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映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」感想

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映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」観に行ってきました。
エイリアン達による地球侵略に立ち向かうアメリカ海兵隊員達の戦いを描いたSFアクション作品。
人が血を流して死ぬ描写や、宇宙人を解体するシーンなどが作中に存在するため、この作品はPG-12指定されています。

この作品は本来、日本では2011年4月1日に劇場公開となる予定だったのですが、東日本大震災における「震災自粛」という名の人災の煽りを食らって劇場公開が延期となってしまい、9月になってようやく公開の運びとなりました。
何故この映画が「震災自粛」の対象にされたのか、当時から私は疑問に思っていたのですが、今回映画を観賞してその理由があっさり分かりました。
物語の序盤で、エイリアン達が地球に隕石?を落下させて地上を攻撃するシーンが続くのですが、その隕石落下の際に発生した津波に民間人が巻き込まれる描写が存在するんですよね。
時間にして僅か10秒あるかどうかの描写で、メインの描写とは到底言い難いシロモノだったのですが、「ああ、これが震災自粛のターゲットにされた最大の理由か」と納得せずにはいられませんでしたね。
何しろ、「スマトラ沖地震の大津波が作中で描写されている」というだけで公開が中止になった、映画「ヒアアフター」という前例がすでにあるわけですから。
また、同じロサンゼルスが舞台で、かつエイリアンの地球侵略を描いている映画「スカイライン-征服-」には津波の描写がなく、同じ6月公開で「自粛」させられた映画もある中で「自粛」の対象になっていなかったわけなのですから、これが理由だったのは確実でしょうね。
つまり映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」は、作中僅か10秒あるかどうかの津波描写【だけ】のために、実に5ヶ月以上にわたる劇場公開の「自粛」を余儀なくされてしまったわけです。
典型的なまでの「言葉狩り」としか言いようのない、山本弘のダブスタ作品論ばりにバカげた理由の「自粛」としか言いようがないではありませんか。
それで被災者達が救われたのかと言えば、当然のごとくそんなことは全くなかったわけですし、映画ファンとしては何とも傍迷惑な話としか言いようがないですね(>_<)。
そんな「自粛」の類など、当の被災者達ですら望んでいたとは到底思えないのですが。

物語冒頭は、エイリアン達に侵略されたロサンゼルスに海兵隊員達が軍用ヘリで接近するシーンから始まり、それから24時間前に遡って各海兵隊員達のエピソードが語られていきます。
予告編では1942年2月25日に発見された未確認飛行物体にアメリカ軍が応戦した「ロサンゼルスの戦い」や、その後各都市に現れたUFOの目撃譚などが語られていたはずなのですが、映画本編にはそれらを想起させるような描写は全くありませんでした。
主人公となるのは、かつて出征で部隊を率いながら、4人の部下を死なせてしまった過去を持つ初老の海兵隊員マイケル・ナンツ二等軍曹。
彼はエイリアン侵攻直前に、老齢であることと過去の負い目から退役届けを上層部に提示しており、そのことを理解している上司によって受理されています。
しかしその頃、世界は地球接近4時間前になって突然発見された隕石群の存在に騒然となっていました。
世界各地に落下していく隕石群。
しかしそれらの隕石は、落下直前に謎の減速をすることと、全てが同一規格的な形体をしていたことから、アメリカ軍はこれを侵略行為であると喝破し、軍が召集されます。
当然、マイケル・ナンツ二等軍曹が所属するロサンゼルス近郊に駐屯している海兵隊にも出撃命令が下され、退役間近の彼もまた、士官学校を首席卒業してこれが初陣というウィリアム・マルティネス少尉が指揮する海兵隊2-5部隊の副隊長的なポジションで出陣することになります。
海兵隊2-5部隊の任務は、ロサンゼルス西警察署に今なお取り残されている民間人の救出。
しかしそこは同時に、ロサンゼルスを制圧したエイリアン達の勢力圏内でもあり、当然のごとく激しい戦いが予想されるわけです。
かくして、全世界でエイリアン達による総攻撃が行われる中、ロサンゼルスの街を舞台に民間人達の避難誘導を任務とする海兵隊員達の活躍が描かれることになります。

映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」では、似たようなコンセプトで先行して上映された映画「スカイライン-征服-」が明らかに元ネタにしているであろう描写が複数箇所に存在します。
助けを求めてやって来た軍用ヘリが、主人公達の眼前でエイリアンに撃墜されてしまうシーンと、エイリアン達の司令塔的な存在とおぼしき宇宙母艦?にミサイルが飛んでいくシーンなどはまさにその典型で、「確かにこれは酷似しているなぁ」と思わずにはいられませんでしたね。
まあ、両作品共に同じ「ハイドラックス」という会社がVFXの製作を手掛けているわけですから、似たり寄ったりな描写になるのも当然と言えば当然なのかもしれないのですが。
今作を配給しているコロンビア映画の親会社であるソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント社が「ハイドラックス」を非難したのもむべなるかな、といったところでしたね。
ただ、エイリアン達の強さという点では、今作よりも「スカイライン-征服-」のエイリアン達の方が圧倒的な強さを誇っていますね。
あちらは司令塔の宇宙母艦に核ミサイルが炸裂してさえも1日程度で回復していたのに対し、今作では通常の弾道ミサイル?が当たれば簡単に無効化できるのですから。
また、「スカイライン-征服-」のエイリアンは自身が特殊能力を身につけており、自分で空を飛んだりするのに対し、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」の方は肉体的に人類より強靭な部分もあるものの弱点も存在しますし、また自動歩行する小型の戦車モドキや無人飛行体に侵略のサポートをさせていたりします。
この辺りの違いは、エイリアン達の圧倒的な強さと人類の無力さを描くのがメインであろう「スカイライン-征服-」と異なり、海兵隊が最終的にエイリアンを倒さなければならないところから来ているのでしょうけどね。

良くも悪くも、アメリカ海兵隊にメインスポットを当てた作品、と言えるでしょうか。
ただ、作中の映像は「カメラマン自身も走りながら撮影している」的なものが多いため、ややブレが多く少々観辛いところがあるかもしれません。


コメント一覧

名無し (12/04 08:41) 編集・削除

たった十秒のコマでもトラウマになってる方々がいるのを忘れないでください

完全な個人主義であり映画バカですね

あなたみたいな人の事を考えられない人がこのようなweb上で感想を述べないでいただきたい 不快です

冒険風ライダー(管理人) (12/04 09:59) 編集・削除

本当に「たった十秒のコマでもトラウマになってる」人のために映画公開を自粛しなければならない、というのであれば、公開延期どころか公開を中止すべきである、と言うことにならなければ筋が通らないでしょう。
自粛の本当の理由が「被災者に配慮した」などではなく、「その場の空気に逆らえなかった」「クレームが来るのを避けた」的な(映画会社側の)単なる自己都合の類でしかないことはこのことからも一目瞭然なのですが。

そもそも、「被災者という【絶対的な弱者】」を盾にして「自粛」という名の言論統制を行うなどという行為は到底容認できないですね。
「言葉狩り」や「非実在」などといったバカげた規制の類も、すくなくとも表面的にはそういった「弱者」への過剰な配慮から生まれたものなのですから。
第一、当時の過剰自粛は、当の被災者達ですら「自粛は止めてくれ」とWeb動画などで訴えていたりしていたくらいです。
「弱者への配慮」という名の言論統制で利益を得るのは「それを口実に規制を推進したがっている人間」だけで、当の弱者ですら利益どころか害をすら生み出すシロモノでしかないのです。

http://www.tanautsu.net/

774 (12/04 23:03) 編集・削除

こういう意見もあるし、不謹慎と言って非難する人も
当然出てくるし、悪い噂でも流されたら売上低下やら、
最悪スポンサーからの打ち切りもありうるのですから、
自粛するのは当然では?

774 (12/04 23:53) 編集・削除

というか、ここのブログだけならまだしも
あちこちに出没して論争するのはいかがなものか。
真朱薫さんにケンカふっかけてましたよね?

冒険風ライダー(管理人) (12/05 00:39) 編集・削除

>真朱薫さんにケンカふっかけてましたよね?

何のことですかそれは?

http://www.tanautsu.net/

774 (12/05 00:49) 編集・削除

http://www.google.co.jp/m/url?client=ms-hms-kddi-jp&ei=W5XbTojNHc7NkgXLmgE&q=http://www.geocities.jp/masoho_zero/&ved=0CCwQFjAH&usg=AFQjCNEWZbTrYMc4jv731PNQ7NtmhwSvSw
白き焔ブログってサイトで冒険風ライダーさんを見かけましたけれど、
心あたりはありませんでしたか?
真朱薫さんは流してましたけれど、かなり怒っていると思いますけど。

冒険風ライダー(管理人) (12/05 01:10) 編集・削除

>白き焔ブログ

初めて聞きましたよ、そんなブログ。
どうやら私の名前を騙っている人間がいるみたいですね。
白き焔ブログで私のHNを騙っている投稿は私のものではないことを、ここに明言しておきます。

http://www.tanautsu.net/

774 (12/05 01:32) 編集・削除

そうなんですか。
気をつけて下さいね。
変な誤解で、トラブっても面倒ですし。

S.K (12/07 18:34) 編集・削除

>774さん
別にいいんじゃないですか、
「事実はこうですよ」と
教えて差し上げたら
「知らねえよ、他所でやれ」
みたいに返す程度のヒトが何思っても。
ttp://blog.goo.ne.jp/masoho-zero/e/b9a23fcf2c8958f2a34717b104cce818

被災者より (01/14 17:30) 編集・削除

>たった十秒のコマでもトラウマになってる方々がいるのを忘れないでください

この方の意見に同意です

たまたまこちらのサイトを見かけてしまった自分にガッカリです

冒険風ライダー(管理人) (01/14 18:18) 編集・削除

前にも言いましたが、本当に「たった十秒のコマでもトラウマになってる」人がいるから映画公開は自粛すべきだというのならば、そもそも映画公開自体を永遠に中止しないと筋が通らないのでは?
「トラウマになってる」人は、たとえ50年後に映画を観賞したとしてもトラウマが蘇るでしょうし。
被災した人達に対して支援をするとか寄付をするとかいうのであればともかく、自粛などしたところで被災者の誰も救われないばかりか、自分達の経済を痛めつけるだけでしかありません。
現に、自粛でイベントが中止になったために資金の回収ができなくなり、倒産に追い込まれた企業だってあるのです。

まさか、当時の自粛が本当に「被災者のために」行われていた、なんて考えてはいないですよね?
口ではそう言っていても、その実態は単なるクレーム対策と自己都合でしかないのですよ、アレは。
現に「世界侵略:ロサンゼルス決戦」や「サンクタム」も、ほとぼりが冷めた頃になって普通に上映されたのですしね。
それが分かりきっているからこそ、「そんなことのために自粛なんかしないでくれ、本当に自粛するのであれば『被災者のために』などという偽善的かつ嘘っぱちな逃げ口上は言わないでくれ」と述べているのですが。

http://www.tanautsu.net/

一映画ファン (01/27 05:32) 編集・削除

直接被災していない都内在住の者ですら、該当シーンでは当時の状況がフラッシュバックしました。
連日の余震と、ニュース映像で体が覚えているのですね。

映画ファンと自称するぐらい、映画という想像力を養うエンターテイメントに接しているのですから、被災した方、近隣に住まわれている方の気持ちを想像出来る様になれると、もっと映画を楽しめる様になると思います。

がんばって成長する事を、一映画ファンとして、心待ちにしております。

通りすがり (01/27 05:34) 編集・削除

っうか、ガマンしろwww
半年ぐらい(笑

冒険風ライダー(管理人) (01/27 08:50) 編集・削除

>通りすがり
>一映画ファン

共に同じ「y086165.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp」というリモホから投稿して別人を装うという行為も感心できたものではないですが、被災者を絶対視して「自粛」という名の言論統制を行う行為を私は問題視しているのですけどね。
児童ポルノや「非実在」規制なども、すくなくとも表面的には「弱者に対する配慮」という錦の御旗を掲げて行われるのですし。
被災者を口実に全く同じことが行われないと、一体誰が保証しえるのですか?

http://www.tanautsu.net/

きゃつきゃつ (01/27 12:33) 編集・削除

PTSDで悩まされる兵士の描写とかのシーンもあったろうに、何も感じないなんて、勿体な過ぎる…
映画ファンとしてwww

saru (02/21 23:31) 編集・削除

私、都内在住ですので直接の被災者ではありませんが、帰宅難民になり計画停電の区域になる等迷惑は被りました。津波の映像は今見ても動悸がして胃が痛くなります。ましてや被災者の方にしたら1か月もせぬうちに「場を盛り上げるための津波」がある映画など「ちょっと空気を読んでくれ」となるのでは?公開の延期は妥当だと思いますよ?

>バカげた理由の「自粛」
>そんな「自粛」の類など、当の被災者達ですら望んでいたとは到底思えないのですが。
>映画ファンとしては何とも傍迷惑な話としか言いようがないですね(>_<)。

勝手に自分に都合よく被災者の気持ちを代弁した揚句、言葉狩りだなんだと勇ましいこと言ってますが、要するに楽しみにしてた映画の公開が遅れてムカついただけでしょ?

冒険風ライダー(管理人) (02/22 01:02) 編集・削除

ではこういう動画の存在は一体どのように説明するのですか?
他ならぬ被災者自身が「自粛するよりも花見をしてお酒を飲んで欲しい」などと述べているのですが↓

http://www.youtube.com/watch?v=UY0FtSqrMBc&feature=player_embedded

それに何度も述べていますが、当時の「自粛」とやらが本当に「被災者のために」「被災者に配慮して」行われたなどというのは一種の幻想です。
そんなのは単なる口実でしかなく、実際のところは「クレーム対策」と「自己都合」が複合したものでしかなかったのです。
はっきり言いますが、そんな欺瞞に満ちた口実に基づいた「自粛」などというシロモノに一体何の価値があるというのです?
そんなことよりも、イベントや祭りなどで経済を回して被災者達を金銭的・物的に支援した方が、よほどに「被災者のため」になりますよ。
「チャリティー」という形態を取れば立派な支援活動としても成り立つのですし。
あの当時から既に言われていたことなのですけどね、これは。

http://www.tanautsu.net/

いち名無し (03/26 14:27) 編集・削除

私は被災者ではありませんし、これが一例になるかはわかりませんが
私は、いわゆる一般の人間とは違う、生まれつき差別される側の人間です。
だからといってそれを題材とした映画が出ても、嫌な気持ちはありませんし、ドラマやドキュメンタリーで馬鹿にされても仕方ないかw程度です。
まぁ、PTSDとか命の瀬戸際という大きな問題だと、別の問題なのかもしれませんが、当人はそこまで悲惨に思ってないかもよ、という程度でお願いしますw

不謹慎だと叫ぶのは一つの意見として良いのですが、叫ぶ人たちの中に、ほとんど被災した方が居ないのは如何なのでしょう?
ツイッター含み、ネットを見ていても、本当に今辛いからやめて欲しい、といっている人は見た記憶がありません。
(そういった活動をしている方々がいたならすいません、私の勉強不足です)
誰かを想い、遠慮するのは日本の良い所です。
でも、遠慮を強要してしまうのは、日本の悪い所だと思いますよ。

勿論、一切配慮なんてせず好きなことやれやー!とは思ってません。
何事も、ほどほどが一番です。

これは管理人様にですが、明らかな牙の見える書き込みは無視したりして対処した方がよろしいかと。
(全てではないにしろ)不謹慎を餌に煽りたいだけの方も、確かに居られますので……。

被災者 (04/07 01:16) 編集・削除

お前らバカか…
住む家ねーのに映画どころじゃねーんだよ

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