虹川・水池という三人組がいますよね?この三人、脇役キャラクターとしてはなかなか魅力的ですが、(水池などは外伝で立派に主演できるのでは?と感じるくらいキャラクターが「立って」いると思います)彼らは確か、天界においては竜種の一族という設定だったと記憶しています。最新刊では、「南海紅竜王」である竜堂続クンが「後は“三将軍”に任せましょう」という風な発言をしていましたし。
>ところが、人界において転生したこの三人は虹川と水池が「人間にしてはそこそこ強い」という程度の実力にすぎず、蜃海に至っては非戦闘員というような有様です。(鳥羽茉理のような特殊能力もないようですしネ)同じように転生した「王」である竜堂兄弟や鳥羽茉理の能力と比べると、(彼らの転生の経緯がまったく描写されていないので、今後うまく説明してくれるのかナ?)「将軍」の彼らが人界の一般ピープルの延長線上の能力しか出せないのは「?」ではないでしょうか。

 創竜伝において、あの3人の前世についての記述がある個所は次の1箇所だけですね。

創竜伝8巻 P98上段
<振りむくと、白竜王に対して青竜王は命じた。
「虹、蜃、蛟の三将軍に伝えよ。天軍に対し逆撃のこと、くれぐれも無用。むろん、そなたもだぞ」
 青竜王が名をあげた三名の将軍は敖家軍の重鎮である。虹・蛟の両将軍は、それぞれ一〇万前後の部隊を指揮統率し、蜃将軍はむしろ青竜王の本営にあって長史の役をつとめていた。長史とは補佐官であり、総帥をたすけて本営を管理運営する。将軍の称号を有してはいるが、むしろ文官としての職務である。>

 この前世に関する記述の絡みから、虹川・水池がある程度の戦闘系で、かつ蜃海が情報収集系部門を担当している事が分かります。あの3人の前世に関する記述ってこれぐらいしかないので、特殊能力があったのかどうかなどまでは分かりません。創竜伝本編を見た限りでは全くないように見えますけど。
 まあ彼らが竜堂兄弟以上に強い力を持っているというのも変ですし、彼らも自分達自身の特性を生かしてはいるようですから、一応前世の流れを継承しているとは言えるのではないでしょうか?

>個人的な意見ですケド、どうせなら彼ら三人組が実は竜種の一族だったというようなこじつけ的設定にしない方が良かったと思います。冒険風ライダーさんの考察を読んだ後なので先入観もかなりありますが、あの三人の職業設定にも著者の「(読売)新聞・警察・自衛隊を批判するため」という意図が丸見えで、今にして思えば疑問を感じます。
>まあ、職業設定は抜きにしても、「竜種の一族」という設定を消してしまった方が、非力なりにも「人界の協力者」として十分に存在していけますし、元天界の住人(しかも将軍!)と考えるとどうしても竜堂兄弟との相対的な能力の差に納得いかなくなってしまいます。ひょっとして、スーパーサイヤ人と亀仙人を比べた以上の差があるのでは…?(この掲示板の方々、ジャンプネタ好きでしたよね?)しかも、登場したての頃の三人は個性派として活躍したものですが、(特に水池は、個人的には銀英伝のポプラン、アルスラーンのギーヴに匹敵する個性派だと思ってました)最近では、ちょっとだけ登場した蜃海or虹川あたりが「そういえば、〜なんてことがあったよな」と日本の時事ネタを提供して、水池が「そんなものさ、ヤツら(批判の対象)のやり口は」などと結論づける展開がパターン化してしまい、彼らの存在意義がわからないばかりか「ひょっとして、それ(批判)を言わせたいからちょっとだけ出してるの?」と思いたくなる場面しか記憶にありません。水池びいきの恵としては、かなり悲しい状況です〜。(TT)

 考えてみたらあの3人って、ストーリー設定的には「鳥羽茉理の護衛役」として以外の存在意義が全然ないような気がしますね(笑)。しかもその「護衛」自体、鳥羽茉理の「鳥を操る能力」のためにほとんど不必要なシロモノでしかないですし。
 しかも8巻以降は彼らの出番もホントに少なくなってしまいますし、たまに出てきたかと思えば、下らん社会評論を喚き散らしているか、鳥羽茉理と3流漫才を展開しているかのどちらかぐらいしかやっていませんからね〜(>_<)。
 ホントにあの3人って、創竜伝のストーリーの中で、社会評論を語る以外に一体どんな存在意義を持っていると言うのでしょうか?

収録投稿10件目
board3 - No.95

Re: Re87:創竜伝における「あの」3人組の存在意義

投稿者:NNG
2000年11月16日(木) 01時26分

>  この前世に関する記述の絡みから、虹川・水池がある程度の戦闘系で、かつ蜃海が情報収集系部門を担当している事が分かります。あの3人の前世に関する記述ってこれぐらいしかないので、特殊能力があったのかどうかなどまでは分かりません。創竜伝本編を見た限りでは全くないように見えますけど。
>  まあ彼らが竜堂兄弟以上に強い力を持っているというのも変ですし、彼らも自分達自身の特性を生かしてはいるようですから、一応前世の流れを継承しているとは言えるのではないでしょうか?

え〜っと、そもそも四海竜王の設定ってどうなってましたっけ?
本性が竜で、人の姿は仮初めの姿だったような記憶があります。竜種というくらいなのだから、3人組も前世では本性が竜(4本指クラスか?)になると思うんです。特殊能力があるかどうかは分かりませんが、普通の人間以上の力はあった事でしょう。

3人組が現世で人並みの力を持ってないのは……
1:四海竜王クラスじゃないと、力を持って人間に転生できない。
2:竜堂兄弟が特別な(力の残る)転生を行った。
3:単に設定し忘れた
のどれかだと思うんですけどね。

四海竜王と部下の将軍ズという差があるとはいえ、3人組が普通の人間並みの能力しか持ってないのはおかしいと思います。

こーゆー事はファンサイトですでに考えられてるのでしょうけど……

収録投稿11件目
board3 - No.103

Re95:創竜伝における「前世から受け継いだ特殊能力発動」の法則

投稿者:冒険風ライダー
2000年11月16日(木) 23時12分

> え〜っと、そもそも四海竜王の設定ってどうなってましたっけ?
> 本性が竜で、人の姿は仮初めの姿だったような記憶があります。竜種というくらいなのだから、3人組も前世では本性が竜(4本指クラスか?)になると思うんです。特殊能力があるかどうかは分かりませんが、普通の人間以上の力はあった事でしょう。
>
> 3人組が現世で人並みの力を持ってないのは……
> 1:四海竜王クラスじゃないと、力を持って人間に転生できない。
> 2:竜堂兄弟が特別な(力の残る)転生を行った。
> 3:単に設定し忘れた
> のどれかだと思うんですけどね。
>
> 四海竜王と部下の将軍ズという差があるとはいえ、3人組が普通の人間並みの能力しか持ってないのはおかしいと思います。

 水地が拾ってきた犬にさえ「前世から受け継いだ特殊能力」があったくらいですから(創竜伝9巻 P183〜184)、ひょっとすると「あの」3人組にも何らかの特殊能力があるのかもしれないのですけど、12巻までの創竜伝には転生に関する記述がないですし、3人の前世に関する記述もほとんどないのが実状なので、「あの」3人が持つ前世の特殊能力や転生の事情などに関しては「ほとんど何も分からない」というのが正直なところですね。
 将来書かれるのかどうかも分からないところが創竜伝の怖いところなのですけど(笑)。

 それでもあえて創竜伝の記述から「前世から受け継いだ特殊能力」について推理してみると、竜堂兄弟一派の特殊能力は「自分達の身が危険にさらされた時に発動する」という一種の法則があるように見えますね。前述の犬もそうでしたし、竜堂兄弟の竜変化や鳥羽茉理の「鳥を操る能力」もそんなパターンで発動していますから。
 で、創竜伝における「あの」3人組の行動を振り返ってみると、「あの」3人組は命に関わるほどの危険にはそれほど遭遇していないんですよね。竜堂兄弟や鳥羽茉理と行動している時は連中の特殊能力に守られていますし、単独行動の時も「敵を怯ませて逃げる」という行動方針を取っています。それに四人姉妹や日本の権力者集団などが「あの」3人組を主要なターゲットとして狙った事はありませんから、そもそも彼らが危険な目に遭う必然性などあまりないのが実状でしょう。「あの」3人組の特殊能力が全く出てこない理由はその辺りにもあるのではないでしょうか。
 それと蜃海の場合は、前世に関しても「総帥をたすけて本営を管理運営する文官」として扱われているようですから、彼が戦闘能力を持たないのは前世の絡みから言っても不自然ではないように思えるのですが。蜃海は戦闘ではなく後方の情報収集方面で活躍しているのですし。

 もっとも、上記の意見は「作品設定に基づいた限りなく好意的な解釈」というやつでして、実際のところは「作家である田中芳樹が3人の存在をもてあましている」というのが真実であるように思えますけどね。だからこそ「あの」3人組を「鳥羽茉理の腰巾着(護衛役ではない)」もしくは「社会評論のダシ」ぐらいにしか使用できていないわけで。

収録投稿12件目
board3 - No.105

Re: Re95:創竜伝における「前世から受け継いだ特殊能力発動」の法則

投稿者:
2000年11月16日(木) 23時55分

冒険風ライダーさん、はじめまして。

ご丁寧に恵のソボクな疑問に付き合っていただき、本当にありがとうございます。創竜伝は手元に12巻しかなくて、「あの」3人組の設定をすっかり忘れてしまっていたのです(--;)

>  もっとも、上記の意見は「作品設定に基づいた限りなく好意的な解釈」というやつでして、実際のところは「作家である田中芳樹が3人の存在をもてあましている」というのが真実であるように思えますけどね。だからこそ「あの」3人組を「鳥羽茉理の腰巾着(護衛役ではない)」もしくは「社会評論のダシ」ぐらいにしか使用できていないわけで。

個人的な感想ですが、どうも恵には田中芳樹氏が「あの」3人組を「社会評論のために」、「突然思い出したように」登場させているようにも見えます。真相は「父ちゃん」(笑)にしかわからないので、あくまで想像にしか過ぎませんケドね。

今は時間と余裕がないので無理ですが、冒険風ライダーさんにはいつかもっとヘビーな題材を提供してみたいと考えていますので、またよろしくお願い致しますネ。

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