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No. 511 | |
アニメ銀英伝の、描写の統一性の無さについて | |
モトラ | 2001/02/03(Sat) 17:33 |
今さらですけど、以前から気になっていたことを。私は第2期まで、LDで鑑賞しております。 ラインハルトが幼年時代に、アンネローゼが後宮に連れ去られる場面ですが、シリーズ初期の回想では、ラインハルトは姉を見送ることも無く、一人姉の部屋でピアノの鍵盤を叩く描写であったのが、アムリッツァ戦後、皇帝の訃報を受けて、二人がそれを思い出した時には、ラインハルトとキルヒアイスが、必死で姉の乗せられた車を追いかけているという。 また、エル・ファシルでの、ヤンとフレデリカの出会いも、第1期だけで2パターン、2期で更にもう1パターン。CSの先行公開で見た「螺旋迷宮」にも… どちらも、原作を読んでいた時から強く印象に残っていた場面なので、かなり興ざめしてしまい、続きを鑑賞する意欲が削がれる一因になりました。ご覧になった方々、気になりませんでしたか? もしや3期以降にも、更に別パターンが… |
No. 845 | |
アニメにおける最悪の民主主義 | |
朝霧 | 2001/03/15(Thu) 01:47 |
はじめまして。田中作品で検索してここに来ました。 僕はアニメで銀英伝に入ったのですが原作を読んでやや違った印象を持ちました。アニメのほうが同盟の最悪の民主主義が露骨に表現されている気 がします。 アニメではヤンが官舎で憂国騎士団の襲撃を受けた時周辺住民は傍観していて、ヤンが散水器で撃退すると火災として消防者が来るしまつです。 また襲撃された直接の原因は彼らのリンチにあいかけたジェシカを救ったからで、「救国の英雄」への襲撃は彼らの独断のようです。 アスターテ会戦の結果を同盟政府に大勝利と発表させたのはいくら何でも不自然に感じました。同盟政府のいいかげんさをあらわすためでしょうけどね。 ところが原作では、他の官舎の住民が治安警察に通報して見て見ぬふりはしませんでした。警官が襲撃を受けた当の「救国の英雄」に向かって憂国騎士団は熱烈な愛国者の団体だと理解を求める発言をしたのには、この警 官は相手次第で発言内容を変えないのだなと感心させられました。 襲撃された原因は慰霊祭でのヤンの不遜な態度です。式典の途中でジェシ カを連れて抜け出しましたが、これはあまり関係無いでしょう。 彼らが「救国の英雄」襲撃したのはトリュ−ニヒトの意向であって独断ではないようです。 そしてさすがに同盟政府もアスターテ会戦を大勝利などとばかなことはいわなかったようですね。 |
No. 851 | |
Re: アニメにおける最悪の民主主義 | |
Merkatz | 2001/03/16(Fri) 22:07 |
> はじめまして。田中作品で検索してここに来ました。 > > 僕はアニメで銀英伝に入ったのですが原作を読んでやや違った印象を持ちました。アニメのほうが同盟の最悪の民主主義が露骨に表現されている気 > がします。 > アニメではヤンが官舎で憂国騎士団の襲撃を受けた時周辺住民は傍観していて、ヤンが散水器で撃退すると火災として消防者が来るしまつです。 > また襲撃された直接の原因は彼らのリンチにあいかけたジェシカを救ったからで、「救国の英雄」への襲撃は彼らの独断のようです。 > アスターテ会戦の結果を同盟政府に大勝利と発表させたのはいくら何でも不自然に感じました。同盟政府のいいかげんさをあらわすためでしょうけどね。 > > ところが原作では、他の官舎の住民が治安警察に通報して見て見ぬふりはしませんでした。警官が襲撃を受けた当の「救国の英雄」に向かって憂国騎士団は熱烈な愛国者の団体だと理解を求める発言をしたのには、この警 > 官は相手次第で発言内容を変えないのだなと感心させられました。 > 襲撃された原因は慰霊祭でのヤンの不遜な態度です。式典の途中でジェシ > カを連れて抜け出しましたが、これはあまり関係無いでしょう。 > 彼らが「救国の英雄」襲撃したのはトリュ−ニヒトの意向であって独断ではないようです。 > そしてさすがに同盟政府もアスターテ会戦を大勝利などとばかなことはいわなかったようですね。 はじめまして。 おっしゃるとおり、アニメ版は細かな点で原作と違います。 原作をそのままアニメ化する手抜き作品が多い中、 原作の雰囲気を壊さないようアレンジを加え、 より面白いものに仕立て上げているアニメ版は名作と思います。 個人的には救国軍事会議に参加したグリーンヒルが婦人の墓参りをするシーンと、 謀反を決意したロイエンタールのモノローグが秀逸だと思います。 |
No. 854 | |
Re^2: アニメにおける最悪の民主主義 | |
S.K | 2001/03/17(Sat) 20:03 |
アニメ版オリジナルエピソードではアムリッツァ会戦直前に同盟の占領予定地 に居住する旧知の女性を救おうと尽力するケスラーと自分一人助かることを潔 しとせずケスラーの好意を謝絶し毅然として同盟の物資配給に他の住民達と行 列に並ぶこの女性の話も印象的でした。 |
No. 855 | |
Re^3: アニメにおける最悪の民主主義 | |
ALEXANDRITE | 2001/03/17(Sat) 21:13 |
>アニメ版オリジナルエピソードではアムリッツァ会戦直前に同盟の占領予定地>に居住する旧知の女性を救おうと尽力するケスラーと自分一人助かることを潔>しとせずケスラーの好意を謝絶し毅然として同盟の物資配給に他の住民達と行>列に並ぶこの女性の話も印象的でした。 初めまして。ALEXANDRITEといいます。ほとんどロム専ですが、宜しく。 アムリッツア会戦のオリジナルエピソードというと、同盟軍の占領部隊が帝国領の地球型惑星で補給物資を強制徴発しようとして地元住民と衝突し、しまいには略奪に発展してしまう過程を同盟軍の補給士官と、地元の有力者の娘の視点で描いた話もなかなか良いですよ。 |
No. 856 | |
Re^4: アニメにおける最悪の民主主義 | |
朝霧 | 2001/03/18(Sun) 05:57 |
みなさん、レスありがとうございます。これらの追加変更エピソードは僕も好きです。 ただ原作の方がよかったなあと思うのもありましてそれが僕の最初の書きこみとなりました。 アニメでは同盟社会がいかにどうしようもないかを誇張されて描かれている気がして同盟派の僕としては自虐史観めいた不快感を感じたわけです。 例えば、憂国騎士団にヤン宅が襲撃された時、アニメでは周辺住民は見て見ぬふりでしたが原作では警察に通報しています。 同盟市民にトリューニヒトを生み出した土壌があったのは確かだが個々の市民レベルでは健全な対応をしようとしているわけでそれらをなぜアニメは変えたのかと疑問に感じたのです。 もっとも、最悪の民主主義という結論はどちらも同じなので僕のほうが細かい点にこだわりすぎているのかもしれませんが。 変更には善し悪しがありそれは一向にかまいません。ただ、「原作に忠実なアニメ」という宣伝文句は不適切な表現ではないでしょうか。 僕が銀英伝に触れたのはアニメからであり、原作に忠実だから見ようと思ったわけではありません。 |
No. 857 | |
なぜジェシカはヤンを非難したのか | |
朝霧 | 2001/03/18(Sun) 08:07 |
アニメでアスターテ会戦後にラップの墓参りでジェシカがヤンを非難した場面を見て僕は反発してました。いっしょに見ていた妹は「ラップだって軍人じゃない」といっていました。 そりゃあ、婚約者を失った悲しみから誰かを責めたい気持ちは理解できる。だけどヤンだって親友を失って悲しいのにジェシカこそその気持ちを無視してるんじゃない?悲しみは共有してないの?とまあそう思ったわけです。 話が進むにつれ、ジェシカとラップとヤンは三角関係めいたものであったことがわかりました。 彼女が非難したのは甘えもあるのかな、もしヤンが戦死してラップが生き残ったら彼女はなんと言ったのかなと考えたりしました。 ところが原作を読んでジェシカは少なくともヤンには非難しなかったことを知って驚き、なぜアニメでは変更したのかと考えました。 原作ではジェシカはヤン以外は味方を一回の会戦で100万人以上の戦死者を出したことに道義上も恥ずべきと言い、それに対してヤンの心境は愚将が恥ずべきは能力の欠如であって道義上では名将の差はないというものです。 自分が軍人である以上それから逃れない。 それをふまえてアニメスタッフはジェシカにヤンを非難させたと思うのですがいかがでしょう? 蛇足ですがジェシカがトリュ−ニヒトを非難したことには嫌な女と僕は感じていません。公衆の面前で非難されたのはきついなとは思いましたけどね。 |
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