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タイタニア4巻の2013年3月7日時点の執筆状況

https://twitter.com/adachi_hiro/status/309670911005560832
<今日は、田中さんが講談社の編集さんに『タイタニア』の原稿を(途中まで)渡しました。これで第三章まで終わったのかな。まだまだ先は長いけど、とりあえず「『タイタニア』を書き終えないかぎり、軽井沢の仕事場には連れて行きませんから」と言っておきましたんで、少しはペースが上がるかな。>

https://twitter.com/wrightstaff/status/309501830734442497
<本日、『タイタニア4』の原稿受け渡しがありました。三章まで。順調です。>

全体構成は8~9章程度の分量だと考えられるので、全体から見ればようやく3分の1に届いたといったところになるでしょうか。
去年の年末時点ではまだ1章が終わったばかりだったことを考えれば、それに比べれば早いと言えば早い流れではあるのでしょうが、何しろ今までが今までですし、NHK BSでの続巻執筆宣言からまもなく4年目に突入しようとしているとあっては、やはり「遅い」とのそしりは免れないでしょうねぇ(苦笑)。
田中芳樹の執筆傾向から考えると、今後の執筆速度の向上については期待することができるでしょうし、この調子でいけば、あるいは2013年内の刊行も視野に入れることができるかもしれないのですが。

しかし今回のタイタニア4巻、らいとすたっふ公式から脱稿が発表されたら、またもやYahoo!ニュース辺りで大々的に報じられることにでもなったりするのでしょうか?
確かに「20年以上もの空白期間を置いての続巻刊行」というのは、世間一般的に見ても相当なまでに稀なケースですし、ニュースバリュー的な価値もそれなりにありはするのでしょうけど。
作家としての職業倫理の観点から言えば「恥」の部類に入ることは確実なのですけどね、これって。


日曜洋画劇場の名称改変に見られるテレビの映画放映の需要低下

テレビ朝日系列の「日曜洋画劇場」が消えるかもしれないと話題になっています。
現状の「日曜洋画劇場」枠の名称を、「日曜エンターテインメント(仮)」に変更するのだそうで↓

http://megalodon.jp/2013-0307-2022-46/mainichi.jp/mantan/news/20130306dyo00m200020000c.html
>  テレビ朝日は6日、4月期の改編説明会を開き、日曜午後9時からの「日曜洋画劇場」枠の名称を変更し、「日曜エンターテインメント(仮)」としてリニューアルすると発表した。45年の歴史を誇る洋画番組の名称を変更し、映画だけでなく、大型特別ドラマや豪華バラエティーなどのエンターテインメント番組も放送する。ただし、洋画を放送する際は「日曜洋画劇場」のタイトルは残すという。
>
>  西新編成部長は「もちろん上質な映画は放送していきますが、映画以外にもプレミア感のあるエンターテインメントを投入していきたい。大型ドラマなどもかけていけたらと思っている」と説明。平城隆司取締役は
「昨今の洋画の興行成績(が振るわないから)なのか視聴率が取れなくなっている。12年度に期待して投入した大作がなかなか数字を取れていない」と背景を明かし、「前は固定のお客さんがいたが、なかなかうまくいかなくなってきた。とはいえ45年の歴史ある日曜洋画なので大切にしていきたい」と語った。
>
>  
同枠では、すでに映画以外の番組を放送しており、昨年7月の「とんねるずのスポーツ王は俺だ!真夏の猛特訓スペシャル」が17.8%、同9月の「無人島0円生活3時間スペシャル」も18.3%とそれぞれ高視聴率を記録しているが、映画とその他の番組の比率について平城取締役は「決めかねているが、日曜洋画を中心としているのは間違いない。放映権の値段などもあるので、どちらが良いかを探りながら、視聴者の方々の反応を見ながら決めたい」と説明している。(毎日新聞デジタル)

ただ、上記記事にもあるように、ここ最近は「日曜洋画劇場」の時間枠で全く別のテレビドラマやバラエティ番組を放映しているケースが結構あったりするので、今回の番組改編はその現状を追認しているだけではないかという感は否めないですね。
映画全体の興行収益自体は一頃に比べれば上向いている感はあるものの、それを牽引しているのは邦画であって洋画ではないのですし。
劇場公開の本数自体は洋画の方が未だ多いにもかかわらず、2012年の興行収益では邦画の比率が全体の65.7%を占めているありさま。
加えて、レンタルビデオやDVD価格そのものの下落などで、劇場公開のノーカット版が手に入りやすくなり、編集カットがバリバリに行われているテレビ放映に頼る必要性も薄くなっています。
その点では、テレビによる洋画の放映の需要が下がるのも、時代の必然的な流れであると言えるのかもしれませんね。

とはいえ、映画のテレビ放映を少なくしたところで、視聴者のテレビ離れが進んでいる現状では、そう遠くない時期にジリ貧に陥るのは目に見えているのですが。
バラエティに取って代われるだけの有力な番組構成を、テレビ局は未だ作れていないのが実情ですからねぇ。
出演者が違う以外は10年以上も昔の頃とまるで変わり映えのしないバラエティ番組構成も、いいかげん視聴者から盛大に飽きられてきているのではないと思えてならないところですし。
今のままでは、唯一の頼みの綱であるバラエティが凋落した時が同時にテレビ局の最期でもある、と言っても過言ではないでしょうね。


google検索でセーフブラウジング機能が誤作動?

検索エンジン最大手の「google」の検索結果、およびGoogle Chrome・Firefox等のブラウザからアクセスすると「不正なソフトウェアが存在する可能性があります」としてブロックされる大手サイトが頻発する現象が発生しています↓

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1303/05/news079.html
>  3月5日、「毎日jp」「マイナビニュース」「ORICON STYLE」など大手WebサイトなどにGoogle検索やChromeブラウザ、Firefoxからアクセスすると「不正なソフトウェアが存在する可能性があります」などと警告され、一時ブロックされる事態が起きた。5日午後6時現在、ORICON STYLEなどへのアクセスは回復している。
>
> 編集部注
> •5日午後4時半時点でオリコンへの規制は解除されている。
> •5日午後6時15分時点でアクセスが一部回復していることを追記し、記事内容を一部差し替えました。
>
>  Googleは不正プログラムについてユーザーに警告するセキュリティ対策機能「Safe Browsing」を提供しており、Google検索結果やChrome、Firefoxなどが利用している。
サイトなどに問題が発生した可能性がある場合、Safe Browsing機能に基づき自動的にブロックされる仕組みになっている。
>
>  アクセスのブロックは3月5日午前から報告され、複数の大手サイトのほか、まとめサイト大手や「piapro」(クリプトン・フューチャー・メディア)などもブロック対象になった。
>
>  Chromeから各サイトにアクセスすると、「ウェブサイトの不正なソフトウェアを事前に検出しました」「現在アクセスすると、お使いのパソコンが不正なソフトウェアに感染する恐れがあります」と表示され、コンテンツは表示されない状態に。Google検索結果では「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と警告。
アクセスすると「警告- このウェブサイトにアクセスすると、コンピュータに損害が生じる可能性があります」としてブロックされ、コンテンツには進めない。
>
>  実際にこれらのサイトに「不正なソフトウェア」が存在するかどうかは不明だが、警告が出た場合は念のためアクセスには注意する必要がある。
>
>  5日午後6時現在、ORICON STYLEへのアクセス規制は解除されているほか、毎日jpとマイナビニュースはChrome/Firefoxからアドレスを直接入力すれば閲覧できる状態になっている。
>
>  ORICON STYLEはこの間、サイトのトップページに「現在、一部サイトからのアクセス及び一部ブラウザでの閲覧が不安定な状況となっております」との告知を掲載。その後復旧し、「ご不便をおかけして大変申し訳御座いませんでした」と謝罪した。
>
>  2月上旬にも、New York Timesなどの大手サイトへのアクセスがSafe Browsingに基づきブロックされる事態が起きた。この際は広告配信業者のWebサイトにマルウェアが仕込まれたとの情報が発端になっていた。

変態新聞こと毎日新聞の公式サイトがブロックを受けているのは、いっそ狙ってやっているのかとすら疑いたくなるくらいの笑いのネタではありますね。
HTMLのMETAタグに、よりにもよって「hentai」「japanese girls」「Japan sex」の文字を埋め込んだ前歴は伊達ではないわけで(苦笑)。
よくもまあ今までマトモなサイト運営ができたものだ、と逆に感心すらしてしまうほどに、一頃の毎日新聞の公式サイトの惨状は想像を絶するものがあったのですからねぇ。
毎日新聞に関しては、いっそ「仕様」ということでこのままセーフブラウジングを続けてくれても何の問題もないばかりか、むしろ「不健全なサイトをブロックする」という趣旨と照らし合わせても合致しているのではないかとすら思えてならないところなのですけどねぇ(爆)。

とはいえ、毎日新聞だけならまだしも、他のサイトまでもがセーフブラウジングの対象となるのであれば少々問題ではあります。
セーフブラウジングの適用対象が大手サイト限定とは限らない、というか普通に個人サイトなどもターゲットになるでしょうからねぇ。
何を基準にしているのか分からないということは、逆に言えばどんなサイトでも適用対象になる可能性があるということにもなるのですし。
googleのパンダアップデートのごときパターンで個人サイトが巻き込まれるのは、正直勘弁してもらいたいところなのですが。


熊本県のPM2.5水準悪化問題と某作家の中国礼賛な昔話

熊本県の各所に設置された測定局で、中国から飛来した微小粒子状物質「PM2.5」の測定値が、国が注意喚起する暫定的な指針とした「1日平均値70マイクログラム」を突破する事態が発生。
これに基づき、全国初となる外出自粛等の注意喚起が熊本県で行われました↓

http://megalodon.jp/2013-0305-1927-16/kumanichi.com/news/local/main/20130305003.shtml
>  県は5日午前、微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度の1日平均値が「健康な人でも影響が出る可能性がある水準」を超えると予想されるとして、県ホームページなどで外出を控えるよう注意喚起した。PM2・5で国の指針に基づく注意喚起が出たのは全国で初めて。
>
>  県は4日、県内18カ所(うち2カ所は熊本市)の測定局のうち、午前5、6、7時の測定値が1カ所でも大気1立方メートル当たり85マイクログラム(マイクロは100万分の1)を超えれば、国が注意喚起する暫定的な指針とした「1日平均値70マイクログラム」を超えると想定されるとして情報提供すると発表。5日に運用を開始したばかりだった。
>
>  この日は午前5時に荒尾市役所の測定局で91マイクログラムを観測。その後、正午までに荒尾市役所や有明保健所(玉名市)で100マイクログラム超を記録した。県環境保全課は午前7時に市町村や報道機関に通知。また、ホームページで不要不急の外出や屋外での激しい運動を控えるよう促し、携帯電話への配信を事前登録していた県民ら約1万2千人にもメールで知らせた。
>
>  環境省によると、福岡県内でも70マイクログラムを超えた地点があるが、同県は注意喚起の指針を整備中という。
>
>  
熊本では県環境保全課に朝から県民からの電話が殺到。注意喚起メールの配信登録方法のほか、「外出は控えるべきか」「学校の対応はどうなっているのか」などの問い合わせが相次いだ。

熊本では以前からPM2.5の平均値が日本で一番高いなどと言われていましたが、とうとうこの日が来てしまったという感じですね(T_T)。
中国の大気汚染は、当の中国人自身に全く改善する意思がないため、長期化する可能性が非常に高いときているのですし。
汚染源が日本国内ならば自助努力で改善の道もあるのでしょうが、今回の問題の解消は昔の日本とは比べ物にならないレベルで至難の業であると言わざるをえないでしょう。
何とも傍迷惑な話ではあるのですが(-_-;;)。

中国由来のPM2.5問題の救いようのないところは、日本その他の外国がいくら技術的・人的な援助をしたところで、当の中国&中国人自身が目先のカネを優先してその全てを踏みにじる気満々だという点です。
中国は環境改善の技術支援を行っても、設備や機器の類はすぐに転売等でカネにしたり、人的支援は妨害を繰り返した挙句に叩き出したりと、ロクでもない対応ばかりに終始することで有名です。
日本からODAをもらっていたという事実を国内で全く報じなかったという事実は有名な話ですし、中国の砂漠化を食い止めるべく植林事業を行っている人達を「薪を取らせろ!」などという本末転倒な理由でもって叩き出した事例もあったりします。
中国人は上から末端に至るまで、長期的な展望よりも目先の利益を最優先する傾向が多大にあるため、こちらから善意を示しても一方的に利用されるだけでしかなかったりするんですよね。
良かれと思って援助された日本側の善意が、これまで何回中国側によって踏みにじられ続けてきたことか……。
これほどまでに援助のし甲斐がまるでない国&国民というのも、そう滅多にはいないのではないでしょうかねぇ(-_-;;)。
今回の大気汚染をはじめとする中国の環境問題が抜本的に改善されるためには、中国人自身の環境とカネに対する意識が根底から変わらないと、土台無理な話なのではないのかと。

ところで、常日頃から偉大なる中国様を礼賛し続けてきた我らが田中芳樹御大は、今回の中国の環境問題と熊本への汚染物資到達について如何なる感想を抱いているのでしょうか?
熊本は田中芳樹にとっても生まれ故郷なわけですし、現在も熊本市に実家があってしばしば帰郷しているらしいので、決して他人事ではないはずなのですが。
田中芳樹は中国の未来について、かつて創竜伝6巻でこんなことを作中キャラクターに言わせていたことがあったりするんですよね↓

創竜伝6巻 P188下段~P189上段
<「中国の歴史は圧政と暴政の歴史だ、だから中国はきらいだ、という日本人もおるそうだが、君たちはどうだね」
「ばかばかしいですね、そんな考えは」
 あっさりと始はいってのけた。
「たしかに圧政と暴政の歴史という一面も中国の歴史にはあります。ですが、それは同時に、勇敢な叛逆と崇高な抵抗の歴史でもあるでしょう。
天安門虐殺事件のとき、素手で戦車の前に立ちはだかってその前進をとめた若者がいました。中国の未来は、戦車の出動を命じた独裁者なんかの上にではなく、そういう若者たちの上にある、と、おれは信じてますから」>

で、これが書かれてから20年以上も経過した今、中国はまさに「そういう若者たち」によって悲惨過ぎるレベルの環境汚染がもたらされるまでに至っているのですけど(爆)。
また一方で「そういう若者たち」は、しばしば尖閣問題などで反日暴動などを繰り広げ、日本のみならず海外の企業をも襲撃したり略奪したりしているのですが、それでもなお中国の未来は彼らの上にあるとでも言うのでしょうか(苦笑)。
こんな中国人になお未来や希望を見出せるというのであれば、どこら辺にそのような要素があるのかを是非とも教えてもらいたいものなのですが。

今の中国のあり方を変えるには、教育システムを抜本的に変更して最低でも1世紀以上もの時間をかけないと、微かな希望を見出すことすらも無理というものでしょう。
中国人の道徳水準と行動原理が現行のままである限り、たとえ中華人民共和国や中国共産党が崩壊しても、刹那的かつ破滅的な行為の数々が改められることは永遠にない。
どうにも私にはそのように思えてならないのですけどね。


映画「フライト」感想

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映画「フライト」観に行ってきました。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの製作を手掛けたロバート・ゼメキス監督と、「ザ・ウォーカー」「アンストッパブル」「デンジャラス・ラン」のデンゼル・ワシントンがタッグを組み、飛行機墜落事件の当事者である機長を巡って繰り広げられる人間ドラマ作品です。
今作では、冒頭で情事後の朝を迎えた女性がスッポンポンで部屋を動き回るシーンの他、酒やドラッグをキメる描写などがあったりするため、PG-12指定されています。

今作の主人公ウィップ・ウィトカーは、長年旅客機の機長を務めるベテランパイロット。
しかしその一方で、彼は離婚した妻と子供の問題から重度のアルコール依存症を患っており、さらにドラッグにも手を出すほどの素行の悪さを密かに抱え込んでいました。
その日もウィップは、愛人らしいカテリーナ・トリーナ・マルケス(映画の中では「トリーナ」と表記)と徹夜でパーティに老け込んだ挙句に情事後の朝を迎えており、酒とドラッグをかっくらった後で、フロリダ州オーランド発ジョージア州アトランタ行のサウスジェット航空227便の飛行機に機長として乗り込むのでした。
飛行機出発時のオーランドは悪天候に見舞われており、強風と大雨が降りしきる中、飛行機は空へ飛び立っていきました。
当然、乗客も副操縦士ケン・エヴァンスも不安に駆られるのですが、ウィップは常識破りの操縦で雲の間をすり抜け、安定飛行に移ることに成功します。
ウィップは自らマイクで安全圏に入ったとスピーチを行い、乗客達を安心させる中、ひそかにオレンジジュースにウォッカを入れて飲酒行為をやらかします。
そしてウィップは、ケン・エヴァンスに操縦を任せ、自分はうたた寝を始めてしまうのでした。
ところが、飛行を初めて26分が経過し、アトランタへの着陸準備に入り始めた頃、突然機体が制御不能に陥り、急激に高度を落とし始めるという緊急事態が発生します。
ウィップは何とか機体を制御しようとするのですが、機体は全くコントロールを受け付けようとしません。
そして、真っ逆さまに落ちていく機体の向かう先には、人口が密集しているとおぼしき住宅地が広がっており、そのまま墜落すれば乗客はむろんのこと、地上でも大惨事が発生するのは必至の情勢でした。
機体そのものに問題が発生したと判断したウィップは、操縦を手動に切り替えると、機体を180度回転させ、上下逆になった背面飛行状態を作り出すことで機体の水平飛行を維持するという究極の荒業を披露することになります。
住宅地を抜け、広大な広場を見出したウィップは、機体を元に戻し、グライダーのような滑空状態で胴体着陸を敢行。
そして、胴体着陸時の衝撃で、ウィップは意識を失ってしまうのでした。

次にウィップが目を覚ましたのは、アトランタの病院の一室でした。
そこには、ちょうどウィップを見舞いに来ていたサウスジェット航空の幹部で旧友でもあるチャーリー・アンダーソンがおり、彼はウィップの奇跡的な操縦で乗員乗客102名中96名が生還できたと賞賛します。
死亡した6名の内訳は、乗員2名に乗客4名。
しかしその乗客2名の中には、ウィップが物語冒頭で情事にしけこみ、将来の妻と考えてさえいたトリーナが含まれていたのでした。
事故を調査する国家運輸安全委員会の形式的な質問を経て、ひとりになったウィップは、トリーナの死にすすり泣くのでした。
一方、ウィップの様態は脳震盪以外は大したことがなく、3日もあれば問題なく退院できるとのこと。
しかし、マスコミが飛行機事故の真相について騒ぎ立て、事故の調査が進んでいく中で、ウィップに対する飲酒問題が浮上してくることになるのです。

映画「フライト」の主人公は、明らかに人格が破綻している上、特に物語後半では自滅願望の類でもあるのではないかとしか思えない言動に終始していて、あまり好感の抱きようがなかったですね。
ウィップの周囲の人間は、どちらかと言えばウィップに好意的で、明らかにウィップにとって有利な証言に終始し、チャーリー・アンダーソンや黒人弁護士のヒュー・ラングもウィップの無罪獲得にアレだけ奔走していたというのに、ウィップはほとんど自分から進んで破滅への道を邁進する始末だったのですから。
確かにウィップには元々アルコール依存症の気はあったのでしょうが、物語終盤のアレはどう見ても自滅することを理解していた上でそれを自分から積極的に望んでいたようにすら見えましたし。
ウィップにしてみれば、自分が懇意にしていた女性達に死なれたり愛想を尽かされて逃げられたりで自暴自棄になっていた側面もあったのかもしれませんし、何よりも「死んだ人間に飲酒の冤罪を擦り付けることになる」という構図に耐え難いものがあったという事情も働いていたのでしょう。
せっかく国家運輸安全委員会の事故調査でも、機体のメンテナンス不良が事故の原因だったという結論で固まろうとしていたというのに、傍目から見た分には何ともバツが悪い自滅以外の何物でもなかったですね。

しかし、物語終盤におけるウィップの告白は、ウィップの精神的な満足が得られた以外は、むしろ社会的には害悪しか与えていないのではないでしょうか?
特に、ウィップの自滅願望に付き合わされた挙句、巨額の賠償責任までひっかぶる羽目になったであろうサウスジェット航空の面々にとっては。
彼らは、ウィップが飲酒の問題を認めた時点で、最低でもアルコール依存症の人間をパイロットとして雇っていたという「会社としての任命・監督責任」を免れることができなくなってしまったのですし。
しかもあの場におけるあの告白の仕方では、下手をすればさらに機体のメンテナンスの責任までもがウィップとサウスジェット航空に擦り付けられ、場合によっては死亡した乗客4人への賠償責任までもが会社に覆いかぶさってくる事態すらも充分にありえます。
そうなれば、サウスジェット航空は会社として損失を被るばかりか信用までも失い、賠償問題も重なって経営は破綻、従業員・幹部一同は会社ごと職を失うレベルの危機に直面することになるわけです。
そして、そういう事態を回避したいからこそ、サウスジェット航空の面々はウィップの無罪獲得に必死になっていたはずなのです。
何しろ、死亡した乗客4人へ賠償金を支払うことになれば航空会社が維持できなくなると、作中でもはっきりと明示されていたわけですし。
自分のあの告白からそういう事態が発生した際の責任まで、ウィップは自分で背負う覚悟が果たしてあったのでしょうか?
あのラストの展開では、ウィップの行為によって職を失ったり損害を被ったりした人間が確実に出てくることになるのですし、刑務所に収監されたウィップの描写を見る限り、とてもそこまでの責任をウィップが自覚し、背負っていたようには全く見えなかったのですが……。

さらに言えば、あの場におけるウィップの飲酒容認発言は、飛行機を製造・メンテナンスを担う会社側に一定の免罪符を与える事態をも招くことにもなりかねません。
彼らにしてみれば、ウィップの発言は自分達の責任を擦り付ける格好の口実として間違いなく使えるのですから、「機体のメンテナンスは大した問題ではなく、事故は機長のアルコール飲酒が主原因で起こったものだ」くらいのことは当然主張してくるでしょう。
当の本人が自分から積極的に認めたという事実も相まって、最悪、肝心要の機体の問題が完全無視されてしまった挙句、機長のアルコール依存症のみが、世間・マスコミ・国家運輸安全委員会などで大々的に取り上げられる、などという事態にすらもなりかねません。
「堕ちた英雄」なんてネタは、さぞかし世間一般の受けも良いでしょうからねぇ(苦笑)。
そして、批判の矛先が摩り替えられたことによって、欠陥飛行機を製造した会社は結果的に世間から大々的に取り上げられることがなくなってしまい、結果として本来あるべき事故の真相や責任の追及が歪められてしまう可能性も否定できないのです。
他ならぬウィップ自身、事故の責任は機体の故障にあって自分の操縦には問題ない、それどころか自分の操縦こそが多くの乗員乗客の生命を救ったのだと自認していましたし、周囲もそれは声を大にして認めていたではありませんか。
その責任の追及が歪められたり曖昧な決着で終わったり、最悪はその責任をもウィップ自身が背負わされる羽目になったりするケースも、あの告白の後では充分に想定されるべき事態であると言えるのですが、そんなことにウィップは耐えられるとでもいうのでしょうか?
日本でさえそういう事態は普通にありえそうですし、ましてや訴訟大国たるアメリカであればなおのこと、安易な責任認定は無用な冤罪や真犯人の免罪を招きかねないのではないのかと。
作中におけるウィップの飲酒責任の告白は、単に自分個人の問題だけで終わるものでは全くないはずなのですけどねぇ。

航空機事故およびそれに伴う責任問題を扱っている割には、どうにも主人公およびその周囲限定の葛藤や問題のみにスポットが当てられている感が否めなかった作品でしたね。
主人公自身も、最後の告白をも含めてひたすら「自分個人の都合と論理」だけで動いていましたし。
その辺りの行動原理をどのように解釈するのかで、今作の評価はかなり違ったものになりそうではありますね。


相変わらず深刻な地域間の映画格差事情

第85回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞の栄冠を手中にし、日本でも2013年3月1日から劇場公開されている映画「ジャンゴ 繋がれざる者」。
この映画は熊本の映画館でも宣伝が行われており、映画館での映画の宣伝は「その映画館でいずれ上映されることになる作品」を意味するものでもあることから、私も当然のごとく公開に合わせて観賞する計画を立てていました。

ところが何と、この映画は土壇場で熊本県内の劇場公開予定が全て消失してしまい、熊本では観賞することすら完全に不可能とされてしまったのです。
「熊本の映画館で宣伝されていたのだから」と熊本での劇場公開を確信し、3月1日のファーストデイの公開に合わせて観賞する予定だった私の計画は簡単に頓挫(T_T)。
これまでの慣習から考えればありえない事実に驚愕し、すぐさま公式サイトの上映劇場一覧を確認した私は、この映画が熊本どころか、日本の47都道府県中わずか20都道府県でしか上映されていないという事実を知ることに。
熊本で公開する気がないのなら、そもそも最初から熊本の映画館でCMなんか流すなよ、と私は腹いせも兼ねて大いに地団太を踏む羽目となってしまったのでした(T_T)。

映画「ジャンゴ 繋がれざる者」は、レオナルド・ディカプリオ等の大物スターが出演し、ジャンルもアクション映画、さらにはクエンティン・タランティーノ監督製作映画の中では最もヒットした部類に入るとされる作品です↓

http://www.cinematoday.jp/page/N0049501
>  [シネマトゥデイ映画ニュース] 映画『ジャンゴ 繋がれざる者』が、北米におけるクエンティン・タランティーノ監督最大のヒット作になったことが明らかになった。オープニング週末だけで3,000万ドル(約24億円)を超える興行収入を記録した同作は、18日までに1億3,012万ドル(約104億960万円)を稼ぎ出している。(数字はBox Office Mojo調べ・1ドル80円計算)
>
>  これまで最大のヒット作だったのは、2009年の映画『イングロリアス・バスターズ』。ブラッド・ピットとタランティーノ監督の初タッグ作となった同作は、北米で興行収入1億2,050万ドル(約96億4,000万円)を記録している。公開館数だけでいえば『ジャンゴ 繋がれざる者』は3,010館と、『イングロリアス・バスターズ』の3,165館には及ばなかったものの、
公開後1か月足らずでタランティーノ監督のキャリア史上最大のヒットとなった。
>
>  レオナルド・ディカプリオが残忍な悪役を演じていることでも話題の本作は、先日発表された第70回ゴールデン・グローブ賞を助演男優賞(クリストフ・ヴァルツ)と脚本賞(クエンティン・タランティーノ)の2部門で受賞。アカデミー賞でも作品賞を含む5部門でノミネートされており、脚本賞での受賞が有力視されている。(編集部・福田麗)

しかも日本での劇場公開は、ちょうど第85回アカデミー賞の発表直後ということもあり、タイミング的にもこれ以上ないほどのベストと言って良いポジションにもあったはずなのです。
ところが、そういった好条件が重なっていてさえ、前述のような公開状況でしかないということは、つまるところこの映画は、日本における映画配給会社の間では「ヒットしない」という評価が下されているということになるわけです。
事実がそうなのか、日本の映画配給会社の目が救いようのないレベルで明後日の方向を向いているのかは分かりませんが、こんなことが続くと、作品毎における「観賞機会の格差」、および都会と地方の映画格差は拡大する一方です。
カネをかけて大々的な宣伝がかけられる映画は全国公開されることでますます大ヒットする一方、知名度のない作品はたとえどんなに内容が優れていたとしても観賞する機会すら与えられずマイナーなままで終わる、という構図は、あまり良い環境とは言えないのではないのかと。
また、2012年の1年間で日本全国で公開された映画総本数が983本なのに対し、熊本県内で公開されたそれは150本にも満たない数値でしかないという事実が示すように、地方で公開されない映画の存在は地域格差を拡大させる元凶でしかありません。
製作サイドにとっても映画ファンにとっても害にしかならない、この金儲け至上主義な映画館事情とそれに伴う都会と地方の映画格差の拡大は、いいかげんどうにかならないものなのでしょうかねぇ(-_-;;)。


作品の二次利用における原作使用料の問題について

映画「テルマエ・ロマエ」の原作使用料の問題について、らいとすたっふの社長氏がツイートしているみたいですね↓

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306217132440576002
<テルマエの原作料の話。旬な作家さんが「原作料って、こんなもんだよ」と言ってくれたの正直言ってありがたい。うちの親分の作品がアニメや舞台になっても、原作者側はさほど儲からないよ。でも、親分は自分の作品が別の表現方法で広がるのが楽しみ、って言ってる。でも、これは親分個人の話だから。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306217420127891456
<私だって、「銀英伝」がアニメになって、舞台になったとき、よく知らない人から「儲かっているんでしょ。メシでも奢ってよ」って言われたもん。うちなんか原作者の、さらにその代理人だもん。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306217888249966592
<あと、ちゃんと「原作者側って儲からないですよね」って言ってくれた人がいて、あ、この人は内情を知っている人だな。と思ったら、「私があいだに入ったら、もっと原作料、ふんだくれますよ」って。うーん。そういう考えがあるのも判るんだけど、ちょっと引いてしまったのも事実。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306218273119289344
<ただ、原作者代理人という仕事をきちんと突き詰めていけば、どんな相手からも出来るだけたくさんの原作料を支払ってもらえるように交渉すべきなんだよね。それは自分でも判ってる。だけど、原作を使って何かをしよう、という人は、自分たちでリスクを背負って映画なりアニメなりを作ろうとしてる。>

https://twitter.com/adachi_hiro/status/306218691358494723
<だから、私の考えとしては、とっかかりの部分では原作料を安くしてもいいのかな、と思う。だけど、アニメや映画がうまく軌道に乗って、続篇が作られたり、DVDや地上波での放映権料が入ってくる段階になったら、ちゃんと原作者側にも相応のものを支払って欲しい。と思うのね。>

これらのツイートを読んで思うのは、「個人としてはともかく、出版業界全体に与える影響というものを軽く考えすぎなのではないか?」ということですね。
確かに田中芳樹の性格からいえば、自分の作品を映像化してくれるのだから、気前良く自分の作品は提供するし、あまりカネを取る気にはなれないという「善意」を示すであろうことは想像に難くないですし、実際にアニメ化や舞台化の際にもそうしてきたのでしょう。
しかし世の中には、そういった「善意」すらも「悪意」に転用して私腹を肥やそうとする輩が後を絶たないのです。
つまり、田中芳樹が「善意」に基づいて自分の作品を安く提供した、という事実を逆手に取り、他の作家の作品を実写化等をしようとする際に、制作サイドから「あの田中先生でさえこの程度の額だったんですよ」という値切りの材料に使用されてしまう可能性があるわけです。
大御所でさえこの程度の金額で良いのであれば、それよりも立場の弱い新人や中堅どころの作家の場合はさらに値切ることが可能、という認識を制作サイドに植え付けてしまうのでは、結果的には他の作家の立場を窮地に追い詰めることにもなりかねないでしょう。
大御所は大御所にふさわしいギャラをもらわなければ、それが前例となり、それよりも弱い立場の同業者達もまた、「清貧な大御所」と同列もしくはそれ以下のギャラに甘んじなければならなくなるのです。
現に「テルマエ・ロマエ」の原作者は、そうやって100万円程度の原作使用料しか支払われることがなかったわけです。
のみならず、映画の宣伝のためにノーギャラで協力させられる、などという横暴まで堂々とまかり通る始末だったのですし。
その辺りの「後発への影響力」といったものが、どうも田中芳樹はまるで理解できていないのではないか、と考えずにはいられないですね。
田中芳樹が所属するらいとすたっふには、後発の新人もそれなりの数がいるはずでしょうに、何故自分自身が持つ影響力というものにそこまで無頓着でいられるのかと。

また田中芳樹の場合、自分の作品を自分が批判していたはずのパチンコに売り飛ばしたなどという前歴もあるわけですよね。
自分で「警察利権の温床」などと主張し、また「北朝鮮の資金源」との黒い噂も絶えないパチンコに、田中芳樹は一体何を期待していたというのでしょうか?
パチンコ相手に、「原作を使って何かをしよう、という人は、自分たちでリスクを背負って映画なりアニメなりを作ろうとしてる」なんて論理が通用するはずもないでしょうに。
カネ儲けが目当てでなかったのであればなおのこと、自分の作品をポルノと同等かそれ以下の存在であるパチンコに売り飛ばした理由が意味不明もいいところなのですが。
まさか、警察物である薬師寺シリーズを連載していることから自分も警察利権のおこぼれに与ることができる、などと考えたわけではないでしょうし(苦笑)。
あの当時でも、徳間書店とはとっくに縁を切っていたのですし、田中芳樹が著作権を主張してパチンコ売り飛ばしを拒否するのは簡単なことだったはずなのですけどね。

原作使用料については、映画のヒットに関わらず必要最低限支払われる額をまずは保証した上で、その額に興行収益に応じた金額を追加する、といった歩合制方式を採用し、かつそれを制度化すべきだと思いますね。
単純に制作サイドや出版社の「善意」に期待する現行のやり方では、制作サイドや出版社による値切りや中間搾取等で、作家の権利がないがしろにされることを防止することができないのですから。
というか、テレビ局等の映画の制作サイドなどはともかく、作家と緊密な仕事関係にあるはずの出版社までもが作家の権利を軽んじているというのは驚きの事実ではあるのですが。
作家と出版社って、実は敵対関係にでもあったりするのでしょうかねぇ(-_-;;)。
田中芳樹のごとき「善意の作品提供」すらも「制作サイドの悪意」に利用される世の中なのですから、作家の権利を保証し相応のギャラを確保させるための制度は必須と言えるのではないでしょうか?


シー・シェパードの日本への妨害行為がアメリカで「海賊行為」と認定

反捕鯨団体こと環境テロリスト集団のシー・シェパードが行っている日本の調査捕鯨船への妨害行為を、アメリカの連邦高裁が「海賊行為」と認定する決定を下しました↓

http://megalodon.jp/2013-0301-1955-13/sankei.jp.msn.com/world/news/130227/amr13022709570002-n1.htm
>  米サンフランシスコの連邦高裁は25日、反捕鯨団体「シー・シェパード」による日本の調査捕鯨の妨害を、国際法が禁じる「海賊行為」と認定する決定を下した。日本鯨類研究所(東京)が妨害の差し止めなどを求めた訴訟の過程で判断した。
>
>  高裁はさらに同団体に対し、この訴訟でシアトルの連邦地裁が詳しく審理して判決を出すまで、妨害行為をやめるよう命じる仮処分決定を出した。また、日本側による妨害差し止めの仮処分申請を退けた同地裁の判事を、訴訟から外すことも決定した。
>
>  日本側の主張を大筋で認め、同団体にとっては極めて厳しい判断。
>
>  
高裁は、抗議船を捕鯨船に衝突させたり、捕鯨船のスクリューを壊したりする行為は明確に「暴力」だと認定。同団体によるこうした捕鯨妨害は、自らの目的のために暴力を行使する「海賊行為」だと指摘した。(共同)

シー・シェパードの妨害活動が「海賊行為」と認定されると、シー・シェパードが官憲に逮捕された際、「海賊法」という特別な法律で処罰されることになります。
海賊法とは、その名の通り海賊を対象にした法律で、同じ犯罪行為でも、通常の犯罪者よりもかなり重い刑罰が定められています。
たとえば日本における「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律」では、「海賊行為のための船舶や武器の事前準備」に対する一番軽い刑罰でも3年以下の懲役であり、海賊行為を実施した場合は6年以上無期懲役、人を死なせた場合は死刑もありえます。
歴史的に見ても、海賊は「捕まえたら極刑」というパターンが主流でしたし、近年でもソマリアやマラッカ海峡で横行する海賊被害から、世界的に海賊行為を取り締まる動きが高まっています。
そして今回、シー・シェパードの妨害活動は、そんな世界的に敵視され犯罪者以上の重罪として処罰される海賊と全く同じ行為であると、しかもアメリカから認定されたことになるわけです。
活動拠点のひとつたるアメリカでさえそんな認定を下されてなお、シー・シェパードは堂々たる「海賊行為」を続けるつもりなのでしょうかね?
まあ、シー・シェパード最大の支持者はオーストラリアなので、「アメリカごとき大したことはない」と完全無視を決め込む公算が大ではあるのですが。

しかし、アメリカがシー・シェパードの妨害活動を「海賊行為」と認定したのであれば、日本としてもシー・シェパードを「海賊」として取り締まっても良いのではないでしょうか?
元々シー・シェパードが日本に対して【のみ】、やたらと過激な妨害活動に出るのは、「日本はどんなことをしても暴力的な手段で報復されない」と舐めてかかっているからに他ならないのですし。
シー・シェパードの関係者一同を「海賊」として逮捕し、無期懲役と死刑判決の山で遇してやれば、さすがのシー・シェパードも日本の調査捕鯨に対する妨害活動から一切手を引くことになるのではないかと思えてならないのですけどねぇ。


Windows7版IE10のリリースとWindows8の販売不振問題

Windows7版のInternet Explorer 10がリリースされたようです。
以下のページからダウンロードが可能です↓

Windows7版 Internet Explorer 10のダウンロードサイト
http://windows.microsoft.com/ja-jp/internet-explorer/downloads/ie-10/worldwide-languages

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2701J_X20C13A2000000/
>  米Microsoftは現地時間2013年2月26日、Windows 7用の新しいWebブラウザー「Internet Explorer 10(IE10)」を、日本を含む全世界で正式に提供開始した。IE10はWindows 8では標準搭載されており、普及率が高いWindows 7向けにもIE10を新たに提供することになる。
>
>  
Windows 7用IE10は動作パフォーマンスの向上を図っており、Webサイト閲覧時の速度は従来比で20%程度の向上を期待できるという。また、最新のWeb技術に対応し、「CSS3」や「HTML5」といった新しいWeb標準仕様への適用度を高めている。
>
>  利用者のプライバシーにも配慮。Chromeなど競合Webブラウザーと同様に、Webサイト運営者による利用者の行動追跡を防止する「Do Not Track(DNT)」オプションを実装している。
>
>  Windows 7用IE10は当面の間、MicrosoftのWebサイトから直接ダウンロードして利用できる。いずれWindows Updateの自動更新機能を介してIE10をインストールできるようにする予定だ。IE9以前のWebブラウザーでなければ動作しないアプリケーションを利用している企業ユーザー向けに、「自動配布の無効化ツールキット」も用意した。

早速ダウンロードしてみたのですが、確かにIE9と比較してもかなりサクサクに動いてくれますね。
Webサイトを一度に何ページも開いて閲覧するという用途にも充分に耐えられる性能で、使い勝手はかなり良いものを持っていると言えます。
一方で問題点を挙げるとすれば、スクロールバー等の表示の仕様がIE9から変更されているらしく、同じページでも見た目が異なる要素があるため、慣れるまでは若干違和感が残るかもしれない点となるでしょうか。

Windows7版のInternet Explorer 10がリリースされた背景には、Windows8の売れ行き不振があるみたいですね。
Windows8の販売状況は、「Microsoft社の黒歴史」とまで言われるほどに悪名高い「あの」Windows Vistaと比較してさえも芳しくないのだとか。
やはり、スタートメニューの削除や互換性の問題が、相当なまでに尾を引いていると考えるべきなのでしょうねぇ。
これまでのWindowsシリーズに慣れていた人であればあるほど、最初に混乱させられるのが必至な上、最新バージョンでないとインストールできないソフトが、よりによってMicrosoft社製のそれに多いとかいった問題もありますし。
動作保障外ながらもWindows7ではOffice2000が無事インストール&稼働してくれたものなのですが、Windows8では無理っぽいみたいですし。
他にも、データベースソフトのSQL Serverが、Windows7では2005でもOKだったのに、Windows8では2005も2008もダメで2012からしか対応していなかったり。
このままいくと、Windows8はVistaをも超える「黒歴史OS」にもなりかねないのではないですかねぇ。


映画の原作マンガの原作使用料が安すぎる事実がもたらす弊害

総額58億円もの興行収益を稼ぎ、続編の製作も決定された映画「テルマエ・ロマエ」
ところが、その原作者が受け取った原作使用料が、わずか100万円程度でしかなかったという衝撃の事実が原作者本人の口から明かされ、話題となっています↓

http://megalodon.jp/2013-0227-0036-03/news.livedoor.com/article/detail/7442593/
> 23日、バラエティ番組「ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」(TBS系放送)で、映画「テルマエ・ロマエ」の原作者が登場して、衝撃の告白をした。
>
> 今回の放送では、阿部寛、上戸彩の出演で大ヒットした映画「テルマエ・ロマエ」の原作者・ヤマザキマリさんが登場。
ヤマザキさんは「映画の興行収入は58億円だったが、原作使用料は約100万円だった」「映画がいくらヒットしても私自身は全然儲からなかった」と衝撃の告白をしスタジオが騒然となった。
>
> 映画化の経緯としては、
ある日突然「原作使用料として100万円ぐらい入金されるからよろしくね」と出版社に言われ、金額も勝手に決められていたという。さらには原稿で忙しいなか、一日中映画の宣伝のため拘束されても全てノーギャラ。しかし周りからは「映画の大ヒットで儲かってるんですよね?」などと言われ困ったという。ヤマザキさんは自身の原稿料にも触れて「1ページ2万円弱の原稿を描いてたほうがまだ儲かる」と明かした。
>
> 過去には
漫画「海猿」の原作者・佐藤秀峰さんも、映画化で70億円のヒットとも言われたが、原作者としては250万円ほどしかもらえないと告白しており「漫画家はいい様に利用されていて、それでも映画化されると喜ばなきゃいけない。なめられてると思う」とツイートしている。佐藤さんはその後、映画の契約に関しては小学館(海猿は同社週刊ヤングサンデーで連載)に任せず、行政書士に協力してもらい自身で交渉。映画の3作目からは原作使用料が10倍以上にアップしたという。
>
> ヤマザキさんの告白に対して、ネット掲示板では「これは酷すぎるわ。原作者の意向なんてまるまる無視のひどい実写化が横行するわけだ…」「原作使用料が安いのは知ってたけど、具体的な金額はちょっとショッキングだった」と驚きの声が上がっている。2014年GWに公開が予定されている「テルマエ・ロマエ」の続編では、原作使用料はどうなっているのだろうか。

映画の原作者ともなれば、普通なら利益の3~5%程度の配当を受けても何ら不思議な話ではないはずなのですが……。
映画の場合、出演俳優への出演料にセット・衣装にかかる費用、ロケ地への移動・輸送費など、様々な用途で少なからぬカネがかかるのは分かりきっていますし、興行的にコケた場合のリスクの問題などもあるのでしょうが、しかしいくら何でも原作者への原作使用料が100万円程度でしかないというのは正直どうなのかと。
制作サイドや出版社が、原作および作者をあまりにも軽んじ過ぎているとしか評しようがないではありませんか。
「カネのなる木」に下手にカネを与え過ぎると自分のところから離れていくから、とにかく薄給でこき使い、自分のところに依存せざるをえないようにする、などというブラック企業的な発想でもあったりするのでしょうか?
興行的にコケて利益が出せなかった、とでもいうのであればまだしも、数十億儲かっておいてそれではねぇ(-_-;;)。

昨今の邦画の隆盛は喜ばしいことではありますが、だからこそ原作者には一定の敬意を払い、それなりの権利と利益は保証されるべきでしょう。
ブラック企業の発想でクリエイター達を奴隷のようにこき使い、他人の作品を自分のものであるかのごとく扱う行為が当然のことであるはずがないのですから。
大ヒットした映画の原作使用料が安すぎると、後発の大ヒット作品があってもそれが基準となってしまい、「あの作品でさえこの金額だったのだから……」として少額に抑えられてしまうケースも出てくることになりかねません。
経済の論理から言っても、大ヒット映画には多額の、コケた映画では少額のといった「歩合制方式」で、原作使用料というのは決められて然るべきなのではないのでしょうか?


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