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TBSが映画専門番組を18年半ぶりに復活

TBS系列の2012年4月の番組改変で、映画専門枠の番組が18年半ぶりに復活するとのことです。
番組名は「水曜プレミアシネマ」。

http://megalodon.jp/2012-0308-0854-58/www.cinematoday.jp/page/N0039893
>  [シネマトゥデイ映画ニュース] 29日、TBSは4月期の番組改編説明を東京・赤坂の放送センターで行い、18年半ぶりに映画専門枠を復活させることを明らかにした。番組名は「水曜プレミアシネマ」となり、4月4日から毎週水曜21:00の放送、長年苦戦を強いられてきたという同時間帯の底上げを狙う。
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TBSの映画枠としては、1993年に終了した「水曜ロードショー」以来18年半ぶりの映画専門枠新設となる同番組。同局では、特に水曜のゴールデン・プライム帯の視聴率で長年苦戦を強いられており、2ケタを取るのもやっとの状態だったというが、本番組でその改善を目指す。
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>  近年、テレビドラマの続編やコラボレーションによる自社出資映画が増加する中、同局も公開が迫る映画『劇場版 SPEC~天~』などを製作している。番組では、『ROOKIES -卒業-』などの人気邦画はもちろん、海外のヒット作をラインナップし、水曜日の固定ファン獲得を狙う。近年テレビ各局の映画枠に関しては、映画以外のスペシャルドラマと並行した放送が行われるなど、一時期に比べ明らかに減少傾向となっており、18年半ぶりのTBS映画専門枠の復活は、新旧映画ファンにとってうれしい知らせだろう。
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>  そのほか同局では、企画にバリエーションを持たせることにポイントを置いた昨年の10月改編の多様化を進め、各曜日の「タテの流れ」を意識した編成を展開予定。お笑いコンビさまぁ~ずの深夜番組がゴールデンに進出する「まさかのホントバラエティー イカさまタコさま」(水曜19:00)や、錦戸亮が現役アイドルの本人役として出演、実際のTBS番組とも積極的なかかわりを持っていく「パパはアイドル!(仮)」(木曜21:00)、中居正広と江角マキコ、AKB48が司会を務める音楽バラエティーなど、ドラマ・バラエティーにも強力なラインナップをそろえる。(編集部・入倉功一)
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> 「水曜プレミアシネマ」は4月4日 水曜21:00より放送開始予定

TBSにおける映画専門枠の復活は、単にTBS自体の衰退を示すのみならず、ここ最近の映画の隆盛とTVの凋落を象徴するものでもあるでしょう。
何しろ、TBSが映画専門枠を18年半ぶりに復活させる最大の理由は、「21時から放映されている自社製作のドラマ番組等で視聴率が取れない」ことにあるのですから。
まあ番組の制作費をケチりまくったり、特定層にしかウケない脚本によるストーリーが何度も披露されたりしては、むしろそうならない方が不思議ではあるのですが。
かつて映画を衰退に追いやったTVが、自身の衰退に歯止めをかけるために映画に頼らざるをえなくなる、というのは何とも皮肉な話で笑ってしまいますね。

ただ、今回の措置が果たして視聴率回復の一手となるかは正直微妙なところではありますね。
映画をTV放映する際、2時間という放映時間の枠内に映画を収める目的や、残虐描写や性描写等に対する規制が厳しいことなどから、シーンのあちこちがカットされてしまうことがよくあります。
しかし、映画館やレンタルDVDなどで作品を観賞すれば、全編ノーカットの内容を生で観ることができるのですし、そもそも余計なCMがたびたび入ることもないのですから、その点では映画館&レンタルDVDに対して圧倒的に不利と言えます。
年間に何本も映画を観るような人間であればあるほど、この問題は無視できないものになりますし、カットされる映像の中に重要な描写があろうものなら論外もいいところです。
そうでなくても、TV局による金太郎飴的な視聴率至上主義の番組作成によって、世間一般ではテレビ離れが著しく加速しているというのに。
如何にカットを少なくし、ウザいCMを上手く番組内にはめ込むかに、今回の企画の成否が左右されると言っても過言ではないのですが、果たして今のテレビ局にそんな柔軟性があるのかどうか、心許ない限りではあります。

逆に、昔と違って有利な点があるとすれば、テレビ局が主催して製作した映画というのが昔と比べて飛躍的に増えている点でしょうか。
映画「麒麟の翼」や2012年4月公開予定の映画「SPEC~天~」などのように「テレビドラマの続編が映画に進出した作品」や、映画「大奥」のように「映画→テレビドラマ→映画」という流れでコラボレーションを組んでいる作品など、昔だったらありえないような構成の映画が増えていますし、映画単独でもテレビ局が主催しているものが少なからず存在します。
それらの作品は当然、著作権料や放映料などがこれまでよりも安くなるでしょうから当然経費の削減にもなりますし、また映画とテレビの連携企画などもこれまでよりずっとやりやすくなり、そこから映画ファンを引き込むことも可能となるわけです。
日本テレビなどはこれで少なからぬ成功を収めていますし、TBSもこれにあやかったのではないのかなぁ、と。
さし当たっては、映画「大奥」が「水曜プレミアシネマ」で放映されるのはほぼ確実でしょうね。
「大奥」シリーズは、映画版も続編となるテレビドラマ版も全てTBS系列主催ですし。

TBSの試み、果たして成功しますかねぇ。


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