銀英伝メディア論
5−A

銀英伝メディアの記述誤謬(1)

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コンテンツの総収録投稿数11件の内、1〜11件目の投稿を掲載

収録投稿1件目
board4 - No.3138

今更な話題ですが

投稿者:八木あつし
2002年10月24日(木) 00時33分

今日、本屋に行きました。
すると文庫コーナーに徳間デュアル文庫版・銀河英雄伝説外伝4の上巻が平積みになって置かれていました。
そこで私はあの間違いは直っているのかな、と思い手に取りページをめくりました。

間違いとは何か。
ヤンは民間人を無事エル・ファシルより脱出させた武勲として、大尉・少佐への時間差昇進をしました。
しかし、なぜか新書版の本編1巻と外伝4巻では、ヤンが昇進の辞令を受けた時刻が違っているのです。まぁ田中氏も外伝4の執筆を行ったとき、今更本編を読み返すこともしないだろうから、1巻でヤンの昇進辞令の時刻を書いたことを忘れていたんでしょう。(多分)
新書版10巻の後書きで田中氏は、文庫化するときは新書での間違いを修正すると言っていました。当然本編以降に出た外伝も、それは含まれているはずです。
さて直っているのかどうか!

結局、徳間デュアル文庫版銀英伝においても、相変わらず本編1巻(上)と外伝4巻(上)に記述された、ヤンの昇進辞令の時刻は違ったままでした。
これは故意なのか、それとも間違いに気付かなかったのか? 一体どちらなんでしょう。

収録投稿2件目
board4 - No.3139

それよりも

投稿者:佐々木公彦
2002年10月24日(木) 01時33分

間違いといえば、アンネローゼの初めての恒星間移動がハイネセンからフェザーンだったミスは文庫化で直したのでしょうか。
気になるな。

収録投稿3件目
board4 - No.3141

そこの部分は見ていません

投稿者:八木あつし
2002年10月24日(木) 02時35分

> 間違いといえば、アンネローゼの初めての恒星間移動がハイネセンからフェザーンだったミスは文庫化で直したのでしょうか。
> 気になるな。

そんな誤植もありましたね。私はそこのところは未確認です。
ちなみに私がもう一つ確認しているのが、銀河帝国軍のアントン・フェルナーの階級です。
フェルナーは、新書版の第6巻第4章において階級が少将なのに、第5章になるとなぜか准将。第7巻第3章でまた少将に復帰したものの第8巻第8章においてまたも准将に逆戻り。最後の第10巻第3章では3度目の少将となり、第4・5章は何とか?少将でした。その結果、フェルナーの銀英伝完結時の最終階級は少将となっています。
間違いはもちろん、フェルナーの意味不明な昇格と降格です。いかにオーベルシュタインといえども、こんな階級人事はしないでしょう。

結局、文庫版の第6巻第4章でフェルナーは准将として登場し、最後の登場場面である文庫版第10巻第5章まで、その階級が准将に固定される形でミスが修正されていました。
フェルナーは昇進を止められた、ある意味可哀想なキャラクターになってしまいました。それなりに活躍しているのに。
私としては、第10巻の時点では、さすがに少将にするべきだと思いましたね。田中氏はその辺をどのように考えて決めたのだろう?

収録投稿4件目
board4 - No.3143

Re:そこの部分は見ていません

投稿者:Ken
2002年10月24日(木) 22時26分

八木あつしさん、佐々木公彦さん、

アニメの方にもいくつかありますよ。「原作と合わない部分」ではなく、アニメ銀英伝の中だけで、矛盾している部分です。

(その1)キルヒアイスの生年
第103話「コズミック・モザイク」で、宇宙暦801年、新帝国暦3年3月14日に、ラインハルトが25歳の誕生日を迎えている。従って、彼の生年月日は宇宙暦776年、帝国暦467年3月14日である。そのラインハルトが、第82話「魔術師還らず」で、死んだキルヒアイスに「おれよりたった2ヶ月早く生まれたくせに」と話しかけている。したがってキルヒアイスは帝国暦467年1月生まれのはずである。ところが、第24話「さらば、遠き日」にはキルヒアイスの墓が登場し、「R.C.468−488」と彫られている。

[苦しい解釈]
親友を亡くしたラインハルトは気が動顚しており、キルヒアイスの生年を一年間違えて、墓を作った。

(その2)ルドルフの没年
第74話「ユリアンの旅、人類の旅」の中で、ユリアンの歴史ビデオはルドルフが帝国暦42年に死んだ、と言っている。ところが、第94話「過去と現在と未来と」では、封印を解かれたゴールデンバウム王朝の記録が、ルドルフの死は帝国暦46年だったと、言っている。

[苦しい解釈]
ルドルフの死後、できたばかりの帝国が動揺するのを避けるため、4年の間「喪を秘した。」ひょっとして、影武者がいたかも。

(その3)ヤン・タイロンの没年
第82話「魔術師還らず」で、ヤン・ウェンリーの時間は、宇宙暦800年に「33歳で停止した」ので、彼の生年は宇宙暦767年である。このことは、第66話「査問会」でヤンの経歴が読み上げられた時にも、確認されている。同じ査問会では、ウェンリーの父タイロンは、ウェンリーが16歳の時、事故で死んだと述べられている。よって、タイロンの死は、ウェンリーの783年と784年の誕生日の間に起こったはずである。ところが、第89話「皇帝万歳(ジーク・カイザー)」の中で、ボリス・コーネフが、ヤンと会うのはヤンの父の葬式以来17年ぶりだと言っている。この時点では宇宙暦799年なので、タイロンの葬儀は782年、つまり死の前年か前々年に行われたことになる。

[苦しい解釈]
宇宙商人コーネフは、数百回もワープ飛行をしたであろう。ある時、計算を間違えて次元震に巻き込まれ、時間を一年逆行してしまった。したがって、コーネフの認識では、宇宙暦783年は799年の17年前なのである。

収録投稿5件目
board4 - No.3147

銀英伝は矛盾だらけ

投稿者:八木あつし
2002年10月25日(金) 14時08分

Kenさんどうも。
アニメ版も色々とおかしい場面がありましたね。
DVD化にあたり間違いを修正するそうですがどこまで行うかどうか……。
かなり予算が厳しいようなので。
修正された点としては、ガイエスブルクから帝都に直行する場面で、ファーレンハイトが「汚名挽回」と言ってしまった間違いを「汚名返上」に直しています。

収録投稿6件目
board4 - No.3148

DVDでどこまで直った?

投稿者:Ken
2002年10月25日(金) 23時16分

初めに、前回の発言ではアニメのエピソード番号で大間違いをしましたので、訂正します。

第26話「さらば、遠き日」
第31話「査問会」
第40話「ユリアンの旅、人類の旅」
第54話「皇帝万歳(ジーク・カイザー)」
第59話「過去と現在と未来と」
第82話「魔術師還らず」
第103話「コズミック・モザイク」

が正しい番号です。他人の誤りをあげつらっておきながら、自分がこんな間違いをしでかし、製作者の方に失礼をしました。

さて、これに懲りずに、もう少しアニメ銀英伝の「間違い」について。私はDVDは見ていませんが、できれば直しておいてほしい、と思っています。それは、画面に字幕で登場する綴りです。

人名、地名、艦名などは、原作ではカタカナしか出ないのに、アニメではわざわざ「原語」の綴りを字幕で出していました。その意欲と労力はたいしたものだと思いますが、ちょっと間違いが多いですね。(だいたい、日本人相手に見せるビデオに、なぜ原語の綴りが必要なんだろう?)ごく一部を紹介しますと、

アレクサンドル・ビュコック→(字幕)Arexandor Bucock→(正)Alexandor Bucock
ヘルムート・レンネンカンプ→(字幕)Helmut Lennenkanpt→(正)Helmut Rennenkampf
アレックス・キャゼルヌ→(字幕)Alex Cazellnu→(正)Alex Caserne

等は、日本人の宿命ともいえる「R」と「L」の混同です。

オリビエ・ポプラン→(字幕)Oliver Poplan→(正)Olivier Poplan

勝手に「オリバー」にされて、ポプランも憤慨したでしょう。もっと憤慨したのは、次の二人のはずです。

ジョアン・レベロ→(字幕)Joan Lebello→(正)Joao Lebello
ドミニク・サン・ピエル→(字幕)Dominic San Piel→(正)Dominique Saint-Pierre

ややこしいですが、JoanとDominiqueが女性名、JoaoとDominicが男性名なのです。レベロが女性で、ドミニクが男では、冗談にもなりませんね。

同じ地名が異なる綴りで出てきたこともあります。

カプチェランカ→(第28話「肖像」)Capuchelanca→(外伝「白銀の谷」)Kapche-Lanka

また、原作の段階ですでに間違っていたものもあります。「ハ」行音の濁音と半濁音の混同です。

(誤)戦艦ヒューベリオン→(正)戦艦ヒューペリオン(Hyperion)
(誤)ベーネミュンデ侯爵夫人→(正)ペーネミュンデ侯爵夫人(Peenemunde)

宮中のG夫人に害意を抱いたのは、B夫人ではなく、P夫人でした。

収録投稿7件目
board4 - No.3150

Re:DVDでどこまで直った?

投稿者:八木あつし
2002年10月26日(土) 18時28分

このレスは、さしてドイツ語の知識が無い私が、知ったかぶって書いております。間違っていたらご免なさい。m(_ _)m

> 第54話「皇帝万歳(ジーク・カイザー)」

アニメ本編ではないのですが、第54話が収録されているアニメ版銀河英雄伝説レンタル用ビデオ(古い方です)のパッケージに書かれた巻タイトルは、何故か「ジーク・ハイル(皇帝万歳)」でした。
ジーク・ハイル! ナチス・ドイツですか(笑)
というより、どうしたらカイザーがないのに、皇帝万歳と訳せるのかが不思議です。ジーク・ハイルは、勝利万歳でしょう。 一体、徳間の誰がこんなバカな間違いをしたのやら。

ところでドイツ語で「ジーク」は「勝利」を意味します。つまり「ジーク・カイザー」は、「皇帝万歳」ではなく「皇帝勝利」のはずです。ところが銀英伝を読むと、「ジーク・カイザー・ラインハルト」が「ラインハルト皇帝ばんざい」となっています。これはどうしてなんでしょう? いわゆる誤訳なのでしょうか。それとも誤植(笑)

徹底予想
1・田中氏は、機動戦士ガンダムの「ジーク・ジオン」のフレーズを気に入っており「ジーク・カイザー」として使った。その時田中氏は、ジオン勝利と取らずにジオン万歳と取り、誤認してしまった。つまりドイツ語の知識が最初から無い。
2・ドイツ語で「万歳(祝福の言葉)」とは「ハイル」である。そのためドイツ語に忠実に「ハイル・カイザー(皇帝ばんざい)」「ハイル・カイザー・ラインハルト(ラインハルト皇帝ばんざい)」にすると、あまりにも有名なナチス・ドイツの「ハイル・ヒトラー」と被ってしまう。それを田中氏は嫌い、あえて誤訳としりつつ「ジーク・カイザー(皇帝ばんざい)」とした。
3・現在のドイツ語とは全く関係ない。銀河帝国公用語では、「ジーク」が現在の日本語でいう「ばんざい」である。

実際は、どうなのでしょう? 誰か教えてください。
私は「ハイル・カイザー」でも構わないんですけどね。アニメ版銀英伝のラインハルトの戴冠式では、帝国の武官・文官のどちらも「ナチス式敬礼」をしながら「ジーク・カイザー・ラインハルト」って叫んでいたのだから。

> さて、これに懲りずに、もう少しアニメ銀英伝の「間違い」について。私はDVDは見ていませんが、できれば直しておいてほしい、と思っています。それは、画面に字幕で登場する綴りです。
>
> 人名、地名、艦名などは、原作ではカタカナしか出ないのに、アニメではわざわざ「原語」の綴りを字幕で出していました。その意欲と労力はたいしたものだと思いますが、ちょっと間違いが多いですね。(だいたい、日本人相手に見せるビデオに、なぜ原語の綴りが必要なんだろう?)ごく一部を紹介しますと、
>
> アレクサンドル・ビュコック→(字幕)Arexandor Bucock→(正)Alexandor Bucock
> ヘルムート・レンネンカンプ→(字幕)Helmut Lennenkanpt→(正)Helmut Rennenkampf
> アレックス・キャゼルヌ→(字幕)Alex Cazellnu→(正)Alex Caserne
>
> 等は、日本人の宿命ともいえる「R」と「L」の混同です。
>
> オリビエ・ポプラン→(字幕)Oliver Poplan→(正)Olivier Poplan
>
> 勝手に「オリバー」にされて、ポプランも憤慨したでしょう。もっと憤慨したのは、次の二人のはずです。
>
> ジョアン・レベロ→(字幕)Joan Lebello→(正)Joao Lebello
> ドミニク・サン・ピエル→(字幕)Dominic San Piel→(正)Dominique Saint-Pierre
>
> ややこしいですが、JoanとDominiqueが女性名、JoaoとDominicが男性名なのです。レベロが女性で、ドミニクが男では、冗談にもなりませんね。

DVDの人名字幕では、
Walter von Schenkopp→Walter von Schönkopf
Yang Wenli→Yang Wen-li
と修正されております。
原語の字幕は、日本語吹き替えの映画風ですね。私はカッコイイから好きです。間違いには語学力が無いのでで気づかないし(笑)

> また、原作の段階ですでに間違っていたものもあります。「ハ」行音の濁音と半濁音の混同です。
>
> (誤)戦艦ヒューベリオン→(正)戦艦ヒューペリオン(Hyperion)
> (誤)ベーネミュンデ侯爵夫人→(正)ペーネミュンデ侯爵夫人(Peenemunde)
>
> 宮中のG夫人に害意を抱いたのは、B夫人ではなく、P夫人でした。

ヤン艦隊旗艦ヒュー“ペ”リオンでは、何か力が抜けそうです。日本人的感覚では、やはりヒュー“ベ”リオンの方が語呂的によろしいかと思います。

収録投稿8件目
board4 - No.3151

Re:DVDでどこまで直った?

投稿者:Ken
2002年10月27日(日) 10時43分

八木あつしさん、どうも。

>ヒュー“ペ”リオンでは、何か力が抜けそうです。日本人的感覚では、やはりヒュー“ベ”リオンの方が語呂的によろしい

あはは、なるほど武蔵坊弁慶は「べんけい」だから強そうなので、「ペンケー」では敵にばかにされそうですね。「Hyperion」は英語では「ハイペリオン」だから「ヒューペリオン」はきっとギリシャ語でしょう。ギリシャ語と英語の読み方が違うのなら、「日本語ではヒューベリオン」でもよさそうです。

私は、「ジーク・カイザー」は、「ジーク・ジオン」ではなく、やはり「ジーク・ハイル」からとっていると思います。

ゴールデンバウム朝時代には、皇帝を称えるとき、「全人類の支配者にして全宇宙の統治者、天界を統べる秩序と法則の保護者、神聖にして不可侵なる・・・」という大仰な言い方はしますが、「ジーク・カイザー」は使われていません。田中先生は、銀河帝国ではなくラインハルトの帝国に限って、外見をナチスに似せたのでしょう。私は、キルヒアイスの旗艦名「バルバロッサ」にも驚きました。昔の皇帝の名前ですが、それよりも第二次大戦でドイツがソ連に侵攻した時の作戦名として非常によく知られており、例えば「関が原」という岐阜県の一地名が、連想の上で徳川対豊臣の決戦に直結するように、「バルバロッサ」といえばナチス対ソ連の戦いの異名になっているほどです。ナチスとの類似はアニメではさらに進み、八木さんが挙げられた、右手を伸ばす敬礼まで登場しました。(ラインハルトの戴冠式だけでなく、彼がロイエンタール治下のノイエラントへ発つシーンでも、兵士たちがやっていました。)このシーンはヨーロッパ人が見たら、大変にショッキングだと思います。私はオランダで友人と外食をしているとき、なかなか来てくれないウェイターの注意を惹こうと、右手を上げたことがあります。その途端にオランダ人が「よせ!」と叫び、私の手をつかんで引きずり降ろしました。「ハイル・ヒトラー」に見える、というのです。製作者がそのような事情を知らなかったとは、思えません。

田中芳樹さんは、むろんネオ・ナチではなく、ある国家や体制を一方的に悪と決めつけることの危険(正確には、そのような国の人を悪人と決めつける危険)を、最も刺激的な形で訴えたのでしょう。銀英伝の執筆が20年前ではなく今だったら、ナチスの代わりにソ連が使われたかもしれません。

ただ、やはりこのような表現法が非常に刺激的で、一歩間違うと作品を社会的に葬りかねない危険を持ちます。「ハイル・カイザー」ではなく「ジーク・カイザー」にしたのも、そのあたりを考慮した困難な選択だったのではないでしょうか?

>Walter von Schenkopp→Walter von Schönkopf
>Yang Wenli→Yang Wen-li

そうでしたか。情報ありがとうございます。たしかにネットで検索すると、「Schoenkopf」という姓はあっても「Schenkopp」はないようですね。もし時間があれば、ジョアン・レベロとドミニク・サン・ピエルのチェックをお願いできませんでしょうか?私の記憶が正しければ、二人とも第12話「帝国領侵攻」で初登場したと思います。誤りを完全に追放するのは難しいでしょうが、男女の名前を間違えるのは、いくらなんでも恥ずかしい。

収録投稿9件目
board4 - No.3152

Re:DVDでどこまで直った?

投稿者:八木あつし
2002年10月27日(日) 13時50分

Kenさん、どうもこんにちは。

> 私は、「ジーク・カイザー」は、「ジーク・ジオン」ではなく、やはり「ジーク・ハイル」からとっていると思います。

ここの部分は、「ジーク・ハイル」かもと思いました。ただ田中氏はガンダムを知っているので、もしかしたら?と思ったわけです。

> ゴールデンバウム朝時代には、皇帝を称えるとき、「全人類の支配者にして全宇宙の統治者、天界を統べる秩序と法則の保護者、神聖にして不可侵なる・・・」という大仰な言い方はしますが、「ジーク・カイザー」は使われていません。田中先生は、銀河帝国ではなくラインハルトの帝国に限って、外見をナチスに似せたのでしょう。私は、キルヒアイスの旗艦名「バルバロッサ」にも驚きました。昔の皇帝の名前ですが、それよりも第二次大戦でドイツがソ連に侵攻した時の作戦名として非常によく知られており、例えば「関が原」という岐阜県の一地名が、連想の上で徳川対豊臣の決戦に直結するように、「バルバロッサ」といえばナチス対ソ連の戦いの異名になっているほどです。ナチスとの類似はアニメではさらに進み、八木さんが挙げられた、右手を伸ばす敬礼まで登場しました。(ラインハルトの戴冠式だけでなく、彼がロイエンタール治下のノイエラントへ発つシーンでも、兵士たちがやっていました。)このシーンはヨーロッパ人が見たら、大変にショッキングだと思います。私はオランダで友人と外食をしているとき、なかなか来てくれないウェイターの注意を惹こうと、右手を上げたことがあります。その途端にオランダ人が「よせ!」と叫び、私の手をつかんで引きずり降ろしました。「ハイル・ヒトラー」に見える、というのです。製作者がそのような事情を知らなかったとは、思えません。
>
> 田中芳樹さんは、むろんネオ・ナチではなく、ある国家や体制を一方的に悪と決めつけることの危険(正確には、そのような国の人を悪人と決めつける危険)を、最も刺激的な形で訴えたのでしょう。銀英伝の執筆が20年前ではなく今だったら、ナチスの代わりにソ連が使われたかもしれません。
>
> ただ、やはりこのような表現法が非常に刺激的で、一歩間違うと作品を社会的に葬りかねない危険を持ちます。「ハイル・カイザー」ではなく「ジーク・カイザー」にしたのも、そのあたりを考慮した困難な選択だったのではないでしょうか?

確かに「ハイル・カイザー」や「ハイル・カイザー・ラインハルト」では、一部のファンにはともかく、大部分の一般ファンが引いてしまうかもしれないですね。
ただナチ式敬礼は、大勢の人間が行うシーンはとても見栄えがよろしいです。アニメの戴冠式シーンで文官は、さすがに軍人式の敬礼をするわけにもいかず、かといってバンザイと手を挙げるのは非常に見栄えが悪い。「ハイル・ヒトラー」はかなりの人は知っていますが、ナチ式敬礼は意外に日本人は知らないと思います。その辺りも考慮した結果かもしれませんね。

> >Walter von Schenkopp→Walter von Schönkopf
> >Yang Wenli→Yang Wen-li
>
> そうでしたか。情報ありがとうございます。たしかにネットで検索すると、「Schoenkopf」という姓はあっても「Schenkopp」はないようですね。もし時間があれば、ジョアン・レベロとドミニク・サン・ピエルのチェックをお願いできませんでしょうか?私の記憶が正しければ、二人とも第12話「帝国領侵攻」で初登場したと思います。誤りを完全に追放するのは難しいでしょうが、男女の名前を間違えるのは、いくらなんでも恥ずかしい。

いや、実は私はブツをもっていないんですよ。ヾ(;´▽`A``
以前、購入した先輩に頼んでシェーンコップの字幕とファーレンハイトの言い間違い(有名なところだけ)を調べてもらったわけでして。ヤンの字幕が変わっているのは、その時にたまたま気づきました。
頼んだときには、他に間違っている字幕があるとは知りませんでした。知っていればその時に調べてもらったのですが。
そこで先程、久しぶりに先輩に連絡を取りました。するとようやく職を見付けられて実家を出られたそうでして、現在仕事を覚えるためにも脱アニメ中で、実家に全ての欲望を置いてきたとのことでした。
実家に帰るのは、来年にならないと分からないとのことで、当面調べてもらえそうにありません。
Kenさんまことに申し訳ありません。
タナ撃つ常連の方でDVDを持ってらっしゃる方がいましたら、誰か情報をお願いします。
もしくは他サイトですが「銀河英雄伝説が好き!」の管理人さんがDVD寸評をやっていらっしゃるので、そこを当たってみるのも良いかもしれません。
それでは今回はここで失礼します。(^-^)/~~

収録投稿10件目
board4 - No.3154

Re:今更な話題ですが

投稿者:ソルジャー大佐
2002年10月27日(日) 23時35分

ソルジャー大佐です。

小官も原作で気になる誤記?があります。
レンネンカンプを紹介している第6巻・飛翔篇「ある年金生活者の肖像」に、「将来のゴールデンバウム王朝の創始者が脳裏で作成していた人材登用リストに、・・・」のくだりがあります。
前後の文意から、脳裏で人材登用リストを作成していた人物は、明らかにラインハルトをさしていることは間違いありません。
(言うまでもなく、ラインハルトはローエングラム王朝の創始者ですね・・・笑)
原作者・田中芳樹氏の誤記か? 出版社・徳間書店の誤植なのか?
どなたか、裏事情をご存じの方はいらっしゃいませんか?

それでは、
今回の質問レスはここ迄にいたしとう御座いまする<(_ _)>

収録投稿11件目
board4 - No.3155

Re:今更な話題ですが

投稿者:ROM(デュアル文庫版を買ってしまったバカ)
2002年10月27日(日) 23時51分

たぶんここに来てるような方々は文庫を持ってないと思うので、でしゃばってみます。
ソルジャー大佐さん、ご指摘の件、デュアル文庫11巻では直ってます。気になったのでノベルス版も引っ張り出してみましたが、確かにゴールデンバウムになってますねえ。
どうでもいいけど、この二冊、字の大きさがえらく違うなあ。文字をでっかくして2冊に分けて再出版というのは、我ながらバカなものに手を出したもんだという気がします。というか、デュアル創刊時の大幅加筆修正という売り文句につられただけなんですが。

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