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「若者のテレビ離れ」を招いたテレビ局の問題

厚生労働省の「全国家庭児童調査」によると、テレビを観ない子供が2004年よりも2倍強にまで急増しているそうです。

http://megalodon.jp/2011-1223-1950-38/sankei.jp.msn.com/life/news/111223/trd11122313450013-n1.htm
>   テレビやDVDを「ほとんど見ない」と答えた子どもの割合が2009年は6.6%に上り、2.6%だった前回04年調査の2倍超に増えたことが22日、厚生労働省の「全国家庭児童調査」で分かった。高校生に限ると10.5%で、04年より6.6ポイント増えた。(サンケイスポーツ)
>
>  見ている場合でも、1日の視聴時間は全体的に減少。「2時間以上3時間未満」は3.7ポイント減の26.0%、「3時間以上」は3.4ポイント減の25.8%だった。
>
>  一方、携帯電話の利用時間は増え、「1時間以上2時間未満」が3.3ポイント増の9.8%で、「2時間以上」が2.8ポイント増の16.7%だった。
>
>  調査は全国の小学5年から18歳未満の子どもを対象に5年ごとに実施。今回の調査には1098人が答えた。

昔は「テレビっ子」という言葉が流行語となったほどに、テレビは国民生活と密接に結びついていたものだったですが、時代も大きく変わりましたね。
昨今のテレビの衰退ぶりがまたもや証明された形です。

子供がテレビを観なくなった大きな理由としては、携帯電話やネットの台頭でそちらに熱中するようになった結果、テレビを観なくなったという事情ももちろんあるでしょう。
ただ、テレビの場合は「子供向けの番組が著しく減った」という要素も少なからずあるのではないでしょうか。
以前はゴールデンタイムの早い時間帯である19時~20時頃は子供向けアニメや特撮番組が放送されていたものだったのですが、最近はどのチャンネルを見てもバラエティー番組ばかり。
また子供向け番組そのものも、テレビ東京系列に著しく偏っている傾向が顕著な一方、それ以外のテレビ局ではほとんど放映されることすらありません。
かつては夏休みの朝から昼、および夕方頃にかけて積極的に放映されていたアニメの再放送なども、最近では影も形もなくなってしまいました。
子供向けの番組をテレビが全くやっていないのに、子供がテレビを観るなどありえないでしょう。

で、何故テレビから子供向け番組が激減したのかと言えば、やはりこんな事情があったりするわけで↓

http://megalodon.jp/2011-1223-2051-55/www.cyzo.com/2011/08/post_8094.html
>  夏休みの子ども向け再放送、なぜやらなくなってしまったのか。テレビ番組の構成作家は言う。
>
>
「単純に一言でいうと、視聴率が取れないということになってしまいますね」
>
>  アニメ番組自体に視聴率が期待できない時代だというのである。
>
> 「一部を除くと、ゴールデンでもアニメはほとんどやらないということなどからも分かる通り、テレビ全体で見るとアニメは下降線をたどっているんです。
テレビは子どもよりも、40代50代が見るものにどんどん変わってきていますね
>
>  数字が取れないと、やはりいいスポンサーもついてくれなくなるわけで、
>
> 「テレビは結果を見てやる側面が強いので、その傾向は強まっていきますよね。ただ逆に、たまたまアニメ再放送をやって、たまたま結果がよかったらまた流れ始めるのかもしれませんしね」

……そりゃテレビを観る子供が減るのは当たり前でしょうねぇ。
当のテレビ局側が40代50代向けの大人向け番組ばかり制作しているのであれば、ただでさえテレビ以外の選択肢が増えている子供がテレビを視聴しなくなるのは至極当然というものです。
TVにおける時代劇の衰退と同じで、ここでもやはり視聴率至上主義が大きな弊害となっているわけです。
ここでさらに子供からの視聴率が獲得できなくなれば、テレビ局側はそれを改善するどころか、今よりも一層子供に背を向けた番組ばかりを作って視聴率稼ぎに邁進し、更なる若年層のテレビ離れを加速させるのでしょう。
それは「若者のテレビ離れ」という世代論で片付けることなどできない、テレビ局側の自業自得以外の何物にもならないでしょう。
今の調子で若年層のテレビ離れを進めていけば、最終的には誰もテレビを観なくなり、目先の視聴率稼ぎすらも不可能になる、という事態にいずれは直面することにもなりかねないにもかかわらず。
昨今のテレビ事情を見る限り、テレビはこの救いようのない悪循環にどっぷりハマっている惨状を呈しているとしか評しようがないですね。
目先の視聴率至上主義を捨てない限り、テレビが往年の実力を復活させることができるとは到底考えられないのですが。


コメント一覧

デュード (12/25 23:04) 編集・削除

目先の視聴率に狂って新規の視聴者育てようとしないというのでしょうね。

そりゃ40,50代の視聴率は稼げるけどそれでいいのかって?その層なくなったら視聴者いなくなる訳だから!

今ゴールデンでやってるアニメってポケモンにイナズマイレブンGOにダンボール戦機ってほとんどゲーム原作!新しいロボットアニメもおもちゃ屋のスポンサーの都合で作られなくなったしロボット・アニメ好きなんだけど西部劇の終焉に立ち会ってるような気がします。

そのうち子供が中学生になって深夜アニメ見たらアニメ嫌いなると思うんだどれも青春モノばっかりで出崎統監督や冨野由悠季監督や高橋良輔監督みたいな人材がいないとダメなんだよね。

アニメって時には現実教える作用もあるんだから楽しいだけじゃダメなような気がします

党利スガリー (03/05 20:51) 編集・削除

>以前はゴールデンタイムの早い時間帯である19時~20時頃は子供向けアニメや特撮番組が放送されていたものだったのですが、最近はどのチャンネルを見てもバラエティー番組ばかり。

こないだロンドンハーツを見ていたら、出演者のコメントがふきだしで表示されていました。常々、「最近のテレビ番組は漫画みたいだなー」と漠然と思っていたのですが、それを見て確信しました。それらはバラエティー番組やドラマ(最近はやたら漫画原作が多い)に取り込まれたんでしょうね。

冒険風ライダー(管理人) (03/05 22:12) 編集・削除

>党利スガリーさん
漫画が原作の実写化作品、というのはテレビのみならず映画でも最近よく見かけますね。
私が去年観賞した邦画でも「GANTZ」2部作と「岳-ガク-」「星守る犬」「ワイルド7」が漫画原作でしたし。
アメリカでもアメコミ原作の作品が出てきたりしていますし、これは日本のみならず世界的な傾向でもあるのかなぁ、と。
漫画原作が多くなっている理由としては、原作ファンが多かれ少なかれ観てくれるという一種の「保険」があることと、脚本を一から考える手間と時間が省けるという事情があるのだそうで。
これも結局、リスクを避けて安価な制作費で安全かつ安定的に稼げることを目的としたものなのでしょうね。

http://www.tanautsu.net/

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