田中芳樹の評論検証
4−A

週刊現代の田中評論(1)

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コンテンツの総収録投稿数3件の内、1〜3件目の投稿を掲載

収録投稿1件目
board2 - No.356

週刊現代 1987 9 26

投稿者:90210
1999年12月02日(木) 20時44分

これまでの作品は、「銀河英雄伝説」をはじめ、同じ超能力ものでも未来の宇宙などが舞台でしたが、今度は現代の日本が舞台。意図的にですか。

「おっかなびっくりという面もありますが、日本を舞台にという発想は以前から持っていました。ただ、いざ始めてみると、現実感覚が強くつきまとうので、小説独自の世界をつくりだすのが、なかなかの難物。作者としては、成功したのかどうか、身の縮む思いで読者の判定を待っているところです」

新しく加わった現実感覚、社会正義的要素は、自分の体験からのものもありますか。

「ほとんどが想像の世界の産物です。エンターテイメントで行くというのが僕の基本姿勢ですから。面白く仕立てるために、政治家や官僚を登場させたんです。もっとも、学校のこと、教育の問題に関しては、ちょっとニュアンスが違うんですが…」

具体的には、その違いとはどんなことですか。

「僕は就職という経験がないためか、いまだに学生気分が抜けず、学校の問題となると敏感になる部分があるんです。そのせいで、歪んだ権力構造としての現在の日本の学校教育の姿は、これは粉砕しなければならない対象だと思うんです。やたらと校則を作り、履いた靴下の端は三つ折りにとか、下着の色は白と決めてあるからと、教師たちが女生徒のスカートを脱がせてパンティーの色を確かめるというようなことが現実にある。これは怒りをぶつける相手だと思うんです。それで、その辺はそれなりに書きこんであるわけです」

ところで、竜堂家の、始、続、終、余の超能力四兄弟が活躍する今度の作品も、やがてシリーズ化されるものと期待していいのでしょうか。

「僕自身は姉が一人いるだけ。それで、いまでも、男の兄弟が四人くらいいたら良かったなあと思う気持ちがあるんです。だから、今後もぜひ続けたいと思っています。

収録投稿2件目
board2 - No.359

だといいけどね…

投稿者:heinkel
1999年12月03日(金) 01時17分

90210さん、早速使用させていただきます。

> 市場で文学作品が商業的に成功するにはセックスや暴力を題材にすることが有効であることを理解し、おもに、後者を重視。
> 主人公(読者に感情移入させる人物)に暴力をふるわせるための理屈付けとして思想を使用。
> 故に思想上の矛盾は(ない方がいいにせよ)軽視されるべき問題。

> 手品の種をあかすようではエンターテイナーとして失格なので対(鼎)談やインタビューでもその事実には触れず、正面からの反論もせず受け流すことに専念。

田中芳樹
「ほとんどが想像の世界の産物です。エンターテイメントで行くというのが僕の基本姿勢ですから。面白く仕立てるために、政治家や官僚を登場させたんです。もっとも、学校のこと、教育の問題に関しては、ちょっとニュアンスが違うんですが…」

 種明かしは最初からしていますね。ただ「暴力をふるわせるための理屈付けとして思想を使用」するにしても、当人が理屈として正当に思わないものを使いますかね。

田中芳樹
「僕は就職という経験がないためか、いまだに学生気分が抜けず、学校の問題となると敏感になる部分があるんです。そのせいで、歪んだ権力構造としての現在の日本の学校教育の姿は、これは粉砕しなければならない対象だと思うんです。やたらと校則を作り、履いた靴下の端は三つ折りにとか、下着の色は白と決めてあるからと、教師たちが女生徒のスカートを脱がせてパンティーの色を確かめるというようなことが現実にある。これは怒りをぶつける相手だと思うんです。それで、その辺はそれなりに書きこんであるわけです」

 あんまり受け流してはないですね・・・。この辺などは当人の思想なのでしょうね。管理人さんの本論5で引用しているところなどをみると、エンターテイメント性とは無縁です(それにしても、上のお言葉・・・いや、ここではふれないでおこう)。

収録投稿3件目
board2 - No.363

久々のスバラシイ田中節

投稿者:本ページ管理人
1999年12月03日(金) 14時00分

毎回資料の紹介ありがとうございます。お疲れさまです。

>エンターテイメントで行くというのが僕の基本姿勢ですから。面白く仕立てるために、政治家や官僚を登場させたんです。

 はい、残念でした。基本姿勢に反してます。ってこのサイトでは何回も述べてきましたね。ただ、あえて数ピコグラム分の酌量の余地を汲めば、読者が「作者としては、成功したのかどうか、身の縮む思いで読者の判定を待っているところです」という最初の判定をパスさせてしまったことが後々までの方向を決定させてしまったとも言えるのでしょうけどね。

>もっとも、学校のこと、教育の問題に関しては、ちょっとニュアンスが違うんですが…」
>具体的には、その違いとはどんなことですか。
>「僕は就職という経験がないためか、いまだに学生気分が抜けず、学校の問題となると敏感になる部分があるんです。そのせいで、歪んだ権力構造としての現在の日本の学校教育の姿は、これは粉砕しなければならない対象だと思うんです。

 「歪んだ権力構造としての現在の日本の学校教育の姿は、これは粉砕しなければならない」って、その手段が創竜伝? わはははは! これはフィクション(虚偽)をもって世の中を変える社会運動家そのものですね。いつからセンセはマキャベリストになったんでしょうか?
 本当に世の中を変えるつもりなら、この手段が最低最悪の戦術だと気づかないのでしょうかねぇ

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