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日曜洋画劇場の名称改変に見られるテレビの映画放映の需要低下

テレビ朝日系列の「日曜洋画劇場」が消えるかもしれないと話題になっています。
現状の「日曜洋画劇場」枠の名称を、「日曜エンターテインメント(仮)」に変更するのだそうで↓

http://megalodon.jp/2013-0307-2022-46/mainichi.jp/mantan/news/20130306dyo00m200020000c.html
>  テレビ朝日は6日、4月期の改編説明会を開き、日曜午後9時からの「日曜洋画劇場」枠の名称を変更し、「日曜エンターテインメント(仮)」としてリニューアルすると発表した。45年の歴史を誇る洋画番組の名称を変更し、映画だけでなく、大型特別ドラマや豪華バラエティーなどのエンターテインメント番組も放送する。ただし、洋画を放送する際は「日曜洋画劇場」のタイトルは残すという。
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>  西新編成部長は「もちろん上質な映画は放送していきますが、映画以外にもプレミア感のあるエンターテインメントを投入していきたい。大型ドラマなどもかけていけたらと思っている」と説明。平城隆司取締役は
「昨今の洋画の興行成績(が振るわないから)なのか視聴率が取れなくなっている。12年度に期待して投入した大作がなかなか数字を取れていない」と背景を明かし、「前は固定のお客さんがいたが、なかなかうまくいかなくなってきた。とはいえ45年の歴史ある日曜洋画なので大切にしていきたい」と語った。
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同枠では、すでに映画以外の番組を放送しており、昨年7月の「とんねるずのスポーツ王は俺だ!真夏の猛特訓スペシャル」が17.8%、同9月の「無人島0円生活3時間スペシャル」も18.3%とそれぞれ高視聴率を記録しているが、映画とその他の番組の比率について平城取締役は「決めかねているが、日曜洋画を中心としているのは間違いない。放映権の値段などもあるので、どちらが良いかを探りながら、視聴者の方々の反応を見ながら決めたい」と説明している。(毎日新聞デジタル)

ただ、上記記事にもあるように、ここ最近は「日曜洋画劇場」の時間枠で全く別のテレビドラマやバラエティ番組を放映しているケースが結構あったりするので、今回の番組改編はその現状を追認しているだけではないかという感は否めないですね。
映画全体の興行収益自体は一頃に比べれば上向いている感はあるものの、それを牽引しているのは邦画であって洋画ではないのですし。
劇場公開の本数自体は洋画の方が未だ多いにもかかわらず、2012年の興行収益では邦画の比率が全体の65.7%を占めているありさま。
加えて、レンタルビデオやDVD価格そのものの下落などで、劇場公開のノーカット版が手に入りやすくなり、編集カットがバリバリに行われているテレビ放映に頼る必要性も薄くなっています。
その点では、テレビによる洋画の放映の需要が下がるのも、時代の必然的な流れであると言えるのかもしれませんね。

とはいえ、映画のテレビ放映を少なくしたところで、視聴者のテレビ離れが進んでいる現状では、そう遠くない時期にジリ貧に陥るのは目に見えているのですが。
バラエティに取って代われるだけの有力な番組構成を、テレビ局は未だ作れていないのが実情ですからねぇ。
出演者が違う以外は10年以上も昔の頃とまるで変わり映えのしないバラエティ番組構成も、いいかげん視聴者から盛大に飽きられてきているのではないと思えてならないところですし。
今のままでは、唯一の頼みの綱であるバラエティが凋落した時が同時にテレビ局の最期でもある、と言っても過言ではないでしょうね。


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2014年12月04日(木)04時35分 受信

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