- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.540
感想
- 投稿者:きよきよ
- 2001年08月03日(金) 17時53分
フェルナーといいアンネローゼといい、浮沈戦艦さんってこの二人に
あまり良い感情を持っていないんでしょうか?
あまりにも哀れな最後なものですから・・・・
合唱
- 親記事No.533スレッドの返信投稿
- board4 - No.541
Re:初めまして
- 投稿者:小村損三郎
- 2001年08月04日(土) 00時59分
> …いえ、ちょっと最近2chに入り浸ってた時期があって、
> いささかインターネット不信気味になってたもので<自業自得(^^;
> いや、あそこはマジでひどいです。
> 文字通り、ネットの掃き溜めですね。
> そんなところに入り浸っていた自分が愚かなんですが…
まあ、2chには2chの良さがあります。
僕も時たま書き込んでますし。
(シャア板とかだけどね。)
軽いテーマを中心にマターリと楽しんでいればいいのではないかと・・・。
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.542
Re:いや
- 投稿者:不沈戦艦
- 2001年08月04日(土) 01時18分
> フェルナーといいアンネローゼといい、浮沈戦艦さんってこの二人に
> あまり良い感情を持っていないんでしょうか?
> あまりにも哀れな最後なものですから・・・・
>
> 合唱
そういうことではないんですが・・・・・・
しかし、そんなに無惨ですかね?
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.543
それほど悲観的な状況ではないかと
- 投稿者:北村賢志
- 2001年08月04日(土) 05時42分
タンネンベルク候はかなり悲観的な見通しのようですが、勿論予想外の事態であることは確かとしても、それほど悲観するような状況ではないかと思います。
ラインハルト軍は確かに数で5割強勝っています。しかしそれ以外の点を考えると
1,帝都が攻撃される事は分かっており、奇襲はあり得ない。
2,ラインハルト軍は「手持ちの物資」でしか戦えず、今後の補給のあてもない。
3,ガイエスブルグからの兵力が接近していることは自明の事であり、時間的な枠がはめられている。
従って
「ラインハルトは『完全に勝たねばならない』のに対し、タンネンベルクは『完敗さえしなければ勝ち』であり要求される『勝利条件』が全く違う」
ことになります。
加えて
4,ラインハルトは一度分散させた戦力を再度集合させ、かつ一気に帝都までくるとすれば兵士も消耗する。
5,帝都の失陥やヴェスターラントなどの件で兵士の志気でも不利。
6,上と同様、今回の作戦が「姉の仇討ち」だと見なされると兵士の志気は更に下がる。
7,少なくともラインハルトとキルヒアイスは平常心で戦えそうにない。
8,ロイエンタールが不在。
等々ラインハルト陣営にとって不利な状況が目白押しです。タンネンベルク陣営の不利は「数で劣る」だけですから、十分互角以上に戦えると思われます。
強いて言えば「タンネンベルク陣営が不利ではない」というところでしょうか。
あと時間稼ぎをするなら
「今回のアンネローゼ死亡報道は帝都を攻撃させようとするタンネンベルクの謀略で、ラインハルトの全軍を帝都におびき寄せ、無事なアンネローゼの姿を見せて、以前にキルヒアイス艦隊に対して行ったように攻撃する策だ」
という情報を流せば、少なくともラインハルトは情報の真偽を確かめるまで動けないでしょうから(勿論「アンネローゼに生きていて欲しい」という心理も働くはずです)、一週間やそこらは十分に稼げるかと思います。
何か不沈戦艦さんに対する「揚げ足取り」のようになって申し訳ありませんが、ご容赦下さい。
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.544
Re:ロイエンタールの去就
- 投稿者:平松重之
- 2001年08月05日(日) 08時32分
うーむ、アンネローゼの死は予想してはいましたが、いざ直面すると強烈ですね。
まあ、それはさておき、ロイエンタールの方ですけど、彼はタンネンベルク侯に降伏はしないでしょう。彼は貴族社会というものに深刻な不信感を抱いているみたいですから。
第9巻P128~129
「貴族とは、度しがたいもの。滅ぼしてしまうべきではないか」
その思いは、少年のころからロイエンタールの精神世界に根をはりめぐらしていた。彼の母親が、貴族社会のなまあたたかい湿地帯で、どれだけ精神を頽廃させていたか、彼は知っていた。知りたくもないことを、知らされていたのだ。
例えタンネンベルク侯個人が忠誠を尽くすに値する存在であっても、彼に頭を下げるのは、その後ろにいるリッテンハイム公や他の門閥貴族に頭を下げる事に等しいですから、ロイエンタールには不可能な事なのではないでしょうか。
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.545
Re:それほど悲観的な状況ではないかと
- 投稿者:S.K
- 2001年08月05日(日) 11時13分
小村さん、失礼いたします。
お楽しみは不沈戦艦さんの数日後の続編という事になりますが、私はタンネンベルグ候はかなりの危機意識を抱いて然るべきと判断します。
確かに小村さんの言われる安心材料はあるのですが、反面かなりの不安材料がタンネンベルグ候陣営には存在しますのでそれを提示してまいります。
まず、前提として「事アンネローゼの処遇に限ってタンネンベルグ候が人道を優先するという信用は、戦役の当事者には殆どなきに等しく一般民衆にもそこそこの疑念は抱かれているであろう」との見解に立っております事をご了承下さい。
1.ラインハルト陣営の再結束
今回のアンネローゼ暗殺が公になった事により、おそらく一時的にせよヴェスターラントの一件で亀裂の入ったラインハルトとキルヒアイスの関係はより強固に修復されるでしょう。
キルヒアイスの冷静さに対する懸念は、ビッテンフェルト当りと組ませて先陣を切ってもらえばかえって突破力、破壊力の増強を見込む事も出来ましょう。
ラインハルトについてはオーベルシュタインが「キルヒアイス大将が拓いた道を通って直接タンネンベルク候に思い知らせてやるがよろしいでしょう」とでも進言しておけば本陣待機も甘んじて受け入れると思いますので戦術的陣形編成についてもあまり問題は出ないのではないでしょうか。
将兵の士気については小村さんが指摘された「所詮私怨と思われて低下する」可能性とどちらに転ぶかの博打的要素ですが、私は「非力な女性を利用しつくして惨殺したタンネンベルク候はやはり俺達民衆の、いや人道の敵だ!」との熱狂的上昇が起こる可能性を示唆いたします。
誰だとて自陣営を「賊軍」と思ったままでいたくはないでしょうし、一度ラインハルト陣営に属した以上堂々の大義名分をもって貴族連合軍に勝利したいのが人情ではないでしょうか。
さらに今回はラインハルト自らがヴェスターラントの時は忌避したアジテーションを率先して行うでしょうから視覚効果も抜群でしょう。
加えてオーベルシュタインが巧く立ち回れば、ヴェスターラントの汚れ役もタンネンベルク候に転嫁する事は不可能事ではないでしょうし、そうなればオーディンの一般民衆の反発、暴動に対する対策の考案もタンネンベルク候には必要となります。
ヤンファミリーよろしくタンネンベルク候陣営の総体的戦略構築もかなりの比重でタンネンベルク候個人にかかっている状況を考えますと、候が対ラインハルト艦隊戦に専念できない状況といいますのはやはりかなり苦しいのではないでしょうか。
2.ガイエスブルグ離脱艦隊の不安定性
元々この艦隊の総指揮官たるメルカッツ提督は現体制の存続に深刻な疑念を抱いており、ガイエスブルグの離脱も言ってみれば緊急避難的な物でした。
そこに「タンネンベルク候によるアンネローゼ惨殺」などという情報が入れば、ラインハルト軍への参入まではないにせよタンネンベルク陣営への不参加及び離脱艦隊の総指揮放棄は充分に有り得るとおもわれます。
そうなると、タンネンベルク候揮下4将の直属艦隊2万はともかく残りの門閥貴族の私兵艦隊の統制は極めて難しい物になるでしょう(本編でも出向組4将が離脱艦隊の統制に対する懸念を表明し、タンネンベルク候の「メルカッツ提督に総指揮を依頼する」との発言で初めて任務遂行に現実性を見出す下りがありました)。
手柄欲しさで先走って戦況も弁えずにラインハルト軍に攻撃を加えてタンネンベルク候本陣との連携を阻害されるだけでも多分に有害ですが最悪タンネンベルク候劣勢と思いこんだ場合自分の本領安堵の為に身近の出向組4将の首を手土産にラインハルトに寝返る貴族も出ないとは限りません。
5万の援軍を当てに持久戦を敢行するタンネンベルク候の元に駈けつける援軍が当初の2万をさえ割り込んだ時、タンネンベルク候といえども宇宙の塵と化す覚悟が必要になるでしょう。
もちろんロイエンタールの有効活用や、おそらく現時点では貴族連合軍に所属しているであろうファーレンハイト、アイゼナッハ、レンネンカンプの諸提督の艦隊の現在位置などまだまだタンネンベルク候に有利に転びそうな未知数の札はありますがそこは未知数、タンネンベルク候としてはしばらく脊髄の凍結しそうな戦慄と縁を切る事はなまじ広い目で状況が把握できるだけに難しいのではないかと思われます。
不沈戦艦さんには当て推量での好き勝手を申し上げた事をお詫びいたします。
それでは。
- 親記事No.480スレッドの返信投稿
- board4 - No.546
初めまして
- 投稿者:佐々木公彦
- 2001年08月05日(日) 15時12分
初めまして、佐々木と申します。
前にここの掲示板に書きこんだことがあるのですが、
アスターテでの同盟軍の基本戦術は帝国軍が救援の望めない状況で、合計すれば自分たちの2倍になる敵軍に包囲されつつある状況でおとなしく待っている。と言うのを前提にしておりそれは実際には100%ありえません。(敵軍司令官と参謀長が「奴らは阿呆だ」との意見を一致させるほどの人物なら話は別ですが)
だから、話を作るならアスターテでは傷み分け、そして帝国の内戦に破れた勢力が同盟と手を結んで、ラインハルト軍と戦うと言う話はどうでしょう。
アスターテでの敗北が無ければ13艦隊創設は無いので、イゼルローンは帝国軍の手にあります。
だから、帝国は内戦が出来るでしょう。
- 親記事No.523スレッドの返信投稿
- board4 - No.547
前提から
- 投稿者:本ページ管理人
- 2001年08月05日(日) 15時38分
> 管理人さんの書かれた文章の中で、
> “「小説の世界のことだから」と逃げをうてる”
> という点を幾度も問題点として上げられていましたが、
> 実際問題として、たとえ小説であろうと論評的な性質を
> 含む部分に関してはそういった“逃げ”は通用しないと
> 思います。
そうでしょうか?
媒体が小説(しかも少年少女向けで妖怪ドロンドロンの伝奇小説)であると言うこと自体で、既に逃げが通用していると思うのですけれど。
> この作品のように“オリジナルが容易に推察出来るように
> 書いた”論評が多用されている場合はなおさらです。
> 田中氏が実際にそういった“逃げ”をとっている文章が
> どこにあるのか、管理人さんの書かれた文章の中では
> 紹介されていなかったように思うのですが、よろしければ
> どこでこういった“逃げ”をうったのか教えていただけ
> ませんでしょうか?
過去ログはもちろん、本論にもこの類はかなりあると思いますが。
-
- board4 - No.548
存在より維持できるのが変
- 投稿者:佐々木公彦
- 2001年08月06日(月) 15時52分
フェザーンですが、確か帝国が同盟の存在に気付く前に作られたはずなので出来たのは特に不思議に思わなかったです。
それより維持できるほうが変な気がします。
フェザーンは自分自身では特に何の富も生み出しておらず。
両国に投資する。
両国間の貿易中継点になる(地球教徒輸送なども含む)。
この二点しか金儲けの道はありません。(両国の国内輸送も有るけど)
一番は元手がかかります。
その元手は両国の戦争外債しかありえない(フェザーン国債には裏打ちが無い
2番は規模が小さすぎます。
国内輸送は両国の国内業者との競争です。
酔って、フェザーンが維持できる。それも12%の国力をもち得るのは不思議に思えます
- 親記事No.522スレッドの返信投稿
- board4 - No.549
Re:新作情報
- 投稿者:太郎
- 2001年08月07日(火) 14時56分
ちょっと前に、「薬師寺涼子の怪奇事件簿3」が8月に出るようですと書き込みしたんですが、今月出る予定はないようです。
もともとの情報が間違いだったのか、予定が出たあと変更になったのかはわかりませんが、なんだか残念なようなほっとしたような複雑な気持ち。
- 親記事No.548スレッドの返信投稿
- board4 - No.550
Re:存在より維持できるのが変
- 投稿者:zero
- 2001年08月07日(火) 15時01分
> それより維持できるほうが変な気がします。
> フェザーンは自分自身では特に何の富も生み出しておらず。
> 両国に投資する。
> 両国間の貿易中継点になる(地球教徒輸送なども含む)。
> この二点しか金儲けの道はありません。(両国の国内輸送も有るけど)
>
> 一番は元手がかかります。
> その元手は両国の戦争外債しかありえない(フェザーン国債には裏打ちが無い
地球強辺りの隠し資産あたりが大元になっているのでは?
後は「フェザーン人の才覚でガンガン稼ぎまくった」(^^;
自治政府は税収で潤うだろうし、一旦資本が出来てしまえば
それを元手に増やすだけでしょう。
基本的に、フェザーンは「非武装」なので、軍備にお金や労働力を
使う必要がありません。
経済活動に特化した集団が規模を上回る他集団より経済的に潤う
というのは、「幕末の薩摩」「戦後の日本」が証明していると思うのですが。
フェザーンに「国債」があったのかは記憶にないのですが、自治政府に
国債分の以上の外貨(この場合は帝国マルク)準備があればいいのでは
ないですか?
> 2番は規模が小さすぎます。
> 国内輸送は両国の国内業者との競争です。
帝国に於いては、「商才のある者」がフェザーンに流れただろうし、
同盟は、開戦後は人的資源軍部へシフトしてきたので、能力低下して
いるだろうからフェザーン人は負けないと思います。
それに、経済活動は何も「輸送」だけではないです。
> 酔って、フェザーンが維持できる。それも12%の国力をもち得るのは不思議に思えます
まぁ、この「国力」というのが何を指してるのか分かりませんが、
「経済力」という事なら、人口比からもそんなモンじゃないですか?
1惑星に「銀河系の人口の1割」というのは確かに多い気がしますが・・・
- 親記事No.480スレッドの返信投稿
- board4 - No.551
Re:初めまして
- 投稿者:クロイツェル
- 2001年08月07日(火) 16時15分
> 初めまして、佐々木と申します。
どうも、はじめまして。新参者ですが、これからもよろしく。
> 前にここの掲示板に書きこんだことがあるのですが、
> アスターテでの同盟軍の基本戦術は帝国軍が救援の望めない状況で、合計すれば自分たちの2倍になる敵軍に包囲されつつある状況でおとなしく待っている。と言うのを前提にしておりそれは実際には100%ありえません。(敵軍司令官と参謀長が「奴らは阿呆だ」との意見を一致させるほどの人物なら話は別ですが)
あり得ないと言われましても、同盟は原作中でそのあり得ない事を行ってるんですが(笑)。ラインハルトが「やつらは阿呆だ」との意見を一致させるほどの人物だったとは思えませんし。まあ、ウェンリー伯爵とラインハルト・ミューゼル君の立場を入れ換えたらどうなるか、というのが骨子ですから、その他の所は原作を踏まえてやるつもりですので、ご容赦を。
ちなみに、同盟がこういう愚かな行動をとった理由って、過去数百年、帝国もこういう局面で愚かな行動をとってきたから、っていう可能性はありませんかねえ?
> だから、話を作るならアスターテでは傷み分け、そして帝国の内戦に破れた勢力が同盟と手を結んで、ラインハルト軍と戦うと言う話はどうでしょう。
> アスターテでの敗北が無ければ13艦隊創設は無いので、イゼルローンは帝国軍の手にあります。
> だから、帝国は内戦が出来るでしょう。
これは後で書くつもりだったんですが、丁度話が出てきたので少し。ラインハルトの代わりにウェンリー伯爵がいる場合、帝国に内戦って起こるんでしょうかねえ?ウェンリー伯爵には権力的な野心はないでしょうし、ブラウンシュヴァイク公とリッテンハイム侯の権力争いだけでは内戦までは至らないと思うのですが…どうでしょう?
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.552
Re:なかなか難しいですね
- 投稿者:不沈戦艦
- 2001年08月07日(火) 17時56分
> 1,帝都が攻撃される事は分かっており、奇襲はあり得ない。
> 2,ラインハルト軍は「手持ちの物資」でしか戦えず、今後の補給のあてもない。
> 3,ガイエスブルグからの兵力が接近していることは自明の事であり、時間的な枠がはめられている。
>
> 従って
>
> 「ラインハルトは『完全に勝たねばならない』のに対し、タンネンベルクは『完敗さえしなければ勝ち』であり要求される『勝利条件』が全く違う」
>
> ことになります。
これはその通りですけど、問題は兵力差ということですね。ラインハルト側にも問題はありますけど、タンネンベルク側も楽ではないでしょう。相手の方が兵力は上で、有能な将帥も揃っているのでは。それと、物資に関しては、帝都失陥ということになれば、ラインハルト側が物資入手ルートを掴むことができるという訳ですので、勝てばラインハルト側には問題はありません。むしろ、物資欲しさに死に物狂いで戦うかも。
> 4,ラインハルトは一度分散させた戦力を再度集合させ、かつ一気に帝都までくるとすれば兵士も消耗する。
> 5,帝都の失陥やヴェスターラントなどの件で兵士の志気でも不利。
> 6,上と同様、今回の作戦が「姉の仇討ち」だと見なされると兵士の志気は更に下がる。
> 7,少なくともラインハルトとキルヒアイスは平常心で戦えそうにない。
> 8,ロイエンタールが不在。
4.に関してはメルカッツのガイエスブルグ軍も同じでしょう。ま、さすがにオーディンで待っているだけのタンネンベルク軍とは比較できないでしょううが。5.については、「所詮ローエングラム侯も貴族と同じ」までであって、貴族連合軍の兵士の士気だけが取り立てて高い(タンネンベルク軍は戦勝で士気は上がっているでしょうけど)という程のことでもないでしょうし。6.は、どうでしょうかね。「帝都を奪い返して、我が軍の正義を取り戻す」とでも説明すれば、あまり気にしないかも知れません。それで、7.には、亀裂が入りかけていたラインハルトとキルヒアイスの仲が修復する、というメリットもあります。あの二人にとって、「ヴェスターラントの虐殺」などは何十万人死のうと所詮は他人事であって、「アンネローゼの死」に比べればどうでもいいような話でしょうから。また、8.はそれでも、艦隊司令官一人だけの話ですから、致命傷にはならないでしょう。キルヒアイスもミッターマイヤーもいますし。
> 「今回のアンネローゼ死亡報道は帝都を攻撃させようとするタンネンベルクの謀略で、ラインハルトの全軍を帝都におびき寄せ、無事なアンネローゼの姿を見せて、以前にキルヒアイス艦隊に対して行ったように攻撃する策だ」
多少ネタばらしですけど、「真偽」については、オーベルシュタインがはっきりと宣告してしまうことにします。何しろ、「黒幕」なので、何があったのか一番良く知ってますから。それに、「映像付き」で、アンネローゼが撃たれて死ぬ瞬間まで流された、という設定にしていますから、いかにラインハルトの「姉上には生きていて欲しい」という願望があったにしても、「真偽」を疑うことは難しいでしょう。
取り敢えず、こんなところですね。
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.553
Re:示唆されることも多いです
- 投稿者:不沈戦艦
- 2001年08月07日(火) 18時08分
> 1.ラインハルト陣営の再結束
> 今回のアンネローゼ暗殺が公になった事により、おそらく一時的にせよヴェスターラントの一件で亀裂の入ったラインハルトとキルヒアイスの関係はより強固に修復されるでしょう。
ここはそうなんですよね。ラインハルトとキルヒアイスの亀裂はなくなってしまう訳で。それと、実際にオーディンに辿り着くまでに、かなりの時間がありますし、二人とも多少は落ち着きを取り戻すことができる訳です。なおかつ、本家銀英伝のように、「キルヒアイスがラインハルトの目前で、血を噴き出しながら倒れて死んだ」のとは違い、遠い惑星上での出来事な訳です。いかに、アンネローゼが死ぬところの映像を見たにせよ。しかも、「かたき」はのうのうと生きている。「このかたき、死んでも取る!」という方向に、容易になるでしょう。戦力が上で闘志が充実している相手との戦いになるので、タンネンベルク侯爵にとっては楽ではない、との設定です。
> 2.ガイエスブルグ離脱艦隊の不安定性
うーむ、能力には疑念があるものの、さすがに貴族連合は貴族連合ですから、今更「金髪の孺子に尻尾を振ろう」と言う者は、ほとんどいないのでは。本家銀英伝のガイエスブルグ陥落のような状況にでもならない限り。「嫌になって逃げ出す」という者は、いるかも知れませんけどね。でも、タンネンベルク側が勝った場合、「新皇帝に従わなかった不忠者」となってしまうのですから、脱出も躊躇うかも知れません。
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.554
Re:ロイエンタールの去就
- 投稿者:不沈戦艦
- 2001年08月07日(火) 18時13分
> うーむ、アンネローゼの死は予想してはいましたが、いざ直面すると強烈ですね。
> まあ、それはさておき、ロイエンタールの方ですけど、彼はタンネンベルク侯に降伏はしないでしょう。彼は貴族社会というものに深刻な不信感を抱いているみたいですから。
>
> 第9巻P128~129
>
> 「貴族とは、度しがたいもの。滅ぼしてしまうべきではないか」
> その思いは、少年のころからロイエンタールの精神世界に根をはりめぐらしていた。彼の母親が、貴族社会のなまあたたかい湿地帯で、どれだけ精神を頽廃させていたか、彼は知っていた。知りたくもないことを、知らされていたのだ。
>
> 例えタンネンベルク侯個人が忠誠を尽くすに値する存在であっても、彼に頭を下げるのは、その後ろにいるリッテンハイム公や他の門閥貴族に頭を下げる事に等しいですから、ロイエンタールには不可能な事なのではないでしょうか。
実は、ロイエンタールは取り敢えず取り上げてはみましたけど、これ以上の役割はないんですよ、この話の中では。逃げ出すのも不可能になりましたし。それに、旧体制の中でも、貴族たちに不満ではあったでしょうが、軍人生活を続けてはいた訳ですし。「貴族たちと同じ陣営に居ることは絶対にできない」と思っていたのなら、とうの昔に同盟に亡命でもしていたのではないでしょうか。
ということで、「内心不満ながらも、取り敢えずはタンネンベルク侯に従う」という選択は、あり得ると思いますけど。どの道「猛禽」ですから、誰が上になろうと不満を持つタイプでしょうし。
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.555
Re:ミッターマイヤーの去就
- 投稿者:平松重之
- 2001年08月07日(火) 19時08分
> 実は、ロイエンタールは取り敢えず取り上げてはみましたけど、これ以上の役割はないんですよ、この話の中では。逃げ出すのも不可能になりましたし。それに、旧体制の中でも、貴族たちに不満ではあったでしょうが、軍人生活を続けてはいた訳ですし。「貴族たちと同じ陣営に居ることは絶対にできない」と思っていたのなら、とうの昔に同盟に亡命でもしていたのではないでしょうか。
> ということで、「内心不満ながらも、取り敢えずはタンネンベルク侯に従う」という選択は、あり得ると思いますけど。どの道「猛禽」ですから、誰が上になろうと不満を持つタイプでしょうし。
あまり本筋とは関係ないけど軽く言及してみます。
ロイエンタールはこれまでは門閥貴族に直接的に従っていたという訳ではないので、やはりタンネンベルク侯の直臣になるのは前に書いた貴族達への不信感を忖度した限りは抵抗があると思うんですよ。
それにタンネンベルク侯は「ミッターマイヤーは許さない」って明言しちゃってますし、ミッターマイヤーとタンネンベルクのどちらを選ぶかと言われたらロイエンタールとしては前者を選んでしまうのではないかと思うわけです。ミッターマイヤーが愛妻のエヴァンゼリンを捨てて亡命出来るはずも無いですし、ラインハルトが敗れた時ミッターマイヤーは戦死するか、自殺するか、捕虜になり処刑されるか、逃亡して潜伏し隙を見てエヴァを連れ出した後に亡命するか(タンネンベルク侯の能力を考えればこれは実行してもほぼ確実に失敗すると思われます)のいずれかしかないでしょう。いずれにせよミッターマイヤーはタンネンベルク侯により殺されると思われるので、「無二の親友の仇」にロイエンタールが仕えるとは思えないですが。
-
- board4 - No.556
えーと、自分もやってしまった間違いの指摘なんですが・・・
- 投稿者:不沈戦艦
- 2001年08月07日(火) 22時30分
>恐るべし、柘植久慶「逆激シリーズ」投稿日 2001年8月6日(月)11時06分 投稿者 ニルス曹長 [p8be01e.tokyjk12.ap.so-net.ne.jp] 削除
>
>以前「田中芳樹を撃つ」にロイエンタールとナポレオンの話題が出てました。
>ttp://club.pep.ne.jp/~yusuke.i/y-loientarl_a.html
>そこに「モスクワ遠征では6月に雪が降った」「ワーテルローに馬防柵」という聞いたことがない説が登場していたので不思議に思っていたんですが、以前ここで柘植久慶の話題が出たので図書館で柘植の本を借りて読んでビックリしました。
>
>何と彼らは全部柘植の「逆撃ナポレオンシリーズ」から引用してるんですね。柘植の間違った小説内での史実の説明をそのまま鵜呑みにして、「6月に雪が降ったのでナポレオンはロシアに負けた」(降ってないって)「ウェリントンの馬防柵のせいでナポレオンはワーテルローで負けた」(そんな物ないって)と本気で信じてます(爆)
>
>それにしても柘植の「逆撃」って巷では信憑性があると思われていたんですね(^^;
ま、私も「6月に雪」は本当の話かと思い込んでいたので、間違いは間違いで指摘されても仕方ないんですが、この方(ニルス曹長氏)の「こちらの目の届かない(と思われる)公開掲示板で、無知をあげつらって喜んでいる」としか思えない態度はさすがに不愉快でしたので、一応抗議の意志を込めて、意見しておきました。興味のある方は、下記URLをご覧下さい。ま、いかに間違いの指摘は歓迎としても、こういう態度は肯定する気にはなれませんね。むしろ、ここで「これは間違っているよ」と、正面からちゃんと指摘して頂きたかった、と思いますもので。
「柱島掲示板」
ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~yuh/cgi-bin/minibbs.cgi
「柱島艦隊」
ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~yuh/index.html
- 親記事No.548スレッドの返信投稿
- board4 - No.557
Re:存在より維持できるのが変
- 投稿者:Merkatz
- 2001年08月08日(水) 10時24分
三角貿易はどうなんでしょうね。
マリネスクか誰かがフェザーンの裏の貿易たる「三角貿易」を話していたように思います。
これってどのくらいの利益になっていたんでしょうね。
それから捕虜交換とかの窓口にもなっていたはずです。
- 親記事No.556スレッドの返信投稿
- board4 - No.559
Re:えーと、自分もやってしまった間違いの指摘なんですが・・・
- 投稿者:YUH
- 2001年08月08日(水) 13時20分
柱島艦隊管理人のYUHと申します。
当方の管理不行き届きもありまして、
ご迷惑をおかけいたしましてまことに申し訳ありませんでした。
- 親記事No.556スレッドの返信投稿
- board4 - No.560
Re:えーと、自分もやってしまった間違いの指摘なんですが・・・
- 投稿者:平松重之
- 2001年08月08日(水) 17時13分
<ま、私も「6月に雪」は本当の話かと思い込んでいたので、間違いは間違いで指摘されても仕方ないんですが、この方(ニルス曹長氏)の「こちらの目の届かない(と思われる)公開掲示板で、無知をあげつらって喜んでいる」としか思えない態度はさすがに不愉快でしたので、一応抗議の意志を込めて、意見しておきました。興味のある方は、下記URLをご覧下さい。ま、いかに間違いの指摘は歓迎としても、こういう態度は肯定する気にはなれませんね。むしろ、ここで「これは間違っているよ」と、正面からちゃんと指摘して頂きたかった、と思いますもので。>
自分はあの当時不沈戦艦さんにロシア遠征の話題を振った張本人だったのですが、自分も六月の雪や馬防柵云々の話が事実ではないとは気付きませんでした。それを考えれば不沈戦艦さんのみならず自分にも責任があるわけですが、確かにニルス曹長氏にはここの掲示板上で指摘をして頂きたかったですね。明確な間違いは素直に認めるだけの度量は持っているつもりですし。
-
- board4 - No.561
ヤン・ウェンリー
- 投稿者:藤澤
- 2001年08月09日(木) 18時55分
はじめまして。藤澤と申します。リンクを巡り巡ってお邪魔させて頂いております。どうぞ宜しくお願い致します。
私も銀英伝に感動し、創竜伝で見限ったという感じですが、このHPの銀英伝に関する考察、まだ全てではありませんが、興味深く読ませて頂きました。
昔から感じていた、主人公(敢えて言い切ってしまう)ヤン・ウェンリーという人物に対する、「尊敬できる部分は多々あるが、どうも好きになれない」鬱屈した感情の原因が分かったような気がします。
歴史家志望であったヤンは、やはり後世の歴史家の目を常に意識していたように思います。シビリアンコントロール下での軍人の権限を逸脱する事を潔癖なまでに嫌った背景に、勿論彼の政治信条があった事は間違いありませんが、歴史上の悪名を恐れたという部分も大きいのではないでしょうか。
しかしそういう人物には、やはり「自らが悪名を被ってでも、人民と民主主義を防衛する覚悟」や「歴史の転換期に、舞台に上がるにふさわしい才能を持って生まれた英雄の気概」は望むべくもないでしょう。そこが魅力でもあるのですが。
ところで、既出のネタなら申し訳ないのですが、バーミリオン会戦において、ヤンが会戦の目的を達成しつつ、自らの政治信条に忠実な選択肢は、「敢えて停戦命令を無視してブリュンヒルトを撃墜、その後、命令違反の罪に服す」というものだと思うのですが、如何でしょうか。
それでは長文、乱文失礼致しました。
- 親記事No.7スレッドの返信投稿
- board4 - No.562
何度も申し訳ありません
- 投稿者:S.K
- 2001年08月10日(金) 15時43分
また間違いに気付かない投稿をしてしまいました。
「小村さん」ではなく「北村さん」でした。
お二人と、こんな訂正投稿で流れの邪魔をされた掲示板参加者の皆様にお詫びいたします。
今度こそ気をつけます。
自分がいかに粗忽な人間か思い知りました……。
- 親記事No.561スレッドの返信投稿
- board4 - No.563
Re:ヤン・ウェンリー
- 投稿者:ユウ
- 2001年08月11日(土) 03時27分
> はじめまして。藤澤と申します。リンクを巡り巡ってお邪魔させて頂いております。どうぞ宜しくお願い致します。
> 歴史家志望であったヤンは、やはり後世の歴史家の目を常に意識していたように思います。シビリアンコントロール下での軍人の権限を逸脱する事を潔癖なまでに嫌った背景に、勿論彼の政治信条があった事は間違いありませんが、歴史上の悪名を恐れたという部分も大きいのではないでしょうか。
> しかしそういう人物には、やはり「自らが悪名を被ってでも、人民と民主主義を防衛する覚悟」や「歴史の転換期に、舞台に上がるにふさわしい才能を持って生まれた英雄の気概」は望むべくもないでしょう。そこが魅力でもあるのですが。
>
> ところで、既出のネタなら申し訳ないのですが、バーミリオン会戦において、ヤンが会戦の目的を達成しつつ、自らの政治信条に忠実な選択肢は、「敢えて停戦命令を無視してブリュンヒルトを撃墜、その後、命令違反の罪に服す」というものだと思うのですが、如何でしょうか。
さて、それはどうでしょうか?ヤンは自由惑星同盟を守ることより民主主義の苗床を守るというつもりだったのではないでしょうか?彼の政治信条は民主主義は専制政治に勝るというものであって、自由惑星同盟が必ず存続しなければならないとは思ってはいません。すなわち先ほども述べたように噐ではなく中身を守ろうとしていたのです。それに歴史上の悪例をつくってしまうと後に軍人が政府の命令を守らなくとも場合によっては良いという例を作ってしまうのが彼には許せなかったのではないでしょうか?「軍人は常に政府の命令に従うべき」というのは彼の一貫しての考えであり、だからこそクーデター派と戦ったわけです。それに、歴史上、国家をすぐに統合してしまうのは支配される側の反感を招き支配する側に抵抗するという図式は第二次世界大戦の時にドイツが証明していますし、古代中国でもありました。すなわち、ヤンはラインハルトが聡明であるが故に、「国家統合をこの会戦の後にはしない」という事がわかっていたのではないでしょうか?その証明としてボルテックの人事やオーベルシュタインの台詞などの布石が見られます。
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- board4 - No.564
はじめましてm(_ _)m
- 投稿者:ふぎん
- 2001年08月11日(土) 15時28分
お邪魔します。ふぎんと申します。
このサイトには、別口の検索でたまたま行き当たりました。
皆様の深い知識には頭が下がります(汗汗)。
私にはカキコできるほどの知識がないので、
これからROMでお邪魔することに
なると思います(申し訳ありません……)。
せっかくですので、どうでもいいこと。
知識のない私が、唯一不思議に思ってたこと。
(一応の得意分野だったので)
創竜伝の6巻で、ヘリコに乗った敵役が、音楽を聴く
シーンがありましたよね。
あの時聴かれてたのは『カルミナ・ブラーナ』でしたが、
ファーストよ、いくらありがちだからっても、
『ワルキューレ』にしといた方がよかったと思うが。
何故かというと、『運命の女神』の楽章は3分もない短いもの。
その後にやはり『運命』を主題にした曲が1曲続きますが、
その後は『恋の歌』(シリアス)とか
『酒場の歌』(コミカル)とかが続いているからです。
音楽を聴こうというくらいだから、このシーンから
竜堂兄弟のところに到着するまでに、それなりに時間があると
思われるのですが……もし、到着時にちょうど
『昔は湖に住んでたのに~きれいな白鳥だったのに~
みじめーみじめー今じゃ焼かれて黒こげさ~』
(これは私の意訳ですが、こんな感じの詞です)という
歌にでも差し掛かってたら、格好が付かないような……。
1曲リピートしてればいいんだから、どうでもいいだろ、と
言われそうなカキコでした。らふーるらふーる。