このコンテンツの 全一覧ページへ |
No. 1097 | |
ヒルダの能力についての疑問 | |
ビンス・マクマホン三世 | 2001/10/29 22:34 |
初めまして、このサイトは、随分前から見ていましたが 今回初めて書きこみます。 ベストの田中芳樹の女性描写の件を見て思ったのですが、 ヒルダってどれ位の能力の持ち主だったのでしょうか? 作中には聡明だの「その知略は一個艦隊に匹敵する」 などと書かれているのですが、どう見てもそうは思えません。 評価できるのは、リップシュタット戦役前に ラインハルト陣営につくよう進言したくらいです。 (ちなみにこの時のやり取り、官渡の戦いの前に 曹操につくよう進言した。カクと張繍にそっくりですね) 「こんな時代に生んでくれて感謝します」 なんて台詞を言うのだからもっと野心家であってもいいと思うのに そんな印象を受けないし なんだかキルヒアイスの死後新しい相談役 にするためだけに作ったキャラがあるのですが。 |
No. 1267 | |
おハルとヒルダのベッドイン | |
デラ | 2001/12/23 23:13 |
『銀英伝』を読んで以来、ずっと疑問だったことなんです。おハルとヒルダのベッドインは。 わたしとしては、ものすごく不自然な展開だと思います。 ヴェスターランドのことを責められて、おハルがヒルダを頼ったのは自然な心理だと思います、でも、あの二人で、なぜベッドインという展開になるのでしょうか?それまでさんざん、おハルのことを性欲皆無の男として描きながら、なぜ?ヒルダが、もう少し、性的に普通の女性ならばともかく、こちらも女おハルともいうべき、性欲皆無っぽい女。あの二人ならば、「一夜を過ごした」といっても、「ヒルダは一晩中、自分の胸にすがりつくラインハルトを姉のように抱きしめていた」という展開の方が、よっぽど自然です。裸になって、ああしてこうしてなんて、ものすごく不自然です。 というわけで、わたしの結論。 ヒルダは「跡取りを産むためだけに創造されたキャラクターである」 これは、キルヒアイスにはできませんしね。アンネローゼも、倫理的に問題がありますし、女で他人で、おハルのこどもを産む女性キャラがどうしても必要だったのでしょう。 つまり「君主制とは、血のつながったこどもを不可欠とする制度である」ということでしょうか。 田中氏が「女性はこどもを産む道具」だとみなしていたとは思いませんが、ヒルダって好きになれなかったんですよねえ。ただの子産みキャラなのに、「その知略は一個艦隊に匹敵する」とかヨイショされていて。 とりあえず、ずーと、胸にわだかまっていたことを書けてすっきりしました。 |
No. 1278 | |
Re:おハルとヒルダのベッドイン | |
ビンス・マクマホン三世 | 2001/12/29 21:20 |
あんな昔書いた事にレスしていただいて嬉しく思います。 確かにヒルダとラインハルトのベッドインの流れは不自然ですよね ですが、ここでもしヒルダが、権力嗜好の強い野心家の女性であれば 納得できるかもしれません。 というのは、専制政治下で女性が権力を握る最短の方法は 皇帝の子を産みその子供が皇帝になったあと母親として権力を 握るという方法です。 実際ヒルダはラインハルトの死後摂政となって 国政をつかさどってるわけですし。 もしヒルダが野心家であればあの時まさに好機と思ったはずです。 いや案外あの暗殺者はヒルダの手のものである可能性も出てきます。 ヒルダは代々の貴族でありマリーンドルフ家の郎党を使えるはず。 排卵日を計算しちょうどその日に マリーンドルフ家の郎党に行動を起こさせる そしてめでたく首尾を遂げ、懐妊、結婚へ ラインハルトのそばに長くあり性質を知り尽くしている彼女なら こういったシナリオを考案し実行に移せる。 こう考えると、オーベルシュタインの死も ヒルダがかかわってるかもしれない。 ラインハルトの死後、ヒルダの最大の政敵とのなるのは オーベルシュタインであろう その政敵をどさくさにまぎれ暗殺したのではないか それくらいやってくれれば「一個艦隊に匹敵する智謀」 というのにも納得がいくのですが。 |
No. 1291 | |
悪女ヒルダ | |
ビンス・マクマホン三世 | 2001/12/31 22:59 |
追加です。 そう考えると、ラインハルトの遺言で ミュラーいか六名を元帥とし、さらにバーラト自治区の成立を ヒルダの名でおこなわれたのもヒルダの謀略と考えられる。 この二つは、人事権、国政の最終決定権をヒルダが握る事の 裏づけになるからです。 ラインハルト存命時に皇后に権力を持たせることについて 議論があったことを考えるとラインハルトの遺言という形で 権力を握ったのではないか? オーベルシュタインが生きていたら かなり反対したのではないでしょうか いわく「帝國を統治するのは皇帝でありその母ではない」と。 それが予想できたためヒルダはオーベルシュタインを暗殺したのではないか 皆さんどう思われますか。 |
No. 1296 | |
Re:悪女ヒルダ | |
デラ | 2002/01/01 23:08 |
>あんな昔書いた事にレスしていただいて嬉しく思います。 いえいえ、わたしこそヒルダの件で反応があって嬉しく思います。 >確かにヒルダとラインハルトのベッドインの流れは不自然ですよね。ですが、ここでもしヒルダが、権力嗜好の強い野心家の女性であれば納得できるかもしれません。 下世話な話題ですが、わたしにとっては、不自然なんです。あの展開は。あれ以前にラインハルトに、ちょっとでも普通の男っぽい描写があればよかったんですが、まったくないので、跡取りを作るためだけの都合主義展開だと解釈していました(^ ^ゞ。だから、ヒルダも跡取りを宿すためだけの添え物キャラだと。 しかし、これでは身も蓋もないので、ベッドインの不自然さを、読者なりに埋めていくと、ヒルダが「権力嗜好の強い野心家の女性」というのもありですね。 >もしヒルダが野心家であればあの時まさに好機と思ったはずです。いや案外あの暗殺者はヒルダの手のものである可能性も出てきます。>排卵日を計算しちょうどその日にマリーンドルフ家の郎党に行動を起こさせるそしてめでたく首尾を遂げ、懐妊、結婚へ うわっ、排卵日まで計算して、ですか(#^ ^#)。ずいぶん恥ずかしいことを…、といっても、専制政治のもとでの後宮女性の値打ちは「皇帝のこどもを産む」ことにかかっていますから、それぐらいはあたりまえですね。男性が戦場で命を懸けるのと同じこと。ひょっとしたら、男女産みわけの方法をマスターして、男児が宿る体質にしていたかもしれない(銀河帝国は女帝もO.K.みたいですが、やはり男児の方が認知されすいでしょう。) >こう考えると、オーベルシュタインの死もヒルダがかかわってるかもしれない。ラインハルトの死後、ヒルダの最大の政敵とのなるのはオーベルシュタインであろうその政敵をどさくさにまぎれ暗殺したのではないか。それくらいやってくれれば「一個艦隊に匹敵する智謀」というのにも納得がいくのですが。 ああいう人間臭さのないキャラでも、ラインハルトだけなら不自然はない。ヒルダだけでも不自然はない。でも、二人揃うと、まんがでいうところの、「キャラの描き分けができていない」状態にみえて、どうも一方がめざわりになります。しかも、一人なら不自然でない浮世離れぶりが、思いっきり不自然に目立ってしまって。 ビンス・マクマホン三世のヒルダ像は「後宮の悪女」という感じですが(←これは非難ではありません)、今のままの影の薄いキャラ(わたしには、ラインハルトのおまけにみえます)よりは、「一個艦隊に匹敵する智謀」をフルに使って、めいっぱい生きている女性に思えます。 |
No. 1302 | |
Re:悪女ヒルダ | |
佐々木公彦 | 2002/01/03 06:31 |
> 追加です。 > > > そう考えると、ラインハルトの遺言で > ミュラーいか六名を元帥とし、さらにバーラト自治区の成立を > ヒルダの名でおこなわれたのもヒルダの謀略と考えられる。 > > この二つは、人事権、国政の最終決定権をヒルダが握る事の > 裏づけになるからです。 > > ラインハルト存命時に皇后に権力を持たせることについて > 議論があったことを考えるとラインハルトの遺言という形で > 権力を握ったのではないか? > > オーベルシュタインが生きていたら > かなり反対したのではないでしょうか > いわく「帝國を統治するのは皇帝でありその母ではない」と。 > それが予想できたためヒルダはオーベルシュタインを暗殺したのではないか > > 皆さんどう思われますか。 とりあえず、オーベルシュタインはヒルダの摂政としての行動を支持すると思います。 皇帝の死去が確定事項である以上、後継ぎが必要であり、それは、プリンツ・アレクしか居ません。 そして、二世皇帝が乳児である現実を考えれば、帝国の正常な流れからいえば、母が後見するしかあの状況での選択肢はありません。 そのための、箔付けにも、理解を示すでしょう。 ただ、マリーンドルフ伯爵が公式にも非公式にも影響力を行使しようとすると、妨害に出るでしょう。(最悪暗殺も有り) そして、アレクサンドル成人の暁には、皇太后陛下突然の病死、と言う流れが想像できます。 もっとも、マリーンドルフ親子なら、裏工作でオーベルシュタインに勝てる訳が無い事理解しているでしょうから、おとなしく命だけは永らえることもあるでしょう。 以上、オーベルシュタインが天寿を全うした時の帝国のその後、に関する愚考でございます。 |
このコンテンツの 全一覧ページへ |
トップページへ |
ザ・ベスト 全一覧ページへ |
考察シリーズへ |