私の創竜伝考察14

創竜伝5 蜃気楼都市

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私の創竜伝考察14

投稿者:冒険風ライダー
1999年04月17日(土) 16時46分

 「私の創竜伝考察シリーズ」の中で一番書きにくい所は、最初の書き出しの3〜4行の部分だったりします。最初の挨拶って結構難しいんですよね〜(^_^;)。いつも違う事を言わなければならないと考えていますので、いつも四苦八苦しながら文章を書いています。
 それでは創竜伝5、最後の批評です。

P148上段〜P148下段
<続が皮肉っぽくいった。
「北京の天安門で何千人もの市民や学生を虐殺した老独裁者がいったそうですよ。奴らは外国をほめて祖国の悪口ばかりいう。愛国心教育がたりなかったのがよくない、とね」
「けっこうな論法だな。日本の文部省が愛国心教育とやらを強引に推進する理由がよくわかる」
 日の丸の掲揚や君が代の斉唱を教育現場に強制した文部省の事務次官は、R社という企業から賄賂を受け、在職中に、公務のための出張と称して何度も故郷へ帰り、代議士になるための選挙運動を公然とおこなっていた。彼は文部官僚中の親分として、多くの子分をかかえていたが、そのなかのひとりは九州のある県の教育長をつとめ、親分の選挙運動に協力し、パーティー券を部下に命じて押し売りさせていた。R社の事件が表面化すると、この教育長は、「パーティー券を売りつけるようなことに私は反対して会議を出ていった、マスコミに話せ」と部下に命じた。自分の責任を部下になすりつけようとしたのである。あまりのことに腹をたてた部下たちが、事実を証言したため、教育長はついに辞職した。
 このように薄よごれた貪官汚吏たちが、日本の教育行政を支配していたのである。日本の教育が荒廃するのは当然のことだろう。>

 何で田中芳樹はこれほどまでにトウ小平を毛嫌いするのでしょうか? トウ小平は田中芳樹にとって味方ではないのか、と言いたいのですけど。余談ですが、トウ小平の言葉は、日本の教育現状にこそ当てはまるのではないでしょうかね?
 それにしても、いつものことながら教育現場をろくに把握もしないでこんなタワゴトを吐き散らせる神経は大したものですね〜(^^;)。「日の丸の掲揚や君が代の斉唱を教育現場に強制した文部省の事務次官」の汚職をことさらに取り上げ、それによって「日の丸の掲揚や君が代の斉唱を教育現場に強制した」事も良くないという論理につなげようとしているのは見え見えです。汚職と「日の丸の掲揚や君が代の斉唱を教育現場に強制した」こととは、いったい何の関係があるのですか? それと
「このように薄よごれた貪官汚吏たちが、日本の教育行政を支配していたのである。日本の教育が荒廃するのは当然のことだろう」
って責任を文部省に押しつけるのはやめなさいよ。「日本の教育が荒廃」した最大の原因は日教組を始めとする左翼的な教育組合にあり、特に竜堂始のような思想をもった人間が教育現場を実質的に支配していたのが学校荒廃の最大の元凶です。文部省の責任を問うとするならば、むしろこういった現状を改善するために積極的に取り組まなかった怠慢姿勢をこそ問うべきでしょうね。

P149上段
<この国では、開発と称して自然を破壊することが政治業者の利権に直結するのだ。そのような構造が温存されるかぎり、日本の自然は破壊されつづけるだろう。自然が消失してしまえば、つぎは都会の再開発。利権あさりの種は永遠になくならない。>

 「そのような構造が温存されるかぎり、日本の自然は破壊されつづけるだろう」という主張を聞いていますと、どうも「日本の自然を守るために革命を起こせ!」とでも主張しているのではないですかね、ここの記述は。
 さらにここの記述は矛盾がありますよ。「つぎは都会の再開発」や「利権あさりの種は永遠になくならない」という記述からすると、自然を破壊してまで利権を得る必然性が全くありません。自然破壊は、環境問題がクローズアップされるにつけてむしろ不利なものになっていくでしょうし、現にそうなっていきつつあります。「そのような構造が温存され」ても、日本の自然は立派に守れるではありませんか。自分で自分の主張を破壊してどうするのですか、田中さん。

P149上段〜下段
<「城狐社鼠」という四字熟語もある。「晋書」に登場する言葉で、「城にすみついた狐、社にひそむ鼠」という意味だ。キツネやネズミは、この場合、大悪党というより小悪党のことだが、城や社の奥に隠れているので、彼らを排除するには城や社それ自体を破壊しなければならない。つまり、国家機構と犯罪者とが一体化しているので、犯罪者をつかまえるには国家をくつがえさなくてはならない。まさかそんなこともできないので、犯罪者たちは安全なのだ。
「日本という国は、城狐社鼠の巣窟だな」
つくづくと、そう思い知らされる。たまたま社から出てきた狐や鼠だけが、よってたかって袋だたきにされてしまうのだ。彼らをときおり犠牲として差し出すことによって、城狐社鼠どもは自分たちの安全を確保し、さらにせっせと私腹を肥やしつづけるのである。>

この論理でいくと、頻繁に起こっている汚職事件の摘発も、「彼らをときおり犠牲として差し出」すことによって「自分たちの安全を確保し」ている「城狐社鼠ども」の陰謀であると主張できますね(^_^)。いつも汚職事件の追及をしている日本のジャーナリズムもなめられたものですよ。だいたい何で「城や社の奥に隠れている」連中が「彼らをときおり犠牲として差し出す」必要があるのでしょうか? この辺りは論理矛盾を起こしていませんか?

P170上段〜下段
<「果実のみのりすぎた実は、その重さに耐えかねて折れる。富みすぎた国も、その富に耐えかねて滅びる」
 そのような意味の文章を記したのは、明治時代の作家で徳富蘆花という人である。まさしく然り、と、始は思わざるをえない。どうやら日本は自分たちで得た富の重さに耐えられず、自壊していくように見える。侵掠されて滅びる国もあれば、過重な軍備によって亡びる国もある。貧困と飢餓のなかに消えさる国もある。虚妄の繁栄と飽食のはてに、ゴミの山に埋もれて滅び去る国があっても、不思議ではないのかもしれない。いずれにせよ確かなことは、永遠の繁栄などありえないということである。
 ポルトガルのように、一時は世界の半分を支配しながら、いつのまにか世界史の表舞台から退場し、静かな小国として存在しつづける例もある。カルタゴのように、巨億の富を貪欲に集めながら、他国の憎悪を買い、文化的遺産を何ひとつ残すことなく劫火のなかに滅びさった国もある。日本がどちらの例に近づくか、まだ未来は確定していない。>

 いや、田中芳樹の頭の中ではすでに未来は確定しているのでしょう。日本のことを「虚妄の繁栄と飽食のはてに、ゴミの山に埋もれて滅び去る国」などと論評していますから。こんな悪意に満ちた記述から、日本はカルタゴのように滅べばよいと思っている事は容易に分かりますよ。
 それと始さん、「日本は自分たちで得た富の重さに耐えられず、自壊していくように見える」って、そんな悲観的かつ絶望的に日本を見ているのはあなただけですよ。「日本など滅べばよい」という希望的観測で日本を見ているから正確な社会評論が展開できないのです。社会評論を展開する際に、旧日本軍と全く同じ陥穽に陥っている事を少しは反省してもらいたいものですね。

P201下段〜P202上段
<「考えてもみろ。今の内閣や保守党の政治がまともだと思うか。血管に血ではなく腐汁が流れているような奴らが政権をにぎって、私腹を肥やし、権力をもてあそんでいるのだぞ。いくら何でも、おれはもうすこしまともな政治をするつもりだ。それに日本人は、どういう形でも、できあがった権力体制に対して家畜のように従順だ。自分たちの力で体制をひっくりかえしたという歴史をもたない、唯一の先進国民だ。いったん権力をにぎったら、もうこちらのものだ。いくらでもやりたいことができるが、どうだ、話に乗らんか」>

 創竜伝のキャラクターたちは敵味方を問わず似たりよったりな反日主張を展開しているのが特徴ですが、この綾小路良という笑いたくなる名前のキャラクターは、日本と日本人について史上最低の認識を披露していますね。
「血管に血ではなく腐汁が流れているような奴らが政権をにぎって、私腹を肥やし、権力をもてあそんでいる」
「日本人は、どういう形でも、できあがった権力体制に対して家畜のように従順」
「自分たちの力で体制をひっくりかえしたという歴史をもたない、唯一の先進国民」
 ……ここに書かれている認識は、よほど日本の歴史を悪意を持ってみなければ到底主張する事はできません。しかも綾小路良に敵対しているはずの竜堂兄弟も日本について似たり寄ったりな認識を持っているのは、今までの反日的な社会評論を見れば明白です。どうせ田中芳樹は、敵味方ともに反日的主張をさせる事によって、「反日は当然のことである」という認識を読者に植え付けようとしているのでしょうね。
 それにここまでひどい反日主義者と竜堂兄弟がなぜ手を組まないのかも理解に苦しみます。彼らが手を組まないのは、どうも「自分たちと違う陣営である」という理由だけのような気がするのですが、少なくとも、こんな反日主義者が「もうすこしまともな政治をする」と言っても信じられるものではない事は確実でしょうね。
 ところで「神聖真理教団」ってのは、どこの宗教団体がモデルなのでしょうね。

P210下段〜P211上段
<フォッサ・マグナを活動させ、日本列島を分断すると脅迫すれば、名雲の権勢はたしかに日本を支配することができるだろう。政界も財界も慄えあがり、名雲の前にひれ伏すにちがいない。だが、それは名雲の権力ではなく、教主の権力であった。もう名雲に用はない。世界に誇る海東自動車の工場が炎上し、名雲はその炎によって社会的に火葬される。滅亡を予告された名雲が保守党幹事長にかみつくことによって、権力中枢も傷つく。残された群小の政治屋どもを恐怖と欲望によって支配するのは容易なことであった。そう教主は信じていた。日本の政界など、そのていどのものだと思いこんでいた。一七歳の若者をそこまで増長させ、妄想をいだかせた責任は、むろん日本の政治屋たちにある。実際におこなわれている政治の醜悪さと不遜さが、野心家の欲望を栽培する土壌となる。政治屋たちは自分たちで自分自身をはずかしめているのであり、まともな政治がおこなわれている社会で政治家が侮蔑されることはないのだ。>

 田中芳樹よ、自分のフィクション小説の設定から出てきたキャラクターの「野心と欲望」の原因と責任を、現実世界の政治家たちに押しつけるとは、あなたも相当ヤキが回りましたか? ときどき私は、創竜伝を書いている時の田中芳樹は現実と虚構の区別がついていないのではないか、とさえ考えてしまう時がありますが、これはその典型例ですね。野心家なんていつの時代、どんな「立派な政治」をしてもかならず出てくるし、それと「政治家の腐敗」は関係ないではないですか。第一、戦後の日本において国家を転覆させようとした「野心家」とやらを、私は誰ひとりとして知りません。日本の政治は、少なくとも田中芳樹が尊敬しているであろう中国に比べれば、はるかにまともな政治であると断言できます。
 それに関連して御質問ですが、田中さん、「まともな政治がおこなわれている社会で政治家が侮蔑されることはない」の文章中の「まともな政治」というのは、一体どういう政治なのかを教えていただけませんか? 間違っても「汚職が全くない政治」などとは言わないでくださいね。それがどれほど恐ろしいものか、知らないわけではないでしょうから。

P223下段〜P224上段
<「東ヨーロッパでは、一党独裁の全体主義体制がつぎつぎと崩壊しています。腐敗した権力者たちもどんどん追放されていますが、日本の政治は、今度のことですこしは変わるのでしょうかね」
「さあ、そいつはどうかな。東ヨーロッパの諸国民は、これまで政治の腐敗を追及する権利を持っていなかった。日本人はずっと前からその権利を持っていたはずなんだがな」
 始の片手には、丸めた朝刊が握られている。その朝刊の社会面には、OLの代表という女性の発言が掲載されていた。
「わたしたちは選挙で投票するとき、内容より顔で選ぶ。候補者はもっとファッションや美容に気を使ってほしい」
 日本は自由の国だ。政治家を顔で選ぶのも、腐敗した貪欲な政治業者に権力を与えつづけるのも、日本人の自由である。ただ、自由に何ごとかをおこなえば、その結果には責任が生じるというだけのことだ。世界一、知能指数が高いと自慢する日本人は、そのことを充分にわきまえているだろう……たぶん。>

 最後の「たぶん」で、田中芳樹の考えが手に取るように分かりますね。どうせ「日本人は愚か者だから、俺のような立派な考えなど持っていないだろう」と考えているのでしょうけど。「世界一、知能指数が高いと自慢する日本人は、そのことを充分にわきまえているだろう」って、まるで自分が日本人じゃないみたいな論調ですね。そこまで日本が嫌いなのなら、止めはしないからさっさと大好きな中国に亡命すればよいのに。
 「日本人はずっと前からその権利を持っていたはずなんだがな」って始さん、日本人はしょっちゅう「その権利」を使っていますよ。過剰なくらいに。朝日新聞を始めとする反日グループだけでなく、産経も読売(創竜伝世界では「国民新聞」ですが)も、そして私を含む大半の日本国民も、「政治の腐敗を追及する権利」を使っていない日なんて一日もないのではありませんか?
 それと「OLの代表という女性の発言」というきわめて特殊な例に属するであろう主張を、あたかも一般的なOLの意見であるかのように扱ってはいけません。OLにだって様々な考え方があるのであって、こんな考えをしているOLばかりではありませんし、OLに対して読者が変な偏見を持ってしまうではないですか。ここの記述は、田中芳樹が否定しているはずの全体主義的発想で書かれていますよ。田中さん、早く自分の間違いに気づいてくださいよ。

さて、今回から巻末の座談会も批評いたしましょう。今回は批評というよりも私の個人的な感想みたいなものになっていますけどね。前の巻の方からも少し引用してみましょう。

創竜伝3 P223
<始「ま、しかし、ほんとに本が出て何よりだ」
余「読者の方から、早く第三巻を出してほしいってお便りを、ずいぶんいただいたものね」
始「それぞれ、ちゃんとお礼をいっときなさい。昔はともかく、もうお手紙をいただいても、いちいち返答が出せなくなってしまったからなあ」
終「みんな、ありがとよっ。返事は出せなくても、お便りはみんな読んでるよ」
続「あ、そこは正確にね。ええと、ずいぶんたくさんのお便りをいただいたなかに、一通だけ、差出人の住所氏名がまったく書かれていない封書がありました。残念ですが、作者は、匿名で郵送されたきた手紙は、いっさい読まない主義です。この封書は、開封しないまま保管しておきますので、お心あたりの方は、講談社あてにご連絡ください。住所氏名を明記してね。
余「ええと、郵便局のスタンプは「笠松」日付は七月二八日になっています。お心あたりの方、どうぞよろしく」>

 普通この手のあとがきで、自分に届けられた手紙について公言するでしょうか?どうもこれは不必要な記述だと思うのですが‥‥。「匿名」の人の手紙がさらし者になっているし、完全に当時の時事問題でしかないし、当事者以外にとっては何のことかもさっぱりわからないんですよね〜。少なくとも私は、自分に対して届けられた手紙の苦情を、小説のあとがきで述べている人を他に見たことがないのですが。
それよりもこの作家は、「匿名で郵送されたきた手紙は、いっさい読まない主義」などと公言していますが、だとすると新聞の投稿欄やテレビ・ラジオ番組などの「匿名」の人の主張は一切見ていないのか、と問いたくなりますね。何しろこの掲示板での私の投稿も、ハンドルネームを使用した「匿名」での投稿ですからね(一応メールアドレスは書いていますけど)。だから「匿名」であるというだけの理由で「いっさい読まない」という考えを手紙以外にも拡大すると、ここの掲示板の主張も「匿名」であるという理由だけで読まれないし、自分を批判したいのならば実名を使え、ってな結論になってしまうわけです。手紙とインターネットの違いは当然あるのでしょうけれど、田中芳樹はどうも2つの概念を混同している気がするのですよ。私の思い込みでしかないのかもしれませんが、インターネットについて田中芳樹が触れている個所が、最近の田中作品のどこにもないんですよね〜(^^;)。インタビューなどでも全然触れていないようですし。

創竜伝5 P229
<始「差出人には気の毒だが、しかたないな。作者はこれまでも匿名の手紙を読まなかったし、今後も読むことはない。きちんと住所氏名を明記して手紙をくださる他の読者に対して失礼にあたるからな」>

実はこの主張に関して、管理人さんに1つ聞きたいことがあります。管理人さんは以前田中芳樹に、このHPを紹介する手紙を「本名」を使って送ったとか。上の主張に従うと、田中芳樹はその手紙を読んでいるはずなのですが、それに対する返事か、このHPへの感想の手紙ないしメールは何かきましたでしょうか?その反応で、田中芳樹が自分への反論に対してどういう対応をしているのか、上の主張がウソか本当かということが少しは分かると思うのですが。

創竜伝5 P232〜P233
<余「結末なんてあるの?」
終「こら、いうてはならんことを!」
続「それはあるでしょう。作者は、作品を未完に終わらせてはならないという強迫観念の所有者ですから、未完でずるずる続けるということはありませんよ」>

今となっては笑いたくなる(泣きたくもなりますが)タワゴトですな。この時期は作者もまだ今ほど遅筆じゃなかったんですよね〜(T_T)。このままいくと、「寿命による作者死亡」という結末になって、冗談抜きに全てのシリーズ物が「未完」で終わってしまうのではないですかね?しかも創竜伝の場合はその偏向した社会評論のために物語が不必要に長くなっていますから。何でも創竜伝は最初10巻で完結するはずだったそうですが、それが伸びたのはやはり社会評論の入れすぎと中国物の前世話を入れすぎたことが響いていると思いますね。これらがなかったら、創竜伝はまだ8巻ぐらいで止まっていたのではないでしょうか?

ところで創竜伝の座談会も、いよいよ6巻から変な社会評論や5流の意見(もしくは一部分の引用)に対する「反論」などをやっています。座談会でまで社会評論をするなよな、と言いたくなりますが、次の巻からの批評はこれらも指摘していきます。

それでは、次からは6巻の批評に突入します。

収録投稿2件目
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ちょっとツッコミ

投稿者:北村 賢志
1999年04月17日(土) 18時42分

冒険風ライダーさんへ
>ところで「神聖真理教団」ってのは、どこの宗教団体がモデルなのでしょうね。

 私見ですけど、雁矢哲「野望の王国」における最後の敵である「天星」ではないでしょうか?
 この作品は東大生の主人公が親友とコンビを組んでのし上がるピカレスクものですが、最後に親友の命と引き替えに権力を獲得するところは、銀英伝2巻の元ネタの可能性もあります。
 ただこれは既に絶版で、私も古本屋にてかじった程度しか読んでないので、全くの的外れかもしれません。詳しい人はぜひツッコミを入れて下さい。

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私の創竜伝考察 まとめレス

投稿者:石井由助
1999年04月17日(土) 22時10分

>体制がひっくりかえることのどこが「社会派的」であるのか、ぜひともその考えをうかがいたいものです。

 まあ、社会派的なことは社会派的なんじゃないですか。その中身はともかくとして。
 それよりも、「社会派的な発言をすれば知的で偉い」と思っているようなスノッブさが感じられてイヤですね。どんなに社会派的な発言をしても、内容が伴っていなければ意味がないはずですが。

>企業の労働分配率

 私も限りなくいかがわしい感じを受けますが、反論できない批判は出来るだけ控えた方が無難かと思います。
>日本のサラリーマンは楽ではなく、彼らの忍耐の上に企業だけが脂ぎり、肥えふくれていく
 というのはぶったたかれても良い表現ですね。サラリーマンならともかく、長者番付常連の作家が言っても説得力まるでゼロですよ。更に、それよりも悪いのは、心の底で「サラリーマンが酷い目に遭っていて欲しい」という希望が見え隠れしているあたりです。サラリーマンと会社の関係が良好だったらお得意の大企業&日本批判が出来なくなってしまいますものね。
 予断を承知で言えば、このあたりどうも佐高信の影響を感じるのですけど……

>田中芳樹は、政治家が選挙にどれだけ金を使うのか知っているのでしょうか。私はよく知りませんが、なんやかやで最低1000〜4000万ぐらい使うでしょうね。はましてや当時は中選挙区制だったのですから、選挙に当選するにはかなりの金が必要だったはずです。

 意見そのものにはおおむね同感ですけど、「私はよく知りませんが」「はずです」は不用意ですからやめた方がいいでしょう。これを続けると、検証をしない田中芳樹の論を左右ひっくり返しただけになってしまいますよ。

>日本の大企業がいかに国内の消費者をばかにし、反社会的な手段で暴利をむさぼっているか。アメリカ合衆国政府の調査によると、日本製のカメラレンズがニューヨークでは東京の半額以下で買えるという。その一事だけでも明らかである

 国内の消費者をばかにしているのはともかく(私はそう思っちゃいませんが)、「反社会的な手段で暴利をむさぼっている」のは「その一事だけで明らか」じゃ全然ありません。実際のところは円高ドル安のご時世でしたから、冒険風ライダーさんの仰るとおりでしょうね。

>そのように歪んだ醜怪な経済界をささえる日本のサラリーマンは、賃金が世界一高いといわれている。嘘である。それは残業や休日出勤などで労働時間が欧米よりはるかに多いからであり、一時間ごとの給与を比べれば、たちまち世界一から転落する。さらに、購買力平価、つまり同じ金額でどのような商品が買えるかを比較すると、世界で二〇位以下になってしまう。物価が異常に高いからである。日本とアメリカ、両国政府の共同調査によれば、東京の物価はニューヨークの物価より40パーセントも高い。それは土地や住宅の価格を除いてのことである。普通のサラリーマンが一生勤勉に働いて、自分の住む家を買うこともできないような社会がまともな社会といえるかどうか、考えてみるのもたまにはよいかもしれない。

 まあ、また酷い駄文ですね。物価に関しては、日本に不満のある部分はたくさんありますが、それはおおむね日本が貿易立国で資源がないという理由からでしょう。食品を例に取れば、アメリカの大農場で栽培されたものと日本の小規模農家が栽培したものが同じ値段であるわけがありません。また、質の問題もあります。単純化して言えば、カリフォルニア米と魚沼産コシヒカリを比較してコメの物価をはかることが妥当か、オージービーフと松坂牛の値段を比較することが妥当か、という問題です。アメリカの調査だと、このあたりのことを無視している場合が多いですね。
 とっちみち、田中芳樹のように社会や企業が悪いんだ、というのは珍妙な理由です。じゃあ、規制緩和してアメリカからの貿易自由化を受け入れれば物価もずいぶん安くなるでしょう。ただ、規制緩和は絶対善じゃないですよ。安いけれど、OPPまみれの食べ物ばかり食べられますか? それと、物価を安くするために小規模農家や中小企業が潰れても良いですか。現在の日本の政策が良いとは思いませんが(特に農業政策は酷い)、物価が安いと言うことにはリスクが伴うということは認識してもらいたいですね。問題はあっても現在の政策はそれなりにベターなものです。
 土地と住宅の価格については、アメリカと日本の面積比を考えてくれとしか言えません(笑)。
 それにしても、ここの部分が出たら言ってやろうと思っていたのですが、「日本のサラリーマンは、賃金が世界一高いといわれている。嘘である」とか購買力平価とか物価の違いを指摘しているクセに、自衛隊に関しては「軍事費の金額は世界一高い」と書く神経がどーしても理解できません。

>ここに書いてある人物達を、まるで知ってて当然みたいな書き方を田中芳樹はしていますが、これらの人物を知らない私にはどんな比喩的表現をしているのかさっぱり分かりません

 う〜む、田中芳樹の文章も相当アレですが、知らないことをあえて誇示するのはどうでしょうか。

>ごく手近な例でいうと、運動会の予行演習のとき足なみがそろわなかったという理由で小学生をなぐりつける体育教師がそれだ

 センセ、その例え、全然手近じゃない(^_^;)
>体育教師は権力者ではないのですよ。体罰を否定したい気持ちは分かりますが、全国の体育教師に対して有害な偏見を読者に持たせるような記述はやめてください。
 というのは全くその通りですね。よく、革新勢力が差別的な描写をしたという理由でマンガを発禁、回収騒ぎにすることがありますが、これも職業に対する差別だからそうしてもらいたいです。そして、「これは権力の陰謀だ。体育教師に対する差別が何故悪い」とのたまって欲しいです。
 いいですか。発禁にするのは文部省や保守勢力ではなく、貴方の思想のバックボーンになっている革新思想ですよ。センセ。

>P126下段〜P127上段
><「いじめ」という行為の構造…

 田中芳樹の世界観がよく現れていますね。>階層社会それ自体を否定している というよりかは、階層社会の流れが一方的だと思いこんでいるようです。
 だから、冒険風ライダーさんが指摘するような日教組のような勢力は眼中にないのだし(締め付けられる教師達で統一!!!)、世の中には虐げる人と虐げられる人が居るという病んだ二元論しか出てこないわけです。大体、先の例だと文部省を締め付けているのは誰なんでしょうね。どんどん遡っていくと、源流は必ずあるはずですけど、それは誰ですか?

>P127上段〜下段
><もともと日本は個人の責任というものが厳格に追及されることのない社会であるようだ…

 私はこの井沢氏の説には腑に落ちないものがあるのですが、それは置いておきましょう。「なぜ」というものをきちんと説明すべきではないのですか? というのは同感です。
 それにしても、「みんなが平等に悪かった、みんなで反省しよう」というのがそんなに変ですかね。田中氏は東欧の変革を起こした市民とやらを褒め称えていますが、レーニン像を引き吊りおろしたのが市民なら、70年前レーニンを支持して持ち上げたのは誰ですか?

>「自分の資産を費いはたした政治家」や「生活に困窮して生活保護を受けるようになった政治家」なんて、私に言わせれば政治家失格ですよ。自分の財産管理もできていないってことではないですか。それに「豪壮な邸宅と別荘をかまえる」ってのは、国民に政治家の権威を示したり、外交や政治家同士の話し合いの場として使用するといった、政治的な意味もあるのではないのですか

「自分の資産を費いはたした政治家」や「生活に困窮して生活保護を受けるようになった政治家」が立派な政治家? いやいや、田中センセ。敬服いたしますな。その言や良し。ならば、「自分の資産を費いはたした小説家」や「生活に困窮して生活保護を受けるようになった小説家」こそが立派な小説家ですな。あれだけ人様を批判しておいて「過去の遺産を最大限に活用してどれほど多くの利権をあさり、富をむさぼるか、それが職業であり、生きがいなのだ。」じゃマズいでしょ? それと、これは他人の庭を見て妬みを言いふらすようなものだからあまり言いたくないのだが、あんたの家より立派な邸宅の政治家が何人いるか数えてみなさい。

>P145下段〜P146下段
><この日、始は、白楊学院で…

 たしかにあほらしい(苦笑)。前に新Q太郎さんから知り合いが仏国書院の本をリクエストして駄目だったという話がありましたが、そんなものでしょ。私の知り合いでも何を思ったか「SMスナイパー」をリクエストしてやんわりと断られた人が居るし。

>交通安全のキャンペーンでさえ、保険金の多さに音をあげた損害保険会社の思惑がからんでいるというんだからな
> そしてそういう実情を批判すると、たちまち御用文化人が動員されて、「日本の悪口をいう奴は愛国心がたりない」という。そういう権力維持のためのシステムが完成されているのだ

 ほほう。実状ですか。ふーん。
 こんな真偽も定かでない(というより嘘っぽい)戯れ言を「実状」とか書く様は批判されて当然だと思いますけど、それを批判すると「お前は愛国者の御用文化人だ」とかいって批判を封殺して無視するんでしょう?

>続が皮肉っぽくいった。
>「北京の天安門で何千人もの市民や学生を虐殺した老独裁者がいったそうですよ。奴らは外国をほめて祖国の悪口ばかりいう。愛国心教育がたりなかったのがよくない、とね」

 こういっちゃ何ですけど、どうして続って人気があるんでしょうか。まるで白痴じゃないですか。いかん、それはキャラクターの責任じゃないですね。彼らの「とうちゃん」とやらの責任ですか。
>北京の天安門で何千人もの市民や学生を虐殺
 って、これは凄いですね。下手をすると、南京虐殺以上の誇張があるんじゃないですか。この数字と現実の数とのギャップは。
 まあ、例の市民や学生が本当に「彼らが言うところの」市民なのか、前に疑問を表明したとおりですけど。
あと、
>「日本の教育が荒廃」した最大の原因は日教組を始めとする左翼的な教育組合にあり、特に竜堂始のような思想をもった人間が教育現場を実質的に支配していたのが学校荒廃の最大の元凶です。
 とのことですが、このへんは意見の分かれるところで、あまり断定すると逆田中芳樹になってしまうので注意が必要かと。個人的には日教組はクソくらえですけど、個人レベルで見ると熱心で良い先生もいると思うので。

>「果実のみのりすぎた実は、その重さに耐えかねて折れる。富みすぎた国も、その富に耐えかねて滅びる」
> そのような意味の文章を記したのは、明治時代の作家で徳富蘆花という人である

 おお、創竜伝に徳富蘆花が出てきていたとは思わなかった。いかんいかん。
 それにしても、先の夏目漱石といい、徳富蘆花といい、自分の都合のいいように切り張りして使われているとは思わないだろうなぁ。

>そこまで日本が嫌いなのなら、止めはしないからさっさと大好きな中国に亡命すればよいのに。

 というと、「不満を言う奴は日本から出ていけと言う輩」とか言われてしまいますよ(笑)。冗談はともかく、それならば、そんなに不満を言いながら日本にこだわって住むのかは表明されるべきですけどね。
>「OLの代表という女性の発言」
 田中芳樹の目にはOLや女性や日本人はこのように映っているのでしょう。大したものです。「世界一、知能指数が高いと自慢する(悪い)日本人」の代表の態度です。立派立派。

> 普通この手のあとがきで、自分に届けられた手紙について公言するでしょうか?どうもこれは不必要な記述だと思うのですが‥‥。「匿名」の人の手紙がさらし者になっているし、完全に当時の時事問題でしかないし、当事者以外にとっては何のことかもさっぱりわからないんですよね〜。少なくとも私は、自分に対して届けられた手紙の苦情を、小説のあとがきで述べている人を他に見たことがないのですが。
>それよりもこの作家は、「匿名で郵送されたきた手紙は、いっさい読まない主義」などと公言していますが、だとすると新聞の投稿欄やテレビ・ラジオ番組などの「匿名」の人の主張は一切見ていないのか、と問いたくなりますね。何しろこの掲示板での私の投稿も、ハンドルネームを使用した「匿名」での投稿ですからね(一応メールアドレスは書いていますけど)。だから「匿名」であるというだけの理由で「いっさい読まない」という考えを手紙以外にも拡大すると、ここの掲示板の主張も「匿名」であるという理由だけで読まれないし、自分を批判したいのならば実名を使え、ってな結論になってしまうわけです。手紙とインターネットの違いは当然あるのでしょうけれど、田中芳樹はどうも2つの概念を混同している気がするのですよ。私の思い込みでしかないのかもしれませんが、インターネットについて田中芳樹が触れている個所が、最近の田中作品のどこにもないんですよね〜(^^;)。インタビューなどでも全然触れていないようですし

 いや、これはいくら田中芳樹相手でも可哀想でしょう。あとがきの書き方にまで難癖を付けられてしまっては。こういうどうでも良いこと書いても良いのがあとがきでは無いですか?

>だとすると新聞の投稿欄やテレビ・ラジオ番組などの「匿名」の人の主張は一切見ていないのか、と問いたくなりますね

 とのことですが、これも、この場合とテレビラジオ新聞の匿名とは意味合いが違うでしょう。要は責任の所在の問題であって、この場合は田中氏は正論を述べていると思いますよ。だいたい「田中芳樹」自体がペンネームですから。
 あと、インターネットについては時代背景の問題から問うのは無理と言うより可哀想です。

>実はこの主張に関して、管理人さんに1つ聞きたいことがあります。管理人さんは以前田中芳樹に、このHPを紹介する手紙を「本名」を使って送ったとか。上の主張に従うと、田中芳樹はその手紙を読んでいるはずなのですが、それに対する返事か、このHPへの感想の手紙ないしメールは何かきましたでしょうか?その反応で、田中芳樹が自分への反論に対してどういう対応をしているのか、上の主張がウソか本当かということが少しは分かると思うのですが

 まあ、返事を出すとは書いてないのでいいのですが、反応はありません。

収録投稿4件目
board1 - No.1117

「野望の王国」

投稿者:小村損三郎
1999年04月17日(土) 23時26分

>この作品は東大生の主人公が親友とコンビを組んでのし上がるピカレスクものですが、

こ、この作品あの伝説の奇書
「サルでも書けるマンガ教室」
の元ネタでもありますね(^^)。

>最後に親友の命と引き替えに権力を獲得するところは、銀英伝2巻の元ネタの可能性もあります。

う〜ん、昔読んだ記憶があるんですが、そういう展開だったんですか。
(最後までは読んでなかったかも)

収録投稿5件目
board1 - No.1120

お詫び

投稿者:冒険風ライダー
1999年04月18日(日) 12時29分

 う〜ん、今回は成績悪いですね。ツッコミされまくり〜(T_T)。創竜伝の社会評論は様々な分野から日本批判をしているために、やはり知識がついていかない時もあるようですね。そこで次からは、おかしいと思うが批判できないと判断した社会評論は、引用だけをやって批評をしない、という事にしましょう。私の批評が無意味でも、引用が無意味とは思えないので。
 それと座談会の批評はかなり無理がありましたね。あれはやるべきではありませんでした。めちゃくちゃな批評をした事をお詫び致します。

 ところで最近、投稿した時に段落の最初の空白(スペースキーの空白です)がない時があるのですが、何かシステムの故障でしょうか。Ward98で書いた原文にはあるのですけど、コピーして投稿したら消えているのですよ。

収録投稿6件目
board1 - No.1121

いろいろと

投稿者:本ページ管理人
1999年04月18日(日) 23時38分

冒険風ライダーさん

>う〜ん、今回は成績悪いですね。ツッコミされまくり〜(T_T)

 今回は3つまとめてお答えした上に、気になったところを抜きだしたので目立ったと言うこともあると思います。

>ところで最近、投稿した時に段落の最初の空白(スペースキーの空白です)がない時があるのですが、何かシステムの故障でしょうか。Ward98で書いた原文にはあるのですけど、コピーして投稿したら消えているのですよ。

 うーん。ワープロソフトの文章は厳密な意味でのテキストではないですからね。相性の問題などがあるのかも知れません。

収録投稿7件目
board1 - No.1122

クリティカル・ヒット

投稿者:新Q太郎
1999年04月19日(月) 04時50分

−−−−−「創竜伝」本文より引用−−−−−

日本のサラリーマンは、賃金が世界一高いといわれている。嘘である。それは残業や休日出勤などで労働時間が欧米よりはるかに多いからであり、一時間ごとの給与を比べれば、たちまち世界一から転落する。さらに、購買力平価、つまり同じ金額でどのような商品が買えるかを比較すると、世界で二〇位以下になってしまう。物価が異常に高いからである。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
管理人感想

>それにしても、ここの部分が出たら言ってやろうと思っていたのですが、「日本のサラリーマンは、賃金が世界一高いといわれている。嘘である」とか購買力平価とか物価の違いを指摘しているクセに、自衛隊に関しては「軍事費の金額は世界一高い」と書く神経がどーしても理解できません。

お見事。
ここでの様々な指摘とは別に、ふたつの本文自体が矛盾していることがはっきり読む人にはわかるから田中氏もいいのがれできないでしょう。

収録投稿8件目
board1 - No.1125

三侠五義と水滸伝

投稿者:小村損三郎
1999年04月19日(月) 23時59分

>>ここに書いてある人物達を、まるで知ってて当然みたいな書き方を田中芳樹はしていますが、これらの人物を知らない私にはどんな比喩的表現をしているのかさっぱり分かりません

>う〜む、田中芳樹の文章も相当アレですが、知らないことをあえて誇示するのはどうでしょうか。

「三侠五義」については私も全然詳しくは知らないのですが、岳飛と並び称される文人の英雄・包拯(大岡越前の話なんかは彼のエピソードのパクリが多いらしい)と、彼を取り巻く武勇の士が活躍する、やはり語り物を原形にした娯楽小説だそうです。もっとも成立したのは清末だそうなので、割と新しめの作品でしょうか。
完訳が出たのは結構最近みたいです。

水滸伝の武松は有名ですね。実は私の一番好きなキャラでして(^^)。
酒に酔った勢いで虎を素手で殴り殺した人です。黒旋風李キも親子計3匹の虎を倒してますが、さすがの彼もこの時は山刀を使ってたはず。
でも凄いのはこの後、兄の仇討ちの「ついで」に罪もない女子供を十数人も虐殺してけろりとしてる所でして(笑)。
横山光輝氏もコミック化の際に「日本人には行動が理解しがたいキャラ」であるとして一旦はカットしたんですが、やはり最大の人気キャラの1人だけに無視したまんまにも出来ず、その後「外伝」として虎退治と兄の仇討ちの件だけ描いています。

>私が盗泉の水で指摘したことと同様で、問題は知識の有無じゃないですよね。態度と精神性の問題です。
>こんな風に一知半解のことを自慢げに書き捨てることが許されるなら、「性悪説」を誤用した鳥羽靖一郎だって許されるはずです。

この人の信じられない所は、最低限(@素人でも本屋で売ってる資料を調べれば分る程度のこと)の資料調査もせず、自分が「メカ音痴」であること(A決して「軍事音痴」ではないと思ふ。むしろ戦史マニア)については完全に開き直ったような書き方をしてる癖に、現実に配備されているであろう「日本の戦車の欠陥」に対する批判(Bどうせ七都市物語で言及されている「専門知識を有する知人」からの受け売りでしょうけど)を偉そうに開陳したり、中国の人名表記や時代考証の事になると一転して他人のミスをねちねちとあげつらっては、得意げにウンチクとお説教を垂れまくる所でして・・・。

>>それにしても、ここの部分が出たら言ってやろうと思っていたのですが、「日本のサラリーマンは、賃金が世界一高いといわれている。嘘である」とか購買力平価とか物価の違いを指摘しているクセに、自衛隊に関しては「軍事費の金額は世界一高い」と書く神経がどーしても理解できません。

>お見事。
>ここでの様々な指摘とは別に、ふたつの本文自体が矛盾していることがはっきり読む人にはわかるから田中氏もいいのがれできないでしょう。

本当にその通りですね。
防衛費の件については恐らく読者からは指摘や抗議が山ほど来てると思われますが、釈明するつもりは全く無いようです。
 ただ、装備品の価格等の不透明さについてはやはりもっともっとメスを入れていかないと、田中氏や「もず」氏の非難にも全面的には反論できないような・・・。
ただでさえ左翼の攻撃対象になり易いんだから厳しい上にも厳しく律してもらわねば。後方の施設への影響等実際にワリを食ってるのは一般の隊員なんだし・・・。

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