銀英伝考察4−A

歴史を闇から揺るがした「無名の」謀略家

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コンテンツの総収録投稿数3件の内、2〜3件目の投稿を掲載

収録投稿2件目
board5 - No.7

銀英伝考察4を読んで。

投稿者:しせい
2011年08月20日(土) 10時50分

気になる事をいくつか。

<1.銀英伝8巻 P211上段〜P212下段
不意に彼は口をつぐみ、ポスターの前を通過していった四、五人の灰色の男たちに視線を吸着させた。事務長が不審の視線を、見送る者と見送られる者とに交互に向ける。
「どうしたんです、船長?」
「どうしたって、お前、去年おれと一緒に地球というろくでもない惑星に行っただろうが。おれはあの顔を、陰気な地下宮殿で見たことがある。主教とか大主教とかいっていたな」
 ウィロックが黒い目を光らせた。
「だとしたら、ヤン・ウェンリーを暗殺するよう指示したのは、あの連中かもしれない」
(中略)
「わかっている、だからこうやって尾行しているんじゃないか」
 裏街にはいって、彼ら三人の尾行は二〇分間ほどもつづいた。やがて灰色の服の群は、一軒の邸宅の裏門に吸いこまれた。充分に時間を置いてから、ボリス・コーネフは高い石壁に近づいた。表札の文字を視界に走らせて、彼は低く笑った。それは「ヨブ・トリューニヒト」と記されていたのだ。かつて同盟最高評議会議長の私邸であったこの宏壮な家は、近く肩書を変えて帰宅する主人を待ちうけるような静寂さのうちにある。>

お尋ね者として手配されているのに、二〇分も尾行されるなんて、地球教徒は無用心すぎる。
また、銀英伝9巻 P236での記述から、この時点では、ヨブ・トリューニヒトはド・ヴィリエにとって重大な駒であって、死んだり、失脚したりしては困るから、トリューニヒトが地球教と裏で手を組んでいることがばれないように、慎重に行動するよう命じているはず。
ボリス・コーネフが特殊工作員とすれば、地球教徒が気づかないのはわかりますが。

2 ユリアンたちはいつヤンが地球教徒に殺されたと発表したのか?
銀英伝8巻 P162下段では、ヤンの死を公表したが、地球教徒に殺されたとは言ってない。また、ユリアンたちがヤンが地球教徒に殺されたと発表した場合、旧同盟市民からも地球教徒は敵視されるはずなのに、1での地球教徒の無用心さが説明できない。

3 ボリス・コーネフ一派は、トリューニヒトが地球教と裏で手を組んでいる事実をいつユリアンたちに伝えたのか? 9巻ではユリアンたちがトリューニヒトが地球教と裏で手を組んでいることを知っているような記述が無い。

収録投稿3件目
board5 - No.8

Re: 銀英伝考察4を読んで。

投稿者:S.K
2011年08月24日(水) 10時31分

>お尋ね者として手配されているのに、二〇分も尾行されるな
>んて、地球教徒は無用心すぎる。
>また、銀英伝9巻 P236での記述から、この時点では、
>ヨブ・トリューニヒトはド・ヴィリエにとって重大な駒で
>あって、死んだり、失脚したりしては困るから、トリュー
>ニヒトが地球教と裏で手を組んでいることがばれないように、
>慎重に行動するよう命じているはず。
>ボリス・コーネフが特殊工作員とすれば、地球教徒が気づかな
>いのはわかりますが。

 地球教徒といえば非常識な狂信者か薬物中毒患者の
どっちかなので、海千山千のフェザーン商人のボリス・
コーネフ達が行動で出し抜くのもさほど不自然とは思いませんが。

>2 ユリアンたちはいつヤンが地球教徒に殺されたと発表した
>のか?
>銀英伝8巻 P162下段では、ヤンの死を公表したが、地球
>教徒に殺されたとは言ってない。また、ユリアンたちがヤン
>が地球教徒に殺されたと発表した場合、旧同盟市民からも
>地球教徒は敵視されるはずなのに、1での地球教徒の無用心さ
>が説明できない。

「ヤン元帥暗殺は帝国の謀略ではない」と即座に発表する
義理と義務はイゼルローン首脳部にはありますし、であれば
当時の銀河を混乱させる動機のあるテロリスト集団、というのは
自ずと限られてくるのではないでしょうか。

>3 ボリス・コーネフ一派は、トリューニヒトが地球教と裏で手を
>組んでいる事実をいつユリアンたちに伝えたのか? 9巻ではユリ
>アンたちがトリューニヒトが地球教と裏で手を組んでいることを
>知っているような記述が無い。

「知っていたとして使いようのない時期」だったのは確か
でしょう。
 蔑まれているとはいえトリューニヒトは一応帝国臣民で
イゼルローン共和政府は反帝国勢力であり、「地球教徒に
目をそらさせて何事か企んでいる」と帝国が解釈すれば
それはあながち筋が通っていなくもなく、実際帝国が
トリューニヒトへの追求や地球教徒狩りに重点をおくなら
それは兵力徴募や錬兵期間でイゼルローンの得になる事も
また事実ですから。

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