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ノルウェーの連続テロ事件とヨーロッパの移民問題

ノルウェーの首都オスロと、南部のウトヤ島で発生した連続テロ事件。
ヨーロッパ諸国では、国の文化に溶け込まない移民の存在が深刻な社会問題となっており、犯人と目されるアンネシュ・ブレイビクはそれに不満を抱いて今回の事件を起こしたと言われています。

http://megalodon.jp/2011-0724-0840-49/mainichi.jp/select/world/europe/news/20110724k0000m030131000c.html

日本でも、少子化問題と労働者不足の観点から移民受入の議論が活発化しています。
しかし、移民受入の先駆者であるはずのヨーロッパ諸国では、多文化主義に基づいた移民受入で多大な社会問題が頻発しており、国の政策としては「失敗」だったと政府首脳ですら認めざるをえなくなっています。
移民受入について実績のあるイギリスでさえ、移民の制限を公約に掲げるほどにまでなっているのです。
一時はイスラム過激派による犯行説も囁かれていた今回のテロ事件は、移民問題に苦しむヨーロッパの暗部を象徴する事件とも言えるのではないでしょうか?

ところで、この事件のことを知った時、私は創竜伝のこの記述を連想せずにはいられませんでしたね↓

創竜伝9巻 P201上段~下段
<バルーフ・ゴールドシュタインというユダヤ人がいた。ニューヨークに生まれ、イスラエルに移住した。彼は医師だったが、イスラム教徒の治療を拒否していた。一九九四年二月、彼は多額の生命保険に加入した上で、イスラム教の礼拝堂にはいっていった。そこでは多くのイスラム教徒たちが頭を床につけて神に祈っていた。むろん丸腰である。ゴールドシュタインは自動小銃を取り出し、祈っている人々の背中に銃弾をあびせた。四〇人以上の人々が殺された。「ヘブロンの虐殺」である。
 銃弾がつきたところで、ゴールドシュタインは激怒したイスラム教徒に包囲され、乱打をあびて死んだ。
彼は「死を恐れず、生命がけで」、神に祈っている人々を一方的に虐殺したのである。これは「何でも生命がけでやればえらい」という通俗道徳を信じる人々にとっては、なかなか厳しい返答であろう。やることの意味を考えずに生命を軽んじるような者は、異なる価値観を持つ者に利用されるのが落ちである。>

今回の事件の犯人も、上記のゴールドシュタインと似たり寄ったりな犯行を行っているわけですし、「信念ある1人の人間は(自らの)利益しか考えない10万人分もの力に値する」などという、いかにも田中芳樹が毛嫌いしそうな発言も披露したりしていますからねぇ。
今頃田中芳樹も、現在執筆中らしい薬師寺シリーズの新刊にこの事例を書き加えているところだったりするのでしょうか(苦笑)。


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