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映画「ガリバー旅行記」感想

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映画「ガリバー旅行記」観に行ってきました。
アイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフト原作「ガリバー旅行記」を現代に合わせてアレンジした、コメディ系のファンタジー・アドベンチャー作品です。
この映画は3D版も公開されているのですが、私が観に行ったのは2D版になります。

この映画の主人公ガリバーは、アメリカ・ニューヨークの新聞社で郵便仕分けの仕事に従事する、虚言癖のあるチキンな人物として描かれています。
彼には新聞記者になる夢を抱いていたり、ダーシーという女性に5年も片思いをしていたりするのですが、チキンな性格が災いして夢を諦めてしまい、結果として郵便仕分けの仕事に10年近くも甘んじていたのでした。
新しく郵便仕分け係に赴任した部下がたったの1日で昇進し自分の上司となってしまった挙句、「君はこれ以上成長できない」的なことを言われていたのには、正直哀れみを誘うものがありましたね。
しかし、そんなガリバーにも、ふとしたことからチャンスが訪れます。
ダーシーに告白だかデートの約束だかをこぎつけようとした際に口から出たウソから、彼はダーシーから旅行記者としての仕事を手に入れる機会に恵まれるのです。
その際、明日までに旅行記者としてのレポートをまとめて提出するよう言われるのですが、当然文才もなければ知識もないガリバーにそんなことができるわけもありません。
そこでガリバーは、ネット上に掲載されている旅行記事の文章をいくつかコピペし自分のレポートとしてでっち上げるという、どこかの唐○俊一のP&Gのごとき神業を駆使してレポートを作成し提出。
結果、(後日にバレるものの)その場では見事にダーシーをダマくらかすことに成功し、バミューダ・トライアングル取材の仕事を勝ち取ることに成功するのです。
しかし、いざ自動操縦の船に乗り込んでバミューダ・トライアングルの海域へと向かったガリバーは、目的地近くの海域で突如大嵐に見舞われた挙句、巨大な竜巻に船ごと飲み込まれ意識を失ってしまいます。
そして次にガリバーが目覚めた時、そこには浜辺で小人達に囲まれ、がんじがらめにされて横たわっている自分の姿があるのでした。
小人の国リリパットにおけるガリバーの旅行記がここから始まるのです。

映画「ガリバー旅行記」一番のセールスポイントは、やはり何と言っても主人公ガリバーを演じ製作総指揮も担っていたジャック・ブラックですね。
ジャック・ブラックが出演している映画の中で私が観た作品としては、1995年公開映画「ウォーターワールド」と2005年公開映画「キング・コング」があります。
特に映画「キング・コング」でジャック・ブラックが演じた映画監督カール・デナムは、他の登場人物達を差し置いて「濃い」キャラクター性を存分に発揮していて強く印象に残ったものでした。
今作でもその演技は健在で、ガリバーの「濃い」キャラクター性と、最初はチキンだった性格から次第に成長を遂げていく様を存分に魅せてくれます。
それ以外の登場人物達は、全体的に「私はこういう役を演じています」というのが誰の目にも一目瞭然な「わざとらしい」雰囲気を前面に出している言動に終始していて、あえてやっていた一面もあるのでしょうけど「良くも悪くも子供向けな演出」という印象を受けましたね。

また作中では、作中では「スターウォーズ」「タイタニック」「アバター」などといった映画のパロディネタが披露されています。
「スターウォーズ」は物語冒頭でいきなりガリバーが「スターウォーズ」のキャラクターフィギュア相手にひとりで声の吹替芝居を始めますし、リリパット王国でガリバーのために作られた舞台でも上演されています。
「タイタニック」も「スターウォーズ」と同じくリリパット王国の舞台で上演され観客達の涙を誘い、またリリパット王国の街中には「アバター」ならぬ「ガバター」の宣伝用看板が掲げられていたりします。
一連の作品は、リリパット王国では全て「ガリバーがこれまで送ってきた人生のエピソード」として語られており、その流れをまとめると、
「悪の父親と直接対決を行い(スターウォーズ)、恋人を助けて海の藻屑と消え(タイタニック)、ガバターとして復活し(アバター)、そしてリリパット王国に流れ着く(今作)」
ということになっているようです。
よくもまあそんなヨタ話をガリバーは作れたものだと、そのホラ吹きぶりには逆に感心すらしてしまいましたね(苦笑)。

ガリバーが訪れたリリパット王国、およびリリパット王国と敵対関係にあるブレフスキュ国は、原作のそれと同じく「中世ヨーロッパ」的な雰囲気と文化を持つ国となっているはずなのですが、作中の描写を見る限り、恐るべき技術力と順応力を持っていることが分かります。
ガリバーのために現代風の家を建てたり、実用性のあるコーヒーメーカーやサッカーゲームを作ったり、ニューヨークの街並みを再現した上に電気まで引いてきたりと、短期間のうちに凄まじい変貌を遂げる順応性とそれを支える技術力が披露されています。
さらに物語後半になると、ガリバーがリリパット王国に持ち込んだ科学雑誌を元に、ブレフスキュ国で製造されたパワードスーツまでもが登場します。
このパワードスーツは、巨人であるはずのガリバーをはるかに凌駕する身長と腕力を誇り、「スターウォーズ」のR2D2モドキな姿から人型形態へトランスフォームできる能力まで持つという、現代世界でさえ達成できていないのではないかというレベルの技術が結集されています。
ガリバーが現代の文化を持ち込んだだけでは、ここまで飛躍的な発展を、しかも短期間でできるわけがないので、リリパット王国とブレフスキュ国は元々かなり高い文明水準を持っていたと考えるのが妥当なところでしょうか。

ストーリー的には、チキンな性格だったガリバーが成長していく過程、およびリリパット王国の王女メアリーとホレイショの恋愛話をメインに進行しており、良くも悪くも王道路線で分かりやすい構成になっている感じです。
ただ、物語終盤で展開されていた「戦争反対ミュージカル」だけは少々理解に苦しむものがありましたが(-_-;;)。
日本語吹替版で映画を観賞したこともあったのかもしれないのですが、踊りのリズムと日本語吹替による歌がまるで合っていなかったんですよね。
字幕版で観賞したらもう少し印象が変わってくるかもしれないのですが……。

子供向けおよびコメディ系のエンターテイメント作品が好きという方にはオススメできる映画ですね。


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