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銀英伝のエンターテイメント性
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銀英伝元ネタ集(4)


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No. 139
田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)
2001/05/20 01:13
どうもはじめまして、槍と申します。
まだ過去レスを全部読んでいないのですがココで書かせて頂きました。

皆さん議論はとても面白くて勉強になるところもあります。
これからも熱い議論を期待してます。

そこで皆さんに聞きたいことがあります。
田中サンって中国以外のところ、例えば西洋の歴史の中では人物が好きなんでしょうか?
出来れば教えてください。


No. 145
Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)
新Q太郎 2001/05/23 02:33
> そこで皆さんに聞きたいことがあります。
> 田中サンって中国以外のところ、例えば西洋の歴史の中では人物が好きなんでしょうか?
> 出来れば教えてください。


たしか英国宰相、グラドストンは評価してましたね。
あと、サラディンとか。
なんかのインタビューで「好きな歴史上の人物?
言ってもたぶんだれも知りませんょ」といって、
何人かズラズラ並べていたけど忘れました。


No. 151
Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)
小村損三郎 2001/05/26 01:27
> 田中サンって中国以外のところ、例えば西洋の歴史の中では人物が好きなんでしょうか?
> 出来れば教えてください。
>

基本的に善玉役のモデルにしてる人は好きなんじゃないでしょうか?

ラインハルトのモデルはグスタフ・アドルフ、曹操、シェール・シャー等だそうです。

ヤン・ウェンリーのモデルについてはは明言したことはなかったと思いますが、
この掲示板で名前が出たのは大村益次郎、マックス・ホフマン、ヴァルター・モーデル等。

トリューニヒトのモデルは・・・

やっぱり秦檜?


No. 154
Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)
2001/05/27 00:28
> たしか英国宰相、グラドストンは評価してましたね。
> あと、サラディンとか。
> なんかのインタビューで「好きな歴史上の人物?
> 言ってもたぶんだれも知りませんょ」といって、
> 何人かズラズラ並べていたけど忘れました

返信ありがとうございます。
グラドストンにサラディンですか。

もし、その誰も知りませんよのインタビューでこの二人を上げていたのなら、日本人を馬鹿にしてますね。
少なくとも、高校で真面目に世界史の勉強をしてる人なら誰でも知ってますよ。
多分その時インタビューで上げた時に言ったのでは無いと思いますけど
(そう信じたい)


No. 155
解からん
2001/05/27 00:46
> 基本的に善玉役のモデルにしてる人は好きなんじゃないでしょうか?
>
> ラインハルトのモデルはグスタフ・アドルフ、曹操、シェール・シャー等だそうです。

すみませんシェ−ル・シャーって誰でしょうか(汗)

> ヤン・ウェンリーのモデルについてはは明言したことはなかったと思いますが、
> この掲示板で名前が出たのは大村益次郎、マックス・ホフマン、ヴァルター・モーデル等。


マックス・ホフマン、ヴァルタ−・モーデルって誰(汗)
教えてください(汗)

> トリューニヒトのモデルは・・・
>
> やっぱり秦檜?

田中さんの頭の中ではそうかもしれない。


No. 156
Re:解からん
小村損三郎 2001/05/27 21:58
> すみませんシェ−ル・シャーって誰でしょうか(汗)


16世紀のインドで活躍した王様で、イスラム王朝のスール朝の始祖。
あのバーブルのムガール帝国を撃破して巨大な版図を獲得した政戦両略の天才。
大貴族たちの力を弱めて軍隊を掌握したり、様々な社会資本を整備したりした“インドのナポレオン”みたいな人。

> マックス・ホフマン、ヴァルタ−・モーデルって誰(汗)
> 教えてください(汗)

マクシミリアン(マックス)・ホフマンは、第1次大戦の東部戦線でアスターテ会戦のモデルとなった「タンネンベルク殲滅戦」を演出した参謀。
5個軍団に及ぶロシア軍を機動力を利して各個撃破しました。
日本海海戦の名参謀・秋山真之みたいな人、でしょうか。
ちなみに日露戦争には観戦武官として従軍していました。


ヴァルター・モーデルは第2次大戦時のドイツの元帥。
攻勢に強い将帥は数あれど、防御戦闘に関しては右に出るもののいない人で、ヒトラーの無茶な命令の尻拭いに奔走。
「総統の火消し」
というあだ名を奉られたそうです。

政治・戦略面の失敗のツケを押し付けられて苦労させられるというのがヤンに似てる、って話になったと思います。


No. 160
Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)
野次馬 2001/05/28 22:14
> そこで皆さんに聞きたいことがあります。
> 田中サンって中国以外のところ、例えば西洋の歴史の中では人物が好きなんでしょうか?
> 出来れば教えてください。

槍さん、はじめまして
 1988年11月号のComicboxに田中芳樹氏の
インタビューが掲載されていました。
 その中で歴史上興味のある人物を五人挙げてくださいという
質問に田中氏は夏候覇、バツ、李世民、マリア=パレオロガ
ス、沈活をあげてられました。
 好きな人物という質問の直接の解答ではありませんが
中国人以外という事なのでバツとマリア=パレオロガス
が該当するのではないかと思われます。

 追伸
バツはモンゴルのジンギス=カンの孫でヨーロッパのキエフ公国
を滅ぼした人で、この人のことを小説に書いてみたいとも言ってます

マリア=パレオロガスは東ローマ帝国の王女でモンゴル帝国の
イル=ハン国の国王に政略結婚させられた人だそうです。
 その当時の西アジアの大混乱の歴史の中で生きた人で
数奇な運命をたどったとの事です。


No. 163
夏候覇
小村損三郎 2001/05/30 00:12
>  その中で歴史上興味のある人物を五人挙げてくださいという
> 質問に田中氏は夏候覇、バツ、李世民、マリア=パレオロガ
> ス、沈活をあげてられました。

実は自分も小学生時分に初めて岩波少年文庫の三国志を読んだときから興味を引かれるキャラだったんですよ、夏侯覇は。
前半では夏侯氏といえば主役の劉備軍団と死闘を繰り広げる曹操軍団の中核的一族(そもそも曹操自身も夏侯氏の血筋)という印象が焼き付いていたところにあの展開ですから。
しかも定軍山で壮烈な最期を遂げた猛将・夏侯淵の長男である彼が、その宿命的敵国に亡命し、故国と戦い、果ては蜀の武将として戦死するに至るまでには一体どんな葛藤があったのか。
子供心にも何やらハードな匂い(笑)が感じられてね。
横山三国志でもサラッと流されてしまったのが残念だったので、『白日、斜めなり』を読んだ時は
「田中芳樹も同じことを考えていたのか」
とちょっと嬉しかったですね。


> バツはモンゴルのジンギス=カンの孫でヨーロッパのキエフ公国
> を滅ぼした人で、この人のことを小説に書いてみたいとも言ってます

あのモンゴル嫌いの田中センセが昔はそんなことを言っていたとは。
ひょっとして
「バツは実はチンギス・ハーンの孫ではない」
という線で来るつもりだったとか?


> マリア=パレオロガスは東ローマ帝国の王女でモンゴル帝国の
> イル=ハン国の国王に政略結婚させられた人だそうです。
>  その当時の西アジアの大混乱の歴史の中で生きた人で
> 数奇な運命をたどったとの事です。

この人は知りません・・・。


No. 177
Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)
宣和堂 2001/06/06 00:40
> 質問に田中氏は夏候覇、バツ、李世民、マリア=パレオロガ
> ス、沈活をあげてられました。
>  好きな人物という質問の直接の解答ではありませんが
> 中国人以外という事なのでバツとマリア=パレオロガス
> が該当するのではないかと思われます。

 念のために確認ですが、“沈活”という人物でしょうか?
それとも、沈括でしょうか?ちょっと気になったので…。
と言うのも、沈括ってお武家様ではなく、北宋の科学書(?)
『夢渓筆談』の作者として知られているからです。
 本当は政治家としても…と言いたいのですが、あまりカッコの
よろしいエピソードを聞いたことはないので、ちょっと疑問に思いました。
 沈光だったりすると……。コレもあまりにアレでつまらないですねぇ…。


No. 187
Re:田中芳樹が好きな人物って?(中国以外)
野次馬 2001/06/08 17:27
すいません。どうも誤植みたいです。

沈活という人物について語った部分はこうなってます。

中国の曹(文中ママ)の時代の科学者で、世界で始めて
化石を調べて、地質や気候が時代によって変化するとい
うことを突きとめた人です。

曹とありますが、宋のことでしょう。
したがって宣和堂さんが仰るとおり沈括の事だと思います
 思えば曹の時代って所で気付くべきでした。
曹って時代なんて、聞いた事ないけど田中芳樹がいって
るんだから、そんな時代もあったんだなぁ〜と思ってま
した。(←バカ)

 お騒がせして申し訳ありませんでした。


No. 194
自分も発見
宣和堂 2001/06/09 16:03
野次馬様曰く…

> 沈活という人物について語った部分はこうなってます。
>
> 中国の曹(文中ママ)の時代の科学者で、世界で始めて
> 化石を調べて、地質や気候が時代によって変化するとい
> うことを突きとめた人です。

  で、別件で『中国武将列伝 下巻』(文庫版)を読み直していた
 のですが、この本の中でも田中御大は気持ちよさそうに、野次馬様
 が引用されているようなことを蕩々と語り下ろしておいでで…。
 ただ、ココでも“<B><FONT size="4">沈活</FONT></B>”と…。
  読み返してみると、中公のハードカバー版もおなじ……。

  この本自体文庫版で校訂は済んでいるはずですから
(その割に誤字多いですけど…)、コレは誤字ではなく、
 田中芳樹の覚え間違いでは無かろうか?と勘ぐってます。
  竜堂兄弟の“竜”の字で蘊蓄たれた人と同じ方の文章とは
 思えないですね…。
  普通、好きな人物なら誤字くらいすぐに気がつくはずでしょう?

  ココであえて言いましょう。中国に“沈活”なる科学者的人物は
 宋代だろうと“曹”代だろうと、いません。

  あーあ…、<B>知らないだろうけど…</B>ってカッコつけて言われても、
 こんなあきらかなケアミスやられたのではへこみますなぁ…。
 なにせ、《中国歴史大辞典》で調べても“沈活”なる人物は
 いないんですから…。中国でも知られていないんですかねぇ…。
 それとも、田中御大の架空のキャラクターでしょうか?

  ちなみに、自分は実在の人物:沈括については、科学者としては
 評価できるものの、いわゆる新法党に属して、同僚からも
 呆れられるような手を使って蘇東坡を蹴落とそうとした…
 と言うエピソードぐらいしか知らないもので…。
  お世辞に褒められないなぁ…と思ってます。


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