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No. 1383 | |
ちょっと質問 | |
投稿者:石井由助 | 1999/6/17 02:49:33 |
「田中芳樹読本」って、「本人が生きているというのに賛美し、しかもそれを印税にする不気味な本」という偏見が私にはあります。 この本が出た当時は私もいまより青臭かったので、表紙と目次を見ただけで激怒してろくすっぽ内容を見ていません。 しかも、現在なかなか見かけないんですよね。 読んだ方がいれば、どういう本なのか教えていただけると幸いです。 |
No. 1385 | |
「田中芳樹読本」 | |
投稿者:水野忠右衛門 | 1999/6/17 06:28:09 |
No.1383 石井さん、ども。 >> 読んだ方がいれば、どういう本なのか教えていただけると幸いです。 コンセプトは、アニメ「七都市物語」の販促本といったところでしょうか。 目玉は、書き下ろしの七都市物語外伝「帰還者亭事件」(6ページの短編)と、星野之宣による七都市物語外伝コミック「ペルー海峡攻防戦・外伝」、処女作「緑の草原に……」を雑誌掲載時と同じイラスト付きで収録したくらいかな。。 あとはお馴染みのインタビューとか、梶尾真治による同人小説とか。 それ以外については、概ね石井さんの「偏見」は、当たらずといえども遠からずという気もします。 あ、1点だけ。押井守のエッセイだけは「田中芳樹よいしょ」にはなっていませんでした。 |
No. 1386 | |
またでます。そっちの方が見つけやすいかな。 | |
投稿者:satoko | 1999/6/17 09:01:22 |
ちなみにもうすぐ(っていっても担当の方が制作し終えたって言ってただけなので発売はまだ先かも知れませんが)「田中芳樹ムック」が出るそうです。ムックって言うものがどんなものかよくわかんないのですが、田中芳樹読本よりは最新情報がのってるのでは(賛美本になってる可能性あるので管理人さんには虫唾が走るかもしれませんが)
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No. 1391 | |
RE.1385,1386 | |
投稿者:本ページ管理人 | 1999/6/17 16:05:32 |
>水野さん 情報ありがとうございます。 目玉の部分は、悪くなさそうですね。ファンブックとしては妥当だと思います。 ただなによりもマズいのは表紙のセンス(まるで某国の偉大なる将軍様だよ、あれは)ですよね(笑)。あとくだんの有名人の田中ヨイショ。こんなの商業ベースに乗せるなっての。まったく悪い意味での同人誌的ノリですね。 余談になりますけど、ヨイショ軍団の中に水野良がいたのが忘れられません。グループSNEが田中芳樹の連帯保証人になって恥をさらすのは勝手ですけど、ただ、と学会でもある山本弘については、惜しい。「と学会」山本にとって、田中芳樹と創竜伝はもはや癌です。 だって、グラハム・ハンコック攻撃を創竜伝の巻末でやるのは絶対矛盾ですよ。ディーゼルの街宣カーにのって、排気ガスの公害を糾弾しているようなモノですから。 >あ、1点だけ。押井守のエッセイだけは「田中芳樹よいしょ」にはなっていませんでした。 どんな内容なのでしょう? 読んでみたいです。 >satokoさん >賛美本になってる可能性あるので管理人さんには虫唾が走るかもしれませんが いや、その通りなんですけど(^_^;)、ただ、この手の本は推奨はしないものの許容できる範囲ってのはあります。 とりあえず、ちゃんと仕事して本を出している作家が出すのは、その範囲内です(まあ、そういう真面目な作家は往々にしてこういう本はださない)。が、普段自分の最低限の仕事もしない人間がこんなもん作って(作らせて)いるってのはねぇ… しかも、それを商業ベースに乗せちゃうってのは、もはやプロではないと個人的には思うのですが。 |
No. 1400 | |
RE1391 | |
投稿者:冒険風ライダー | 1999/6/18 01:47:55 |
>管理人さん ロードス島戦記の水野良氏が田中芳樹の軍門に下ってしまいましたか(T_T)。あの作家は田中芳樹と同時期に知り、結構好きな作家だったんですけどね。彼も結構田中芳樹の影響を受けていると思いますね。「価値相対主義」のあたりなどは。 そういえば確か「ザ・ファンタジー」っていう短編集で、アルスラーン戦記外伝(確かダリューンが絹の国に行った頃の話)とロードス島戦記外伝がいっしょに並んでいましたから、以外に距離は近かったのかも。他の作家があまりに面白くなさそうだったので買わなかったのですが。 |
No. 1396 | |
本屋で見つけたもの | |
投稿者:はむぞう | 1999/6/17 19:00:41 |
久しぶりにまともに家に帰ってきたので、このページを見ていたら すこし古い話ですがアルスラーン戦記の新刊がでるという話が載っていたので 急いで本屋に直行しました。この時期だったら7月の新刊案内が出ているかなと 思ったからですが、案の定とでもいうか7月25日発売予定の角川文庫には 名前が見当たりませんでした。 そのときついでに見つけたのが、今月の新刊コーナーに並ぶ「西風の戦記」でした。 講談社からノベルズ版で出ていました。せめてその本のあとがきにでも情報がないかと 裏のほうをパラパラと読んだのですが、若木未生さんという方(すいませんが 私はどういう方なのか知りません)のこの作品を絶賛するコメントが載っていた だけでした。あとは挿絵が文庫のときとは、描いている人は同じようですが 違う絵になっていることしか違っていないような感じでした。 アルスラーン戦記が本当に店頭に並ぶ日は来るのでしょうか? |
No. 1401 | |
レスにかこつけて愚痴かも | |
投稿者:石井由助 | 1999/6/18 03:37:51 |
>本屋で見つけたもの 結構重要な話題のような気がします。まあ、このままだとわずかにこびりついていた数ピコグラムの信頼まで失ってしまうことになりそうですけど。>田中センセ それと >今月の新刊コーナーに並ぶ「西風の戦記」でした。 >講談社からノベルズ版で出ていました。せめてその本のあとがきにでも情報がないかと >裏のほうをパラパラと読んだのですが、若木未生さんという方(すいませんが >私はどういう方なのか知りません)のこの作品を絶賛するコメントが載っていた >だけでした こういうボロい商売はいい加減やめていただきたいものですね。文庫版が絶版になって入手不可ということはないはずですから。 実力があるのに運に恵まれず絶版となり二度と再販されることのない本は星の数のようにあります。既存の人気に頼り、そういう本を踏みつける形で、あなたは絶版にもなっていない本を版型を変えただけで再販しているのです。創竜伝の社会評論にあえて強引にテーマというものを見つけるとするならば、こういう踏みにじられた弱者の強者への憤りなのではないですかね。センセ。 >ロードス島戦記の水野良氏が田中芳樹の軍門に下ってしまいましたか(T_T) −ちょっと愚痴モードかも<m(__)m>− 「軍門に下った」と言うよりは、典型的なプチ田中芳樹の代表といった方が正しいような気がします。 私が彼を見限った決定的な原因は「ソードワールドワールドガイド」です。ラヴェルナの一人称という形にして、くだらない哲学を開陳させたために、「ワールドガイド」としては最悪の本になってしまったと思います。誰が三流哲学を知るために「ソードワールドワールドガイド」を買いますか!? 哲学を学びたいのなら岩波文庫でも買いますよ。その方が一流哲学を学べる上に安価ですから。私は「ソードワールド世界の情報」を知りたいからワールドガイドを買ったのです。 この、評論や哲学を語れば内容が高尚になるという勘違いな風潮、なんとかならないものですかねぇ… |
No. 1403 | |
ちょっとツッコミ | |
投稿者:Merkatz | 1999/6/18 05:12:01 |
>ディーゼルの街宣カーにのって、排気ガスの公害を糾弾しているようなモノですから。 どうもディーゼルエンジンについては、日本人はかなり誤解をしています。ディーゼルはガソリンよりクリーンな面もあるんです。 まず二酸化炭素が少ない。次に熱効率が良い(ガソリンの実に3倍)。そして少々不純物が混じっていても燃やすことが出来る。 NoXの問題も触媒で99%以上は除去できます。ヨーロッパでは実に40%以上がディーゼルです。 では何故日本で嫌われているのか。それはメーカーが不出来なディーゼルを作りつづけたからです。 日本人は真っ黒なスミイカみたいな煙を出すのがディーゼルだと思っているようですが、あんな不出来なもの作っているのは日本だけです。 ヨーロッパのディーゼルの排気は実にきれいで、何の問題もありません。そしてヨーロッパメーカーのエコカーは、もっぱらディーゼル、もしくはそのハイブリッドとして研究されています。 ヨーロッパではディーゼルは環境対策エンジンとして認識されているのです。 日本のメーカーもガソリンにこだわってディーゼルをないがしろにしていると、足元をすくわれかねません。 |
No. 1405 | |
「田中芳樹読本」つづき | |
投稿者:水野忠右衛門 | 1999/6/18 23:58:01 |
No.1391 石井さん、ども。 >>こんなの商業ベースに乗せるなっての。まったく悪い意味での同人誌的ノリですね。 偉大なる田中首領様的な中表紙はともかく、「よいしょ文章」については、販売促進が目的のムックである以上、やむを得ないんじゃないでしょうか。文庫の解説5〜6冊分程度ですし。 あ、梶尾真治の小説は「よいしょ」ではなく、完全な同人ネタです。 >> どんな内容なのでしょう? 読んでみたいです。 改めて読み返してみたんですが、田中芳樹とはほとんど関係なかったです。だからこそ「田中芳樹よいしょ」になっていないんです。 内容は、「戦記モノ」の魅力についての私見と、既存の映画やアニメでは押井守が好む作品がほとんど無いことが延々と述べられ(ここまでで6割)、田中芳樹作品をアニメ化したものにも同様の物足りなさを感じるという感想、自分ならもっとすごい作品を作れるから、誰か金出してくれというオチ。 田中芳樹の解説文としてではなく、押井守の創作観を述べた文章としてなら、そこそこ面白いと思います。 |
No. 1407 | |
古本屋で百円・・・。 | |
投稿者:satoko | 1999/6/20 01:49:20 |
田中先生・・・。これはなに・・・?ワタシはできるだけあなたを援護しようと思ってますが、この本だけはいただけないっすよ・・・。 皆さんは「チャイナ・ドリーム」という本を読まれた事があるでしょうか?井上祐美子なんかと競作のやつです。 表紙はどう見ても、田中作品。なんせ作家名が田中芳樹がど〜んとでかくあって、その他3人の名前はその5分の一ぐらいの大きさ。しかも、その3人と挿し絵書いた人の名前の大きさはおんなじ。本の帯も「田中芳樹秘蔵の秀作・・(中略)・・・中国ロマンの豪華競作!」 そりゃ〜もお〜田中ファンなら誰だって期待するでしょう!ワタシは田中中国作品ってあまり好きではないけど、ここまで書かれりゃ買うしかないさ!しかも、他のハードブックは三百円の古本屋で百円で売ってたんだもの「おおっ、ラッキー。」って感じで買いました。 その表紙を見ればだれだって「田中作品が半分くらいあって、残りの半分を三人で埋めてるって感じだろう。」と思うと思います。私はお風呂で一時間くらいかけて読もうと思ってました・・・。 10分・・・。200ページある中のたった14ページ・・・。なんだよこれ!!!しかも、どこが秘蔵の作品じゃ!!推理小説というにはつまんないトリックだし、犯人はまるわかりだし、全然中国である必要がない内容だし、しかも大学の機関紙に乗った程度のもんじゃないかよ〜!! しかも、それと「豪華共演」のはずの「狩野あざみ」さんとやらの作品は「これは1990年に同人誌のために書かれたものです」だと!!仮にもプロの作家が同人誌のために書いたような作品を製本にするな!プロとしての意地やプライドはないのかいっ!それを許す田中芳樹も田中芳樹だ! 結局この中でちゃんと100ページくらいの小説を書いているのは井上祐美子でこの本は本来彼女がメインでその他がおまけでいいはずなのに・・・。そんなにこんなくだらない本を売りたかったの・・・?田中先生・・・? 私は田中氏個人が好きなわけではなく、田中氏が作る世界が好きな訳で、田中氏がどんなに変人だろうが、言ってる事とやってる事が違おうが、商売主義に走っちゃおうが、ハゲだろうが、作る作品が面白くてプロとしての最低の読者への礼儀が守られていれば許す。でも、この本はあんまりにも読者をばかにし過ぎ。せめて、本屋でこの本をあまりみかけないのは、編集者が勝手に出版しちゃったのを田中氏がおこって増版させなかったためだと信じたいです。(涙) 怒りのあまり長い文を書いてしまってすいませんでした。何で古本屋が本来三百円のところ、百円にしてるのかがよ〜くわかりました(怒) |
No. 1408 | |
古本屋パート2 | |
投稿者:satoko | 1999/6/20 02:08:34 |
ちなみに今日漫画コーナー見ていてはじめて知ったのですが、「アル戦」って漫画化されてるんですね。一巻が1990年発売だったのですが、今どうなってるんでしょう?続きがでないので、何とか引き伸ばして連載続けてるのでしょうか。 だとしたら、漫画家の人かわいそうだな〜。(苦笑) |
No. 1418 | |
チャイナドリーム | |
投稿者:はむぞう | 1999/6/21 11:03:29 |
satokoさんへ だまされたという気持ちはよくわかります。なんせ私もその1人ですから…。 チャイナドリームは私の知っているかぎりでは「チャイナドリーム3」まであります。(もしかしたら4以降もあったりして…)この頃はまだ田中芳樹ファンだったので、毎回「何だこれは」と思いつつも購入していたのでした。今思えば馬鹿みたいですね。 田中氏はチャイナドリーム2で、14ページ書き下ろしを書いてます。競作の作家は1人増えて4人です。本の帯には「個性鮮かに筆剣を揮う待望の豪華競作!書下ろし」とありますが、「SFアドベンチャー掲載」というのも混じってます。 チャイナドリーム3では16ページ書下ろしがあります。競作も5人と1組に増えてます。今までは挿絵を描いていた皇なつき氏も小説のようなもの(?)を書いています。右のページにイラスト、左のページに1〜4行の文章で13ページくらいです。この中では1週間に2冊の同人誌をつくるというロッティ渡部・星野ケイのコンビの「もぐらの唄」が、一番おもしろかったです。返還直前の現代香港が舞台で、他の作品とはちょっと雰囲気が違っていました。 どれも絶版ではなく、本屋で定価で購入できるようです。私が利用しているインターネットで本が購入できる本屋のホームページの商品リストに、しっかりと記載されています。チャイナドリーム2などは写真付きです。 |
No. 1419 | |
なめてますね〜(苦笑) | |
投稿者:satoko | 1999/6/21 12:07:42 |
はむぞうさんへ こんにちは〜。貴重な情報ありがとうございます。 少なくとも3巻まででてるんですか・・・。あんなくだらない本が・・・。創竜伝なんかよりよっぽど読者をばかにしてますね。 田中先生は中国小説を普及しようとしていらっしゃったのでは?こんなことやってたら、間違いなく、田中ファンは敬遠しちゃいますよ。それじゃなくても田中中国小説は好き嫌いはっきり別れる文体なのに・・・。悲しくなってきました。田中氏の一時の錯乱であったと信じたいです(涙) 本屋でみかけないのは少なくとも本屋の人も仕入れの必要がないと感じてるからなんでしょうね・・・。 |
No. 1426 | |
まとめレス | |
投稿者:本ページ管理人 | 1999/6/21 21:20:27 |
>チャイナドリーム 私は発売日に買った記憶があります…… 表紙にはこれでもかってくらい「田中芳樹」の文字が躍っていて、期待しながら中身見た日にゃ…… 私をアンチ田中サイドに突き落とした有効打の一つに数えられますね。あのときのショックと失望は。 いまどき、いかがわしい商売でもここまで露骨なウソはつかないものです。 これで本気で中国モノの魅力が伝わると思っているとしたら、よっぽど読者はなめられていますね。 |
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