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映画「アメイジング・スパイダーマン(3D版)」感想

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映画「アメイジング・スパイダーマン」観に行ってきました。
アメコミの人気コミックの同名作品をリブートしたアクション超大作。
「スパイダーマン」自体は以前にも3部作で実写映画化されており、当初は3作目以降の続編がさらに製作されることになっていました。
しかし、その予定が製作会社の意向によってキャンセルされた結果、一部同じようなエピソードを踏襲しつつも基本的には全く別の映画として生まれ変わっています。
今作は本来、日本では2012年6月30日に劇場公開される予定の映画ですが、今回は6月23日と24日で先行上映が行われており、それに便乗する形での観賞となりました。
ただ、先行上映では3D版しか上映されていなかったため、泣く泣く3D版を観賞する羽目となってしまったのですが(T_T)。
先行上映だと、映画前売券もポイント観賞も使えなかったりしますし。
6月30日は観賞予定の映画が今作を含めて3作あったため、元来1本しか観賞予定がなかった今週にその分を持ってきたかったので、選り好みができなかったのが辛いところではありました(-_-;;)。
まあ3D効果については、「全体的に低めな傾向にある平均点から見れば、若干は良く演出できている方なのでは?」というものではありましたけど。

原作および映画版の「スパイダーマン」と同様に、映画「アメイジング・スパイダーマン」でも主人公となっているピーター・パーカーは、少年時代に両親が失踪(後になって「飛行機事故で死んだ」というネット上の情報が出てくる描写あり)した際に伯父夫婦に預けられた過去を持つ青年。
伯父夫婦はピーターを実の息子のように可愛がって育ててくれていたのですが、ピーターにとって両親の件は一種のトラウマないしは心残りにもなっていたようで、今でもどことなく両親の影を追っているような日々を過ごしていました。
そんなある日、彼は自宅で、かつて両親が持っていたという古びたバッグを発見します。
バッグの中を調べてみると、そこには若き日の父親と、父親の横に立っているひとりの人物が写っている一枚の写真が出てきます。
伯父夫婦にその写真の人物について尋ねて見たところ、彼は父親の友人で現在は巨大企業オズコープ社で研究員として働いているカート・コナーズ博士であることが判明。
ピーターはオズコープ社で募集されていたオズコープ社内の研究所の見学?に別人を装って割り込み参加し、社内にある秘密の研究所を発見してそこへ忍び込みます。
そこで彼は、密かに培養されているらしい大量の蜘蛛が保存されている部屋に迷い込んでしまいます。
ピーターが蜘蛛の糸?らしきものに触れると、それに触発されたのか大量の蜘蛛がバタバタとピーターの周囲に落っこちてきます。
蜘蛛を叩き落とすピーターでしたが、その中の一匹が払い落とす手を逃れ、ピーターの首筋を刺してしまいます。
蜘蛛の毒?の影響なのか、帰り道の列車の中で半ばウトウトして眠り込んでしまうピーター。
すると、たまたまその場に居合わせていた周囲のチンピラ達が、ピーターの額に酒瓶?を置く悪戯を始めてしまいます。
しかし、その酒瓶の表面に浮かんでいた水滴が一滴がピーターの額に落ちた瞬間、ピーターは瞬時に覚醒。
その場で飛躍的にパワーアップした跳躍力や吸着性、超人的な腕力やスピーディな反射神経などを見せつけ、チンピラ達を叩きのめしてしまいます。
これが、ピーター・パーカーが「スパイダーマン」として目覚めた瞬間でした。

一方、カート・コナーズ博士は、社長から委託を受けているらしい研究が行き詰まっており、研究打ち切りの危機に直面していました。
そこへ、「スパイダーマン」としての蜘蛛の力に覚醒したピーターが、カート・コナーズ博士の自宅を訪ねてきます。
オズコープ社では偽っていた自身の本当の身分を明かしたピーターは、カート・コナーズ博士にひとつの数式を提示します。
それは、彼の父親が生前に研究していた成果のひとつでもあり、何よりもカート・コナーズ博士の研究を大きく前進させるものでもありました。
カート・コナーズ博士に請われたこともあり、研究に協力するピーターでしたが、家族に連絡も入れず帰りが遅くなったピーターに対し、伯父夫婦はピーターを詰問する勢いで問い質します。
1回目は何とか誤魔化したピーターでしたが、それが何度も繰り返されたことでとうとうキレてしまったピーターは、売り言葉に買い言葉で伯父のベン・パーカーに当り散らし、そのまま家を飛び出してしまいます。
責任を感じずにいられなかったベン・パーカーは、ピーターを探し出すべく、制止する妻を振り切ってその後を追うことになるのですが……。

映画「アメイジング・スパイダーマン」における序盤のストーリーは、以前に実写映画化された「スパイダーマン」と同じエピソードが組み込まれています。
特殊なクモに刺されて超人的な力を得たり、それで有頂天になっている中で育ての親である伯父のベン・パーカーを亡くしたりといった描写は、まんま映画「スパイダーマン」の1作目でも展開されたシロモノだったりします。
特に伯父のベン・パーカーについては、作中に登場した瞬間から「ああ、この人確かこの後死ぬはずだよね」と反射的に考えてしまったくらいで、その結果も案の定な感が多々ありました(苦笑)。
ただ、以前の映画における「ベン・パーカーの死」は、それまで超人的な力を得て慢心していたピーターが改心していく発端となったのですが、今作の場合、ピーターが暴走していくのはむしろここからだったりします。
伯父の復讐のために、警察の人相書きや特徴のある人物を探し出すべく、街中にいるチンピラ達に片っ端から喧嘩を売っていき、警察からマークされていく存在と化していったのですから。
今作では、このスパイダーマンと警察との対立がメインテーマのひとつにもなっていますね。
ピーターの恋人となるグウェン・ステイシーの父親でニューヨーク市警の指揮官的な役割を担うキャプテン・ステイシーが、「覆面男(スパイダーマン)に制圧されていくのはフダ付きの悪党だから何の問題もないのでは?」という部下の発言に対して反論する描写がありますし、またピーターとキャプテンが初対面で食事を共にした際にも2人はスパイダーマンを巡って口論にまでなっていましたから。
ただ、一見するとガチガチの法律&警察至上主義的な言動を披露していたキャプテンが、スパイダーマンの正体を知った後に主旨換えでもしたかのごとくあっさりとスパイダーマンの味方になってしまった辺り、意外に情で動く人間であったような気はしないでもないですね。
それまで本人が主張していた論理からすれば、スパイダーマンの正体が何であれ、彼はスパイダーマンことピーターと敵対を続けなければならなかったはずなのですから。

しかし、キャプテンがスパイダーマンと共闘してその危機を助けた上、今作のラスボスであるリザードとの戦いで瀕死の重傷を負ってしまい、今際の際にスパイダーマンことピーターに対して「娘を巻き込むな」と約束させるのは正直どうかとは思わなくもなかったですね。
彼はあの時点で、娘のグウェンとピーターが恋仲にあることを充分に察知できていたはずなのですが。
もちろん、父親としては娘の安否が何よりも大事であるという心情は理解できなくもないのですが、当の娘にとってそれは余計なお世話もいいところだったでしょうね。
実際、ピーターがグウェンに別れを告げた際、グウェンは「父さんに約束させられたのね」と恨みがましく発言していましたし。
アレで、グウェンの父親に対する感情は間違いなく悪化してしまったのではなかったかと。
ラストで父親との約束を反故にするかのごとき発言をピーターが行っていましたが、それでグウェンとの関係が今後どうなっていくのかは、続編のストーリーに委ねられるところですね。

ベン・パーカーを殺した人間が未だ見つかっていないことや、ピーターの両親の死に何らかの暗い秘密があることが明示されているのに今作では何も解明されていないことなどから、最初から続編ありきで作られている作品と言えますね。
事実、既に続編の製作は決定していて、アメリカでは2014年5月に公開が予定されているのだとか。
アクション映画としては充分な出来ではありますので、その手のスタンダードなハリウッド映画が好みの方にはオススメの作品です。


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KLY (06/24 13:55) 編集・削除

映画の技術的な部分も含めて一新された現代風スパイダーマンという感じがしました。その意味でスパーダーマンの能力の見せ方は実に迫力あるものだったと思います。
半面一杯一杯詰め込んだせいか、どうもそれぞれのエピソードが平板というか。例えばピーターのラブストーリーなんて殆ど意味なかったと思うんです。オヤジは娘と付き合うなとかいってるし、グウェンは別に敵に襲われるでもないし。次回作はもうちょっとその辺集約されてきそうではありますけども。

http://sorette.cocolog-nifty.com/blog/

冒険風ライダー(管理人) (06/24 23:33) 編集・削除

>KLYさん
今作は新シリーズの1作目ということで、スパイダーマンの誕生やら原作からの基本的な人間関係などを描くだけでもう一杯一杯になっちゃったのでしょうね。
ラブストーリーなども基本的なところは描いたから、後は続編でさらに深化させようという意図でもあったのではないかと。
最初から続編ありきの作品だったでしょうから、その点ではある意味「余裕」のある構成ではあったのでしょうけど。

映像については確かに凄くよく出来ていましたね。
以前の映画よりも科学や技術などの小道具を積極的に活用することで、スパイダーマンの誕生や活躍をより上手く演出できている感はありましたし。

http://www.tanautsu.net/

銀英伝宝塚舞台版の公式サイト開設

2012年8月31日から公演予定となっている銀英伝宝塚舞台版の公式サイトが開設されました。
また、東西のNTT2社が特別協賛していることも明らかになっています↓

宝塚歌劇 宙組公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』
http://kageki.hankyu.co.jp/ginga/

トップページに掲載されている画像を見て、「おねぇ系」という言葉が浮かんでしまったのは私だけなのでしょうか(^^;;)。
全体的に中性的過ぎて、女性が男装しているというよりも「オカマな容貌のキャストが男役を演じている」ように見えてしまうものでして(-_-;;)。
まあ、キャスト全員が女性で、かつ男装の割合が9割を確実に超えるであろうことを考えれば、ある意味当然のことなのかもしれませんが。
既に上演されている銀英伝舞台版でも、観客は女性の割合が多かったそうですが、宝塚版のそれはほとんど女性オンリーな形になりそうではありますね。
まあ、どの道私は地理的な問題から観に行けそうにもないのですが(T_T)。


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葵猫 (06/24 15:07) 編集・削除

管理人様、それを言ったら歌舞伎だって、京劇だって、いい年した男性が造り声で乙女演じてるわけですし、様式美、ということで。
と言っても、私もかなり久しぶりではありまして、普通の観劇にないアウェイ感は多少あります。
日比谷に宝塚関連商品取扱店がありまして、普段は友人との観劇や食事の約束の待ち時間に冷やかしにチラ見しましたが、今回チラシゲットという目的を持って入りましたら、自分がえらく余所者なかんじがしました。
年代様々で私くらいの人もたくさんいるので傍目にわかるわけないんですが。
まあ、ただ年代は色々ですが殆んど女性でしたから(カップルが数組いましたが)男性単独は近寄りがたいかもしれません。
関西はおじ様ファン多いらしいですが。チラシは凄い勢いで減ってました。
私のような常連以外のお客(一応宙組仕様の組カラーの紫のクリアファイル購入)も多数来ているようです。男性ファンの分も持って帰った方もいるでしょうね。

ラインハルトのアイスブルー、ロイエンタールのヘテロクロミア、ヒルダのグリーンなど、目の色も原作に習ってます。
あれほど有名なベルばらでさえ、オスカルの青い瞳を再現しなかったのですから(近年の上演も)たいした力の入れようです。
貸し切り公演への遠征を決めたのて楽しみです。

冒険風ライダー(管理人) (06/24 23:56) 編集・削除

>葵猫さん
> 管理人様、それを言ったら歌舞伎だって、京劇だって、いい年した男性が造り声で乙女演じてるわけですし、様式美、ということで。

それは確かに(^_^;;)。
ただ、歌舞伎などの場合は時代劇映画やテレビなどでも時々お目にかかる機会があるのですが、宝塚は実のところ出演者や実物の衣装などを見たこと自体がこれまでほとんどなかったので、それでつい面食らってしまったというのが正直なところだったりします(^^;;)。
宝塚って、知名度がある割には、あまりメディアで実体が出てこないところがありますからねぇ。

> ラインハルトのアイスブルー、ロイエンタールのヘテロクロミア、ヒルダのグリーンなど、目の色も原作に習ってます。
> あれほど有名なベルばらでさえ、オスカルの青い瞳を再現しなかったのですから(近年の上演も)たいした力の入れようです。

確かに忠実度から言えば凄いですが、ただ舞台の場合、観客に役柄を演じているキャストの瞳の色まで見えているのかは少々疑問ではあります。
映画だと、顔のアップなどで目の色が分かることは普通にあるのですが、常に観客席という定位置からの観賞にならざるをえない舞台で、果たして瞳の色まで分かるものなのかと。
宣伝用としてポスターなどを飾るだけならば価値はあるでしょうけどね。

http://www.tanautsu.net/

葵猫 (06/25 12:35) 編集・削除

カラコンの主たる狙いはポスターやチラシだと思います。
実際凄い反響で、日比谷ではチラシがなくなりましたから。
このくらい力を入れてキャラ造ってます、というアピールで宝塚ファン以外の層に来てもらう事、が目的と思われます。
目の色、というか、効果にかんしては、オーベルシュタインの目をを舞台上でどう見せるのかが一番の関心事だったりします。

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