土曜日に『キング・コング』を観てきました。  泣けました!  いや、べつに愛の物語に涙したとかそういうんじゃなく、「こんなにも素晴らしい怪獣映画をよくぞ作ってくれた!」と感動しました。 マジで涙ぼろぼろ出ました。  怪獣マニアには全員、鑑賞することを義務づけます!(^^;) (もっとも、虫嫌いの人にはおすすめしかねますが……)
   ストーリーはみなさんご存知でしょう。オリジナル版とほとんど同じです。ああいうキャラクターが出てきて、ああいう展開で、ああいう結末で、最後はあの台詞。  でも、印象がぜんぜん違う。
   ブロントサウルスの暴走シーンはすごいぞ!  コングvsVレックスのバトルは腰抜かすぞ!  エンパイアステートビルのシーンも燃えるぞ!
   特にVレックス戦は仰天。てっきりオリジナル版のバトルを踏襲するんだと思ってたんで、「あれ? 何でアンを木の上に乗せないんだ?」と思ってたら……そう来ましたか!  CGで動く恐竜なんて『ジュラシック・パーク』で見慣れたと思ってたんだけど、まだこんな手が残ってたとは。もう拍手喝采。しかも最後はちゃんと口を裂いてくれるし(これをやらなきゃ『コング』じゃない!)。  グロい描写もある反面、美しいシーンは本当に美しい。特に、朝焼けの空に複葉機編隊が飛来するシーンは、これから何が起きるか知ってるだけに胸が詰まります。
   スカル・アイランドに到着するまでがかなり長いんだけど、ここはオリジナル版に欠けていたキャラクターの背景を説明するのに必要な部分。登場人物の一人に『闇の奥』を読ませて、『地獄の黙示録』をオーバーラップさせるというという小技も。島に到着してからはほとんどノンストップで、怒涛のアクションが展開します。3時間はちっとも長く感じない。むしろ詰めこむだけ詰めこんだ感じ。もうおなかいっぱい。  特にカール・デナムの映画作りにかける狂気がすごい。その分、本来ならヒーローであるはずのジャック・ドリスコルの影が薄いんだけど(まあ、この映画のヒーローはコングだし……)。  オリジナル版との最大の相違は、アンがコングと心を通わせ、ラストではコングを救おうと行動すること。このへんはラウレンティス版に似てますな。  上手いのは、コングをまったく擬人化していないこと。人間らしい振る舞いを一切させず、あくまで野獣として描いている。変に知性があるように描くと、コングが人を殺す場面で同情できなくなっちゃうんで、これは正解。ケダモノには善悪が分からないからしょうがない。  でもって、人間の女性と巨大怪獣との心の交流という、言ってみれば荒唐無稽なシチュエーションを、ほとんど台詞なしで(喋りまくってたラウレンティス版のドワンと対照的に、アンがコングにかける言葉は「beautiful」ぐらい)観客に納得させてしまうのだから見事であります。  で、最後はデナムのあの名台詞で締められるわけだけど、オリジナル版ではとってつけた感のある台詞が、ちゃんと納得できるものになっているのには驚き。さては、この台詞から逆算してドラマを組み立て直したな!
   観終わった後、友人と話したのが、「『いい』と『好き』は違う」ということ。「いい」は客観、「好き」は主観。  自分が「好き」なものであっても、それは「いい」ものであるとは限らない。特に特撮ものなんて、客観的に見ればダメな代物ばかりなんだけど、どんなに欠点があっても好きだから許せる。  どんなものにも欠点はある。好きで好きでたまらなくて何回も見ているなら、欠点にも自然と気づくはず。  ダメな監督が過去の作品のリメイクやオマージュをやると、オリジナルに傾倒するあまり、全肯定してしまい、ダメな部分まで踏襲してしまう。  ところが、ピーター・ジャクソンという男、その罠に陥らなかった。オリジナル版『コング』に耽溺しているだけでなく、その欠点まで知りつくしているのですな。「ここはこうすれば欠点が修正できる」「こうすればもっと良くなる」というビジョンが完成されている。そこが立派。  そうそうEDクレジットもかなり長いんだけど、最後に出る献辞でまた泣けました。オリジナルへの敬意など微塵もないリメイクが横行する中、こんなにも愛情たっぷりで良質のリメイクを作ってくれたら、天国のオブライエンたちも本望でしょう。  旧作のファンの人、ラウレンティス版に脱力した人(^^;)はもちろん、『コング』を知らない人にもぜひ観ていただきたいです。 |  
  
No.26882 - 2005/12/19(Mon) 16:40 [zaq7d0420dd.zaq.ne.jp]  
 
 | 「好き」なあまり、作品を全肯定してると誤解されると困るんで、僕なりに気づいたツッコミどころをいくつか。
  ・「フェイ・レイは?」  いや、大笑いしたけどさ。いいのか、このギャグは? 作品世界壊してない?
  ・「登場人物の特技は必ず何かの役に立つ」という二次元世界の法則は健在。
  ・アン、HP高すぎ(笑)。普通の人間なら10回は死んでるぞ。  デナムやドリスコルも相当タフだけどね。
  ・門の押し合いはやってほしかったなあ……。
  ・オリジナル版最大の謎「どうやってコングをニューヨークまで運んだか」は、やっぱり解明されません(笑)。説明つかないからはしょったな……。
  ・イエローキャブで逃げる場面は『Godzilla』に対するあてつけか? 影の薄いドリスコルに活躍の場が必要だったんだろうけど、かえって街の被害増やしてるような気が(笑)。
  ・逆光+スローモーションでコングの前に降臨するアン。あまりにもベタな演出で、思わず笑った。つーか、カメラの高さからすると、それってコングの視点じゃないのでは?
 
   最大の問題点。  この映画を観た後じゃ、せっかく集めた海洋堂のボトルキャップが貧弱に見えちゃうんだよ!(泣)  だってあれ、映画を観ずに作ってるから、映画の印象とぜんぜん違うんだよ。  飛行機のつかみ方が違う! アンの服も違う! ピラニアドン出てこない!(笑)  海洋堂にはぜひリベンジをお願いしたいです。 |  
  
No.26883 - 2005/12/19(Mon) 16:55 [zaq7d0420dd.zaq.ne.jp]  
 
 | 僕も山本弘先生と同感ですね。 これぞ特撮,これぞキング・コングとまさに映画ですね
  なおライターの高橋良平が「これって電車男だよね」と 言葉をもらしてましたが考えてみればキング・コングが アンに萌えて大暴れすると言う話ですね(笑)
  萌えって何にでも使えるから便利ですよね(笑) |  
  
No.26888 - 2005/12/19(Mon) 19:56 [SSJfa-06p1-13.ppp11.odn.ad.jp]  
 
 |  僕も昨日観て来ました! すごい面白かったですね。
   前半がちょっと長いと思いましたが、カール・デナムのキャラクターが面白くて、そんなにダレませんでした。
   それにしてもビックリしたのが、あの原住民たち。ある意味、コングを見たときよりビックリした(笑)
  >本来ならヒーローであるはずのジャック・ドリスコルの影が薄い  ヒーローとしては、あの船長さんの方がカッコイイ! なんかピンチになると現れて、みんなを助けてくれるんですよね。  しかし、船からどんどん積荷を投げ捨ててたけど、あの大量の銃火器を最後に回す辺り、さすがアメリカ人?
  >・アン、HP高すぎ(笑)。  アン自身も丈夫ですけど、あの服も随分丈夫でしたねぇ(おいおい)  それはともかく、普通の女性だったらとっくに気を失ってると思うんですが、あの精神力は異常ですよ…
   ああ~でも、あの虫たちの襲撃は、勘弁してほしかったなぁ~~特に、あの巨大なヒルみたいなの…う~~~、思い出しただけで気持ち悪い~~なんか、時間が経つに連れて出てくる虫たちが巨大になっていってるような…  自分に向けてマシンガンを乱射させる作家さんは、すごい度胸ですね。
  >かえって街の被害増やしてるような気が(笑)。  あ、やっぱり(笑) 『GODZILLA』の時は無線で連絡しながらだったからある程度良かったけど、今回はちょっと、意味不明でした。  海に誘導しようとしてたのでしょうか? ニューヨークの地理は良くわからない。
   そしてラスト、エンパイヤステートビルに登るコングの映像…僕、高いところ苦手なんで、観てるだけで足が竦んで、手にイヤな汗がにじんでしまいました。  あの高さをハイヒールのまま登るアンって、どんな女性なんだ!?
 
 
   ああ、それにしても、コレは言っちゃいけないのかも知れないけど…日本のリメイクものも、もっと頑張って作ってよ!! という想いでいっぱいになってしまいました。 |  
  
No.26896 - 2005/12/19(Mon) 23:00 [p5030-ipbf01akita.akita.ocn.ne.jp]  
 
 | > ・オリジナル版最大の謎「どうやってコングをニューヨークまで運んだか」は、やっぱり解明されません(笑)。説明つかないからはしょったな……。
  必要ないから端折ったんでしょうね。必要なのはコングがニューヨークに運ばれたことであって、その方法ではない。必要のないエピソードは当然入れないでしょう。
  例えば「キンゴジ」みたいに筏で運んだとして、筏を組んだり、コングを筏までえっちらおっちら運んだりするシーンを入れて何か意味があるんでしょうか? 話の流れが滞るだけだと思います。そんなシーン、わざわざ入れるとは思えません。
  >  最大の問題点。 >  この映画を観た後じゃ、せっかく集めた海洋堂のボトルキャップが貧弱に見えちゃうんだよ!(泣)
  冗談で書いてるんだろうけど、映画に直接関係ない事が何で「最大の問題点」なんです?
  ついでなんでツッコミに突っ込んでみる。
  > ・「フェイ・レイは?」 >  いや、大笑いしたけどさ。いいのか、このギャグは? 作品世界壊してない?
  いいから入ってるんでは? 別に壊してないから入れてあるんでは? 監督もプロデューサーも知ってるはずですが?
  > ・「登場人物の特技は必ず何かの役に立つ」という二次元世界の法則は健在。
  「作られた物語」なんだから不要な特技なんか最初から描かないんでは?
  > ・アン、HP高すぎ(笑)。普通の人間なら10回は死んでるぞ。 >  デナムやドリスコルも相当タフだけどね。
  売れない女優のアンがHP高いのは当たり前な気がしますが。何もしないでも仕事がある現代日本のタレントじゃないんだから。デナムもドリスコルも経歴からすればタフなのは当然だし。
  > ・門の押し合いはやってほしかったなあ……。
  これのどこが突っ込みなんでしょう?
  > ・オリジナル版最大の謎「どうやってコングをニューヨークまで運んだか」は、やっぱり解明されません(笑)。説明つかないからはしょったな……。
  上に書いたけど説明のためだけに話の流れを止めるより説明せずに端折るのを選んだんでしょう。どんな運び方をしたってニューヨークにコングが連れて来られるのは替わらないですから。(「キンゴジ」でコングが筏で運ばれるシーンがあるのはコングが途中で逃げ出す必要があったからです。)
  > ・イエローキャブで逃げる場面は『Godzilla』に対するあてつけか? 影の薄いドリスコルに活躍の場が必要だったんだろうけど、かえって街の被害増やしてるような気が(笑)。
  たぶん『Godzilla』の事なんかこれっぽっちも考えてないでしょう。ニューヨークと言えばイエローキャブって常識だと思います。というか、こういう事を関連付けて考える方が変だと思います。 街の被害に関しては考えてないと。そんなん考えてたら簡単に死にます。たぶん。
  > ・逆光+スローモーションでコングの前に降臨するアン。あまりにもベタな演出で、思わず笑った。つーか、カメラの高さからすると、それってコングの視点じゃないのでは?
  それって笑うシーンですか? コングの視点って勝手に決めてないですか?
  なんとゆーか、やっぱツッコミどころが変な気がする、、、。 |  
  
No.26909 - 2005/12/20(Tue) 11:20 [231M04.rivo.mediatti.net]  
 
 | > なんとゆーか、やっぱツッコミどころが変な気がする、、、。
  うまく表現できないのがもどかしいですが、単にG3さんが山本さんと話が合わない人ってだけのことじゃないですかね。カチンとくる気持ちは解らないでもないですけど、一つ一つの「ツッコミ」に対して丁寧に反論するようなものではないと思うんですよ。
  と、これだけ書いて去るのもなんなので。 (以下は1933年版を未見の上での意見です)
  私もこの映画は100点満点で80点以上つけてもいいと思いますが、やっぱりスカルアイランドへ到着するまでが長いですよ。船の中のシーンはもっと削っていいし、冒頭における人々の貧しい暮らしの描写も不要だと考えます。 |  
  
No.26911 - 2005/12/20(Tue) 12:29 [pool-71-103-184-22.lsanca.dsl-w.verizon.net]  
 
 |  私も見てきました。  面白かったけど、やはり3時間強は辛いです。同じ回に見てたおばさんも同じようなことを言ってました。編集で二時間半くらいには出来たんじゃないかなあ・・・・家でDVDかなんかで見るにはいいと思いますが。
   あと、やはりヒロインの頑丈さは凄すぎる。
   それにしても、これの公開に合わせて「クイーン・コング」を放映するテレビ東京は相変わらずいかしてる・・・ |  
  
No.26914 - 2005/12/20(Tue) 16:42 [FLH1Aeh250.kng.mesh.ad.jp]  
 
 | > カチンとくる気持ちは解らないでもないですけど、一つ一つの「ツッコミ」に対して丁寧に反論するようなものではないと思うんですよ。
  いや別にカチンときてないですが。素朴な疑問です。突っ込みどころが違うんではないか?という。なにせ「俺はプロだからお前ら素人とは視点が違うんだ(意訳)」とか言ってた人ですから、山本氏は。プロにしては突っ込みどころがお粗末だと。
  それと「反論」してる訳じゃないです。山本氏が柳田氏の著作(またはトンデモ本)に対してやってる事と同じ事をやってみただけです。
  もし本気でやるなら反論でも突っ込みでもツッコミに対してだけじゃなく書き込み全体にやります。例えば
  > これは正解。
  に対して「なんで山本さんが正解かどうかを決めるんですか? 正解かどうかは観る側が自分で判断することであって、」とか。 |  
  
No.26915 - 2005/12/20(Tue) 17:50 [231M04.rivo.mediatti.net]  
 
 |  観てきました。  まさに「正しい秘境探検物」「正しい怪獣映画」ですね。「こうあるべきポイント」をその通り、いやそれ以上に描写している。古典作品には、やはり正攻法でいくべきですね。  本編内のすべてに燃え萌えです(あ、虫はカンベン……でも、あのグロさがJP風味なんだからなぁ)。  見所いっぱいのせいか、細かいネタが妙に気に入っています。船長のルガー! 砲兵モデルですよ。船乗りのクセに(w) アンが二匹目のティラノにみつかるシーンは思わず「アン、うしろー、うしろー」とドリフのコント観てるノリに(w) 壊れたカメラとダメになったフィルムを見てブチ切れるカールとか(コイツが一番悪者のはずなんだけど、全然憎めないんですよねぇ)。    興行的には苦戦しているようですが、仕方ないですねぇ。『ハリポタ』『チキンリトル』などファミリー向けがいっぱいある、この時期にマニア臭いっぱいの『ギングコング』なんて……。でも、劇場で観る価値は十分。つか、オタなら観ろ(w)
  EBCDIC様 >冒頭における人々の貧しい暮らしの描写も不要だと考えます。  時代背景とカールやアンが這い上がろうとするモチベーションになっているものなので不要でもないと思いますが。まあ、その辺もJP風味ということで。 |  
  
No.26942 - 2005/12/21(Wed) 12:32 [maple.aitai.ne.jp]  
 
 | >売れない女優のアンがHP高いのは当たり前な気がしますが。何もしないでも仕事がある現代日本のタレントじゃないんだから。デナムもドリスコルも経歴からすればタフなのは当然だし。
   G3さん、あなた『キング・コング』を観ずに発言してますね?  昔の映画そのままだから「ドリスコルも経歴からすればタフ」だなんて思っちゃったんでしょう? 残念でした。この映画のドリスコルは航海士ではなく脚本家です。観た人間なら、そんな勘違いするはずない。  そもそも売れない女優だからHP高いってのも変な理屈だし。
  >に対して「なんで山本さんが正解かどうかを決めるんですか? 正解かどうかは観る側が自分で判断することであって、」とか。
   そう思うなら、映画を観たうえで発言しなさい。自分が観た映画について「自分ならこう思う」と発言するのは自由ですけど、あなたの発言は「山本弘がまた何か書いてるから、イチャモンつけてやれ」という風にしか受け取れません。  映画を観てもいないあなたに、僕の意見が正しいか間違っているかなぜ判断できるのですか?  今後、このような発言はしないでください。このスレで語るのなら「山本弘について」ではなく「『キング・コング』について」の感想をお願いします。ちゃんと映画観たうえでね。
   EBCDICさん、こんにちは。  確かに船のシーンは長いですね。ただ、冒頭のニューヨークの描写は、時代背景を現代の観客に理解させるのに必要かと思います。当時の観客にとっては常識であっても、今の観客には「大恐慌時代」の実感がないだろうし。 |  
  
No.26944 - 2005/12/21(Wed) 14:15 [zaqdb72e8ef.zaq.ne.jp]  
 
 | > そう思うなら、映画を観たうえで発言しなさい。自分が観た映画について「自分ならこう思う」と発言するのは自由ですけど、 >あなたの発言は「山本弘がまた何か書いてるから、イチャモンつけてやれ」という風にしか受け取れません。 >映画を観てもいないあなたに、僕の意見が正しいか間違っているかなぜ判断できるのですか?
  あれあれ?「映画を見てもいないのに」何故発言が正しいか間違っているか。わかるって?
  おかしいなぁ、じゃぁ30話以降の響鬼は?あなたは見てないんですよね?で、他人から「聞いた話だけ」で、あなたは「(30話以降の)響鬼は見る価値無し。と言う判断は『間違っていなかった』」と断じていますが?
  なぜ、番組を見ていないあなたが「他人の意見(感想)が正しいか否か」判断できるのですか?
  他人には「作品を見てから」正しいか否かの判断をしろ。と言い、 自分では「作品を見ずに(伝聞のみで)」間違いと判ずる。
  これって、あなた方の嫌いなダブルスタンダードじゃないのですか?
  この件に関する、明確なお答えお待ちしております。 |  
  
No.26948 - 2005/12/21(Wed) 15:19 [dae1699a.speednet.ne.jp]  
 
 |  皆様、こんにちは。
   さきほど『キング・コング』見てまいりました。いやもうピーター・ジャクソン、『ロード・オブ・ザ・リング』といい『コング』といい大予算を縦横無尽に操って見事に文字通りの大作をつくりあげております。現代ハリウッドで製作規模の大きさにびびることなくきちんと大作を作れる監督といったら、昔、キャメロン、今ジャクソンではないでしょうか(次点エメリッヒ、その次がベイやん)。
   コングの傷だらけの体を見せたあとでティラノサウルスもどきとのいつ終わるともしれない大格闘、やっぱりこの人分かってはるわあ。
   あと思わず「あー、いやなものがでてきたよう」とつぶやいてしまったシーン、あの蟲蟲大行進ですが、あれは『黒い蠍』の地底シーン(蠍のほかに巨大な尺取虫なんかがうようよしている)も入っているのかなあ。 |  
  
No.26950 - 2005/12/21(Wed) 16:10 [ntfkok097180.fkok.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]  
 
 | >  G3さん、あなた『キング・コング』を観ずに発言してますね?
  はい、観てません。
  >  昔の映画そのままだから「ドリスコルも経歴からすればタフ」だなんて思っちゃったんでしょう? 残念でした。この映画のドリスコルは航海士ではなく脚本家です。観た人間なら、そんな勘違いするはずない。
  残念でした。オリジナルの「コング」なんて覚えちゃいません。公式ページの紹介記事見て書きました。私は別にドリスコルが航海士だからタフだなんて思ってません。映画業界人でしょ、二人とも。30年代の映画人ならタフで当然。連中は体張って映画作ってますから。今以上に。
  >  そもそも売れない女優だからHP高いってのも変な理屈だし。
  売れる、売れないに限らずあっちの女優ってすごいタフなんですが。売れてるより売れてない方が努力もしてるはずだし。ご存じない? わざわざ現代日本のタレントと比べたのに理解できませんでしたか。
  >  そう思うなら、映画を観たうえで発言しなさい。自分が観た映画について「自分ならこう思う」と発言するのは自由ですけど、あなたの発言は「山本弘がまた何か書いてるから、イチャモンつけてやれ」という風にしか受け取れません。
  はて? 私は山本さんにイチャモンなんか付けてませんが? 被害妄想じゃないですか? もう一度私の書き込みをちゃんと読んでみてはいかが? 私は「コングを擬人化してない事が正解」と山本さんが勝手に決めた事に対し、それを決めるのは山本さんじゃないんじゃないかって言ってるに過ぎません。観た側が何が正解かを勝手に決めて他人に押しつける事って変じゃないですか? これって映画を観る以前の問題でしょ? 「キングコング」に限った話じゃないんだし。
  だいたい完成された映画なんだから、その内容全てが「正解」なのは決定済み。もちろん、それに対し観客が「正解」「違う」って感想言うのは自由ですが。でも、それって個人が決めることでしょ? 誰かに決めて貰う事じゃなくて。
  >  映画を観てもいないあなたに、僕の意見が正しいか間違っているかなぜ判断できるのですか?
  はぁ? 私がいつアナタの意見を否定しましたか? なんで正解かどうかをアナタが勝手に決めるのか?って話ですが?
  つーか、やっぱ反応してるとこが変です。EBCDIC氏へのレスで、やるならこんな感じでやりますってとこに反応してどーすんです? どーせなら「コング輸送の謎」とか「最大の欠点」にレスが欲しかったな。
  >  今後、このような発言はしないでください。このスレで語るのなら「山本弘について」ではなく「『キング・コング』について」の感想をお願いします。ちゃんと映画観たうえでね。
  はいはい。でもその頃には無くなってるはずですがね、ここは。 |  
  
No.26951 - 2005/12/21(Wed) 16:13 [231M04.rivo.mediatti.net]  
 
 | >おかしいなぁ、じゃぁ30話以降の響鬼は?あなたは見てないんですよね?
   あれれ、おかしいなぁ?  僕は30話・31話は見たって確かに書いたはずなんだが……。
   なんでこう、僕が書いてもいないことに噛みついてくる人がいるのか。  |  
  
No.26953 - 2005/12/21(Wed) 16:40 [zaqdb72e8ef.zaq.ne.jp]  
 
 |  おっと、よく見たら書き間違えてた。
  > 29、30話はがまんして見ました。しかし31話で、布施明が警官に向かって「私が強盗に見えるのか!」と言ったうえに(警官が見た目で人を判断したらまずいだろう)、桐谷が「どうやってヒビキさんに取り入ったんだ。君みたいな何のとりえもない奴が」と言いやがったもんで、ついにギブアップ。テレビのスイッチ切りました。
   正しくは「30、31話はがまんして見ました。しかし32話で」ですね。ごめんなさい、訂正しておきます。  何にしても、『キング・コング』と関係のない話題なんでここまで。 |  
  
No.26954 - 2005/12/21(Wed) 16:50 [zaqdb72e8ef.zaq.ne.jp]  
 
 | > その後の展開は知り合いから聞いたり、入ってるコミュで読ん>だりして知ってます。「えー、そんなことになってんの!?」「見>てなくて良かった!」と胸をなで下ろす日々です(^^;)。
  山本先生。同じレスでこう言って、見てないのに他人の意見だけで判断されてるようですが。 |  
  
No.26972 - 2005/12/22(Thu) 00:35 [36.121.99.219.ap.yournet.ne.jp]  
 
 | > 山本先生。同じレスでこう言って、見てないのに他人の意見だけで判断されてるようですが。
  山本氏の最大の欠点がこれですね。時と場合と相手によって、言ってる事がコロコロ変わる。この件でアンチなった人はかなり多いと思いますよ。
  念のために言っておきますが、アンチは最初からアンチだったわけではありません。山本氏によってアンチにされたのです。 そのことをお忘れなく。 |  
  
No.26976 - 2005/12/22(Thu) 05:17 [218.231.165.123.eo.eaccess.ne.jp]  
 
 | G3 >「キンゴジ」でコングが筏で運ばれるシーンがあるのは 「逆襲」の立場が、、、。 キンゴジでもオリジナル同様に到着してから逃げても良い訳で ストーリーを考える同業者の嗅覚では余程気になったんでしょうねぇ。
  サーラファン様 >他人の意見だけで判断されてるようですが 懐かしの小学生時代、誰しも読書感想文を書く際に厳重注意された経験が あると思いますが、粗筋や展開の説明と意見は全然別物です。 (前者は技術、後者は価値判断) |  
  
No.26978 - 2005/12/22(Thu) 07:20 [softbank219168028052.bbtec.net]  
 
 |  いつの間にやら『キング・コング』を語るスレから、山本氏を批判するスレに…
   別に山本氏を批判するのはかまわないけど、何も、このスレでやらなくてもいいんじゃない!?   せっかく楽しい映画を観て、そのことを語りたいと思ってきたのに、気分ブチ壊しですよ!
   また、映画も観ずにレスつけたり、関係ない『響鬼』の話に持ってく人も論外だけど、山本氏の対応も稚拙すぎ!  こういうのは徹底無視か、もし対応しようというならもっとソフトに寛容的にやらないと、反発されるのは当たり前じゃないですか。  山本氏は管理人として、およそ考えられる限りの選択肢の中で、最悪に近い対応を選んでいると思えます。  これは、どっちの言ってることが正しいとか間違ってるとかいうのとはまるっきり別問題の、コミュニケーション方法の問題です。
   とにかく、こんなに素晴らしい映画のことについてさえろくにまともな議論ができないような掲示板なら、閉鎖するのが正解ですね。   |  
  
No.26985 - 2005/12/22(Thu) 15:23 [p1189-ipbf07akita.akita.ocn.ne.jp]  
 
 |  で、まぁ、(なにごともなかったかのように)『キングコング』の話題ですが…
   やっぱり、「アンが異常に丈夫」っていうのと「どうやってコングをニューヨークまで運んだのか」っていうのは、これを観た人が一様に思う疑問だと思うんですが。
   特にアン。彼女の前歴がもしオリンピックの金メダリストだとしても、あの身のこなしと体力の多さ、そして精神力はスゴイと言わざるを得ません(笑)  僕だったら、絶対途中でへたばってますよ。っていうか、森の中でトカゲより速く走れる(しかも裸足で!)って、人間の力を超えてないかという気が…  アレは多分、火事場のクソ力的なものが働いてるんでしょうね。
   で、コングをニューヨークに運んだ方法ですが…  あの、コングが眠らされた時点で、何人の人が生き残ってたんでしょう? カールは「島で17人が亡くなった」みたいなことを言ってましたが、それですむのかな? 画面でみてると、もっと死んでるような気がしましたが…  生き残ってた人の数も、最後には10人もいなかったんじゃないのかな? それでどうやってあの巨体を運んだのか…  あ、でも、半舷上陸だったとしたら、最初に上陸したのと同人数くらいがまだ船に残ってたのだろうか? それにアレは貨物船だったから、クレーンとかもついてたのかも。  案外、船に荷物を乗せる作業だけならお手の物だったのかもしれませんね。  しかし、運んでる最中は、いつ目を覚ますかで気が気じゃなかったでしょうねぇ(笑) そういうシーンも見てみたかったような気もします。  
    ★ヨコヤマ さんへ >「アン、うしろー、うしろー」  僕も思わず言いそうになりました、それ!(笑) またあのティラノの頭もイイ感じに後ろに…
  >壊れたカメラとダメになったフィルムを見てブチ切れるカール  あの虫虫大行進は、これを見せるために必要だったのかな?  でもイヤだ~~この虫シーンだけカットするわけにはいかなかったんでしょうか?  このシーンさえなければ、無条件で万人に勧められる面白い映画なのに… |  
  
No.26986 - 2005/12/22(Thu) 15:45 [p1189-ipbf07akita.akita.ocn.ne.jp]  
 
 | >山本氏は管理人として、およそ考えられる限りの選択肢の中で、最悪に近い対応を選んでいると思えます。
  旧ニフティ・サーブのフォーラムのような、複数の運営者がいる中での「シスオペ」という立場ならそういう必要があるでしょうが、この掲示板はもともと山本さんが自分の趣味のために開設したものだし、ああいうノリでのツッコミやレスの付け方は山本さんの芸風(だと私が勝手に思っているだけですが)で、それは掲示板開設当初から変わっていなかったはずですがね。
  >とにかく、こんなに素晴らしい映画のことについてさえろくにまともな議論ができないような掲示板なら、閉鎖するのが正解ですね。
  スレッドのタイトルが示すとおり、山本さんは「よくぞこんな素晴らしいものを作ってくれた!」というスタンスでこのスレッドを作ったのに、当の映画も観ていない人や、単に山本さん嫌いというだけの人達から妙ないちゃもんつけられたら、それは誰だって反発して当然です。
  そういう状態で山本さんが彼らへ返したのがあのレスですから、あれこそ山本さん流だと私は思っています。
  それがどうしても納得できないと思うなら(趣味や意見が合わないのなら)去るのはその人の自由だし、山本さんもそういったことに嫌気がさした故に、パブリックな掲示板をやめてmixiへの移行を決められたのでしょうし。
  お目汚し失礼しました。 |  
  
No.26991 - 2005/12/22(Thu) 21:20 [pool-71-103-184-22.lsanca.dsl-w.verizon.net]  
 
 | えー、主に「2次元世界の日常」などにちょこっとしか発言していない者ですが、最後にご挨拶を。
  『キング・コング』本当に良かったですね! 前日に33年のオリジナル版をDVDで観てたっぷり堪能した後、劇場で鑑賞。いやもう、言うことありませんでした。
  ブロントサウルスの大暴走で興奮! もつれて逆立ちになるブロントサウルスを初めてみた! Vレックスとの大死闘で阿鼻叫喚! コング、あなたは格闘技の達人ですか!? 最後までアンを落とさなかったし。 そして、例の「口裂き」でトドメ! レックスの口に手をかけた時点で「おっ、くるかくるか!?」とワクワク、ついにオリジナル版と同じく不気味な効果音とともに見事に決めて「きたーっ!」(喜)
  恐竜好きとしては、ティラノサウルス(もどき)がゴリラに倒されるなんて本来許しがたいことなんですが(笑)、この映画だけは別! 大満足! それにしても、エンパイアステートビルから墜落するコングの切ないこと・・・。そして、そのコングに群がって写真を撮る人間どもの浅ましいこと!
  最後に山本弘先生へ。 『トンデモノストラダムス本の世界』『こんなにヘンだぞ! 空想科学読本』などで私の蒙を啓いて下さったことに感謝します。これからのご活躍も期待しています。
  〆 |  
  
No.27016 - 2005/12/27(Tue) 00:17 [tcn025016.tcn-catv.ne.jp]  
 
 |  まだ映画をご覧になっていない方へ.  以下,ネタバレの類を含みます.  ただしミステリーのジャンルではないので,お読みになってもそれほど興ざめはしないものと愚考します.  その上で,多くの方に映画館へ足を運んでいただきたいので,ここが面白いよ,と興味を引けそうなネタをご紹介していきたいと思います.
   まず何と言っても大画面です.  目測で大きさ15~30フィートほどの,てぃらのざうるすとコングの格闘シーンは,ぜひ映画館のスクリーンでご覧下さい.  ヒロインのアン・ダロウを間に挟んで両雄が睨み合うスチール写真は,おそらくみんさん一度は目にされているのではないでしょうか.  あの写真から想像するイメージの最低3倍すごい映像を,ピーター・ジャクソン監督は用意してます.これは断言.  しかも,それが三次元空間戦闘を繰り広げます.いや本当に三次元なんですよ,赤青メガネで飛び出したりはしませんけど.  だから3の三倍で9倍アンがモミクチャにされます.なにせコング,ヒロインをつかんだまま闘いますから.  猿はつかんだ食べ物を放さないから穴から手を抜けない,なんてよく言われますが,もう少しだけコングは利口です.だからアン,実は放り出されます,空中に.  いやあ,ヒット・ポイントが高くて本当に良かったよかった. (ちなみに自分はテーブルトーク・ロールプレイング・ゲームのゲーマーとして,ストーリィ中盤の舞台である髑髏島の住民たちの描写も含めて,「こりゃあd20版コール・オブ・クトゥルフだな,ベーシックRPG版じゃあHPが足りねえ」と考えてしまいました)  ああ,そうそう3時間のストーリィの半分は上記のようなアクションシーンです.ただ,それ以外のシーンをうまい具合に挿入しているので,緊張の緩急はついてます,大丈夫.
   で,このアクション・シーン以外も見どころです.1933年のニュー・ヨークは大不況と禁酒法の時代の雰囲気がよく伝わります.ベンチャー号での航海は海洋物のお約束を踏まえてますし,髑髏島の住人との遭遇は,上にも書きましたが,ピー・ジャック監督お得意のホラー風味です. (おかげでコングが登場するまでも,それほど長くは私は感じませんでしたが,まあここは人によりけりでしょう)  そこからも失われた世界,パニックムービー,そして空戦映画と,何と一粒で七倍おいしくいただけます.奥さん,これはもう観るしか!
   また月刊少年ジャンプに掲載されているマンガ版と,田中芳樹さんのノベライズ版を副読されると映画がより楽しめると思います.  マンガ版は,髑髏島に上陸する前をバッサリとカットしてストーリィの疾走感を高めているので,あらかじめ筋を押さえておきたい方にはピッタリ.  ノベライズ版は,映画だけでは分かり難い1930年代の時代背景や,懐かしい空想科学冒険活劇のような補完設定にあふれていて,キング・コングTRPGの設定資料集にも使えそうです.(ただこれは私の感想ですが,かなりお説教臭い話が多いです,多分C・S・ルイスや曲亭馬琴なみに)
  >コングを船に載せるには いやあ私,船長役のプレイヤーだったらと考えましたら, 「髑髏島の住人へ銃を突きつけ《脅迫》技能で働かせ,《薬学》技能と《博物学》技能を駆使してクロロホルムでコングを眠らせたままにしておく」という作戦を思い付きました.船長のバックグラウンドは密猟・密輸関係ですから高い成功値を割り振っているのではないかと.まあ悪いプレイだとは自分でも思いますが(w |  
  
No.27026 - 2005/12/27(Tue) 05:02 [kawasaki001-103.ppp-1.dion.ne.jp]  |