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投稿ログ454 (No.8510 - No.8523)

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board4 - No.8510

Re8509:どこが下劣なのですか?

投稿者:冒険風ライダー(管理人)
2010年08月22日(日) 16時12分

 まず、単純に事実を確認して頂きたいのですが。
 田中芳樹が結婚しているというのは田中芳樹本人から出された公式情報ですし、奥さんの存在についてインタビュー記事やコラムで言及していたのもこれまた田中芳樹自身の手によるものです。
 そして一方、21世紀に入ってその奥さんについて全く言及されていないという事実も「らいとすたっふ」社長氏の公式ブログから読み取れる情報です。
 その2つの「確定している事実」を元に「何故かくのごとき『気味の悪いミステリー的な』ことが起こっているのか?」と疑問を提議する行為が、それほどまでに悪趣味かつ下劣なことなのでしょうか?
 確かにネタがゴシップ的なものであることは否定しませんが、今回の件について憶測でものを書いてなど私は全くしていませんけどね。

 それに田中芳樹は、創竜伝12巻でこんなことを書いていたりするのですけどね↓

創竜伝12巻 P228上段~P229下段
<虹川がTVのスイッチをいれると、いきなりバラエティ番組の画面が切りかわって臨時ニュースがはじまった。
「……首相は急性脳溢血で倒れ、ただいま東京近辺の病院に緊急入院しております。入院のさい首相からの指示がありまして、農林水産大臣が首相臨時代理に指名されたとのことです。与党は本日中に最高幹部五人による会議をひらき、同大臣を後継首相として選出する予定です。くりかえしニュースをおつたえいたします……」
「何だあ!?」
 水池がうなった。蜃海も虹川も箸をとめて画面に見入る。いま東京のTV局では番組もつくれない状況なので、大阪のTV局が古い番組の再放送のあいまにニュースを流しているような状況だ。
「……なお首相の入院先および病状については、プライバシー保護のため公開されておりません」
 水池はあやうく口のなかのビールをTVに向けて噴射するところだった。
「聞いたか、プライバシー保護だとさ」
「首相が緊急入院して、入院先も病状も明らかにしない。これが先進国の話かね」
(中略)
「首相は入院先も病状もわからん。ということは実際問題として生死も不明ということだ。そうだろ? 政府が一方的に発表しているだけで、確認も証明もされてはいないんだからな」
「まあな」
「もしかして、こいつはクーデターじゃないのか」
「クーデター!?」
 水池と蜃海があきれたように口をそろえる。虹川は大まじめだった。
「富士山噴火のどさくさにまぎれて、密室での政変だ。無血クーデターといってもいいだろう」
「ふむ、まだ結論を出すのは早いが、それじゃまるで五〇年前の共産主義独裁国家だな。いや、いっそ一〇〇〇年前の中国か。二千年紀とも思えん話だ」>

 これから考えれば、かつての自身の病状について、ただ「体調不良」としか発表せず「入院先も病状も明らかにしない」田中芳樹もまた「いっそ一〇〇〇年前の中国か。二千年紀とも思えん話」なことを堂々とやらかしていることになりますし、ましてや、他ならぬ自分自身の奥さん(しかも自分の仕事に直接関わっていた経歴もある人物)のことについて、存在すらもなかったかのような扱いをしているのは奇妙奇天烈もいいところではありませんか。
 しかも、田中芳樹の病状や動向は、読者側からの視点で見れば、作品の「執筆スケジュール」に確実な影響を与えている極めて重要な事項です。実際、1999年と2009年に「体調不良」が遅筆の言い訳に使用された事例もあるのですから、その動向を調べて悪いことなどあるはずがないでしょう。それがイヤであれば、そもそも「個人のプライバシー」に基づいた情報を遅筆の言い訳などに使用すべきではありません。
 田中芳樹サイドがこういうスタンスを貫き通している以上、公式情報を元に田中芳樹個人の動向に疑問を呈する行為は読者として当然の権利であり、またそういう公式情報を「権利として」発信した作者側はそういうリスクを考慮し受け入れる「義務」があると私は断定します。
 これに何か問題でもあるというのでしょうか?

board4 - No.8513

サイト更新のお知らせ2010.09.01

投稿者:冒険風ライダー(管理人)
2010年08月31日(火) 15時05分

 サイトの更新を行いました。
 更新内容は以下の通りです。

田中芳樹を撃つ! | タナウツネット
・ らいとすたっふブログリンク集にブログ記事へのリンクを追加
・ 田中芳樹を撃つ!ザ・ベストおよび考察シリーズの更新。
・ 荒らし展示会「言論の墓場」に新規投稿追加収録
・ リンク登録検索エンジンのバージョンアップ(VT.2.12β→VT.2.12)
・ リンク登録検索エンジンに新規リンク32件追加

奇説珍説博物館 | トンデモミュージアム
・ 「唐沢俊一ウォッチング用語集」に新規用語を追加

唐沢俊一P&G博覧会2010年度版
・ コンテンツ「村崎百郎刺殺事件 相方にも追討する唐沢俊一」に関連リンクを追加
・ 新規コンテンツ「『熱写ボーイ』休刊 弱り目にたたり目のカラシュン」を追加
・ 新規コンテンツ「『中洲通信』検証 唐沢俊一の老化現象を語る」を追加
・ 新規コンテンツ「2010年夏コミ参加&唐沢俊一検証イベントレポート」を追加

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board4 - No.8514

Re:Re8504:アンネローゼの動向とレンネンカンプの立場

投稿者:しせい
2010年09月01日(水) 11時23分

> <これも、カイザーが健在だったからこそ、オーベルシュタインの暗黙の一押しが必要だったわけで、ラインハルト亡き後一気に旧同盟領を手中に収め、ロイエンタール・ミッターマイヤー体制に対抗する野心を抱かないとも限りませんし、その際は、カイザーに旧同盟領でゴタゴタが起きていることを知られたくないという制約もありませんから、ヤン本人に対して形式すら無視した抹殺というシナリオも有り得ますよね。>
>
>  レンネンカンプがそれをやるには手元の戦力があまりにも足りません。かつて保持していた艦隊も手元にない状態で一体何ができるのでしょうか?
>  それに「俺を殺せるものなら殺してみろ、俺が死んだら同盟も一緒に破滅だぞ」的な本人の発言にも現れているように、レンネンカンプの権力どころか生命さえも担保しているのはあくまでも「バーラトの和約」と帝国政府であり、帝国政府から弁務官の職と軍の階級を剥奪されてしまったら、自前の戦力に乏しい彼はその時点で破滅確定です。シュタインメッツ艦隊辺りに総攻撃をかけられるか、同盟政府に八つ裂きにされるか、どちらか好きな方を選んで下さい状態ですね。
>  それ以前に、これはレンネンカンプのみならず帝国の高官全てに言えることですが、ラインハルトが暗殺され、帝国に政変が起こった時点で、最優先の関心事項は帝国中央の動向にならざるをえません。下手すればそれが自分の今後にも大きく関わってくる可能性だってありえるのですから当然のことです。そんな状態の中で、原作のような「平地に乱を起こす」ような行動に出たら、すぐさまそれを口実に処断されてしまう、ということくらい、よほどのバカでもない限りは誰もが痛感せざるをえないところでしょう。
>  すくなくとも自分の職と軍の階級が保証される、と確信できるまでは、レンネンカンプも「事なかれ主義」に徹するしかありませんし、それが達成された後も、自前の戦力が乏しいことも相まって、レンネンカンプの立場は原作のそれと全く変わらないと思われるのですが、どうでしょうか。

オーベルシュタインが煽らないのですから、かえって、
考察1の3のある、シビリアン・コントロールの矛盾にある
>同盟の国防軍基本法における職権濫用にあたり、また背任横領罪と公文書偽装の罪というにもあたります(銀英伝6巻 P132)。
(中略)
>上記のような「違反行為」を列挙することで、レンネンカンプは、ヤンを合法的に逮捕する事がができたのです。
>しかもその「罪状」には「シビリアン・コントロールの逸脱」というオマケまでつきます。ヤンの民主主義思想に対する大ダメージとなったことは疑いの余地がないでしょう。同盟市民にも、ヤンの民主主義思想が全くの偽りであるという印象が与えられたかもしれません。何も「反和平活動防止法」などという「事後法」を使わずとも、この方がはるかに効果的ではありませんか。完全に事実なのですし、法的にも万全なのですからヤンもさぞかし困る事でしょう。

が実現するのではないでしょうか。

ほかに2つネタを考えてみました。

その1。
キュンメル事件は7月6日におこり、史実では10日にユリアンは地球の土を踏んでますが、ラインハルト暗殺に地球教が関与していると9日までに帝国が発表するでしょうか?
発表した場合、ユリアンは地球巡礼を延期(中止?)するでしょうか。やはり地球に行くでしょうか?

その2。
また、史実では16日にはレサヴィク星域において破壊・解体の道をたどるはずであった同盟軍の艦船1,000隻以上が、強奪される。という事件が起こってますが、これについて
1.破壊・解体は延期されるでしょうか、予定通り行われるでしょうか。
2.予定通り行われたばあい、帝国を刺激しないほうがいい、ということで強奪は中止されるでしょうか?

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board4 - No.8515

Re8514:IFのレス2

投稿者:冒険風ライダー(管理人)
2010年09月02日(木) 12時36分

<オーベルシュタインが煽らないのですから、かえって、
考察1の3のある、シビリアン・コントロールの矛盾にある
(中略)
が実現するのではないでしょうか。>

 前にも言いましたが、ラインハルトが暗殺されたという時点で、レンネンカンプも同盟に内政干渉するどころではなくなってしまうのではないでしょうか。帝国の体制がどうなるかで、今後の自分の動向や地位も左右されることになるわけですし。
 すくなくとも帝国の体制がある程度安定し、自分の安全が確認されるまでは、レンネンカンプも慎重にならざるをえないのではないかと。

 また、レンネンカンプには帝国の代表として同盟政府と交渉したり、同盟政府の諸議会全てに同席し内容を傍聴する権利はあっても、同盟政府に直接命令を下したり意見を述べたりする権限までは備わっていません。
 たとえヤンの行動にどれだけ疑わしいものがあったとしても、レンネンカンプ自身はヤンを直接逮捕・殺害する法的根拠がないわけですし、だからといって同盟政府に「ヤンを逮捕しろ」と要求することもできないのです。だからこそ、史実のレンネンカンプの「バーラトの和約に基づかない」内政干渉行為は帝国でも大問題となったわけで。
 レンネンカンプにそういう制約がある以上、ラインハルト暗殺という状況で同盟政府を直接動かすのは非常に難しいと言わざるをえないでしょう。
 そして同盟政府は、史実でもレンネンカンプの内政干渉という圧力があるまでは動こうとすらしなかったわけですから、案外、ヤンの安全は保証されていた可能性が高いのではないかと。

<キュンメル事件は7月6日におこり、史実では10日にユリアンは地球の土を踏んでますが、ラインハルト暗殺に地球教が関与していると9日までに帝国が発表するでしょうか?
発表した場合、ユリアンは地球巡礼を延期(中止?)するでしょうか。やはり地球に行くでしょうか?>

 帝国の体制を変更しなければならないわけですし、下手に発表して宇宙規模の政治的混乱が起こることは避けたいでしょうから、わずか3日で真相の発表はさすがにしないのでは?
 アンネローゼを説得し、女帝に即位させるにしても1ヶ月はゆうにかかりそうですし、それがこじれでもしたらさらに長い時間がかかるでしょうから。
 地球教の討伐自体は、暗殺の成功失敗を問わず犯人が判明するわけですから、史実と同じように行われるでしょうけど。

<また、史実では16日にはレサヴィク星域において破壊・解体の道をたどるはずであった同盟軍の艦船1,000隻以上が、強奪される。という事件が起こってますが、これについて
1.破壊・解体は延期されるでしょうか、予定通り行われるでしょうか。
2.予定通り行われたばあい、帝国を刺激しないほうがいい、ということで強奪は中止されるでしょうか?>

 「1」は予定通り行われるでしょう。同盟は帝国ほど緊急事態な状況にはありませんし、最高評議会が「あの」レベロでは、ここで機転を利かすみたいなことができるようには思えませんから。
 史実でも、当時艦船破棄の責任者でありながら少なからぬ書類改竄行為で多くの艦船を温存させていたチュン・ウー・チェンが、この時「だけ」はきちんと破壊行為を行おうとしていたわけですし。
 また、この時期はおそらく帝国側で徹底した報道管制が敷かれるでしょうから、「帝国で何か異変があった」的なことは漠然と掌握できても、具体的な内容までは同盟側の人間には分からないのではないでしょうか。
 そうなると、「2」のメルカッツらによる艦船強奪も、これまた予定通り行われることになりそうです。

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board4 - No.8516

Re:Re8514:IFのレス2

投稿者:S.K
2010年09月04日(土) 18時26分

>  前にも言いましたが、ラインハルトが暗殺されたという時点で、レンネンカンプも同盟に内政干渉するどころではなくなってしまうのではないでしょうか。帝国の体制がどうなるかで、今後の自分の動向や地位も左右されることになるわけですし。
>  すくなくとも帝国の体制がある程度安定し、自分の安全が確認されるまでは、レンネンカンプも慎重にならざるをえないのではないかと。
>
 いや「ヤン・ウェンリーって何によらず『帝国の害悪』
だろ?」と私怨でレンネンカンプが暴走してしつこく
情報収集に努めて「ヤンの弱み」にたどり着く可能性は
残されれているのでは?
 ここらへんレンネンカンプの権限内でもまだできる事
ですし。

>  また、レンネンカンプには帝国の代表として同盟政府と交渉したり、同盟政府の諸議会全てに同席し内容を傍聴する権利はあっても、同盟政府に直接命令を下したり意見を述べたりする権限までは備わっていません。

>  レンネンカンプにそういう制約がある以上、ラインハルト暗殺という状況で同盟政府を直接動かすのは非常に難しいと言わざるをえないでしょう。
>  そして同盟政府は、史実でもレンネンカンプの内政干渉という圧力があるまでは動こうとすらしなかったわけですから、案外、ヤンの安全は保証されていた可能性が高いのではないかと。
>
 むしろ「ラインハルト暗殺」のドサクサと帝国内の混乱が
この時はレンネンカンプの暴走を許してしまうのではないで
しょうか?
 逆に「今後の帝国」にレンネンカンプにも投票権があるなら
「ここで『奇禍おくべし』との処断をして何がまずいのか」
とも主張できる訳ですし。

>  帝国の体制を変更しなければならないわけですし、下手に発表して宇宙規模の政治的混乱が起こることは避けたいでしょうから、わずか3日で真相の発表はさすがにしないのでは?
>  アンネローゼを説得し、女帝に即位させるにしても1ヶ月はゆうにかかりそうですし、それがこじれでもしたらさらに長い時間がかかるでしょうから。
>  地球教の討伐自体は、暗殺の成功失敗を問わず犯人が判明するわけですから、史実と同じように行われるでしょうけど。

 むしろ「社会治安の敵=地球教」のコンセプトが既に
成り立っている道理ですから「ユリアンの暗躍の隙なく
帝国が地球教討伐」という図式もあるかもしれませんね。
>
>
> <また、史実では16日にはレサヴィク星域において破壊・解体の道をたどるはずであった同盟軍の艦船1,000隻以上が、強奪される。という事件が起こってますが、これについて
> 1.破壊・解体は延期されるでしょうか、予定通り行われるでしょうか。
> 2.予定通り行われたばあい、帝国を刺激しないほうがいい、ということで強奪は中止されるでしょうか?>

>
>  「1」は予定通り行われるでしょう。同盟は帝国ほど緊急事態な状況にはありませんし、最高評議会が「あの」レベロでは、ここで機転を利かすみたいなことができるようには思えませんから。
>  史実でも、当時艦船破棄の責任者でありながら少なからぬ書類改竄行為で多くの艦船を温存させていたチュン・ウー・チェンが、この時「だけ」はきちんと破壊行為を行おうとしていたわけですし。
>  また、この時期はおそらく帝国側で徹底した報道管制が敷かれるでしょうから、「帝国で何か異変があった」的なことは漠然と掌握できても、具体的な内容までは同盟側の人間には分からないのではないでしょうか。
>  そうなると、「2」のメルカッツらによる艦船強奪も、これまた予定通り行われることになりそうです。

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board4 - No.8517

Re8516:IFのレス3

投稿者:冒険風ライダー(管理人)
2010年09月05日(日) 06時52分

<いや「ヤン・ウェンリーって何によらず『帝国の害悪』
だろ?」と私怨でレンネンカンプが暴走してしつこく
情報収集に努めて「ヤンの弱み」にたどり着く可能性は
残されれているのでは?
 ここらへんレンネンカンプの権限内でもまだできる事
ですし。>

 合法的な範囲内で「しつこく情報収集に努め」るのは暴走とは言わないのでは? たとえば、バーミリオン会戦当時におけるヤン艦隊の公式書類や記録を調べてみたいから提出しろ、と同盟政府に要求するのは、別に非合法な行為ではないですし。
 そしてヤン側でも、例の「シャーウッドの森」をでっち上げる際には、公式書類や記録の偽造について、ちょっとやそっとでは何も分からないような工作くらいは当然行っているでしょう。元々銀英伝世界では、撃沈が確認できていない艦艇は全て「行方不明」扱いせざるをえないという事情もあるのですし、公式書類や記録の偽造を見破るのは難しいのではないかと。
 また、たとえばメルカッツ艦隊の生き残りを探し出してヤンが反帝国的な行為を行っていた証拠とするにしても、レンネンカンプの立場でそれをやるためにはシュタインメッツの協力が必要不可欠なんですよね。弁務官当時のレンネンカンプは、自身を警護するための陸上戦力しか掌握していないのですし。
 そして、階級が同格であるシュタインメッツの協力を仰ぐためには、自分が疑惑を抱くに至った理由と経緯の説明くらいはきちんと行わなければなりませんし、それができるのであれば、そもそも「暴走」とは言わないでしょう。史実のレンネンカンプはそれすらもやっていなかったのですけどね。

<むしろ「ラインハルト暗殺」のドサクサと帝国内の混乱が
この時はレンネンカンプの暴走を許してしまうのではないで
しょうか?
 逆に「今後の帝国」にレンネンカンプにも投票権があるなら
「ここで『奇禍おくべし』との処断をして何がまずいのか」
とも主張できる訳ですし。>

 前にも言いましたが、弁務官当時のレンネンカンプには直接指揮下にある独自の兵力といったものがほとんどありませんので、ラインハルトの有無に関わらず、帝国政府から離脱するといった類の独立行動に出ることができません。
 そしてラインハルトを失った帝国政府はゴタゴタを収拾するだけで当面は精一杯という状況となりますし、そんな状況下で、史実でさえ問題となった「平地に乱を起こす」かのごとき言動が果たして歓迎されるのでしょうか?
 下手に帝国政府の意向に反した独自行動をとって帝国政府から罷免されてしまったら、その瞬間からレンネンカンプと地位どころか身の安全すらも保証するものがなくなってしまうのですよ。映画「ロボコップ」1作目のラストでオムニ社の会長から「お前はクビだ!」と言われた直後に射殺されてしまった副社長と同じ運命を辿ることになるでしょう。
 ただでさえ帝国中央の動向が不安定な時期に、そんな愚行をレンネンカンプが起こすとは思えないのですが……。

<むしろ「社会治安の敵=地球教」のコンセプトが既に
成り立っている道理ですから「ユリアンの暗躍の隙なく
帝国が地球教討伐」という図式もあるかもしれませんね。>

 「地球教もろとも地球そのものをまるごと消し飛ばす」的な行動に帝国軍が出ない限り、そちらの動向はあまり変わらないのでは? キュンメル事件とユリアン達の地球潜入はほとんど同時期に行われていますし。
 史実だってユリアン達は帝国軍に協力しているわけですし、その辺はあまり影響ないのではないかと思うのですけど。

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board4 - No.8518

Re:Re8516:IFのレス3

投稿者:S.K
2010年09月05日(日) 20時00分

> <いや「ヤン・ウェンリーって何によらず『帝国の害悪』
>  合法的な範囲内で「しつこく情報収集に努め」るのは暴走とは言わないのでは?

「軍の要人として『私憤の公憤への取り繕ったスライド』
というのはどうか」というニュアンスで「暴走」と表現
しましたが、このあたりは意味が伝われば特にこだわり
ません。

たとえば、バーミリオン会戦当時におけるヤン艦隊の公式書類や記録を調べてみたいから提出しろ、と同盟政府に要求するのは、別に非合法な行為ではないですし。
>  また、たとえばメルカッツ艦隊の生き残りを探し出してヤンが反帝国的な行為を行っていた証拠とするにしても、レンネンカンプの立場でそれをやるためにはシュタインメッツの協力が必要不可欠なんですよね。弁務官当時のレンネンカンプは、自身を警護するための陸上戦力しか掌握していないのですし。
>  そして、階級が同格であるシュタインメッツの協力を仰ぐためには、自分が疑惑を抱くに至った理由と経緯の説明くらいはきちんと行わなければなりませんし、それができるのであれば、そもそも「暴走」とは言わないでしょう。

 確かに「何でもいいからヤン関係の不透明な疑惑があれば
軍務省か宇宙艦隊司令部に報告して伺いを立てる」以外の手
はレンネンカンプにはないでしょう。

>史実のレンネンカンプはそれすらもやっていなかったのですけどね。

 まああれはオーベルシュタイン曰くの「犬の餌」を独占して
ローエングラム王朝下で軍人として双璧に並ぶという色気を
出していましたしオーベルシュタインも故意にそう誘導して
いましたし。
>
>  前にも言いましたが、弁務官当時のレンネンカンプには直接指揮下にある独自の兵力といったものがほとんどありませんので、ラインハルトの有無に関わらず、帝国政府から離脱するといった類の独立行動に出ることができません。
>  そしてラインハルトを失った帝国政府はゴタゴタを収拾するだけで当面は精一杯という状況となりますし、そんな状況下で、史実でさえ問題となった「平地に乱を起こす」かのごとき言動が果たして歓迎されるのでしょうか?
>  下手に帝国政府の意向に反した独自行動をとって帝国政府から罷免されてしまったら、その瞬間からレンネンカンプと地位どころか身の安全すらも保証するものがなくなってしまうのですよ。映画「ロボコップ」1作目のラストでオムニ社の会長から「お前はクビだ!」と言われた直後に射殺されてしまった副社長と同じ運命を辿ることになるでしょう。
>  ただでさえ帝国中央の動向が不安定な時期に、そんな愚行をレンネンカンプが起こすとは思えないのですが……。

 流石に「『占領地の治安維持と不穏の検挙』は高等弁務官の
職責の内である。平地と見まごう泥濘の窪みに帝国が足を
とられる危険を看過はできない」くらいの弁明はレンネン
カンプにも可能かつ社会的にも許容せざるを得ないのでは。
 悪くても他提督に職責を譲って帝国本国で発言の意図と根拠
を説明する義務を負うくらいで、ならばここで双璧に取り返し
のつかない水をあけられるよりは、ヤンへの意趣返しをかねた
博打に出るのもそれなりにレンネンカンプ本人的には意味が
あるのでは。

>  「地球教もろとも地球そのものをまるごと消し飛ばす」的な行動に帝国軍が出ない限り、そちらの動向はあまり変わらないのでは? キュンメル事件とユリアン達の地球潜入はほとんど同時期に行われていますし。
>  史実だってユリアン達は帝国軍に協力しているわけですし、その辺はあまり影響ないのではないかと思うのですけど。

 考えてみればそうでした。
 逆に「ラインハルト暗殺成功」に浮かれる地球教本拠で
もっと大きな収穫なり功績なりをあげる可能性の方がまだ
ありそうですね。

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board4 - No.8519

Re8518:レンネンカンプと密告者達の心理

投稿者:冒険風ライダー(管理人)
2010年09月06日(月) 12時28分

<流石に「『占領地の治安維持と不穏の検挙』は高等弁務官の
職責の内である。平地と見まごう泥濘の窪みに帝国が足を
とられる危険を看過はできない」くらいの弁明はレンネン
カンプにも可能かつ社会的にも許容せざるを得ないのでは。
 悪くても他提督に職責を譲って帝国本国で発言の意図と根拠
を説明する義務を負うくらいで、ならばここで双璧に取り返し
のつかない水をあけられるよりは、ヤンへの意趣返しをかねた
博打に出るのもそれなりにレンネンカンプ本人的には意味が
あるのでは。>

 史実のレンネンカンプの暴走って、「双璧に追いつき追い越したい」的な出世欲も相当なまでに絡んでいましたよね(だからこそオーベルシュタインの煽りが有効だったわけですし)。その観点から言ったら「他提督に職責を譲って帝国本国で発言の意図と根拠を説明する義務を負う」などというシナリオは、レンネンカンプにとっては最悪もいいところなのでは?
 また、そもそもレンネンカンプが暴走するに至った最初のきっかけは、メルカッツらの艦船奪取後に「ヤンに不穏の動きがある」という密告状が届けられたことにあるのですが、彼らの目的は「同盟を見捨ててヤンを売り飛ばし帝国への忠義を示す」ことにあります。しかし、ラインハルト暗殺後の不安定な帝国に対してそこまでの魅力を感じるものなのでしょうか?
 ラインハルト暗殺は、当然密告者達にも相当な衝撃を与えるでしょうし、彼らも帝国中央の動向を確認するまでは、当面様子見を決め込まざるをえないのではないかと思うのですが。

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board4 - No.8520

Re:Re8518:レンネンカンプと密告者達の心理

投稿者:S.K
2010年09月06日(月) 19時36分

>  史実のレンネンカンプの暴走って、「双璧に追いつき追い越したい」的な出世欲も相当なまでに絡んでいましたよね(だからこそオーベルシュタインの煽りが有効だったわけですし)。その観点から言ったら「他提督に職責を譲って帝国本国で発言の意図と根拠を説明する義務を負う」などというシナリオは、レンネンカンプにとっては最悪もいいところなのでは?

 勿論「でっち上げしか弾がない」状態で博打に出れば最悪の
結果は覚悟するしかないでしょうし、この場合の「最悪」って
少なくとも「自殺」「銃殺」といった「『お前はクビだ』の
社長辞令でセイフティを解除され人間としての義憤をロボコップ
=マーフィに叩き付けられ横死したオムニ社副社長」よりは
マシなのでは?
 第一原作でも確か「悪意の沼地と偏見の荒野を突破して
実は真実にほど近いところに着眼していた」のがレンネンカンプ
ですので「絶対外す」という博打でもないかとも思います。
 それにあまりにキツイ懲罰も、ラインハルト死後に誰が暫定
トップであれ不安定な帝国の結束をこれはこれで揺らがせる結果
になるのでは?という疑念もあります。

>  また、そもそもレンネンカンプが暴走するに至った最初のきっかけは、メルカッツらの艦船奪取後に「ヤンに不穏の動きがある」という密告状が届けられたことにあるのですが、彼らの目的は「同盟を見捨ててヤンを売り飛ばし帝国への忠義を示す」ことにあります。しかし、ラインハルト暗殺後の不安定な帝国に対してそこまでの魅力を感じるものなのでしょうか?
>  ラインハルト暗殺は、当然密告者達にも相当な衝撃を与えるでしょうし、彼らも帝国中央の動向を確認するまでは、当面様子見を決め込まざるをえないのではないかと思うのですが。

 それでももう同盟の国力・国情がそんな帝国にさえ抗い得ない
レベルの代物なのも現実でしょうし、これはあくまで可能性に
留まりますが「それでも同盟よりマシな現帝国に恩を売って
『第二のトリューニヒト』を目指す志の低い政府軍部の高官」
というのは存在しうるのではないかと予想します。

親記事No.8499スレッドの返信投稿
board4 - No.8521

Re8520:レンネンカンプと密告者達の心理2

投稿者:冒険風ライダー(管理人)
2010年09月07日(火) 10時47分

<勿論「でっち上げしか弾がない」状態で博打に出れば最悪の
結果は覚悟するしかないでしょうし、この場合の「最悪」って
少なくとも「自殺」「銃殺」といった「『お前はクビだ』の
社長辞令でセイフティを解除され人間としての義憤をロボコップ
=マーフィに叩き付けられ横死したオムニ社副社長」よりは
マシなのでは?
 第一原作でも確か「悪意の沼地と偏見の荒野を突破して
実は真実にほど近いところに着眼していた」のがレンネンカンプ
ですので「絶対外す」という博打でもないかとも思います。>

 いや、レンネンカンプは「死」を恐れてはいないようですし、一方では地位や名誉といったものにやたらとこだわる性格の持ち主のようなので(でなければ「ピエロな自分を恥じて自殺」はしないでしょう)、左遷だの降格だの処刑だのといった「帝国から下される処罰」は何よりも警戒せざるをえないのでは?
 帝国から地位を剥奪された挙句に殺されても「武人の名誉」にも何にもなりはしませんからねぇ。しかも「自業自得な独断専行」の結果だったとすればなおのこと。
 あと、レンネンカンプがヤン処断に動きたがったとしても、ラインハルト暗殺後の帝国政府が「当面は帝国内を掌握するのに精一杯だから、対外戦争をやるどころではないしゴタゴタは避けたい」と日和見を決め込む可能性も充分にありえるんですよね。史実でさえ問題だったレンネンカンプの行動は、ラインハルト暗殺後だとさらに帝国政府関係者から忌避される可能性が高いのではないでしょうか。

<それにあまりにキツイ懲罰も、ラインハルト死後に誰が暫定
トップであれ不安定な帝国の結束をこれはこれで揺らがせる結果
になるのでは?という疑念もあります。>

 上でも述べたように、処刑とはいかないまでも、左遷や降格処分が下されるというだけでレンネンカンプにとっては「死」以上の屈辱でしかありえないでしょう。
 しかも、史実レベルの暴走であれば、レンネンカンプの自業自得でしかないのですし。

<それでももう同盟の国力・国情がそんな帝国にさえ抗い得ない
レベルの代物なのも現実でしょうし、これはあくまで可能性に
留まりますが「それでも同盟よりマシな現帝国に恩を売って
『第二のトリューニヒト』を目指す志の低い政府軍部の高官」
というのは存在しうるのではないかと予想します。>

 必要最低限、ラインハルト暗殺後の帝国がどのような体制を構築するかが分からないと、「同盟よりマシ」かどうかの判断もできないでしょう。最悪、ラインハルト暗殺後の帝国が四分五裂の内戦状態に陥らないとも限らないのですから。
 また、最高権力を誰が持つのかが分からないと、同盟を手土産に裏切りたくても「誰に取り入れば良いのか」も分からない状態となるでしょう。密告者達が自殺願望者でもない限り、彼らが史実通りの行動に出るにしても、その辺りの見極め程度はきちんと行わないとマズいのではないかと。

親記事No.8499スレッドの返信投稿
board4 - No.8522

Re:Re8520:レンネンカンプと密告者達の心理2

投稿者:S.K
2010年09月07日(火) 19時06分

>  いや、レンネンカンプは「死」を恐れてはいないようですし

 それはますます投機的行動の危険があるのでは?

>一方では地位や名誉といったものにやたらとこだわる性格の持ち主のようなので(でなければ「ピエロな自分を恥じて自殺」はしないでしょう)、左遷だの降格だの処刑だのといった「帝国から下される処罰」は何よりも警戒せざるをえないのでは?

「何故地位や名誉にこだわるのか」と言えば、
「自身が帝国に貢献した象徴」だからであり
「死を恐れない」のもそのあたりの心性の発露
でしょう。
 であれば、「正しい(つもりの)事をした」上で
「帝国の弱味(人質)」にもならず「「忠言を呈した」
レンネンカンプに主観的に疚しい所は全くなく、
従って「死刑以外の(彼個人にとって)不当な性分が
下されても(彼の)正義が明白化するまで忍従する
事はさほど無理とも思えません。

>  あと、レンネンカンプがヤン処断に動きたがったとしても、ラインハルト暗殺後の帝国政府が「当面は帝国内を掌握するのに精一杯だから、対外戦争をやるどころではないしゴタゴタは避けたい」と日和見を決め込む可能性も充分にありえるんですよね。史実でさえ問題だったレンネンカンプの行動は、ラインハルト暗殺後だとさらに帝国政府関係者から忌避される可能性が高いのではないでしょうか。
>
「しばらく泳がせておけ。卿の慧眼は良く判った」という
評価は一事左遷させるにしても悪くない落とし所の評価で
かつ今帝国が対同盟に動かずに済む大義名分になるかと
思います。

>  必要最低限、ラインハルト暗殺後の帝国がどのような体制を構築するかが分からないと、「同盟よりマシ」かどうかの判断もできないでしょう。最悪、ラインハルト暗殺後の帝国が四分五裂の内戦状態に陥らないとも限らないのですから。
>  また、最高権力を誰が持つのかが分からないと、同盟を手土産に裏切りたくても「誰に取り入れば良いのか」も分からない状態となるでしょう。密告者達が自殺願望者でもない限り、彼らが史実通りの行動に出るにしても、その辺りの見極め程度はきちんと行わないとマズいのではないかと。

「先輩(トリューニヒト)に相談する」というのはひとつの
手段ではないでしょうか。
 少なくともその利の聡さと行動力は間違いない物ですし
「利用価値」さえ手土産に持参できれば粗略にはされないかと。

親記事No.8499スレッドの返信投稿
board4 - No.8523

Re8522:IFのレス4

投稿者:冒険風ライダー(管理人)
2010年09月08日(水) 16時12分

<それはますます投機的行動の危険があるのでは?>

 さすがのレンネンカンプも「醜態を晒して死にたい」とまでは考えていないでしょう。帝国からの左遷や降格処分等が「醜態」であると自覚できる程度の分別くらいはあるでしょうし、「帝国に見捨てられて殺されたら醜態の極み」という打算を巡らすくらいのことは可能なのではないかと。
 レンネンカンプは「死」を恐れないにしても「自暴自棄」な性格ではないですし、オーベルシュタインばりに自己を犠牲にして事を為そうと考えられるような人物でもありません。
 だからこそ、「地位や名誉への執着心」と「自己保身」から様子見を決め込む、ということになるのではないかと私は思うのですが。

<「何故地位や名誉にこだわるのか」と言えば、
「自身が帝国に貢献した象徴」だからであり
「死を恐れない」のもそのあたりの心性の発露
でしょう。
 であれば、「正しい(つもりの)事をした」上で
「帝国の弱味(人質)」にもならず「「忠言を呈した」
レンネンカンプに主観的に疚しい所は全くなく、
従って「死刑以外の(彼個人にとって)不当な性分が
下されても(彼の)正義が明白化するまで忍従する
事はさほど無理とも思えません。>

 レンネンカンプが「忠言」などという芸当ができる人間なら、そもそも史実のような暴走行為自体やらかしていないのでは? 何しろ、史実のラインハルト相手にすら「ヤンは帝国にとって危険だから殺せ」と「忠言」することすらできなかったくらいなのですし。
 帝国の体制が変わったところで、レンネンカンプと帝国政府の関係は全く変わりようがないわけですし、ラインハルトと同様に「忠言」なんてできないのではないかと。

<「先輩(トリューニヒト)に相談する」というのはひとつの
手段ではないでしょうか。
 少なくともその利の聡さと行動力は間違いない物ですし
「利用価値」さえ手土産に持参できれば粗略にはされないかと。>

 そういえば、キュンメル事件時、トリューニヒトはケスラーによって警護と称して軟禁されていたはずですが、ラインハルトが暗殺された場合、彼の身柄は保証されるのでしょうか?
 下手すると、地球教の一味として有無をも言わさず殺されてしまう可能性も否定できないのではないでしょうか。トリューニヒトがいかに抗弁しようが、地球教とトリューニヒトが提携していたのは事実なのですし。

 あと、レンネンカンプの暴走にはオーベルシュタインの煽りも一要素として存在するのですが、ラインハルト暗殺後にオーベルシュタインがレンネンカンプを煽る余裕などあるのでしょうか?
 こちらはこちらで、暗殺後のゴタゴタを収拾するだけで手一杯になってしまうのではないかと。

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