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ジュリアン・アサンジの保釈&マイケル・ムーアの支援表明

イギリスのロンドン高等法院が、逮捕されていたウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジを、「居場所を明確にする」「パスポートは警察に預ける」等の条件付で保釈を認める決定を下しました。
保釈金は24万ポンド(約3200万円)。

http://megalodon.jp/2010-1217-0012-41/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101216-00000164-jij-int

まあ、逮捕容疑からして「コンドーム不使用でセックスをした」などというスウェーデン国内法限定、しかもそれでさえも最高刑が罰金刑でしかないという、別件逮捕のモデルケースみたいなシロモノだったわけですからねぇ。
よくもまああんな容疑で国際指名手配までして逮捕したものだと、呆れるのを通り越して逆に感心すらしたくらいでしたが。
インターポールとしては、いっそ「できちゃった婚」は全て国際指名手配をして摘発する、みたいな方針をこの機会に打ち出せば却って一貫性も出てくるのですけど、どうせあんな法律を適用して被疑者を逮捕するという挙に出るのは今回だけでしょうからねぇ(-_-;;)。
まあさすがのインターポールもそこまでヒマではないのでしょうが、機密を漏洩されたメンツを何が何でも挽回せんとするアメリカに付き合わされて、インターポールも迷惑な話だったでしょうね。

また、アメリカの映画監督マイケル・ムーアがウィキリークスへの資金その他援助の提供を表明し話題となっています。
ジュリアン・アサンジの保釈金の一部を肩代わりする他、サイト運営の援助までするつもりなのだとか。

http://www.cinematoday.jp/page/N0029047

マイケル・ムーアといえば、アメリカの社会問題や時の政府の政策に何かと批判的で、そのための映画を数多く製作している人物として日本でも知られています。
コロラド州ジェファーソン郡のコロンバイン高校で起こった銃乱射事件を題材にしたドキュメンタリー映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」や、アメリカ同時多発テロにおけるブッシュ政権の対応を批判した映画「華氏911」、アメリカの医療問題を取り上げた映画「シッコ」などが代表作とされます。
「ハリウッド映画はアメリカ礼賛ばかり」などという巷に溢れている偏見混じりなアメリカ映画評をひとりで覆しているような人物であり、その過去の経歴を見れば、ウィキリークスを支援する意思を表明するのも分かろうというものでしょう。
世界各国で検閲や経済封鎖等の圧力に晒され、孤立無援の状態となっているウィキリークスにとっては心強い援軍となるのではないでしょうか。

ところで、ウィキリークスもさることながら、田中芳樹はマイケル・ムーアについてどんな評価を下していたりするのでしょうか?
田中芳樹は、過去に映画「インディペンデンス・ディ」を引き合いに出して「アメリカ人のセンスを笑いのネタにしている」と公言したくらいの「ハリウッド映画はアメリカ礼賛ばかり」説の信奉者ですし、またディズニー映画を「創造性がない」「過去の名作作品の流用でしかない」などと罵り倒したりするなど、アメリカ映画に対して相当なマイナス感情を抱いていることが伺えます。
それに対し、マイケル・ムーアはどちらかと言えばアメリカに対し批判的な人物であり、ことアメリカに関しては田中芳樹とかなり近い思想的傾向を有する一方、その存在自体が田中芳樹のアメリカ映画評を正面から粉砕する人物だったりします。
田中芳樹的には「肯定的に評価したいが、かといって下手に評価すると自分のこれまでの発言の正当性が失われてしまう」という、何とも複雑な立ち位置にいる人物なわけです。
案外、自分の発言を正当化するために「存在自体なかったことにする」かもしれないですけどね(笑)。


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