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反創竜伝・評論批判編
4−B

創竜伝の職業差別(2)


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No. 4291
13巻を読んでみました
れん 2003/06/27 21:38
はじめまして、今日、初めてここに来たれんといいます。

私は、田中さんの本は創竜伝しか読んでません。
酷評(笑)されてますけど、私は単純に面白いと思います。
確かに、政治家や事件のことなど、物語の中には「あ、これは!」って、現実に思い当たることが多々あります。
最悪にデフォルメされた政治家も沢山いますが、なんというか、若い人が、この妙にリアリティーがある空想物語を読むことで、少しは政治に興味が湧くのではないかと思うのです。

私は、30歳で主婦ですが、この物語と出会ったのは、多分高校か中学生の頃でした。ですから、当時の政治家や事件のことなど、ほとんど興味がなく、本当に物語の中だけの話だと思ったのです。
ですから、その頃よりも多少、世界の動きが分かるようになった今では、現代の政治家や世界情勢をパロディーした空想ファンタジーとして読んでます。

実際、今の政治家は(否、ひょっとしたら昔から)、最下層の国民のことを考えてないですよ。今の日本をガンバって作り上げた老人の微々たる年金から、税金を持っていったり、不況でがんばるサラリーマンを、更にむち打つように課税したり・・・。
田中さんでなくても皮肉りたくなりますよ。

私は凡人ですので、皆さんのようにいろいろな意見をここにお出しできませんが、私が創竜伝を読むわけは、キャラクターも大好きなのですけど、田中さんの皮肉に「そうそう、あたしもそう思ってたのよ!」って、本をめくりながら声を上げれる歓びなのです。

わかりやすいストーリー、単純なキャラクター・・・沢山の本を読んでいる方々には「つまらない」の物語でも、それを求めている人達もいるんだと思います。(というか、私がそうです)
複雑怪奇な物語って、私は疲れちゃうんですよね。
私にとって、創竜伝て、ご老人の「水戸黄門」みたいなものかも。

駄文を長々と失礼しました。
無学者の戯言でございました・・・。


No. 4292
Re:13巻を読んでみました
杜甫 2003/06/30 09:07
なるほど。そうなんでしょうねー。
ストレス解消のために読み捨てにされる娯楽小説。

ただまぁ、ここに来られる人たちは田中芳樹の小説に「もう少しマシなもの」
を求めておられたようです。求めて、裏切られたのが酷評につながっている。

銀河英雄伝説あたりから入ったファンとしては、思いつきを書きなぐって
いるとしか思えない創竜伝の構成の破綻とかご都合主義がハナについてしょう
がないのですよ。違う小説に同じものを求めてはイカンのかもしれませんがー。


No. 4293
Re:13巻を読んでみました
れん 2003/06/30 11:08
こんにちわ。レス、ありがとうございます。

> なるほど。そうなんでしょうねー。
> ストレス解消のために読み捨てにされる娯楽小説。

ははは・・・。そうですね。やはり、創竜伝は娯楽小説でしょうね。読み捨て、というかは分かりかねますが。
少なくとも私は、創竜伝が出る限り購入はするでしょうね。
私にっては、大変面白いものですので。
あと、お気を悪くされるかもしれませんが、上記のような書き方はあまりいい気のするものではありません。


> ただまぁ、ここに来られる人たちは田中芳樹の小説に「もう少しマシなもの」
> を求めておられたようです。求めて、裏切られたのが酷評につながっている。
>
> 銀河英雄伝説あたりから入ったファンとしては、思いつきを書きなぐって
> いるとしか思えない創竜伝の構成の破綻とかご都合主義がハナについてしょう
> がないのですよ。違う小説に同じものを求めてはイカンのかもしれませんがー。

そうですね。やはり、同じ作家が書いても、やはり善し悪しというものがあるのだと思います。それに、作品自体の世界が全く違うので、比較しない方がよろしいかと思われます。

そうかぁ、そんなに銀英伝は素晴らしい作品なのですか。読んでみようかな・・・と思うときもありますが、なにぶん、あの単行本の量ですからねぇ(笑)


No. 4295
Re:13巻を読んでみました
杜甫 2003/07/01 12:16
れんさん、どうも失礼しました。


>  あと、お気を悪くされるかもしれませんが、上記のような書き方はあまりいい気のするものではありません。

確かに失礼でしたね。正直な気持ちが出ていただけ、というのは言い訳にはならないし(笑)。


> そうですね。 やはり、同じ作家が書いても、やはり善し悪しというものがあるのだと思います。 それに、作品自体の世界が全く違うので、比較しない方がよろしいかと思われます。

善し悪しというよりは、違う趣向の作品ということなんでしょうけどね。
でも創竜伝を「銀英伝」流にマジ読みすると、政治観とか歴史観の浅薄さが頭に来るのですよ。
読み方が間違っとる、というご意見もありましょうが…


>  そうかぁ、そんなに銀英伝は素晴らしい作品なのですか。読んでみようかな・・・と思うときもありますが、なにぶん、あの単行本の量ですからねぇ(笑)

とりあえず第一巻をお読みください。
当初はシリーズになることを予定されていなかった作品ですのでそれなりに完結してますし、銀英伝のエッセンスはすべて含まれていますから。
もし読まれたら、そちらの感想を聞かせていただけると嬉しいです。では。


No. 4297
誤解されているようですが
2003/07/01 13:32
先に断っておきますが、皮肉をいうつもりもなければ、嫌味で書くわけでもありません。あしからず。


> 実際、今の政治家は(否、ひょっとしたら昔から)、最下層の国民のことを考えてないですよ。今の日本をガンバって作り上げた老人の微々たる年金から、税金を持っていったり、不況でがんばるサラリーマンを、更にむち打つように課税したり・・・。
> 田中さんでなくても皮肉りたくなりますよ。

政治家というのは1人残らず全員仕事に対して不真面目だという特別な職業なのでしょうか。
どんな職業だって真面目な人もいれば不真面目な人もいると思いますが、それを国民のとこなど考えて無いというのは…。
もちろん全面指示などしていないし、一部の議員のように日本を売って、そのキックバックで懐を肥やすようなのもいるのも事実ですが。

クウェートのように税金の無い国もありますが、ほとんどの国は税金があります。不況だろうが不況でなかろうが、です。もちろんその使い道には多いに疑問をもつこともありますが、先立つものがなければ何もできないのも事実ですよね。
不況だからといって何もしなければ事態は好転どころか良くて変わらず、悪いとただ悪化するのを見てるだけになると思いますが。

田中氏が皮肉を言うこと自体が悪いといってるのではなく、その内容が見当違いで無茶苦茶だとここの人は言ってるわけです。


No. 4301
〆ます。 ありがとうございました。
れん 2003/07/01 19:35
こんにちは。レス、ありがとうございます。
私も、もう少し、考えを述べさせて下さい。
ちなみにこれは、田中さんの思想を支援するものでなく、私の考えであり、貴方様のお考えを否定するものではございません。


> 政治家というのは1人残らず全員仕事に対して不真面目だという特別な職業なのでしょうか。
> どんな職業だって真面目な人もいれば不真面目な人もいると思いますが、それを国民のとこなど考えて無いというのは…。
> もちろん全面指示などしていないし、一部の議員のように日本を売って、そのキックバックで懐を肥やすようなのもいるのも事実ですが。

もちろんですよ。いい人もいれば、悪い人も居ます。
政治家も一般人も然りです。
ただ、政治家ではなく、政治屋と、多くの国民から言われているのも事実です。例えば、今年のボーナス。

官僚は、普通でも平均2500万円の給料をもらいます。
その上、ボーナスですね。役職ごとに金額は違いますが、この不況の日本において、普通のサラリーマンが当たり前のようにボーナスカットや全くもらえないということも当たり前なのに、何故彼らが数百万円ももらえるのでしょう?
そもそも、ボーナスというのは、黒字を社員に還元することですよね。日本の事を思うなら、受け取らなければいい・・・というのも極端ですが、せめて半分はカットでもいいのではないでしょうか。

こんな話もあります。
各党の政治資金が、日本国民全員、赤ちゃんから老人まで、1人、250円取られます。約300億円として、これを各党で分けるわけです。これに対して日本共産党が「国民の血税を運用資金にあてるのは、政治献金違反にあたる」として受け取りを拒否。
その拒否されたお金は、他の党で分けてしまったそうです。
その上、彼らはまだ政治献金を欲しがり、合法に企業からの政治献金を集められる手段を作ってしまいました。

長いので割愛しますが、どうして、そんなにお金がいるんでしょう?どうせ企業から政治献金を受け取るなら、あの300億円でもっと色んな事ができたでしょうね。

どうしても現在、悪い方の政治家が目立って仕方がないのです。
誠に、残念なことですが。

ちなみに、私が政治家や国に対して猜疑心を持ったのは、私が阪神大震災の被災者であり、その時に、国のあまりに遅い対応、あまりに国民やを無視する様を見、体験してきたからです。


> 田中氏が皮肉を言うこと事態が悪いといってるのではなく、その内容が見当違いで無茶苦茶だとここの人は言ってるわけです。

なるほど、そうなのですね。
物書きである以上、主義、主張は持たなければならないので、それを不快や疑問におもう読者もいることでしょう。

小説というメディアも、大きな影響力があるとは思いますが、雑誌記者のように変に気を使っては面白くないでしょうし、新聞記者が書くような内容なら、それこそ見当違いでしょう。

私の中で、田中芳樹は「小説家」の部類なので、「あぁ、わかる!」とは思っても、それが全てとは思いません。
また、私は司馬遼太郎なども読みますが、あれも史実を元にした「小説」として読んでますので、歴史とは切り離しています。

憤慨されるかもしれませんが「小説」というのは「娯楽」であると私は考えます。それを読んで、泣くも笑うも怒るも考えるも、それは全て、日常における非日常を楽しむ「娯楽」なのではないでしょうか? だから、私は皆さんがものすごく熱くなっているのを見て、羨ましくもあり、解らなくもあります。(だったら来るなですね・・・。)

私は、田中さんはすごいなぁと、改めて思います。
小説以外で、ここまで熱く読者をさせるなんて。

長々と書いてしまってごめんなさい。
どうも上手く、自分の言いたいことが書けなくて切ないです。
読んで下さって、ありがとうございました。


No. 4302
Re:〆ます。 ありがとうございました。
蜃気楼 2003/07/01 21:53
> 官僚は、普通でも平均2500万円の給料をもらいます。
> その上、ボーナスですね。役職ごとに金額は違いますが、この不況の日本において、普通のサラリーマンが当たり前のようにボーナスカットや全くもらえないということも当たり前なのに、何故彼らが数百万円ももらえるのでしょう?
> そもそも、ボーナスというのは、黒字を社員に還元することですよね。日本の事を思うなら、受け取らなければいい・・・というのも極端ですが、せめて半分はカットでもいいのではないでしょうか。

2500万円というのは「事務次官」の年収に相当しますが?
国家公務員は好況だったり、国の財政が大幅に黒字だったりしてもボーナスが増えるわけじゃないので、不況だからボーナスを半分にしろというのはひどい話だと思います。

問題は彼らが「権限」にふさわしいしごとをしてないことなので、個人的には「責任」と「給料」を増やすべきだと思います。
あと、天下りは禁止すべきなんですけど官僚にも人権というものがある所為でできないのが残念です。


No. 4303
もう終わったのかな?
2003/07/01 23:41
でも一応書きます。


> ただ、政治家ではなく、政治屋と、多くの国民から言われているのも事実です。

これはソースになる統計でも無いとなんとも。意地が悪い書き方ですけどね。すいません。

> 例えば、今年のボーナス。
> 官僚は、普通でも平均2500万円の給料をもらいます。
> その上、ボーナスですね。役職ごとに金額は違いますが、この不況の日本において、普通のサラリーマンが当たり前のようにボーナスカットや全くもらえないということも当たり前なのに、何故彼らが数百万円ももらえるのでしょう?
> そもそも、ボーナスというのは、黒字を社員に還元することですよね。日本の事を思うなら、受け取らなければいい・・・というのも極端ですが、せめて半分はカットでもいいのではないでしょうか。

給料、ボーナスは貰う側が決めることではないので…。
それに政治家は公務員です。公務員は今でこそ人気ですが(政治家はまた別ですが)、
バブルのときは給料が少ないとバカにされ、景気の悪い今はやっかまれ、
いったいどうすりゃいいのでしょうかw


> 長いので割愛しますが、どうして、そんなにお金がいるんでしょう?
> どうせ企業から政治献金を受け取るなら、あの300億円でもっと色んな事ができたでしょうね。

この辺は既得権を失いたくないからでしょうね。システムに問題があるのは同意します。


> どうしても現在、悪い方の政治家が目立って仕方がないのです。
> 誠に、残念なことですが。

これはマスコミのせいも大きいと思います。
スキャンダルは大々的に報じたり、むりやり事実を捻じ曲げたり、ミスリードするような報道をしたり
(例えば森前首相の神の国発言、石原都知事の三国人発言、小泉首相の靖国参拝など)
して、ネガティブキャンペーンはやっても、功績についてはほとんど報じないですよね、特に大手マスコミは。
台湾の大地震のときに小池百合子議員がすぐに台湾に連絡して、仮設住宅が必要か?いくつ必要か?と災害救助のために動いているんですが、報じたりしてないと思います。記憶違いでなければ。


> ちなみに、私が政治家や国に対して猜疑心を持ったのは、私が阪神大震災の被災者であり、その時に、国のあまりに遅い対応、あまりに国民やを無視する様を見、体験してきたからです。

あれは自衛隊(及び在日米軍)は準備ができていたのに、村山富市の自衛隊は認めないだのなんだのと狂った左翼思想のせいで、瓦礫の下で救助を待っている約2000人を見殺しにしたというもので、自衛隊に出動命令を出さなかった(シビリアンコントロールの原則に乗っ取り、自衛隊は自分の判断で出動できない)村山富市が悪いのであって、それを政治家全体、国全体というのも乱暴だと思いますが。
普通の首相なら即、自衛隊を出動させると思います。


> 小説というメディアも、大きな影響力があるとは思いますが、雑誌記者のように変に気を使っては面白くないでしょうし、新聞記者が書くような内容なら、それこそ見当違いでしょう。
>
> 私の中で、田中芳樹は「小説家」の部類なので、「あぁ、わかる!」とは思っても、それが全てとは思いません。
> また、私は司馬遼太郎なども読みますが、あれも史実を元にした「小説」として読んでますので、歴史とは切り離しています。
>
> 憤慨されるかもしれませんが「小説」というのは「娯楽」であると私は考えます。それを読んで、泣くも笑うも怒るも考えるも、それは全て、日常における非日常を楽しむ「娯楽」なのではないでしょうか? だから、私は皆さんがものすごく熱くなっているのを見て、羨ましくもあり、解らなくもあります。(だったら来るなですね・・・。)

あなたの言いたい事はもちろん分かります、というか、分かってます。
ただ創竜伝や薬師寺涼子のシリーズって、現存する人がモデルになってるキャラクターも多数います。
田中氏の気に入らない人(ようするに左以外)はえらく醜悪に書いたり、ソースがあるのか分からない日本(アメリカもですね)叩き文、
そのくせ好きな国(中国・イギリス)の悪いところには一切言及しないばかりか、かえって褒め称えたりする行為は、人としてどうか。
また、あなたのような大人の方なら、見当違いの日本叩きや、無茶な中国賛美も苦笑いぐらいで無視できるんでしょうけど、読者の年齢層を考えると「間に受ける」ような人もいるだろうなあと考えたりします。

まあ誤解を恐れずにいうなら、話が面白くないからそういう歪んだ思想が鼻につくんですよ。
銀英伝なら多少の事は面白いからOKだったんですけどね。


No. 4304
Re:〆ます。 ありがとうございました。
杜甫 2003/07/02 08:47
れんさん、どうもです。

> ちなみに、私が政治家や国に対して猜疑心を持ったのは、私が阪神大震災の被災者であり、その時に、国のあまりに遅い対応、あまりに国民やを無視する様を見、体験してきたからです。

れんさんの体験に基づくそのお気持ちは実に真っ当なものであると思います。
この国の機能不全は本当にひどい。
ただ、「政治家の貪欲」「官僚の無能・腐敗」に対して斜に構えて皮肉を言うだけでは、結局自分が損するんですよ。
政府も官僚ももとをただせば私らの持ち物。
「ちゃあんと働かんかぁ!」とシバキ上げることは必要ですが、「こやつらバカよね、みっともないよね」と物陰で
陰口をきくだけでは、バカで腐った官僚や政治家の跋扈が止められない。

このサイトの人たちは、創竜伝における田中氏の「社会評論」を、そういう「物陰の陰口」に近いものとして不快に
感じているわけです。そういう姿勢がまず気にくわない上に、事実誤認まで多いのでなおさらです。

決してれんさんを攻撃するのではありませんが、「官僚の年収2500万円」というのは典型的な田中芳樹的事実誤認です。
そりゃ、退官直前の偉いさんの給料ですがな。霞ヶ関の若い官僚たちの中には、残業残業に追いまくられて、
「時給換算するとマクドナルド以下」となる連中も、実際にいますよ。
(ただ「残業」の中味が実にくだらん理由であったりするので、労働時間が長いことをもって彼らを免罪する気は
まったくありませんが)

まぁお暇な折りに銀英伝でもお読みください。老後の楽しみでもいいんですけど(笑)。


No. 4306
Re:〆ます。 ありがとうございました。
もね 2003/07/02 11:58
>  問題は彼らが「権限」にふさわしいしごとをしてないことなので、個人的には「責任」と「給料」を増やすべきだと思います。
>  あと、天下りは禁止すべきなんですけど官僚にも人権というものがある所為でできないのが残念です。

天下りは人権で守られるものなんでしょうか?
あと、給料は増やさなくても、政治献金を企業から取り立ててますからいいですよ。私の叔父は、政治学者でいろいろ話を聞きますが、これじゃ日本はダメだって思います。


No. 4307
Re:〆ます。 ありがとうございました。
杜甫 2003/07/02 12:22
> 天下りは人権で守られるものなんでしょうか?
> あと、給料は増やさなくても、政治献金を企業から取り立ててますからいいですよ。私の叔父は、政治学者でいろいろ話を聞きますが、これじゃ日本はダメだって思います。

ちょっと補足します。蜃気楼さんが「人権」ということで言っておられるのは、「職業選択の自由」のことです。
私も「天下り」は禁止すべきだと思いますが、関連業界に就職することを全面的に禁止すると、出身省庁の影響力をカサに企業に寄生するのではない、本当の実力で企業に招かれる
人材も、就職ができないということになります。まともな人が、損をすることになる。
また、人材の調達に支障をきたすことが考えられます。
例えば、金融庁のお仕事のプロを採用しようとすると、当然、その方は金融業界の方ということになりますが、金融庁を退職したら金融関係の仕事に就けないということになると、
絶対金融庁には就職しないですよね。そうすると、国民にとって大事な仕事ができる人材が確保できなくなってしまいます。
「コネはだめだけど実力ならいい」ということなのですが、実際はかなり微妙なので、退官後一定の年限を経過するまではダメということになっていて、残念ながら尻抜けです。
「退職OBの働きかけ」をあっせん利得罪にするくらいのことしないとダメなんでしょうね。

あと、これも重箱の隅で恐縮ですが、政治献金が入るところは政党でして…。どう頑張っても政治家までで、官僚のところまでは来ませんが。
こういう点については、国家公務員倫理法という厳しい法律ができておりまして、霞ヶ関からウラガネ、袖の下のたぐいは相当に駆除されていますよ。(絶無とは言わないけど)
もう少し詳しく叔父様にお聞きになることをお勧めします。(ちなみに「このままじゃ日本はダメ」というご意見には100%同感です。)


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